JP4666453B2 - 読出装置を備える商品陳列棚 - Google Patents

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本発明は、物品情報が記録されたRFIDタグの情報を読み出すための読出装置を備える商品陳列棚に関する。
近年、什器に収納された物品の収納状態を管理するために、各物品に物品情報が記録されたRFIDタグを取り付け、RFIDタグの情報を読出装置で読み出し、この読み出した情報に基づいて各物品の収納状態を管理するものが種々に開発されている。
この一例として、什器内に収納される物品のRFIDタグに記録される物品情報を什器の棚板に配設した読出装置によって読み出し、この読み出した物品情報に基づいて物品の管理を行うことを可能にした什器がある(特許文献1参照。)。
特開平7−182357号公報(段落0011−0022、第1−3図)
しかしながら、特許文献1にあっては、上記文献1のように、什器側で物品情報を読み出すものにおいて、例えば、什器の一部が金属等の電磁遮蔽材(EMS材)で構成されている場合には、読出装置の磁気アンテナから発生される電磁波の磁界の向きに対して、電磁遮蔽材からは磁界が逆向きに発生されることで、読出装置からの電磁波が電磁遮蔽材によって影響されてしまうためにRFIDタグに起電力が発生しにくくなり、RFIDタグに記録される物品情報を含む電磁波の読み取りに不具合を生じさせる恐れがあった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、読出装置からの電磁波が電磁遮蔽材によって影響されることなく、物品のRFIDタグに記録された物品情報を正確に読み出し可能な商品陳列棚を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の請求項1に記載の物品情報の読出装置を備える商品陳列棚は、左右に離間する脚柱に、左右一対の前後方向を向くブラケットの後端が各々支持され、この両ブラケット上に、左右方向を向く電磁遮蔽材からなる複数の棚板の両側が載置されている商品陳列棚において、棚板上に物品情報を有するRFIDタグが取り付けられた物品のRFIDタグの情報を読み出す読出装置を、該読出装置の面が後方を向き、かつ前記棚板の上面より上方に読出装置からの電磁波が棚板から影響を受けないように受信可能に所定間隔離間するように、前記棚板の前端縁に沿った所定位置に立設した非電磁遮蔽材である支持板に設けたことを徴としている。
この特徴によれば、読出装置の面を後方を向き、かつ棚板の前端縁に沿って設けたことにより、読出装置より後方側に位置する棚板上に載置される物品のRFIDタグに記録された物品情報を読み出すことができるとともに、読出装置を電磁遮蔽材で構成された棚板の上面から該読出装置からの電磁波が棚板から影響を受けないように所定間隔離間させることで、電磁遮蔽材によって読出装置からの電磁波が影響されることなく確実に読み出しが行われる。また隣り合う読出装置同士の電磁波がこれら電磁遮蔽材によって互いに干渉することが防止される。
本発明の請求項2に記載の物品情報の読出装置を備える商品陳列棚は、請求項1に記載の物品情報の読出装置を備える商品陳列棚であって、前記読出装置の面を後方かつやや上向きとしたことを特徴としている。
この特徴によれば、前記読出装置の面を後方かつやや上向きとしたことで、棚板上に載置される物品のRFIDタグの情報を棚板前端から後方にかけて広範囲に渡って読み出すことができる。
本発明の請求項に記載の物品情報の読出装置を備える商品陳列棚は、請求項1または2に記載の物品情報の読出装置を備える商品陳列棚であって、前記支持板の下部を、前記棚板の前端縁に設けられた係合部に係合したことを特徴としている。
この特徴によれば、支持板の下部を棚板の前端縁に設けられた係合部に係合させることにより、棚板に簡単かつ強固に支持板を取り付けることができる。
本発明の請求項に記載の物品情報の読出装置を備える商品陳列棚は、請求項に記載の物品情報の読出装置を備える商品陳列棚であって、前記係合部を前記棚板に形成した取付孔とし、前記支持板の下部に形成されたピンを前記取付孔に挿入して、前記支持板を取り付けたことを特徴としている。
