JP3011398B2 - ケーブル据付装置 - Google Patents

ケーブル据付装置

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JP3011398B2
JP3011398B2 JP23604995A JP23604995A JP3011398B2 JP 3011398 B2 JP3011398 B2 JP 3011398B2 JP 23604995 A JP23604995 A JP 23604995A JP 23604995 A JP23604995 A JP 23604995A JP 3011398 B2 JP3011398 B2 JP 3011398B2
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英樹 谷保
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F2221/00Details or features not otherwise provided for
    • F24F2221/40HVAC with raised floors

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  • Floor Finish (AREA)
  • Electric Cable Installation (AREA)
  • Details Of Indoor Wiring (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ室な
ど床が二重構造になっている場所において、光ファイバ
ーケーブルなど重要なケーブルを直接的外圧によって生
じる損傷から防止するケーブル据付装置に関している。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ室などでは、床を二重構造
とし床下に通信ケーブル、電力ケーブルを据え付けてい
るが、これらは混合して据え付けられている。近年では
通信ケーブルとして光ファイバーが使用されてきている
が、光ファイバーケーブルのように曲げに弱いものを他
の通信ケーブルや電力ケーブルと混同して据え付けてい
ては、光ファイバーケーブルが直接的な外圧により損傷
する原因となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、二重
床構造の床下に光ファイバーケーブルを他の通信ケーブ
ルあるいは電力ケーブルと分離して据え付けることがで
きるケーブル据付装置を提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、床を二重構造
にするために床パネルを支持して該床パネルと床面との
間に空間を形成する支柱に固定する支持金具と、該支持
金具どうしを連結して通路を形成する桟板と、該桟板に
よって形成される通路に敷設するダクトとからなり、支
持金具が平面コ字型に形成した金具本体の開口部を挟ん
で設けられる2つの側部のうち一方の側部に筒体形状の
受け部材を設け反対側の側部に固定ボルトをねじ込んだ
ものであって、上記桟板を取り付けるための一対の支柱
に上記支持金具を受け部材を互いに向い合わせにして挿
嵌して固定ボルトにより固定し、該支持金具の受け部材
に上記桟板を係着しかつ当該桟板の複数によって形成さ
れる通路に上記ダクトを敷設し、床面とダクトとにケー
ブルを分離して据え付けることを特徴としており、光フ
ァイバーケーブルと他の通信ケーブル又は電力ケーブル
を分離して据え付けることができるものである。
【0005】又、支持金具は、金具本体の開口部の反対
側に筒状形状の第2の受け部材を設けたものであり、さ
らに又、支持金具は、金具本体の固定ボルトを取り付け
た反対側の端縁部に波形係合部を形成したものであるこ
とを特徴としている。
【0006】桟板は、両端部を下向きに折り曲げて上記
支持金具の受け部材に挿入する結合片を設けたものであ
ることを特徴とし、又、桟板は、中央部の両側縁部に上
記結合片が挿入できる長さの連結穴を設けたものであ
り、さらに又、桟板は、ダクトの位置決めをする案内枠
が設けられることを特徴としている。
【0007】ダクトは、ダクトボックスに接続されてお
り、該ダクトボックスから分岐して他のダクトを接続可
能としており、又、ダクト及びダクトボックスは蓋を有
していることを特徴としている。この他、ダクトボック
スがプラスチック材で形成されることを特徴としてい
る。
【0008】ダクトは、樋状に形成されたダクト本体の
上端縁に長手方向に沿う結合溝が設けられており、該係
合溝に蓋体の長手方向の両側縁に形成した下向きの挿入
片を係合するものであり、又、ダクトボックスは、上方
が開放されたボックス主体の側壁部に、当該ボックス主
体の内部に通じかつ上記ダクトのダクト幅と等しい幅の
受け口が形成されていることを特徴としている。
【0009】さらに又、ダクトに光ファイバーケーブル
が据え付けられ、床面にその他の通信ケーブルあるいは
電力ケーブルが据え付けられることを特徴としている。
【0010】
【発明の実施の形態】図1、2において、1はコンピュ
ータ室などの床面、2は床面1に設置する支柱で、上端
部にパネル受け金具3が設けられている。4は方形の床
