JPH07282353A - 証明書自動交付機 - Google Patents

証明書自動交付機

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JPH07282353A
JPH07282353A JP6741094A JP6741094A JPH07282353A JP H07282353 A JPH07282353 A JP H07282353A JP 6741094 A JP6741094 A JP 6741094A JP 6741094 A JP6741094 A JP 6741094A JP H07282353 A JPH07282353 A JP H07282353A
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JP
Japan
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passage
certificates
certificate
paper
issuing machine
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Application number
JP6741094A
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English (en)
Inventor
Tsugio Okamoto
次男 岡本
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 証明書自動交付機に於て綴じ、契印が必要な
場合には綴じ契印が可能な第1の用紙搬送通路を使い、
綴じ、契印が不要な場合には前記第1に比べて短い通路
長さの第2の用紙搬送通路で送ることにより証明書発行
のための時間をより短かくすること。 【構成】 証明書自動交付機において、証明書類が揃
え、綴じ、契印して発行する必要のあるときに証明書類
を搬送するための第1の用紙搬送通路(シュート55)
と、綴じ契印する必要のないときに証明書類を搬送する
ための第2の用紙搬送通路(シュート85)と、前記第
1または第2の用紙搬送通路のどちらかに通路を切り替
えるための重送通路切替レバー84とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、住民票や印鑑証明書な
どの各種証明書類を役所の窓口を介さずに、申請者自身
が直接必要書類の選択等をすることによって証明書を自
動的に発行できる例えば自治体向けの証明書自動交付機
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近は役所の窓口の付近に証明書自動交
付機が設置され、窓口が混雑している時あるいは将来の
役所土曜日閉庁を考えたとき、大いに期待されている。
こうした証明書自動交付機では、申請者が申請書に記入
する必要がなく、窓口の担当者が処理するのに比べて比
較的短時間で書類を入手できる利点がある。証明書申請
者は、住民票や印鑑証明書などの各種証明書類をこうし
た証明書自動交付機を使って取得する場合には、申請者
自身が表示部を見ながら直接必要書類の選択等をした
り、金銭を投入することによって役所の窓口を介さずに
証明書を自動的に入手できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】証明書自動交付機を使
って申請者が証明書を選択すると、交付機はホストコン
ピュータに接続されたデータベースから情報を得て印刷
を開始し、印刷された用紙は用紙搬送通路を送られて申
請者の手元に発行される。この場合に発行される用紙が
1枚である場合、例えば、印鑑証明書や住民票を個人単
位で発行する場合には、印刷されたままで用紙搬送通路
を経て発行されるが、用紙が1部であっても複数枚ある
場合、例えば、住民票を家族単位で発行する場合には、
これらの用紙を縦、横方向で揃え、ステープラで綴じ、
契印する必要がある。当然であるがこの用紙搬送通路
は、用紙を揃え、綴じ、契印するために最低限必要な長
さである。これまでの証明書自動交付機は、こうした1
つの用紙搬送通路しか備えていなかったために、用紙が
1枚であっても、この長い揃え、綴じ、契印用の用紙搬
