JPH0722471A - キャリアテープ、キャリアテープの製造方法、キャリアテープを用いた半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
キャリアテープ、キャリアテープの製造方法、キャリアテープを用いた半導体装置及びその製造方法Info
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- JPH0722471A JPH0722471A JP5163653A JP16365393A JPH0722471A JP H0722471 A JPH0722471 A JP H0722471A JP 5163653 A JP5163653 A JP 5163653A JP 16365393 A JP16365393 A JP 16365393A JP H0722471 A JPH0722471 A JP H0722471A
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- H01L2224/01—Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
- H01L2224/50—Tape automated bonding [TAB] connectors, i.e. film carriers; Manufacturing methods related thereto
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- Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
- Wire Bonding (AREA)
- Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 この発明は、モールド等にリードの変形及び
剥離等を防止すると共に樹脂ばりの発生を防止すること
を目的とする。 【構成】 可撓性を有すると共に半導体チップを収容す
るためのセンタデバイス孔が形成されたテープ基材10
1の表面上に複数のリード102が形成され、これらテ
ープ基材101及び複数のリード102の表面を覆うよ
うに第1のレジスト層103aと第1のレジスト層10
3aより軟質の第2のレジスト層103bとからなる二
層構造のレジスト103が設けられる。
剥離等を防止すると共に樹脂ばりの発生を防止すること
を目的とする。 【構成】 可撓性を有すると共に半導体チップを収容す
るためのセンタデバイス孔が形成されたテープ基材10
1の表面上に複数のリード102が形成され、これらテ
ープ基材101及び複数のリード102の表面を覆うよ
うに第1のレジスト層103aと第1のレジスト層10
3aより軟質の第2のレジスト層103bとからなる二
層構造のレジスト103が設けられる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、TCP(テープ・キ
ャリア・パッケージ)と呼ばれる半導体装置に用いられ
るキャリアテープ及びその製造方法に関する。また、こ
の発明は、キャリアテープを用いた半導体装置及びその
製造方法にも関する。
ャリア・パッケージ)と呼ばれる半導体装置に用いられ
るキャリアテープ及びその製造方法に関する。また、こ
の発明は、キャリアテープを用いた半導体装置及びその
製造方法にも関する。
【0002】
【従来の技術】近年、集積回路素子の電極接合技術とし
て従来から最も広く使用されているワイヤボンディング
法に代わって、キャリアテープを用いたいわゆるTAB
(テープ・オートメイテド・ボンディング)法が採用さ
れている。このTAB法では、図13に示されるような
キャリアテープ1が使用される。可撓性を有する例えば
ポリイミド樹脂等のプラスチックからなる絶縁フィルム
1aの両側縁に沿って複数のパーフォレーション孔2が
形成されている。フィルム1aの幅方向中央部にはセン
タデバイス孔4が形成され、このセンタデバイス孔4を
囲むように複数のアウターリード孔6が形成されてい
る。互いに隣接するアウターリード孔6は、架橋部5を
介して配置されており、各アウターリード孔6とセンタ
デバイス孔4との間には複数のリード7を支持するため
のリードサポート部9が設けられている。リード7は、
センタデバイス孔4を臨むインナーリード部7a、イン
ナーリード部7aに連結され且つアウターリード孔6を
臨むアウターリード部7b、及びアウターリード部7b
に連結されたテストパッド部7cからなっている。
て従来から最も広く使用されているワイヤボンディング
法に代わって、キャリアテープを用いたいわゆるTAB
(テープ・オートメイテド・ボンディング)法が採用さ
れている。このTAB法では、図13に示されるような
キャリアテープ1が使用される。可撓性を有する例えば
ポリイミド樹脂等のプラスチックからなる絶縁フィルム
1aの両側縁に沿って複数のパーフォレーション孔2が
形成されている。フィルム1aの幅方向中央部にはセン
タデバイス孔4が形成され、このセンタデバイス孔4を
囲むように複数のアウターリード孔6が形成されてい
る。互いに隣接するアウターリード孔6は、架橋部5を
介して配置されており、各アウターリード孔6とセンタ
デバイス孔4との間には複数のリード7を支持するため
のリードサポート部9が設けられている。リード7は、
センタデバイス孔4を臨むインナーリード部7a、イン
ナーリード部7aに連結され且つアウターリード孔6を
臨むアウターリード部7b、及びアウターリード部7b
に連結されたテストパッド部7cからなっている。
【0003】このキャリアテープ1に半導体チップ3を
実装する際には、図14に示されるように、センタデバ
イス孔4内に半導体チップ3が位置決めされ、半導体チ
ップ3の表面上に形成されたバンプ電極8とリード7の
インナーリード部7aとが熱圧着法により接続される。
実装する際には、図14に示されるように、センタデバ
イス孔4内に半導体チップ3が位置決めされ、半導体チ
ップ3の表面上に形成されたバンプ電極8とリード7の
インナーリード部7aとが熱圧着法により接続される。
【0004】キャリアテープ1に実装された半導体チッ
プ3は、例えば低圧トランスファ成形方法により樹脂封
止される。すなわち、半導体チップ3がキャビティ12
内に収容されるようにキャリアテープ1を上金型10と
下金型11との間に挟持し、ゲート16からキャビティ
12内に熔融樹脂を注入した後、樹脂を硬化させる。こ
のようにして、図15に示されるように、半導体チップ
3がモールド樹脂14により封止された半導体装置が製
造される。
プ3は、例えば低圧トランスファ成形方法により樹脂封
止される。すなわち、半導体チップ3がキャビティ12
内に収容されるようにキャリアテープ1を上金型10と
下金型11との間に挟持し、ゲート16からキャビティ
12内に熔融樹脂を注入した後、樹脂を硬化させる。こ
のようにして、図15に示されるように、半導体チップ
3がモールド樹脂14により封止された半導体装置が製
造される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、厚さ0.5
mm等の薄型パッケージを製造する場合には、リードも
薄くする必要があり、例えばCu箔パターンから形成さ
れる。従って、モールド時にインナーリード部等に加わ
る樹脂の注入圧力を低減してリードの変形、破損等を防
ぐために、低粘度のモールド樹脂が用いられる。このた
め、樹脂注入時に金型とキャリアテープとの間のわずか
な隙間からもモールド樹脂が外部にはみ出て、樹脂のば
りを生じてしまう。特に、リードが設けられている箇所
では、リードの周縁部で金型とキャリアテープとの間に
隙間が形成され、樹脂ばりが発生する。
mm等の薄型パッケージを製造する場合には、リードも
薄くする必要があり、例えばCu箔パターンから形成さ
れる。従って、モールド時にインナーリード部等に加わ
る樹脂の注入圧力を低減してリードの変形、破損等を防
ぐために、低粘度のモールド樹脂が用いられる。このた
め、樹脂注入時に金型とキャリアテープとの間のわずか
な隙間からもモールド樹脂が外部にはみ出て、樹脂のば
りを生じてしまう。特に、リードが設けられている箇所
では、リードの周縁部で金型とキャリアテープとの間に
隙間が形成され、樹脂ばりが発生する。
【0006】そこで、図16に示されるように、金型と
当接する箇所の絶縁フィルム1a上にクッション材とな
るレジスト17を塗布し、金型で挟持されたときにレジ
スト17により金型とキャリアテープとの間の隙間を埋
める方法がある。
当接する箇所の絶縁フィルム1a上にクッション材とな
るレジスト17を塗布し、金型で挟持されたときにレジ
スト17により金型とキャリアテープとの間の隙間を埋
める方法がある。
【0007】ただし、塗布されたレジスト17の表面
は、リード7が存在する部分と存在しない部分とで少な
からず段差を有し、リード7の周縁部における段差を完
全には吸収仕切れない。このレジスト17表面の段差
は、金型を締めたときの挟み込み荷重でレジスト17が
変形することにより平坦化される。
は、リード7が存在する部分と存在しない部分とで少な
からず段差を有し、リード7の周縁部における段差を完
全には吸収仕切れない。このレジスト17表面の段差
は、金型を締めたときの挟み込み荷重でレジスト17が
変形することにより平坦化される。
【0008】しかしながら、レジスト17が硬いと、隙
間を吸収する程にはレジスト17が変形しないため、隙
間が残り、樹脂ばりを生じてしまう。一方、レジスト1
7が軟らかいと、金型の挟み込み荷重により絶縁フィル
