JPH07224529A - 立上り面作業装置 - Google Patents

立上り面作業装置

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JPH07224529A
JPH07224529A JP1722694A JP1722694A JPH07224529A JP H07224529 A JPH07224529 A JP H07224529A JP 1722694 A JP1722694 A JP 1722694A JP 1722694 A JP1722694 A JP 1722694A JP H07224529 A JPH07224529 A JP H07224529A
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Minoru Saito
実 斎藤
Tanenao Inoue
胤直 井上
Shin Terauchi
伸 寺内
Kazuhiko Arai
一彦 新井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 建物の壁面等の立上り面の塗装等を迅速に能
率よく施工する。 【構成】 人と資材搭載装置(5)と自動施工機械搭載
装置(6)とを複層に重ねて一体として複層装置(4)
とし、複層装置(4)を上下移動して自動施工機械
(7)による自動施工と人による手作業とを同時にでき
るようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は建築物の壁面などの立上
り面の作業を行う立上り面作業装置に関し、更に詳しく
は自動施工機械による作業と人手による作業をタイムラ
グなしに同時に施工することが出来る立上り面作業装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】壁面の作業は足代が必要であり、特に外
壁の作業は危険であり、風雨等気象条件もきびしく過酷
な作業であり、作業者の数も減少しており希望者が少な
いのが現状である。したがって、これ等の作業をロボッ
ト等の自動施工機械に置き換えることが要望されてお
り、壁面作業に一部ロボットが導入されている。
【0003】しかしロボットはできる作業が限られてお
り、人による作業がどうしても残ってしまう。例えば塗
装工事では、ロボットにより吹付塗装はできるが窓枠の
養生材の貼り付け、取り除き等は人間の作業として残
る。
【0004】ところで、壁面の様な立上り面を作業する
ための移動足代には、既存のものとしてはゴンドラ、リ
フト等があり、作業員や資材を搭載でき、人間による上
述の作業に供している。しかしこのゴンドラやリフト
は、移動する自動施工機械を搭載しその機械が作業でき
る様にはできていない。それは作業面積が狭いこと、人
と自動施工機械が同時に載っていると危険である等の問
題点があるからである。このため現状では、自動施工機
械を搭載した装置と、人や資材を載せるゴンドラやリフ
トを別体のものとし、それ等を各別に作動している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように自動施工
機械だけですべての作業を行うことはできず、人や資材
を搭載するゴンドラやリフトは、自動施工機械を搭載し
た装置の行う作業以外の作業を行うのに必要である。
【0006】例えば塗装工事の場合について述べると、
(イ) 自動塗装前の作業として、外装材の取り付け、
養生フィルムの貼り付け、下地表面処理など、(ロ)
自動塗装後の作業として、自動塗装では塗装不可能であ
った箇所の人手による塗装(ひろい塗装)、養生フィル
ムの剥がし、清掃、塗装の品質の点検など、の作業があ
る。
【0007】上述のことからして、人や資材を搭載する
ゴンドラ、リフトと自動施工機械を搭載した装置が別体
であって、各別に作動する場合には、自動塗装前作業、
自動塗装作業、自動塗装後作業の計3回のタイムラグを
持ったゴンドラ、リフトの移動が必要であり、塗装作業
にきわめて多くの時間がかかる。
【0008】したがって、本発明は、例えば塗装工事に
ついていえば、自動塗装機械による自動塗装をしながら
人手による自動塗装前後の作業をタイムラグなしに同時
に施工することが可能な壁面などの立上り面作業装置を
提供することを目的としてなされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため本発明によれ
ば、移動する自動施工機械を搭載した装置と、人と資材
を載せる装置とを複層に重ね、その複層した装置を一体
にし上下又は水平に移動できるようになっている。
【0010】さらに本発明によれば、複層装置はレール
上を移動する台車上部より突出した支柱を上下移動する
ようになっている。
【0011】さらに、本発明によれば複層装置はレール
上を移動する懸垂装置により上下移動するようになって
いる。
【0012】さらに、本発明によれば複層装置は連結・
分離が容易にでき、かつ複層装置の連結を外してもそれ
ぞれの装置単独としても使用可能となっている。
【0013】さらに、本発明によれば複層装置ははし
ご、タラップ等で上層と下層との間を人が移動できるよ
