JPH07228221A - 車両用ワイパ装置 - Google Patents

車両用ワイパ装置

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Publication number
JPH07228221A
JPH07228221A JP6158861A JP15886194A JPH07228221A JP H07228221 A JPH07228221 A JP H07228221A JP 6158861 A JP6158861 A JP 6158861A JP 15886194 A JP15886194 A JP 15886194A JP H07228221 A JPH07228221 A JP H07228221A
Authority
JP
Japan
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wiper
link mechanism
damper
blade
vehicle
Prior art date
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Application number
JP6158861A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Nakano
博之 中野
Masanori Sugiura
杉浦  正典
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asmo Co Ltd
Denso Corp
Original Assignee
Asmo Co Ltd
NipponDenso Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asmo Co Ltd, NipponDenso Co Ltd filed Critical Asmo Co Ltd
Priority to JP6158861A priority Critical patent/JPH07228221A/ja
Publication of JPH07228221A publication Critical patent/JPH07228221A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワイパアーム&ブレードのびびり現象やオー
バーラン現象、更にはリンク機構の耐久性低下や反転音
増加を共に防止でき、かつこれを極めて簡単な構造で低
コストにより実現できる車両用ワイパ装置を得る。 【構成】 ワイパ装置10のピボットセグメント18に
は連結ロッド32を介してダンパ30が連結されてい
る。ダンパ30は、内蔵された弾性ゴムブッシュがピボ
ットセグメント18等のリンク機構に常に連動して捩じ
れることにより、捩じれ量に応じた反力及び捩じれ速度
に応じた減衰力をリンク機構に付与する。したがって、
びびり振動はダンパ30によって吸収され、リンク機構
の負荷が小さくその変動も減少される。さらに反転音や
オーバーランも防止される。また構造も簡単で低コスト
となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のウインドシール
ドガラス等を払拭する車両用ワイパ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のウインドシールドガラス等を払
拭する車両用ワイパ装置では、ワイパブレード(ブレー
ドラバー)がウインドシールドガラス面に密着して移動
することにより、雨滴等を払拭するが、ウインドシール
ドガラス面に付着した油膜等によりワイパ作動時のウイ
ンドシールドガラス面とブレードラバーとの間の相対的
摩擦特性が負勾配になるため、ワイパアーム&ブレード
の自励振動(所謂、びびり現象)が発生することがあっ
た。このようなびびり現象が発生すると、単に払拭不良
となるに留まらず、ブレードラバーの異常摩耗やワイパ
駆動用のリンク機構の耐久性低下の原因となったり、ワ
イパモータの消費電力の増加の原因となっていた。ま
た、このようなびびり現象は、極めて目障りであり、耳
障りである。
【0003】この場合、ワイパアームの剛性を高くして
びびり現象の発生を阻止する構成が考えられる。しかし
ながら、ワイパアームの剛性を高くしようとすると、必
然的にワイパアームが重くなり、リンク機構の耐久性低
下やワイパブレードの反転音増加といった新たな問題が
生じるのみならず、ワイパアーム&ブレードの慣性力の
ために、ワイパアーム&ブレードが所定の払拭範囲(往
復回動限)を越えて反転する所謂オーバーラン現象が発
生するという問題もある。特に、ワイパの高速作動時や
車両の高速走行時においては、このオーバーラン現象が
発生する場合が多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記事実を考
慮し、ワイパアーム&ブレードのびびり現象やオーバー
ラン現象、更にはリンク機構の耐久性低下やワイパブレ
ードを含むワイパシステム全体の反転音増加を共に防止
でき、かつこれを極めて簡単な構造で低コストにより実
