JPH07225861A - 書類自動交付装置 - Google Patents

書類自動交付装置

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JPH07225861A
JPH07225861A JP1805194A JP1805194A JPH07225861A JP H07225861 A JPH07225861 A JP H07225861A JP 1805194 A JP1805194 A JP 1805194A JP 1805194 A JP1805194 A JP 1805194A JP H07225861 A JPH07225861 A JP H07225861A
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JP1805194A
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Tatsuya Shindo
達也 新藤
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 発行枚数に左右されない安定した搬送が可能
であり、証明書の発行枚数が少ない時には発行時間を短
くすることで、全体として装置の書類発行時間を短縮
し、作業効率の向上を図ることができるができる書類自
動交付装置を提供すること。 【構成】 利用者が所望の証明書をタッチパネル4によ
り指定した段階で、その書類が全部で何枚になるかをH
DD17内のテーブルデータ17a及びプログラム17
b,17cに従って算出する。レーザプリンタ11によ
り証明書が作成されると、HDD17内に記憶されてい
るプログラム17eに基づいて、CPU13は、その書
類枚数に対応するテーブルデータ17dを抽出し、駆動
信号を送りローラ61aの駆動モータに送る。すると、
排出ユニット60による証明書の搬送が、その搬送する
枚数に最適な速度(トルク)になるように制御され、証
明書は確実に書類取出口7まで送られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、書類自動交付装置に係
り、特に利用者自身が装置を直接操作して、住民票や印
鑑証明書等の各種証明書を発行する装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】最近は役所の窓口の付近に証明書自動発
行装置が設置され、窓口が混雑している時あるいは将来
の役所土曜日閉庁を考えたとき大いに期待されている。
こうした証明書自動発行装置では利用者が申請書に記入
する必要がなく窓口の担当者が処理するのに比べて比較
的短時間で書類を入手できる利点がある。証明書利用者
は住民票や印鑑証明書などの各種証明書類をこうした証
明書自動発行装置を使って取得する場合には、利用者自
身が表示部を見ながら直接必要書類の選択等をしたり、
金銭を投入することによって役所の窓口を介さずに証明
書を自動的に入手できる。
【0003】かかる証明書自動発行機では、利用者が申
請する書類の枚数は一枚とは限らず、書類が複数枚の場
合,複数枚の書類をステープラで綴じたものの場合,前
記ステープラで綴じたものを複数組組合わせた場合等が
あり、それぞれの場合で送る書類の厚みが異なる。
【0004】従って、前記証明書自動発行機は、いずれ
の厚みの場合にも対応しなければならない。例えば申請
する証明書が住民票だとすると一個人の場合、あるいは
家族全員の場合、家族全員を複数部の場合等、場合によ
って枚数が異なっている。
【0005】しかし、これらのどの場合(何枚)であっ
ても装置内で所定枚数になるまで貯めてから利用者の手
元には一度に申請書類を発行するようにしている。とい
うのは、書類を発行装置から一枚ずつ、あるいは一部ず
つ送り出す場合には、利用者が書類を取り忘れる恐れが
あるためである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、用紙複
数枚をステープルで綴じたものを複数部一度に発行する
ような場合には、書類の厚さも厚くなり、重量も大きく
なる。そのため、発行書類を装置内部から利用者の手元
まで搬送する機構に、問題が生じていた。
【0007】通常、書類搬送に使用しているステップモ
ータは、回転速度が低い時は出力トルクが高く、回転速
度が高くなる程、出力トルクが低くなる特性がある。前