うになっている。
【0014】
【作用】一例として、複層装置は、人と資材を載せる装
置を上層とし、移動する自動施工機械を搭載した装置を
下層として両者を一体とし、レール上を移動する台車上
部より突出した支柱を上下移動するものとし、塗装工事
に供するものとする。
【0015】レールを建物の壁面に沿って敷設し、レー
ル上を走行する台車を塗装すべき壁面の適所に停止す
る。複層装置を台車上部より突出した支柱に沿って上昇
させ、上層装置において人手により自動塗装前作業を行
い同時に下層装置に搭載した自動塗装機械を水平移動し
て自動塗装(下塗り塗装)を行う。複層装置が建物の壁
面の所定の高さまで達したら複層装置を下降させ、下層
装置に搭載した自動塗装機械による自動塗装(上塗り最
終塗装)とそれと同時に上層塗装において人手により自
動塗装後作業を行う。複層装置が台車の所まで下降した
ら台車を略自動塗装機械の水平移動距離分移動させ複層
装置を上昇、下降して上述の作業を行う。以下それを繰
り返し行って壁面全体の塗装を行う。
【0016】
【実施例】図1及び図2に本発明の第1実施例を示し、
建物Tの垂直立上り面(壁面)Aに沿って床B上にレー
ル1、1が敷設されている。レール1、1上を移動する
台車2が設けられており、台車上部より一対の支柱3、
3が突出して設けられている。全体を4で示すのは複層
装置であり、複層装置4は人Mと資材(図示せず)を載
せる装置5(ゴンドラ、リフト)と、水平移動する自動
施工機械7を搭載した装置6とからなっており、図示の
例では人Mと資材(図示せず)を載せる装置5(ゴンド
ラ、リフト)と、水平移動する自動施工機械7を搭載し
た装置6とからなっており、図示の例では人Mと資材を
載せる装置5を上方に、自動施工機械7を搭載した装置
6を下方にして重ね容易に脱着できるように例えば連結
ボルト8により両者を連結している。そして複層装置4
は、例えば台車2の支柱3、3にラックを形成し、人を
載せるゴンドラ、リフト5にラックと噛合するピニオン
を設け、ピニオンを回転駆動して自力で上昇、下降する
ようになっている。
【0017】図3及び図4は本発明の第2実施例を示
し、この例は懸垂形式のものである。建物Tの屋根面C
よりレール支持具9を介してレール10が敷設されてお
り、このレール10上を転動する継ぎ材11で連結され
た一対の車輪12、12からなる走行体が設けられてい
る。この走行体のブラケット13から一対のワイヤ1
4、14が吊下しておりその下端にワインダ15を介し
て全体を4で示す複層装置が取り付けられている。この
複層装置4はワイヤ14及びワインダ15により上昇、
下降する。移動する自動施工機械7を搭載した装置6に
はタラップ若しくははしご16が設けられており機械7
が故障等した場合に人が降りていけるようになってい
る。
【0018】図1ないし図4に示した例は人と資材の搭
載装置5を上層に、自動施工機械装置6を下層として連
結したものであるがそれ以外の各種のバリエーションが
考えられる。
【0019】図5は自動施工機械搭載装置6を上層に、
人と資材の搭載装置5を下層として連結した例であり、
はしご16が設けられている。
【0020】図6は自動施工機械搭載装置6を中にし両
側に人と資材の搭載装置5、5を連結した例である。
【0021】図7は自動施工機械搭載装置6を中にして
上下に人と資材の搭載装置5、5を連結し、それの両側
に人と資材の搭載装置5、5を連結した例であり、相互
にはしご16が設けられている。
【0022】図8ないし図10に上述の立上り面作業装
置を使用して建物の壁面Aを塗装する作業手順を示す。
【0023】図8は人と資材の搭載装置5を上層に、自
動施工機械搭載6を下層に連結した複層装置4によりな
る図1ないし図4の立上り面作業装置を使用した例であ
り、まず複層装置4を下から上へ移動し上層装置5にお
いて人手により自動塗装前作業を行い同時に下層装置6
に搭載した自動施工機械7を水平移動して自動塗装(下
塗り塗装)を行う。複層装置4が建物の壁面Aの所定の
高さまで達したら今度は複層装置4を上から下へ移動し
下層装置6に搭載した自動施工機械7による自動塗装
(上塗り最終塗装)をそれと同時に上層装置5において
人手により自動塗装後作業を行う。複層装置4が台車2
(図1及び図2の場合)の所まで下降したら台車2を略
自動施工機械7の水平移動距離分壁面Aに沿って水平移
動させ、複層装置4を上昇、下降して上述の作業を行
う。以下それを繰り返して壁面全体の塗装を行う。
【0024】図9は自動施工機械搭載装置6を上層に、
人と資材の搭載装置5を下層に連結した複層装置4より
なる図5の立上り面作業装置を使用した例であり、この
場合はまず複層装置4を上から下へ移動し下層装置5に
おいて人手により自動塗装前作業を行い同時に上層装置
6に搭載した自動施工機械7により自動塗装(下塗り塗
装)を行う。次いで複層装置4を下から上へ移動し上層
装置6に搭載した自動施工機械7により自動塗装(上塗
り最終塗装)を行いそれと同時に下層装置5において人
手により自動塗装後作業を行う。
【0025】図10は自動施工機械搭載装置6を中にし
てその両側に人と資材の搭載装置5、5を連結した図6