現することができる車両用ワイパ装置を得ることが目的
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の車
両用ワイパ装置は、ワイパアームがピボットシャフトに
取り付けられると共に前記ピボットシャフトがリンク機
構を介してワイパモータに連結され、前記ワイパモータ
の作動による前記ピボットシャフトの回動により前記ワ
イパアームが所定範囲で往復回動する車両用ワイパ装置
において、前記ピボットシャフトとワイパモータとの間
の前記リンク機構に並列的に連結されて常に前記リンク
機構に連動し、前記リンク機構の移動量に応じた反力及
び移動速度に応じた減衰力を前記リンク機構に付与する
ダンパを備えたことを特徴としている。
【0006】請求項2に係る発明の車両用ワイパ装置
は、請求項1記載の車両用ワイパ装置において、前記ダ
ンパは、車体側に配置され連結ロッドを介して前記リン
ク機構に連結されることを特徴としている。
【0007】請求項3に係る発明の車両用ワイパ装置
は、請求項1記載の車両用ワイパ装置において、前記ダ
ンパは、前記ピボットシャフトと前記リンク機構との連
結部位に前記ピボットシャフトと同軸的に設けられるこ
とを特徴としている。
【0008】請求項4に係る発明の車両用ワイパ装置
は、請求項1記載の車両用ワイパ装置において、前記ダ
ンパは、前記ワイパモータ及び前記リンク機構を前記車
体側に支持するリンクフレームに配置され連結ロッドを
介して前記リンク機構に連結されることを特徴としてい
る。
【0009】
【作用】請求項1記載の車両用ワイパ装置では、ワイパ
モータの駆動力がリンク機構を介してピボットシャフト
へ伝達され、このピボットシャフトの回動によりワイパ
アームが往復回動して雨滴等を払拭する。
【0010】この場合、リンク機構にはダンパが並列的
に連結されており常にリンク機構に連動し、さらに、こ
のダンパはリンク機構の移動量に応じた反力及び移動速
度に応じた減衰力をリンク機構に付与する。したがっ
て、仮にワイパアーム&ブレードの自励振動が発生しよ
うとしても、この振動(ワイパアーム&ブレードからの
入力)はダンパによって吸収され、結果的にびびり現象
が防止される。これにより、払拭不良あるいはブレード
ラバーの異常摩耗やリンク機構を含むワイパシステム全
体の耐久性低下が防止される。
【0011】また、ワイパアームが往復回動限に達した
際にワイパアーム&ブレードが所定の払拭範囲(往復回
動限)を越えるようにワイパアーム&ブレードの慣性力
が作用しても、リンク機構にはその慣性力に応じた反力
がダンパによって付与されるため、ワイパアーム&ブレ
ードのオーバーラン現象が制限され、所定の払拭範囲が
維持される。さらに、ワイパアーム&ブレードの最大オ
ーバーラン量を予め見込んでリンク機構の揺動角度を設
定したり、リンク機構の揺動角度をワイパの作動速度や
車両の走行速度に応じて切り換える構成ではないため、
機構も簡単で小型となり低コストになる。
【0012】またさらに、リンク機構にはダンパによっ
て減衰力や復元力が付与されるため、ワイパ作動時の各
部の負荷変動を低減することができ、さらに、ワイパア
ーム&ブレードが反転する際にリンク機構やワイパモー
タに衝撃的に負荷が作用することを防止できる。したが
って、ワイパアームの重量が増加しないここと相まっ
て、リンク機構の耐久性が向上しワイパブレードを含む
ワイパシステム全体の反転音も防止される。
【0013】このように、本発明の車両用ワイパ装置に
おいては、ワイパアーム&ブレードのびびり現象やオー
バーラン現象、更にはリンク機構の耐久性低下やワイパ
ブレードを含むワイパシステム全体の反転音増加を共に
防止でき、かつこれを極めて簡単な構造で低コストによ
り実現することができる。
【0014】請求項2記載の車両用ワイパ装置では、び
びり現象やオーバーラン現象等を防止できるに留まら
ず、ダンパが車体側に配置され連結ロッドを介してリン
ク機構に連結されるため、ダンパの配置位置やスペース
的な設計の自由度が拡大し、異なる車種に対する適用の
範囲も広がる。
【0015】請求項3記載の車両用ワイパ装置では、び
びり現象やオーバーラン現象等を防止できるに留まら
ず、ダンパがピボットシャフトとリンク機構との連結部
位にピボットシャフトと同軸的に設けられるため、広い
配置スペースが不要で装置がコンパクトな体格となり、
異なる車種に対する適用の範囲も広がる。
【0016】請求項4記載の車両用ワイパ装置では、び
びり現象やオーバーラン現象等を防止できるに留まら
ず、ダンパがリンクフレームに配置されているため、ワ
イパモータ及びリンク機構と共に車体側へ取り付けるこ
とが可能となり、組付けの作業性が向上する。
【0017】
【実施例】以下、図1乃至図6を用いて本発明の第1実
施例を説明する。
【0018】図1には第1実施例に係る車両用ワイパ装
置10の全体構成図が示されている。
【0019】ワイパ装置10は、基本的に同一構造の右
ワイパ10A及び左ワイパ10Bによって構成されて所
謂並行連動式とされている。左右ワイパは、それぞれワ
イパアーム12A及びワイパブレード14A、ワイパア
ーム12B及びワイパブレード14Bを備えており、ワ
イパアーム12A、12Bの往復回動によってそれぞれ
