JPH0590347A - フイルムキヤリヤ - Google Patents

フイルムキヤリヤ

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JPH0590347A
JPH0590347A JP28072891A JP28072891A JPH0590347A JP H0590347 A JPH0590347 A JP H0590347A JP 28072891 A JP28072891 A JP 28072891A JP 28072891 A JP28072891 A JP 28072891A JP H0590347 A JPH0590347 A JP H0590347A
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JP
Japan
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leads
lead
adhesive
resin
cement
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP28072891A
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English (en)
Inventor
Masafumi Imada
雅史 今田
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
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Publication of JPH0590347A publication Critical patent/JPH0590347A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルム基材及び多数のリードがモールド金
型により挟み込まれる際に、各リードの強度を低下させ
ることなく、それでいて各リード間の間隙における樹脂
漏れを防止できるようにする。 【構成】 サポートリング7(フィルム基材2)上に接
着剤30によって導電性金属材料を接着し、この導電性
金属材料によって多数のリード3を形成する。サポート
リング7と各リード3とがモールド金型20により挟み
込まれる際に、接着剤30が各リード3の間隙38を埋
め込むように、接着剤30の層の厚さが設定されてい
る。接着剤30の層が型締め圧力に対する緩衝材とな
り、各リード3の強度低下が防止され、また、各リード
3間の間隙38に接着剤30が充分に入り込み、それら
間隙38における樹脂漏れが防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばTAB用として
最適なフィルムキャリヤに係り、絶縁性フィルム基材上
に多数のリードを形成するための導電性材料が接着剤に
よって接着されているフィルムキャリヤに関する。
【0002】
【従来の技術】IC化実装技術のなかで、特に多リード
化・小形高密度化の顕著なものとして、TAB(Tape A
utomated Bonding)がある。
【0003】このTABは、例えば、図3に示すよう
に、フィルムキャリヤ1にICチップ10を実装するも
のである。フィルムキャリヤ1は、長尺テープ状のフィ
ルム基材2と、このフィルム基材2上に形成された多数
(例えば200本程度)のリード3とによって構成され
ている。フィルム基材2にはデバイス孔4とアウターリ
ード孔5とスプロケット孔6とが形成され、デバイス孔
4とアウターリード孔5との間にはサポートリング7が
残存されている。各リード3は、デバイス孔4内に突出
されたインナーリード部8と、アウターリード孔5に架
橋されたアウターリード部9とに分別されている。
【0004】なお、フィルム基材2にはポリイミド樹脂
等の可撓性かつ絶縁性を有するフィルム材が用いられ、
そのフィルム基材2上に例えばエポキシ系の接着剤15
の層(図4及び図5参照)を塗布または貼付によって形
成する。そしてフィルム基材2に上記各孔4、5、6等
をパンチングした後、導電性金属材料例えばCu箔を接
着剤15上に接着して所定パターンとなるようにフォト
エッチングすることによって、各リード3が一括して形
成される。
【0005】そして、ICチップ10の上面に形成され
た多数の電極が各インナーリード部8に一括ボンディン
グされることによって、そのICチップ10が各インナ
ーリード部8に電気的に接続されかつ機械的に保持され
る。
【0006】次に、図4に示すように、モールド金型2
0を用いるトランスファ・モールド法によって、ICチ
ップ10を含めて各リード3及びサポートリング7が所
定位置である境界Pまで樹脂モールドされる。
【0007】モールド金型20は上型21と下型22と
によって構成されている。上型21の下面及び下型22
の上面はそれぞれ平坦な挟持面23、24となってお
り、この挟持面23、24の内方にはほぼ正方形状の凹
部からなるキャビティ25、26が形成されている。な
お挟持面24の内周部分には、サポートリング7に対応
する段差挟持面27が形成されている。
【0008】そして、境界Pとサポートリング7の外縁