の複層装置4Bを使用した例であり、複層装置4Bを下
から上へ上から下へ移動させるいづれの時も自動塗装機
械7による1列目の自動塗装と2列目の自動塗装を行う
ときに同時に人手による自動塗装前・後の作業を行うこ
とができる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば次の効果が得られる。
【0027】(1) 一例として塗装工事に実施した場
合について述べれば自動塗装しながら自動塗装前後の作
業をタイムラグなしに同時に施工することが可能とな
り、作業スピードを大幅に上昇させて作業能率を著しく
向上させることができる。
【0028】(2) 人が載って作業する床の上か下に
自動施工機械の空間をとることにより人への危害を加え
ることなく自動施工機械を作動させることができる。
【0029】(3) 自動施工機械が近くにあるので自
動施工機械の故障の修理、メンテナンスが容易に行え
る。
【0030】(4) 自動施工機械による作業が完了す
れば、自動施工機械搭載装置の取り外しを容易にしてお
くことにより簡単に取り外し、人と資材用のリフト、ゴ
ンドラとして利用できる。
【0031】(5) 必要に応じて各種の自動施工機械
を取り付けその作業を行う等でフレキシビリティに富ん
だものとなる。
【0032】(6) 現場で直らない自動施工機械の故
障のときはその搭載装置を取り外して工場へ修理に出せ
る。また自動施工機械を修理に出している間に取り外さ
れた装置により人による作業が進められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の立上り面作業装置の正面
図。
【図2】本発明の第1実施例の立上り面作業装置の同側
面図。
【図3】本発明の第2実施例の立上り面作業装置の正面
図。
【図4】本発明の第2実施例の立上り面作業装置の同側
面図。
【図5】本発明の第3実施例の立上り面作業装置の正面
図。
【図6】本発明の第4実施例の立上り面作業装置の正面
図。
【図7】本発明の第5実施例の立上り面作業装置の正面
図。
【図8】本発明の第1及び第2の実施例の立上り面作動
装置の作動を示す説明図。
【図9】本発明の第3実施例の立上り面作動装置の作動
を示す説明図。
【図10】本発明の第4実施例の立上り面作動装置の作
動を示す説明図。
【符号の説明】
1・・・レール 2・・・台車 3・・・支柱 4、4A、4B・・・複層装置 5・・・人・資材搭載装置 6・・・自動施工機械搭載装置 7・・・自動施工機械 8・・・連結ボルト 9・・・レール支持具 10・・・レール 11・・・継ぎ材 12・・・車輪 13・・・ブラケット 14・・・ワイヤ 15・・・ワインダ 16・・・タラップ・はしご T・・・建物 A・・・壁面 B・・・床 C・・・屋根面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新井 一彦 東京都港区元赤坂一丁目2番7号 鹿島建 設株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動する自動施工機械を搭載した装置
    と、人と資材を載せる装置とを複層に重ね、その複層し
    た装置を一体にし上下又は水平に移動できるようにした
    ことを特徴とする立上り面作業装置。
  2. 【請求項2】 複層装置はレール上を移動する台車上部
    より突出した支柱を上下移動することを特徴とする請求
    項1記載の立上り面作業装置。
  3. 【請求項3】 複層装置はレール上を移動する懸垂装置
    により上下移動することを特徴とする請求項1記載の立
    上り面作業装置。
  4. 【請求項4】 複層装置は連結・分離が容易にでき、か
    つ複層装置の連結を外してもそれぞれの装置単独として
    も使用可能であることを特徴とする請求項1、2又は3
    のいずれかに記載の立上り面作業装置。
  5. 【請求項5】 複層装置ははしご、タラップ等で上層と
    下層との間を人が移動できることを特徴とする請求項
    1、2、3又は4のいずれかに記載の立上り面作業装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013172690A2 (ko) * 2012-05-18 2013-11-21 Kim Yeong Sik 탱크 내부 도장용 대차
JP2018530304A (ja) * 2015-07-28 2018-10-11 エヌアール エレクトリック カンパニー リミテッドNr Electric Co., Ltd Dc変換器バルブのための組立て方法

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013172690A2 (ko) * 2012-05-18 2013-11-21 Kim Yeong Sik 탱크 내부 도장용 대차
WO2013172690A3 (ko) * 2012-05-18 2014-01-03 Kim Yeong Sik 탱크 내부 도장용 대차
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