記のように枚数の多い書類を搬送する場合には、搬送モ
ータの駆動に必要なトルクも大きくなるため、搬送速度
を速く設定するとトルク不足による搬送不良が頻繁に生
じてしまう。そのため、従来の装置では、搬送モータは
最高枚数時でも問題なく搬送できるような低速度に設定
してあった。
【0008】また、トルクの大きいモータを用いてトル
ク不足に対応したとしても、書類の枚数が複数枚,複数
組存在する場合においては、搬送速度が速いと、今度は
駆動ローラ側の書類のみ先に送られて書類がずれるとい
う問題が発生する。そのため、結局は搬送速度を速くす
ることができなかった。
【0009】以上の事情により、従来の証明書発行装置
では搬送速度を常に低く設定するよりなく、書類の発行
枚数が少ない場合でも発行時間が長くかかるといった欠
点があった。
【0010】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、書類の発行枚数の多少により搬
送速度を可変するので、発行枚数に左右されない安定し
た搬送が可能であり、且つ全体として書類発行時間を短
縮し、作業効率の向上を図ることができる書類自動交付
装置を提供することを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の書類自動交付装置は、発行する書類を選択す
るための入力手段と、書類作成に必要な各種データが記
憶されているデータベースと、前記入力手段によって選
択された書類に必要なデータを前記データベースから適
宜読み込み、そのデータに基づいて書類を作成する書類
作成手段と、前記書類作成手段により作成された書類を
搬送する搬送手段と、前記搬送すべき書類の枚数を算出
する計数手段と、前記計数手段により算出された枚数に
基づいて、前記搬送手段による書類の搬送速度を可変さ
せる搬送速度制御手段とを備えている。
【0012】尚、前記搬送手段は、載置された書類を搬
送せしめる書類搬送ユニットと、この書類搬送ユニット
の上方に配置され、且つ書類を前記書類搬送ユニット上
に押える書類押えユニットとから構成され、前記書類搬
送ユニット上に載置された前記書類を前記書類押えユニ
ットにより押えつつ搬送するものであってもよい。
【0013】尚、前記計数手段は、前記入力手段により
所望の書類が選択されたとき、その書類の作成に必要な
データ量を算出し、そのデータ量に基づいて、作成され
る書類枚数を計算するものであってもよい。
【0014】尚、搬送速度制御装置は、前記計数手段に
より算出された書類の枚数が少ないとき、搬送速度を高
く設定し、前記計数手段により算出された書類の枚数が
多いとき、搬送速度を低く設定するものであってもよ
い。
【0015】
【作用】上記の構成を有する本発明の書類自動交付装置
において、計数手段は、入力手段により選択した発行書
類の枚数を算出する。そして、搬送速度制御手段は、そ
の発行書類の枚数に基づいて、搬送手段による書類の搬
送速度を可変させる。すると、発行書類の枚数に応じた
適正なトルクをもって、搬送手段が書類を搬送すること
ができるため、信頼性の高い高精度な搬送が可能とな
る。また、発行書類が少ないときには、搬送に係る時間
が短縮され、全体として書類発行を迅速に行うことが可
能となる。
【0016】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
【0017】図1は本発明の書類自動交付装置を具体化
した証明書自動発行装置1の外観図である。
【0018】図1に示すように、本実施例の証明書自動
発行装置1の筐体1aの前面パネルには、利用者個々の
暗証番号を含むユーザID識別コード等の種々の情報が
記録されているIDカードを挿入するためのカード挿入
口2aが設けられており、このカード挿入口2aの奥に
は周知のカードリーダ2(図2参照)が設けられてい
る。そのカードリーダ2の上方には、操作方法や案内等
を表示するCRT表示装置3が配置され、そのCRT表
示装置3の画面上の表示されている部分に直接触れるこ
とにより、利用者が所望の情報を入力することができる
周知のタッチパネル4が設けられている。尚、このタッ
チパネル4が、本発明の入力手段に相当する。
【0019】前記磁気カードリーダ2の近傍には、トラ
ブルが生じたときなどに係員を呼び出すための呼び出し
ボタン22が設けられており、その下方には、車イスを
使用している人がこの証明書自動発行装置1を利用する