ム1a上のCu箔パターン等からなるリード7が変形し
たり、絶縁フィルム1aから剥離してしまう。このよう
に従来は、樹脂ばりの発生及びリードの変形や剥離を回
避して薄型パッケージの半導体装置を製造することが困
難であった。
間を吸収する程にはレジスト17が変形しないため、隙
間が残り、樹脂ばりを生じてしまう。一方、レジスト1
7が軟らかいと、金型の挟み込み荷重により絶縁フィル
ム1a上のCu箔パターン等からなるリード7が変形し
たり、絶縁フィルム1aから剥離してしまう。このよう
に従来は、樹脂ばりの発生及びリードの変形や剥離を回
避して薄型パッケージの半導体装置を製造することが困
難であった。
【0009】この発明はこのような問題点を解消するた
めになされたもので、樹脂ばりの発生及びリードの変
形、剥離等を防ぎつつ薄型パッケージの半導体装置を製
造することができるキャリアテープ及びその製造方法を
提供することを目的とする。また、この発明はこのよう
なキャリアテープを用いた半導体装置及びその製造方法
を提供することも目的としている。
めになされたもので、樹脂ばりの発生及びリードの変
形、剥離等を防ぎつつ薄型パッケージの半導体装置を製
造することができるキャリアテープ及びその製造方法を
提供することを目的とする。また、この発明はこのよう
なキャリアテープを用いた半導体装置及びその製造方法
を提供することも目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のキャリ
アテープは、可撓性を有すると共に半導体チップを収容
するためのセンタデバイス孔が形成されたテープ基材
と、それぞれ一端部が前記テープ基材のセンタデバイス
孔を臨むように前記テープ基材の表面上に設けられた複
数のリードと、前記テープ基材及び前記複数のリードの
表面を覆うように形成された第1のレジスト層と、前記
第1のレジスト層の上に形成されると共に第1のレジス
ト層より軟質の第2のレジスト層とを備えたものであ
る。請求項2に記載のキャリアテープは、請求項1のキ
ャリアテープにおいて、第1のレジスト層をテープ基材
のリードサポート部の周縁部に沿って線状に形成したも
のである。請求項3に記載のキャリアテープは、複数の
リードがテープ基材の表面にめり込んで設けられ、これ
によりリードの表面がテープ基材の表面と同一平面を形
成するものである。請求項4に記載のキャリアテープ
は、請求項3のキャリアテープにおいて、テープ基材及
び複数のリードの表面を覆うようにレジスト層が形成さ
れたものである。請求項5に記載のキャリアテープは、
複数のリードが、テープ基材の厚さ方向中央部に埋設さ
れたものである。請求項6に記載のキャリアテープは、
テープ基材と複数のリードとが同一の厚さを有すると共
に互いにその側面同士を突き合わせて密着されたもので
ある。
アテープは、可撓性を有すると共に半導体チップを収容
するためのセンタデバイス孔が形成されたテープ基材
と、それぞれ一端部が前記テープ基材のセンタデバイス
孔を臨むように前記テープ基材の表面上に設けられた複
数のリードと、前記テープ基材及び前記複数のリードの
表面を覆うように形成された第1のレジスト層と、前記
第1のレジスト層の上に形成されると共に第1のレジス
ト層より軟質の第2のレジスト層とを備えたものであ
る。請求項2に記載のキャリアテープは、請求項1のキ
ャリアテープにおいて、第1のレジスト層をテープ基材
のリードサポート部の周縁部に沿って線状に形成したも
のである。請求項3に記載のキャリアテープは、複数の
リードがテープ基材の表面にめり込んで設けられ、これ
によりリードの表面がテープ基材の表面と同一平面を形
成するものである。請求項4に記載のキャリアテープ
は、請求項3のキャリアテープにおいて、テープ基材及
び複数のリードの表面を覆うようにレジスト層が形成さ
れたものである。請求項5に記載のキャリアテープは、
複数のリードが、テープ基材の厚さ方向中央部に埋設さ
れたものである。請求項6に記載のキャリアテープは、
テープ基材と複数のリードとが同一の厚さを有すると共
に互いにその側面同士を突き合わせて密着されたもので
ある。
【0011】請求項7に記載のキャリアテープの製造方
法は、未硬化状態の樹脂からなるテープ基材上に導電性
箔からなるリードを位置決めし、リードの上から圧力を
加えてリードの表面がテープ基材の表面と同一平面にな
るようにリードをテープ基材にめり込ませ、テープ基材
を形成する樹脂を硬化させる方法である。請求項8に記
載のキャリアテープの製造方法は、導電性箔からなるリ
ードのパターンフレームを作成し、パターンフレームの
両面上にそれぞれ所定のパターンで未硬化状態の樹脂を
コーティングし、コーティングされた樹脂を硬化させる
方法である。請求項9に記載のキャリアテープの製造方
法は、導電性箔からなるリードのパターンフレームを作
成し、それぞれ所定のパターンに形成された硬化済みの
二枚の樹脂材を作成し、パターンフレームの両面上にそ
れぞれ接着剤を介して樹脂材を貼り合わせ、接着剤がパ
ターンフレームの隙間を埋め尽くすように両側の樹脂材
に圧力を加える方法である。請求項10に記載のキャリ
アテープの製造方法は、導電性箔からなるリードのパタ
ーンフレームを支持台の上に載置し、パターンフレーム
の中空部及び周辺部にパターンフレームと同じ厚さに未
硬化の樹脂を塗布し、塗布された樹脂を硬化させる方法
である。
法は、未硬化状態の樹脂からなるテープ基材上に導電性
箔からなるリードを位置決めし、リードの上から圧力を
加えてリードの表面がテープ基材の表面と同一平面にな
るようにリードをテープ基材にめり込ませ、テープ基材
を形成する樹脂を硬化させる方法である。請求項8に記
載のキャリアテープの製造方法は、導電性箔からなるリ
ードのパターンフレームを作成し、パターンフレームの
両面上にそれぞれ所定のパターンで未硬化状態の樹脂を
コーティングし、コーティングされた樹脂を硬化させる
方法である。請求項9に記載のキャリアテープの製造方
法は、導電性箔からなるリードのパターンフレームを作
成し、それぞれ所定のパターンに形成された硬化済みの
二枚の樹脂材を作成し、パターンフレームの両面上にそ
れぞれ接着剤を介して樹脂材を貼り合わせ、接着剤がパ
ターンフレームの隙間を埋め尽くすように両側の樹脂材
に圧力を加える方法である。請求項10に記載のキャリ
アテープの製造方法は、導電性箔からなるリードのパタ
ーンフレームを支持台の上に載置し、パターンフレーム
の中空部及び周辺部にパターンフレームと同じ厚さに未
硬化の樹脂を塗布し、塗布された樹脂を硬化させる方法
である。
【0012】請求項11に記載の半導体装置は、可撓性
を有すると共に半導体チップを収容するためのセンタデ
バイス孔が形成されたテープ基材と、それぞれ一端部が
前記テープ基材のセンタデバイス孔を臨むように前記テ
ープ基材の表面上に設けられた複数のリードと、前記テ
ープ基材及び前記複数のリードの表面を覆うように形成
された第1のレジスト層と、前記第1のレジスト層の上
に形成されると共に第1のレジスト層より軟質の第2の
レジスト層と、前記テープ基材のセンタデバイス孔に収
容されると共に複数の電極がそれぞれ対応するリードの
一端部に電気的に接続された半導体チップと、前記複数
のリードの他端部が露出するように前記テープ基材、前
記複数のリードの一端部及び前記半導体チップを封止す
るパッケージ本体とを備えたものである。請求項12に
記載の半導体装置は、請求項11の半導体装置におい
て、第1のレジスト層をテープ基材のリードサポート部
の周縁部に沿って線状に形成したものである。請求項1
3に記載の半導体装置は、複数のリードがテープ基材の
表面にめり込んで設けられ、これによりリードの表面が
テープ基材の表面と同一平面を形成するものである。請
求項14に記載の半導体装置は、請求項13の半導体装
置において、テープ基材及び複数のリードの表面を覆う
ようにレジスト層が形成されたものである。請求項15
に記載の半導体装置は、複数のリードが、テープ基材の
厚さ方向中央部に埋設されたものである。請求項16に
記載の半導体装置は、テープ基材と複数のリードとが同
一の厚さを有すると共に互いにその側面同士を突き合わ
せて密着されたものである。
を有すると共に半導体チップを収容するためのセンタデ
バイス孔が形成されたテープ基材と、それぞれ一端部が
前記テープ基材のセンタデバイス孔を臨むように前記テ
ープ基材の表面上に設けられた複数のリードと、前記テ
ープ基材及び前記複数のリードの表面を覆うように形成
された第1のレジスト層と、前記第1のレジスト層の上
に形成されると共に第1のレジスト層より軟質の第2の
レジスト層と、前記テープ基材のセンタデバイス孔に収
容されると共に複数の電極がそれぞれ対応するリードの
一端部に電気的に接続された半導体チップと、前記複数
のリードの他端部が露出するように前記テープ基材、前
記複数のリードの一端部及び前記半導体チップを封止す
るパッケージ本体とを備えたものである。請求項12に
記載の半導体装置は、請求項11の半導体装置におい
て、第1のレジスト層をテープ基材のリードサポート部
の周縁部に沿って線状に形成したものである。請求項1
3に記載の半導体装置は、複数のリードがテープ基材の
表面にめり込んで設けられ、これによりリードの表面が
テープ基材の表面と同一平面を形成するものである。請
求項14に記載の半導体装置は、請求項13の半導体装
置において、テープ基材及び複数のリードの表面を覆う
ようにレジスト層が形成されたものである。請求項15
に記載の半導体装置は、複数のリードが、テープ基材の
厚さ方向中央部に埋設されたものである。請求項16に
記載の半導体装置は、テープ基材と複数のリードとが同
