JPH07228385A

JPH07228385A - シートカセット及びこれを備える画像形成装置

Info

Publication number: JPH07228385A
Application number: JP6040529A
Authority: JP
Inventors: Minoru Kawanishi; 稔川西; Akihiro Toma; 昭弘東間; Satoru Sugita; 哲杉田; Masanori Yamagata; 正典山縣; Shinji Goto; 信治後藤; Hiromichi Tsujii; 博道辻井; Fumio Asano; 文夫浅野
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1994-02-15
Filing date: 1994-02-15
Publication date: 1995-08-29

Abstract

(57)【要約】【目的】収納した複数種類のシートサイズのシート材
の、サイズ表示、サイズ情報の装置本体への伝達を確実
に行なうシートカセットを実現する。【構成】シートサイズを表示する表示機能と、使用さ
れるシート材Ｓのサイズ情報をシートカセット１から装
置本体に伝達機能とを、兼用して果す表示・伝達部材
を、シートカセット１のシートサイズ表示部６、及びシ
ートサイズ検知部９に着脱自在に装着可能にする。シー
トサイズの変更時に、表示・伝達部材をシートカセット
１から外して保管場所に保管することなく、シートサイ
ズの表示、及びサイズ情報の伝達を、少ない部品点数で
確実に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、レーザビームプリン
タ、複写機等の画像形成装置に使用されるシートカセッ
トに係り、詳しくは収納されるシート材のサイズの表示
及び装置本体へのサイズ情報の伝達する機能を備えたシ
ートカセットに関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、レーザビームプリンタ等の画像形
成装置においては、１つのカセット内に複数サイズのシ
ート材を収納可能なマルチサイズカセットが用いられる
ことがある。この種のマルチサイズカセットの一例を、
図５に基づいて説明する。

【０００３】マルチサイズカセット３６内の中板１ｂ上
に積載されて収納されるシート材は、その一側部を幅規
制板３７により規制され、シート材後端を長さ規制板３
９により規制されてカセット内に位置決めされる。幅規
制板３７は、幅方向に複数箇所設けられた位置決め穴３
８に、シートサイズに応じて差し込まれて固定され、ま
た、長さ規制板３９は、カセットの長さ方向に沿って複
数箇所設けられた位置決め穴４０に、シートサイズに応
じて差し込まれ固定される。

【０００４】マルチサイズカセット３６に収納されるシ
ートサイズ（例えば、Ａ４サイズ、ＬＴＲサイズ）は、
シートカセット前部に設けられたサイズ表示部４２に表
示される。この表示は、表示切り換え部材４１を幅方向
に切り換えるか、又は表示部材を着脱式で交換すること
により、選択して行なわれる。

【０００５】マルチサイズカセット３６の一側部に設け
られたシートサイズ検知部４３は、複数の検知突起４４
を有していて、収納されるシート材のシートサイズに応
じて、使用者によりスライド式又は着脱式で位置が調節
される。

【０００６】不図示のＬＢＰ本体には、上記検知突起４
４に対応する位置に検知スイッチ４６と板ばね４５が配
設されており、検知スイッチ４６は、シートサイズの認
識を行なうものである。マルチサイズカセット３６がＬ
ＢＰに装着されると、検知突起４４に対応する板ばね４
５の１つ又は組み合わせた複数個が押圧されて検知スイ
ッチ４６が作動することにより、シートサイズがＬＢＰ
の制御部（図示略）に認識される。

【０００７】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては、シートサイズ検知機構と、シートサイ
ズ表示機構とは、互いに独立して配設されていて、シー
トサイズを変更する際には、シートサイズ検知部とシー
トサイズ表示部の両者を別々にシートサイズに合わせて
変更しなければならなかった。

【０００８】そのため、使用者はシートサイズ検知部と
シートサイズ表示部との両者を一致させるように注意し
なければならないが、後操作により上記両者が一致しな
い場合が多く発生していた。

【０００９】また、シートサイズ検知及びシートサイズ
表示の調節において、シートサイズ検知突起及びシート
サイズの表示部材等を、着脱式で交換して調節する方式
では、取りはずした検知部材（検知突起）、表示部材を
保管する場所を設けておかなければ、外した部材が紛失
してしまう問題があった。