送通路を送ることにより1枚の証明書を発行するための
所要時間が長くなってしまうという問題点があった。
【0004】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、証明書発行のための所要時間を短
かくした証明書自動交付機を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の証明書自動交付機は、個人識別デ−タ等を入
力する個人データ入力手段と、その個人が必要とする証
明書類の項目及びその内容を表示する表示手段と、その
表示手段にしたがって必要な証明書を選択したり入力す
るための選択手段と、前記選択手段に従って証明書類を
取得するために必要な手数料等金銭を取り扱う金銭取扱
手段と、前記表示及び選択手段によって指定された証明
書類を作成し発行するための証明書類発行手段と、前記
個人データ入力、項目表示、証明書類の選択、金銭取扱
及び証明書類の作成発行などを制御するための制御手段
とを備えた証明書自動交付機であって、前記証明書類が
揃え、綴じ、契印して発行する必要のあるときに証明書
類を搬送するための第1の用紙搬送通路と、前記証明書
類が綴じ、契印する必要のないときに証明書類を搬送す
るための第2の用紙搬送通路と、前記第1の用紙搬送通
路または第2の用紙搬送通路のどちらかに通路を切り替
えるための通路切替手段とを備えたことを特徴とする。
【0006】
【作用】この目的を達成するために本発明の証明書自動
交付機は、証明書類発行手段により作成された証明書類
が揃え、綴じ、契印して発行する必要のあるときには、
通路切替手段により通路を第1の用紙搬送通路に切り替
えて証明書類を通して用紙揃え、綴じ、契印をして発行
し、証明書類が綴じ、契印する必要のないときには、通
路切替手段で前記第1の用紙搬送通路よりも短い第2の
用紙搬送通路に切り替えてそこに証明書類を通し、発行
する。
【0007】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。図1は本発明を具体化した証明書自
動交付機の外観図である。
【0008】図1に示すように、本実施例の証明書自動
交付機1の筐体1aの前面パネルには、利用者個々の暗
証番号を含むユーザID識別コード等の種々の情報が記
録されている磁気テープ41を備えたIDカード40
(図3参照)を挿入するためのカード挿入口2aが設け
られており、このカード挿入口2aの奥には、周知のデ
ータ入力手段としてのカードリーダ2が設けられてい
る。そのカードリーダ2の上方には、操作方法や案内等
の表示される表示手段としてのCRT表示装置3と、C
RT表示装置3上の表示されている部分に直接触れるこ
とにより、利用者が所望の情報を入力することのできる
周知の選択手段としてのタッチパネル4が設けられてい
る。
【0009】前記磁気カードリーダ2の近傍には、トラ
ブルが生じたときなどに係員を呼び出すための呼び出し
ボタン22が設けられており、その下方には、車イスを
使用している人がこの証明書自動交付機1を利用する際
に、容易に操作できるようにアシストバー42が設けら
れている。
【0010】さらに、このアシストバー42の下方で筐
体1aの一部には、車イスの使用者が利用しやすくなる
ように、車イスに乗車している人の膝から下が納まる程
度の大きさの掘り込み43が形成されており、その掘り
込み43の内側面には、車イスの一部が衝突した場合に
ショックを吸収するためのショック吸収シート44が設
けられている。また、この証明書自動交付機1の各操作
部の高さ及び位置は、車イスの利用者でも楽に操作でき
るようにレイアウトされている。
【0011】前記前面パネル上において、タッチパネル
4の右方には、手数料を支払うためのコイン投入口5a
及び紙幣挿入口6aが形成されており、これらはそれぞ
れ周知の金銭取扱手段としてのコインメック5及びビル
バリ6と連通している。これらのコイン投入口5a及び
紙幣挿入口6aの下方には、つり銭及びレシートを取り
出す取り出し口8と後述する書類発行手段としてのレー
ザプリンタ11にて印刷された住民票等の証明書を排出
する証明書排出口7とが形成されている。また、前記タ
ッチパネル4の上方には、この証明書自動交付機1が使
用可能状態にあるか使用不能状態にあるかを表示する操
作表示器10が設けられている。
