JPH0722856Y2 - 圧接端子装置 - Google Patents

圧接端子装置

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JPH0722856Y2
JPH0722856Y2 JP1988167430U JP16743088U JPH0722856Y2 JP H0722856 Y2 JPH0722856 Y2 JP H0722856Y2 JP 1988167430 U JP1988167430 U JP 1988167430U JP 16743088 U JP16743088 U JP 16743088U JP H0722856 Y2 JPH0722856 Y2 JP H0722856Y2
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JP
Japan
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electric wire
press
wire
covered electric
pressure contact
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JP1988167430U
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English (en)
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JPH0287379U (ja
Inventor
一郎 沖野
上原  智
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、圧接端子装置に関するものである。
〔従来の技術〕
第5図および第6図に従来例を示す。すなわち、第5図
の圧接端子装置(実開昭57−173272号)は端子板50の圧
接スリット51に圧接された被覆電線53を抜け止めする一
対の抜け止め片52を有する電線抜け止め部56を並設し、
抜け止め片52の内方に空間部54を形成することにより抜
け止め片52に弾性を付与している。
また第6図の圧接端子装置(実開昭57−175367号)は、
端子板50の圧接スリット51に圧接された被覆電線53を抜
け止めする抜け止め片55を弾性わん曲可能な片により形
成している。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、第5図の圧接端子装置は、抜け止め片52がほ
とんど弾性を有しないため被覆電線53の圧接が容易にで
きないという欠点があった。
また第6図の圧接端子装置は、抜け止め片53が弾性わん
曲可能なため被覆電線53の圧入が容易であるが、被覆電
線53が圧接スリット51の圧接方向と直角な横方向に傾き
やすくこの状態で被覆電線53に引き上げ力が加わった場
合、片方の抜け止め片55のみで被覆電線53を抜け止めす
るので、その抜け止め片55がめくれ上がって被覆電線53
が外れやすいという欠点があった。
したがって、この考案の目的は、被覆電線の挿入が容易
でしかも抜けにくい圧接端子装置を提供することであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
この考案の圧接端子装置は、被覆電線を圧入させて側縁
部が絶縁被覆に切り込みかつ心線に圧接する圧接スリッ
トを有するとともに前記圧接スリットよりも若干幅広で
あって前記被覆電線の圧入時に前記絶縁被覆に切り込む
広幅部を前記圧接スリットの開口縁に有する端子板と、
この端子板の板厚方向に並設されて前記被覆電線の外径
とほぼ同じ幅の電線挿入部を有する位置規制部と、前記
端子板の板厚方向に並設されて前記被覆電線の外径より
も広幅の電線挿入部を有しかつその電線挿入部の両側よ
り前記被覆電線の圧入方向に傾斜するように延出して前
記被覆電線を抜け止めする弾性わん曲可能な一対の止め
片を前記広幅部とほぼ同じ高さに有しさらに前記抜け止
め片の電線挿入側に被覆電線と同じ幅の電線案内部を有
する電線抜け止め部とを備え、前記圧接スリット,前記
位置規制部および電線抜け止め部を相互に一直線上に並
べるとともに、前記一対の抜け止め片の突出方向を前記
圧接スリットに圧接された前記被覆電線の中心に向けて
いる。
〔作用〕
この考案の圧接端子装置によれば、被覆電線を圧接スリ
ットに圧入するとき抜け止め片が弾性わん曲するので被
覆電線を容易に圧入することができる。また被覆電線の