【００１０】そこで、本発明は、画像形成装置に着脱自
在であって、複数種類のシート材のシートサイズの、表
示及び画像形成装置へのサイズ情報の伝達を確実にした
シートカセットを提供することを目的とするものであ
る。

【００１１】

【課題を解決するための手段】本発明は、上述事情に鑑
みなされたものであって、複数種類のシート材を収納可
能にして装置本体に着脱自在であって、シートサイズを
表示するシートサイズ表示部と、シートサイズを前記装
置本体に伝達すべく検知するシートサイズ検知部と、を
有するシートカセットにおいて、前記シートサイズ表示
部及びシートサイズ検知部に着脱自在であって、任意の
シートサイズを表示する表示機能と前記シートサイズと
異なるシートサイズを前記装置本体に伝達させる伝達機
能とを兼用して備える複数のシートサイズの表示・伝達
部材を有することを特徴とする。

【００１２】また、前記複数の表示・伝達部材は、前記
シートサイズ表示部に装着した時にはシートサイズの表
示機能を有し、前記シートサイズ検知部に装着した時に
はシートサイズの伝達機能を有することを特徴とする。

【００１３】また、前記複数の表示・伝達部材の一方
は、表面にシートカセットに収納されているシートサイ
ズを表示する表示手段を、裏面に他方の表示・伝達部材
の伝達手段を有することを特徴とする。

【００１４】また、前記表示・伝達部材は、複数個連
結して前記シートサイズ表示部に着脱自在であることを
特徴とする。

【００１５】

【作用】以上構成に基づき、例えば、Ａ４サイズとＬＴ
Ｒサイズが収納可能なシートカセットに任意のシートサ
イズ、例えばＡ４サイズのシートを収納して、シートカ
セットを使用する場合には、Ａ４サイズを表示手段（文
字）と、ＬＴＲサイズ検知用の検知部を有する表示・伝
達部材が、シートサイズ表示部に装着されてＡ４サイズ
が表示される。

【００１６】また、Ａ４サイズ検知用の検知部と、ＬＴ
Ｒサイズ表示手段を有する表示・伝達部材をシートサイ
ズ検知部に装着することにより、Ａ４サイズのサイズ情
報が、シートカセットが装着される装置本体に伝達され
る。

【００１７】ＬＴＲサイズのシート材をシートカセット
に収納する場合には、Ａ４表示・ＬＴＲ検知の表示・伝
達部材と、ＬＴＲ表示・Ａ４検知用の表示・伝達部材と
を入れ換えて、シートサイズ表示部及びシートサイズ検
知部にそれぞれ装着することにより、ＬＴＲサイズ表示
とＬＴＲサイズ情報の装置本体への伝達を行うことがで
きる。

【００１８】これにより、表示・伝達部材を、シートサ
イズの表示機能とサイズ情報の伝達機能とを兼用して果
させることができて部品点数が減少すると共に、表示・
伝達部材をシートカセットに常時装着することができ
て、表示・伝達部材の紛失の発生を抑えて、確実なシー
トサイズの検知、及びサイズ情報の伝達を行うことがで
きる。

【００１９】また、複数の表示・伝達部材は、結合した
状態で使用可能になっており、これにより、１つのシー
トサイズ表示部、１つのシートサイズ検知部を有するシ
ートカセットに、３種類のシートサイズのシート材Ｓを
収納して、その表示及びサイズ情報の伝達を行うことが
できる。

【００２０】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面に沿って説明す
る。本発明に係るシートカセットが適用可能な画像形成
装置としてのレーザビームプリンタの一例を図６におい
て説明する。

【００２１】レーザビームプリンタ（以下ＬＢＰと略
す）５１は、図６に示すように、シート材Ｓを収納する
２つのカセット１，１Ａを有し、一方のカセット１には
給紙ローラ５５が配設されていると共に、他方のカセッ
ト１Ａには給紙ローラ５６が配設されている。そして、
これらカセット１，１Ａの下流には、シート材Ｓを同期
搬送するレジストローラ対５７が配設されており、この
ローラ対５７は図示しないばねにより互いに押圧接触す
る上ローラ５７ａと下ローラ５７ｂとにより構成されて
いる。

【００２２】また、レジストローラ対５７の下流にはレ
ーザスキャナ部５９からのレーザー光により画像を形成
する画像形成部６０が配設されている。さらに、画像形
成部６０の下流には、定着器６１が配設されており、こ
の定着器６１の下流には排紙センサ６２が配設されてい
る。そして、排紙センサ６２の下流には、搬送ローラ対
６３及び排出ローラ６５が配設されており、この排出ロ
ーラ６５の下流には機体６６上部が構成する排紙トレイ
６７が配設されている。