パネルであって、支柱2のパネル受け金具3に着脱自在
に載置されており、当該室は前記床面1と床パネル4と
の間に空間が形成された二重床構造となっている。
【0011】10は支柱2に固定した支持金具で、対向
する一対の支柱どうしを連結する桟板20の端部を当該
支持金具10に結合している。桟板20は連続して設け
られており(図7を参照)、各桟板20の上面にダクト
30が敷設されている。
【0012】上記のダクト30内に光ファイバーケーブ
ルを据え付け、又、他の通信ケーブル及び電力ケーブル
を床面1に据え付けるようになっている。
【0013】次に、図3から6によって各部材の詳細を
説明する。図3は支持金具を示しており、平面コ字型に
形成した金具本体11の一方の側部に長方形の筒体で形
成される受け部材12を設け、該受け部材12の反対側
に六角頭付きの固定ボルト13をねじ結合している。な
お、金具本体11は全体の形状が平面コ字型を呈してい
るが、コ字型を呈する部材の断面形状もコ字型をしてお
り、鋼板をプレス加工したものである。又、金具本体に
は、固定ボルト13と対向して当該本体の端縁部には波
形係合部14が形成されており、金具本体11を支柱2
に係合したときの滑り止め効果が発揮されるようにして
いる。
【0014】図3Aは、受け部材12を固定ボルト13
と対向する位置に設けた場合を示しているが、図3Bに
示すように、第2の受け部材15を金具本体11の開口
部の対側に設けることもできる。図3Bの場合は桟板2
0を係合する位置が2か所になるので適用範囲が広くな
る。従って、全ての支持金具10を図3Bに示す構造と
することが可能である。
【0015】図4は桟板を示している。桟板20は桟板
主体21を鋼板からプレス加工し、長手に沿う両側部に
折り返し部22を形成して補強したものである。又、桟
板主体21の長手方向の両端部に当該桟板主体よりも細
幅で、かつ直角下向きに折り曲げた結合片23を設けて
いる。24は桟板主体21の中央部の両側縁部に設けた
連結穴で、前記結合片23が挿入できる長さを有してい
る。
【0016】又、桟板主体21には連結穴24と結合片
23の間に長手方向に沿う一対の長穴25を設けてお
り、断面直角に折り曲げた案内枠26を当該桟板主体2
1の長手方向に直交して載置し、ダクト30の横幅寸法
を確保して止めネジ27によって固定している。
【0017】図5はダクトを示している。ダクト30は
樋状に形成されたダクト本体31及び蓋体32がプラス
チック材で成形加工されたものであって、ダクト本体3
1の開口部上端縁は長手方向に沿う結合溝33が設けら
れている。又、蓋体32の長手方向の両側縁は下向き直
角に折曲形成されて挿入片34が設けられており、蓋体
32は挿入片34をダクト本体31の結合溝33に係合
する。
【0018】図6はダクトボックスを示している。ダク
トボックス40は、上方が開放されたボックス主体41
の側壁部にボックス主体の内部に通じるダクト受け口4
2が設けられている。ダクト受け口42の幅はダクト3
0の幅と等しく、又、図示した実施例は3つの受け口4
2a,42b,42cが平面T字型に設けられており、
三方向にダクトを接合できるようになっている。但し、
ダクト受け口42の取り付け数は任意であり、図示した
以外にも平面十字型となるように受け口を四方向に設け
ることが可能である。43はボックス蓋で、四隅部を止
ネジ44によってボックス主体41の隅部に固定する。
【0019】次に、光ファイバーケーブルを据え付ける
手順を説明する。まず、図7に示すように光ファイバー
ケーブルを据え付けするルートに沿って床パネル4を外
し、床面1に設置されている支柱2に支持金具10を固
定する。支持金具10は受け部材12を互いに対向させ
て固定すると共に、取り付け高さを一致させる。次い
で、各支持金具10の受け部材12に桟板20の結合片
23を挿入し、床面1から上方に離れた空間に桟板20
によるダクトの通路を形成する。
【0020】図7は、ダクトを直進方向に敷設する場合
を示しているが、図8はダクトを途中で分岐してT字型
に敷設する場合を示している。図8では、既に取り付け
られた桟板20の連結穴24に他の桟板20Aを連結す
ると共に、既設の桟板20を連結している支持金具10
にも他の桟板20Bを連結する。従って、桟板20Bを
連結する支持金具10は図3Bに示すものを使用する。
【0021】ダクト30は、端部をダクトボックス40
のダクト受け口42に接続する。図7ではダクトボック
ス40を桟板20の上面に載置し、ダクト30を直線方
向に連続して接続する。図8ではダクトボックス40を
桟板20どうしを連結した桟板20Aの上面に載置し、
図9に示すようにダクト30を直線方向及びダクトボッ
クス40から分岐して直交方向に接続する。
【0022】ダクト30は桟板20に設けた案内枠26
の内側に収容することで位置決めをすればよく、この
他、特に固定する手段を必要としない。又、ダクトボッ
クス40は桟板20の上面に載置されているだけでよ
く、さらにダクト30とダクトボックス40もダクト受
け口42にダクトの端部が接合されているだけでよい。
【0023】このようにダクトが敷設されたら、ダクト
30内に図示しない光ファイバーケーブルを据え付け、
ダクト本体31には蓋体32を被せ、又、ボックス主体
41にはボックス蓋43を止ネジ44によって固定す
