JPH1117367A - パッケージ実装方式 - Google Patents

パッケージ実装方式

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JPH1117367A
JPH1117367A JP17053897A JP17053897A JPH1117367A JP H1117367 A JPH1117367 A JP H1117367A JP 17053897 A JP17053897 A JP 17053897A JP 17053897 A JP17053897 A JP 17053897A JP H1117367 A JPH1117367 A JP H1117367A
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JP17053897A
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Susumu Arai
進 荒井
Kazuhiko Ariga
和彦 有賀
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Fujitsu I Network Systems Ltd
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Fujitsu I Network Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コネクタ実装面等の増大化を図れ、高密度化
実装等にも適切に応えられるようにする。 【解決手段】 挿抜自在な複数のパッケージ301を収
容する場合、パッケージのプリント基板の3面に、イン
ターフェース接続用ケーブルやメンテナンス用部品の実
装が可能で、例えば、シェルフ200左辺のみにパッケ
ージ左右辺と同等の長さを有する長ガイド溝213a
を、他方、BWB205に実装されたコネクタ部とパッ
ケージコネクタが確実に挿入勘合するためのコネクタ勘
合用ガイド溝をBWB近傍に長ガイド溝に比し短かな短
ガイド溝213bとして有する。短ガイド溝部側のパッ
ケージ側面に第3の実装部が設定され、他装置インター
フェース用コネクタを実装しうる。パッケージ基板上の
インターフェース用コネクタやメンテナンス部品実装部
を2箇所から3箇所に拡大して実装可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、挿抜自在な複数枚
のパッケージを収容する装置において有用な実装方式、
特に、例えば通信機器、コンピュータ等に適用して好適
なもので、通信機器やコンピュータ等を構成する挿抜自
在なパッケージとそのパッケージを収容する収容体の改
良に関するものである。
【0002】
【発明の背景】通信機器やコンピュータ等において、ス
ライドレール機構(ガイド手段)により挿抜自由な複数
枚のパッケージを収容する装置が利用される。この種の
装置は、概略、通信機器やコンピュータ等の機器あるい
はシステムの一部を構成することとなる、挿抜自由な複
数のパッケージと、それらのパッケージを収容する収容
体として機能する構造体(構造物)とで構成されること
ができる。
【0003】例えば、より具体的には、パッケージを搭
載する一般的なユニットの構成は、複数枚のパッケー
ジ、ならびにパッケージ間を接続するためのパッケージ
挿入後方位置に配備されたバックボード(以下、BWB
(バックワイヤボード)とも称する)、およびBWBに
嵌合させるためのガイド的役割を保つ矩形形状(筐体形
状)の構造体(以下、シェルフとも称する)より成り立
つものとすることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年、これらのユニッ
トでは、ニーズの多様化に伴い高密度化実装が強く望ま
れている。また、高密度化実装実現に伴いパッケージ間
や他装置(システム中の他の装置、外部装置等を含み、
また当該ユニットが複数組み合わせられる構成の場合に
は、当該他のユニットを含む)との接続をするためのイ
ンターフェース用コネクタやメンテナンス用部品および
表示部品等が増大する一方である。
【0005】しかし、パッケージ側面の2方向側(パッ
ケージを水平にして挿抜する横置き型ユニットタイプで
は、その水平状態のパッケージにおけるパッケージ基板
左右両縁側)が、シェルフ側のガイドレール溝中をスラ
イドさせるために用いられることから、必然的に、それ
らのコネクタや部品等は、それ以外の他の2方向側、す
なわち後方側(BWB側)および前面側のみに実装せざ
るを得ない限定性が生じているのが実情である。
【0006】これを、図を参照して、さらに説明する
と、次のようである。図6は、従来方法に従った構成例
(横置き型タイプ)を示したものであり、ユニットにお
いてシェルフにパッケージを実装する場合の両者の関
係、状態等を説明するためのものである。図中、101
は1ユニットで使用するパッケージ(ここでは、9枚の
パッケージが使用される)、102はこれら複数枚パッ
ケージ101の収容筐体すなわちシェルフ、103はシ
ェルフ後面に取り付け配備したバックボードすなわちB
WBをそれぞれ示し、また、104はパッケージストッ
パーを示す。
【0007】シェルフ102の前面(パッケージ挿入
面)は開口を有し、そのシェルフ前面開口の左右部分
(左右側板部)には、パッケージ基板導入口となるガイ
ドレール102aがあり、これらはパッケージ基板の板
厚より若干大きく設定した溝幅を有するものとして相対
向するよう左右で対称的に設けられている。すなわち、
シェルフ左右壁内面には、それぞれパッケージ101の
一枚あてごとに、パッケージ基板を、シェルフ後面に具
備されたBWB103のコネクタ(図示せず)に導くた
めのガイド的レール(スロット)が9段形成されてい
る。
【0008】また、シェルフ102に搭載したパッケー
ジ101の抜け防止策としてパッケージストッパー10
4を付加して対応している。ここに、該ストッパー10
4は、各パッケージ101を矢印11のようにシェルフ
102へ収容した後、矢印12のようにしてシェルフ1
02の前面開口の端寄りの部分に対し、取り付けられる
