JPH07228887A - ｌ−メントールの清涼感を増強した香料組成物及びｌ−メントールの清涼感を増強する方法 - Google Patents
ｌ−メントールの清涼感を増強した香料組成物及びｌ−メントールの清涼感を増強する方法Info
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- JPH07228887A JPH07228887A JP6041865A JP4186594A JPH07228887A JP H07228887 A JPH07228887 A JP H07228887A JP 6041865 A JP6041865 A JP 6041865A JP 4186594 A JP4186594 A JP 4186594A JP H07228887 A JPH07228887 A JP H07228887A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ｌ−メントールの清涼感を増強する。
【構成】ｌ−メントール及びジオキソラン−２−酢酸誘
導体を併用して配合し香料組成物を得る。ジオキソラン
−２−酢酸誘導体の併用によりｌ−メントールの清涼感
を増強することができ、さらに清涼感の持続性及び香調
が改善される。
導体を併用して配合し香料組成物を得る。ジオキソラン
−２−酢酸誘導体の併用によりｌ−メントールの清涼感
を増強することができ、さらに清涼感の持続性及び香調
が改善される。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、ｌ−メントールとジ
オキソラン−２−酢酸誘導体を併用して配合することに
よりｌ−メントールの清涼感を増強した香料組成物及び
ｌ−メントールの清涼感を増強する方法に関するもので
ある。さらに詳しくは、皮膚や頭皮などに対する刺激が
少なく、且つ清涼感を増強，持続させた香料組成物、及
び清涼感の増強，持続方法に関する。
オキソラン−２−酢酸誘導体を併用して配合することに
よりｌ−メントールの清涼感を増強した香料組成物及び
ｌ−メントールの清涼感を増強する方法に関するもので
ある。さらに詳しくは、皮膚や頭皮などに対する刺激が
少なく、且つ清涼感を増強，持続させた香料組成物、及
び清涼感の増強，持続方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、ｌ−メントールは清涼感を得る目
的で、歯磨、マウスウォッシュ等の口腔用組成物、シャ
ンプー、ヘアートニック等の頭髪用品及びボディシャン
プー、入浴剤、ボディローション等のボディケア用品等
の化粧品、医薬部外品、チューイングガム、キャンデー
及び飲料等の飲食物、目薬、貼付薬等の医薬品などに広
く利用されている。しかし、ｌ−メントールを単独で配
合した場合、清涼感は必ずしも充分ではなかった。さら
にｌ−メントールを、清涼感を与えるに充分な量を配合
すると、皮膚や、頭皮、粘膜を刺激する欠点がある。そ
こで、ｌ−メントールの配合量をできるだけ少なくし
て、最大の清涼感を得る研究がなされてきた。ｌ−メン
トールの清涼感増強剤としてのソブレロール（特公平５
−７５０３７）や３−ｌ−メントキシ−プロパン−１，
２−ジオール（特開昭６０−２５９０８）を配合する方
法が知られている。
的で、歯磨、マウスウォッシュ等の口腔用組成物、シャ
ンプー、ヘアートニック等の頭髪用品及びボディシャン
プー、入浴剤、ボディローション等のボディケア用品等
の化粧品、医薬部外品、チューイングガム、キャンデー
及び飲料等の飲食物、目薬、貼付薬等の医薬品などに広
く利用されている。しかし、ｌ−メントールを単独で配
合した場合、清涼感は必ずしも充分ではなかった。さら
