JPH0428992Y2 - - Google Patents

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JPH0428992Y2
JPH0428992Y2 JP1986172879U JP17287986U JPH0428992Y2 JP H0428992 Y2 JPH0428992 Y2 JP H0428992Y2 JP 1986172879 U JP1986172879 U JP 1986172879U JP 17287986 U JP17287986 U JP 17287986U JP H0428992 Y2 JPH0428992 Y2 JP H0428992Y2
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JP
Japan
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gondola
roof car
wall
wall surface
auxiliary wall
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JP1986172879U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、建物の外壁面の塗装等を行う場合
に、特に壁面の上端付近を塗装する際の塗料の飛
散や塗装不要部への塗料の付着等を防止した補助
壁体を有するルーフカーに関する。
〔従来の技術〕
建物の屋上等に配置されたルーフカーは、これ
に吊持したゴンドラ(あるいはケージ)と協働し
て建物の外壁面の塗装や清掃、洗浄等を行うため
に使用される。このような従来のルーフカーとし
ては例えば第4図に示すようなものがある。
図において、1はルーフカーを示し、2はルー
フカーに取付けられた車輪で、建物の屋上3に設
けたレール4上を走行する。5はルーフカー1の
アームで、先端部の滑車6に巻掛けた吊索7を介
してゴンドラ8を吊持するようになつている。9
はゴンドラ8に搭載した吹付用ノズルであつて、
建物の外壁面10を塗装する場合は塗装用ノズル
を、清掃する場合は水等の洗浄液を噴出する吹付
けノズルを示す。
以上のようなルーフカー1によつて例えば外壁
面10の塗装を行うには、吊索7を伸縮してゴン
ドラ8を上下させつつ塗料をノズル9から壁面1
0に吹付ける。ここで、複数のノズル9を水平方
向にゴンドラ8内に配設した場合はゴンドラ8の
1回の昇降により外壁面10は垂直にほぼゴンド
ラの幅で塗装される。そこで、ルーフカー1をレ
ール4上をほぼゴンドラ8の幅ずつ移動すること
により上記塗装を繰返して外壁面10全面に塗装
を施すことができる。
また、この際、ノズル9と外壁面10との距離
を一定に保ち、かつ風等による揺れを防止する必
要があるために、その方法として一般に、ゴンド
ラ8を壁面に吸着させるか又は押付ける等によつ
て一定の間隔を保つ吸着装置又は押付け装置等が
ゴンドラ8に設けられている。さらに外壁面10
にガイドレールが設けてある場合は、ゴンドラ8
に設けた係合手段をガイドレールに係合させつつ
昇降することにより、壁面10との間隔を保つと
ともに昇降に際しゴンドラ8に揺れや蛇行を生じ
ることなく塗装を行うことができる。
〔本考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来のルーフカーに
よつてゴンドラを昇降させて塗装等を行う方法に
あつては、壁面の上端部(天端)を塗装する際に
吹付けノズルが上端部に来ると、塗料の一部は壁
面の上端を超えて飛散し、塗装不要部に塗料が付
着するといつた問題が生じる。これを防ぐには当
該周辺部へかけてマスキングを施し、塗装後には
これを除去しなければならない、というような手
数と時間をかけねばならない。また、この場合、
ガイドレールや吸着、押付けの対象である壁面
が、外壁面の上端でなくなるためにゴンドラは不
安定な状態となる。
この考案は、このような従来の問題にかんがみ
てなされたものであつて、ルーフカーに補助壁体
を取付ける等により上記問題点を解決することを
目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は、建物の外壁面の塗装、清掃等の際
に作業用のゴンドラの吊持や移動を行うルーフカ
ーに、前記外壁面の部分延長壁面をなす補助壁体
を取付けて成るルーフカーとしたものである。
〔作用〕
建物の外壁面に塗装や洗浄を行う場合におい
て、ルーフカーには外壁面の部分延長壁面をなす
補助壁体が設けてあるために、例えば塗装が外壁
面の下方から施されて上端に達した際に、外壁面
の延長のごとく連続した補助壁体の表面に沿つ
て、そのまま、ゴンドラを上昇させれば外壁面上
端部と共に補助壁体も一部塗装される。従つてノ
ズルからの塗料は補助壁体で遮られることにな
り、塗装不要部へ飛散することはない。またゴン
ドラは、外壁面が部分的に延長した補助壁体に沿
つて上昇するため、安定した状態で外壁面上端部
の塗装等を行うことができる。
〔実施例〕
以下、この考案を図面に基づいて説明する。第
1〜3図はこの考案の実施例を示す図である。な
お、従来例と同一の部分については同一符号を付
し、重複する説明を省く。
第1図はそれぞれの形式のルーフカー1を示し
たもので、同図aにおける、アーム5は伸縮可能
であるとともに俯仰可能としたもの、同図bはア
ーム5を旋回可能としたもの、同図cはアーム5
を固定としたもので、それぞれ作業状況に応じた
ものが設置される。
11は本考案に係る補助壁体であつて、外壁面
10の延長位置にその部分延長壁面として延圧さ
せるよう、ルーフカーに取付けられる。第1図に
おいては、いずれも支持部材12を介してルーフ
カー1に取付けられているが、第2,3図のごと
く、ルーフカー1のフレームに直接取付けてもよ
い。但し、第1図に示した支持部材12を伸縮可
能に構成しておけば、用済み後は補助壁体11を
ルーフカー1位置まで縮退させることができ、そ
の他の作業の障害にもならず、且つ外壁面10の
外観を損なうこともない。
第2図は外壁面10にガイドレール等が設けら
れていない場合を示したもので、ゴンドラ8と外
壁面10との間隔を一定に保つために吸着移動装
置14をゴンドラ8に取付けた例である。この装
置14は、連続した吸着室より成る吸着ベルト1
4aを回転スプロケツト14bにより回転させ