圧接状態で位置規制部により被覆電線が横方向に傾くの
を規制されるので、常に一対の抜け止め片により被覆電
線が抜け止めされ、したがって確実に抜け止めすること
ができる。また電線抜け止め部の電線挿入側に被覆電線
と同じ幅の電線案内部を有するため、被覆電線の圧接前
に被覆電線を圧接が確実にできる姿勢に規制できる。ま
た端子板の圧接スリットの開口縁に若干幅広の広幅部を
形成するとともに広幅部とほぼ同じ高さに抜け止め片を
形成したため、抜け止め片を乗り越える位置で被覆電線
を広幅部に押し込むので、圧接スリットに直接押し込む
のと比較して圧接荷重が急に大きくならず、また広幅部
から圧接スリットへの圧入も容易になる。また被覆電線
を圧接位置から外れる方向に力が加わっても、抜け止め
片が被覆電線の中心に向けて被覆電線に突き当たってい
るため、抜け止め片がわん曲変形しにくいので被覆電線
がより一層外れにくい。
〔実施例〕
この考案の一実施例を第1図ないし第4図に基づいて説
明する。すなわち、この圧接端子装置は、端子板1と,
位置規制部2と,電線抜け止め部3とを有する。
端子板1は被覆電線4を圧入させて側縁部11aが絶縁被
覆9に切り込みかつ心線5に圧接する圧接スリット11を
有する。また圧接スリット11の開口縁に圧接スリット11
よりも若干幅広の広幅部11bを有する。端子板1は導電
性の帯板14の一端部を垂直に折曲して垂直片15を形成
し、さらに垂直片15を中間部で折返して折返し部分に圧
接スリット11を形成している。
位置規制部2は端子板1の板厚方向に並設されて被覆電
線4の外径とほぼ同じ幅の電線挿入部6を有する。位置
規制部2は端子板1を収納する端子箱10の壁に一体に形
成され、電線挿入部6は圧接スリット11とほぼ同じ深さ
に形成された溝を実施例としている。
電線抜け止め部3は端子板1の板厚方向に並設されて被
覆電線4の外径よりも広幅の電線挿入部7を有しかつそ
の電線挿入部7の両側より被覆電線4の圧入方向に傾斜
するように延出して被覆電線4を抜け止めする弾性わん
曲可能な一対の抜け止め片8を広幅部11bとほぼ同じ高
さに有する。この電線抜け止め部3は前記端子箱10の前
記位置規制部2の外側に形成され圧接スリット11とほぼ
同じ深さに形成された溝を実施例とし、抜け止め片8の
電線挿入側に被覆電線4と同じ幅の電線案内部6aを形成
している。
そして、圧接スリット11,位置規制部2および電線抜け
止め部3を相互に一直線上に並べている。9は被覆電線
4の絶縁被覆、13は端子箱10の被覆電線4を挿入させる
開口である。
第4図は被覆電線の挿入過程を示している。同図(a)
は第1図の状態から開口13に被覆電線4を挿入し電線案
内部6aに案内した状態、同図(b)は被覆電線4を抜け
止め片8に当接した状態、同図(c)は被覆電線4をさ
らに圧入し抜け止め片8を弾性によりわん曲させるとと
もに圧接スリット11の広幅部11bに圧入し被覆電線4の
絶縁被覆9に切り込ませた状態、同図(d)は被覆電線
4を圧接位置まで圧入し圧接スリット11の側縁部11aで
絶縁被覆9に切り込み、側縁部11aを心線5に圧接させ
るとともに抜け止め片8が復元して被覆電線4の中心の
方向に突出している。この間被覆電線4は位置規制部2
の電線挿入部6により位置規制され被覆電線4の横方向
の傾きが規制される。同図(e)は被覆電線4に圧入方
向と反対向きに力を加えた場合であり被覆電線4は電線
挿入部6に突き当たるが被覆電線4の中心に向かうため
弾性わん曲しにくく、このため抜けにくい。
この圧接端子装置は、被覆電線4を圧接スリット11に圧
入するとき抜け止め片8が弾性わん曲するので被覆電線
4を容易に圧入することができる。したがって人手によ
る作業において被覆電線4を容易に正規の挿入位置まで
押し込むことができるので正規の挿入位置に位置しない
状態になることがほとんどなく、そのため接続性能の安
定性が図れる。また被覆電線4の圧接状態で位置規制部
2により被覆電線4が横方向に傾くのを規制されるため
常に一対の抜け止め片8により被覆電線4が抜け止めさ
れ、したがって確実に抜け止めすることができる。
さらに被覆電線4を圧接位置から外れる方向に力が加わ
っても、抜け止め片8が被覆電線4の中心に向けて被覆
電線4に突き当たっているため、抜け止め片8がわん曲
変形しにくいので被覆電線4がより一層外れにくい。
また電線抜け止め部3の電線挿入側に被覆電線4と同じ
幅の電線案内部6aを有するため、被覆電線4の圧接前に
被覆電線4を圧接が確実にできる姿勢に規制できる。ま