図示のような縦方向に細長い板体からなるものである。
これは、シェルフ102の上縁部120−1、下縁部1
20−2にまたがるよう、その細長い板体の上端部と下
端部が取り付けられるものであるが、図中のシェルフ上
下縁部側とストッパー上下端部側とに付した、相対向す
る向きの矢印は、その取付関係の一例を示す。
【0009】このような構造体であるため、9枚のそれ
ぞれの各パッケージ101のインターフェース用コネク
タ実装面は、後面のBWB103側の箇所(図6に例示
するように、パッケージ101の後縁部分の基板上に
は、コネクタ112(BWB側との接続用)が設けられ
てコネクタ実装面となっている)と、パッケージストッ
パー104が取り付けられることにより該ストッパー板
体で覆われてしまうこととなる前面のパッケージストッ
パー付加エリアを除いた残部である部分の箇所との、そ
れら2箇所のみである。また、パッケージ101前面に
メンテナンス用操作部品や表示部品等が数多く実装され
れば、インターフェース用コネクタ実装面はBWB10
3側の一面のみとなることになる(図3(a)参照)。
【0010】しかるに、上記の如く、インターフェース
用コネクタ実装面として、たとえ前者の態様のように2
箇所使える場合であっても、そうした限られた前側や後
側の2方向のみの実装面では、それだけ、インターフェ
ース用コネクタやパッケージ端面搭載部品数が制限され
る。結果、それら単一のパッケージで搭載収容すべきと
ころのものを1パッケージ内で収容できないこととなる
場合、その対応としては、パッケージ搭載回路部品数に
関係無しに、パッケージを複数枚に分散して対応するこ
ととなる。
【0011】かかる対応の場合、これらの方法は、高密
度実装に反するとともに、パッケージ複数枚分へ分散す
る分だけ、1ユニットでの使用パッケージ枚数も増え、
したがってユニット単位としての不所望なパッケージ段
数の増大等、製品の価格アップへと導くものであり、そ
れゆえに、これが改善をするため効果的な実装方式の確
立が強く望まれる。
【0012】(イ)よって、望ましいのは、コネクタ実
装面等の増大化が図れ、高密度化実装にも適切に応えら
れることである。また、より望ましいのは、そのように
コネクタ実装面等の増大化を図ることができるととも
に、インターフェース用コネクタの挿抜が、パッケージ
前面で可能なことである。
【0013】(ロ)また、望ましいのは、そうした場
合、インターフェース用コネクタや接続用ケーブル等の
増大に伴い、パッケージ基板の「ソリ」や「ネジレ」な
どが発生するというような事態をも回避し得て、上記
(イ)のことを達成できることであり、それら「ソリ」
や「ネジレ」による問題や不利、不便も発生しない構造
体であることを確保できることである。
【0014】(ハ)また、望ましいのは、パッケージ挿
抜が自由な構造体で、適切なパッケージ抜け防止策が具
備されていることである。
【0015】本発明は、以上の考察に基づき、および以
下に述べる考察にも基づき、これらの点から改良、改善
を加えようとするものであり、挿抜自在な複数枚のパッ
ケージを収容する装置に適用して好適で、適切に上記を
実現することを可能ならしめるようというものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明方式は、挿抜自在
な複数のパッケージを収容する装置において、パッケー
ジのプリント基板の3面に、インターフェース接続用ケ
ーブルやメンテナンス用部品の実装を可能としたことを
特徴とするものである。
【0017】また、前記3面は、パッケージの後面側で
ある第1の辺側および前面側である第2の辺側と、該第
1および第2の辺を除く他の対向する2辺側のうちのい
ずれか一方である第3の辺側との、3箇所であって、こ
れらの箇所に、インターフェース用あるいはメンテナン
ス用に供するパッケージ実装部品のための第1、第2お
よび第3の実装部を設ける構成としてなる、ことを特徴
とするものである。
【0018】また、各パッケージの他装置インターフェ
ース接続用ケーブルを接続した状態で挿抜可能としたこ
とを特徴とするものである。
【0019】また、前記第1および第2の辺を除く他の
対向する2辺側とほぼ同等の長さを有する第1のガイド
手段を一方に備え、該第1のガイド手段よりも長さの短
い第2のガイド手段を他方に備え、該第2のガイド手段
を前記第3の辺側のガイドの用に供する構成としてな
る、ことを特徴とするものである。
【0020】また、インターフェース接続用ケーブル
が、パッケージ挿抜方向とは交叉する方向で、パッケー
ジ基板面に沿う向きに引き出されるよう構成してなる、
ことを特徴とするものである。
【0021】また、前記パッケージにおける第3の辺側
の第3の実装部からケーブル引き出しが行われるととも
に、該第3の実装部に実装されるコネクタに接続される
ケーブルを整線する手段を備える構成としてなる、こと
を特徴とするものである。
【0022】また、パッケージの後面側の第1の実装部
が、ユニット内パッケージ間の接続のみの実装部として
設定され、装置後面よりインターフェース用ケーブル接
続は行わない構成としてなる、ことを特徴とするもので
ある。
【0023】また、各パッケージのソリ、ネジレ等を一
個の部材で一括矯正し、パッケージ実装部品の実装位置
精度を確保する構成としてなる、ことを特徴とするもの
である。また、各パッケージの一括矯正手段は、各パッ
ケージの前面側の第2の実装部に対し取り付け、取り外
し可能に設けられるガイド機能を有する一枚のガイド板
を備え、該ガイド板は、各パッケージ基板の前縁部を溝
で支える構成を有する、ことを特徴とするものである。
【0024】また、パッケージストッパーと各パッケー
ジの正面板を兼ね備え、取り外し自在な一枚化取付板を
備える構造の方式としてなる、ことを特徴とするもので
ある。また、前記パッケージストッパーはパッケージを
固定するとともにパッケージ抜けを防ぐ部材であり、正
面板はメンテナンス部品や表示部品類の機能表示板であ
って、これらパッケージストッパーおよび正面板を、請
求項9記載のガイド板で共用化してなる、ことを特徴と
するものである。
【0025】本発明においては、上記構成により、複数
のパッケージを収容する場合に、パッケージ挿抜が自在