にｌ−メントールを、清涼感を与えるに充分な量を配合
すると、皮膚や、頭皮、粘膜を刺激する欠点がある。そ
こで、ｌ−メントールの配合量をできるだけ少なくし
て、最大の清涼感を得る研究がなされてきた。ｌ−メン
トールの清涼感増強剤としてのソブレロール（特公平５
−７５０３７）や３−ｌ−メントキシ−プロパン−１，
２−ジオール（特開昭６０−２５９０８）を配合する方
法が知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の方
法では、清涼感増強効果としては必ずしも充分なもので
はなかった。そのため、ｌ−メントールの清涼感を増強
させ、且つその持続性と香気を向上させる、安全性の高
い物質が求められている。
法では、清涼感増強効果としては必ずしも充分なもので
はなかった。そのため、ｌ−メントールの清涼感を増強
させ、且つその持続性と香気を向上させる、安全性の高
い物質が求められている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、後
記式１で表されるジオキソラン−２−酢酸誘導体に、ｌ
−メントールの清涼感増強，持続作用があり、香気の改
善に有効で、安全性にも問題がないことを見出し、本発
明を完成した。
記式１で表されるジオキソラン−２−酢酸誘導体に、ｌ
−メントールの清涼感増強，持続作用があり、香気の改
善に有効で、安全性にも問題がないことを見出し、本発
明を完成した。
【０００５】本発明によれば、ｌ−メントールに対して
１〜１０重量％の式１
１〜１０重量％の式１
【化１】（式中Ｒ1、Ｒ2、Ｒ3及びＲ4は、それぞれ水素
原子又は炭素数１〜６の環状又は鎖状の飽和炭化水素基
を示す）で表されるジオキソラン−２−酢酸誘導体を配
合することを特徴とする香料組成物及び清涼感増強方法
が提供される。
原子又は炭素数１〜６の環状又は鎖状の飽和炭化水素基
を示す）で表されるジオキソラン−２−酢酸誘導体を配
合することを特徴とする香料組成物及び清涼感増強方法
が提供される。
【０００６】本発明のジオキソラン−２−酢酸誘導体
は、上記式１で表されるものであり、式中、Ｒ1、Ｒ2、
Ｒ3及びＲ4で示される炭素数１〜６の環状又は鎖状の飽
和炭化水素基としては、直鎖、分岐、環状のいずれでも
良く、例えばメチル基、エチル基、ｎ−プロピル基、イ
ソプロピル基、ｎ−ブチル基、ｔ−ブチル基、ｎ−ペン
チル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、ｎ−ヘキシ
ル基、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペン
チル基、シクロヘキシル基等が挙げられる。
は、上記式１で表されるものであり、式中、Ｒ1、Ｒ2、
Ｒ3及びＲ4で示される炭素数１〜６の環状又は鎖状の飽
和炭化水素基としては、直鎖、分岐、環状のいずれでも
良く、例えばメチル基、エチル基、ｎ−プロピル基、イ
ソプロピル基、ｎ−ブチル基、ｔ−ブチル基、ｎ−ペン
チル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、ｎ−ヘキシ
ル基、シクロプロピル基、シクロブチル基、シクロペン
チル基、シクロヘキシル基等が挙げられる。
【０００７】ジオキソラン−２−酢酸誘導体の例として
は、例えばモノアルキル−１，３−ジオキソラン−２−
酢酸及びそのエステル、ジアルキル−１，３−ジオキソ
ラン−２−酢酸及びそのエステル、トリアルキル−１，
３−ジオキソラン−２−酢酸及びそのエステル等があ
る。
は、例えばモノアルキル−１，３−ジオキソラン−２−
酢酸及びそのエステル、ジアルキル−１，３−ジオキソ
