JPH0722886Y2 - 誘電体共振器型フィルタ分波器 - Google Patents

誘電体共振器型フィルタ分波器

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JPH0722886Y2
JPH0722886Y2 JP1988090324U JP9032488U JPH0722886Y2 JP H0722886 Y2 JPH0722886 Y2 JP H0722886Y2 JP 1988090324 U JP1988090324 U JP 1988090324U JP 9032488 U JP9032488 U JP 9032488U JP H0722886 Y2 JPH0722886 Y2 JP H0722886Y2
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JP
Japan
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filter
band
pass filter
terminal
dielectric resonator
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JP1988090324U
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JPH0213304U (ja
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和雄 有馬
節雄 疋田
久夫 佐藤
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富士電気化学株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、誘電体共振器型フィルタ分波器、より詳細に
は、送信信号入力端子からの送信信号を帯域消去フィル
タ、誘電体共振器からなる第1の帯域フィルタ、および
低域フィルタを介してアンテナ端子へ導くと共に、この
アンテナ端子からの受信入力信号を上記低域フィルタ、
および第2の帯域フィルタを介して受信信号出力端子へ
導き、上記低域フィルタと第2の帯域フィルタとの間の
接続を第1の帯域フィルタの送信出力側端子を中継端子
として行うようにした誘電体共振器型フィルタ分波器に
関する。
〔従来の技術〕
この種の誘電体共振器型フィルタ分波器は、例えば自動
車電話に組込まれるアンテナ共用分波器として用いら
れ、第2図に示す回路構成のものが知られている。第2
図の誘電体共振器型フィルタ分波器は、送受信共用のア
ンテナ20に接続されるアンテナ端子Axと、図示していな
い受信回路に接続される受信信号出力端子Rxと、同様に
図示していない送信回路に接続される送信信号入力端子
Txとを備えている。この分波器は、一端がアンテナ端子
Axに接続される低域フィルタ21と、この低域フィルタ21
の他端および送信信号入力端子Tx間に接続される第1の
帯域フィルタ22および帯域消去フィルタ24と、上記低域
フィルタ21の他端および受信信号出力端子Rx間に接続さ
れる第2の帯域フィルタ23とから成っている。帯域フィ
ルタ22,23は誘電体共振器によって構成され、また帯域
消去フィルタ24は誘電体を用いて構成されている。
第2図の回路構成の誘電体共振器型フィルタ分波器は、
構造的には第3図に示すように構成される。この誘電体
共振器型フィルタ分波器は、アルミダイキャストからな
るケース10の一側面にアンテナ端子Axを、またそれと反
対側の側面の一端側に受信信号出力端子Rxを、他端側に
送信信号入力端子Txをそれぞれ取付けている。ケース10
の中には、アンテナ端子Axと送信信号入力端子Txとの間
に介在されるように低域フィルタ21、帯域フィルタ22お
よび帯域消去フィルタ24が配置され、さらに、帯域フィ
ルタ22の出力側端子から分岐して受信信号出力端子Rxと
の間に帯域フィルタ23が配置されている。ここには帯域
フィルタ22,23としてコムライン型のものが示されてい
る。
第3図の誘電体共振器型フィルタ分波器において、帯域
フィルタ22の出力側端子から低域フィルタ21に至る接続
線25と、帯域フィルタ22の出力側端子から帯域フィルタ
23に至る接続線26とは、従来、図に示すように、ほぼ一
直線状に、すなわち例えば重ねたりすることなく、でき
るだけ長さが短くなるようにして配線されていた。
〔考案が解決しようとする課題〕
フィルタ分波器に用いる帯域フィルタとして実用上望ま
しい周波数特性は、例えば第4図に実線の特性線40で示
すように、中心周波数foを中心としてその前後に所定幅
を有するシャープなものであるが、第3図に示すフィル
タ分波器の場合、接続線25,26の電波放射の影響などに
より、第4図に破線で示す特性線41のように、帯域外減
衰特性が悪く、特に2倍波すなわち周波数2foにおける
減衰特性が十分でないという問題があった。
理論上はλ/4の奇数倍のところにしかスプリアス・レス
ポンスは存在しないはずであるが、同軸共振器のオープ
ン面の近傍に天井がくるように構成されたシールドケー
スで全体が覆われている場合、天井下面と同軸共振器の
ショート面との間にそれぞれをノードとする電磁波モー
ド、つまり基本モードλ/4とその奇数倍モード3λ/4の
中間の2λ/4=λ/2がくることになり、接続線25,26が
その電磁波を打消し合わないように配置された従来配線
方式では、そこで励起された電磁波エネルギーが同軸共
振器中を伝播し、出力されることになる。
2foの電磁波は低域フィルタで、ある程度は除去するこ
とができる。しかし、3fo波を除去するのが本来の目的
である分波器において、仮に2foまでも3foと同レベルで
除去しようとすると、foと2foの、3foより近い間の狭い
周波数範囲で急峻な減衰が必要となり、そのために低域
フィルタとしての段数を増やさなければならず、結果的