で、コネクタ実装面等の増大化を図ることができ、高密
度実装に適する方式が提供される。また、コネクタ実装
面等の増大化を図れるとともに、インターフェース用コ
ネクタの挿抜が、パッケージ前面で可能な方式を提供す
ることができる。
【0026】本発明に従う好適な態様では、シェルフ片
辺のみに、適用するパッケージの後面側である第1の辺
側および前面側である第2の辺側を除く他の対向する2
辺、例えばパッケージ左右辺と同等の長さを有するパッ
ケージガイドレール溝(以下、長ガイド溝とも称する)
が設けられ、また、他方、BWBに実装されたコネクタ
部とパッケージコネクタが確実に挿入勘合するためのコ
ネクタ勘合用ガイド溝が、BWB近傍に、長ガイド溝と
比較して短かな短ガイドレール溝(以下、短ガイド溝と
も称する)として設けられる構成として実施できる。短
ガイド溝部側のパッケージ側面には、第3の実装部が設
定され、短ガイド溝部を除く残りの側面部には他装置イ
ンターフェース用コネクタ(パッケージコネクタの横出
し)を実装することができる。
【0027】また、パッケージは、片辺長ガイド溝と片
辺短ガイド溝により、パッケージの挿抜自在な構成とな
るが、短ガイド溝部側の前面部はパッケージの支えがな
いことからパッケージの自重により下方に垂れ下がる形
となるような場合には、これの解消をするためと、パッ
ケージに実装されたコネクタに接続されるケーブルを整
線することを兼ね備える「整線板」を短ガイド溝側に設
けるとよく、本発明はこのようにして実施することもで
きる。
【0028】また、パッケージ挿抜面(前面)には、他
装置とのインターフェース用コネクタやメンテナンス部
品および表示部品等を実装することができる。これらの
部品の実装面には、ほぼユニット単位の大きさを有する
「ガイド板」を配備するとよい。ここに、ガイド板の固
定はユニットの上下で行うものであってよい。ガイド板
は、次のような機能(役割)を果たすものとして付加す
るのがより望ましい。インターフェース用コネクタに接
続されるケーブル等により、パッケージ基板のソリやネ
ジレ等が生じるような場合にあっては、的確なコネクタ
勘合を確保し、あるいはプリント配線パターニング等に
発生する不具合を防ぐべく、ガイド板を用いる。パッケ
ージを確実に固定する役割とともに共にパッケージ抜け
を防ぐ「パッケージストッパー」を兼ねさせる。メンテ
ナンス部品および表示部品類の機能表示板を兼ねさせ
る。本発明はこのようにして実施することもできる。
【0029】以上解決策による利点、および既述の考察
に基づく課題をクリアーすることによる利点、その他の
効果は、図1〜5を参照して述べる以下の説明からさら
に明らかになる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づき説明する。図1は、本発明の一実施例に係るパ
ッケージ実装方式を示す。ここでは、主にそのパッケー
ジ実装方式のシェルフ構造の一例を斜視図で表し、併せ
てパッケージその他の要素との関係も示してある。
【0031】図中、200は本実施例方式でのシェルフ
を示す。シェルフ200は、前面(パッケージ挿抜面)
からみて長辺と短辺を有する矩形の筐体形状であり、底
板201、上板202、左側板203a、および右側板
204を有する。また、シェルフ後部には、BWB20
5がある。シェルフ200の前面は、開口を形成する。
底板201と上板202の前部部分には、それぞれシェ
ルフ固定用の耳金具201a,202aを具備し、上下
面(上板面および底板面)には、それぞれ通風孔201
b,202bが設けられている。シェルフ固定用の各耳
金具201a,202aは、例えば、ラックに複数個の
シェルフ200を固定するときに用いられる。
【0032】また、図1では、一ユニットとして使用す
る複数枚(本例では、9枚)のパッケージ301につい
ては、これを簡略化して示してある。その好適な具体例
の一つは、後記図3(b)で示されるが、パッケージ3
01は、本方式でも、図1中矢印21に示す如くにシェ
ルフ200の前面側からその挿入、引き抜きを自在の行
えるものであり、シェルフ200に対し、その奥行き方
向(従って、BWB205の面と直交する方向)に沿う
挿抜が前面から自由に可能であるのは基本的に変わら
ず、その有利な点は損なわれない。
【0033】パッケージ301を収容するシェルフ20
0の左右側板のうちの片方の側板、例えば本例では左側
板203aには、使用する複数枚のパッケージ301に
対するパッケージ挿抜用のものとして、パッケージ左右
辺と同等の長さを有するパッケージガイドレール溝すな
わち長ガイド溝213aが設けられている。該長ガイド
溝は、パッケージ301のプリント基板の側端縁部(左
側端縁部)をほぼその全長にわたって、安定して、スラ
イドさせガイドできて、かつ挿入後はしっかりと支持で
きるよう、シェルフ前面開口端近傍からシェルフ後面の
BWB面近傍までの範囲(BWB面近傍から前面開口端
近傍に至るまでの間の範囲)でその左側板203aの内
面に形成することができる。この場合のガイドの形成
は、例えば、従来法のガイドレール溝と同様であっても
よく、ガイドレール溝(長ガイド溝)213aは、シェ
ルフ側板を構成する薄板を切り起こして内側に折り曲げ
加工する薄板切り起こし加工法を適用して得ることがで
き(図2参照)、このとき、得られる孔は、同時に通風
孔を兼ねることができる。
【0034】一方、もう片方の側板、すなわち右側板2
04には、通風孔204aのみが施され、従来法のガイ
ドレール溝は設けない。したがって、本実施例では、右
側板204は図2のようなガイドレール溝はなく、パッ
ケージ301のパッケージ基板(プリント基板)の右側
端縁部は、その右側板204によってはガイドされたり
支持されたりすることがない構成とすることができる。
なお、本実施例においては、シェルフ200における左
側板203aと右側板204との間隔は、使用パッケー
ジ301の図中の長手方向(横幅寸法)の大きさに対
し、ほぼ、後述の余長ケーブル処理エリア206の分、
長く選定してある。
【0035】BWB205には、パッケージ301各間
の接続を図るためのプリント配線(不図示)が施され、
パッケージ301に実装されるコネクタ(例えば、図3