ワイパブレード14A、14Bが往復回動してウインド
シールドガラスに付着した雨滴等を払拭する。
【0020】なお、ワイパアーム12A及びワイパブレ
ード14A、ワイパアーム12B及びワイパブレード1
4Bを、適宜ワイパアーム&ブレードという。
【0021】右ワイパ10Aのワイパアーム12Aはピ
ボットシャフト16の一端に固定され回動可能に支持さ
れており、これによりワイパアーム12A及びワイパブ
レード14Aは常にピボットシャフト16と共に回動す
る。
【0022】ピボットシャフト16の他端にはピボット
セグメント18の一端が固定されている。このため、ピ
ボットセグメント18を揺動させることによりピボット
シャフト16を回動させることができる。
【0023】一方、左ワイパ10Bのワイパアーム12
Bはピボットシャフト20の一端に固定され回動可能に
支持されており、これによりワイパアーム12B及びワ
イパブレード14Bは常にピボットシャフト20と共に
回動する。また、ピボットシャフト20の他端にはピボ
ットセグメント22の一端が固定されており、ピボット
セグメント22を揺動させることによりピボットシャフ
ト20を回動させることができる。
【0024】右ワイパ10Aのピボットセグメント18
と、左ワイパ10Bのピボットセグメント22とは、連
結ロッド24によって連結されている。このため、ピボ
ットセグメント18とピボットセグメント22、すなわ
ちピボットシャフト16とピボットシャフト20とは常
に連動される。
【0025】ピボットセグメント22の他端(連結ロッ
ド24との連結部位)には、リンクロッド26の一端が
連結されており、さらに、リンクロッド26の他端はワ
イパモータ28のクランクアーム29に連結されてい
る。このため、ワイパモータ28の回転力は、リンクロ
ッド26を介してピボットセグメント22へ伝達され、
さらに連結ロッド24を介してピボットセグメント18
へ伝達される構成である。
【0026】また、ピボットセグメント18の中間部に
は、連結ロッド32の一端が連結されており、さらに、
連結ロッド32の他端はダンパ30のクランクレバー3
4に連結されている。
【0027】ここで、図2にはダンパ30の断面図が示
されている。ダンパ30は、ハウジング36が形成され
た円筒形の本体38を備えており、このハウジング36
が車体に固定される。本体38の内周部にはアウター金
具40が一体的に固着されている。また、アウター金具
40の内周部には弾性ゴムブッシュ42が固着されてお
り、さらに、弾性ゴムブッシュ42の中心部にはインナ
ー金具44が固着されている。すなわち、インナー金具
44とアウター金具40との間に弾性ゴムブッシュ42
が介在し、インナー金具44はアウター金具42(本体
38)に対し、弾性ゴムブッシュ42が弾性変形(捩じ
り変形)する範囲において相対回転可能な構成である。
また、インナー金具44の先端部には前記連結ロッド3
2が連結されたクランクレバー34が取り付けられてい
る。このため、ワイパモータ28の回転によりピボット
セグメント18が揺動すると、連結ロッド32を介して
ダンパ30のクランクレバー34がインナー金具44と
共に常に連動し、これによりインナー金具44の回転量
に応じて弾性ゴムブッシュ42が弾性変形する構成であ
る。したがって、インナー金具44がアウター金具40
(本体38)に対し相対回転して弾性ゴムブッシュ42
が弾性変形した状態では、弾性ゴムブッシュ42は、そ
の弾性変形量(捩じれ量)に応じた反力(復元力)及び
弾性変形速度(捩じれ速度)に応じた減衰力をインナー
金具44、クランクレバー34及び連結ロッド32を介
して前述したピボットセグメント18等のリンク機構に
付与する。
【0028】なお、図3に示す如く、ダンパ30は、ワ
イパアーム&ブレードが払拭範囲(角度)の中間位置
(払拭角度の1/2 の位置)に位置する状態で(θA =θ
B となる位置で) 、弾性ゴムブッシュ42が自然状態
(捩じれていない状態)となってクランクレバー34が
ピボットセグメント18に連結されるように各部の寸法
等が設定されている。
【0029】次に本実施例の作用を説明する。上記構成
のワイパ装置10では、ワイパモータ28が作動する
と、この回転力はリンクロッド26を介してピボットセ
グメント22へ伝達され、これによってピボットシャフ
ト20が往復回動されてワイパアーム12Bが往復回動
する。またこれと同時に、ピボットセグメント22へ伝
達されたワイパモータ28の回転力は、さらに連結ロッ
ド24を介してピボットセグメント18へ伝達され、こ
れによってピボットシャフト16が往復回動されてワイ
パアーム12Aもワイパアーム12Bと同期して往復回
動する。このワイパアーム12Aとワイパアーム12B
の往復回動により、ワイパブレード14A、14Bのブ
レードラバーがウインドシールドガラス面に接触して移
動し、雨滴等を払拭する。
【0030】この場合、ワイパ装置10では、リンク機
構(ピボットセグメント18や連結ロッド24あるいは
ピボットセグメント22やリンクロッド26等)にダン
パ30が並列的に連結されており常にリンク機構に連動
するため、ダンパ30はリンク機構の移動量に応じて弾
性ゴムブッシュ42が弾性変形し、これによりリンク機