ラン−２−酢酸及びそのエステル、トリアルキル−１，
３−ジオキソラン−２−酢酸及びそのエステル等があ
る。
【０００８】この中でも特に、モノアルキル−１，３−
ジオキソラン−２−酢酸エステル、ジアルキル−１，３
−ジオキソラン−２−酢酸エステルが好ましい。具体的
な化合物名としては、２−メチル−１，３−ジオキソラ
ン−２−酢酸エチル（ＩＦＦ社製ＦＲＵＣＴＯＮＥ、以
下ＦＲＵＣＴＯＮＥ）、２，４−ジメチル−１，３−ジ
オキソラン−２−酢酸エチル（ＩＦＦ社製ＦＲＡＩＳＴ
ＯＮＥ、以下ＦＲＡＩＳＴＯＮＥ）が挙げられる。
ジオキソラン−２−酢酸エステル、ジアルキル−１，３
−ジオキソラン−２−酢酸エステルが好ましい。具体的
な化合物名としては、２−メチル−１，３−ジオキソラ
ン−２−酢酸エチル（ＩＦＦ社製ＦＲＵＣＴＯＮＥ、以
下ＦＲＵＣＴＯＮＥ）、２，４−ジメチル−１，３−ジ
オキソラン−２−酢酸エチル（ＩＦＦ社製ＦＲＡＩＳＴ
ＯＮＥ、以下ＦＲＡＩＳＴＯＮＥ）が挙げられる。
【０００９】本発明に使用されるｌ−メントールは、合
成品でも精油から単離したものでも良く、また更にｌ−
メントールを含む精油、例えばハッカ油、ペパーミント
油、ミッチャムミント油を用いても差し支えない。上記
のｌ−メントールは単独でも併用して使用してもよい。
成品でも精油から単離したものでも良く、また更にｌ−
メントールを含む精油、例えばハッカ油、ペパーミント
油、ミッチャムミント油を用いても差し支えない。上記
のｌ−メントールは単独でも併用して使用してもよい。
【００１０】本発明では、ｌ−メントールとジオキソラ
ン−２−酢酸誘導体とを併用することを特徴とするが、
ｌ−メントールに対してジオキソラン−２−酢酸誘導体
の配合比率は、ｌ−メントールに対してジオキソラン−
２−酢酸誘導体が、１〜１０％である。
ン−２−酢酸誘導体とを併用することを特徴とするが、
ｌ−メントールに対してジオキソラン−２−酢酸誘導体
の配合比率は、ｌ−メントールに対してジオキソラン−
２−酢酸誘導体が、１〜１０％である。
【００１１】本発明の香料組成物は、ｌ−メントールと
ジオキソラン−２−酢酸誘導体をそのまま用いるか、あ
るいは他の香料成分や通常の香料組成物に用いられる成
分と組み合わせ通常の方法に従って製造することができ
る。
ジオキソラン−２−酢酸誘導体をそのまま用いるか、あ
るいは他の香料成分や通常の香料組成物に用いられる成
分と組み合わせ通常の方法に従って製造することができ
る。
【００１２】本発明に係る香料組成物は、例えば、歯
磨、マウスウォッシュ等の口腔用組成物、チューイング
ガム、キャンデー及び飲料等の飲食物、シャンプー、ヘ
アートニック等の頭髪用品及びボディシャンプー、入浴
剤、ボディローション等のボディケア用品、その他の香
料組成物として好適に使用される。
磨、マウスウォッシュ等の口腔用組成物、チューイング
ガム、キャンデー及び飲料等の飲食物、シャンプー、ヘ
アートニック等の頭髪用品及びボディシャンプー、入浴
剤、ボディローション等のボディケア用品、その他の香
料組成物として好適に使用される。
【００１３】本発明における清涼感増強方法は、例え
ば、歯磨、マウスウォッシュ等の口腔用組成物、チュー
イングガム、キャンデー及び飲料等の飲食物、シャンプ
ー、ヘアートニック等の頭髪用品及びボディシャンプ
ー、入浴剤、ボディローション等のボディケア用品等、
清涼感を特徴とする組成物の処方中に直接、ｌ−メント
ールと、ジオキソラン−２−酢酸誘導体を配合するもの
である。
ば、歯磨、マウスウォッシュ等の口腔用組成物、チュー
イングガム、キャンデー及び飲料等の飲食物、シャンプ
ー、ヘアートニック等の頭髪用品及びボディシャンプ
ー、入浴剤、ボディローション等のボディケア用品等、