この特徴によれば、支持板のピンを取付孔に挿し込むだけで、容易に支持板を棚板に取り付けることができ、読出装置のメンテナンス等を行う際には容易に取り外せる。
本発明の請求項に記載の物品情報の読出装置を備える商品陳列棚は、請求項1乃至4に記載の物品情報の読出装置を備える商品陳列棚であって、前記支持板は、前記支持板の下部である固定部と、後方かつやや上向きに形成された取付部と、から成り、該取付部に前記読出装置を備えたことを特徴としている。
この特徴によれば、支持板の取付部に読出装置を取り付けるだけで、常に読出装置の面を後方に向けてやや上向きの状態で設置でき、読出装置の角度調整の手間が省ける。
本発明の請求項に記載の物品情報の読出装置を備える商品陳列棚は、請求項に記載の物品情報の読出装置を備える商品陳列棚であって、前記取付部が前記固定部に傾動可能に連結されていることを特徴としている。
この特徴によれば、取付部を前方または後方に傾動させるだけで棚板に設置された物品のRFIDタグの情報の読み出しに最適な読出装置の傾斜角度の調整を行える。
本発明の請求項に記載の物品情報の読出装置を備える商品陳列棚は、請求項1乃至のいずれかに記載の物品情報の読出装置を備える商品陳列棚であって、前記棚板の後端部の隅部に、前記読出装置から延設される配線を出す配線溝を設けたことを特徴としている。
この特徴によれば、読出装置に接続される通信ケーブルが棚板の後端部の隅部に形成された配線溝に通され、脚柱に沿うように配線処理が行われるので、通信ケーブルを物品の収納部内にはみ出させることを防止でき、商品陳列棚の正面からの見栄えを損なわせることがない。特に棚板を上下方向に移動させ設置した場合であっても効果的に通信ケーブルの隠蔽を行うことができる。
本発明の実施例を以下に説明する。
図1は、本発明の実施例1における物品情報の読出装置を備える商品陳列棚の全体像を示す斜視図であり、図2は、読出装置を備えた棚板を示す斜視図であり、図3は、図2のC−C線を示す側断面図であり、図4は、図1のA−A線を示す側断面図であり、図5は、図1のB−B線を示す平面断面図である。この商品陳列棚は、スーパーやコンビニエンス・ストアー等の商品売り場に設置されており、商品陳列棚に複数の商品を数多く載置して、消費者が直に商品(以下、物品19)の取り出しを行えるようになっている。
本発明の実施例1を図面に基づいて説明すると、商品陳列棚1は図1に示されるように、床面に電磁遮蔽材(本実施例では金属スチール材)から構成された棚板が設けられた載置台5が設けられ、載置台5の後方に床面から上下方向に延びる電磁遮蔽材から構成された脚柱2が左右に一対にて所定間隔離間されて設けられている。
両脚柱2の上端部には横架材8が挟持されるように設けられ、これら左右の脚柱2、載置台5、横架材8によって枠体が構成されている。この枠体の脚柱2間に電磁遮蔽材(本実施例では金属スチール材)から構成された背面板6と、同じく電磁遮蔽材から構成された背面カバー(図示略)が前後に嵌合して取り付けられている。
脚柱2には係合穴2aが上下方向に複数形成され、脚柱2の下方には後述するLANケーブル21を外部に配線するための配線孔2bが形成される。背面板6の所定の高さ位置には、上下方向に電磁遮蔽材から構成された棚板3が複数段設けられている。この棚板3は、脚柱2の係合穴2aに予め取り付けられたブラケット4の上端に載置され係止されている。以下、本実施例では商品陳列棚1の正面側を前方とし、商品陳列棚1の背面側を後方として説明する。
棚板3の前端には、物品19の値札等が表示されるプライスカード(図示略)を取り付け可能なプライスレール15(本実施例では電磁遮蔽材からなる金属スチール材)が設けられ、プライスレール15の背面には上方に向かって延設するように支持板12(本実施例では硬質プラスチック)が設けられている。同様に載置台5の前端にもプライスレール15’と支持板12’が設けられている。