【００２３】また、前記レーザスキャナ部５９は、レー
ザー光を発光するレーザーユニット６９及びこのユニッ
ト６９からのレーザー光を反射するポリゴンミラー７０
とにより構成されており、さらに前記画像形成部６０
は、感光ドラム７１、前露光ランプ７２、一次帯電器７
３、現像器７５、転写帯電器７６及びクリーナ７７とに
より構成されている。そして、ＬＢＰ５１には、インタ
ーフェース７９を介して外部機器８０が連結されてい
る。５０は、ＬＢＰ５１の制御部（ＣＰＵ）を示してい
る。

【００２４】次に、上記ＬＢＰ５１に着脱自在に適用可
能なシートカセットの第１の実施例を図１に示す。

【００２５】同図において、シートカセット１のカセッ
ト本体内には、支軸１ｂにより基部を枢支された中板１
ａが配設されていてシート材Ｓが積載可能になってお
り、この中板１ａは不図示の加圧ばねによって、自由端
が上方に付勢されている。１ｃは、シート材Ｓの先端隅
部を押圧してシート材Ｓを分離する分離爪を示してい
る。

【００２６】シートカセット１は、複数サイズのシート
材Ｓを収納可能なマルチサイズカセットからなってい
て、本実施例では、Ａ４サイズとＬＴＲサイズとを収納
可能にした例を示している。

【００２７】１３は、収納されたシート材Ｓの幅方向を
規制する幅規制板を示し、スライド又は差し込みによっ
て幅方向に位置するように調節されており、本実施例で
は幅規制板１３を、幅方向に沿って複数個穿設された位
置決め穴１５に差し込むことにより、位置決めされてい
る。１４は、シート材Ｓの後端に当接して長さ方向を規
制する長さ規制板を示していて、長さ方向に沿って複数
個穿設された位置決め穴１６に差し込むことにより位置
決めされている。

【００２８】シートカセット１の前部には、拡大部で示
すように、シート材Ｓのサイズを表示するシートサイズ
表示部６が、そして一側部には、シート材Ｓのサイズを
検知するシートサイズ検知部９がそれぞれ配設されてい
る２は、Ａ４サイズの文字（表示手段）が印された表示・
伝達部材を示していて、その側部に設けられた嵌合穴１
１を、シートサイズ表示部６に設けられた突起７及びシ
ートサイズ検知部９に設けられた突起１０に係合するこ
とにより、表示・伝達部材２は、シートサイズ表示部６
及びシートサイズ検知部９にそれぞれ着脱自在になって
いる。

【００２９】表示・伝達部材２の裏面には、ＬＴＲサイ
ズ用の凸状の検知部３が形成されている。この検知部３
は、シートサイズ表示部６に設けられた複数の嵌合穴８
の１つに嵌合可能になっている。また検知部３はシート
サイズ検知部の嵌合穴（図示略）にも嵌合可能になって
いて、この嵌合時には、シートカセット１に収納されて
いるシート材ＳがＬＴＲサイズであることが検知され
て、ＬＢＰ５１の装置本体の制御部（ＣＰＵ）５０に伝
達される。

【００３０】すなわち、表示・伝達部材２は、シートサ
イズ表示部６に装着されている場合は、Ａ４サイズの表
示を行なうシートサイズの表示手段として機能し、ま
た、シートサイズ検知部９に装着された場合は、ＬＴＲ
サイズの伝達手段として、兼用して機能している。

【００３１】４は、表面にＬＴＲサイズの文字を印した
表示・伝達部材を示している。この表示・伝達部材４も
上記表示・伝達部材２と同様に、シートサイズ表示部６
及びシートサイズ検知部９の突起７、１０に係合可能な
嵌合穴１２を有していて、シートサイズ表示部６及びシ
ートサイズ検知部９に着脱自在になっている。また、表
示・伝達部材４の裏面には、上記検知部３と同様なＡ４
サイズ用の検知部５が設けられていて、シートサイズ表
示部６の嵌合穴８及びシートサイズ検知部９の嵌合穴
（図示略）に嵌合自在になっている。