際に、容易に操作できるようにアシストバー42が設け
られている。
【0020】さらに、このアシストバー42の下方で筐
体1aの一部には、車イスの使用者が利用しやすくなる
ように、車イスに乗車している人の膝から下が納まる程
度の大きさの掘り込み43が形成されており、その掘り
込み43の内側面には車イスの一部が衝突した場合にシ
ョックを吸収するためのショック吸収シート44が設け
られている。
【0021】前記前面パネル上において、タッチパネル
4の右方には、手数料を支払うためのコイン投入口5a
及び紙幣挿入口6aが形成されており、これらはそれぞ
れ、図2に示す、周知のコインメック(コイン識別装
置)5及びビルバリ(紙幣識別装置)6と連通してい
る。これらのコイン投入口5a及び紙幣挿入口6aの下
方には、つり銭及びレシートを取り出す取り出し口8と
後述するレーザプリンタ11(図2,4参照)にて印刷
された住民票等の証明書を排出する証明書取出口7とが
形成されている。また、前記タッチパネル4の上方に
は、この証明書自動発行装置1が使用可能状態にあるか
使用不能状態にあるかを表示する操作表示器10が設け
られている。
【0022】次に、本実施例の証明書自動発行装置1の
内部の機械構成を説明する。
【0023】証明書発行自動装置1は、所定用紙に各種
情報を記入するレーザプリンタ1と、書類をレーザプリ
ンタ11から証明書取出口7まで搬送する搬送ユニット
50及び排出ユニット60と、書類をステープル28で
まとめるステープラ14と、書類に割り印を押す割印機
15と、複数の書類の幅を揃える幅揃えユニット70等
を主体として構成される。尚、排出ユニット60が本発
明の搬送手段に相当し、レーザプリンタ11とステープ
ラ14と割印機15が本発明の書類作成手段を構成す
る。
【0024】これらの構成及び動作を、図4を参照し
て、さらに詳しく説明する。図4は証明書自動発行装置
1の書類搬送装置の概略断面図である。
【0025】ホストコンピュータ31(図2参照)から
転送されたデータに基づいてレーザプリンタ11にて印
刷された書類(証明書)は11aより出てくる。そし
て、レーザープリンタ11上に設けられた書類ガイド5
1を経て、搬送ユニット50に導入される。そして、搬
送ユニット50の各部に配備された送りローラ対52に
より、搬送路53を通って、幅揃えユニット70におけ
る幅揃えトレイ71に送られる。
【0026】利用者の希望する書類が1枚の場合は、幅
揃えトレイ71上に落ちた書類の後端を押し出しツメ5
4が押し、図の左方向に送る。押し出しツメ54はオシ
ダシガイド55に固定されており、オシダシガイド55
は図示しない駆動手段によりガイドジク56に沿って左
右に進退移動する。左方向に送られた書類は送りローラ
対57により排出ユニット60に送られる。この時、排
出ユニット60における、後述する書類押えユニット6
5は上位置に移動している。書類が排出ユニット60に
おける書類トレイ61上に送られると書類押えユニット
65は書類トレイ61側に下降し、送りローラ61aと
押えローラ65aにより書類トレイ61上の書類を把持
し、所定の圧力が加わるようになっている。
【0027】その後、書類取り出し扉76を開け、送り
ローラ61aを回転駆動させ、証明書取出口7側へ送
る。書類は後端が一番出口側の送りローラ61a及び押
えローラ65aにかかった位置まで送られ、書類の一端
が排出口から突出した状態で止まる。ここで、音声ガイ
ダンスで「証明書ができました。おとり下さい。」と発
声し、利用者は書類を引き抜く。利用者が書類を取り出
すと、書類取り出し扉76が自動的に閉まるようになっ
ている。以上は発行書類が1枚の場合である。
【0028】利用者が複数の書類を希望する場合や申請
書類の記載事項が複数枚にわたる時は、幅揃えトレイ7
1上にその枚数が溜まるまで、続けて書類をレーザープ
リンタ11から順次出力させる。そして、幅揃えトレイ
71上に順次書類が送られて、所定枚数溜ると、幅揃え
トレイ71を支軸72を支点として、上位位置(点線)
に移動させる。次いで、押し出し爪54をステープラ1
4側の方へ移動させる。その後、図示しない駆動手段に
より複数枚の書類の幅揃えを幅揃え爪73により実行
し、書類の縦横の揃え作業が終了した後、ステープラ1
4により書類先端を綴じ、割印機15で割印をする。図
5は複数枚の用紙(書類)29の端部にステープル2
8,28にて綴じた状態を示す斜視図である。その後、