各棚板3及び載置台5の上面には、後述において説明するRFID(Radio Frequency IDentification、無線による識別)タグが取り付けられた物品19が複数載置されている。この支持板12、12’の背面側には、後述において詳述する読出装置であるRFIDアンテナ9、9’が各支持板12、12’毎に対応して設けられている。載置台5の内部には、集線装置やチューナ等の機能を備えた中継装置16と、RFIDアンテナ9と中継装置16に電力を給電するための電源アダプタ17と、が設けられている。
各RFIDアンテナ9、9’には、各種信号の送受信を行う信号ケーブル(図示略)と、電力を供給する給電ケーブル(図示略)と、を含む通信ケーブル18が各々接続されており、信号ケーブルは中継装置16内の集線装置に接続され、給電ケーブルは電源アダプタ17に接続され商品陳列棚1内に配設されている。
中継装置16はLANケーブル21を介して、LAN網に接続され物品管理システムの管理や運用を行う管理コンピュータ20に接続されている。中継装置16内にはデータ変換機能を備えたチューナによって、管理コンピュータ20とRFIDアンテナ9間で種々のデータの送受信が行えるようになっている。
つまり、物品19のRFIDタグの物品情報のデータが管理コンピュータ20に送信されることで、管理コンピュータ3で複数の棚板3および載置台5に載置される複数の物品19の物品情報の管理が一元的に行えるようになっている。
なお、本実施例のRFIDアンテナ9、9’と、物品情報が記録されたRFIDタグには、それぞれ環状のコイル型のアンテナ(図示略)を用いており、RFIDアンテナ9、9’と、RFIDタグのコイル間に誘導されて発生する磁束を利用した電磁誘導方式により交信を行うようになってる。
そして、本実施例のRFIDアンテナ9、9’の読み出し周波数は、電磁誘導方式の短波帯(13.56MHz)の周波数を用いているが、本発明はこれら電磁誘導方式や周波数に限定されるものではなく、例えば、電磁誘導方式の長波帯(〜135kHz)や、マイクロ波帯の電波を利用した電波方式のマイクロ波帯(2.45GHz)等を利用したものがあり、商品陳列棚や棚板に載置される商品の形状や特性、交信距離にあわせて、より理想的な環境下に適合した最適な方式と周波数のRFIDアンテナと、該RFIDアンテナと交信可能なRFIDタグを適宜利用するようにすれば良い。
次いで、商品陳列棚1の内部構造を中心に説明する。図4に示されるように、ブラケット4の後端には下向き鈎状の係合片4aが複数形成され、係合穴2aに係合固定され脚柱2に取り付けられている。ブラケット4の上端には係止溝4bが複数形成され、それと対向するように棚板3の底面には補強材3cが前後に離間され設けられており、ブラケット4に棚板3が載置されると係止溝4bに補強材3cが係止され位置固定されるようになっている。同様にして、ブラケット4が多段(本実施例では4段)に設けられ、これらブラケット4に棚板3が載置され位置固定されている。
各棚板3および載置台5の前端に設けられた支持板12、12’の後面側には、それぞれRFIDアンテナ9、9’が設けられ、各RFIDアンテナ9に接続された各々の通信ケーブル18は、棚板3および載置台5の下面を介して後方から下方に向けて配線され、載置台5の棚板後方に形成したケーブル孔5aを介して中継装置16と電源アダプタ17に接続され、中継装置16からLANケーブル21が配線され、脚柱2に形成した配線孔2bを介して外部に配設されている。また、電磁遮蔽材からなる背面板6と、略同一形状の背面カバー7が両脚柱2間に嵌合され取り付けられることで、通信ケーブル18の配線が後方から外部に露出することなく隠蔽されている。
このように、各棚板3および載置台5毎に対応するように設けられたRFIDアンテナ9、9’から、それぞれ対応する各棚板3および載置台5毎に載置された物品19のRFIDタグ11の物品情報の読み出しを行えるようになっている。
棚板3の構造について具体的に説明する。図2に示されるように棚板3は、電磁遮蔽材(本実施例では金属スチール材)から構成された棚板本体3eおよび前後の補強材3c、非電磁遮蔽材から構成された支持板12(本実施例では硬質プラスチック材)とからなり、支持板12の後面側に読出装置であるRFIDアンテナ9が備えられている。