一の厚さを有すると共に互いにその側面同士を突き合わ
せて密着されたものである。
【0013】請求項17に記載の半導体装置の製造方法
は、モールド金型の型締め部にモールド樹脂の硬化を促
進させる硬化剤を塗布し、キャリアテープに実装された
半導体チップがモールド金型のキャビティ内に位置する
ようにキャリアテープをモールド金型に挟み込み、モー
ルド金型のキャビティ内にモールド樹脂を注入し、モー
ルド金型の型締め部付近のモールド樹脂が硬化した後に
残りのモールド樹脂を硬化させる方法である。請求項1
8に記載の半導体装置の製造方法は、キャリアテープに
実装された半導体チップがモールド金型のキャビティ内
に位置するようにキャリアテープをモールド金型に挟み
込み、モールド金型の型締め部がモールド樹脂の硬化温
度程度になると共にモールド金型の他の部分が硬化温度
から離れるようにモールド金型の温度を制御し、モール
ド金型のキャビティ内にモールド樹脂を注入し、モール
ド金型の型締め部付近のモールド樹脂が硬化した後に残
りのモールド樹脂を硬化させる方法である。
は、モールド金型の型締め部にモールド樹脂の硬化を促
進させる硬化剤を塗布し、キャリアテープに実装された
半導体チップがモールド金型のキャビティ内に位置する
ようにキャリアテープをモールド金型に挟み込み、モー
ルド金型のキャビティ内にモールド樹脂を注入し、モー
ルド金型の型締め部付近のモールド樹脂が硬化した後に
残りのモールド樹脂を硬化させる方法である。請求項1
8に記載の半導体装置の製造方法は、キャリアテープに
実装された半導体チップがモールド金型のキャビティ内
に位置するようにキャリアテープをモールド金型に挟み
込み、モールド金型の型締め部がモールド樹脂の硬化温
度程度になると共にモールド金型の他の部分が硬化温度
から離れるようにモールド金型の温度を制御し、モール
ド金型のキャビティ内にモールド樹脂を注入し、モール
ド金型の型締め部付近のモールド樹脂が硬化した後に残
りのモールド樹脂を硬化させる方法である。
【0014】
【作用】請求項1のキャリアテープにおいては、テープ
基材及び複数のリードの表面を覆うように形成された第
1のレジスト層が金型の挟み込み荷重からリードを保護
し、第1のレジスト層より軟質の第2のレジスト層が型
締め時に変形して金型とキャリアテープとの間に隙間が
生じるのを防止する。請求項2のキャリアテープでは、
第1及び第2のレジスト層がテープ基材のリードサポー
ト部の周縁部にのみ設けられているので、レジストの硬
化収縮によるリードサポートの位置ずれが生じない。請
求項3のキャリアテープでは、同一平面に形成されたテ
ープ基材及びリードが金型との間に隙間が生じるのを防
止する。請求項4のキャリアテープでは、テープ基材及
びリードの表面上に形成されたレジストが型締め時に変
形して金型とキャリアテープとの間に隙間を生じさせな
い。請求項5のキャリアテープでは、テープ基材の表面
にリードが露出せず、金型とキャリアテープとの間に隙
間が生じない。請求項6のキャリアテープでは、同一平
面に形成されたテープ基材及びリードが金型との間に隙
間が生じるのを防止する。
基材及び複数のリードの表面を覆うように形成された第
1のレジスト層が金型の挟み込み荷重からリードを保護
し、第1のレジスト層より軟質の第2のレジスト層が型
締め時に変形して金型とキャリアテープとの間に隙間が
生じるのを防止する。請求項2のキャリアテープでは、
第1及び第2のレジスト層がテープ基材のリードサポー
ト部の周縁部にのみ設けられているので、レジストの硬
化収縮によるリードサポートの位置ずれが生じない。請
求項3のキャリアテープでは、同一平面に形成されたテ
ープ基材及びリードが金型との間に隙間が生じるのを防
止する。請求項4のキャリアテープでは、テープ基材及
びリードの表面上に形成されたレジストが型締め時に変
形して金型とキャリアテープとの間に隙間を生じさせな
い。請求項5のキャリアテープでは、テープ基材の表面
にリードが露出せず、金型とキャリアテープとの間に隙
間が生じない。請求項6のキャリアテープでは、同一平
面に形成されたテープ基材及びリードが金型との間に隙
間が生じるのを防止する。
【0015】請求項7のキャリアテープの製造方法で
は、未硬化状態の樹脂からなるテープ基材にリードがめ
り込み、この状態で樹脂が硬化される。請求項8のキャ
リアテープの製造方法では、導電性箔からなるリードの
パターンフレームの両面上にそれぞれ所定のパターンで
未硬化状態の樹脂がコーティングされ、硬化される。請
求項9のキャリアテープの製造方法では、導電性箔から
なるリードのパターンフレームの両面上にそれぞれ所定
のパターンに形成された硬化済みの樹脂材が接着剤を介
して貼り合わせられる。請求項10のキャリアテープの
製造方法では、導電性箔からなるリードのパターンフレ
ームの中空部及び周辺部にパターンフレームと同じ厚さ
に未硬化の樹脂が塗布され、硬化される。
は、未硬化状態の樹脂からなるテープ基材にリードがめ
り込み、この状態で樹脂が硬化される。請求項8のキャ
リアテープの製造方法では、導電性箔からなるリードの
パターンフレームの両面上にそれぞれ所定のパターンで
未硬化状態の樹脂がコーティングされ、硬化される。請
求項9のキャリアテープの製造方法では、導電性箔から
なるリードのパターンフレームの両面上にそれぞれ所定
のパターンに形成された硬化済みの樹脂材が接着剤を介
して貼り合わせられる。請求項10のキャリアテープの
製造方法では、導電性箔からなるリードのパターンフレ
ームの中空部及び周辺部にパターンフレームと同じ厚さ
に未硬化の樹脂が塗布され、硬化される。
【0016】請求項11の半導体装置においては、テー
プ基材及び複数のリードの表面を覆うように形成された
第1のレジスト層が金型の挟み込み荷重からリードを保
護し、第1のレジスト層より軟質の第2のレジスト層が
型締め時に変形して樹脂ばりの発生を防止する。請求項
12の半導体装置では、第1及び第2のレジスト層がテ
ープ基材のリードサポート部の周縁部にのみ設けられて
いるので、レジストの硬化収縮によるリードサポートの
位置ずれが生じない。請求項13の半導体装置では、同
一平面に形成されたテープ基材及びリードが樹脂ばりの
発生を防止する。請求項14の半導体装置では、テープ
基材及びリードの表面上に形成されたレジストが型締め
時に変形して樹脂ばりの発生を防止する。請求項15の
半導体装置では、テープ基材の表面にリードが露出せ
ず、モールド時に樹脂ばりが発生しない。請求項16の
半導体装置では、同一平面に形成されたテープ基材及び
リードが樹脂ばりの発生を防止する。
プ基材及び複数のリードの表面を覆うように形成された
第1のレジスト層が金型の挟み込み荷重からリードを保
護し、第1のレジスト層より軟質の第2のレジスト層が
型締め時に変形して樹脂ばりの発生を防止する。請求項
12の半導体装置では、第1及び第2のレジスト層がテ
ープ基材のリードサポート部の周縁部にのみ設けられて
いるので、レジストの硬化収縮によるリードサポートの
位置ずれが生じない。請求項13の半導体装置では、同
一平面に形成されたテープ基材及びリードが樹脂ばりの
発生を防止する。請求項14の半導体装置では、テープ
基材及びリードの表面上に形成されたレジストが型締め
時に変形して樹脂ばりの発生を防止する。請求項15の
半導体装置では、テープ基材の表面にリードが露出せ
ず、モールド時に樹脂ばりが発生しない。請求項16の
半導体装置では、同一平面に形成されたテープ基材及び
リードが樹脂ばりの発生を防止する。
【0017】請求項17の半導体装置の製造方法では、
モールド金型の型締め部に塗布された硬化剤がモールド
樹脂の硬化を促進させてこの部分のモールド樹脂が先に
硬化する。請求項18の半導体装置の製造方法では、モ
ールド金型の温度を制御することにより、型締め部付近
のモールド樹脂が先に硬化する。
モールド金型の型締め部に塗布された硬化剤がモールド
樹脂の硬化を促進させてこの部分のモールド樹脂が先に
硬化する。請求項18の半導体装置の製造方法では、モ
ールド金型の温度を制御することにより、型締め部付近
のモールド樹脂が先に硬化する。
【0018】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。 実施例1.図1にこの発明の実施例1に係るキャリアテ
ープの断面を示す。ポリイミド樹脂からなるテープ基材
101の上にCu箔パターンによるリード102が貼付
されている。テープ基材101及びリード102の上に
レジスト103が形成されている。レジスト103は、
二層構造を有しており、下層として常温で高い硬度を有
する第1のレジスト層103aが、上層として硬度の低
い第2のレジスト層103bがそれぞれ設けられてい
る。なお、図示しないが、このキャリアテープは図13
に示した従来のキャリアテープと同様の平面構造を有し
ている。
て説明する。 実施例1.図1にこの発明の実施例1に係るキャリアテ
ープの断面を示す。ポリイミド樹脂からなるテープ基材
101の上にCu箔パターンによるリード102が貼付
されている。テープ基材101及びリード102の上に
レジスト103が形成されている。レジスト103は、
二層構造を有しており、下層として常温で高い硬度を有
する第1のレジスト層103aが、上層として硬度の低
い第2のレジスト層103bがそれぞれ設けられてい
る。なお、図示しないが、このキャリアテープは図13
に示した従来のキャリアテープと同様の平面構造を有し
ている。
【0019】下層に硬い第1のレジスト層103aが設
けられて、このレジスト層103aによりテープ基材1
01の表面及びリード102が覆われているので、モー
