JPH0722762A - 電子機器のケーブルダクト - Google Patents

電子機器のケーブルダクト

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Publication number
JPH0722762A
JPH0722762A JP16722993A JP16722993A JPH0722762A JP H0722762 A JPH0722762 A JP H0722762A JP 16722993 A JP16722993 A JP 16722993A JP 16722993 A JP16722993 A JP 16722993A JP H0722762 A JPH0722762 A JP H0722762A
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JP
Japan
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duct
cable
plate member
wire arranging
duct body
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JP16722993A
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Inventor
Takashi Imamoto
孝志 今本
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 電子機器のケーブルダクトに関し、ダクトカ
バーの取付作業が容易なこと、及び光ケーブル等が損傷
する恐れがなく、且つ伝送損失が増加することないこと
ないケーブルダクトの提供を目的とする。 【構成】 ケーブル5を支持する底板部材23、底板部材
23の長手方向の側縁に対向して形成された前・後側縁部
材24,22 、からなるほぼチャンネル形のダクト本体21
と、長手方向の一方の側縁を後側板部材22の上側縁に蝶
番35を介して連結するダクト本体21、ダクト本体21の他
方の側縁に櫛状に配列したアングル形櫛歯32、からなる
ダクトカバー30とを備え、ダクト本体21はシェルフ2の
下方を横架するように後側板部材22が架1に固着され、
ダクトカバー30はそれぞれのアングル形櫛歯32がダクト
本体21から引き上げられケーブル部分のガイドとなる構
成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器のケーブルダ
クトに関する。図8に図示したように、近年の電子機器
は、シェルフ2にプリント配線板3を並列して収容し、
そのようなシェルフ2を架1に多段に搭載した構造のも
のが多い。
【0002】このような電子機器は、ケーブル5の端末
にコネクタ6を装着し、そのコネクタ6をそれぞれのプ
リント配線板3の前側縁に搭載したプリント板コネクタ
にプラグインすることで、隣接した他の電子機器又は外
部機器と接続するのが一般である。
【0003】このような電子機器においては、ケーブル
ダクトを架の前面側を横架するように取付けて、それぞ
れのプリント配線板に接続するケーブルを支持収容させ
ている。
【0004】
【従来の技術】図9は従来のケーブルダクトの図であっ
て、(A) は分離した形で示す斜視図、(B) は架に搭載し
た状態の斜視図である。
【0005】ケーブルダクト10は、ダクト本体11とダク
トカバー12とで構成されている。ダクト本体11は、長さ
がシェルフ2の左右の幅にほぼ等しい底板部材11B と、
底板部材11B の長手方向の側縁に対向して形成された前
・後側縁部材11C,11A 、後側縁部材11A の上側縁が直角
に内側に折曲げられてなる係合板部材11D 、とから構成
された、上方及び左右の両端が開口した溝形である。
【0006】ダクト本体11はシェルフ2の下方を横架す
るように、後側縁部材11A を架1の前面密着させ、ねじ
を用いて架1に固着される。なお、前側縁部材11C は上
方開放した櫛形である。
【0007】ダクトカバー12は、ダクト本体11の前側縁
部材11C の手前側の面に、ねじ15を用いて密接して固着
するカバー本体板12A と、カバー本体板12A の上側縁か
ら水平に突出して櫛形に配列してなる短冊形櫛歯12B と
から構成されている。
【0008】配線されるケーブル5は、架1の一方の側
面又は両側面側からダクト本体11内に引き込まれ、接続
すべきプリント配線板3の手前側で垂直に引上げられた