【0012】次に図2を参照して、証明書自動交付機1
の電気的構成について説明する。
【0013】本実施例の証明書自動交付機1は、ホスト
コンピュータ31と接続されたCPU13の指令によっ
て動作するものであり、本発明の制御手段を構成する。
【0014】このCPU13には、上述したカードリー
ダ2と、CRT表示装置3と、タッチパネル4と、コイ
ンメック5と、ビルバリ6と、レーザプリンタ11と、
呼び出しボタン22とが接続されると共に、レシートを
印刷するためのジャーナルプリンタ12と、書類を搬送
したり揃えたりする用紙搬送ユニット51と、用紙搬送
ユニット51から受けて申請者の手元に書類を発行する
用紙排出ユニット53と、レーザプリンタ11で印刷さ
れた書類が複数枚であるときに、それらの書類の端部を
綴じるためのステープラ14及びそれらの書類に契印を
付すための契印機15と、操作方法等を音声にて説明す
るための発声装置16と、CPU13を制御するための
動作プログラム等を格納する記憶手段としてのHDD1
7と、証明書自動交付機1の稼動状況や呼び出しボタン
22が押されたこと等を担当者に知らせるためのリモー
トパネル33と、後述する通路切り替えレバー84を駆
動するためのソレノイド84aが接続されている。
【0015】また、前記ホストコンピュータ31には、
各住民の戸籍や住所等のデータが格納されているデータ
ベース32が接続されている。
【0016】続いて、上記構成を有する証明書自動交付
機1の主な動作について図4に示すフローチャートを参
照して説明する。証明書自動交付機1は、通常CPU1
3によりカード挿入画面をCRT表示装置3に表示して
いる。利用者はIDカード40を証明書自動交付機1の
カード挿入口2aに挿入する(S1)。CPU13は、
カードリーダ2にIDカード40が挿入されたかどうか
を常に監視しており、IDカード40の挿入を検出する
と、カードリーダ2にデータの読み取りを指示する。カ
ードリーダ2は、IDカード40に記録されているデー
タを読み取り、CPU13にデータを転送する。CPU
13は、挿入されたIDカード40が証明書自動交付機
1用のカードであるかどうかを確認する(S2)。この
カードが証明書自動交付機1用のカードでなければ(S
2・NO)、カード挿入口2aからIDカード40を排
出する(S3)と共にその旨をCRT表示装置3に表示
する(S4)。
【0017】一方、カードが証明書自動交付機1用のカ
ードであれば(S2・YES)、CPU13は、暗証番
号入力画面をCRT表示装置3に表示する。また、発声
装置16へも信号を送って「暗証番号を入力して下さ
い」と発声させる(S5)。利用者はタッチパネル4を
触れて暗証番号を入力する(S6)。すると、CPU1
3はIDカード40に記録されている利用者のユーザI
D識別コードと入力された暗証番号とをホストコンピュ
ータ31に伝送する。ホストコンピュータ31はCPU
13から伝送されたユーザID識別コードと暗証番号と
を照合し(S7)、ユーザID識別コードに対して暗証
番号が正しくなければ(S8・NO)、その旨をCPU
13へ伝送し、再度暗証番号入力画面をCRT表示装置
3に表示させる(S5)と共に暗証番号を再入力させる
(S6)。また、暗証番号が正しければ(S8・YE
S)、その旨をCPU13に伝える。
【0018】次にCPU13は、証明書選択画面をCR
T表示装置3に表示する。また、発声装置16へも信号
を送って「必要な証明書を選んで下さい」と発声させる
(S10)。利用者は必要な証明書が表示されている部
分のタッチパネル4を触れることにより必要な証明書を
選択する(S11・YES)。次に、CPU13は、部
数選択画面をCRT表示装置3に表示する。また、発声
装置16へも信号を送って「必要な部数を選んで下さ
い」と発声させる(S12)。利用者はタッチパネル4
を触れることにより必要な部数を選択する(S13・Y
ES)。すると、CPU13は利用者の選択した証明書
の料金を計算し、料金投入画面をCRT表示装置3に表
示する。また、発声装置16へも信号を送って「料金は
○○円です。お支払下さい」と発声させる(S14)。
【0019】利用者は料金を投入する(S15・YE
S)。料金は硬貨であればコイン投入口5aから投入さ
れ、コインメック5に入る。紙幣であれば紙幣挿入口6
aから投入され、ビルバリ6に入る。このとき必要なら
