JPH0722437B2 - 重低音再生装置 - Google Patents
重低音再生装置Info
- Publication number
- JPH0722437B2 JPH0722437B2 JP7477886A JP7477886A JPH0722437B2 JP H0722437 B2 JPH0722437 B2 JP H0722437B2 JP 7477886 A JP7477886 A JP 7477886A JP 7477886 A JP7477886 A JP 7477886A JP H0722437 B2 JPH0722437 B2 JP H0722437B2
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- Japan
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- signal
- frequency
- output signal
- low
- amplifier
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- Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、特に、ポータブルラジカセやカーステレオ等
の小型・簡易オーディオ機器の低音再生性能を向上させ
る重低音再生装置に関するものである。
の小型・簡易オーディオ機器の低音再生性能を向上させ
る重低音再生装置に関するものである。
従来の技術 近年、ディジタルソースが発売されることにより、重低
音の再生が注目されている。以下、図面を参照しながら
説明する。
音の再生が注目されている。以下、図面を参照しながら
説明する。
従来例を第4図に示す。第4図において、ラジオまたは
テープデッキ等の再生装置1の出力信号S1は、増幅器2
により電力増幅された信号S2になり、スピーカ3によっ
て電気音響変換されて音波Mが再生される。
テープデッキ等の再生装置1の出力信号S1は、増幅器2
により電力増幅された信号S2になり、スピーカ3によっ
て電気音響変換されて音波Mが再生される。
第5図は、再生装置1の出力信号S1の周波数特性を示し
ている。第5図において、横軸は周波数を、縦軸は電圧
レベルを示し、その出力信号S1の周波数特性をN1で、再
生装置1のヘッドの性能により、決定される低域のカッ
トオフ周波数をf1で、低域で再生されない領域をL1で各
々示す。
ている。第5図において、横軸は周波数を、縦軸は電圧
レベルを示し、その出力信号S1の周波数特性をN1で、再
生装置1のヘッドの性能により、決定される低域のカッ
トオフ周波数をf1で、低域で再生されない領域をL1で各
々示す。
この低域で再生されない領域L1は、構成の簡単な再生装
置においては広くなり、結果として、スピーカ3はその
領域L1を再生出来る能力がありながら再生出来なかっ
た。
置においては広くなり、結果として、スピーカ3はその
領域L1を再生出来る能力がありながら再生出来なかっ
た。
また一方で、再生装置1で再生されるソース自身に含ま
れる低域成分にも関係があり、低域を含んでいないソー
スで重低音を第4図に示す従来例で再生することは原理
的に無理であった。
れる低域成分にも関係があり、低域を含んでいないソー
スで重低音を第4図に示す従来例で再生することは原理
的に無理であった。
発明が解決しようとする問題点 従来例の問題点は、再生装置1の出力信号S1,すなわち
増幅器2の入力信号によって決定される低域特性、つま
り、再生装置1のヘッド特性等のハードウエア条件およ
び再生装置1で再生されるソースの低域成分の有無等の
ソフトウエア条件で決定される低域特性により、スピー
カ3が再生能力がありながら低域が再生されないことで
あった。
増幅器2の入力信号によって決定される低域特性、つま
り、再生装置1のヘッド特性等のハードウエア条件およ
び再生装置1で再生されるソースの低域成分の有無等の
ソフトウエア条件で決定される低域特性により、スピー
カ3が再生能力がありながら低域が再生されないことで
あった。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するため、本発明は再生装置と、その
再生装置の2分岐された一方の出力信号の低域成分のみ
通すローパスフィルタ(以後LPFと略す)と、ローパス
フィルタからの出力を入力とし、この入力信号の周波数
に対して出力信号の周波数を半分にする音程変換回路
と、前記音程変換回路の出力信号と分岐された他方の信
号とを個別に、もしくは加算した信号を電気音響変換す
る手段とを具備した構成となっている。
再生装置の2分岐された一方の出力信号の低域成分のみ
通すローパスフィルタ(以後LPFと略す)と、ローパス
フィルタからの出力を入力とし、この入力信号の周波数
に対して出力信号の周波数を半分にする音程変換回路
と、前記音程変換回路の出力信号と分岐された他方の信
号とを個別に、もしくは加算した信号を電気音響変換す
る手段とを具備した構成となっている。
作 用 本発明は、LPFおよび入力信号の周波数に対して出力信
号の周波数を半分にする音程変換回路により、再生装置