幅揃えトレイ71を下位位置(実線)まで回動させ、押
し出し爪54を排出ユニット60方向に移動させ、書類
トレイ61上に送り出す。以降、書類が1枚発行する時
と同様に、書類押えユニット65を書類トレイ61側に
下げ、書類を送りローラ61aと押えローラ65aとで
把持して搬出し、書類取り出し扉76を開いて、証明書
取出口7から発行する。
【0029】更に、複数部の書類を発行する場合には、
排出ユニット60の書類トレイ61上に設定部数が溜ま
るまで、前記動作(印刷、ステープル綴じ、割り印、搬
送の動作)を繰り返す。そして、所定数部になると、前
記と同様にして排出ユニット60により、書類を証明書
取出口7から発行する。
【0030】尚、完成した書類が搬送されて、書類取り
出し扉76から書類の先端が突出した状態のまま一定時
間が経過すると、本実施例の証明書自動発行装置1は利
用者が付近にいないと判断して、自動的にその書類を装
置内部に収納する。その収納の場合、まず、送りローラ
61aを逆転させ、一旦書類トレイ61上に書類を戻
す。そして、書類取り出し扉76を閉めた後、収納シュ
ート75を点線のように、支軸75aを中心にして上向
きに回動させて開口し、再び、送りローラ61aを正転
させると書類先端は、収納シュート75により、下方向
に案内され、書類は開口から下方向に送られ、収納トレ
イ76に落ちる。
【0031】次に、搬送手段に相当する排出ユニット6
0の構成について、図6を参照して詳しく説明すると、
図6に示される排出ユニット60は、書類トレイ61に
は用紙の搬送方向に沿って適宜間隔で送りローラ61a
の上端が臨む孔62を穿設し、各送りローラ61aが固
着された駆動軸63は書類トレイ61の下面側にて左右
両側板77,77に回転自在に軸支されている。駆動軸
63の一端に取付く駆動ギヤ64は図示しない正逆回転
可能な駆動手段からの駆動により所定方向に回転する。
書類トレイ61と送りローラ61aが本発明の書類搬送
ユニットの主体を構成する。
【0032】書類押えユニット65は、図6の断面で示
すような上板66の左右中央寄り部位に押えローラ65
aを軸67に回転自在に軸支されて各押えローラ65a
の下端が前記送りローラ61aと対峙するように孔68
から臨ませてある。送りローラ61aと押えローラ65
aとの対峙箇所は、図6で示すように用紙のステープル
28による綴じ箇所を外した位置とし、前記上板66の
左右両側を上向きに屈曲させて段部69を形成し、該各
段部69と書類トレイ61の上面との隙間寸法Hが、複
数部重ねた用紙のステープル28箇所の上下寸法より大
きくなるように設定するのである。そして、書類押えユ
ニット65は、書類トレイ61に対して大きく上下動す
るように、左右両側板77に設けた電磁ソレノイド等の
アクチュエータ78,78とリンクなどの連動機構7
9,79とを介して昇降動するように構成されている。
また、用紙を送りローラ61aと押えローラ65aとに
より押圧挟持するため、書類トレイ61と上板66とを
引張りばね80,80にて連結し、上板66を下向き付
勢させている。
【0033】この構成により、書類トレイ61上に所定
の部数の用紙が乗ると、アクチュエータ78,78の作
動により、書類押えユニット65が下降し、用紙のステ
ープル28での綴じ箇所から外れた左右両側の部位を、
送りローラ61aと押えローラ65aとで挟持するよう
に引張りばね80,80の付勢力が働く。この場合、書
類押えユニット65における上板66の左右両側の段部
69,69の箇所に前記ステープル28により上下高さ
寸法の大きくなった箇所が位置する。次いで送りローラ
61aを回転駆動させることより、複数部の用紙はその
ステープル28箇所が上板66につかえることなく円滑
に搬送できるのである。
【0034】次に、図2を参照して、証明書自動発行装
置1の電気的構成について説明する。
【0035】本実施例の証明書自動発行装置1は、ホス
トコンピュータ31と接続されたCPU13の指令によ
って動作する。このCPU13には、上述したカードリ
ーダ2と、CRT表示装置3と、タッチパネル4と、コ
インメック5と、ビルバリ6と、レーザプリンタ11
と、呼び出しボタン22と、用紙を搬送する搬送ユニッ
ト50及び排出ユニット60と、レーザプリンタ11で
印刷された書類が複数枚であるときに、それらの書類の
端部を綴じるためのステープラ14及びそれらの書類に
割り印(穿孔印)を付すための割印機15とが接続され