ルド時にキャリアテープが図示しない金型に挟み込まれ
て型締めされても、Cu箔パターンからなるリード10
2は硬いレジスト層103aに保護され、挟み込み荷重
によって変形したりテープ基材101から剥離すること
が防止される。
けられて、このレジスト層103aによりテープ基材1
01の表面及びリード102が覆われているので、モー
ルド時にキャリアテープが図示しない金型に挟み込まれ
て型締めされても、Cu箔パターンからなるリード10
2は硬いレジスト層103aに保護され、挟み込み荷重
によって変形したりテープ基材101から剥離すること
が防止される。
【0020】また、第1のレジスト層103aの上に上
層として軟らかい第2のレジスト層103bが設けられ
ているので、モールド時にキャリアテープを金型で挟み
込んだとき、第2のレジスト層103bが挟み込み荷重
によって容易に変形し、これによりリード102の存在
する部分と存在しない部分との間の段差が吸収され、金
型とキャリアテープとの間に隙間が形成されるのが防止
される。従って、金型内にモールド樹脂を注入した際に
モールド樹脂が金型とキャリアテープとの間からはみ出
て、樹脂ばりを生ずることがなくなる。
層として軟らかい第2のレジスト層103bが設けられ
ているので、モールド時にキャリアテープを金型で挟み
込んだとき、第2のレジスト層103bが挟み込み荷重
によって容易に変形し、これによりリード102の存在
する部分と存在しない部分との間の段差が吸収され、金
型とキャリアテープとの間に隙間が形成されるのが防止
される。従って、金型内にモールド樹脂を注入した際に
モールド樹脂が金型とキャリアテープとの間からはみ出
て、樹脂ばりを生ずることがなくなる。
【0021】すなわち、この実施例1では、テープ基材
101及びリード102の上に硬いレジスト層103a
と軟らかいレジスト層103bからなる二層構造のレジ
スト103を設けたので、樹脂ばりの発生を防止すると
共にリード102の変形及び剥離を防止しつつ、図2に
示されるような薄型の半導体装置を製造することができ
る。図2において、3は半導体チップ、20はモールド
樹脂を示す。
101及びリード102の上に硬いレジスト層103a
と軟らかいレジスト層103bからなる二層構造のレジ
スト103を設けたので、樹脂ばりの発生を防止すると
共にリード102の変形及び剥離を防止しつつ、図2に
示されるような薄型の半導体装置を製造することができ
る。図2において、3は半導体チップ、20はモールド
樹脂を示す。
【0022】実施例2.図3に実施例2に係るキャリア
テープを示す。キャリアテープは、図13に示した従来
のキャリアテープと同様に、幅方向中央部に半導体チッ
プ3を収容するためのセンタデバイス孔4を有し、セン
タデバイス孔4を囲むように複数のアウターリード孔6
が形成されている。互いに隣接するアウターリード孔6
は、架橋部5を介して配置されており、各アウターリー
ド孔6とセンタデバイス孔4との間には複数のリード1
02を支持するためのリードサポート部9が設けられて
いる。
テープを示す。キャリアテープは、図13に示した従来
のキャリアテープと同様に、幅方向中央部に半導体チッ
プ3を収容するためのセンタデバイス孔4を有し、セン
タデバイス孔4を囲むように複数のアウターリード孔6
が形成されている。互いに隣接するアウターリード孔6
は、架橋部5を介して配置されており、各アウターリー
ド孔6とセンタデバイス孔4との間には複数のリード1
02を支持するためのリードサポート部9が設けられて
いる。
【0023】リードサポート部9の周縁部に沿って線状
にレジスト103が設けられている。レジスト103
は、図4に示されるように、実施例1と同様に、硬い第
1のレジスト層103aと軟らかい第2のレジスト層1
03bとからなる二層構造を有している。レジスト10
3が設けられた箇所は、モールド時に上金型と下金型と
の間に挟み込まれる部分であり、この箇所のみにレジス
ト103が設けられている。図3において、一つの架橋
部5の上に位置するレジスト103が途切れているが、
ここに金型のゲートが位置し、この架橋部5を通路とし
てモールド樹脂が注入される。
にレジスト103が設けられている。レジスト103
は、図4に示されるように、実施例1と同様に、硬い第
1のレジスト層103aと軟らかい第2のレジスト層1
03bとからなる二層構造を有している。レジスト10
3が設けられた箇所は、モールド時に上金型と下金型と
の間に挟み込まれる部分であり、この箇所のみにレジス
ト103が設けられている。図3において、一つの架橋
部5の上に位置するレジスト103が途切れているが、
ここに金型のゲートが位置し、この架橋部5を通路とし
てモールド樹脂が注入される。
【0024】レジスト103を設けたことにより、実施
例1と同様に、樹脂ばりの発生及びリード102の変
形、剥離を防止しつつ、図5に示されるような薄型の半
導体装置を製造することができる。さらに、この実施例
2では、レジスト103がリードサポート部9の周縁部
にのみ設けられているので、リード102のインナーリ
ード部102aと半導体チップ3のバンプ電極8とのボ
ンディングがレジスト103に影響を受けることなく、
確実に行うことができるという効果がある。すなわち、
キャリアテープ全面上にレジストが塗布されていると、
レジストの硬化収縮によりインナーリード部の位置がず
れて、インナーリード部のボンディングを確実に行うこ
とが困難になる場合がある。
例1と同様に、樹脂ばりの発生及びリード102の変
形、剥離を防止しつつ、図5に示されるような薄型の半
導体装置を製造することができる。さらに、この実施例
2では、レジスト103がリードサポート部9の周縁部
にのみ設けられているので、リード102のインナーリ
ード部102aと半導体チップ3のバンプ電極8とのボ
ンディングがレジスト103に影響を受けることなく、
確実に行うことができるという効果がある。すなわち、
キャリアテープ全面上にレジストが塗布されていると、
レジストの硬化収縮によりインナーリード部の位置がず
れて、インナーリード部のボンディングを確実に行うこ
とが困難になる場合がある。
【0025】実施例3.図6に実施例3に係るキャリア
テープの要部断面を示す。このキャリアテープでは、ポ
リイミド樹脂からなるテープ基材101にCu箔からな
るリード102が埋設されており、テープ基材101の
表面とリード102の表面とが同一平面に形成されてい
る。すなわち、リード102が存在する部分と存在しな
い部分との間に段差がない。
テープの要部断面を示す。このキャリアテープでは、ポ
リイミド樹脂からなるテープ基材101にCu箔からな
るリード102が埋設されており、テープ基材101の
表面とリード102の表面とが同一平面に形成されてい
る。すなわち、リード102が存在する部分と存在しな
い部分との間に段差がない。
【0026】このため、この実施例3に係るキャリアテ
ープを上金型と下金型との間に挟み込んだときに、隙間
が発生せず、樹脂注入時にモールド樹脂がはみ出して樹
脂ばりを生じることが防止される。
ープを上金型と下金型との間に挟み込んだときに、隙間
が発生せず、樹脂注入時にモールド樹脂がはみ出して樹
脂ばりを生じることが防止される。
【0027】このようなキャリアテープは、例えば次の
ようにして製造することができる。まず、テープ基材1
01として熱硬化性の樹脂を用い、このテープ基材10
1が硬化する前にCu箔からなるリード102をテープ
基材101の上に位置決めする。リード102の上から
圧力を加えてリード102をテープ基材101にめり込
ませた状態で加熱してテープ基材101を硬化させる。
同様にして、テープ基材101として光硬化性の樹脂を
用い、リード102をテープ基材101にめり込ませた
状態で光を照射してテープ基材101を硬化させること
もできる。
ようにして製造することができる。まず、テープ基材1
01として熱硬化性の樹脂を用い、このテープ基材10
1が硬化する前にCu箔からなるリード102をテープ
基材101の上に位置決めする。リード102の上から
圧力を加えてリード102をテープ基材101にめり込
ませた状態で加熱してテープ基材101を硬化させる。
同様にして、テープ基材101として光硬化性の樹脂を
用い、リード102をテープ基材101にめり込ませた
状態で光を照射してテープ基材101を硬化させること
もできる。
【0028】実施例4.図7に実施例4に係るキャリア
テープの要部断面を示す。このキャリアテープは、図6
に示した実施例3のキャリアテープの上にレジスト10
4を塗布したものである。金型でこのキャリアテープを
挟み込んだときに、挟み込み荷重によりレジスト104
が変形するため、キャリアテープと金型との間の隙間の
発生をより確実に防止することができる。
テープの要部断面を示す。このキャリアテープは、図6
に示した実施例3のキャリアテープの上にレジスト10
4を塗布したものである。金型でこのキャリアテープを
挟み込んだときに、挟み込み荷重によりレジスト104
が変形するため、キャリアテープと金型との間の隙間の
発生をより確実に防止することができる。
【0029】レジスト104は、リード102のテスト
パッド部を除くキャリアテープの全面上に塗布してもよ
く、また、実施例2と同様に金型で挟み込む部分のみに
限定して塗布してもよい。さらに、レジスト104とし
ては、金型の挟み込み荷重により変形し得る軟らかいレ
ジストを用いることが望ましい。硬いレジストと軟らか
いレジストの二層構造にしてもよい。
パッド部を除くキャリアテープの全面上に塗布してもよ
く、また、実施例2と同様に金型で挟み込む部分のみに
限定して塗布してもよい。さらに、レジスト104とし