る。なお、他の通信ケーブル及び電力ケーブルは前述し
たように床面1に据え付ける。その後は、床パネル4を
元の位置に戻す。
【0024】ケーブル据え付け後に、光ファイバーケー
ブルの増設または取り外しをするには、床パネル4を外
した後にダクト30の蓋体32とダクトボックス40の
ボックス蓋43を外してこれらの工事を行う。
【0025】本発明は、光ファイバーケーブルを他の通
信ケーブルや電力ケーブルと分離して床下に据え付ける
ためのものであるが、ダクト内に光ファイバーケーブル
以外のケーブルを据え付けることができることは勿論で
あり、据え付けるケーブルが限定されないことは言うま
でもない。
【0026】
【発明の効果】本発明は、二重床構造を構成する床パネ
ルを支持している支柱に桟板を設けてケーブルの通路を
確保し、該通路にダクトを敷設して光ファイバーケーブ
ルを他の通信ケーブルや電力ケーブルと分離させること
ができるものであるから、光ファイバーケーブルを直接
的外圧によって生じる損傷から防止し得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体を組み立てた断面図。
【図2】支柱を横断した全体の拡大図で、Aは平面図、
Bは正面図。
【図3】A、Bいずれも支持金具の斜視図。
【図4】桟板の斜視図。
【図5】ダクトを示しており、Aは斜視図、Bは断面
図。
【図6】ダクトボックスの斜視図。
【図7】桟板によってダクトの通路を形成した状態を示
す斜視図。
【図8】ダクトの通路がT字型に分岐されるときの桟板
を示す斜視図。
【図9】図8によって構成された通路にダクトをT字型
に敷設した状態を示す斜視図。
【符号の説明】
1 床面 2 支柱 3 パネル受け金具 4 床パネル 10 支持金具 11 金具本体 12 受け部材 13 固定ボルト 14 波形係合部 15 第2の受け部材 20 桟板 21 桟板主体 22 折り返し部 23 結合片 24 連結穴 25 長穴 26 案内枠 27 止めネジ 30 ダクト 31 ダクト本体 32 蓋体 33 結合溝 34 挿入片 40 ダクトボックス 41 ボックス主体 42 ダクト受け口 43 ボックス蓋 44 止ネジ

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床を二重構造にするために床パネル
    (4)を支持して該床パネル(4)と床面(1)との間
    に空間を形成する支柱(2)に固定する支持金具(1
    0)と、該支持金具(10)どうしを連結して通路を形
    成する桟板(20)と、該桟板(20)によって形成さ
    れる通路に敷設するダクト(30)とからなり、支持金
    具(10)が平面コ字型に形成した金具本体(11)の
    開口部を挟んで設けられる2つの側部のうち一方の側部
    に筒体形状の受け部材(12)を設け反対側の側部に固
    定ボルト(13)をねじ込んだものであって、上記桟板
    (20)を取り付けるための一対の支柱(2)に上記支
    持金具(10)を受け部材(12)を互いに向い合わせ
    にして挿嵌して固定ボルト(13)により固定し、該支
    持金具(10)の受け部材(12)に上記桟板(20)
    を係着しかつ当該桟板(20)の複数によって形成され
    る通路に上記ダクト(30)を敷設し、床面(1)とダ
    クト(30)とにケーブルを分離して据え付けることを
    特徴とするケーブル据付装置。
  2. 【請求項2】 支持金具(10)は、金具本体(11)
    の開口部の反対側に筒状形状の第2の受け部材(15)
    を設けたものであることを特徴とする請求項1に記載の
    ケーブル据付装置。
  3. 【請求項3】 支持金具(10)は、金具本体(11)
    の固定ボルト(13)を取り付けた反対側の端縁部に波
    形係合部(14)を形成したものであることを特徴とす
    る請求項1又は2に記載のケーブル据付装置。
  4. 【請求項4】 桟板(20)は、両端部を下向きに折り
    曲げて上記支持金具(10)の受け部材(12,15)
    に挿入する結合片(23)を設けたものであることを特
    徴とする請求項1に記載のケーブル据付装置。
  5. 【請求項5】 桟板(20)は、中央部の両側縁部に上
    記結合片(23)が挿入できる長さの連結穴(24)を
    設けたものであることを特徴とする請求項4に記載のケ
    ーブル据付装置。
  6. 【請求項6】 桟板(20)には、ダクトの位置決めを
    する案内枠(26)が設けられることを特徴とする請求
    項4又は5に記載のケーブル据付装置。
  7. 【請求項7】 ダクト(30)は、ダクトボックス(4
    0)に接続されており、該ダクトボックス(40)から
    分岐して他のダクトを接続可能にすることを特徴とする
    請求項1に記載のケーブル据付装置。
  8. 【請求項8】 ダクト(30)に光ファイバーケーブル
    が据え付けられ、床面(1)にその他の通信ケーブルあ
    るいは電力ケーブルが据え付けられることを特徴とする
    請求項1から7のいずれかに記載のケーブル据付装置。
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