ばつり銭がコインメック5から払い出され、取り出し口
8から排出される。つり札はビルバリ6から払い出さ
れ、紙幣挿入口6aから排出される。また、レシートは
ジャーナルプリンタ12により印字されて取り出し口8
から排出される。CPU13は料金が徴収されたことを
確認すると、CPU13はカードリーダ2に命令を伝送
し、カード挿入口2aからIDカード40を排出させ
る。そして、IDカード40が取り出されたことを検知
すると、証明書を作成中であることを知らせる画面をC
RT表示装置3に表示する。また、発声装置16へも信
号を送って「ただ今、証明書を作成中です、しばらくお
待ち下さい」と発声させる(S17)。
【0020】また、それと共にCPU13は、ホストコ
ンピュータ31に証明書を発行するために必要なデータ
を要求する。ホストコンピュータ31はデータベース3
2を検索し、IDカード40より得たユーザID識別コ
ード及び上述のように選択した書類の種類等のデータか
ら必要な情報を抽出して、証明書自動交付機1のCPU
13へ送信する。CPU13はホストコンピュータ31
から転送されたデータをレーザプリンタ11へ送り、印
字させる(S18)。このとき、レーザプリンタ11に
より印字された証明書は、ステープラ14により端部を
綴じられると共に契印機15により契印を付されて、証
明書排出口7より排出される(S19)。また発声装置
16へも信号を送って「証明書ができました。おとり下
さい。レシートとカードもお忘れないようご注意下さ
い。」と発声させる。そして証明書発行口7に差し出さ
れた証明書が申請者によって取られたかどうかを検知
し、証明書が取られたことを検知する(S20・YE
S)とCPU13は終了画面を表示する(S21)。そ
の後しばらくしてから前記と同じカード挿入画面をCR
T表示装置3に表示して、上述の動作を繰り返す。
【0021】また前記で証明書発行口7に差し出された
証明書が所定時間を過ぎても申請者に取られないことを
検知すると(S20・NO)、証明書自動交付機1は証
明書発行口7に差し出されている証明書を内部に回収し
(S22)回収トレイ76に収納する。リモートパネル
33は担当者の手元に備えられており、利用者が呼び出
しボタン22を押したときや、あるいは、証明書自動交
付機1において例えば印刷用紙がなくなったときなど
に、それらをランプやチャイム等で担当者に知らせる。
【0022】次に本実施例の証明書自動交付機につい
て、図5を参照して主要機構部の構成について説明す
る。図5は、レーザプリンタ11及び用紙搬送ユニット
51及び用紙排出ユニット53を含めた証明書類印刷発
行関係部の右側面図である。
【0023】証明書自動交付機1の筐体1aの右側部分
内部に下から証明書類発行手段としてのレーザプリンタ
11、その上に用紙を揃え送る用紙搬送ユニット51、
ステープラ14、契印機15等がそれぞれ筐体1aの本
体側に取り付けられ、用紙排出ユニット53が筐体1a
の扉側に取り付けられている。従って扉を開けると用紙
排出部53も外側に向かって開き、本体側に取り付けら
れた用紙搬送ユニット51やレーザプリンタ11が露出
しメンテナンス等の操作が容易になる。
【0024】前記用紙搬送ユニット51を構成するガイ
ド板54は、レーザプリンタ11の上部排出口11aよ
り排出される用紙を第1のゴムローラ55a,ピンチロ
ーラ55bまで案内する。ガイド板54には、用紙重送
検知部としての重送センサ81が配置され、用紙の重送
の有無がチェックされる。第1のゴムローラー55aと
ピンチローラー55bの直後には、通路切替手段として
の通路切替レバー84が配置され、搬送されてきた用紙
をシュート55またはシュート85に案内する。通路切
替レバー84は、ソレノイド84aにより駆動され、申
請者が証明書を選択した時にこの発行される証明書が綴
じ、契印する必要があるかどうかが分かるので、例えば
住民票を家族単位で発行するとき等、証明書が綴じ、契
印する必要がある場合には、シュート55に、また、例
えば印鑑証明書や住民票を個人単位で発行するとき等、
証明書が綴じ、契印する必要がない場合には、シュート
85に用紙を案内する。
【0025】シュート55の出口部55cには、支点5
6cを中心にして回動可能な用紙揃えトレイ56が配置
され、用紙揃えトレイ56上に所定枚数の用紙が連続し