(a)のBWB実装部322におけるコネクタ322
a,322b参照)と勘合すべきコネクタ(不図示)
が、複数枚のパッケージ301ごとに対応して実装され
ている。
【0036】また、BWB205側に実装された上記コ
ネクタとパッケージ301側の上記実装コネクタとの勘
合用のものとして、上記左側板203a側の長ガイド溝
213aに比して短かい長さを有するガイドレール溝、
すなわち短ガイド溝を設ける。
【0037】ここでは、図示のように、挿入されるべき
パッケージ301のやや右側寄り位置に相当するBWB
205の内面に固定した短ガイド溝部材203bを有
し、該短ガイド溝部材203bに各パッケージ301の
段重ねピッチに対応して(従って、左側板203a側の
長ガイド溝203aの段重ねピッチp(図2)に対応し
て)短ガイド溝213bが設けられている。これら短ガ
イド溝は、パッケージ301挿入時に、パッケージ30
1の後縁部をBWB205面へ向け押し進めていく過程
で、BWB205側に実装されたコネクタと当該パッケ
ージ側のコネクタとを確実に挿入勘合させるよう、BW
B205近傍に至った際に、そのパッケージ301の後
縁部をガイドし、位置決めするためのコネクタ勘合用ガ
イド溝として機能させることができる。短ガイド溝21
3bは、各パッケージ301の各プリント基板の後部切
断面(後部端面)を誘導することができるものであり、
また、図示のように溝の先端をテーパー状に加工してあ
ると、誘導の容易化を図ることができる。
【0038】こうして、シェルフ片辺のみに、対象とす
る使用パッケージの左右辺と同等の長さを有するパッケ
ージガイドレール溝、従って長ガイド溝213aを設け
る。また、他辺にはBWBに実装されたコネクタとパッ
ケージコネクタが確実に挿入勘合するための、コネクタ
勘合用ガイド溝をBWB近傍に上記長ガイド溝213a
と比較して、非常に短かな短ガイド溝として設けてあ
る。かかる短ガイド溝(コネクタ勘合用ガイド溝)21
3bの溝の長さは、上記および後記で明らかになるその
狙い、目的、機能等に必要な所定長さ(例えば、10m
m程度)のものとすることができる。
【0039】本実施例においては、矢印21のように、
各パッケージ301は、長ガイド溝213aに合わせて
押し込むことができる。そして、押し込んでいくと、長
ガイド溝213aと、上記のようにBWB205右側近
傍に設けてある短ガイド溝213bとの左右双方のガイ
ド溝213a,213bにて誘導され、これらの案内の
下、各パッケージ301の後縁部側に実装されているコ
ネクタは、BWB205に設けられたコネクタに勘合す
ることができる。
【0040】以上が基本的実装方式であり、以下、図3
以降をも参照して、さらに本発明に従って加味されるい
くつかの特徴とする方式内容、構成等を具体的に述べ
る。まず、パッケージ内のインターフェース用コネクタ
およびメンテナンス部品の実装方式を図3に示す。図3
(a)は比較例であり、図3(b)は、本発明に従う改
良されたパッケージ実装方式である。
【0041】ここに、図3(a)のBWB側実装部31
2と図3(b)のBWB側実装部322は、図3(a)
の方式、図3(b)の改良方式とも同一実装法であり、
パッケージの後面(後部)側には、BWBとの接合コネ
クタが実装される。図3(a)ではBWBとの接合コネ
クタ312a,312bがパッケージプリント基板上の
後縁部箇所に実装され、図3(b)では、BWB205
(図1)との接合コネクタ322a,322bがパッケ
ージ301のプリント基板上の後縁部箇所に実装され
る。各コネクタは、パッケージの挿抜に伴い、対向する
BWB側コネクタに向けて差し込まれ、引く抜くことが
できるように、その接合方向が、パッケージプリント基
板の面方向に沿うものとなるよう実装される。これらの
点は、両者とも同様でよい。
【0042】ここで、両者を対比するに、図3(a)
は、対向するパッケージ左右端311a,311bの全
端をシェルフガイドレール溝(102a,102a)に
対応しているため(図6参照)、既述もしたように、当
該左右端へのインターフェース用コネクタおよびメンテ
ナンス部品等の実装は不可能である。
【0043】一方、図3(b)の改良方式のガイドレー
ル対応部は、パッケージ左側部321a全端と、パッケ
ージ右側部の一部である部分321bの右端側のBWB
近傍10mm程度のみであり、その残部である右側残部
321cを実装部として、これにインターフェース用コ
ネクタ321c−1,321c−2を実装することが可
能である。本実施例方式では、この右側辺の一部321
cが、図示のように、後面側の実装部322(第1の実
装部)および前面側の実装部323(第2の実装部)に
加え、第3の辺の第3の実装部として用いられる。
【0044】こうして、ここでは、短ガイド溝部(20
3b,213b)側のパッケージ右側面において、短ガ
イド溝部を除く残りの右側面部には、他装置インターフ
ェース用コネクタ321c−1,321c−2(パッケ
ージコネクタの横出し)を実装することができる。ここ
に、これらインターフェース用コネクタ321c−1,
321c−2も、嵌合すべき相手コネクタ(他への接続
用のケーブルを有するコネクタ)との接合の方向性が、
上記と同様に、パッケージプリント基板の面方向に沿う
ものとなるようにパッケージプリント基板上の当該右縁
部箇所に実装する(図3(b)、図4参照)。このよう
にすると、接合方向が該パッケージ基板面に垂直な態様
のコネクタ実装法(コネクタの縦型実装)とした場合に
生ずるであろうようなパッケージ複数枚段重ねピッチp
(図2)の設定間隔の不必要な増加等も生じないで、こ
の第3の実装部321cの追加もできる。
【0045】パッケージ301の前側部(前面側)に
は、実装部323があり、ここには、他装置へのインタ
ーフェース用コネクタやメンテナンス部品等が実装され
ることができる。図3(b)では、そのインターフェー
ス用あるいはメンテナンス用のパッケージ実装部品の例
として、複数のスイッチ323a(例えば、使用者が、
必要に応じて、当該パッケージ301の内部回路・機能
等を切換えるのに使用するスイッチ)と表示部品である
複数のLED323a(例えば、上記スイッチ323a
の切換え表示用、電源ON/OFF表示等のLED)を