に挿入損失の増大を招き、分波器として組み合わせた場
合、実用に供し得ないものになってしまう。
本考案は上記事情を考慮してなされたもので、帯域外減
衰量を容易に得る手段を備えた誘電体共振器型フィルタ
分波器を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本考案は、冒頭に述べた型の
誘電体共振器型フィルタ分波器において、第1の帯域フ
ィルタから低域フィルタに至る接続線と、第1の帯域フ
ィルタから第2の帯域フィルタに至る接続線とを、第1
の帯域フィルタの送信出力側端子領域において相互に密
着させ、かつほぼ平行に配置したことを特徴とする。
〔作用〕
第1の帯域フィルタから低域フィルタに至る接続線と、
第1の帯域フィルタから第2の帯域フィルタに至る接続
線とを、第1の帯域フィルタの送信出力側端子領域にお
いて相互に密着させ、かつほぼ平行に配置することによ
って、両接続線が自己の接続線による電磁界の作用を相
手方の接続線による電磁界の作用により打消すという形
で互いに相殺し合うので、この部分における電波放射を
減少させ、それにより2倍波において大きな減衰量を得
ることができる。例えば、第3図に示す従来の配線方式
の場合の2倍波の減衰量に比べて、10〜20デシベルも多
くの減衰量を得ることができる。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例を示すものである。第1図に
おいて、第3図と同一の符号はそれぞれ同一ないし相当
する部品を示すものとする。
第1図の誘電体共振器型フィルタ分波器は、低域フィル
タ21からケース10に沿って帯域フィルタ22に至る接続線
25と、帯域フィルタ22の送信出力側端子を分岐点として
ここから分岐して帯域フィルタ23に至る接続線26とを、
帯域フィルタ22の領域において互いに密着させ、かつほ
ぼ平行に配置したのが特徴である。他の構成部分は、第
3図のフィルタ分波器と実質的に変わりが無い。
このような配線方式によれば、接続線25と接続線26との
間で、互いに一方の接続線による電磁界の作用を他方の
それによって相殺し合うので、この部分の電波放射を減
少させ、それによりフィルタ分波器として不要な帯域外
の周波数成分、特に2倍波に関し、大きな減衰量、例え
ば従来型のものに比べて10〜20デシベルも大きな減衰量
を得ることができる。これにより、より高性能の誘電体
共振器型フィルタ分波器を構成することができる。
〔考案の効果〕
以上述べたように、本考案によれば、内部配線に若干の
改良を加えることによって帯域外周波数に関して大きな
減衰量を有する高性能の誘電体共振器型フィルタ分波器
を構成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す平面図、第2図は本考
案の誘電体共振器型フィルタ分波器の等価回路を示す回
路図、第3図は従来の誘電体共振器型フィルタ分波器の
平面図、第4図は誘電体共振器型フィルタ分波器の周波
数特性を示す特性線図である。 10……ケース、20……アンテナ、21……低域フィルタ、
22……帯域フィルタ、23……帯域フィルタ、24……帯域
消去フィルタ、25,26……接続線、Ax……アンテナ端
子、Tx……送信信号入力端子、Rx……受信信号出力端
子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】送信信号入力端子からの送信信号を帯域消
    去フィルタ、誘電体共振器からなる第1の帯域フィル
    タ、および低域フィルタを介してアンテナ端子へ導くと
    共に、このアンテナ端子からの受信入力信号を前記低域
    フィルタ、および第2の帯域フィルタを介して受信信号
    出力端子へ導き、前記低域フィルタと前記第2の帯域フ
    ィルタとの間の接続を、前記第1の帯域フィルタの送信
    出力側端子を中継端子として行うようにした誘電体共振
    器型フィルタ分波器において、 前記第1の帯域フィルタから前記低域フィルタに至る接
    続線と、前記第1の帯域フィルタから前記第2の帯域フ
    ィルタに至る接続線とを、前記第1の帯域フィルタの送
    信出力側端子領域において相互に密着させ、かつ平行に
    配置したことを特徴とする誘電体共振器型フィルタ分波
    器。
JP1988090324U 1988-07-07 1988-07-07 誘電体共振器型フィルタ分波器 Expired - Lifetime JPH0722886Y2 (ja)

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0213304U JPH0213304U (ja) 1990-01-26
JPH0722886Y2 true JPH0722886Y2 (ja) 1995-05-24

Family

ID=31314849

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JP1988090324U Expired - Lifetime JPH0722886Y2 (ja) 1988-07-07 1988-07-07 誘電体共振器型フィルタ分波器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60192502U (ja) * 1984-05-30 1985-12-20 株式会社村田製作所 分波器
JPS60192501U (ja) * 1984-05-30 1985-12-20 株式会社村田製作所 フイルタ装置

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Publication number Publication date
JPH0213304U (ja) 1990-01-26

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