JPH0722968Y2 - ガス中終端部ガス漏れ点検ケ−ス - Google Patents

ガス中終端部ガス漏れ点検ケ−ス

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JPH0722968Y2
JPH0722968Y2 JP9276687U JP9276687U JPH0722968Y2 JP H0722968 Y2 JPH0722968 Y2 JP H0722968Y2 JP 9276687 U JP9276687 U JP 9276687U JP 9276687 U JP9276687 U JP 9276687U JP H0722968 Y2 JPH0722968 Y2 JP H0722968Y2
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gas
tube
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epoxy insulator
joint surface
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JP9276687U
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Inventor
利隆 森
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昭和電線電纜株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、電力ケーブルの終端接続部(終端接続箱)の
点検装置に関するものであり、特にガス中終端部の組立
後のガス漏れを点検するために使用されるガス漏れ点検
ケースに関するものである。
従来の技術及び問題点 従来、ケーブル終端接続部の小型化が可能で、SF6を使
用した縮小形開閉装置(遮断器)にケーブルを接続する
場合等にガス中終端部が頻繁に利用されている。
第2図は、SF6を使用した開閉装置1を示す。該開閉装
置1は底板2と、概略円筒形状のケース4とを有し、両
者はボルト6にて気密に固着される。ガス中終端部100
はその胴管取付けフランジ部102が底板2にボルト(図
示せず)にて取付けられる。フランジ部102と底板2と
の接合面には、第3図に図示されるように、O−リング
等のシール部材104が設けられ、ケース4内に充填され
たSF6ガスが該接合部から漏れないように構成される。
このように構成された開閉装置においては、一般に、ケ
ース4内に充填されたSF6ガスが組立後のガス中終端部1
00内へと漏れ入るのを防止するために、開閉装置を組立
た後ガス中終端部のガス漏れ試験が行なわれている。
更に説明すると、第3図に図示されるように、エポキシ
がい管106は、その下端部が、該がい管106の外周囲に接
着剤等にて一体に固着された取付け金具108をボルト110
にて胴管フランジ部102に固定することにより取付けら
れる。又、ガス中終端部のエポキシがい管106と前記胴
管フランジ部102との接合面にはシール部が設けられ
る。このシール部は、通常、油用O−リング112a及びガ
ス用O−リング112bからなるシール部材112にて形成さ
れ、ケース4内に充填されたSF6ガスが該接合部から終
端部内へと侵入しないようにされている。しかしなが
ら、ガス中終端部へのガス漏れは、ガス中終端部のエポ
キシがい管106と前記胴管フランジ部102との接合面から
生じる。従つて、一般に、胴管フランジ部102に、前記
接合面に到達する透孔114を穿設し、該透孔114に気密点
検管116を装着して該接合面を介してのガス漏れが検査
されている。
従来、このようなガス漏れ試験を行なうには、第4図に
図示されるように、本来のケース4と類似の、つまり概
略円筒形状の第1のケース4aと、該第1のケースの下方
に適合される環状の第2のケース4bから成る仮のケース
を作製し、ガス中終端部100を内部に収容するように
し、次いで内部にSF6ガスを充填し、前記気密点検管116
を利用してガス漏れ試験が行なわれていた。
しかしながら、(1)仮ケース4a、4bは一般に鉄製であ
り、重量も150Kgと大であり、作業性が悪く、(2)仮
ケースの内容積が大であり、該仮ケース内に充填するべ
く高価なSF6ガスの量が大量に必要とされ、又、(3)
ガス中終端部は仮ケース内に完全に入つてしまうので、
該ガス中終端部の導体引出し棒200からの該ガス中終端
部本体の真空引き作業が、ガス漏れ試験の後でないと行
ない得ず、作業性が悪い、等の所問題を有していた。
考案の目的 本考案の目的は、重量が大である仮ケースを必要とせ
ず、極めて効率良くガス漏れ試験を行なうことのできる
ガス中終端部ガス漏れ点検ケースを提供することであ
る。
本考案の他の目的は、必要とされるSF6ガスの量を最小
限とし、低コストにてガス漏れ試験を行なうことのでき
るガス中終端部ガス漏れ点検ケースを提供することであ
る。
本考案の他の目的は、ガス中終端部の導体引出し棒から
の該ガス中終端部本体の真空引き作業をガス漏れ試験と
同時に行なうことができ、作業性が極めて良いガス中終
端部ガス漏れ点検ケースを提供することである。
問題点を解決するための手段 上記諸目的は本考案に係るガス中終端部ガス漏れ点検ケ
ースにて達成される。要約すれば本考案は、エポキシが
い管が胴管フランジ部に固定され、エポキシがい管下端
部とこの胴管フランジ部との接合面にシール部が設けら
れたガス中終端部にて、前記胴管フランジ部に穿設され
た前記接合面に到達する透孔に装着した気密点検管を利
用して、前記接合面を介してガス中終端部へと侵入する
ガス漏れを点検する点検ケースであって、両端部が開口