ては、金型の挟み込み荷重により変形し得る軟らかいレ
ジストを用いることが望ましい。硬いレジストと軟らか
いレジストの二層構造にしてもよい。
【0030】実施例5.図8に実施例5に係るキャリア
テープの断面を示す。このキャリアテープでは、Cu箔
パターンからなるリード112がポリイミド樹脂からな
るテープ基材111の厚さ方向中央部に位置するように
完全にテープ基材111中に埋設されている。テープ基
材111には、センタデバイス孔111a及びセンタデ
バイス孔111aの周辺部に位置する複数のアウターリ
ード孔111bが形成されており、リード112のイン
ナーリード部112aがセンタデバイス孔111aを臨
み、アウターリード部112bがアウターリード孔11
1bを臨んでいる。また、各リード112のテストパッ
ド部112cは、それぞれテープ基材111に形成され
た小孔111cを介して外部を臨んでいる。
テープの断面を示す。このキャリアテープでは、Cu箔
パターンからなるリード112がポリイミド樹脂からな
るテープ基材111の厚さ方向中央部に位置するように
完全にテープ基材111中に埋設されている。テープ基
材111には、センタデバイス孔111a及びセンタデ
バイス孔111aの周辺部に位置する複数のアウターリ
ード孔111bが形成されており、リード112のイン
ナーリード部112aがセンタデバイス孔111aを臨
み、アウターリード部112bがアウターリード孔11
1bを臨んでいる。また、各リード112のテストパッ
ド部112cは、それぞれテープ基材111に形成され
た小孔111cを介して外部を臨んでいる。
【0031】この実施例5に係るキャリアテープでは、
リード112が完全にテープ基材111中に埋設されて
いるので、テープ基材111の表面にリード112が露
出しておらず、このため段差もない。従って、このキャ
リアテープを金型で挟み込んだときに、隙間が発生せ
ず、樹脂注入時にモールド樹脂がはみ出して樹脂ばりを
生じることが防止される。
リード112が完全にテープ基材111中に埋設されて
いるので、テープ基材111の表面にリード112が露
出しておらず、このため段差もない。従って、このキャ
リアテープを金型で挟み込んだときに、隙間が発生せ
ず、樹脂注入時にモールド樹脂がはみ出して樹脂ばりを
生じることが防止される。
【0032】このようなキャリアテープは、例えば次の
ようにして製造することができる。まず、Cu箔等の導
電性箔からなるリードのパターンフレームを作成し、こ
のパターンフレームの両面上にそれぞれ未硬化のポリイ
ミド樹脂をコーティングした後、ポリイミド樹脂を硬化
させればよい。なお、未硬化のポリイミド樹脂は、セン
タデバイス孔、アウターリード孔等がパターニングされ
たマスクをかけてコーティングしてもよく、また印刷技
術を用いてコーティングすることもできる。
ようにして製造することができる。まず、Cu箔等の導
電性箔からなるリードのパターンフレームを作成し、こ
のパターンフレームの両面上にそれぞれ未硬化のポリイ
ミド樹脂をコーティングした後、ポリイミド樹脂を硬化
させればよい。なお、未硬化のポリイミド樹脂は、セン
タデバイス孔、アウターリード孔等がパターニングされ
たマスクをかけてコーティングしてもよく、また印刷技
術を用いてコーティングすることもできる。
【0033】あるいは、Cu箔からなるリードのパター
ンフレームの両面上にそれぞれパターニングされ且つ硬
化済みのポリイミド樹脂材を貼り合わせることにとって
も、キャリアテープを製造することができる。ポリイミ
ド樹脂材の貼り合わせには、接着剤を用い、貼り合わせ
時に圧力を加えて接着剤がCu箔パターンフレームの隙
間を埋め尽くすようにする。
ンフレームの両面上にそれぞれパターニングされ且つ硬
化済みのポリイミド樹脂材を貼り合わせることにとって
も、キャリアテープを製造することができる。ポリイミ
ド樹脂材の貼り合わせには、接着剤を用い、貼り合わせ
時に圧力を加えて接着剤がCu箔パターンフレームの隙
間を埋め尽くすようにする。
【0034】実施例6.図9に実施例6に係るキャリア
テープの要部断面を示す。このキャリアテープでは、ポ
リイミド樹脂からなるテープ基材121とCu箔からな
るリード122とが同一の厚さを有しており、テープ基
材121とリード122とは互いにその側面で密着して
いる。リード122のアウターリード部122bは70
〜100μm程度の厚さを有しているが、センタデバイ
ス孔121aを臨むインナーリード部122aの先端部
は50μm以下の厚さに形成されている。このようにイ
ンナーリード部122aの先端部を薄く形成することに
より、このインナーリード部122aの半導体チップへ
のボンディングを確実に行うことができる。
テープの要部断面を示す。このキャリアテープでは、ポ
リイミド樹脂からなるテープ基材121とCu箔からな
るリード122とが同一の厚さを有しており、テープ基
材121とリード122とは互いにその側面で密着して
いる。リード122のアウターリード部122bは70
〜100μm程度の厚さを有しているが、センタデバイ
ス孔121aを臨むインナーリード部122aの先端部
は50μm以下の厚さに形成されている。このようにイ
ンナーリード部122aの先端部を薄く形成することに
より、このインナーリード部122aの半導体チップへ
のボンディングを確実に行うことができる。
【0035】この実施例6に係るキャリアテープでは、
テープ基材121の表面とリード122の表面とが同一
面上に位置するので、段差がなく、樹脂注入時にモール
ド樹脂がはみ出して樹脂ばりを生じることが防止され
る。
テープ基材121の表面とリード122の表面とが同一
面上に位置するので、段差がなく、樹脂注入時にモール
ド樹脂がはみ出して樹脂ばりを生じることが防止され
る。
【0036】このようなキャリアテープは、例えば次の
ようにして製造することができる。まず、Cu箔からな
るリードのパターンフレームを作成し、このパターンフ
レームを支持台上に載置する。そして、パターンフレー
ムの中空部及び周辺部にパターンフレームと同じ厚さに
未硬化のポリイミド樹脂を塗布し、硬化させればよい。
ようにして製造することができる。まず、Cu箔からな
るリードのパターンフレームを作成し、このパターンフ
レームを支持台上に載置する。そして、パターンフレー
ムの中空部及び周辺部にパターンフレームと同じ厚さに
未硬化のポリイミド樹脂を塗布し、硬化させればよい。
【0037】実施例7.図10に実施例7に係る半導体
装置の製造方法を示す。図10は、図13に示した従来
のキャリアテープに半導体チップ3を実装した後、モー
ルド金型202の上金型202a及び下金型202bの
間に挟み込んだ状態を示している。キャリアテープのテ
ープ基材1aを挟み込むための金型202の型締め部2
05に、モールド樹脂の硬化を促進させるための硬化剤
を予め塗布しておく。金型202を型締めした後、モー
ルド樹脂をキャビティ203内に注入する。
装置の製造方法を示す。図10は、図13に示した従来
のキャリアテープに半導体チップ3を実装した後、モー
ルド金型202の上金型202a及び下金型202bの
間に挟み込んだ状態を示している。キャリアテープのテ
ープ基材1aを挟み込むための金型202の型締め部2
05に、モールド樹脂の硬化を促進させるための硬化剤
を予め塗布しておく。金型202を型締めした後、モー
ルド樹脂をキャビティ203内に注入する。
【0038】キャビティ203内に注入されたモールド
樹脂は、型締め部205に塗布された硬化剤によりこの
型締め部205付近で先に硬化し、その後キャビティ2
03内部のモールド樹脂が硬化する。このため、キャリ
アテープと金型202との間から外部にモールド樹脂が
はみ出すのが防止され、樹脂ばりを発生させることな
く、半導体装置を製造することができる。
樹脂は、型締め部205に塗布された硬化剤によりこの
型締め部205付近で先に硬化し、その後キャビティ2
03内部のモールド樹脂が硬化する。このため、キャリ
アテープと金型202との間から外部にモールド樹脂が
はみ出すのが防止され、樹脂ばりを発生させることな
く、半導体装置を製造することができる。
【0039】また、硬化剤を用いる代わりに、硬化速度
の異なる2種類のモールド樹脂を用い、まず硬化速度の
速い樹脂を注入して型締め部205付近で硬化させ、次
いで硬化速度の遅い樹脂を注入してもよい。このように
しても、樹脂ばりを防止することができる。
の異なる2種類のモールド樹脂を用い、まず硬化速度の
速い樹脂を注入して型締め部205付近で硬化させ、次
いで硬化速度の遅い樹脂を注入してもよい。このように
しても、樹脂ばりを防止することができる。
【0040】実施例8.図10に示されるように、キャ
ビティ203に面した部分にパルスヒートブロック20
1を備えた金型202を用いると、硬化剤あるいは硬化
速度の異なる2種類のモールド樹脂を用いなくても、型
締め部205付近の樹脂を先に硬化させることができ
る。パルスヒートブロック201は、パルスヒータによ
りその温度を容易に変化させることができるので、予め
型締め部205付近の温度をモールド樹脂の硬化温度程
度にすると共にパルスヒートブロック201の温度をモ
ールド樹脂の硬化温度から離しておく。この状態で、モ
ールド樹脂をキャビティ203内に注入すると、型締め
部205付近のモールド樹脂がまず硬化する。その後、
パルスヒートブロック201の温度をモールド樹脂の硬
化温度にして残りのモールド樹脂を硬化させる。
ビティ203に面した部分にパルスヒートブロック20
1を備えた金型202を用いると、硬化剤あるいは硬化
速度の異なる2種類のモールド樹脂を用いなくても、型