構の変形量に応じた反力及び変形速度に応じた減衰力を
リンク機構に付与する。
【0031】ここで、仮に、ワイパブレード14A、1
4Bの払拭移動の際に、ウインドシールドガラス面に付
着した油膜等によりウインドシールドガラス面とブレー
ドラバーとの間の相対的摩擦特性が負勾配となり、これ
に起因してウインドシールドガラス面とブレードラバー
との間で自励的な振動力(加振エネルギー)が発生しよ
うとする。このウインドシールドガラス面との間で発生
した振動力は、ピボットシャフト16、20を介してピ
ボットセグメント18、22等のリンク機構へ伝達され
る。しかしながら、ピボットセグメント18、22等の
リンク機構へ伝達されたワイパアーム&ブレードの自励
振動(ワイパアーム&ブレードからの入力)は、ピボッ
トセグメント18に連結されたダンパ30によって吸収
され、結果的にびびり現象が防止される。この場合、図
4(A)には本実施例に係るワイパ装置10のびびり振
動の状態(実験結果)が払拭位置との関係で示されてお
り、図4(B)には従来のワイパ装置のびびり振動の状
態(実験結果)が払拭位置との関係で示されている。こ
れらの図において明らかなように、本実施例に係るワイ
パ装置10では、何れの払拭位置においてもびびり振動
が低減されている。
【0032】したがって、払拭不良となることがなく騒
音も大幅に低減される。さらに、ブレードラバーの異常
摩耗やリンク機構の耐久性低下が防止される。
【0033】また、ワイパ装置10では、リンク機構に
はダンパ30によって反力及び減衰力が付与されてお
り、さらにダンパ30は、ワイパアーム&ブレードが払
拭範囲(角度)の中間位置(払拭角度の1/2 の位置)に
位置する状態で、弾性ゴムブッシュ42が自然状態とな
って連結されているため、ワイパアーム&ブレードが往
復回動限に近づくに連れて復元力が大きくなる。したが
って、ワイパアーム&ブレードの払拭移動におけるリン
ク機構やワイパモータ28の負荷を低減することができ
るのみならず、その変動も少なくなる。この場合、図5
(A)には本実施例に係るワイパ装置10の負荷変動の
状態(実験結果)が払拭位置(ワイパモータ28の回転
角)との関係で示されており、図5(B)には従来のワ
イパ装置の負荷変動の状態が払拭位置との関係で示され
ている。これらの図において明らかなように、本実施例
に係るワイパ装置10では、リンク機構やワイパモータ
28に作用する負荷の最大値が小さくなり、その変動も
少なくなっている。さらに、ワイパアーム&ブレードが
反転する際にリンク機構やワイパモータ28に衝撃的に
負荷が作用することも防止できる。したがって、ワイパ
アーム&ブレードの重量が増加しないことと相まって、
リンク機構の耐久性が向上しワイパブレードの反転音も
防止される。
【0034】またさらに、ワイパアーム&ブレードが往
復回動限に達した際にワイパアーム&ブレードが所定の
払拭範囲(往復回動限)を越えるように慣性力が作用し
てもしても、リンク機構にはその慣性力に応じた反力
(復元力)及び減衰力がダンパ30によって付与される
ため、ワイパアーム&ブレードのオーバーラン現象が制
限され、所定の払拭範囲が維持される。さらに、ワイパ
アーム&ブレードの最大オーバーラン量を予め見込んで
リンク機構の揺動角度を設定したり、リンク機構の揺動
角度をワイパ作動速度や車両走行速度に応じて切り換え
る構成ではないため、機構も簡単で小型となり低コスト
になる。
【0035】このように、本第1実施例に係る車両用ワ
イパ装置10においては、ワイパアーム&ブレードのび
びり現象やオーバーラン現象、更にはリンク機構の耐久
性低下やワイパブレードを含むワイパシステム全体の反
転音増加を共に防止でき、さらに、極めて簡単な構造で
低コストにより実現することができる。
【0036】また、第1実施例に係る車両用ワイパ装置
10では、ダンパ30が車体側の任意な位置に固定され
連結ロッド32を介してリンク機構に連結されるため、
ダンパ30の配置位置やスペース的な設計の自由度が拡
大し、異なる車種に対する適用の範囲も広がる。
【0037】なお、ダンパ30による反力(復元力)及
び減衰力は、弾性ゴムブッシュ42の大きさや材料を変
更することにより適宜設定することができるが、これに
限らず、図6に示す如く、ワイパアーム&ブレードの回
動角θ1 に対するダンパ30(弾性ゴムブッシュ42)
の捩じれ角θ2 を変更することによっても可能である。
この場合には、ピボットセグメント18に対する連結ロ
ッド32の連結位置とピボットシャフト16との間の長
さL1 と、連結ロッド32が連結されたクランクレバー
34の長さL2 の比を変更することによって容易に調節
可能である。
【0038】また、前記第1実施例においては、ダンパ
30をピボットセグメント18の中間部に連結ロッド3
2を介して連結した構成を示したが、ダンパ30の連結
位置はこれに限らず、リンク機構を構成する箇所(ピボ
ットシャフト16、20とワイパモータ28との間)で
あれば他の位置に連結してもよい。例えば、図7に示す
第2実施例の如く、ダンパ30を左ワイパ10Bのピボ
ットセグメント22に連結する構成としてもよく、ある
いは、図8に示す第3実施例の如く、ダンパ30のクラ
ンクレバー34を連結ロッド24に直接連結する構成と