て、外壁面10に吸着しつつ移動できるようにな
つている。
11aは、補助壁体11の養生板であつて、吹
付けノズル9が外壁面10の上端部を吹付けたと
きに、塗料の一部が塗装不要部へ飛散することを
防ぐ部分で、従来、マスキングを施して養生した
部位に相当する。また、下方から施した塗装が上
端部で終わるとゴンドラ8はそのまま補助壁体1
1へ上昇し、次いでルーフカー1はゴンドラ8が
吸着した補助壁体11と共にレール4上を次の塗
装位置まで横移動する。そこでゴンドラ8は下降
して再び上方へ向つて塗装吹付けを始める。そし
て上端の塗装が終わると、上記と同じサイクルを
繰返し、外壁面10全面の塗装が行われる。
第3図は、外壁面10にガイドレール15が設
けられている場合を示したもので、このときは補
助壁体11に外壁面と同じ仕様の短いガイドレー
ル15aを設けたものを使用する。ゴンドラ8は
ガイドレール15と係合することによつて外壁面
10との間隔を常に一定に保つて昇降できるよう
になつている。そして、第2図に示した実施例と
同様に、外壁面10上端の塗装が終わると、ゴン
ドラ8はそのまま上昇して補助壁体11に設けた
ガイドレール15aと係合する。次いでルーフカ
ー1はゴンドラ8が係合した補助壁体11と共に
レール4上を次の塗装位置まで横移動する。以
下、前記実施例と同様に作業が行われ、外壁面1
0に塗装が施される。
なお、第2図の実施例においてゴンドラ8が外
壁面に吸着される場合を示したが、ゴンドラ8に
設けた押付け装置よつてゴンドラ8を外壁面10
に押付けて間隔を一定とし、且つゴンドラの揺れ
を防ぐ方法等を採ることもできる。また、以上は
外壁面を塗装する場合について説明したが、洗
浄、清掃等その他の作業を行う場合も前記実施例
に準じて行うことができることはいうまでもな
い。
〔考案の効果〕
以上説明したように、この考案によれば、外壁
面の部分延長壁面となる補助壁体を取付けたルー
フカーとしたため、建物の外壁面の上端をゴンド
ラを用いて塗装する際にも、外壁面上端より上に
吹き付けられる塗料は補助壁体で遮られるから、
塗装不要部へ飛散することが防止され、マスキン
グ等の養生が不要になる。
また、ゴンドラが建物の外壁面の上端で塗装等
の作業をする際には、ゴンドラは外壁面から補助
壁体に沿つて上昇できるため、安定した状態で作
業することができる。
さらに、1つの領域での作業が終了して隣の領
域にゴンドラを移動させるときには、コンドラを
補助壁体表面に沿わせた状態としたまま、ルーフ
カーを隣の領域まで移動することができるから、
ルーフカーを安定した状態で隣の領域に移動でき
るから安全性が高い、という効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る実施例の略図で、いず
れも支持部材を介して補助壁体を取付けたもの
で、同図aはアームが伸縮、俯仰できるもの、同
図bはアームが旋回できるもの、同図cはアーム
が固定式のもの、第2図は吸着装置を有するゴン
ドラを吊持したルーフカーの実施例、第3図は外
壁面及び補助壁体にガイドレールを設けた場合の
実施例、第4図は従来例の略図である。 1……ルーフカー、8……ゴンドラ、10……
建物の外壁面、11……補助壁体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 建物の外壁面の塗装、清掃等の際に作業用の
    ゴンドラの吊持や移動を行うルーフカーに、前
    記外壁面の部分延長壁面をなす補助壁体を取付
    けたことを特徴とする補助壁体を有するルーフ
    カー。 (2) 補助壁体は、前記外壁面に設けたガイドレー
    ルの延長部をなすガイドレールを有する実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の補助壁体を有す
    るルーフカー。 (3) 補助壁体はルーフカーに着脱可能に設けられ
    ている実用新案登録請求の範囲第1項又は第2
    項記載の補助壁体を有するルーフカー。 (4) 補助壁体は、ルーフカーに設けた伸縮可能な
    支持部材を介してルーフカーに取付けた実用新
    案登録請求の範囲第1項乃至第3項のいずれか
    に記載の補助壁体を有するルーフカー。
JP1986172879U 1986-11-11 1986-11-11 Expired JPH0428992Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986172879U JPH0428992Y2 (ja) 1986-11-11 1986-11-11

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JP1986172879U JPH0428992Y2 (ja) 1986-11-11 1986-11-11

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JPS6378644U JPS6378644U (ja) 1988-05-25
JPH0428992Y2 true JPH0428992Y2 (ja) 1992-07-14

Family

ID=31109821

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JP1986172879U Expired JPH0428992Y2 (ja) 1986-11-11 1986-11-11

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59134206A (ja) * 1983-01-19 1984-08-01 日本軽金属株式会社 移動自在な橋梁点検用足場

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59134206A (ja) * 1983-01-19 1984-08-01 日本軽金属株式会社 移動自在な橋梁点検用足場

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Publication number Publication date
JPS6378644U (ja) 1988-05-25

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