実装例として示してあるが、これらに限られるものでな
い。
【0046】スライドレール機構等のガイド手段により
挿抜自由な複数枚のパッケージ301を収容する場合
に、パッケージ301のプリント基板切断面(端部)の
3面に、他インターフェース接続用ケーブルやメンテナ
ンス用部品等の実装が可能な本実施例では、パッケージ
301のプリント基板上におけるインターフェース用コ
ネクタおよびメンテナンス部品実装部が、BWB205
側の実装部322およびパッケージ挿抜側の実装部32
3の2箇所から、右辺側に追加した実装部321cが第
3の実装部として1箇所加わることで、各パッケージ3
01それぞれにつき、3箇所の実装部とすることができ
る。したがって、その分、拡大実装可能であり、高密度
実装が望まれる場合でも、これに応えられて、従来方法
による問題も良好に解決することが可能である。これら
により、インターフェース、メンテナンス部品実装ネッ
クにより複数枚分割パッケージの統合化が図れ、装置の
小型化やコスト低減等へと導くこともできるとともに、
さらに、次のような対応も容易に可能となる。
【0047】インターフェース用コネクタおよびメンテ
ナンス部品の2箇所実装の場合は、前面、後面のメンテ
ナンスエリア(前面、後面よりインターフェース用ケー
ブル接続としていた)が必要であったが、図3(b)の
ような第1,第2,第3の実装部322,323,32
1cによる3箇所実装に伴い、前面のみのメンテナンス
エリアで対応が可能(後面はユニット内パッケージ30
1間の接続のみ)となる。それらによって装置の壁面設
置が可能となり、設置スペースの削減も可能となる。こ
こに、図1の場合、そのようにして装置後面からはイン
ターフェース用ケーブル接続を行わない手法をも加味す
れば、シェルフ200のBWB205は、当該1ユニッ
ト分のパッケージ301相互間の接続のみに用いるだけ
で足り、したがって、装置背後では外部へのインターフ
ェース接続用ケーブルの引出し、引回し等もなくなり、
その分シェルフ200の背面は、これを背後の壁面にで
きるだけ近づけるようセットすることが可能となる。イ
ンターフェース接続用ケーブルによる他装置との接続
は、本方式に従ってパッケージ301の基板右辺部に追
加した第3の実装部321c側を用いるか、前面よりの
インターフェース用ケーブル接続によるものとすること
ができる。本方式は、このように使うこともできる。
【0048】本実施例では、さらに、図1並びに図4,
5の如くに、参照符号400、500を付して示す手段
が付加されている。これらの導入は、次のような観点に
基づくものである。
【0049】既述のように、各パッケージ301は、片
辺長ガイド溝213aと片辺短ガイド溝213bによ
り、パッケージの挿抜自由な構造となる。ここに、パッ
ケージ301をシェルフ200に挿入する場合、例えば
パッケージ右辺側の第3の実装部321cの適用を広く
確保しようとすれば、部分321bは、後方位置でかつ
短ガイド長の短ガイド溝213bでの対応であるため、
適用するパッケージサイズ如何等によっては、挿入の
際、BWB205へのパッケージコネクタ322a,3
22bの勘合誘導に難が生ずることが考えられる。望ま
しいのは、このような観点からの対応策をも加味するこ
とである。また、前部右端部に支えがないために、すな
わち短ガイド溝部側の前面部はパッケージ301の支え
がないため、パッケージ自重による撓みが生じることが
考えられる(もっとも、横置き型ユニットでも、この後
者に関する点(パッケージの自重により下方に垂れ下が
る形となる点)については、後述の「ガイド板」をも導
入するときは、それが、同時に、この解決策をも兼ねる
ことになる)。
【0050】そこで、本例では、これが解決策として、
その具体的構成を後記する参照符号400を付した部材
(「整線板」と称する)で対応するものである。なお、
ここでは、これらを解消するためと、パッケージ301
に実装されたコネクタに接続されるケーブルを整線する
ことを兼ね備えたものとして、この整線板400を短ガ
イド溝213b側に設ける。かかる整線板400は、各
パッケージ301の他装置へのインターフェース接続用
ケーブルを接続した状態で挿抜可能ならしめるパッケー
ジ実装方式の実現に役立つ。
【0051】また、図3(a)のパッケージ前側部31
3は、他装置へのインターフェース用コネクタやメンテ
ナンス部品が実装される対象となるが、該前側部313
には、正面板313aが、それぞれパッケージごとに設
けられるようパッケージ個別に付加され(図6参照)、
メンテナンス部品の機能等の表示をすることとしてい
る。また、該前側部313の左右いずれか少なくと一方
に、実装不可エリア313bを設け、それらのエリア3
13bに、既述のように、上下に渡る縦バー形式のパッ
ケージストッパー(104)をパッケージ抜け防止具と
して配備し、これにより複数枚のパッケージを一括固定
するものである(図6参照)。
【0052】これに対し、図1、図3(b)のように、
本実施例方式の場合は、各パッケージ301のパッケー
ジ前側部の実装部323には、そのような正面板や専用
のパッケージ抜け防止具は設けず、双方を兼ね備えた
「ガイド板」としての部材(図1,5)で複数枚のパッ
ケージ301に対し一括で対応することを可能ならしめ
るものである。かかるガイド板の詳細は後述する。
【0053】以下、「整線板」と「ガイド板」について
述べる。図4は、「整線板」の具体的構造を例示する。
また、図4は、パッケージ右辺側に追加した第3の実装
部に、他装置に接続するためのインターフェース用コネ
クタを実装し、これを介してインターフェース接続用ケ
ーブルをパッケージ301の挿抜方向とは交叉する方向
へ引き出し、かかる他装置インターフェース接続用ケー
ブルを接続した状態でパッケージ301を挿抜可能にし
た状態の一例をも示すものである。
【0054】整線板400は、シェルフ200(図1)
の後部(BWB取付け側)に取り付け部400aを押し
当てて固定する。前方に突き出ている櫛形の構造410
における延出部411と空間404の組のそれぞれは、
前記長ガイド溝213aや短ガイド溝213bと同様、
各パッケージ301の複数枚段積みピッチp(図2)に