清涼感を特徴とする組成物の処方中に直接、ｌ−メント
ールと、ジオキソラン−２−酢酸誘導体を配合するもの
である。
【００１４】
【作用】ｌ−メントールとジオキソラン−２−酢酸誘導
体を併用することにより、ｌ−メントールの清涼感増
強，持続作用があり、香気の改善にも有効で、安全性上
も問題がない。
体を併用することにより、ｌ−メントールの清涼感増
強，持続作用があり、香気の改善にも有効で、安全性上
も問題がない。
【００１５】
【実施例】以下に実施例をあげ具体的に説明する。しか
し、この発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。
し、この発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。
【００１６】まず、本発明に係る香料組成物として実施
例１〜７の処方を表１〜３に示した。これらは、表の各
成分を混合、均一化して調製した。この際、ジオキソラ
ン−２−酢酸誘導体を配合しないものを比較例とした。
これらの香料組成物を配合した化粧料を調製し、官能評
価を行った。官能評価は専門パネル５名により、清涼感
の強さ、清涼感の持続性、香調の評価を以下の基準で行
った。 「評価基準」 清涼感の強さ ◎：非常に強い，○：強い，△：普通，×：弱い 清涼感の持続性 ◎：非常にある，○：ある，△：普通，×：ない 香調 ◎：非常によい，○：よい，△：普通，×：弱い
例１〜７の処方を表１〜３に示した。これらは、表の各
成分を混合、均一化して調製した。この際、ジオキソラ
ン−２−酢酸誘導体を配合しないものを比較例とした。
これらの香料組成物を配合した化粧料を調製し、官能評
価を行った。官能評価は専門パネル５名により、清涼感
の強さ、清涼感の持続性、香調の評価を以下の基準で行
った。 「評価基準」 清涼感の強さ ◎：非常に強い，○：強い，△：普通，×：弱い 清涼感の持続性 ◎：非常にある，○：ある，△：普通，×：ない 香調 ◎：非常によい，○：よい，△：普通，×：弱い
【００１７】練り歯磨き配合例 練り歯磨きに表１に示した香料組成物を配合した実施例
を表４に示す。練り歯磨きは、処方中の全成分を混合均
一化して調製した。ＦＲＡＩＳＴＯＮＥ、ＦＲＵＣＴＯ
ＮＥを配合した香料組成物を用いて調製した実施例８〜
１０は共にＦＲＡＩＳＴＯＮＥ、ＦＲＵＣＴＯＮＥを配
合していない比較例４より、清涼感の強さ、持続性に優
れていた。香調は、ＦＲＵＣＴＯＮＥ配合品の実施例
９、１０の方が、より自然な香りになっていた。
を表４に示す。練り歯磨きは、処方中の全成分を混合均
一化して調製した。ＦＲＡＩＳＴＯＮＥ、ＦＲＵＣＴＯ
ＮＥを配合した香料組成物を用いて調製した実施例８〜
１０は共にＦＲＡＩＳＴＯＮＥ、ＦＲＵＣＴＯＮＥを配
合していない比較例４より、清涼感の強さ、持続性に優
れていた。香調は、ＦＲＵＣＴＯＮＥ配合品の実施例
９、１０の方が、より自然な香りになっていた。
【表４】
【００１８】洗口剤配合例 洗口剤に表１に示した香料組成物を配合した実施例を表
５に示す。洗口剤は、処方中の全成分を混合均一化して
調製した。ＦＲＡＩＳＴＯＮＥ、ＦＲＵＣＴＯＮＥを配
合した香料組成物を用いて調製した実施例１１〜１３は
共にＦＲＡＩＳＴＯＮＥ、ＦＲＵＣＴＯＮＥを配合して
いな比較例５より、清涼感の強さ、持続性に優れてい
た。香調は、ＦＲＵＣＴＯＮＥ配合品の実施例１２、１
３の方が、より自然な香りになっていた。
５に示す。洗口剤は、処方中の全成分を混合均一化して
調製した。ＦＲＡＩＳＴＯＮＥ、ＦＲＵＣＴＯＮＥを配
合した香料組成物を用いて調製した実施例１１〜１３は
共にＦＲＡＩＳＴＯＮＥ、ＦＲＵＣＴＯＮＥを配合して
いな比較例５より、清涼感の強さ、持続性に優れてい