し、内部を貫通してガス中終端部が配設可能に形成され
た筒状体とされ、一端開口部はガス中終端部の前記胴管
フランジ部が取付けられた底板へと気密に取付けられ、
他端開口部はガス中終端部の前記エポキシがい管に近接
して位置しており、且つ該他端開口部には前記エポキシ
がい管に気密に当接し得る空気入りガスケツトチユーブ
が配設され、前記筒状体部分には給排気用バルブが設け
られたことを特徴とするガス中終端部ガス漏れ点検ケー
スである。
実施例 次に、本考案に係るガス中終端部ガス漏れ点検ケースを
図面に即して更に詳しく説明する。
第1図に本考案に係るガス中終端部ガス漏れ点検ケース
の一実施例が示される。本考案に従えば、ガス漏れ試験
のための仮のケース20は、両端部が開口し、内部を貫通
してガス中終端部が配設可能に形成された筒状体とされ
る。本実施例では断面形状が概略切頭円錐形状をした筒
状体とされ、好ましくは、アルミニウム合金にて作製さ
れる。
更に説明すれば、ケース20は、一端開口部に開閉装置の
底板2にボルト22にて気密に取付けられる大径のフラン
ジ部24を有し、他端開口部は、ガス中終端部のエポキシ
がい管106に僅かに難問して形成される。該開口部の内
周部には環状の溝120が形成され、該溝120にガスケツト
チユーブ122が配設される。ガスケツトチユーブ122は、
例えば耐摩耗性、可撓性の優れたウレタンゴム、SBR等
のゴム材にて作製される。又、該チユーブ122には少な
くとも1箇所に空気出入れ用のプラグ124が設けられて
おり、必要に応じて該ガスケツトチユーブ122内に空気
が所定の圧力にて注入可能とされる。
上記構成のケース20は、ガス中終端部100の開閉装置の
底板2に取付けられた後、該底板2に取付けられる。次
いで、ガスケツトチユーブ122にプラグ124を介して空気
が注入され、該チユーブ122が空気にて膨満されること
によりエポキシがい管106とケース20の開口部との間に
形成された環状空間部を閉鎖する。尚、ガスケツトチユ
ーブ122は該環状空間部の気密をより向上せしめるため
に、その表面にシール剤、例えばKE−44RTV(信越化学
(株)、商品名)を塗布して使用するのが好適である。
次いで、ケース20の任意の箇所に形成された給排気用バ
ルブ126を介してケース20内の空気が真空引きされ、リ
ークテストの結果問題がないことを確認した上で、この
バルブ126を介して該ケース内にSF6ガスが充填される。
その後、気密点検管116を利用してガス漏れ試験を行な
う。
本実施例では、ケース20のフランジ付き開口部の直径が
600〜700mm、他端開口部の直径が350mm、ガスケツトチ
ユーブの直径350mmであり、該チユーブに空気圧5Kg/cm2
で空気を注入し、ケース内にSF6ガスを4Kg/cm2で封入す
ることにより良好なガス漏れ試験を行なうことができ
た。又、本考案のケース20を使用した場合には、ガス中
終端部の導体引出し棒はケース0の外に露出しているた
めに、ガス漏れ試験と同時にガス中終端部の導体引出し
棒からの該ガス中終端部本体の真空引き作業を何等支障
なく行なうことができた。
考案の効果 以上説明した如くに、本考案に係るガス中終端部ガス漏
れ点検ケースは、ガス中終端部を必要最小限度にて被覆
するように構成されるので、重量が小とされ、必要とさ
れるSF6ガスの量も少なくされ、更に、ガス中終端部の
導体引出し棒からの該ガス中終端部本体の真空引き作業
をガス漏れ試験と同時に行なうことができ、作業性が極
めて良いという特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係るガス中終端部ガス漏れ点検ケー
スの一実施例の部分断面図である。 第2図は、開閉装置の一例を示す部分断面図である。 第3図は、エポキシがい管と胴管フランジ部との接合面
の構造を示す第2図A部の部分拡大図である。 第4図は、従来のガス漏れ試験用仮ケースの部分断面図
である。 20:仮ケース 24:フランジ 100:ガス中終端部 106:エポキシがい管 110:ガスケツトチユーブ 116:気密点検管

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エポキシがい管が胴管フランジ部に固定さ
    れ、エポキシがい管下端部とこの胴管フランジ部との接
    合面にシール部が設けられたガス中終端部にて、前記胴
    管フランジ部に穿設された前記接合面に到達する透孔に
    装着した気密点検管を利用して、前記接合面を介してガ
    ス中終端部へと侵入するガス漏れを点検する点検ケース
    であって、両端部が開口し、内部を貫通してガス中終端
    部が配設可能に形成された筒状体とされ、一端開口部は
    ガス中終端部の前記胴管フランジ部が取付けられた底板
    へと気密に取付けられ、他端開口部はガス中終端部の前
    記エポキシがい管に近接して位置しており、且つ該他端
    開口部には前記エポキシがい管に気密に当接し得る空気
    入りガスケツトチユーブが配設され、前記筒状体部分に
    は給排気用バルブが設けられたことを特徴とするガス中
    終端部ガス漏れ点検ケース。
JP9276687U 1987-06-18 1987-06-18 ガス中終端部ガス漏れ点検ケ−ス Expired - Lifetime JPH0722968Y2 (ja)

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JPS63202113U JPS63202113U (ja) 1988-12-27
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