対応して設けられている。取り付け部400aから延び
る各櫛形の形状の延出部411は、図4(a)のA方向
矢視図である同図(b)にも示すように、L字形の断面
を有する。それぞれの延出部411におけるL字形の底
面403は、前述したパッケージ301挿抜時の右側面
ガイドレール機能に相当する役割を果たす。
【0055】パッケージ挿抜に際しては、パッケージ3
01右端(第3の実装部)に実装されたインターフェー
ス用コネクタ401に、これに嵌合させるべきインター
フェース用コネクタ402を挿入・結合した状態でパッ
ケージ301を挿抜する。ここに、該コネクタ402は
外部インターフェース用ケーブル(接続ケーブル)40
5が接続されている。挿抜時には、本例では、図4
(b)に示す如くに、パッケージ301側のインターフ
ェース用コネクタ401に結合された該インターフェー
ス用コネクタ402の底面(底部)をもって、整線板4
00の各延出部411のL字形の底面403上で各パッ
ケージ301がガイドされ、これにより挿抜難を解消す
ることができる。
【0056】また、このとき、櫛形の形状の延出部41
1間の空間404の部分は、各パッケージ301に接続
されて挿抜方向と直交する右方向へ延びている外部イン
ターフェース用ケーブル405の挿抜時の逃げ口となっ
ている。外部インターフェース用ケーブル405は、図
4に示すように、パッケージ301の基板面の方向に沿
った向きで水平に延びることができる。ただし、インタ
ーフェース用コネクタ402底部でのスライドは、BW
B205へのコネクタ挿抜時のみで、後述のガイド板5
00をも用いるときは、挿入完了後(BWB305側コ
ネクタとの勘合済)のパッケージ自重はそのガイド板5
00に負荷させることができる。
【0057】また、整線板400は、図1のように、シ
ェルフ200内に設けられ、かつコネクタ挿抜(第3の
実装部)は、図4のように、パッケージ301の右側端
となっているため、パッケージ実装状態で人間介在によ
るコネクタ挿抜(シェルフ200内での人手によるコネ
クタ(401,402)挿抜)はスペース上極めて困難
である。もし、シェルフ200内での人手によるコネク
タ挿抜ができる程度のスペースをあてれば装置の大型化
を伴うことから、かかるスペースをできるうる限り小さ
くすることは、装置の小型化を実現するには必須である
反面、そうすれば、シェルフ200内での人手によるコ
ネクタ挿抜は事実上不可能となる。
【0058】そのため、本実施例方式では、パッケージ
側インターフェース用コネクタ401と、これに結合さ
せるべきインターフェース用コネクタ402を結合し、
かつまた、他装置への接続ケーブル405が付加された
状態でパッケージ挿抜を行うものである。すなわち、こ
れらインターフェース用コネクタ401,402間のコ
ネクタ挿抜はシェルフ200外で行う。
【0059】なお、インターフェース用コネクタ40
1,402の勘合不具合(上記ケーブル接続状態での挿
抜時に、接続ケーブル405の反力等が原因でコネクタ
402側が引っ張られ、コネクタ接合が不良になる等の
状態)を未然に防ぐため、図4(b)に示すように、接
続ケーブル405は、例えば、適宜のケーブル結束手段
により、シェルフ底板201の底面にて固定し、接続ケ
ーブル405の反力等による負荷を軽減している。ここ
に、こうして底面に固定された接続ケーブル405は、
各パッケージ挿抜に必要な余長が必然的に必要となる。
よって、それらの余長ケーブル処理エリアを設けること
とし、図1および図4(b)の如くに、エリア206
(整線板400−シェルフ右側板204間)を、この余
長ケーブル処理エリアとして対応する。
【0060】以上のように構成すると、前述した観点か
らの効果的な解決策となるとともに、各パッケージ30
1の第3の実装部に実装されたコネクタに接続されるケ
ーブル405を適切に整線することもでき、各パッケー
ジ301の他装置へのインターフェース接続用ケーブル
405を接続した状態で当該パッケージ301挿抜可能
とする場合に、より効果的なものとなる。
【0061】図5に、「ガイド板」の具体的構造の例を
示してある。「ガイド板」は、上記整線板400とは、
単独で独立して使用することもできる手段である。ここ
に、本例では、「ガイド板」は前述の如く各パッケージ
301の撓み防止、メンテナンス用部品の表示およびパ
ッケージストッパーを兼ね備えた部材(手段)として用
いられるものとし、各パッケージ301のソリ、ネジレ
等を当該一個の部材で一括矯正し、パッケージ実装部品
の実装位置精度を確保するとともに、図6、図3(a)
の場合におけるようなパッケージストッパー(104)
の機能と同時に各パッケージの正面板(313a)の機
能をも兼ね備えて、取り外し自由な一枚化取付板構造の
方式とするものとする。
【0062】既述のように、パッケージ301挿抜面
(前面)には、図3(b)の如くの実装部323に、他
装置とのインターフェース用コネクタやメンテナンス部
品および表示部品(323a,323b)等を実装する
ことができる。ここで、これらの部品の実装面には、ほ
ぼユニット単位(例えば、1個のシェルフ200に対す
る9枚のパッケージ301の組の単位)の大きさを有す
る「ガイド板」を配備するものとする。このような1枚
の板(ガイド板)の固定(取り付け、取り外し自在な固
定)は、例えば、ユニットの上下で行う(横置き型ユニ
ット)。加えて、かかる板手段(ガイド板)は、以下の
機能(役割)を果たすようにするのが、さらに望ましい
ものとなる。
【0063】インターフェース用コネクタに接続され
るケーブル(図4の構成を併用するときは、ケーブル4
05を含む)等により、パッケージ301基板のソリや
ネジレが生じ的確なコネクタ嵌合やプリント配線パター
ニング(クラック)等に発生する不具合を防ぐことので
きる機能(役割)を有することである。 パッケージ301を確実に固定する役割とともにパッ
ケージ301抜けを防ぐ「パッケージストッパー」機能
を兼ねることができることである。 メンテナンス部品および表示部品類(323a,32
3b)の機能表示板を兼ねることができることである。
【0064】図5において、カイド板500は、覆い板
501を有する。本例では、該板501は、図1の矢印