後に、そのケーブルのコネクタ6がプリント板コネクタ
にプラグインされている。
【0009】そして、それぞれの短冊形櫛歯12B の間に
ケーブル5が位置するように、ダクトカバー12をダクト
本体11に位置合わせし、短冊形櫛歯12B の先端部を係合
板部材11D の下側に差込み、その状態でねじ15を用いて
ダクトカバー12をダクト本体11に固着している。
【0010】上述のようにケーブル5はケーブルダクト
10に収容されているので、ケーブルに人或いは他の物品
が引っ掛かる恐れがないばかりでなく、外観が良好とな
る。一方、プリント配線板3の保守時等には、コネクタ
6をプリント板コネクタから抜いて、プリント配線板3
とケーブル5との接続を解除し、その後、プリント配線
板3をシェルフ2から抜去するものである。
【0011】この際ケーブル5の要所要所が短冊形櫛歯
12B で押さえられているので、そのケーブル5の全体が
ケーブルダクト10から滑り落ちるのが防止される。した
がって、保守後のケーブル5とプリント配線板3との接
続作業が容易である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のケー
ブルダクトは、ケーブルをダクト本体に整理して這わせ
るように収容し、ケーブルを真上に引上げてコネクタを
プリント板コネクタに接続した後に、立ち上がったケー
ブル部分が短冊形櫛歯の間に収まるようにダクトカバー
をダクト本体に固着するものである。
【0013】したがって従来のケーブルダクトは、この
ダクトカバーの取付け作業に時間がかかるという問題点
があった。また、配線すべきケーブルが、電気ケーブル
の他に光ケーブル(ここで光ケーブルとは1本の光ファ
イバを被覆したものを言う)ある場合には、光ケーブル
が重量の大きい電気ケーブルにより押圧されて、光ケー
ブルの伝送損失が増加したり、或いは損傷する恐れがあ
った。
【0014】本発明はこのような点に鑑みて創作された
もので、ダクトカバーの装着作業が容易なケーブルダク
トを提供することを目的としている。また他の目的は、
光ケーブルが損傷する恐れがなく、且つ伝送損失が増加
する恐れのないケーブルダクトを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、シェルフにプリント配線板を並列して収
容し、シェルフを架に多段に搭載し、それぞれのプリン
ト配線板に接続するケーブルを支持収容するケーブルダ
クトにおいて、図1に例示したように、ケーブル5を支
持する底板部材23、底板部材23の長手方向の側縁に対向
して形成された前・後側縁部材24,22 、からなるほぼチ
ャンネル形のダクト本体21と、長手方向の一方の側縁を
後側板部材22の上側縁に蝶番35を介して連結するダクト
本体21、ダクト本体21の他方の側縁に櫛状に配列したア
ングル形櫛歯32、からなるダクトカバー30とを備えたも
ので、ダクト本体21は、シェルフ2の下方を横架するよ
うに、後側板部材22を架1に固着し、ダクトカバー30
は、それぞれのアングル形櫛歯32が、ケーブル5のダク
ト本体21から引き上げられる部分のガイドとなる構成と
する。
【0016】また図2に例示したように、長手方向に走
行する複数のT形溝41-1,41-2・・・が平行に設けられ、ダ
クト本体21の底板部材23に垂直になるよう、後側板部材
22の内側面に密接に固着された整線具装着板40と、ベー
ス板51の表面に複数の支持板55-1,55-2,・・・ が所望の間
隔で上下に平行して配列し、ベース板51の裏面にT形溝
に摺動自在に嵌合するT形突起52を有する、複数の整線
具50とを備えたものとし、整線具50は、ダクト本体21内
の所望の位置に配設されてそれぞれの支持板55-1,55-2,
・・・ が、ケーブル5を整線支持する構成とする。
【0017】或いはまた、図3に例示したように、整線
具50は、順次長さが異なる支持板55-1,55-2,・・・・のそれ
ぞれの先端部に、所望長の折曲げ56-1,56-2,・・・・が形成
されてなるものとし、折曲げ56-1,56-2,・・・・が下向きと
なり、短い支持板55-1を下側にしてその整線具50をダク
ト本体21内に配設する構成とする。
【0018】或いはさらにまた、図6に例示したよう
に、整線具50は、順次長さが異なる支持板55-1,55-2,・・
・・のそれぞれの先端部に、所望長の折曲げ56-1,56-2,・・
・・が形成されてなるものとし、折曲げ56-1,56-2,・・・・が
上向きとなり、短い支持板55-1を上側にしてその整線具