ると共に、レシートを印刷するためのジャーナルプリン
タ12と、操作方法等を音声にて説明するための発声装
置16と、CPU13を制御するための動作プログラム
や印刷文字のフォントや書類の書式等を格納するHDD
17と、証明書自動発行装置1の稼動状況や呼び出しボ
タン22が押されたこと等を担当者に知らせるためのリ
モート操作パネル33とが接続されている。また、前記
ホストコンピュータ31には、各住民の戸籍や住所等の
データが格納されているデータベース32が接続されて
いる。このデータベース32が本発明のデータベースに
相当する。
【0036】排出ユニット60においては、ステップモ
ータからなる駆動モータ(図示せず)により、送りロー
ラ61aが回転されて書類の搬送が行われる。そして、
この駆動モータはCPU13から送られる信号(以下、
この信号を駆動信号と称する。)により駆動力が制御さ
れる。
【0037】また、HDD17には、証明書類の中で予
め発行の書式形態が判明しているものは、各種証明書類
の種類に対応して、その証明書類が何枚の用紙で発行さ
れるかをテーブルデータ17aとして有している。例え
ば、住民票は一件につき2枚、印鑑証明は一件につき1
枚、戸籍謄本は・・と記憶している。
【0038】また、個人別にデータ量がまちまちである
ような証明書類では、データベース32から読み込んだ
データの量と、それを印刷する用紙の容量とを比較し
て、何枚分の書類になるかを算出する発行枚数計数プロ
グラム17bも有している。
【0039】そして、HDD17は、利用者が指定した
書類の種類及び数を受けて、先のテーブルデータ17a
や発行枚数計数プログラム17bに基づいて、全部で何
枚の書類になるかを算出する総計プログラム17cも有
している。尚、これらテーブルデータ17aとプログラ
ム17b,17cおよびCPU13が、本発明の計数手
段に相当する。
【0040】また、HDD17は、搬送枚数に対応し
て、駆動モータがその枚数に最適なトルクとスピードを
発揮できる駆動信号をテーブルデータ17dとして記憶
している。更に、先の発行枚数計数プログラム17bに
より算出された枚数に従って、テーブルデータ17d上
で対応する駆動信号を検出して、駆動モータにその駆動
信号を発信する排出ユニット駆動プログラム17eも備
えている。具体的には、発行枚数の合計が1,2枚の少
数の時には排出ユニットによる搬送の速度を速く設定
し、数十枚や複数部の冊子になるときには、充分な排出
トルクが得られるような低い速度に設定することにな
る。尚、これらテーブルデータ17dとプログラム17
eおよびCPU13が、本発明の搬送速度制御手段に相
当する。
【0041】以上のように構成することで、本実施例の
証明書自動発行装置1は、信頼性の高い高精度な搬送が
可能となり、更に、発行書類が少ないときには、搬送に
係る時間が短縮され、全体として書類発行を迅速に行う
ことが可能となる。
【0042】と言うのは、 上記の構成を有する証明書
自動発行装置1において、利用者が所望の証明書をタッ
チパネル4にて指定すると、CPU13はHDD32の
テーブルデータ17a,発行枚数計数プログラム17b
及び総計プログラム17cにより、発行する書類の総枚
数が認識される。そして、全ての書類がレーザプリンタ
にて作成され、書類トレイ61に全て搬送されると、C
PU13は、排出ユニット駆動プログラム17eに従っ
て、その発行書類の枚数に基づいて、搬送手段による書
類の搬送速度を可変させる。すると、発行書類の枚数に
応じた適正なトルクをもって、搬送手段が書類を搬送す
ることができるからである。よって、書類の発行枚数の
多少により搬送速度(トルク)を可変するので、発行枚
数に左右されない安定した搬送が可能であり、且つ全体
として書類発行時間を短縮し、作業効率の向上を図るこ
とができる。
【0043】最後に、上記構成を有する証明書自動発行
装置1の利用方法と動作について、図3に示すフローチ
ャートを参照して説明する。
【0044】証明書自動発行装置1は、通常CPU13
によりカード挿入画面をCRT表示装置3に表示してい
る。利用者はIDカードを証明書自動発行装置1のカー
ド挿入口2aに挿入する(S1、Sはステップを示す。
以下同様)。CPU13は、カードリーダ2にIDカー
ドが挿入されたか否かを常に監視しており、IDカード
の挿入を検出すると、カードリーダ2にデータの読み取
りを指示する。カードリーダ2は、IDカードに記録さ