51に示すようにして、各パッケージ301が搭載され
たシェルフ200の上下で締結される。また、切り溝
(ガイド溝)を形成した切り溝部材502を覆い板50
1の後面に複数個(図示例では、4箇所)設けてある。
ここに、覆い板501の後面に固定する該切り溝部材5
02は、パッケージ前端縁支持部および位置決め部を構
成するもので、基本的に、図1の短ガイド溝部材203
bがパッケージ後端縁支持部および位置決め部を構成す
るのと同様の形状、機能のものである。
【0065】これら切り溝部材502には、それぞれ、
図5(b)(図5(a)のA方向矢視図)に示すよう
に、パッケージ段積み(図示では9段積み)ピッチp
(図2)に対応して、パッケージ301のプリント基板
の板厚より若干大きい切り溝503(9個)を有してい
る。切り溝503の長さは、図示のように、短くて足り
る。それら切り溝503は、各パッケージ301のプリ
ント基板の前部切断面(前部端面)を誘導するものであ
る。また、各切り溝503の先端は、テーパー状に加工
してあり、誘導の容易化を図っている。
【0066】かかる構成により、ガイド板500の取り
付け時に、一枚の覆い板501をもってシェルフ200
に搭載された全パッケージ301の前面部を覆う際、各
パッケージ301のプリント基板の前縁が各切り溝50
3内に確実に誘導されて挿入勘合されるよう、そのパッ
ケージ301の前縁部をガイドし、位置決めし、かつ支
持するためのものとして機能させることができる。この
ようにすると、たとえ、パッケージの自重による撓みが
生じ、下方に垂れ下がる形となっていても、各パッケー
ジ301前面側のほぼ全端を利用してその実装部323
に数多くの部品の実装は可能であるし、そのようにして
実装された実装部品(323a,323b等)の実装位
置の精度は確実に要求される精度に容易に高められる。
【0067】また、ここでは、覆い板501は、図示例
の如く、切り溝503と同様にパッケージ段積みピッチ
p(図2)に対応して、例えば矩形形状の穴504を有
する。すなわち、ガイド板500には、各パッケージ3
01に搭載されたインターフェース用コネクタの接続や
メンテナンス部品等(323a,323b等)の操作、
確認に必要な程度の大きさの孔504を設ける。また、
図中、505はそれらの部品等の機能を表示するエリア
である。
【0068】このようなガイド板500を設けることに
より、パッケージに撓みが生ずる場合でも、各パッケー
ジ301の撓みは、パッケージ301のプリント板端面
が切り溝503で支えられることによって防止すること
が可能となる。したがって、前述した作用効果に加え、
プリント基板のソリ、ネジレ等によるメンテナンス部品
等の実装不揃いを回避でき、そのパッケージ前面側の実
装部でのパッケージ実装部品は、上記機能を有するガイ
ド板500を設けることによって精度の高い部品実装位
置を確保できる。
【0069】また、メンテナンス用の部品機能表示は、
パッケージ個別に正面板(図3(a);313a)を配
備することなく1個の部材で対応することが可能とな
る。かつ、パッケージ前部を一括で覆う構造であるた
め、固有のストッパー(図6;104)を具備すること
もなく、本ガイド板500で対応が図れる。したがっ
て、この場合は、さらに加えて、パッケージ個別に設け
ていた正面板とユニット単位のパッケージストッパー
を、かかる機能のガイド板500で共用化を図り、部材
費や組立作業工数の削減をも図れる。
【0070】なお、本発明は、以上の実施の形態に限定
されるものではない。例えば、上記例では、シェルフは
前面の長辺方向を水平方向とする横置き型ユニットに適
用した場合の例であるが、これに限らず、前面の短辺方
向を水平方向としてラック等に設置する方式の場合、そ
の他の態様でも本発明は実施できるものである。また、
図1の例では、短ガイド溝(短ガイド溝部材203b)
は、シェルフ内に1箇所設けてあるが、これは、1箇所
に限らず複数箇所でもよい。また、図4の整線板と、図
5のガイド板とは、それぞれ単独で用いてもよく、両者
をともに用いてもよい。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、挿抜自在な複数枚のパ
ッケージを収容する装置に適用して好適で、改良された
方式が実現される。 (一)複数のパッケージを収容する場合に、パッケージ
挿抜が自在である利点を有しつつ、コネクタ実装面等の
増大化を図ることができる。パッケージ基板上における
インターフェース用コネクタやメンテナンス部品実装部
を、前後側2箇所から3箇所(図示例では、右側追加)
に拡大して実装可能とでき、インターフェース、メンテ
ナンス部品実装ネックに起因する複数枚分割パッケージ
とするところを、これを適切に回避し得て、それらの統
合化も図れ、装置の小型化やコスト低減を実現すること
が可能である。また、コネクタ実装面等の増大化を図れ
るとともに、インターフェース用コネクタの挿抜が、パ
ッケージ前面で可能な方式を提供することができる。
【0072】(二)3箇所実装に伴い、前面のみのメン
テナンスエリアで対応が可能(後面はユニット内パッケ
ージ間の接続のみ)となり、装置の壁面設置が可能で、
設置スペースの削減も可能ならしめ、多様な使用に応え
られ、高い対応性をもたらすことができる。
【0073】(三)また、インターフェース用コネクタ
や接続用ケーブルの増大に伴っても、使用パッケージ基
板のソリやネジレ等による不都合を発生させない構成と
することが可能である。パッケージのプリント基板のソ
リ、ネジレ等によるメンテナンス部品等の実装不揃い
は、これを一括矯正でき、パッケージ前側の実装部での
パッケージ実装部品についても、精度の高い部品実装位
置を確保することができる。
【0074】(四)また、パッケージ挿抜が自在な構成
であるとともに、適切なパッケージ抜け防止策をも具備
させることができ、パッケージ個別に設けるような正面
板とパッケージストッパーとの機能は、これを一枚の板
で共用化を図り、部材費や組立作業工数の削減も図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のパッケージ実装方式を示す
もので、主にそのシェルフの構成を示す図である。