た。香調は、ＦＲＵＣＴＯＮＥ配合品の実施例１２、１
３の方が、より自然な香りになっていた。
【表５】
【００１９】ボディシャンプー配合例 ボディシャンプーに表２に示した香料組成物を配合した
実施例を表６に示す。Ａ相、Ｂ相をそれぞれ８０℃に加
熱し、Ａ相にＢ相を徐々に添加し、混合均一化した後冷
却し、３０℃で香料を添加しボディシャンプーを調製し
た。ＦＲＡＩＳＴＯＮＥ、ＦＲＵＣＴＯＮＥを配合した
香料組成物を用いて調製した実施例１４、１５は共にＦ
ＲＡＩＳＴＯＮＥ、ＦＲＵＣＴＯＮＥを配合していない
比較例６より、清涼感の強さ、持続性に優れていた。香
調は、ＦＲＵＣＴＯＮＥ配合品の実施例１５の方が、よ
り自然な香りになっていた。
実施例を表６に示す。Ａ相、Ｂ相をそれぞれ８０℃に加
熱し、Ａ相にＢ相を徐々に添加し、混合均一化した後冷
却し、３０℃で香料を添加しボディシャンプーを調製し
た。ＦＲＡＩＳＴＯＮＥ、ＦＲＵＣＴＯＮＥを配合した
香料組成物を用いて調製した実施例１４、１５は共にＦ
ＲＡＩＳＴＯＮＥ、ＦＲＵＣＴＯＮＥを配合していない
比較例６より、清涼感の強さ、持続性に優れていた。香
調は、ＦＲＵＣＴＯＮＥ配合品の実施例１５の方が、よ
り自然な香りになっていた。
【表６】
【００２０】ボディローション配合例 ボディローションに表２に示した香料組成物を配合した
実施例を表７に示す。全成分を混合均一化してボディロ
ーションを調製した。ＦＲＡＩＳＴＯＮＥ、ＦＲＵＣＴ
ＯＮＥを配合した香料組成物を用いて調製した実施例１
６、１７は共にＦＲＡＩＳＴＯＮＥ、ＦＲＵＣＴＯＮＥ
を配合していない比較例７より、清涼感の強さ、持続性
に優れていた。香調は、ＦＲＵＣＴＯＮＥ配合品の実施
例１７の方が、より自然な香りになっていた。
実施例を表７に示す。全成分を混合均一化してボディロ
ーションを調製した。ＦＲＡＩＳＴＯＮＥ、ＦＲＵＣＴ
ＯＮＥを配合した香料組成物を用いて調製した実施例１
６、１７は共にＦＲＡＩＳＴＯＮＥ、ＦＲＵＣＴＯＮＥ
を配合していない比較例７より、清涼感の強さ、持続性
に優れていた。香調は、ＦＲＵＣＴＯＮＥ配合品の実施
例１７の方が、より自然な香りになっていた。
【表７】
【００２１】トニックシャンプー配合例 トニックシャンプーに表２に示した香料組成物を配合し
た実施例を表８に示す。全成分を混合均一化してトニッ
クシャンプーを調製した。ＦＲＡＩＳＴＯＮＥ、ＦＲＵ
ＣＴＯＮＥを配合した香料組成物を用いて調製した実施
例１８、１９は共にＦＲＡＩＳＴＯＮＥ、ＦＲＵＣＴＯ
ＮＥを配合していない比較例８より、清涼感の強さ、持
続性に優れていた。香調は、ＦＲＵＣＴＯＮＥ配合品の
実施例１９の方が、より自然な香りになっていた。
た実施例を表８に示す。全成分を混合均一化してトニッ
クシャンプーを調製した。ＦＲＡＩＳＴＯＮＥ、ＦＲＵ
ＣＴＯＮＥを配合した香料組成物を用いて調製した実施
例１８、１９は共にＦＲＡＩＳＴＯＮＥ、ＦＲＵＣＴＯ
ＮＥを配合していない比較例８より、清涼感の強さ、持
続性に優れていた。香調は、ＦＲＵＣＴＯＮＥ配合品の
実施例１９の方が、より自然な香りになっていた。
【表８】
【００２２】入浴剤配合例 入浴剤に表３に示した香料組成物を配合した実施例を表
９に示す。全成分を混合、整粒し、入浴剤を調製した。
ＦＲＡＩＳＴＯＮＥ、ＦＲＵＣＴＯＮＥを配合した香料
組成物を用いて調製した実施例２０、２１は共にＦＲＡ
ＩＳＴＯＮＥ、ＦＲＵＣＴＯＮＥを配合していない比較
例９より、清涼感の強さ、持続性に優れていた。香調
は、ＦＲＵＣＴＯＮＥ配合品の実施例２１のほうが、よ
り自然な香りになっていた。
９に示す。全成分を混合、整粒し、入浴剤を調製した。
ＦＲＡＩＳＴＯＮＥ、ＦＲＵＣＴＯＮＥを配合した香料