棚板本体3eは前端部3aおよび後端部3bが下方に折り曲げられており、後端部3bの隅部に配線溝3b’が形成され、通信ケーブル18を上下に配線できるようになっている。補強材3cは断面上向きコ字状で左右の長さ方向に形成され、棚板本体3eの下面の前後に離間してそれぞれ溶接によって固着されて棚板本体3eの強度が高められている。
図3に示されるように、棚板本体3eの前端部3aには前方に開口するプライスレール15がボルト26とナット27の締め付けによって取り付けられ、プライスレール15の開口の上下端部に挟持されるようにプライスカード22が嵌め込まれている。プライスレール15の上部には断面凹状の係合部15aが形成され、この係合部15aと棚板3の前端縁に沿って支持板12の固定部12aが挿し込まれ立設されている。
このように、支持板12の固定部12aを棚板3の前端縁とプライスレール15の係合部15aに係合させることで、支持板12が棚板3の前端部3aに簡単かつ強固に取り付けられている。なお、読出装置9が取り付けられた支持板12は物品19の落下を防止するストッパーおよびプライスカードの取り付け機能を兼ねている。
次いで、RFIDアンテナ9の支持板12への取付位置について詳細に説明する。支持板12の上部は後方に向けてやや上方に向く取付部12bが形成され、後面側にRFIDアンテナ9が接着剤等で強固に固着されており、電磁遮蔽材である棚板本体3eの上端面から上方に向かって所定間隔(L1)離間された位置に取り付けられている。
このように、RFIDアンテナ9を支持板12の取付部12bの後面側にRFIDアンテナ9を取り付けると、常にRFIDアンテナ9の面を後方かつやや上向きの状態で設置でき、RFIDアンテナ9の角度調整の手間が省け、棚板3上に載置される物品のRFIDタグ11の情報をより広範囲に渡って受信させることが可能となる。さらに、RFIDアンテナ9を棚板3の前端縁に立設させることで、棚板3の前端から後方へとより広範囲に渡ってRFIDアンテナ9と物品19のRFIDタグ11との電磁波の送受信を行えるようになっている(図4参照)。
RFIDアンテナ9に接続された通信ケーブル18は、棚板本体3eの下面から棚板本体3eの側端部に沿って配線され、配線溝3b’(図示略)を介して後端部3b後方から下方へと配設されている。なお、図示しないがRFIDアンテナ9の後面側には、非電磁遮蔽材である硬質アクリル板が薄膜状に表面加工されており、例えば物品19の収納時に、RFIDアンテナ9に傷や故障等が発生することを未然に防ぐアンテナ保護被膜としての機能を有している。
前述のRFIDアンテナ9と電磁遮蔽材である棚板本体3eとの間隔(L1)については、RFIDアンテナ9からの電磁波を棚板本体3eから影響されることなくRFIDタグ(図示略)に受信させ、RFIDタグからの電磁波を棚板本体3eから影響されることなくRFIDアンテナ9に受信させるために、少なくともRFIDアンテナ9と棚板本体3eとの間隔を40mm以上離間させることが好ましいことが実験的に検証されている。
そこで、本実施例においては前述において説明した図4に示されるように、商品陳列棚1に適用されたRFIDアンテナ9と棚板本体3eとの間隔(L1)が40mmとなっている。同じく物品に設けられるRFIDタグ11の取り付け位置も棚板本体3eから40mm以上離間させることが好ましい。
載置台5の前端部には、プライスレール15’がボルトで位置固定され、プライスレール15’上部の後端面に沿って断面L字の支持板12’が載置されており、ボルトで支持板12’の固定部12a’が固定されている。支持板12’の取付部12b’は後方に向けてやや上方に向くように形成され、取付部12b’の後面側に前述したRFIDアンテナ9の取付位置と同様に所定間隔(L1)離間された位置でRFIDアンテナ9’が取り付けられている。
このように、非電磁遮蔽材である支持板12、12’によって読出装置であるRFIDアンテナ9、9’を常に電磁遮蔽材である棚板3および載置台5の上面から所定間隔(L1)離間させ、各棚板3および載置台5の前端縁に沿って立設させたことにより、RFIDアンテナ9、9’からの電磁波を電磁遮蔽材に影響されることなく、物品19のRFIDタグ11に受信させ、RFIDタグ11からの電磁波をRFIDアンテナ9、9’で受信させることができ、RFIDタグ11に記録された物品情報を確実に読み出させることができる。