て排出されると、図示しないモータが回転しベルトが駆
動され、それによりベルトに固定された用紙押えブロッ
ク57がガイドバー60上を左方に摺動し、用紙押えブ
ロック57に固定された用紙押え爪57a(2箇所)が
用紙の終端を左方に押すように構成されている。用紙揃
えトレイ56の左端側に配置されたゴムローラー56a
とピンチローラー56bは、ソレノイド71が吸引され
ると、リンク72を介してニップが解放されてその間に
隙間が形成され、用紙押え爪57aに押された用紙は、
先端がこの隙間に挿入される。
【0026】用紙揃えトレイ56の左側には、契印機1
5及びその両側にステープラ14がそれぞれ配置されて
おり、用紙揃えトレイ56上の用紙は、ステープラ14
により綴じられ、契印機15により契印される。
【0027】前記用紙排出ユニット53を構成する用紙
排出トレイ61は、契印機15及びステープラ14の下
方に配置され、用紙揃えトレイ56上の用紙は、ゴムロ
ーラー56aとピンチローラー56bにニップされて左
方に送られた後、用紙排出トレイ61上に放出される。
用紙排出トレイ61の左方には、シャッタ68を備えた
証明書排出口7が配置され、用紙排出トレイ61上の用
紙は、用紙排出トレイ上のピンチローラー61aと用紙
押えイタ65上の複数のゴムローラー65aによりグリ
ップされた後、ゴムローラー65aが時計方向に駆動さ
れることにより証明書排出口7から排出される。これら
シュート55及び用紙揃えトレイ56により本発明の第
1の用紙搬送通路が構成される。
【0028】一方、前記シュート85の出口部85c
は、直接用紙排出トレイ61に接続されており、シュー
ト85内に案内された用紙は、ゴムローラー85aとピ
ンチローラー85bによって左方に送られて出口部85
cから直接用紙排出トレイ61上に放出され、このシュ
ート85により本発明の第2の用紙搬送通路が構成され
る。
【0029】次に本実施例の証明書自動交付機につい
て、その主要機構部の動作について説明すると、申請者
が証明書を選択し、証明書を取得する場合、証明書の種
類、部数等が選択され料金が投入されるとCPU13は
ホストコンピュータ31とアクセスして該当するデータ
をデータベース32を検索して抽出し、このデータをレ
ーザプリンタ11に送り印字させる。印字された用紙は
レーザプリンタ11の上部排出口11aよりフェイスダ
ウンの状態で出力される。この後ガイド板54を通り用
紙重送検知部としての重送センサ81にさしかかり重送
の有無がチェックされる。重送でないと判断されると複
数のゴムローラ55a,ピンチローラ55bの対によっ
てシュート55内に送り込まれる。
【0030】この時、申請者が選択した証明書が綴じ、
契印する必要がある場合には、シュート55に入って第
1のゴムローラー55aとピンチローラー55bの直後
にある通路切替手段としての通路切替レバー84がソレ
ノイド84aによって時計方向に回転駆動されて、証明
書類はシュート55内をそのまま右方に送られる。そし
てシュート出口部55cから、支点56cを中心にして
時計方向に円弧運動され2点鎖線の状態になった用紙揃
えトレイ56上にフェイスアップの状態で排出される。
用紙揃えトレイ56上に所定枚数の用紙が連続してフェ
イスアップ状態で排出されると、図示しないモータが回
転しベルトを駆動させるのでベルトに固定された用紙押
えブロック57がガイドバー60上を左方に摺動し、用
紙押えブロック57に固定された用紙押え爪57a(2
箇所)が用紙の終端を左方に押していく。
【0031】次に、ソレノイド71が吸引されると、リ
ンク72によってピンチローラーホルダー73を時計方
向に回転させニップしていたゴムローラー56aとピン
チローラー56bの間に隙間が形成され、用紙押え爪5
7aに押された用紙は、この隙間を通り先端が中央の契
印機15及びその両側にあるステープラ14の用紙挿入
口15aに挿入される。用紙押え爪57aにより用紙の
先端が用紙挿入口の奥に突き当てられて用紙の左右端が
揃えられると同時にセンサがこれを感知し、用紙の前後
にある複数の幅揃え板74が用紙の幅方向にそれぞれ移
動して用紙揃えトレイ56上の複数枚の用紙の幅を揃え
る。これで用紙は前後左右とも揃えられたことになりこ
の後ステープラ14により用紙を綴じ、契印機15によ
り契印される。そして用紙はゴムローラー56aとピン