締め部205付近の樹脂を先に硬化させることができ
る。パルスヒートブロック201は、パルスヒータによ
りその温度を容易に変化させることができるので、予め
型締め部205付近の温度をモールド樹脂の硬化温度程
度にすると共にパルスヒートブロック201の温度をモ
ールド樹脂の硬化温度から離しておく。この状態で、モ
ールド樹脂をキャビティ203内に注入すると、型締め
部205付近のモールド樹脂がまず硬化する。その後、
パルスヒートブロック201の温度をモールド樹脂の硬
化温度にして残りのモールド樹脂を硬化させる。
【0041】この実施例8においても、樹脂ばりを発生
させることなく、半導体装置を製造することができる。
させることなく、半導体装置を製造することができる。
【0042】実施例9.図11に実施例9に係る半導体
装置の製造方法を示す。モールド金型302は、型締め
部305付近に埋設されたパイプ304を備えている。
このパイプ304は、図12に示されるように、キャビ
ティ303の周辺部に沿って配置されている。このパイ
プ304に冷水あるいは温水を供給することにより、型
締め部305付近のみを使用するモールド樹脂の硬化温
度とすることができる。従って、実施例8と同様にして
型締め部305付近のモールド樹脂を先に硬化させ、樹
脂ばりの発生を防止することが可能となる。なお、図1
0において、306はキャビティ303内にモールド樹
脂を注入するためのゲートを示している。
装置の製造方法を示す。モールド金型302は、型締め
部305付近に埋設されたパイプ304を備えている。
このパイプ304は、図12に示されるように、キャビ
ティ303の周辺部に沿って配置されている。このパイ
プ304に冷水あるいは温水を供給することにより、型
締め部305付近のみを使用するモールド樹脂の硬化温
度とすることができる。従って、実施例8と同様にして
型締め部305付近のモールド樹脂を先に硬化させ、樹
脂ばりの発生を防止することが可能となる。なお、図1
0において、306はキャビティ303内にモールド樹
脂を注入するためのゲートを示している。
【0043】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
キャリアテープは、可撓性を有すると共に半導体チップ
を収容するためのセンタデバイス孔が形成されたテープ
基材と、それぞれ一端部が前記テープ基材のセンタデバ
イス孔を臨むように前記テープ基材の表面上に設けられ
た複数のリードと、前記テープ基材及び前記複数のリー
ドの表面を覆うように形成された第1のレジスト層と、
前記第1のレジスト層の上に形成されると共に第1のレ
ジスト層より軟質の第2のレジスト層とを備えているの
で、樹脂ばりの発生及びリードの変形、剥離等を防ぎつ
つ薄型パッケージの半導体装置を製造することができ
る。
キャリアテープは、可撓性を有すると共に半導体チップ
を収容するためのセンタデバイス孔が形成されたテープ
基材と、それぞれ一端部が前記テープ基材のセンタデバ
イス孔を臨むように前記テープ基材の表面上に設けられ
た複数のリードと、前記テープ基材及び前記複数のリー
ドの表面を覆うように形成された第1のレジスト層と、
前記第1のレジスト層の上に形成されると共に第1のレ
ジスト層より軟質の第2のレジスト層とを備えているの
で、樹脂ばりの発生及びリードの変形、剥離等を防ぎつ
つ薄型パッケージの半導体装置を製造することができ
る。
【0044】請求項2に記載のキャリアテープは、請求
項1のキャリアテープにおいて、第1のレジスト層をテ
ープ基材のリードサポート部の周縁部に沿って線状に形
成したので、レジストの硬化収縮に起因してインナーリ
ード部がずれることが防止される。請求項3に記載のキ
ャリアテープは、複数のリードがテープ基材の表面にめ
り込んで設けられ、これによりリードの表面がテープ基
材の表面と同一平面を形成するので、樹脂注入時のモー
ルド樹脂のはみ出しを防止し、樹脂ばりの発生を防止す
ることができる。請求項4に記載のキャリアテープは、
請求項3のキャリアテープにおいて、テープ基材及び複
数のリードの表面を覆うようにレジスト層が形成されて
いるので、さらに樹脂ばりの発生を確実に防止すること
ができる。請求項5に記載のキャリアテープは、複数の
リードが、テープ基材の厚さ方向中央部に埋設されてい
るので、リードの厚さに影響を受けることなく樹脂ばり
の発生を防止しつつ半導体装置を製造することができ
る。請求項6に記載のキャリアテープは、テープ基材と
複数のリードとが同一の厚さを有すると共に互いにその
側面同士を突き合わせて密着されているので、樹脂ばり
の半導体装置を防止すると共に薄いキャリアテープが提
供される。
項1のキャリアテープにおいて、第1のレジスト層をテ
ープ基材のリードサポート部の周縁部に沿って線状に形
成したので、レジストの硬化収縮に起因してインナーリ
ード部がずれることが防止される。請求項3に記載のキ
ャリアテープは、複数のリードがテープ基材の表面にめ
り込んで設けられ、これによりリードの表面がテープ基
材の表面と同一平面を形成するので、樹脂注入時のモー
ルド樹脂のはみ出しを防止し、樹脂ばりの発生を防止す
ることができる。請求項4に記載のキャリアテープは、
請求項3のキャリアテープにおいて、テープ基材及び複
数のリードの表面を覆うようにレジスト層が形成されて
いるので、さらに樹脂ばりの発生を確実に防止すること
ができる。請求項5に記載のキャリアテープは、複数の
リードが、テープ基材の厚さ方向中央部に埋設されてい
るので、リードの厚さに影響を受けることなく樹脂ばり
の発生を防止しつつ半導体装置を製造することができ
る。請求項6に記載のキャリアテープは、テープ基材と
複数のリードとが同一の厚さを有すると共に互いにその
側面同士を突き合わせて密着されているので、樹脂ばり
の半導体装置を防止すると共に薄いキャリアテープが提
供される。
【0045】請求項7に記載のキャリアテープの製造方
法は、未硬化状態の樹脂からなるテープ基材上に導電性
箔からなるリードを位置決めし、リードの上から圧力を
加えてリードの表面がテープ基材の表面と同一平面にな
るようにリードをテープ基材にめり込ませ、テープ基材
を形成する樹脂を硬化させるので、リードの厚さに起因
してモールド時に樹脂ばりを発生させることのないキャ
リアテープが得られる。請求項8に記載のキャリアテー
プの製造方法は、導電性箔からなるリードのパターンフ
レームを作成し、パターンフレームの両面上にそれぞれ
所定のパターンで未硬化状態の樹脂をコーティングし、
コーティングされた樹脂を硬化させるので、リードがテ
ープ基材の表面に露出しないキャリアテープが得られ
る。
法は、未硬化状態の樹脂からなるテープ基材上に導電性
箔からなるリードを位置決めし、リードの上から圧力を
加えてリードの表面がテープ基材の表面と同一平面にな
るようにリードをテープ基材にめり込ませ、テープ基材
を形成する樹脂を硬化させるので、リードの厚さに起因
してモールド時に樹脂ばりを発生させることのないキャ
リアテープが得られる。請求項8に記載のキャリアテー
プの製造方法は、導電性箔からなるリードのパターンフ
レームを作成し、パターンフレームの両面上にそれぞれ
所定のパターンで未硬化状態の樹脂をコーティングし、
コーティングされた樹脂を硬化させるので、リードがテ
ープ基材の表面に露出しないキャリアテープが得られ
る。
【0046】請求項9に記載のキャリアテープの製造方
法は、導電性箔からなるリードのパターンフレームを作
成し、それぞれ所定のパターンに形成された硬化済みの
二枚の樹脂材を作成し、パターンフレームの両面上にそ
れぞれ接着剤を介して樹脂材を貼り合わせ、接着剤がパ
ターンフレームの隙間を埋め尽くすように両側の樹脂材
に圧力を加えるので、リードがテープ基材の表面に露出
せず、樹脂ばりの発生を防止できるキャリアテープが得
られる。請求項10に記載のキャリアテープの製造方法
は、導電性箔からなるリードのパターンフレームを支持
台の上に載置し、パターンフレームの中空部及び周辺部
にパターンフレームと同じ厚さに未硬化の樹脂を塗布
し、塗布された樹脂を硬化させるので、樹脂ばりの発生
を防止できると共にキャリアテープの薄型化を図ること
ができる。
法は、導電性箔からなるリードのパターンフレームを作
成し、それぞれ所定のパターンに形成された硬化済みの
二枚の樹脂材を作成し、パターンフレームの両面上にそ
れぞれ接着剤を介して樹脂材を貼り合わせ、接着剤がパ
ターンフレームの隙間を埋め尽くすように両側の樹脂材
に圧力を加えるので、リードがテープ基材の表面に露出
せず、樹脂ばりの発生を防止できるキャリアテープが得
られる。請求項10に記載のキャリアテープの製造方法
は、導電性箔からなるリードのパターンフレームを支持
台の上に載置し、パターンフレームの中空部及び周辺部
にパターンフレームと同じ厚さに未硬化の樹脂を塗布
し、塗布された樹脂を硬化させるので、樹脂ばりの発生
を防止できると共にキャリアテープの薄型化を図ること
ができる。
【0047】請求項11に記載の半導体装置は、可撓性
を有すると共に半導体チップを収容するためのセンタデ
バイス孔が形成されたテープ基材と、それぞれ一端部が
前記テープ基材のセンタデバイス孔を臨むように前記テ
ープ基材の表面上に設けられた複数のリードと、前記テ
ープ基材及び前記複数のリードの表面を覆うように形成
された第1のレジスト層と、前記第1のレジスト層の上
に形成されると共に第1のレジスト層より軟質の第2の
レジスト層と、前記テープ基材のセンタデバイス孔に収
容されると共に複数の電極がそれぞれ対応するリードの
一端部に電気的に接続された半導体チップと、前記複数
のリードの他端部が露出するように前記テープ基材、前