しかも、各棚板3および載置台5は電磁遮蔽材で構成されているので、隣り合うRFIDアンテナ9同士の電磁波がこれら電磁遮蔽材によって互いに干渉することが防止され、物品のRFIDタグ11の情報を各棚板3および載置台5毎に読み出しを正確に行える。
図5に示されるように、RFIDアンテナ9、9’は棚板3および載置台5の前端縁に取り付けられた支持板12、12’の所定の取付位置に設けられ、棚板3および載置台5の上面には物品19が複数載置されており、これら物品19の前後面にはRFIDタグ11がそれぞれ取り付けられている。なお、RFIDタグ11の取付位置はRFIDアンテナ9、9’との電磁波の送受信を行いやすいように互いの面が平行になるように設けられているが、本実施例はこの取付位置に限定するものではなく、例えば物品19の上面にも設けてよいことは言うまでもない。
RFIDアンテナ9に接続された通信ケーブル18は、棚板3の後端部3bの隅部に形成された配線溝3b’に通され、脚柱2に沿うように配線処理が行われるので、通信ケーブル18を物品19の収納部内にはみ出させることを防止でき、商品陳列棚1の正面からの見栄えを損なわせることがない。特に棚板3を上下方向に移動させ設置した場合であっても効果的に通信ケーブル18の隠蔽を行うことができる。
以上の説明により実施例1では、読出装置であるRFIDアンテナ9、9’を電磁遮蔽材である上方の棚板3および載置台5から所定間隔(L1)以上離間するように設けることで、RFIDアンテナ9、9’の電磁波がこれら電磁遮蔽材による影響をされることなく、物品19のRFIDタグ11に記録された物品情報を正確に読み出させることができる。
次に、本発明の実施例2を図6に基づいて説明する。図6は、読出装置の要部拡大側断面図である。なお、以下の実施例2において前述の実施例1と同様の構造部分に関しては、同一の符号を付すことにより詳細な説明は省略することにする。
図6に示されるように支持板13は、プライスレール15の係合部15aに係合される固定部13aと、RFIDアンテナ9が取り付けられた取付部13bから構成され、固定部13aの上端部に取付部13bの下端部が傾動可能に連結されている。
そこで、取付部13bの傾斜角度の調整を行いたい場合には、取付部13bを前方または後方に移動させることで傾動させ、RFIDアンテナ9の傾斜角度を調整しながら所望の角度に設定できるようになっている。
以上の説明により実施例2では、RFIDアンテナ9の取付部13bを回動させるだけで棚板3に設置された物品のRFIDタグ(図示略)の情報の読み出しに最適な傾斜角度の調整を適宜設定可能になっている。
次に、本発明の実施例3を図7に基づいて説明する。図7は、読出装置の要部拡大側断面図である。なお、以下の実施例3において前述の実施例1と同様の構造部分に関しては、同一の符号を付すことにより詳細な説明は省略することにする。
図7に示されるように、支持板14は、下部に形成されたピン14aとRFIDアンテナ9を備えた取付部14bとから構成されている。棚板3の上面の前端部には上下に貫通して取付孔3fが形成されており、この取付孔3fにピン14aを挿し込むことで支持板14が取り付けられている。したがって、支持板14を容易に棚板3に取り付けることができるとともに、読出装置9のメンテナンス等を行う際には容易に取り外すことができる。
以上、本発明の実施例1〜3を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれ、例えば上記実施例では、支持板12を用いて読出装置であるRFIDアンテナ9を取り付けることで、電磁遮蔽材である棚板3から所定間隔(L1)離間させることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、RFIDアンテナ9を棚板3の上面よりも所定間隔以上離間させ、電磁遮蔽材による影響を受けない状態であれば、他の構成を用いてRFIDアンテナ9を取り付けるようにしても良い。