チローラー56bにニップされ右方に送られ用紙の先端
が挿入口15aから引き出された後、用紙揃えトレイ5
6を支点56cを中心にして反時計方向に円弧運動させ
図5の実線の状態にする。ゴムローラー56aとピンチ
ローラー56bにニップされて用紙は左方に送られ用紙
排出トレイ61上に放出される。
【0032】排出トレイ61は左側が高い斜めになって
いるので放出された用紙は右下に滑り落ちるが排出トレ
イ61の右端にある用紙受け板部61bに止められる。
そして図示しないモータが駆動してベルトが回され、用
紙押えイタ65が下方に引きバネによってスライドす
る。これにより排出トレイ61上の用紙は排出トレイ上
のピンチローラー61aと用紙押えイタ65上の複数の
ゴムローラー65aにグリップされゴムローラー65a
が時計方向に駆動され用紙を左上方に送り出す。シャッ
タ68が内部に向かって開放され用紙は更に先端が筐体
1aの外に出るまで送り出され顧客がその用紙を取るこ
とによりそれを感知してシャッタ68が閉められ発行動
作を終了する。
【0033】用紙複数枚をステープラ14で綴じ、これ
を複数部発行する場合はレーザプリンタ11で所定の枚
数を印刷し、綴じ、契印して排出トレイ61上に放出す
るまでの動作を必要な部数だけ繰り返しこれらをまとめ
てシャッタ68を開放して証明書排出口7から発行す
る。
【0034】一方、証明書が綴じ、契印する必要のない
場合には、ソレノイド84aによって通路切替レバー8
4が図5のような状態に維持され、証明書類は上方にカ
ーブしてシュート85内に送り込まれ、更にゴムローラ
ー85aとピンチローラー85bによって左方に送られ
る。そしてシュート85出口部85cから直接用紙排出
トレイ61上に放出される。この後は前記綴じ、契印が
必要な場合と同様に用紙を左上方に送り出し、シャッタ
68が内部に向かって開放され用紙は更に先端が筐体1
aの外に出るまで送り出され申請者がその用紙を取るこ
とによりそれを感知してシャッタ68が閉められ動作を
終了する。
【0035】また綴じ、契印する必要のない用紙を複数
部発行する場合には指定された部数分シュート85から
排出トレイ61上に連続して放出されその後は前記と同
様に用紙排出ユニット53が証明書発行口に送り出す。
以上のように証明書が綴じ、契印する必要のある場合に
は証明書類は第1の用紙搬送通路としてのシュート55
と用紙揃えトレイ56を通過しなければならないのに対
して証明書が綴じ、契印する必要のない場合にはシュー
ト55と用紙揃えトレイ56にくらべて短い第2の用紙
搬送通路としてのシュート85を通すことにより短時間
で証明書類を送ることができる。
【0036】次に重送センサ81により重送有りと判断
された場合の動作を説明すると、この場合には証明書の
綴じ、契印の有無に関係なくシュート55入口部にある
通路切替レバー84がソレノイド84aによって時計方
向に回転駆動され、証明書類はシュート55内をそのま
ま右方に送られる。そしてシュート55の中間部を過ぎ
たところにある重送切替レバー86が図示しないソレノ
イドによって破線の状態に回動され重送した用紙は重送
シュート87に導かれレーザプリンタ11の上部にある
収納部11bに送り込まれる。そのあとレーザプリンタ
11で再度印刷され重送していなければ前記の説明のよ
うに各用紙搬送通路を通して発行される。
【0037】次に証明書を回収する場合の動作を説明す
ると、用紙の先端が証明書排出口7から出た状態で一定
時間が経過すると申請者が見ていないと判断して警告ブ
ザーを発する。その後用紙が取られないまま更に一定時
間が経過すると発声装置16により音声を発して申請者
に注意を促す。この後一定時間経過しても用紙が取られ
ないときは筐体1aの外に出ていた用紙をゴムローラー
65aとピンチローラー61aで右下方に戻しシャッタ
68を閉める。この後図示しないソレノイドが吸引する
ことにより収納カバー75を図5のように開放する。ゴ
ムローラー65aとピンチローラー61aを駆動させて
用紙を左上方に送って先ほどの用紙を収納カバー75の
下側に挿入し、下方に落として回収トレイ76上に収納
する。そして最初の状態に戻り新たな申請者の入力を待
つことになる。
【0038】証明書が回収トレイ76上に収納された場
合には係員により筐体1aの扉を開放し、回収トレイ7