の出力信号に含まれる低域成分に周波数を半分にする音
程変換を施し、重低音を再生できるようにしたものであ
る。
号の周波数を半分にする音程変換回路により、再生装置
の出力信号に含まれる低域成分に周波数を半分にする音
程変換を施し、重低音を再生できるようにしたものであ
る。
実 施 例 第1図に本発明の実施例の重低音再生装置のブロック図
を示す。
を示す。
再生装置1の出力信号S1は、分岐手段7により2分岐さ
れ、その第1の出力は、そのまゝ加算手段の第1入力端
へ入力される。一方、その第2の出力は、低域のみ通過
させるLPF4により、低域成分のみの出力信号S3に変換さ
れる。そしてその信号S3は、入力信号の周波数に対し出
力信号の周波数を半分にする音程変換回路5により、入
力信号S3の周波数に対し、周波数が半分である信号S4に
変換される。すなわち、信号S4と再生装置1の出力信号
S1に含まれる低域をオクターブだけ低く移動させたもの
である。言い換えれば、低域成分の信号をオクターブ低
く移動させることにより重低音成分の信号に変換出来る
のである。
れ、その第1の出力は、そのまゝ加算手段の第1入力端
へ入力される。一方、その第2の出力は、低域のみ通過
させるLPF4により、低域成分のみの出力信号S3に変換さ
れる。そしてその信号S3は、入力信号の周波数に対し出
力信号の周波数を半分にする音程変換回路5により、入
力信号S3の周波数に対し、周波数が半分である信号S4に
変換される。すなわち、信号S4と再生装置1の出力信号
S1に含まれる低域をオクターブだけ低く移動させたもの
である。言い換えれば、低域成分の信号をオクターブ低
く移動させることにより重低音成分の信号に変換出来る
のである。
第2図に示す電圧レベル周波数特性図を用いて、さらに
詳しく説明する。音程変換回路5により、低域特性曲線
が特性N1からN2に変化し、そのカットオフ周波数もf1か
らf2にオクターブだけ移動する。つまり、領域L2の成分
が再生出来ることになるのである。
詳しく説明する。音程変換回路5により、低域特性曲線
が特性N1からN2に変化し、そのカットオフ周波数もf1か
らf2にオクターブだけ移動する。つまり、領域L2の成分
が再生出来ることになるのである。
音程変換回路5の出力信号S4は、加算器8の第2入力端
へ入力され、加算器8により加算された信号S5となり、
増幅器2により電力増幅されスピーカ3から再生され
る。
へ入力され、加算器8により加算された信号S5となり、
増幅器2により電力増幅されスピーカ3から再生され
る。
第3図に、本発明の他の実施例のブロック図を示す。
この実施例では、音程変換回路5の出力信号を加算器を
介さず増幅器6へ入力して電力増幅してスピーカ7にて
再生する構成となっている。この場合、従来のスピーカ
3の他にスピーカ7が必要であるが、このスピーカ7は
重低音のみを再生すれば良く、一般にはスーパーウーハ
と呼ばれている重低音再生専用スピーカであれば良い。
介さず増幅器6へ入力して電力増幅してスピーカ7にて
再生する構成となっている。この場合、従来のスピーカ
3の他にスピーカ7が必要であるが、このスピーカ7は
重低音のみを再生すれば良く、一般にはスーパーウーハ
と呼ばれている重低音再生専用スピーカであれば良い。
尚、音程変換回路5は入力信号の周波数に対して出力信
号の周波数を半分としているが、これは半分でなく1/3
等にすると音程が変化してしまい、違和感を生じるが、
半分だとオクターブ下げることになって違和感を生じな
いためである。尚、音程変換回路5の構成として入力信
号の周波数を半分に変換することができればよいが、具
体的には特願昭59−245141号(特開昭61−123895号)に
記載のものが一例としてあげられる。
号の周波数を半分としているが、これは半分でなく1/3
等にすると音程が変化してしまい、違和感を生じるが、
半分だとオクターブ下げることになって違和感を生じな
いためである。尚、音程変換回路5の構成として入力信
号の周波数を半分に変換することができればよいが、具
体的には特願昭59−245141号(特開昭61−123895号)に
記載のものが一例としてあげられる。
発明の効果 以上のように本発明は、再生装置の出力信号の低域成分
のみを通過するローパスフィルタと、ローパスフィルタ
の出力の周波数を半分に変換する音程変換回路を設けた
ことにより、従来例と比較して、全く同一のソースおよ
び再生装置であっても、低音の良く再生された音を楽し
むことが出来る。特に、AMラジオ放送または映画ソース
等、再生すべきソースに原理的に重低音が含まれていな
い場合においても、重低音を再生することができる優れ
た重低音再生装置を提供することができるものである。
のみを通過するローパスフィルタと、ローパスフィルタ
の出力の周波数を半分に変換する音程変換回路を設けた
ことにより、従来例と比較して、全く同一のソースおよ
び再生装置であっても、低音の良く再生された音を楽し
むことが出来る。特に、AMラジオ放送または映画ソース
等、再生すべきソースに原理的に重低音が含まれていな
い場合においても、重低音を再生することができる優れ
た重低音再生装置を提供することができるものである。
