JP2005239345A - 物品情報の読出装置を備える什器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 仕切板の読出装置に接続された通信ケーブルを、収納部内に露出させることなく配設処理可能にし、且つ読出装置から出される電磁波が電磁遮蔽材よって影響を受けることのない什器を提供すること。
【解決手段】 読出装置9に接続された通信ケーブル18を背面板6に形成した長孔6aに通し、背面板と後面板との間に形成した中空部23に配設されることで配線処理が行われるので、通信ケーブル18を仕切板15の背面側から収納部22内にはみ出させることなく、什器1の正面からの見栄えが損なわれることが防止される。特に長孔6aを有するため仕切板15がどの位置にあっても効果的に通信ケーブル18を隠蔽できる。
【選択図】 図4

Description

本発明は、物品情報が記録されたRFIDタグの情報を読み出すための読出装置を備える什器に関する。
近年、什器に収納された物品の収納状態を管理するために、各物品に物品情報が記録されたRFIDタグを取り付け、RFIDタグの情報を読出装置で読み出し、この読み出した情報に基づいて各物品の収納状態を管理するものが種々に開発されている。
この一例として、什器内に収納される物品のRFIDタグに記録される物品情報を什器の棚板に配設した読出装置によって読み出し、この読み出した物品情報に基づいて物品の管理を行うことが出来るようにした什器がある(特許文献1参照。)。
上記文献1のように什器側で物品情報を読み出すものにおいて、例えば、什器の一部が金属等の電磁遮蔽材(EMS材)で構成されている場合には、読出装置の磁気アンテナから発生される電磁波の磁界の向きに対して、電磁遮蔽材からは磁界が逆向きに発生されることで、読出装置からの電磁波が電磁遮蔽材によって影響されてしまうためにRFIDタグに起電力が発生しにくくなり、RFIDタグに記録される物品情報を含む電磁波の読み取りに不具合が生じることがあった。
そこで、本出願人は、什器内に配設される仕切板に読出装置を電磁遮蔽材で構成された什器内から所定間隔離間して配設することで、読出装置の電磁波が電磁遮蔽材に影響されることなく、什器内に収納される物品のRFIDタグの物品情報の読み取りを可能にした什器を既に出願している(特許文献2参照。)。
特開平7−182357号公報(段落0011−0022、第1−3図) 特願2003−384251号(段落0039−0042、第3,5図)
しかしながら、上記文献2のように仕切板に設けられた物品情報を読み出す読出装置に接続される通信ケーブルおいては、通常仕切板の背面から接続され、仕切板と背面板の間に配設された状態になっており、例えば、仕切板を什器内の左右方向に移動させた際に、通信ケーブルが仕切板の背面側からはみ出した状態となり、什器の正面側から収納部内の見栄えを損ねる恐れがあった。
そこで本発明は、仕切板の読出装置に接続された通信ケーブルを、収納部内に露出させることなく配設処理可能にし、且つ読出装置から出される電磁波が電磁遮蔽材よって影響を受けることのない什器を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の物品情報の読出装置を備える什器は、前面に形成された開口を利用して、RFIDタグが取り付けられた物品が収納可能になっている収納部を備え、該収納部には物品情報が記録された前記RFIDタグの情報を読み出す読出装置が備えられる什器であって、少なくとも該什器を構成する後面板は電磁遮蔽材によって構成され、該後面板から前方に所定間隔以上離間させて前記収納部を構成する非電磁遮蔽材からなる背面板を設けるとともに、前記収納部には前記読出装置が配設された仕切板が設けられ、該仕切板により左右方向複数に区画され、前記読出装置からの通信ケーブルを、前記背面板に穿設された左右方向を向く長孔を通し、前記背面板と前記後面板とで形成された中空部を介して配設したことを特徴としている。
この特徴によれば、読出装置に接続される通信ケーブルが背面板に形成された長孔に通って、背面板と後面板との間に形成された中空部に延びるように配線処理が行われるので、通信ケーブルが仕切板の背面側から収納部内にはみ出ることなく、什器の正面からの見栄えが損なわれることがない。特に長孔を有するため仕切板がどの位置にあっても効果的に通信ケーブルを隠蔽できる。