6上の証明書を申請した本人であることを確認した上で
証明書を手渡す。
【0039】以上、上記実施例では本発明を具体化した
一例を示したが、この実施例にとらわれることなく、第
1の用紙搬送通路及び第2の用紙搬送通路の形状やゴム
ローラのレイアウトを本実施例とは違うように変更する
などして本発明の目的を達成させることは充分可能であ
る。
【0040】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように本発
明の証明書自動交付機では証明書類が揃え、綴じ、契印
して発行する必要のあるときに証明書類を搬送するため
の第1の用紙搬送通路と、証明書類が綴じ、契印する必
要のないときに証明書類を搬送するための第2の用紙搬
送通路と、前記第1の用紙搬送通路または第2の用紙搬
送通路のどちらかに通路を切り替えるための通路切替手
段とを備えていることにより綴じ、契印不要の場合は第
1の用紙搬送通路に比べて相対的に短い第2の用紙搬送
通路で証明書類を送ることができるため証明書発行に要
する所要時間をより短くできる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の書類搬送機構を具体化した証明書自動
交付機の外観図である。
【図2】本発明の証明書自動交付機の電気的構成を表わ
すブロック図である。
【図3】本発明の証明書自動交付機で使用するIDカー
ドの外観図である。
【図4】本発明の証明書自動交付機の動作の流れを示す
フローチャートである。
【図5】本発明の証明書自動交付機の要部の側面図であ
る。
【符号の説明】
1 証明書自動交付機 51 用紙搬送ユニット 53 用紙排出ユニット 55 シュート(第1の用紙搬送通路) 56 用紙揃えトレイ(第1の用紙搬送通路) 81 重送検知センサ 84 通路切替レバー 85 シュート(第2の用紙搬送通路) 86 重送通路切替レバー
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G07B 5/00 101 G07F 7/12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 個人識別デ−タ等を入力する個人データ
    入力手段と、その個人が必要とする証明書類の項目及び
    その内容を表示する表示手段と、その表示手段にしたが
    って必要な証明書を選択したり入力するための選択手段
    と、前記選択手段に従って証明書類を取得するために必
    要な手数料等金銭を取り扱う金銭取扱手段と、前記表示
    及び選択手段によって指定された証明書類を作成し発行
    するための証明書類発行手段と、前記個人データ入力、
    項目表示、証明書類の選択、金銭取扱及び証明書類の作
    成発行などを制御するための制御手段とを備えた証明書
    自動交付機において、 前記証明書類が揃え、綴じ、契印して発行する必要のあ
    るときに証明書類を搬送するための第1の用紙搬送通路
    と、 前記証明書類が綴じ、契印する必要のないときに証明書
    類を搬送するための第2の用紙搬送通路と、 前記第1の用紙搬送通路または第2の用紙搬送通路のど
    ちらかに通路を切り替えるための通路切替手段とを備え
    たことを特徴とする証明書自動交付機。
  2. 【請求項2】 前記第2の用紙搬送通路は、第1の用紙
    搬送通路に比べて相対的に短いことを特徴とする請求項
    1に記載の証明書自動交付機。
  3. 【請求項3】 前記第1の用紙搬送通路または第2の用
    紙搬送通路のどちらかに通路を切り替えるための通路切
    替手段は、印刷された用紙の重送有無検知部よりも下流
    側に配置されていることを特徴とする請求項1または2
    に記載の証明書自動交付機。
JP6741094A 1994-04-05 1994-04-05 証明書自動交付機 Pending JPH07282353A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106940917A (zh) * 2017-03-23 2017-07-11 深圳市亚特安科技有限公司 小型自助存取证设备

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