また、上記実施例では、支持板12の取付部12bの後面側にRFIDアンテナ9を設けることで、RFIDアンテナ9を外部に露出させることなく保護されることから好ましいが、本発明はこれに限定されるものではなく、取付部12b内にRFIDアンテナ9に埋設させ設置しても良く、電磁遮蔽材である棚板3の上面よりも所定間隔以上離間させ、電磁遮蔽材による影響を受けない状態であれば、商品陳列棚1の利用形態に合わせてRFIDアンテナ9の設置状態を決めるようにしても良い。
また、上記実施例では、RFIDタグ11が物品19に貼付され取り付けられているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば物品19内にRFIDタグ11を埋め込んで取り付けたり、物品19内部にそのまま内挿した状態でも良く、物品の商品特性を生かした取り付け方法で適宜RFIDタグを取り付ければ良い。
また、上記実施例では、管理コンピュータ20を外部に設けた構成(図1参照)にすることで、他の複数の商品陳列棚(図示略)を一元的に管理可能にしているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、中継装置16が収納される載置台5内に管理コンピュータ20を内蔵するようにしても良く、商品陳列棚毎に物品の管理を行うようにしても良い。
本発明の実施例1における物品情報の読出装置を備える商品陳列棚の全体像を示す斜視図である。 読出装置を備えた棚板を示す斜視図である。 図2のC−C線を示す側断面図である。 図1のA−A線を示す側断面図である。 図1のB−B線を示す平面断面図である。 本発明の実施例2における読出装置の要部拡大側断面図である。 本発明の実施例3における読出装置の要部拡大側断面図である。
符号の説明
1 商品陳列棚
2 脚柱
2a 係合穴
2b 配線孔
3 棚板(電磁遮蔽材)
3a 前端部
3b 後端部
3b’ 配線溝
3c 補強材
3e 棚板本体
3f 取付孔
4 ブラケット
4a 係合片
4b 係止溝
5 載置台(電磁遮蔽材)
5a ケーブル孔
6 背面板
7 背面カバー
8 横架材
9、9’ RFIDアンテナ(読出装置)
11 RFIDタグ
12、12’ 支持板(非電磁遮蔽材)
12a、12a’ 固定部
12b、12b’ 取付部
13 支持板(非電磁遮蔽材)
13a 固定部
13b 取付部
14 支持板(非電磁遮蔽材)
14a ピン
14b 取付部
15、15’ プライスレール
15a 係合部
22 プライスカード

Claims (7)

  1. 左右に離間する脚柱に、左右一対の前後方向を向くブラケットの後端が各々支持され、この両ブラケット上に、左右方向を向く電磁遮蔽材からなる複数の棚板の両側が載置されている商品陳列棚において、棚板上に物品情報を有するRFIDタグが取り付けられた物品のRFIDタグの情報を読み出す読出装置を、該読出装置の面が後方を向き、かつ前記棚板の上面より上方に読出装置からの電磁波が棚板から影響を受けないように受信可能に所定間隔離間するように、前記棚板の前端縁に沿った所定位置に立設した非電磁遮蔽材である支持板に設けたことを特徴とする物品情報の読出装置を備える商品陳列棚。
  2. 前記読出装置の面を後方かつやや上向きとした請求項1に記載の物品情報の読出装置を備える商品陳列棚。
  3. 前記支持板の下部を、前記棚板の前端縁に設けられた係合部に係合した請求項1または2に記載の物品情報の読出装置を備える商品陳列棚。
  4. 前記係合部を前記棚板に形成した取付孔とし、前記支持板の下部に形成されたピンを前記取付孔に挿入して、前記支持板を取り付けた請求項に記載の物品情報の読出装置を備える商品陳列棚。
  5. 前記支持板は、前記支持板の下部である固定部と、後方かつやや上向きに形成された取付部と、から成り、該取付部に前記読出装置を備えた請求項1乃至4に記載の物品情報の読出装置を備える商品陳列棚。
  6. 前記取付部が前記固定部に傾動可能に連結されている請求項に記載の物品情報の読出装置を備える商品陳列棚。
  7. 前記棚板の後端部の隅部に、前記読出装置から延設される配線を出す配線溝を設けた請求項1乃至のいずれかに記載の物品情報の読出装置を備える商品陳列棚。
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