50をダクト本体21内に配設する構成とする。
【0019】
【作用】本発明のケーブルダクトは、這わせるように配
線されたケーブルを支持収容するダクト本体と、櫛状に
配列したアングル形櫛歯を有し後側板部材の上側縁に擺
動可能に装着されたダクトカバーとで構成されている。
【0020】したがって、図5の(A) に図示したよう
に、ダクトカバーを垂直するとアングル形櫛歯の屈曲し
た先端部が水平になりシェルフの前面側に突出して配列
する。よって、プリント板コネクタにケーブルコネクタ
をプラグインするために、ダクト本体に収容したたケー
ブルを真っ直ぐ上方に引き上げると、その立ち上がり部
分が自動的にアングル形櫛歯の間に差し込まれる。
【0021】そして、すべてのケーブルをプリント配線
板に接続後、図5の(B) に図示したように、ダクトカバ
ーを手前側に倒すことで、ダクト本体内に収容されたケ
ーブルの浮き上がりが防止される。
【0022】上述のように本発明のケーブルダクトによ
れば、そのダクトカバーの取付け作業が容易となる。ま
た、複数の支持板を備えた整線具をダクト本体内に配設
したことにより、それぞれの支持板上及び底板部材上
に、所望の線径のケーブルを揃えて整然と収容すること
ができる。
【0023】また、光ケーブル等のように小さい直径の
ケーブルに、重い他のケーブルの重量が負荷されないの
で、光ケーブル等が損傷することも又その伝送損失が増
加することもない。
【0024】
【実施例】以下図を参照しながら、本発明を具体的に説
明する。なお、全図を通じて同一符号は同一対象物を示
す。
【0025】図1は請求項1の発明の実施例の斜視図、
図2は請求項2の発明の実施例の図で、(A) は整線具装
着板の要所斜視図、(B) は整線具の斜視図、(C) はケー
ブルダクトの斜視図である。
【0026】図3 は請求項3の発明の実施例の図で(A)
は整線具装着板の要所斜視図、(B)は整線具の斜視図、
図4の(A),(B) は請求項3の発明の実施例の断面図、図
5は本発明の実施例の全体斜視図で(A) はケーブル配線
従来の図、(B) はダクトカバーを固着後の図、図6の
(A),(B) は請求項4の発明の実施例の断面図、図7は請
求項4の発明の全体斜視図である。
【0027】図において、20は、ダクト本体21とダクト
カバー30とで構成され、シェルフ2の前面下方を横架す
るよう架1に固着するケーブルダクトである。ダクト本
体21は、長さがシェルフ2の左右の幅にほぼ等しい底板
部材23と、底板部材23の長手方向の側縁に対向して形成
された前・後側縁部材24,221と、後側板部材22の上側縁
の一部又は全部が直角に内側に折曲げられてなる折曲片
26とから構成された、上方及び左右の両端が開口したほ
ぼチャンネル形である。
【0028】後側板部材22の左右の両端のそれぞれを後
方に折曲げて固着部25を設け、固着部25の孔(図2に示
す孔25A)を設けてある。このような固着部25の孔にねじ
9を差込み、ねじ9を架側のねじ孔に螺着することでケ
ーブルダクト20を架1に固着するようになっている。
【0029】また前側板部材24には、後述するアングル
形櫛歯の屈曲先端部をねじ止めするための、ねじ孔を配
設してある。なお、アングル形櫛歯の屈曲先端部を前側
板部材24の前面に重ねてねじ止めする都合上、前側板部
材24の高さは後側板部材22の高さよりも小さくしてい
る。
【0030】ダクトカバー30は、長さがダクト本体21の
長さにほぼ等しい細長い板状のカバー本体31と、ダクト
本体21の長手方向の側縁から所望のピッチで櫛状に配列
した複数のアングル形櫛歯32とから構成されている。
【0031】このアングル形櫛歯32の先端部には、直角
に屈曲した屈曲先端部を有し、屈曲先端部には、前側板
部材24のねじ孔に対応してねじ用孔を設けてある。上述
のダクトカバー30は、アングル形櫛歯32が前側板部材24
側になるように、カバー本体31の側縁部を蝶番35を介し
てダクト本体21の折曲片26に連結されている。
【0032】ケーブル5を配線するには、まずダクトカ
バー30のカバー本体31がほぼ垂直になるように起こす。
このことでアングル形櫛歯32の屈曲先端部は、底板部材
23の上方でほぼ水平に手前側に突出した状態となる。
【0033】この状態でケーブル5を、架1の一方の側
面又は両側面側からダクト本体21内に引き込み、底板部
材23上に整線して載せる。そして、接続すべきプリント
配線板3の手前側でコネクタ6を真っ直ぐ上に引上げ
る。このことでケーブル5の立ち上がり部分が自動的に