【図2】シェルフのガイドレール溝の一例の説明に供す
る図である。
【図3】パッケージ内のインターフェース用コネクタ、
メンテナンス部品等の実装方式の一例の説明に供する図
であって、同図(a)は従来方式によったとした場合、
同図(b)は実施例方式の場合を示す。
【図4】実施例に適用できる整線板の一例の説明に供す
る図である。
【図5】実施例に適用できるガイド板(取付板)の一例
の説明に供する図である。
【図6】従来例の説明に供する図である。
【符号の説明】
200 シェルフ 201 底板 201a 耳金具 201b 通風孔 202 上板 202a 耳金具 202b 通風孔 203a 左側板 203b ガイド溝部材 204 右側板 204a 通風孔 205 バックボード(BWB) 206 余長ケーブル処理エリア 213a パッケージ挿抜用ガイドレール溝(長ガイド
溝) 213b コネクタ嵌合用ガイド溝(短ガイド溝) 301 パッケージ 321a パッケージ左側部 321b パッケージ右側部の一部 321c パッケージ右側部の残部(右辺側実装部) 321c−1,321c−2 インターフェース用コネ
クタ(他装置インターフェース用コネクタ) 322 実装部(BWB側実装部) 322a 接合(接続)コネクタ(インターフェース用
コネクタ) 322b 接合(接続)コネクタ(インターフェース用
コネクタ) 323 実装部(前側実装部) 323a スイッチ 323b LED 400 整線板 400a 取り付け部 401 インターフェース用コネクタ 402 インターフェース用コネクタ 403 L字形の底面 404 空間 405 外部インターフェース用ケーブル(接続ケーブ
ル) 410 櫛形構造 411 延出部 500 ガイド板 501 覆い板 502 切り溝部材(ガイド溝部材) 503 切り溝(ガイド溝) 504 穴 505 表示エリア

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿抜自在な複数のパッケージを収容する
    装置において、 パッケージのプリント基板の3面に、インターフェース
    接続用ケーブルやメンテナンス用部品の実装を可能とし
    たことを特徴とする実装方式。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記3面は、パッケージの後面側である第1の辺側およ
    び前面側である第2の辺側と、該第1および第2の辺を
    除く他の対向する2辺側のうちのいずれか一方である第
    3の辺側との、3箇所であって、 これらの箇所に、インターフェース用あるいはメンテナ
    ンス用に供するパッケージ実装部品のための第1、第2
    および第3の実装部を設ける構成としてなる、ことを特
    徴とするパッケージ実装方式。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 各パッケージの他装置インターフェース接続用ケーブル
    を接続した状態で挿抜可能としたことを特徴とするパッ
    ケージ実装方式。
  4. 【請求項4】 請求項2または3において、 前記第1および第2の辺を除く他の対向する2辺側とほ
    ぼ同等の長さを有する第1のガイド手段を一方に備え、
    該第1のガイド手段よりも長さの短い第2のガイド手段
    を他方に備え、該第2のガイド手段を前記第3の辺側の
    ガイドの用に供する構成としてなる、ことを特徴とする
    パッケージ実装方式。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかにおいて、 インターフェース接続用ケーブルが、パッケージ挿抜方
    向とは交叉する方向で、パッケージ基板面に沿う向きに
    引き出されるよう構成してなる、ことを特徴とするパッ
    ケージ実装方式。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記パッケージにおける第3の辺側の第3の実装部から
    ケーブル引き出が行われるとともに、該第3の実装部に
    実装されるコネクタに接続されるケーブルを整線する手
    段を備える構成としてなる、ことを特徴とするパッケー
    ジ実装方式。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれかにおいて、 パッケージの後面側の第1の実装部が、ユニット内パッ
    ケージ間の接続のみの実装部として設定され、装置後面
    よりインターフェース用ケーブル接続は行わない構成と
    してなる、ことを特徴とするパッケージ実装方式。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至7のいずれかにおいて、 各パッケージのソリ、ネジレ等を一個の部材で一括矯正
    し、パッケージ実装部品の実装位置精度を確保する構成
    としてなる、ことを特徴とするパッケージ実装方式。
  9. 【請求項9】 請求項8において、 各パッケージの一括矯正手段は、 各パッケージの前面側の第2の実装部に対し取り付け、
    取り外し可能に設けられるガイド機能を有する一枚のガ
    イド板を備え、 該ガイド板は、各パッケージ基板の前縁部を溝で支える
    構成を有する、ことを特徴とするパッケージ実装方式。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至8のいずれかにおいて、 パッケージストッパーと各パッケージの正面板を兼ね備
    え、取り外し自在な一枚化取付板を備える構造の方式と
    してなる、ことを特徴とするパッケージ実装方式。
  11. 【請求項11】 請求項10において、 前記パッケージストッパーはパッケージを固定するとと
    もにパッケージ抜けを防ぐ部材であり、正面板はメンテ
    ナンス部品や表示部品類の機能表示板であって、 これらパッケージストッパーおよび正面板を、請求項9
    記載のガイド板で共用化してなる、ことを特徴とするパ
    ッケージ実装方式。
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