【００３２】表示・伝達部材４は、シートサイズ表示部
６に装着された時には、シートカセット１のシート材Ｓ
がＬＴＲサイズであることを表示する。また、表示・伝
達部材４が、図示のようにシートサイズ検知部９に装着
されている場合には、シートカセット１に収納されるシ
ート材ＳのサイズがＡ４サイズであることを、シートサ
イズ検知部９で検知させて、装置本体の制御部５０に伝
達している。

【００３３】このようにして、表示・伝達部材２をシー
トサイズ表示部６に装着し、表示・伝達部材４をシート
サイズ検知部９に装着することによって、シートカセッ
ト１に収納されているＡ４のシート材Ｓのシートサイズ
は、表示・伝達部材２により表示され、且つシート材Ｓ
のサイズ情報は、表示・伝達部材４及びこれを検知した
シートサイズ検知部９により、画像形成装置５１の制御
部５０に伝達される。同様にして、表示・伝達部材４を
シートサイズ表示部６に装着し、表示・伝達部材２をシ
ートサイズ検知部９に装着した場合は、シート材Ｓのシ
ートサイズ（ＬＴＲサイズ）は、表示・伝達部材４によ
り表示され、このＬＴＲサイズであることのサイズ情報
は、シートサイズ検知部９に装着された表示・伝達部材
２を介して装置本体に伝達される。

【００３４】上述したように、表示・伝達部材２，４
は、シートサイズ表示部６に装着した場合には、シート
サイズの表示機能を、且つシートサイズ検知部９に装着
された場合には、収納されているシート材Ｓのサイズ情
報をシートカセット１が装着される装置本体への伝達機
能を、兼用して果している。

【００３５】これにより、表示・伝達部材２，４は、常
時使用する状態にあるので、これを特別の保管場所に保
管する必要もなくなって、その紛失の発生を抑えること
ができる。また、表示・伝達部材２，４が、シートサイ
ズの表示機能と、サイズ情報の伝達機能とを兼用してい
ることにより、部品の削減を実現することができる。

【００３６】図２は、本発明の第２の実施例に係るシー
トカセットを示しており、第１の実施例と同様のもの
は、同一符号を付して説明は省略する。

【００３７】本実施例では、シートサイズ表示部６及び
シートサイズ検知部９は、表示・伝達部材２，４を、下
方からスライド自在に装着できるように溝部が形成され
ている。さらに、シートサイズ表示部６、シートサイズ
検知部９には、挿入された表示・伝達部材２，４を保持
するためのスナップフィット１７，１８がそれぞれ設け
られており、このスナップフィット１７，１８は、下端
部に表示・伝達部材２，４を傾斜する爪部を有すると共
にシートカセット１の内側へたわむことができるように
なっている。

【００３８】シートサイズ表示部６，シートサイズ検知
部９を、このように構成することにより、第１の実施例
と同様の効果を有する他に、表示・伝達部材２，４の着
脱を容易にすると共に、保持作用を確実にすることがで
きる。

【００３９】図３は、本発明の第３の実施例に係るシー
トカセット１を示しており、第１の実施例と同じもの
は、同一符号で示している。

【００４０】同図において、２５は、シートサイズ表示
部６に設けられた係合用の突起、２６は、シートサイズ
表示部６に設けられた嵌合穴を示し、シートサイズ表示
部６には、予めＡ４サイズの文字が表示されている。

【００４１】１９は、表面にＬＴＲサイズの文字が印さ
れ、裏面にＡ４サイズのサイズ情報を伝達するための凸
状の検知部２０が設けられた表示・伝達部材を示してい
る。この表示・伝達部材１９は、シートサイズ検知部９
に装着した時に、検知部２０がシートサイズ検知部９の
嵌合穴２４に嵌合する。

【００４２】シートサイズ検知部９には、ＬＴＲサイズ
を検知する検知部２２が予め設けられており、表示・伝
達部材１９がシートサイズ検知部９に装着していない場
合には、シートサイズ検知部９はＬＴＲサイズのサイズ
情報を装置本体に伝達する。そして、表示・伝達部材１
９をシートサイズ表示部６に装着することにより、収納
されているシート材ＳのシートサイズがＬＴＲサイズで
あることが表示される。