してもよい。
【0039】さらに、前記第1実施例乃至第3実施例に
おいては、ダンパ30を連結ロッド32等を介してピボ
ットセグメント18等のリンク機構に連結した構成を示
したが、これに限らず、ギヤ等を介してリンク機構に連
結する構成としてもよい。図9及び図10にはこの場合
の一例が示されている。図9及び図10に示す第4実施
例のワイパ装置50では、ダンパ30のインナー金具4
4の先端部には、クランクレバー34に代えてギヤ52
が取り付けられており、さらに、ギヤ52はピボットセ
グメント18に一体に設けられたセグメントギヤ54に
噛み合っている。このワイパ装置50であっても、ワイ
パモータ28の回転によりピボットセグメント18が揺
動すると、セグメントギヤ54及びギヤ52によって力
が伝達されてダンパ30(弾性ゴムブッシュ42)が弾
性変形され、その弾性変形量(捩じれ量)に応じた反力
(復元力)及び弾性変形速度(捩じれ速度)に応じた減
衰力をピボットセグメント18等のリンク機構に付与す
ることができる。
【0040】またさらに、前記第1実施例乃至第4実施
例においては、ダンパ30は弾性ゴムブッシュ42の捩
じり変形によって反力及び減衰力を発生する構成とした
が、このようなゴム弾性を用いる構成に限らず、例えば
油圧式や磁力式のダンパを用いる構成としてもよい。
【0041】また、前記第1実施例乃至第4実施例にお
いては、ダンパ30はリンク機構の移動に伴って回転さ
れ弾性ゴムブッシュ42が捩じれ変形して減衰力(復元
力)をリンク機構に付与する構成としたが、これに限ら
ず、図11に示す第5実施例のダンパ56の如く往復移
動してリンク機構に連動され、その往復移動量に応じた
反力(復元力)及び減衰力をピボットセグメント18等
のリンク機構に付与する構成(往復式のダンパ)であっ
てもよい。
【0042】次に、本発明の第6実施例を説明する。な
お、前述した第1実施例と基本的に同一の部品には前記
第1実施例と同一の符号を付与しその説明を省略する。
【0043】図12には第6実施例に係る車両用ワイパ
装置60の全体構成図が示されている。
【0044】ワイパ装置60では、ピボットセグメント
18とは別に、ピボットシャフト16の下端にダンパ6
2を介してレバー64が連結されている。図13に詳細
に示す如く、ダンパ62は円筒形のインナー金具66を
備えており、このインナー金具66がピボットシャフト
16の下端にナット68によって固定される。インナー
金具66の外周部には弾性ゴムブッシュ70が固着され
ており、さらに、弾性ゴムブッシュ70の外周部にはア
ウター金具72が固着されている。すなわち、インナー
金具66とアウター金具72との間に弾性ゴムブッシュ
70が介在し、アウター金具72はインナー金具66
(ピボットシャフト16)に対し、弾性ゴムブッシュ7
0が弾性変形(捩じり変形)する範囲において相対回転
可能な構成である。
【0045】このダンパ62のアウター金具72の外周
部には、前記レバー64が取り付けられている。また、
レバー64の先端部には連結ロッド74の一端が連結さ
れており、さらに、連結ロッド74の他端は左ワイパ1
0Bのピボットセグメント22の中間部に連結されてい
る。このため、ワイパモータ28の回転によりピボット
セグメント18及びピボットセグメント22が揺動する
と、ピボットシャフト16及びピボットシャフト20が
回動されるのみならず、連結ロッド74を介してレバー
64が揺動される構成である。なおこの場合、ピボット
セグメント18の揺動角度θX よりもレバー64の揺動
角度θY が小さくなるように各部の寸法等が設定されて
いる。これにより、ワイパモータ28が回転しピボット
セグメント18及びピボットセグメント22が揺動する
と、ダンパ62のアウター金具72が常にこれに連動し
てインナー金具66(ピボットシャフト16)に対して
相対回転し、これによりアウター金具72の回転量に応
じて弾性ゴムブッシュ70が弾性変形する構成である。
したがって、アウター金具72がインナー金具66(ピ
ボットシャフト16)に対し相対回転して弾性ゴムブッ
シュ70が弾性変形した状態では、弾性ゴムブッシュ7
0は、その弾性変形量(捩じれ量)に応じた反力(復元
力)及び弾性変形速度(捩じれ速度)に応じた減衰力を
アウター金具72、レバー64及び連結ロッド74を介
して前述したピボットセグメント22等のリンク機構に
付与する。
【0046】なお、ダンパ62は、ワイパアーム&ブレ
ードが払拭範囲(角度)の中間位置(払拭角度の1/2 の
位置)に位置する状態で(すなわち、ピボットセグメン
ト18の揺動角度θX の中間位置で) 、弾性ゴムブッシ
ュ70が自然状態(捩じれていない状態)となってレバ
ー64が連結ロッド74を介してピボットセグメント2
2に連結されるように各部の寸法等が設定されている。
【0047】次に本第6実施例の作用を説明する。上記
構成のワイパ装置60では、ワイパモータ28が作動す
ると、この回転力はピボットセグメント18及びピボッ
トセグメント22へ伝達され、これによってピボットシ
ャフト16及びピボットシャフト20が往復回動されて
ワイパアーム12A及びワイパアーム12Bが往復回動
する。
【0048】この場合、ワイパ装置60では、ピボット