れているデータを読み取り、CPU13にデータを転送
する。CPU13は、挿入されたIDカードが証明書自
動発行装置1用のカードであるか否かを確認する(S
2)。
【0045】このカードが証明書自動発行装置1用のカ
ードでなければ(S2・NO)、カード挿入口2aから
IDカードを排出する(S3)と共にその旨をCRT表
示装置3に表示する(S4)。一方、カードが証明書自
動発行装置1用のカードであれば(S2・YES)、C
PU13は、暗証番号入力画面をCRT表示装置3に表
示する。また、発声装置16へも信号を送って「暗証番
号を入力して下さい」と発声させる(S5)。利用者は
タッチパネル4を触れて暗証番号を入力する(S6)。
すると、CPU13はIDカードに記録されている利用
者のユーザID識別コードと入力された暗証番号とをホ
ストコンピュータ31に伝送する。ホストコンピュータ
31はCPU13から伝送されたユーザID識別コード
と暗証番号とを照合し(S7)、ユーザID識別コード
に対して暗証番号が正しくなければ(S8・NO)、そ
の旨をCPU13へ伝送し、再度暗証番号入力画面をC
RT表示装置3に表示させる(S5)と共に暗証番号を
再入力させる(S6)。また、暗証番号が正しければ
(S8・YES)、その旨をCPU13に伝える。
【0046】続いてCPU13は、証明書選択画面をC
RT表示装置3に表示する。また、発声装置16へも信
号を送って「必要な証明書を選んで下さい」と発声させ
る(S10)。利用者は必要な証明書が表示されている
部分のタッチパネル4を触れることにより必要な証明書
を選択する(S11・YES)。
【0047】次に、CPU13は、部数選択画面をCR
T表示装置3に表示する。また、発声装置16へも信号
を送って「必要な部数を選んで下さい」と発声させる
(S12)。利用者はタッチパネル4を触れることによ
り必要な部数を選択する(S13・YES)。すると、
CPU13は利用者の選択した証明書の料金を計算し、
料金投入画面をCRT表示装置3に表示する。また、発
声装置16へも信号を送って「料金は○○円です。お支
払下さい」と発声させる(S14)。利用者は料金を投
入する(S15・YES)。料金は硬貨であればコイン
投入口5aから投入され、コインメック5に入る。紙幣
であれば紙幣挿入口6aから投入され、ビルバリ6に入
る。このとき必要ならばつり銭がコインメック5から払
い出され、取り出し口8から排出される。つり札はビル
バリ6から払い出され、紙幣挿入口6aから排出され
る。また、レシートはジャーナルプリンタ12により印
字されて取り出し口8から排出される。
【0048】CPU13は料金が徴収されたことを確認
すると、作成中画面をCRT表示装置3に表示する。ま
た、発声装置16へも信号を送って「ただ今、証明書を
作成中です、しばらくお待ち下さい」と発声させる(S
17)。また、それと共にCPU13は、ホストコンピ
ュータ31に証明書を発行するために必要なデータを要
求する。ホストコンピュータ31はデータベース32を
検索し、IDカードより得たユーザID識別コード及び
上述のように選択した書類の種類等のデータから必要な
情報を抽出して、証明書自動発行装置1のCPU13へ
送信する。
【0049】ここで、CPU13は選択された書類の種
類とデータ量から、作成される書類の枚数を前記HDD
17内のテーブルデータ17aおよびプログラム17
b,17cに基づいて計算する。そして、その枚数を記
憶しておく。
【0050】CPU13はホストコンピュータ6から転
送されたデータをレーザプリンタ11へ送り、印字させ
る(S18)。このとき、レーザプリンタ11により印
字された証明書は、場合により、ステープラ14により
端部を綴じられると共に割印機15により割り印を付さ
れる。指定された証明書が全て作成されると、書類トレ
イ61上に重ね置かれた証明書が排出ユニット60によ
り、証明書取出口7まで排出される(S19)。このと
き、CPU13はHDD17のプログラム17eに従っ
て、作成された書類の枚数とテーブルデータ17dとに
基づいて、送りローラ61aを駆動させる。
【0051】そして、CPU13は、終了画面を表示す
る。また、発声装置16へも信号を送って「証明書がで
きました。おとり下さい。レシートとカードもお忘れな
いようご注意下さい。ありがとうございました」と発声
させる(S20)。また、CPU13はカードリーダ2
に命令を伝送し、カード挿入口2aからIDカードを排