記複数のリードの一端部及び前記半導体チップを封止す
るパッケージ本体とを備えているので、樹脂ばりの発生
が防止され、樹脂ばりを除去する必要がなくなる。
を有すると共に半導体チップを収容するためのセンタデ
バイス孔が形成されたテープ基材と、それぞれ一端部が
前記テープ基材のセンタデバイス孔を臨むように前記テ
ープ基材の表面上に設けられた複数のリードと、前記テ
ープ基材及び前記複数のリードの表面を覆うように形成
された第1のレジスト層と、前記第1のレジスト層の上
に形成されると共に第1のレジスト層より軟質の第2の
レジスト層と、前記テープ基材のセンタデバイス孔に収
容されると共に複数の電極がそれぞれ対応するリードの
一端部に電気的に接続された半導体チップと、前記複数
のリードの他端部が露出するように前記テープ基材、前
記複数のリードの一端部及び前記半導体チップを封止す
るパッケージ本体とを備えているので、樹脂ばりの発生
が防止され、樹脂ばりを除去する必要がなくなる。
【0048】請求項12に記載の半導体装置は、請求項
11の半導体装置において、第1のレジスト層をテープ
基材のリードサポート部の周縁部に沿って線状に形成し
たので、レジストの硬化収縮に起因してインナーリード
部がずれることが防止される。請求項13に記載の半導
体装置は、複数のリードがテープ基材の表面にめり込ん
で設けられ、これによりリードの表面がテープ基材の表
面と同一平面を形成するので、モールド時の樹脂ばりの
発生が防止される。請求項14に記載の半導体装置は、
請求項13の半導体装置において、テープ基材及び複数
のリードの表面を覆うようにレジスト層が形成されてい
るので、さらに確実に樹脂ばりの発生が防止される。請
求項15に記載の半導体装置は、複数のリードが、テー
プ基材の厚さ方向中央部に埋設されているので、リード
の厚さに影響を受けることなく樹脂ばりの発生を防止す
ることができる。請求項16に記載の半導体装置は、テ
ープ基材と複数のリードとが同一の厚さを有すると共に
互いにその側面同士を突き合わせて密着されているの
で、樹脂ばりの発生を防止し得ると共に半導体装置の薄
型化を図ることができる。
11の半導体装置において、第1のレジスト層をテープ
基材のリードサポート部の周縁部に沿って線状に形成し
たので、レジストの硬化収縮に起因してインナーリード
部がずれることが防止される。請求項13に記載の半導
体装置は、複数のリードがテープ基材の表面にめり込ん
で設けられ、これによりリードの表面がテープ基材の表
面と同一平面を形成するので、モールド時の樹脂ばりの
発生が防止される。請求項14に記載の半導体装置は、
請求項13の半導体装置において、テープ基材及び複数
のリードの表面を覆うようにレジスト層が形成されてい
るので、さらに確実に樹脂ばりの発生が防止される。請
求項15に記載の半導体装置は、複数のリードが、テー
プ基材の厚さ方向中央部に埋設されているので、リード
の厚さに影響を受けることなく樹脂ばりの発生を防止す
ることができる。請求項16に記載の半導体装置は、テ
ープ基材と複数のリードとが同一の厚さを有すると共に
互いにその側面同士を突き合わせて密着されているの
で、樹脂ばりの発生を防止し得ると共に半導体装置の薄
型化を図ることができる。
【0049】請求項17に記載の半導体装置の製造方法
は、モールド金型の型締め部にモールド樹脂の硬化を促
進させる硬化剤を塗布し、キャリアテープに実装された
半導体チップがモールド金型のキャビティ内に位置する
ようにキャリアテープをモールド金型に挟み込み、モー
ルド金型のキャビティ内にモールド樹脂を注入し、モー
ルド金型の型締め部付近のモールド樹脂が硬化した後に
残りのモールド樹脂を硬化させるので、従来のキャリア
テープを用いながらも樹脂ばりの発生を防止しつつ半導
体装置を製造することができる。請求項18に記載の半
導体装置の製造方法は、キャリアテープに実装された半
導体チップがモールド金型のキャビティ内に位置するよ
うにキャリアテープをモールド金型に挟み込み、モール
ド金型の型締め部がモールド樹脂の硬化温度程度になる
と共にモールド金型の他の部分が硬化温度から離れるよ
うにモールド金型の温度を制御し、モールド金型のキャ
ビティ内にモールド樹脂を注入し、モールド金型の型締
め部付近のモールド樹脂が硬化した後に残りのモールド
樹脂を硬化させるので、硬化剤を用いなくても樹脂ばり
の発生を防止しつつ半導体装置を製造することができ
る。
は、モールド金型の型締め部にモールド樹脂の硬化を促
進させる硬化剤を塗布し、キャリアテープに実装された
半導体チップがモールド金型のキャビティ内に位置する
ようにキャリアテープをモールド金型に挟み込み、モー
ルド金型のキャビティ内にモールド樹脂を注入し、モー
ルド金型の型締め部付近のモールド樹脂が硬化した後に
残りのモールド樹脂を硬化させるので、従来のキャリア
テープを用いながらも樹脂ばりの発生を防止しつつ半導
体装置を製造することができる。請求項18に記載の半
導体装置の製造方法は、キャリアテープに実装された半
導体チップがモールド金型のキャビティ内に位置するよ
うにキャリアテープをモールド金型に挟み込み、モール
ド金型の型締め部がモールド樹脂の硬化温度程度になる
と共にモールド金型の他の部分が硬化温度から離れるよ
うにモールド金型の温度を制御し、モールド金型のキャ
ビティ内にモールド樹脂を注入し、モールド金型の型締
め部付近のモールド樹脂が硬化した後に残りのモールド
樹脂を硬化させるので、硬化剤を用いなくても樹脂ばり
の発生を防止しつつ半導体装置を製造することができ
る。
【図1】この発明の実施例1に係るキャリアテープを示
す断面図である。
す断面図である。
【図2】実施例1のキャリアテープを用いて製造した半
導体装置を示す断面図である。
導体装置を示す断面図である。
【図3】実施例2に係るキャリアテープを示す平面図で
ある。
ある。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】実施例2のキャリアテープを用いて製造した半
導体装置を示す断面図である。
導体装置を示す断面図である。
【図6】実施例3に係るキャリアテープを示す断面図で
ある。
ある。
【図7】実施例4に係るキャリアテープを示す断面図で
ある。
ある。
【図8】実施例5に係るキャリアテープを示す断面図で
ある。
ある。
【図9】実施例6に係るキャリアテープを示す断面図で
ある。
ある。
【図10】実施例7及び実施例8に係る半導体装置の製
造方法で用いられる金型を示す断面図である。
造方法で用いられる金型を示す断面図である。
【図11】実施例9に係る半導体装置の製造方法で用い
られる金型を示す断面図である。
られる金型を示す断面図である。
【図12】図11の金型の平面図である。
【図13】従来のキャリアテープを示す平面図である。
【図14】従来の半導体装置をモールドするときの状態
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図15】樹脂モールドされた従来の半導体装置を示す
断面図である。
断面図である。
【図16】従来のキャリアテープを示す断面図である。
3 半導体チップ 101、111、121 テープ基材 102、112、122 リード 103、104 レジスト 103a 第1のレジスト層 103b 第2のレジスト層 202、302 モールド金型 203、303 キャビティ 205、305 型締め部
Claims (18)
- 【請求項1】 可撓性を有すると共に半導体チップを収
容するためのセンタデバイス孔が形成されたテープ基材
と、 それぞれ一端部が前記テープ基材のセンタデバイス孔を
臨むように前記テープ基材の表面上に設けられた複数の
リードと、 前記テープ基材及び前記複数のリードの表面を覆うよう
に形成された第1のレジスト層と、 前記第1のレジスト層の上に形成されると共に第1のレ
ジスト層より軟質の第2のレジスト層とを備えたことを
特徴とするキャリアテープ。 - 【請求項2】 可撓性を有すると共に半導体チップを収
容するためのセンタデバイス孔とこのセンタデバイス孔
の周辺部に位置するリードサポート部とが形成されたテ
ープ基材と、 それぞれ一端部が前記テープ基材のセンタデバイス孔を
臨むように前記テープ基材のリードサポート部上に支持
された複数のリードと、 前記テープ基材及び前記複数のリードの表面上で且つ前
記テープ基材のリードサポート部の周縁部に沿って線状
に形成された第1のレジスト層と、 前記第1のレジスト層の上に形成されると共に第1のレ
ジスト層より軟質の第2のレジスト層とを備えたことを
特徴とするキャリアテープ。 - 【請求項3】 可撓性を有すると共に半導体チップを収
容するためのセンタデバイス孔が形成されたテープ基材
と、 それぞれ一端部が前記テープ基材のセンタデバイス孔を
臨むように設けられると共に前記テープ基材の表面にめ
り込むことによりその表面が前記テープ基材の表面と同
一平面を形成する複数のリードとを備えたことを特徴と
するキャリアテープ。 - 【請求項4】 可撓性を有すると共に半導体チップを収
容するためのセンタデバイス孔が形成されたテープ基材
と、 それぞれ一端部が前記テープ基材のセンタデバイス孔を
臨むように設けられると共に前記テープ基材の表面にめ
り込むことによりその表面が前記テープ基材の表面と同
一平面を形成する複数のリードと、 前記テープ基材及び前記複数のリードの表面を覆うよう
に形成されたレジスト層とを備えたことを特徴とするキ
ャリアテープ。 - 【請求項5】 可撓性を有すると共に半導体チップを収
容するためのセンタデバイス孔が形成されたテープ基材
と、 それぞれ一端部が前記テープ基材のセンタデバイス孔を