セグメント18及びピボットセグメント22が揺動する
と、ダンパ62のアウター金具72が常にこれに連動し
てインナー金具66(ピボットシャフト16)に対して
相対回転し、これによりアウター金具72の回転量に応
じて弾性ゴムブッシュ70が弾性変形される。したがっ
て、弾性ゴムブッシュ70は、その弾性変形量(捩じれ
量)に応じた反力(復元力)及び弾性変形速度(捩じれ
速度)に応じた減衰力をアウター金具72、レバー64
及び連結ロッド74を介してピボットセグメント22等
のリンク機構に付与する。
【0049】ここで、仮に、ワイパブレード14A、1
4Bの払拭移動の際に自励的な振動力(加振エネルギ
ー)が発生しようとすると、発生した振動力は、ピボッ
トシャフト16、20を介してピボットセグメント1
8、22等のリンク機構へ伝達される。しかしながら、
ピボットセグメント18、22等のリンク機構へ伝達さ
れたワイパアーム&ブレードの自励振動(ワイパアーム
&ブレードからの入力)は、ピボットシャフト16から
ダンパ62に直接作用すると共に、ピボットセグメント
22、連結ロッド74及びレバー64を介してもダンパ
62に作用する。したがって、前記自励振動は何れの場
合もダンパ62によって吸収され、結果的にびびり現象
が防止される。したがって、払拭不良となることがなく
騒音も大幅に低減される。さらに、ブレードラバーの異
常摩耗やリンク機構の耐久性低下が防止される。
【0050】また、ワイパ装置60では、リンク機構に
はダンパ62によって反力及び減衰力が付与されてお
り、さらにダンパ62は、ワイパアーム&ブレードが払
拭範囲(角度)の中間位置(払拭角度の1/2 の位置)に
位置する状態で、弾性ゴムブッシュ70が自然状態とな
って連結されているため、ワイパアーム&ブレードが往
復回動限に近づくに連れて復元力が大きくなる。したが
って、ワイパアーム&ブレードの払拭移動におけるリン
ク機構やワイパモータ28の負荷を低減することができ
るのみならず、その変動も少なくなる。さらに、ワイパ
アーム&ブレードが反転する際にリンク機構やワイパモ
ータ28に衝撃的に負荷が作用することも防止できる。
したがって、ワイパアーム&ブレードの重量が増加しな
いここと相まって、リンク機構の耐久性が向上しワイパ
ブレードを含むワイパシステム全体の反転音も防止され
る。
【0051】またさらに、ワイパアーム&ブレードが往
復回動限に達した際にワイパアーム&ブレードが所定の
払拭範囲(往復回動限)を越えるように慣性力が作用し
てもしても、リンク機構にはその慣性力に応じた反力
(復元力)がダンパ62によって付与されるため、ワイ
パアーム&ブレードのオーバーラン現象が制限され、所
定の払拭範囲が維持される。さらに、ワイパアーム&ブ
レードの最大オーバーラン量を予め見込んでリンク機構
の揺動角度を設定したり、リンク機構の揺動角度をワイ
パ作動速度や車両走行速度に応じて切り換える構成では
ないため、機構も簡単で小型となり低コストになる。ま
た、通常のワイパ作動状態や車両走行状態において払拭
範囲が減少することがなく視界悪化の原因になることも
ない。
【0052】このように、本第6実施例に係る車両用ワ
イパ装置60においては、ワイパアーム&ブレードのび
びり現象やオーバーラン現象、更にはリンク機構の耐久
性低下やワイパブレードを含むワイパシステム全体の反
転音増加を共に防止でき、さらに、極めて簡単な構造で
低コストにより実現することができる。
【0053】また、第6実施例に係る車両用ワイパ装置
60では、ダンパ62がピボットシャフト16の下端部
(リンク機構との連結部位)にこのピボットシャフト1
6と同軸的に設けられるため、ダンパ62を設けるため
の広い配置スペースが不要で装置がコンパクトな体格と
なり、異なる車種に対する適用の範囲も広がる。
【0054】なお、ダンパ62による反力(復元力)及
び減衰力は、弾性ゴムブッシュ70の大きさや材質を変
更することにより適宜設定することができるが、これに
限らず、レバー64のアーム長とピボットセグメント2
2のアーム長(何れも、連結ロッド74に対する実質的
なアーム長)との比を変更することによっても可能であ
る。この場合には、レバー64に対する連結ロッド74
の連結位置とピボットシャフト16との間の長さと、ピ
ボットセグメント22に対する連結ロッド74の連結位
置とピボットシャフト20との間の長さの比を変更する
ことによって容易に調節可能である。
【0055】また、前記第6実施例においては、ダンパ
62をピボットセグメント18の下方のピボットシャフ
ト16の下端部にピボットセグメント18から離間して
設けた構成を示したが、ダンパ62の連結位置はこれに
限るものではない。例えば、図14に示す第7実施例の
車両用ワイパ装置80の如く、ダンパ82をピボットセ
グメント18の上方に設けてもよい。このダンパ82
は、その外周にレバー84が一体的に固着されており、
さらに、ダンパ82の内周は、ピボットシャフト16と
ピボットセグメント18の連結部位に一体的に固着され
る断面U字形のブッシュ86に固着されている。この第
7実施例においては、ピボットシャフト16周辺のスペ
ースを一層有効的に利用することができ、コンパクトな
体格となって一層効果的である。