本発明の請求項2に記載の物品情報の読出装置を備える什器は、請求項1に記載の物品情報の読出装置を備える什器であって、前記仕切板は収納部に対して、左右方向に移動可能になっていることを特徴としている。
この特徴によれば、仕切板の位置を所望の位置に設置して収納部を左右に区画でき、かつ収納部内の左右方向に仕切板を移動させた場合であっても、背面板に左右方向を向く長孔が形成されているので、通信ケーブルも仕切板の移動に伴なって同方向に長孔内を移動することから、収納部内に通信ケーブルがはみ出すことのない配線処理が行なわれる。
本発明の請求項3に記載の物品情報の読出装置を備える什器は、請求項1または2に記載の物品情報の読出装置を備える什器であって、前記背面板と前記後面板との間にスペーサ片を設け、該スペーサ片に通信ケーブルを上下に配線可能な左右方向を向く配線溝を形成したことを特徴としている。
この特徴によれば、スペーサ片によって背面板を常に後面板から前方に離間させて設置することができるとともに、スペーサ片に形成される配線溝は左右方向に形成されているので、長孔を介して配線溝に吊下する通信ケーブルは、仕切板の移動に伴なって、長孔内を移動するとともに配線溝内でも同方向に移動することから、仕切板の移動を妨げることなく長孔からの配線を配線溝を介して下方に配設することができる。
本発明の請求項4に記載の物品情報の読出装置を備える什器は、請求項1乃至3のいずれかに記載の物品情報の読出装置を備える什器であって、前記仕切板の正面側にはコ字状の係合片が設けられ、前期収納部に設けられる棚板の前端部に前記係合片を左右方向に沿って摺動可能に構成したことを特徴としている。
この特徴によれば、棚板の前端部から係合片の係合または係脱により仕切板の着脱が行えるため、読取装置等のメンテナンスが容易に行えるばかりか、仕切板の移動に際しては、棚板の左右方向に沿って仕切板を摺接させながら移動させることにより、棚板から仕切板を取り外すことなく適宜所望の取付位置への変更を容易に行うことができる。
本発明の実施例を以下に説明する。
図1は、本発明の実施例における物品情報の読出装置を備える什器の斜視図であり、図2(a)は、仕切板の分解組立を示す斜視図であり、図2(b)は、仕切板の取り付けを示す斜視図であり、図3は、什器内の背面板の構造を示す背面斜視図であり、図4は、図1のA−A線を示す縦断面図であり、図5は、図1のB−B線を示す平面断面図である。この什器(以下、什器1)は、図書館や資料館、学校および企業等に設置されており、什器1に複数の本や資料(以下、物品19)を数多く載置して、利用者が直に物品の取り出しを行えるようになっている。
本発明の実施例を図面に基づいて説明すると、什器1は図1に示されるように、床面に電磁遮蔽材(本実施例では金属スチール材)から構成された棚板3が設けられた載置台5が設置され、載置台5の両側面から上下方向に延びる電磁遮蔽材から構成された側面板14が左右に一対にて設けられている。
什器1の上端部には電磁遮蔽材から構成された上面板8が両側面板14に挟持されるように設けられており、これら左右の側面板14、載置台5、上面板8によって什器1の枠体が構成されている。この枠体の背面に電磁遮蔽材から構成された後面板(図示略)が嵌合するように設けられ、什器1の正面は前面に開放された前面開口部25が形成される。
載置台5の後方の下端部に後述するLANケーブル21を外部に配線するための配線孔2bが形成される。両側面板14の所定の高さ位置には、上下方向に電磁遮蔽材から構成された棚板3が複数段設けられ、物品19を収納する収納部22が複数上下方向に区画されている(本実施例では5つに区画)。各棚板3毎に対応して仕切板15が取り付けられており、内部に後述において詳述する読出装置に相当するRFIDアンテナ9が設けられている。以下、本実施例では什器1の正面側を前方とし、什器1の背面側を後方として説明する。
この棚板3の上面には、後述において説明するRFID(Radio Frequency IDentification、無線による識別)タグが取り付けられた物品19が複数載置されている。載置台5の内部には、集線装置やチューナ等の機能を備えた中継装置16と、RFIDアンテナ9と中継装置16に電力を給電するための電源アダプタ17がそれぞれ設けられている。