組成物を用いて調製した実施例２０、２１は共にＦＲＡ
ＩＳＴＯＮＥ、ＦＲＵＣＴＯＮＥを配合していない比較
例９より、清涼感の強さ、持続性に優れていた。香調
は、ＦＲＵＣＴＯＮＥ配合品の実施例２１のほうが、よ
り自然な香りになっていた。
【表９】
【００２３】練り歯磨き清涼感増強例 ｌ−メントールと、ジオキソラン−２−酢酸誘導体を配
合した練り歯磨きの実施例を表１０に示す。ＦＲＡＩＳ
ＴＯＮＥ、ＦＲＵＣＴＯＮＥをそれぞれ単独で配合して
も、組み合わせて配合しても、ｌ−メントールの清涼感
を増強、持続する効果が認められた。またこの実施例処
方中に、殺菌剤、抗炎症剤等の有効成分を添加すること
により医薬部外品としての用途も考えられる。
合した練り歯磨きの実施例を表１０に示す。ＦＲＡＩＳ
ＴＯＮＥ、ＦＲＵＣＴＯＮＥをそれぞれ単独で配合して
も、組み合わせて配合しても、ｌ−メントールの清涼感
を増強、持続する効果が認められた。またこの実施例処
方中に、殺菌剤、抗炎症剤等の有効成分を添加すること
により医薬部外品としての用途も考えられる。
【表１０】
【００２４】洗口剤清涼感増強例 ｌ−メントールと、ジオキソラン−２−酢酸誘導体を配
合した洗口剤の実施例を表１１に示す。比較例１２で
は、ｌ−メントールに対してＦＲＵＣＴＯＮＥが０．５
％しか配合されておらず、清涼感は強くなっているもの
の持続性や香調は、ＦＲＵＣＴＯＮＥ未配合の比較例１
１と変化がなかった。ＦＲＣＵＴＯＮＥの配合割合を更
に増やし、ｌ−メントールに対してＦＲＵＣＴＯＮＥを
１重量％とした実施例２５では、清涼感の強さ、持続性
が比較例より優れており、実施例２６，２７では、清涼
感の強さ、持続性に加えて、自然な香りに香調も改善さ
れた。また、ｌ−メントールに対してＦＲＵＣＴＯＮＥ
がそれぞれ１０％と３０％配合されている実施例２６と
２７では清涼感増強、持続効果、香調改善効果に変化は
なく、ｌ−メントールに対して１０％をこえてＦＲＵＣ
ＴＯＮＥを配合しても、清涼感増強等の効果に変化がな
い。
合した洗口剤の実施例を表１１に示す。比較例１２で
は、ｌ−メントールに対してＦＲＵＣＴＯＮＥが０．５
％しか配合されておらず、清涼感は強くなっているもの
の持続性や香調は、ＦＲＵＣＴＯＮＥ未配合の比較例１
１と変化がなかった。ＦＲＣＵＴＯＮＥの配合割合を更
に増やし、ｌ−メントールに対してＦＲＵＣＴＯＮＥを
１重量％とした実施例２５では、清涼感の強さ、持続性
が比較例より優れており、実施例２６，２７では、清涼
感の強さ、持続性に加えて、自然な香りに香調も改善さ
れた。また、ｌ−メントールに対してＦＲＵＣＴＯＮＥ
がそれぞれ１０％と３０％配合されている実施例２６と
２７では清涼感増強、持続効果、香調改善効果に変化は
なく、ｌ−メントールに対して１０％をこえてＦＲＵＣ
ＴＯＮＥを配合しても、清涼感増強等の効果に変化がな
い。
【表１１】
【００２５】ボディシャンプー清涼感増強例 ｌ−メントールと、ジオキソラン−２−酢酸誘導体を配
合したボディシャンプーの実施例を表１２に示す。ＦＲ
ＡＩＳＴＯＮＥ、ＦＲＵＣＴＯＮＥを配合することによ
り配合していない比較例１３より、ｌ−メントールの清
涼感を増強、持続する効果が認められた。
合したボディシャンプーの実施例を表１２に示す。ＦＲ
ＡＩＳＴＯＮＥ、ＦＲＵＣＴＯＮＥを配合することによ
り配合していない比較例１３より、ｌ−メントールの清
涼感を増強、持続する効果が認められた。
【表１２】
【００２６】ヘアトニック清涼感増強例 ｌ−メントールと、ジオキソラン−２−酢酸誘導体を配
合したヘアトニックの実施例を表１３に示す。ＦＲＡＩ
ＳＴＯＮＥ、ＦＲＵＣＴＯＮＥをそれぞれ単独で配合し
ても、組み合わせて配合しても、ｌ−メントールの清涼