アングル形櫛歯32の屈曲先端部の間に差し込まれる。
【0034】次にダクトカバー30を手前側に倒して、屈
曲先端部を前側板部材24の手前側の面に重ね、屈曲先端
部と前側板部材24とをねじ止めして、ダクトカバー30の
擺動を防止している。
【0035】このことでアングル形櫛歯32が、ダクト本
体21に収容されたケーブル5の浮き上がりを阻止する。
なお、アングル形櫛歯32と前側板部材24とのねじ止め固
着は必ずしも必要のことではない。
【0036】上述のようにケーブル5はケーブルダクト
20に収容されているので、ケーブルに人或いは他の物品
が引っ掛かる恐れがないばかりでなく、外観が良好とな
る。一方、プリント配線板3の保守時等には、コネクタ
6をプリント板コネクタから抜いて、プリント配線板3
とケーブル5との接続を解除し、その後、プリント配線
板3をシェルフ2から抜去するものである。
【0037】この際ケーブル5の要所要所がアングル形
櫛歯32で押さえられているので、そのケーブル5の全体
がケーブルダクト20から滑り落ちるのが防止される。し
たがって、保守後のケーブル5とプリント配線板3との
接続作業が容易となる。
【0038】図2において、40は、長さがダクト本体21
の長さにほぼ等しく、幅が後側板部材22の高さに等しい
板部材の表面側に、長手方向に走行する複数のT形溝41
-1,41-2・・・・・・41-5 が平行に設けた整線具装着板であ
る。
【0039】このような整線具装着板40は、裏面が後側
板部材22の内側面に密接した状態で接着剤等により接着
され、ケーブルダクト20に固着されている。50は、高さ
が後側板部材22の高さ(整線具装着板40の幅)よりも所
望に短い角板状のベース板51と、ベース板51の表面側
に、所望の間隔で上下に平行して配列して突出した短冊
形の支持板55-1,55-2,55-3と、ベース板51の裏面にT形
溝に摺動自在に嵌合するよう設けた一対のT形突起52と
からなる整線具である。
【0040】支持板55-1,55-2,55-3の長さは等しくても
よいが、上段の支持板55-1が短く、中段の支持板55-2が
それよりも長く、下段の支持板55-3がさらに長い方が、
ケーブル5の挿入作業上から好ましい。
【0041】T形突起52の配列ピッチは、T形溝41の配
列ピッチに等しいか、或いはT形溝41の配列ピッチの2
倍に等しいものである。図2(C) に図示したように、こ
のような整線具50は、整線具装着板40のT形溝を選択し
てT形突起52を嵌合させ、ダクト本体21内の所望の位置
に配設されている。
【0042】したがって、例えば架の両側からケーブル
をケーブルダクト20上に引き込む場合は、シェルフ2の
中央部のプリント配線板3に接続するケーブルは、底板
部材23上に支持させ、その両側に配列したプリント配線
板3に接続するケーブルは下段の支持板55-3上に、シェ
ルフ2の両側近傍のプリント配線板3に接続するケーブ
ルは上段の支持板55-1に支持させることで、全てのケー
ブルを整然とケーブルダクト20に収容することができ
る。
【0043】図3,図4,図5,図6,図7に示す整線
具装着板40は、図2に示した整線具装着板と全く同じも
のである。しかし整線具50は図2に示したものとは、支
持板の先端部に折曲げを有する点が異なる。
【0044】即ち、順次長さが異なる支持板55-1,55-2,
55-3( 支持板55-1が最も短い) のそれぞれの先端部に、
折曲げ56-1,56-2,56-3が形成されている。その折曲げの
長さは、支持板55-1の折曲げ56-1が最も短く、支持板55
-2の折曲げ56-2がそれよりも長く、支持板55-3の折曲げ
56-3がさらに長いものである。
【0045】整線具50は図4に図示したように、折曲げ
56-1,56-2,56-3が下向きとなり、短い支持板55-1が下に
なるように、整線具50のT形突起52をT形溝41に挿入し
て、整線具50をケーブルダクト20内に配設している。
【0046】この際、配線するケーブルが直径が異なる
場合、即ち小径の光ケーブル5-1,直径が中間の光ケーブ
ル5-2,直径が太い電源線等の光ケーブル5-3 がある場合
には、図4(A) に図示したように下方のT形溝、図では
T形溝41-2,41-4 を選択してそれぞれのT形突起52を嵌
合させ、折曲げ56-1の先端と底板部材23との間隙を光ケ
ーブル5-1 の直径よりも僅かに大きくし、折曲げ56-2の
先端と底板部材23との間隙をケーブル5-3の直径よりも
小さくする。
【0047】このことで、光ケーブル5-1 は底板部材23