各RFIDアンテナ9には、各種信号の送受信を行う信号ケーブル(図示略)と、電力を供給する給電ケーブル(図示略)と、を含む通信ケーブル18が各々接続されており、信号ケーブルは中継装置16内の集線装置に接続され、給電ケーブルは電源アダプタ17に接続され什器1内に配設されている。
中継装置16はLANケーブル21を介して、LAN網に接続され物品管理システムの管理や運用を行う管理コンピュータ20に接続されている。中継装置16内にはデータ変換機能を備えたチューナによって、管理コンピュータ20とRFIDアンテナ9間で種々のデータの送受信が行えるようになっている。
つまり、物品19のRFIDタグの物品情報のデータが管理コンピュータ20に送信されることで、管理コンピュータ3で複数の棚板3毎に載置される物品19の物品情報の管理が一元的に行えるようになっている。
なお、本実施例のRFIDアンテナ9と、物品情報が記録されたRFIDタグには、それぞれコイル型のアンテナ(図示略)を用いており、RFIDアンテナ9とRFIDタグのコイル間に誘導されて発生する磁束を利用した電磁誘導方式により交信を行うようになってる。
そして、本実施例のRFIDアンテナ9の読み出し周波数は、電磁誘導方式の短波帯(13.56MHz)の周波数を用いているが、本発明はこれら電磁誘導方式や周波数に限定されるものではなく、例えば、電磁誘導方式の長波帯(〜135kHz)や、マイクロ波帯の電波を利用した電波方式のマイクロ波帯(2.45GHz)等を利用したものがあり、什器や棚板に載置される物品の形状や特性、交信距離にあわせて、より理想的な環境下に適合した最適な方式と周波数のRFIDアンテナとRFIDタグを適宜利用するようにすれば良い。
仕切板15の構造と取り付けについて具体的に説明する。図2(a)は仕切板15の下方より上方に棚板3を見上げた斜視図が示され、仕切板15は仕切本体15aと蓋15cからなり、内部にRFIDアンテナ9が納められている。この仕切本体15aにはRFIDアンテナ9が所定の位置に配設され、仕切本体15aの前後に条溝(図示略)が形成されている。
蓋15cの内面には支持板15dが取り付けられており、RFIDアンテナ9を支持するようになっている。仕切本体15aの前方の底部には、棚板3の前端部に係合可能なコ字状の係合片15bが設けられ、仕切本体15aの前後の条溝(図示略)に蓋15cの両測端が嵌挿されることで、仕切板15が構成される。RFIDアンテナ9に接続された通信ケーブル18は仕切板15の背面から後方へと配設される。
なお、RFIDアンテナ9の左右面に接する仕切本体15aと蓋15cは、例えば物品19の収納時に、RFIDアンテナ9に傷や故障等が発生することを未然に防ぐアンテナ保護被膜としての機能も有している。
次いで、仕切板15の取り付けについて図2(b)を用いて説明する。図2(b)は什器1の前面開口部側の下方より上方に棚板3を見上げた斜視図が示され、仕切板15を取り付けるには、前方より後方に向かって仕切板15aを移動させながら、前述した仕切板15aの係合片15bのコ字状の開口側から棚板3の前端部3aに完全に係合するまで、押し込むことで取り付けが完了する。
このように、係合片15aを棚板前端部3aに係合するだけで、仕切板15の取り付けが容易に行える。また、仕切板15の取り外しについては、取り付けと略逆の作業を行えば良いので詳細な説明を省略するが、棚板前端部3aから係合片15aの係脱を行うだけで、容易に仕切板15を取り外すことができる。
そして、仕切板15の取り付け後に棚板3の仕切板15の取付位置の変更を行う場合には、棚板3の左右方向に沿って係合片15aを棚板前端部3aに摺接させながら移動させることにより、係合片15aを棚板前端部3aに係合させた状態で移動させることができ、棚板3から仕切板15を取り外すことなく適宜所望の取付位置への変更を容易に行うことができるようになっている。
棚板3の底部には、左右の長さ方向に形成された補強部材3cが前後に一対設けられ仕切板15の支持強度を高めている。棚板3の後端部3bの上面には、後述において説明する背面板6が載置され、背面板6の前面が仕切板15の背面に近傍する位置に設けられている。