第1図は本発明の一実施例における重低音再生装置のブ
ロック図、第2図は本発明の効果を示す電圧レベル周波
数特性図、第3図は同他の実施例を示すブロック図、第
4図は従来例のブロック図、第5図は従来例の電圧レベ
ル周波数特性図である。 1……再生装置、2,6……増幅器、3,7……スピーカ、4
……LPF、5……音程変換回路。
ロック図、第2図は本発明の効果を示す電圧レベル周波
数特性図、第3図は同他の実施例を示すブロック図、第
4図は従来例のブロック図、第5図は従来例の電圧レベ
ル周波数特性図である。 1……再生装置、2,6……増幅器、3,7……スピーカ、4
……LPF、5……音程変換回路。
Claims (3)
- 【請求項1】アナログ信号を再生する再生装置と、前記
アナログ信号を分岐する分岐手段と、前記分岐手段によ
り分岐された第1の信号を入力とし、かつ第1の信号の
低域だけを通過させるローパスフィルタと、前記ローパ
スフィルタの出力信号を入力とし、入力信号の周波数に
対して出力信号の周波数を半分とすることが可能な音程
変換回路と、前記音程変換回路の出力信号と前記分岐さ
れた第2の信号とを加算した信号、もしくは、前記音程
変換回路の出力信号と第2の信号とを個別に電気音響変
換する手段とを具備してなる重低音再生装置。 - 【請求項2】電気音響変換する手段は音程変換回路の出
力信号と、2分岐された第2の信号とを加算する加算器
と、前記加算器の出力を入力とする増幅器と、増幅され
た信号を入力とするスピーカとを具備してなる特許請求
の範囲第1項記載の重低音再生装置。 - 【請求項3】電気音響変換する手段は、音程変換回路の
出力信号を入力とする第1の増幅器と第1のスピーカ
と、2分岐された第2の信号を入力する第2の増幅器と
第2のスピーカとを具備してなる特許請求の範囲第1項
記載の重低音再生装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7477886A JPH0722437B2 (ja) | 1986-04-01 | 1986-04-01 | 重低音再生装置 |
US07/030,910 US4790014A (en) | 1986-04-01 | 1987-03-30 | Low-pitched sound creator |
DE8787302735T DE3782959T2 (de) | 1986-04-01 | 1987-03-30 | Erzeuger von niederfrequenten toenen. |
EP87302735A EP0240286B1 (en) | 1986-04-01 | 1987-03-30 | Low-pitched sound creator |
CA000533387A CA1282344C (en) | 1986-04-01 | 1987-03-31 | Low-pitched sound creator |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7477886A JPH0722437B2 (ja) | 1986-04-01 | 1986-04-01 | 重低音再生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62232298A JPS62232298A (ja) | 1987-10-12 |
JPH0722437B2 true JPH0722437B2 (ja) | 1995-03-08 |
Family
ID=13557087
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7477886A Expired - Lifetime JPH0722437B2 (ja) | 1986-04-01 | 1986-04-01 | 重低音再生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0722437B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01149696A (ja) * | 1987-12-07 | 1989-06-12 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 重低音再生装置 |
JPH08237800A (ja) * | 1995-02-27 | 1996-09-13 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 低音増強回路 |
JP2012033988A (ja) * | 2010-07-28 | 2012-02-16 | V-Seek Co Ltd | 超重低音生成方法 |
-
1986
- 1986-04-01 JP JP7477886A patent/JPH0722437B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62232298A (ja) | 1987-10-12 |
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