上に整線して支持され、ケーブル5-2 は支持板55-1上に
整線して支持され、また直径が大きいケーブル5-3 は支
持板55-2上に整線して支持される。
【0048】即ち直径が等しいケーブルを区別して、ケ
ーブルダクト20内整然と収容することが容易となる。ま
た、光ケーブル5-1 に、重い他のケーブル5-2、5-3 の
重量が負荷されないので、光ケーブル5-1 が損傷する恐
れがない。さらにまた、光ケーブル5-1 に特に大きい押
圧力が負荷されないので、光ケーブル5-1 の伝送損失が
増加することがない。
【0049】なお、光ケーブルの直径が等しい場合に
は、図4(B) に図示したように、上方のT形溝、図では
T形溝41-3,41-5 を選択してそれぞれのT形突起52を嵌
合させることで、ケーブル5を底板部材23, 支持板55-
1, 支持板55-2上にそれぞれ整線することができる。
【0050】以下、ケーブル5の配線について図5を参
照しながら説明する。まず、図5の(A) に図示したよう
に、ダクトカバー30のカバー本体31がほぼ垂直になるよ
うに起こす。このことでアングル形櫛歯32の屈曲先端部
は、底板部材23の上方でほぼ水平に手前側に突出した状
態となる。
【0051】そして整線具50を整線具装着板40に装着し
て、整線具50をダクト本体21の所望の位置に配設する。
その後前述のように、架1の側面からケーブル5をダク
ト本体21内に引込み、それぞれのケーブル5を整線して
底板部材23,支持板55-1,支持板55-2上に支持させる。
【0052】そして、接続すべきプリント配線板3の手
前側でコネクタ6を真っ直ぐ上に引上げる。この際ケー
ブル5の立ち上がり部分はアングル形櫛歯32の屈曲先端
部の間に差し込まれる。
【0053】そして、コネクタ6を対応するプリント板
コネクタに挿着する。次に、図5(B) に図示したよう
に、ダクトカバー30を手前側に倒して、屈曲先端部を前
側板部材24の手前側の面に重ね、屈曲先端部と前側板部
材24とをねじ19を用いて固着する。
【0054】一方、順次長さが異なる支持板55-1,55-2,
55-3(支持板55-1が最も短い) のそれぞれの先端部に、
折曲げ56-1,56-2,56-3を設けた整線具50は、図6,図7
に図示したように使用すれば、ケーブル5が支持板から
滑り落ちることがない。
【0055】整線具50は図6(A) に図示したように、折
曲げ56-1,56-2,56-3が上向きとなり、短い支持板55-1が
上になるように、整線具50のT形突起52をT形溝41を選
択して嵌合する。
【0056】そして、図6(B) に図示したように、ケー
ブル5を底板部材23, 支持板55-3,支持板55-2, 支持板5
5-1のそれぞれに整線して支持させ、コネクタを対応す
るプリント板コネクタに挿着する。
【0057】その後、図7に図示したように、ダクトカ
バー30を手前側に倒して、屈曲先端部を前側板部材24の
手前側の面に重ね、屈曲先端部と前側板部材24とをねじ
19を用いて固着する。
【0058】なお、図6において図示したケーブル5は
全て同径のものであるが、異なる直径のケーブルは異な
る支持板上に整理することは勿論である。このように整
線具50を上向きにして使用することで、下向き使用の場
合に較べて、より多くのケーブル5を整線した状態でケ
ーブルダクト20に収容することができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、這わせる
ように配線したケーブルを支持収容するダクト本体と、
櫛状に配列したアングル形櫛歯を有しダクト本体に蝶番
を介して連結したダクトカバーとからなるケーブルダク
トとしたもので、ケーブルに人或いは他の物品が引っ掛
かる恐れがなく、外観が良好であり、コネクタをプリン
ト板コネクタから抜去した場合でもそのケーブルがケー
ブルダクトから滑り落ちるのが防止されることは勿論の
こと、ダクトカバーの装着作業が容易となるという効果
を有する。
【0060】また、複数の支持板を備えた整線具をダク
ト本体内に配設することで、ケーブルの配線作業が容易
となる。さらに、光ケーブル等のように小さい直径のケ
ーブルが混在している場合に適用して、小直径のケーブ
ルが損傷する恐れがない。また光ケーブルの伝送損失が
増加するこはとがないという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 請求項1の発明の実施例の斜視図