【0056】またさらに、前記第6実施例及び第7実施
例においては、ダンパ62、82をピボットシャフト1
6に設け連結ロッド74を介してピボットセグメント2
2の中間部に連結した構成を示したが、ダンパ62、8
2の配置位置はこれに限るものではない。例えば、図1
5に示す第8実施例の車両用ワイパ装置90の如く、ダ
ンパ92を左ワイパ10Bのピボットシャフト20に設
けそのレバー94を連結ロッド96を介してピボットセ
グメント18に連結する構成としてもよい。
【0057】この車両用ワイパ装置90であっても、前
記第6実施例及び第7実施例と同様に、ワイパアーム&
ブレードの自励振動(ワイパアーム&ブレードからの入
力)は、ピボットシャフト20からダンパ92に直接作
用すると共に、ピボットセグメント18、連結ロッド9
6及びレバー94を介してもダンパ92に作用して吸収
され、結果的にびびり現象が防止される。したがって、
払拭不良となることがなく騒音も大幅に低減され、ブレ
ードラバーの異常摩耗やリンク機構の耐久性低下が防止
される。また、ワイパアーム&ブレードが反転する際に
リンク機構やワイパモータ28に衝撃的に負荷が作用す
ることも防止でき、リンク機構の耐久性が向上しワイパ
ブレードを含むワイパシステム全体の反転音も防止され
る。さらに、ワイパアーム&ブレードのオーバーラン現
象が制限され、所定の払拭範囲が維持される。
【0058】また、第8実施例に係る車両用ワイパ装置
90でも、ダンパ92がピボットシャフト20の下端部
(リンク機構との連結部位)にこのピボットシャフト2
0と同軸的に設けられるため、ダンパ92を設けるため
の広い配置スペースが不要で装置がコンパクトな体格と
なり、異なる車種に対する適用の範囲も広がる。
【0059】次に、本発明の第9実施例を説明する。図
16には第9実施例に係る車両用ワイパ装置100の全
体構成図が示されている。
【0060】ワイパ装置100は、前述した第1実施例
に係る車両用ワイパ装置10と基本的に同じ構成となっ
ているが、リンクフレーム102を備えている。このリ
ンクフレーム102にピボットシャフト16及びピボッ
トシャフト20が支持されており、ピボットセグメント
18とピボットセグメント22が連結ロッド24によっ
て連結されている。また、リンクフレーム102にはワ
イパモータ28が取り付けられている。このワイパモー
タ28のクランクアーム29はリンクロッド26によっ
てピボットセグメント22に連結されている。このた
め、ワイパモータ28の回転力は、リンクロッド26を
介してピボットセグメント22へ伝達され、さらに連結
ロッド24を介してピボットセグメント18へ伝達され
る構成である。
【0061】さらに、リンクフレーム102には、前述
した第1実施例と同様構成のダンパ30が取り付けられ
ている。このダンパ30のクランクレバー34は連結ロ
ッド32を介してピボットセグメント18に連結されて
いる。このため、ワイパモータ28の回転によりピボッ
トセグメント18が揺動すると、ダンパ30の弾性ゴム
ブッシュ42がその弾性変形量(捩じれ量)に応じた反
力(復元力)及び弾性変形速度(捩じれ速度)に応じた
減衰力をピボットセグメント18等のリンク機構に付与
する。
【0062】以上の如く、第9実施例に係るワイパ装置
100は、ワイパモータ28及び連結ロッド24等のリ
ンク機構を支持するリンクフレーム102にダンパ30
が取り付けられてアッセンブリ化された構成となってお
り、このリンクフレーム102のマウント部104が車
体に固定されるようになっている。
【0063】上記構成のワイパ装置100においても、
ダンパ30はリンク機構の移動量に応じて弾性ゴムブッ
シュ42が弾性変形し、これによりリンク機構の変形量
に応じた反力及び変形速度に応じた減衰力をリンク機構
に付与する。このため、ワイパアーム&ブレードの自励
振動はダンパ30によって吸収され、びびり現象が防止
されて、払拭不良となることがなく騒音も大幅に低減さ
れ、さらにブレードラバーの異常摩耗やリンク機構の耐
久性低下が防止される。
【0064】さらに、第9実施例に係るワイパ装置10
0では、ダンパ30がリンクフレーム102に取り付け
られてアッセンブリ化されているため、ワイパモータ2
8及び連結ロッド24等のリンク機構と共に車体側へ取
り付けることが可能となり、組付けの作業性が大幅に向
上する。
【0065】なお、前記第9実施例においては、ダンパ
30をピボットセグメント18に連結ロッド32を介し
て連結した構成を示したが、ダンパ30の連結位置はこ
れに限らず、リンク機構を構成する箇所であれば他の位
置に連結してもよい。例えば、ダンパ30をピボットセ
グメント22に連結する構成としてもよく、あるいは、
ダンパ30のクランクレバー34を連結ロッド24に直
接連結する構成としてもよい。
【0066】
【発明の効果】以上説明した如く本発明に係る車両用ワ
イパ装置は、ワイパアーム&ブレードのびびり現象やオ
ーバーラン現象、更にはリンク機構の耐久性低下やワイ
パブレードを含むワイパシステム全体の反転音増加を共
に防止でき、かつこれを極めて簡単な構造で低コストに
より実現することができるという優れた効果を有してい