臨むように前記テープ基材の厚さ方向中央部に埋設され
た複数のリードとを備えたことを特徴とするキャリアテ
ープ。 - 【請求項6】 可撓性を有すると共に半導体チップを収
容するためのセンタデバイス孔が形成されたテープ基材
と、 前記テープ基材と同一の厚さを有すると共にそれぞれ一
端部が前記テープ基材のセンタデバイス孔を臨むように
前記テープ基材と互いにその側面同士を突き合わせて密
着された複数のリードとを備えたことを特徴とするキャ
リアテープ。 - 【請求項7】 未硬化状態の樹脂からなるテープ基材上
に導電性箔からなるリードを位置決めし、 リードの上から圧力を加えてリードの表面がテープ基材
の表面と同一平面になるようにリードをテープ基材にめ
り込ませ、 テープ基材を形成する樹脂を硬化させることを特徴とす
るキャリアテープの製造方法。 - 【請求項8】 導電性箔からなるリードのパターンフレ
ームを作成し、 パターンフレームの両面上にそれぞれ所定のパターンで
未硬化状態の樹脂をコーティングし、 コーティングされた樹脂を硬化させることを特徴とする
キャリアテープの製造方法。 - 【請求項9】 導電性箔からなるリードのパターンフレ
ームを作成し、 それぞれ所定のパターンに形成された硬化済みの二枚の
樹脂材を作成し、 パターンフレームの両面上にそれぞれ接着剤を介して樹
脂材を貼り合わせ、 接着剤がパターンフレームの隙間を埋め尽くすように両
側の樹脂材に圧力を加えることを特徴とするキャリアテ
ープの製造方法。 - 【請求項10】 導電性箔からなるリードのパターンフ
レームを支持台の上に載置し、 パターンフレームの中空部及び周辺部にパターンフレー
ムと同じ厚さに未硬化の樹脂を塗布し、 塗布された樹脂を硬化させることを特徴とするキャリア
テープの製造方法。 - 【請求項11】 可撓性を有すると共に半導体チップを
収容するためのセンタデバイス孔が形成されたテープ基
材と、 それぞれ一端部が前記テープ基材のセンタデバイス孔を
臨むように前記テープ基材の表面上に設けられた複数の
リードと、 前記テープ基材及び前記複数のリードの表面を覆うよう
に形成された第1のレジスト層と、 前記第1のレジスト層の上に形成されると共に第1のレ
ジスト層より軟質の第2のレジスト層と、 前記テープ基材のセンタデバイス孔に収容されると共に
複数の電極がそれぞれ対応するリードの一端部に電気的
に接続された半導体チップと、 前記複数のリードの他端部が露出するように前記テープ
基材、前記複数のリードの一端部及び前記半導体チップ
を封止するパッケージ本体とを備えたことを特徴とする
半導体装置。 - 【請求項12】 可撓性を有すると共に半導体チップを
収容するためのセンタデバイス孔とこのセンタデバイス
孔の周辺部に位置するリードサポート部とが形成された
テープ基材と、 それぞれ一端部が前記テープ基材のセンタデバイス孔を
臨むように前記テープ基材のリードサポート部上に支持
された複数のリードと、 前記テープ基材及び前記複数のリードの表面上で且つ前
記テープ基材のリードサポート部の周縁部に沿って線状
に形成された第1のレジスト層と、 前記第1のレジスト層の上に形成されると共に第1のレ
ジスト層より軟質の第2のレジスト層と、 前記テープ基材のセンタデバイス孔に収容されると共に
複数の電極がそれぞれ対応するリードの一端部に電気的
に接続された半導体チップと、 前記複数のリードの他端部が露出するように前記テープ
基材、前記複数のリードの一端部及び前記半導体チップ
を封止するパッケージ本体とを備えたことを特徴とする
半導体装置。 - 【請求項13】 可撓性を有すると共に半導体チップを
収容するためのセンタデバイス孔が形成されたテープ基
材と、 それぞれ一端部が前記テープ基材のセンタデバイス孔を
臨むように設けられると共に前記テープ基材の表面にめ
り込むことによりその表面が前記テープ基材の表面と同
一平面を形成する複数のリードと、 前記テープ基材のセンタデバイス孔に収容されると共に
複数の電極がそれぞれ対応するリードの一端部に電気的
に接続された半導体チップと、 前記複数のリードの他端部が露出するように前記テープ
基材、前記複数のリードの一端部及び前記半導体チップ
を封止するパッケージ本体とを備えたことを特徴とする
半導体装置。 - 【請求項14】 可撓性を有すると共に半導体チップを
収容するためのセンタデバイス孔が形成されたテープ基
材と、 それぞれ一端部が前記テープ基材のセンタデバイス孔を
臨むように設けられると共に前記テープ基材の表面にめ
り込むことによりその表面が前記テープ基材の表面と同
一平面を形成する複数のリードと、 前記テープ基材及び前記複数のリードの表面を覆うよう
に形成されたレジスト層と、 前記テープ基材のセンタデバイス孔に収容されると共に
複数の電極がそれぞれ対応するリードの一端部に電気的
に接続された半導体チップと、 前記複数のリードの他端部が露出するように前記テープ
基材、前記複数のリードの一端部及び前記半導体チップ
を封止するパッケージ本体とを備えたことを特徴とする
半導体装置。 - 【請求項15】 可撓性を有すると共に半導体チップを
収容するためのセンタデバイス孔が形成されたテープ基
材と、 それぞれ一端部が前記テープ基材のセンタデバイス孔を
臨むように前記テープ基材の厚さ方向中央部に埋設され
た複数のリードと、 前記テープ基材のセンタデバイス孔に収容されると共に
複数の電極がそれぞれ対応するリードの一端部に電気的
に接続された半導体チップと、 前記複数のリードの他端部が露出するように前記テープ
基材、前記複数のリードの一端部及び前記半導体チップ
を封止するパッケージ本体とを備えたことを特徴とする
半導体装置。 - 【請求項16】 可撓性を有すると共に半導体チップを
収容するためのセンタデバイス孔が形成されたテープ基
材と、 前記テープ基材と同一の厚さを有すると共にそれぞれ一
端部が前記テープ基材のセンタデバイス孔を臨むように
前記テープ基材と互いにその側面同士を突き合わせて密
着された複数のリードと、 前記テープ基材のセンタデバイス孔に収容されると共に
複数の電極がそれぞれ対応するリードの一端部に電気的
に接続された半導体チップと、 前記複数のリードの他端部が露出するように前記テープ
基材、前記複数のリードの一端部及び前記半導体チップ
を封止するパッケージ本体とを備えたことを特徴とする
半導体装置。 - 【請求項17】 モールド金型の型締め部にモールド樹
脂の硬化を促進させる硬化剤を塗布し、 キャリアテープに実装された半導体チップがモールド金
型のキャビティ内に位置するようにキャリアテープをモ
ールド金型に挟み込み、 モールド金型のキャビティ内にモールド樹脂を注入し、 モールド金型の型締め部付近のモールド樹脂が硬化した
後に残りのモールド樹脂を硬化させることを特徴とする
半導体装置の製造方法。 - 【請求項18】 キャリアテープに実装された半導体チ
ップがモールド金型のキャビティ内に位置するようにキ
ャリアテープをモールド金型に挟み込み、 モールド金型の型締め部がモールド樹脂の硬化温度程度
になると共にモールド金型の他の部分が硬化温度から離
れるようにモールド金型の温度を制御し、 モールド金型のキャビティ内にモールド樹脂を注入し、 モールド金型の型締め部付近のモールド樹脂が硬化した
後に残りのモールド樹脂を硬化させることを特徴とする
半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5163653A JPH0722471A (ja) | 1993-07-01 | 1993-07-01 | キャリアテープ、キャリアテープの製造方法、キャリアテープを用いた半導体装置及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5163653A JPH0722471A (ja) | 1993-07-01 | 1993-07-01 | キャリアテープ、キャリアテープの製造方法、キャリアテープを用いた半導体装置及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0722471A true JPH0722471A (ja) | 1995-01-24 |
Family
ID=15778034
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5163653A Pending JPH0722471A (ja) | 1993-07-01 | 1993-07-01 | キャリアテープ、キャリアテープの製造方法、キャリアテープを用いた半導体装置及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0722471A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6476507B1 (en) | 1999-08-10 | 2002-11-05 | Towa Corporation | Resin sealing method and resin sealing apparatus |
-
1993
- 1993-07-01 JP JP5163653A patent/JPH0722471A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6476507B1 (en) | 1999-08-10 | 2002-11-05 | Towa Corporation | Resin sealing method and resin sealing apparatus |
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