【００４３】また、Ａ４サイズのシート材Ｓをシートカ
セット１に収納する場合には、表示・伝達部材１９がシ
ートサイズ検知部９に装着され、嵌合穴２４による検知
部２０の検知と、検知部２２との作用により、シートサ
イズがＡ４サイズであることが装置本体に伝達される。
この場合、シートサイズ表示部６には、予め印されてい
るＡ４サイズの文字により、シートサイズが表示されて
いる。

【００４４】シートカセット１を、このように構成する
ことにより、１つの表示・伝達部材１９により、シート
サイズの表示及びサイズ情報の伝達の切り換えが行なわ
れて、第１の実施例に比べて部品点数が削減されると共
に、シートサイズ変更のための手間を低減することがで
きる。

【００４５】図４は、本発明の第４の実施例に係るシー
トカセットを示しており、前記各実施例と同じものは同
一符号で示している。

【００４６】１Ａは、Ａ４、ＬＴＲ、Ｂ５の３種類のシ
ートサイズのシート材Ｓを収納可能な、マルチサイズカ
セットとしてのシートカセットを示している。２７は、
Ａ４表示・ＬＴＲ検知用の表示・伝達部材、２８は、Ｌ
ＴＲ表示・Ｂ５検知用の表示・伝達部材、２９は、Ｂ５
表示・Ａ４検知用の表示・伝達部材２９、をそれぞれ示
している。

【００４７】表示・伝達部材２７の表面には、Ａ４サイ
ズを表示する文字が印され、裏面にはＬＴＲ検知用の凸
状の検知部３１が設けられており、さらに上部には、表
示・伝達部材２９の検知部が結合可能な嵌合穴３３が形
成されている。

【００４８】表示・伝達部材２８の表面には、ＬＴＲサ
イズを表示する文字が印され、裏面には、Ｂ５検知用の
検知部３２が設けられており、さらに中部には、表示・
伝達部材２７の検知部が結合可能な嵌合穴３４が形成さ
れている。

【００４９】表示・伝達部材２９の表面には、Ｂ５サイ
ズを表示する文字が印され、裏面にはＡ４検知用の検知
部３０が設けられており、さらに下部には、表示・伝達
部材２８の検知部が結合可能な嵌合穴３５が形成されて
いる。

【００５０】いま、シートカセット１にＢ５サイズのシ
ート材Ｓを収納して使用する場合には、Ｂ５検知用の検
知部３２を有する表示・伝達部材２８が、シートサイズ
検知部９に装着される。残りの２つの表示・伝達部材２
７，２９は、Ｂ５表示機能を有する表示・伝達部材２９
を表示・伝達部材２７に重ねて結合した状態で、シート
サイズ表示部６に装着される。これにより、表示・伝達
部材２９により、Ｂ５サイズが表示されると共に、シー
トサイズ検知部９にある表示・伝達部材２８により、収
納されているシート材Ｓのサイズ情報（Ｂ５サイズ）
が、制御部５０に伝達される。

【００５１】同様にして、シートカセット１にＡ４サイ
ズのシート材Ｓを収納する場合には、Ａ４検知用の検知
部３０を有する表示・伝達部材２９が、シートサイズ検
知部９に装着される。残りの表示・伝達部材２８，２７
は、結合された状態でシートサイズ表示部６に装着され
る。これにより、表示・伝達部材２８によりＡ４サイズ
が表示されると共に、シートサイズ検知部９に装着した
表示・伝達部材２７により、Ａ４サイズのサイズ情報が
装置本体の制御部５０に伝達される。

【００５２】また、ＬＴＲサイズのシート材Ｓをシート
カセット１に収納する場合には、表示・伝達部材２７が
シートサイズ検知部９に装着されて、ＬＴＲサイズのサ
イズ情報が装置本体に伝達されると共に、残りの表示・
伝達部材２８，２９は、連結した状態でシートサイズ表
示部６に装着されて、表示・伝達部材２８によりＬＴＲ
サイズが表示される。

【００５３】シートカセット１Ａを上述のように構成す
ることにより、第１の実施例と同様の効果を有すると共
に、１つのシートサイズ表示部６及び１つのシートサイ
ズ検知部９を備えたシートカセット１Ａに、３種類のシ
ートサイズのシート材Ｓを収納して、それぞれのサイズ
表示、及び装置本体へのサイズ情報の伝達を確実に行う
ことができる。