感を増強、持続する効果が認められた。
合したヘアトニックの実施例を表１３に示す。ＦＲＡＩ
ＳＴＯＮＥ、ＦＲＵＣＴＯＮＥをそれぞれ単独で配合し
ても、組み合わせて配合しても、ｌ−メントールの清涼
感を増強、持続する効果が認められた。
【表１３】
【００２７】キャンデーの清涼感増強例 ｌ−メントール及びＦＲＵＣＴＯＮＥを配合したキャン
デーを調製し、清涼感、香調の官能評価を行った。ＦＲ
ＵＣＴＯＮＥを配合したキャンデーは、清涼感が強くそ
の持続性も向上した。
デーを調製し、清涼感、香調の官能評価を行った。ＦＲ
ＵＣＴＯＮＥを配合したキャンデーは、清涼感が強くそ
の持続性も向上した。
【表１４】
【発明の効果】ｌ−メントールとジオキソラン−２−酢
酸誘導体を併用することにより、ｌ−メントールの清涼
感を増強させると共に、清涼感の持続性を向上させ、よ
り自然な香調になる。
酸誘導体を併用することにより、ｌ−メントールの清涼
感を増強させると共に、清涼感の持続性を向上させ、よ
り自然な香調になる。
【表１】
【表２】
【表３】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ａ６１Ｋ 7/06 7/46 ３１５ Ａ // Ａ６１Ｋ 7/16
Claims (2)
- 【請求項１】ｌ−メントールに対して１〜１０重量％の
式１ 【化１】 （式中Ｒ1、Ｒ2、Ｒ3及びＲ4は、それぞれ水素原子又は
炭素数１〜６の環状又は鎖状の飽和炭化水素基を示す）
で表されるジオキソラン−２−酢酸誘導体を配合するこ
とを特徴とする香料組成物。 - 【請求項２】ｌ−メントールに対して１〜１０重量％の
式１（式中Ｒ1、Ｒ2、Ｒ3及びＲ4は、それぞれ水素原子
又は炭素数１〜６の環状又は鎖状の飽和炭化水素基を示
す）で表されるジオキソラン−２−酢酸誘導体を配合す
ることを特徴とする清涼感増強方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6041865A JPH07228887A (ja) | 1994-02-15 | 1994-02-15 | ｌ−メントールの清涼感を増強した香料組成物及びｌ−メントールの清涼感を増強する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6041865A JPH07228887A (ja) | 1994-02-15 | 1994-02-15 | ｌ−メントールの清涼感を増強した香料組成物及びｌ−メントールの清涼感を増強する方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07228887A true JPH07228887A (ja) | 1995-08-29 |
Family
ID=12620161
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6041865A Pending JPH07228887A (ja) | 1994-02-15 | 1994-02-15 | ｌ−メントールの清涼感を増強した香料組成物及びｌ−メントールの清涼感を増強する方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07228887A (ja) |
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-
1994
- 1994-02-15 JP JP6041865A patent/JPH07228887A/ja active Pending
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