次いで、前述した背面板6について具体的に説明する。図3に示されるように、硬質プラスチック材からなる背面板6は略断面L字状に棚板の長さ方向に押出成型され、背面板6には通信ケーブル18を前後に配線可能な左右方向を向く長孔6aが形成され、さらに背面板6下端に後方に向かって延設するスペーサ片6cが設けられている。このスペーサ片6cには、通信ケーブル18を上下に配線可能な左右方向を向く配線溝6bが形成されている。
収納部22を左右に区画する仕切板15の背面側からは通信ケーブル18の一端が接続され、RFIDアンテナ9に接続されている。通信ケーブル18の他端は背面板6の長孔6aを通じ、さらに配線溝6bを通じて下方に配線されている。このように、切板15の背面から通信ケーブル18が長孔6aに配設されることで、通信ケーブル18が背面板6により遮蔽されるようになっている。
そして、長孔6a及び配線溝6bが左右方向に向いて形成されているので、長孔6aを介して配線溝6bに吊下する通信ケーブル18は、仕切板15の移動に伴なって、長孔6a内を移動するとともに配線溝6b内でも同方向に移動することから、仕切板15の移動を妨げることなく長孔6aからの配線を配線溝6bを介して下方に配設することができる。
したがって、仕切板15を左右いずれかの方向に移動した場合であっても、仕切板15のRFIDアンテナ9に接続される通信ケーブル18は、常に背面板6の裏側に収納される。仕切板15がどの位置にあっても背面板6によって効果的に隠蔽され、収納部内に通信ケーブル18がはみ出すことのない配線処理が行なわれている。
次に、什器1の構造を中心に具体的に説明する。図4に示されるように、側面板14の内面には上下方向に複数のピン穴14bが前方と後方に形成され、それぞれのピン穴14bの所定の高さ位置にピン14aが複数取り付けられている。このピン14aに各棚板3が載置され位置固定されている。
各棚板3には仕切板15がそれぞれ取り付けられており(本実施例では5枚)、前端部3aと係合片15bの係合により位置固定されている。仕切板15に設けられたRFIDアンテナ9は支持板15dによって、棚板3の上面から所定間隔以上(L1)離間されて支持されている。
RFIDアンテナ9と電磁遮蔽材である棚板3との間隔(L1)については、RFIDアンテナからの電磁波を棚板3から影響されることなくRFIDタグに受信させ、RFIDタグからの電磁波を棚板3から影響されることなくRFIDアンテナに受信させるために、少なくともRFIDアンテナと棚板3との間隔を40mm以上離間させることが好ましいことが実験的に検証されている。同じく物品に設けられるRFIDタグの取り付け位置も棚板3から40mm以上離間させることが好ましい。
そこで、本実施例においては図4に示されるように、什器1に適用されたRFIDアンテナ9と棚板3との間隔(L1)が50mmとなっている。同様に、特に図示しないが、電磁遮蔽材である上面板8とRFIDアンテナ9との間隔も、50mmとなっている。
このように、仕切板15に設けられたRFIDアンテナ9の取付位置は、棚板3の上面から上方および棚板3の下面から下方にそれぞれ所定間隔(L1)以上離間した位置で取り付けることで、読出装置であるRFIDアンテナ9とRFIDタグ11の互いの電磁波の受信が各棚板3に影響されずに、物品のRFIDタグの情報を各棚板毎に確実に読み出すことができる。また、各棚板3は電磁遮蔽材で構成されているので、上下に位置するRFIDアンテナ9同士の電磁波が互いに干渉することなく、物品のRFIDタグ11の情報を各棚板3毎に確実に読み出すことができる。
また、背面板6はスペーサ片6cによって、背面板6の前面が電磁遮蔽材である後面板7の前面から所定間隔以上(L2)離間され、棚板3bの後端部3b上面に設置されており、背面板6と後面板7間には中空部が形成される。
RFIDアンテナ9と電磁遮蔽材である後面板7との間隔(L2)については、RFIDアンテナからの電磁波を後面板7から影響されることなくRFIDタグに受信させ、RFIDタグからの電磁波を後面板7から影響されることなくRFIDアンテナに受信させるために、少なくともRFIDアンテナと後面板7との間隔を40mm以上離間させることが好ましいことが実験的に検証されている。そこで、本実施例においては図4に示されるように、什器1に適用された背面板6と後面板7の間にスペーサ片6cが設けられたことで、背面板6の前後幅である所定間隔(L2)が50mmとなっている。