【００５４】なお、第１の実施例ないし第３の実施例に
おいては、シートサイズがＡ４サイズとＬＴＲサイズの
場合について述べたが、これに限らず、例えばＢ５サイ
ズとＥＸＥサイズ、Ａ３サイズとＬＧＲサイズ等でも同
様に実施することができる。さらに、第４の実施例で説
明したＡ４、ＬＴＲ、Ｂ５サイズのシート材を収納する
他に、例えば、Ａ３、ＬＧＲ、Ｂ４サイズ等のシート材
を使用する時でも、本発明を同様に実施することができ
る。

【００５５】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
シートサイズを表示する表示機能と、使用されるシート
材のサイズ情報をシートカセットから装置本体に伝達す
る伝達機能とを、兼用して果す表示・伝達部材を、シー
トカセットのシートサイズ表示部、及びシートサイズ検
知部に着脱自在に装着可能にしたので、シートサイズの
変更時に、表示・伝達部材をシートカセットから外して
保管場所に保管することなく、シートサイズの表示、及
びサイズ情報の伝達を、少ない部品点数で確実に行うこ
とができる。

【００５６】また、複数の表示・伝達部材を連結可能に
して、シートカセットに装着可能にしたので、シートサ
イズ表示部やシートサイズ検知部を増やすことなく、３
種類のシートサイズの表示、サイズ情報の伝達を行うこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施例に係るシートカセットの
斜視図。

【図２】本発明の第２の実施例に係るシートカセットの
斜視図。

【図３】本発明の第３の実施例に係るシートカセットの
斜視図。

【図４】本発明の第４の実施例に係るシートカセットの
斜視図。

【図５】従来のシートカセットの一例を示す斜視図。

【図６】本発明に係るシートカセットが適用可能な画像
形成装置の縦断側面図。

【符号の説明】

１，１Ａマルチサイズカセット（シートカセ
ット）２表示・伝達部材３検知部４表示・伝達部材５検知部６シートサイズ表示部８嵌合穴９シートサイズ検知部１７，１８スナップフィット１９表示・伝達部材２０検知部２２検知部２４嵌合穴２６嵌合穴２７表示・伝達部材（Ａ４表示・ＬＴＲ
検知用）２８表示・伝達部材（ＬＴＲ表示・Ｂ５
検知用）２９表示・伝達部材（Ｂ５表示・Ａ４検
知用）３０，３１，３２検知部５０制御部５１レーザビームプリンタ（画像形成装
置）７１感光ドラム（画像形成部）

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号庁内整理番号ＦＩ技術表示箇所Ｇ０３Ｇ 21/00 ３８６ (72)発明者山縣正典東京都大田区下丸子３丁目30番２号キヤノン株式会社内 (72)発明者後藤信治東京都大田区下丸子３丁目30番２号キヤノン株式会社内 (72)発明者辻井博道東京都大田区下丸子３丁目30番２号キヤノン株式会社内 (72)発明者浅野文夫東京都大田区下丸子３丁目30番２号キヤノン株式会社内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】複数種類のシート材を収納可能にして装
置本体に着脱自在であって、シートサイズを表示するシ
ートサイズ表示部と、シートサイズを前記装置本体に伝
達すべく検知するシートサイズ検知部と、を有するシー
トカセットにおいて、前記シートサイズ表示部及びシートサイズ検知部に着脱
自在であって、任意のシートサイズを表示する表示機能
と前記シートサイズと異なるシートサイズを前記装置本
体に伝達させる伝達機能とを兼用して備える複数のシー
トサイズの表示・伝達部材を有することを特徴とするシ
ートカセット。
【請求項２】前記複数の表示・伝達部材は、前記シー
トサイズ表示部に装着した時にはシートサイズの表示機
能を有し、前記シートサイズ検知部に装着した時にはシ
ートサイズの伝達機能を有することを特徴とする請求項
１に記載のシートカセット。
【請求項３】前記複数の表示・伝達部材の一方は、表
面にシートカセットに収納されているシートサイズを表
示する表示手段を、裏面に他方の表示・伝達部材の伝達
手段を有することを特徴とする請求項１に記載のシート
カセット。
【請求項４】前記表示・伝達部材は、複数個連結して
前記シートサイズ表示部に着脱自在であることを特徴と
する請求項１に記載のシートカセット。
【請求項５】請求項１ないし４に記載のシートカセッ
トと、給紙されるシート材に画像形成を行なう画像形成部と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。