(アウターリード孔5側)である境界Qとの間の領域P
Qにおいて、各リード3及びサポートリング7が挟持面
23及び段差挟持面27によって挟み込まれ、境界Qの
外側の領域において、各アウターリード部9が挟持面2
3及び挟持面24によって挟み込まれる。そして、エポ
キシ、シリコーン等の溶融樹脂がキャビティ25、26
内に注入されて、樹脂モールド37が成形される。
【0009】これによって、ICチップ10が樹脂モー
ルド37により樹脂封止され、かつ各リード3(各アウ
ターリード部9)が樹脂モールド37から突出された半
導体パッケージ40が完成する。そして、各アウターリ
ード部9が先端部でフィルム基材2から切断され、各ア
ウターリード部9がガルウイング化用金型によりガルウ
イング状に成形されて、或いはそのままの状態で、それ
ら各アウターリード部9がプリント基板等の配線パター
ンにボンディングされる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようなTAB用のフィルムキャリヤ1においては、各
リード3の狭ピッチ化が図られているので、モールド金
型20によって樹脂モールド37を成形する際、図5
(A)に示すように、挟持面23及び段差挟持面27に
よって挟み込まれたサポートリング7(即ちフィルム基
材2)上の各リード3間には微細な間隙38が生じる。
そしてキャビティ25、26内に注入される溶融樹脂の
注入圧力は非常に高いので、上記微細な間隙38に溶融
樹脂が漏れ出て、図3及び図5(A)に示すように、樹
脂漏れ39が発生するという問題があった。さらに、図
4に示すように、各アウターリード部9も挟持面23及
び挟持面24によって挟み込まれているので、図3に示
すように、各リード3間の樹脂漏れ39が各アウターリ
ード部9間の先端まで滲(し)み出てくるという問題が
あった。
【0011】そして、このような各リード3間の樹脂漏
れ39及び各アウターリード部9間の樹脂の滲み出し
は、後のアウターリードボンディング時の高熱によって
容易に炭化し、各リード3間及び各アウターリード部9
間に導通を生じさせて不良品の発生原因となる。また特
に各アウターリード部9間に樹脂の滲み出しが黒く見え
るものは非常に体裁が悪く、製品価値の著しい低下にも
なる。さらに樹脂の滲み出しは固化して樹脂バリになる
ので、各アウターリード部9をガルウイング状に成形す
る際に、その成形用金型が樹脂バリを噛むことによって
摩耗し易い。
【0012】なお、樹脂の漏出は、トランスファ・モー
ルドやインジェクション・モールドにおいて溶融樹脂の
粘度が低くまた注入圧力が高い場合に発生し易いが、各
リード3間の樹脂漏れ39が各アウターリード部9間の
先端まで滲み出るのは、微細な間隙における毛細管現象
が影響するとも考えられるので、溶融樹脂の粘度や注入
圧力の調整だけでは滲み出しを防止することが困難であ
る。
【0013】そこで、前記従来例においては、挟持面2
3及び段差挟持面27によってサポートリング7(即ち
フィルム基材2)上の各リード3を挟み込むように構成
し、サポートリング7上の接着剤15の層によって樹脂
漏れ39を防止するように考慮されている。即ち、図5
(B)に示すように、モールド金型20を型締めする
際、各リード3を接着剤15の層にくい込ませて、各リ
ード3間の間隙38が接着剤15によって埋められるよ
うにしている。
【0014】しかしながら、上記構成では、図5(B)
に示すように、樹脂漏れ39を防止するために、型締め
圧力を大きく加えると、各リード3が塑性変形を起こし
て各リード3の強度が著しく低下するという問題があっ
た。逆に、図5(A)に示すように、各リード3の強度
を維持させるために、型締め圧力をあまり加えないよう
にすると、各リード3間の間隙38が充分に小さくなら
ず、樹脂漏れ39を殆ど防止することができないという
問題があった。
【0015】そこで本発明は、上述したような相反する
問題点を解消するためになされたものであり、フィルム
基材及び多数のリードがモールド金型により挟み込まれ
る際に、各リードの強度を低下させることなく、それで
いて各リード間の間隙における樹脂漏れを防止できるよ
うにしたフィルムキャリヤを提供することを目的とす
る。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、絶縁性フィルム基材と、多数のリードを
形成するための導電性材料と、これら絶縁性フィルム基
材及び導電性材料を互いに接着させる接着剤とによって
構成されたフィルムキャリヤにおいて、前記フィルム基
材と前記導電性材料により形成された前記各リードとが
モールド金型によって挟み込まれる際に、前記接着剤が
前記各リード間の間隙を埋め込むように、前記接着剤の
層の厚さが設定されているものである。
【0017】
【作用】上記のように構成されたフィルムキャリヤによ
れば、フィルム基材及び多数のリードがモールド金型に
より挟み込まれる際、所定の厚さに設定されている接着
剤の層が型締め圧力に対する緩衝材となるので、各リー
ドの強度を低下させるようなことがない。また、各リー
ド間の間隙に接着剤が充分に入り込むことにより、各リ
ード間の間隙における樹脂漏れが防止される。
【0018】
【実施例】以下、本発明をTAB用のテープキャリヤに