出させる。そして、IDカードが取り出されたことを検
知すると、その後しばらくしてから前記と同じカード挿
入画面をCRT表示装置3に表示して、上述の動作を繰
り返す。
【0052】また、前記リモート操作パネル33は担当
者の手元に備えられており、利用者が呼び出しボタン2
2を押したときや、あるいは、証明書自動発行装置1に
おいて例えば印刷用紙がなくなったときなどに、それら
をランプやブザー等で担当者に知らせる。
【0053】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、作
成された書類の枚数に応じて、搬送速度を変えるように
制御するので、発行枚数に左右されない安定した搬送が
可能であり、且つ全体として書類発行時間を短縮し、特
に、通常の発行で一番頻度の高い一,二枚等の少数の書
類の発行時間を短くできるため、作業効率の向上を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の証明書自動発行装置を具体化した外観
図である。
【図2】本実施例の証明書自動発行装置の電気的構成を
表わすブロック図である。
【図3】本実施例の証明書自動発行装置の動作の流れを
示すフローチャートである。
【図4】本実施例の証明書自動発行装置の書類搬送装置
の概略断面図である。
【図5】発行される書類の斜視図である。
【図6】本実施例の証明書自動発行装置の排出ユニット
の断面図である。
【符号の説明】
1 証明書自動発行装置 4 タッチパネル 11 レーザプリンタ 13 CPU 14 ステープラ 15 割印機 17 HDD 32 データベース 60 排出ユニット 61 書類トレイ 61a 送りローラ 65 書類押えユニット 65a 押えローラ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発行する書類を選択するための入力手段
    と、 書類作成に必要な各種データが記憶されているデータベ
    ースと、 前記入力手段によって選択された書類に必要なデータを
    前記データベースから適宜読み込み、そのデータに基づ
    いて書類を作成する書類作成手段と、 前記書類作成手段により作成された書類を搬送する搬送
    手段と、 前記搬送すべき書類の枚数を算出する計数手段と、 前記計数手段により算出された枚数に基づいて、前記搬
    送手段による書類の搬送速度を可変させる搬送速度制御
    手段とを備えることを特徴とする書類自動交付装置。
  2. 【請求項2】 前記搬送手段は、載置された書類を搬送
    せしめる書類搬送ユニットと、この書類搬送ユニットの
    上方に配置され、且つ書類を前記書類搬送ユニット上に
    押える書類押えユニットとから構成され、前記書類搬送
    ユニット上に載置された前記書類を前記書類押えユニッ
    トにより押えつつ搬送することを特徴とする請求項1に
    記載の書類自動交付装置。
  3. 【請求項3】 前記計数手段は、前記入力手段により所
    望の書類が選択されたとき、その書類の作成に必要なデ
    ータ量を算出し、そのデータ量に基づいて、作成される
    書類枚数を計算するものであることを特徴とする請求項
    1に記載の書類自動交付装置。
  4. 【請求項4】 搬送速度制御装置は、前記計数手段によ
    り算出された書類の枚数が少ないとき、搬送速度を高く
    設定し、前記計数手段により算出された書類の枚数が多
    いとき、搬送速度を低く設定することを特徴とする請求
    項1または3に記載の書類自動交付装置。
JP1805194A 1994-02-15 1994-02-15 書類自動交付装置 Pending JPH07225861A (ja)

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JP1805194A JPH07225861A (ja) 1994-02-15 1994-02-15 書類自動交付装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115320267A (zh) * 2021-05-27 2022-11-11 武汉疑问科技有限公司 一种公章管理器及其应用方法

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