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る車両用ワイパ装置の
全体構成図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る車両用ワイパ装置に
設けられたダンパの断面図である。
【図3】本発明の第1実施例に係る車両用ワイパ装置の
ダンパの連結状態を示す構成図である。
【図4】(A)は本発明の第1実施例に係る車両用ワイ
パ装置のビビリ振動の発生状態を示す線図であり、
(B)は従来の車両用ワイパ装置のビビリ振動の発生状
態を示す線図である。
【図5】(A)は本発明の第1実施例に係る車両用ワイ
パ装置の負荷状態を示す線図であり、(B)は従来の車
両用ワイパ装置の負荷状態を示す線図である。
【図6】本発明の第1実施例に係る車両用ワイパ装置の
ダンパの連結状態を示す構成図である。
【図7】本発明の第2実施例に係る車両用ワイパ装置の
全体構成図である。
【図8】本発明の第3実施例に係る車両用ワイパ装置の
全体構成図である。
【図9】本発明の第4実施例に係る車両用ワイパ装置の
全体構成図である。
【図10】本発明の第4実施例に係る車両用ワイパ装置
のダンパの連結状態を示す断面図である。
【図11】本発明の第5実施例に係る車両用ワイパ装置
の全体構成図である。
【図12】本発明の第6実施例に係る車両用ワイパ装置
の全体構成図である。
【図13】本発明の第6実施例に係る車両用ワイパ装置
に設けられたダンパの連結状態を示す断面図である。
【図14】本発明の第7実施例に係る車両用ワイパ装置
に設けられたダンパの連結状態を示す断面図である。
【図15】本発明の第8実施例に係る車両用ワイパ装置
の全体構成図である。
【図16】本発明の第9実施例に係る車両用ワイパ装置
の全体構成図である。
【符号の説明】
10 ワイパ装置 10A 右ワイパ 10B 左ワイパ 12A ワイパアーム 12B ワイパアーム 14A ワイパブレード 14B ワイパブレード 16 ピボットシャフト 18 ピボットセグメント 20 ピボットシャフト 22 ピボットセグメント 24 連結ロッド 26 リンクロッド 28 ワイパモータ 30 ダンパ 32 連結ロッド 42 弾性ゴムブッシュ 60 ワイパ装置 62 ダンパ 70 弾性ゴムブッシュ 74 連結ロッド 80 ワイパ装置 82 ダンパ 90 ワイパ装置 92 ダンパ 96 連結ロッド 100 ワイパ装置 102 リンクフレーム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイパアームがピボットシャフトに取り
    付けられると共に前記ピボットシャフトがリンク機構を
    介してワイパモータに連結され、前記ワイパモータの作
    動による前記ピボットシャフトの回動により前記ワイパ
    アームが所定範囲で往復回動する車両用ワイパ装置にお
    いて、 前記ピボットシャフトとワイパモータとの間の前記リン
    ク機構に並列的に連結されて常に前記リンク機構に連動
    し、前記リンク機構の移動量に応じた反力及び移動速度
    に応じた減衰力を前記リンク機構に付与するダンパを備
    えたことを特徴とする車両用ワイパ装置。
  2. 【請求項2】 前記ダンパは、車体側に配置され連結ロ
    ッドを介して前記リンク機構に連結されることを特徴と
    する請求項1記載の車両用ワイパ装置。
  3. 【請求項3】 前記ダンパは、前記ピボットシャフトと
    前記リンク機構との連結部位に前記ピボットシャフトと
    同軸的に設けられることを特徴とする請求項1記載の車
    両用ワイパ装置。
  4. 【請求項4】 前記ダンパは、前記ワイパモータ及び前
    記リンク機構を前記車体側に支持するリンクフレームに
    配置され連結ロッドを介して前記リンク機構に連結され
    ることを特徴とする請求項1記載の車両用ワイパ装置。
JP6158861A 1993-12-21 1994-07-11 車両用ワイパ装置 Pending JPH07228221A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6105199A (en) * 1997-06-18 2000-08-22 Amso Co., Ltd. Windshield wiper
FR3012777A1 (fr) * 2013-11-04 2015-05-08 Peugeot Citroen Automobiles Sa Dispositif d'essuyage de vitre de vehicule a moyen d'amortissement de bras d'essuyage
CN116494913A (zh) * 2023-04-20 2023-07-28 青岛东进电机有限公司 一种汽车雨刮器的雨刮电机控制装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN116494913A (zh) * 2023-04-20 2023-07-28 青岛东进电机有限公司 一种汽车雨刮器的雨刮电机控制装置
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