適用した実施例を図1及び図2を参照して説明する。な
お前記従来例と実質的に同一の部分には同一の符号を付
してその説明を省略する。
【0019】図1及び図2に示すように、サポートリン
グ7(即ちフィルム基材2)上に接着剤30によって導
電性金属材料が接着され、この導電性金属材料によって
各リード3が形成されている。そして、接着剤30の層
の厚さは、サポートリング7と各リード3とがモールド
金型20によって挟み込まれる際に、接着剤30が各リ
ード3間の間隙38を埋め込むように設定されている。
【0020】即ち、図1(A)に示すように、本実施例
においては、サポートリング7上における接着剤30の
層の厚さaが例えば38μmとなっている。この例で
は、厚さ19μmのテープ状接着剤を2枚積層すること
によって構成されており、この厚さ(38μm)は、従
来の接着剤15の層の厚さの2倍となっている。
【0021】なお、本実施例においては、各リード3の
厚さbは約35μm、サポートリング7の厚さcは75
μm、各リード3の幅dは約100μm、各間隙38の
幅eは約180μmである。
【0022】本実施例のテープキャリヤ1は上記のよう
に構成され、図2に示すように、境界Pと境界Qとの間
の領域PQにおいて各リード3及びサポートリング7が
挟持面23及び段差挟持面27によって挟み込まれると
共に、境界Qの外側の領域において各アウターリード部
9が挟持面23及び挟持面24によって挟み込まれ、溶
融樹脂がキャビティ25、26内に注入されて、樹脂モ
ールド37が成形される。これによって、ICチップ1
0が樹脂モールド37により樹脂封止され、かつ各リー
ド3(各アウターリード部9)が樹脂モールド37から
突出された半導体パッケージ40が完成する。
【0023】ところでこの成形の際、図1(B)に示す
ように、モールド金型20を型締めすると、接着剤30
の層の厚さが従来よりも厚くなっているので、その接着
剤30の層が型締め圧力に対する緩衝材となる。このた
め、各リード3が塑性変形を起こすことはなく、各リー
ド3の強度は充分に維持される。また、厚さが充分に厚
い接着剤30によって、各リード3間の間隙38に接着
剤30が充分に入り込むので、各リード3間の間隙38
における樹脂漏れが防止される。
【0024】以上、本発明の実施例に付き説明したが、
本発明は実施例に限定されることなく、本発明の技術的
思想に基づいて各種の有効な変更が可能である。例え
ば、接着剤の層の厚さは、各リードの厚さ及び幅、各リ
ード間の間隙の幅、接着剤やフィルム基材の材質等によ
って、最適な厚さに変更されてよい。なお、本実施例で
はフィルム基材の上面に接着剤の層を形成して導電性材
料を接着した三層構造のフィルムキャリヤについて説明
したが、フィルム基材の両面に接着剤の層を形成してそ
の両面に導電性材料を接着する5層構造のフィルムキャ
リヤであってもよい。
【0025】
【発明の効果】以上述べたように本発明のフィルムキャ
リヤによれば、接着剤の層の厚さを設定することによっ
て、フィルム基材及び多数のリードがモールド金型によ
り挟み込まれる際に、従来のような型締め圧力の微妙か
つ厳密な調整等を行うことなく、各リードの強度が低下
することを防止することができ、それでいて各リード間
の間隙における樹脂漏れを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をTAB用のフィルムキャリヤに適用し
た実施例において型締め前と型締め後との状態を示す図
2のI−I線での拡大断面図である。
【図2】上記実施例におけるモールド成形時の要部の断
面図である。
【図3】従来のTAB用のフィルムキャリヤにおけるモ
ールド成形された状態の一部切欠き平面図である。
【図4】上記従来例におけるモールド成形時の要部の断
面図である。
【図5】型締め前と型締め後との状態を示す図4のV−
V線での拡大断面図である。
【符号の説明】
1 フィルムキャリヤ 2 フィルム基材 3 リード 7 サポートリング 8 インナーリード部 9 アウターリード部 10 ICチップ 20 モールド金型 30 接着剤 37 樹脂モールド 38 間隙 40 半導体パッケージ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性フィルム基材と、多数のリードを
    形成するための導電性材料と、これら絶縁性フィルム基
    材及び導電性材料を互いに接着させる接着剤とによって
    構成されたフィルムキャリヤにおいて、 前記フィルム基材と前記導電性材料により形成された前
    記各リードとがモールド金型によって挟み込まれる際
    に、前記接着剤が前記各リード間の間隙を埋め込むよう
    に、前記接着剤の層の厚さが設定されていることを特徴
    とするフィルムキャリヤ。
JP28072891A 1991-09-30 1991-09-30 フイルムキヤリヤ Withdrawn JPH0590347A (ja)

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Legal Events

Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19981203