このように、スペーサ片6cを設けることで、RFIDアンテナ9が取り付けられた仕切板15を常に後面板7から前方に所定間隔(L2)以上離間した状態で棚板3に取り付けることができ、読出装置であるRFIDアンテナ9とRFIDタグ11の互いの電磁波の受信が後面板7に影響されずに、物品のRFIDタグの情報を各棚板3毎に確実に読み出すことができる。
各仕切板15のRFIDアンテナ9に接続された通信ケーブル18は、長孔6a、中空部23、配線溝6bを介して下方に垂らすように配設され、各々の通信ケーブル18が一つに束ねられて下方に配線され、載置台5の棚板後方に形成したケーブル孔5aを介して中継装置16と電源アダプタ17に接続され、中継装置16からLANケーブル21が配線され、脚柱2に形成した配線孔2bを介して外部に配設されている。
なお、RFIDアンテナ9は仕切板15の内側に設けられることで、RFIDアンテナ9が外部に露出することなく、仕切板15を構成する仕切本体15aと蓋15cがRFIDアンテナ9のアンテナ保護被膜として保護機能を担うことで、例えば、物品19の載置や取り出し等の外部からの衝撃による故障や劣化による補修等の問題が生じることを防止でき、長期にわたって使用することが可能となる。
図5に示されるように、棚板3には所望の位置に仕切板15が取り付けられ、仕切板15によって収納部22が左右に区画されており、複数の物品19が載置されている。仕切板15は左右の側面板14から内方に向かって所定間隔(L3)以上離間され取り付けられている。物品19の前面側と裏面側にはRFIDタグ11がRFIDアンテナ9と平行になるように設けられている。
背面板6の長孔6aの左右の長さ幅は、仕切板15を左右方向に移動させた際に、仕切板15内に設けられたRFIDアンテナ9と左右の側面板14との間隔が所定間隔(L3)未満とならないように仕切板15の移動を規制する幅となっている。
RFIDアンテナ9と電磁遮蔽材である側面板14との間隔については、RFIDアンテナからの電磁波を側面板14から影響されることなくRFIDタグに受信させ、RFIDタグからの電磁波を側面板14から影響されることなくRFIDアンテナに受信させるために、少なくともRFIDアンテナと側面板14との間隔を40mm以上離間させることが好ましいことが実験的に検証されている。そこで、本実施例においては図5に示されるように、RFIDアンテナ9と側面板14との間隔(L3)が50mmとなっている。
このように、側面板14が電磁遮蔽材から構成される場合であっても、RFIDアンテナ9を側面板14から所定間隔(L3)以上離間され配置されているため、読出装置であるRFIDアンテナ9とRFIDタグ11の互いの電磁波の受信が側面板14に影響されることを防止できるとともに、電磁遮蔽材からなる側面板14によって、読出装置に相当するRFIDアンテナ9からの電磁波を棚板3の両側端で遮断することができ、RFIDアンテナ9によるRFIDタグ(図示略)の物品情報の読出範囲を制限することができるので、例えば、隣に配置される什器内に設置されたRFIDアンテナ(読出装置)との互いの電磁波の干渉や、電磁波の誤受信を未然に防止できる。
以上の説明により、RFIDアンテナ9に接続される通信ケーブル18が背面板6に形成された長孔6aに通って、背面板6と後面板7との間に形成された中空部23に延びるように配線処理が行われるので、通信ケーブル18が仕切板15の背面側から収納部22内にはみ出ることなく、什器1の正面からの見栄えが損なわれることがない。