た端子板1の圧接スリット11の開口縁に若干幅広の広幅
部11bを形成するとともに広幅部11bとほぼ同じ高さに抜
け止め片8を形成したため、抜け止め片8を乗り越える
位置で被覆電線4を広幅部11bに押し込むので圧接スリ
ット11に直接押し込むのと比較して圧接荷重が急に大き
くならず、また広幅部11bから圧接スリット11への圧入
も容易になる。
なお、抜け止め片8は位置規制部2の被覆電線4よりも
広い幅の電線挿入部7に設けられているため、第5図の
従来例のように細い金型を使う必要がないので加工性に
優れ、金型加工が容易になる。また実施例は位置規制部
2を電線抜け止め部3に対して圧接スリット11側に配置
したが、電線抜け止め部3を位置規制部2よりも圧接ス
リット11側に配置してもよいし、電線抜け止め部3を圧
接スリット11に対して位置規制部2と反対側に配置して
もよい。
〔考案の効果〕
この考案の圧接端子装置は、被覆電線よりも広い幅の電
線挿入部に弾性わん曲可能な抜け止め片を設けたため、
被覆電線を容易に圧入することができる。また被覆電線
とほぼ同じ幅の電線挿入部を有する位置規制部を設けた
ため、被覆電線が横方向に傾くのを規制されるので、常
に一対の抜け止め片により被覆電線が抜け止めされ、確
実に抜け止めすることができる。また電線抜け止め部の
電線挿入側に被覆電線と同じ幅の電線案内部を有するた
め、被覆電線の圧接前に被覆電線を圧接が確実にできる
姿勢に規制できる。また端子板の圧接スリットの開口縁
に若干幅広の広幅部を形成するとともに広幅部とほぼ同
じ高さに抜け止め片を形成したため、抜け止め片を乗り
越える位置で被覆電線を広幅部に押し込むので圧接スリ
ットに直接押し込むのと比較して圧接荷重が急に大きく
ならず、また広幅部から圧接スリットへの圧入も容易に
なる。また圧接状態の被覆電線の中心に向けて抜け止め
片が突き当たっているため、抜け止め片がわん曲変形し
にくいので被覆電線がより一層外れにくい。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の正面図、第2図はその部
分断面図、第3図は外観斜視図、第4図は被覆電線の挿
入過程を説明する説明図、第5図は従来例の部分正面
図、第6図は他の従来例の斜視図である。 1…端子板、2…位置規制部、3…抜け止め部、4…被
覆電線、5…心線、6,7…電線挿入部、6a…電線案内
部、8…抜け止め片、11…圧接スリット、11a…側縁
部、11b…広幅部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】被覆電線を圧入させて側縁部が絶縁被覆に
    切り込みかつ心線に圧接する圧接スリットを有するとと
    もに前記圧接スリットよりも若干幅広であって前記被覆
    電線の圧入時に前記絶縁被覆に切り込む広幅部を前記圧
    接スリットの開口縁に有する端子板と、この端子板の板
    厚方向に並設されて前記被覆電線の外径とほぼ同じ幅の
    電線挿入部を有する位置規制部と、前記端子板の板厚方
    向に並設されて前記被覆電線の外径よりも広幅の電線挿
    入部を有しかつその電線挿入部の両側より前記被覆電線
    の圧入方向に傾斜するように延出して前記被覆電線を抜
    け止めする弾性わん曲可能な一対の抜け止め片を前記広
    幅部とほぼ同じ高さに有しさらに前記抜け止め片の電線
    挿入側に被覆電線と同じ幅の電線案内部を有する電線抜
    け止め部とを備え、前記圧接スリット,前記位置規制部
    および電線抜け止め部を相互に一直線上に並べるととも
    に、前記一対の抜け抜け止め片の突出方向を前記圧接ス
    リットに圧接された前記被覆電線の中心に向けた圧接端
    子装置。
JP1988167430U 1988-12-23 1988-12-23 圧接端子装置 Expired - Lifetime JPH0722856Y2 (ja)

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JPH0287379U JPH0287379U (ja) 1990-07-11
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20180003344U (ko) * 2017-05-22 2018-11-30 대은전자 주식회사 고속통신용 모듈러 잭

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