【図2】 請求項2の発明の実施例の図で (A) は整線具装着板の要所斜視図 (B) は整線具の斜視図 (C) はケーブルダクトの斜視図
【図3】 請求項3の発明の実施例の図で (A) は整線具装着板の要所斜視図 (B) は整線具の斜視図
【図4】 (A),(B) は請求項3の発明の実施例の断面図
【図5】 本発明の実施例の全体斜視図で (A) はケーブル配線従来の図 (B) はダクトカバーを固着後の図
【図6】 (A),(B) は請求項4の発明の実施例の断面図
【図7】 請求項4の発明の全体斜視図
【図8】 電子機器の斜視図
【図9】 従来のケーブルダクトの図で (A) は分離した形で示す斜視図 (B) は架に搭載した状態の斜視図
【符号の説明】
1 架 2 シ
ェルフ 3 プリント配線板 5 ケ
ーブル 6 コネクタ 10,20
ケーブルダクト 11,21 ダクト本体 12,30
ダクトカバー 22 後側板部材 23 底
板部材 24 前側板部材 25 固
着部 26 上折曲部 31 カ
バー本体 32 アングル形櫛歯 35 蝶
番 40 整線具装着板 50 整
線具 52 T形突起52整線具 5-1 光
ケーブル 41,41-1,41-2,41-3,41-4,41-5 T形溝 55,55-1,55-2,55-3 支持板 56,56-1,56-2,56-3 折曲げ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シェルフにプリント配線板を並列に収容
    し、該シェルフを架に多段に搭載し、それぞれの該プリ
    ント配線板に接続するケーブルを支持収容するケーブル
    ダクトであって、 該ケーブル(5) を支持する底板部材(23)、及び該底板部
    材(23)の長手方向の側縁に対向して形成された前・後側
    縁部材(24,22) からなるほぼチャンネル形のダクト本体
    (21)と、 長手方向の一方の側縁を該後側板部材(22)の上側縁に蝶
    番(35)を介して連結するダクト本体(21)、及び該ダクト
    本体(21)の他方の側縁に櫛状に配列したアングル形櫛歯
    (32)、からなるダクトカバー(30)とを備え、 該ダクト本体(21)は、該シェルフ(2) の下方を横架する
    ように、該後側板部材(22)が該架(1) に固着されるもの
    であり、 該ダクトカバー(30)は、それぞれの該アングル形櫛歯(3
    2)が、該ケーブル(5)の該ダクト本体(21)から引き上げ
    られる部分のガイドとなるものであることを特徴とする
    電子機器のケーブルダクト。
  2. 【請求項2】 長手方向に走行する複数のT形溝(41-1,
    41-2・・・)が平行に設けられ、ダクト本体(21)の底板部材
    (23)に垂直になるよう、該ダクト本体(21)の後側板部材
    (22)の内側面に密接に固着される整線具装着板(40)と、 ベース板(51)の表面に複数の支持板(55-1,55-2,・・・) が
    所望の間隔で上下に平行して配列し、該T形溝に摺動自
    在に嵌合するT形突起(52)が該ベース板(51)の裏面側に
    配列した複数の整線具(50)とを備え、 該整線具(50)は、該ダクト本体(21)内の所望の位置に配
    設されてそれぞれの該支持板(55-1,55-2,・・・) が、ケー
    ブル(5) を整線支持するものであることを特徴とする請
    求項1記載の電子機器のケーブルダクト。
  3. 【請求項3】 整線具(50)は、順次長さが異なる支持板
    (55-1,55-2,・・・・)のそれぞれの先端部に、所望長の折曲
    げ(56-1,56-2,・・・・)が形成されてなり、 該折曲げ(56-1,56-2,・・・・)が下向きとなり、短い支持板
    (55-1)を下側にして該整線具(50)が、ダクト本体(21)内
    に配設されたことを特徴とする請求項2記載の電子機器
    のケーブルダクト。
  4. 【請求項4】 整線具(50)は、順次長さが異なる支持板
    (55-1,55-2,・・・・)のそれぞれの先端部に、所望長の折曲
    げ(56-1,56-2,・・・・)が形成されてなり、 該折曲げ(56-1,56-2,・・・・)が上向きとなり、短い支持板
    (55-1)を上側にして該整線具(50)が、ダクト本体(21)内
    に配設されたことを特徴とする請求項2記載の電子機器
    のケーブルダクト。
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