さらに、読出装置に相当するRFIDアンテナ9の仕切板15への取付位置が電磁遮蔽材に相当する棚板3及び後面板7、側面板14、上面板8から所定間隔以上離間された状態であるため、読出装置であるRFIDアンテナ9からの電磁波を棚板3及び後面板7、側面板14に影響されることなくRFIDタグ11に受信させ、RFIDタグ11からの電磁波を棚板3及び後面板7、側面板14に影響されることなくRFIDアンテナ9に受信させることができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれ、上記実施例では、仕切板15内にRFIDアンテナ9を設けることで、RFIDアンテナ9が外部に露出することなく、仕切本体15aと蓋15cによって保護されることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、RFIDアンテナ9の表面にアンテナ保護被膜を設けることで、RFIDアンテナ9を仕切板15の側面側に露出させるように設置しても良く、什器1、1’の利用形態に合わせてRFIDアンテナ9の設置状態を決めるようにしても良い。
また、上記実施例では、RFIDタグ11が物品19に貼付され取り付けられているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば物品19内にRFIDタグ11を埋め込んで取り付けたり、物品19内部にそのまま内挿した状態でも良く、物品の商品特性を生かした取り付け方法で適宜RFIDタグを取り付ければ良い。
また、上記実施例では、管理コンピュータ20を外部に設けた構成(図1参照)にすることで、他の複数の什器(図示略)を一元的に管理可能にしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、中継装置16が収納される載置台5内に管理コンピュータ20を内蔵するようにしても良く、什器毎に物品の管理を行うようにしても良い。
本発明の実施例における物品情報の読出装置を備える什器の斜視図である。 (a)は、仕切板の分解組立を示す斜視図であり、(b)は、仕切板の取り付けを示す斜視図である。 什器内の背面板の構造を示す背面斜視図である。 図1のA−A線を示す縦断面図である。 図1のB−B線を示す平面断面図である。
符号の説明
1 什器
2 脚柱(電磁遮蔽材)
2a 係合穴
2b 配線孔
3 棚板(電磁遮蔽材)
3a 前端部
3b 後端部
3c 補強部材
5 載置台
5a ケーブル孔
6 背面板(非電磁遮蔽材)
6a 長孔
6b 配線溝
6c スペーサ片
7 後面板(電磁遮蔽材)
8 上面板(電磁遮蔽材)
9 RFIDアンテナ(読出装置)
11 RFIDタグ
14 側面板(電磁遮蔽材)
14a ピン
14b ピン穴
15 仕切板(非電磁遮蔽材)
15a 仕切本体
15b 係合片
15c 蓋
15d 支持板
16 中継装置(集線装置及びデータ変換チューナ機能を備える)
17 電源アダプタ
18 通信ケーブル(給電ケーブル及び信号ケーブルを含む)
19 物品
20 管理コンピュータ
21 LANケーブル
22 収納部
23 中空部(背面板と後面板との空間)
25 前面開口部

Claims (4)

  1. 前面に形成された開口を利用して、RFIDタグが取り付けられた物品が収納可能になっている収納部を備え、該収納部には物品情報が記録された前記RFIDタグの情報を読み出す読出装置が備えられる什器であって、少なくとも該什器を構成する後面板は電磁遮蔽材によって構成され、該後面板から前方に所定間隔以上離間させて前記収納部を構成する非電磁遮蔽材からなる背面板を設けるとともに、前記収納部には前記読出装置が配設された仕切板が設けられ、該仕切板により左右方向複数に区画され、前記読出装置からの通信ケーブルを、前記背面板に穿設された左右方向を向く長孔を通し、前記背面板と前記後面板とで形成された中空部を介して配設したことを特徴とする物品情報の読出装置を備える什器。
  2. 前記仕切板は収納部に対して、左右方向に移動可能になっている請求項1に記載の物品情報の読出装置を備える什器。
  3. 前記背面板と前記後面板との間にスペーサ片を設け、該スペーサ片に通信ケーブルを上下に配線可能な左右方向を向く配線溝を形成した請求項1または2に記載の物品情報の読出装置を備える什器。
  4. 前記仕切板の正面側にはコ字状の係合片が設けられ、前期収納部に設けられる棚板の前端部に前記係合片を左右方向に沿って摺動可能に構成した請求項1乃至3のいずれかに記載の物品情報の読出装置を備える什器。
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