JPH0748919B2 - 重低音再生装置 - Google Patents

重低音再生装置

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JPH0748919B2
JPH0748919B2 JP61188143A JP18814386A JPH0748919B2 JP H0748919 B2 JPH0748919 B2 JP H0748919B2 JP 61188143 A JP61188143 A JP 61188143A JP 18814386 A JP18814386 A JP 18814386A JP H0748919 B2 JPH0748919 B2 JP H0748919B2
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公治 渡辺
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は小型のオーディオ及びオーディオビジュアル機
器等の低音再生性能を向上させる重低音再生装置に関す
るものである。
従来の技術 近年、ディジタルソースが発売されることにより、重低
音の再生が注目されている。以下、図面を参照しながら
説明する。
第1の従来例を第5図に示す。ラジオまたはテープデッ
キ等の再生装置21の出力信号S1は、増幅器22により電力
増幅された信号S2になり、スピーカ23によって電気音響
変換されて音波Mが再生される。
第6図は、再生装置21の出力信号S1の周波数特性を示す
ものである。横軸に周波数を、縦軸に電圧レベルを示
し、その出力信号S1の周波数特性をL1で、再生装置21の
ヘッドの性能により決定される低域のカットオフ周波数
をf1で、低域で再生されない領域をA1で各々示す。この
低域で再生されない領域A1は、値段の安い再生装置にお
いては広くなり、結果としてスピーカ23はその領域A1を
再生出来る能力がありながら再生出来ないことになって
しまうのである。
また一方で、再生装置21で再生されるソース自身に含ま
れる低域成分にも関係がある。すなわち、低域を含んで
いないソースで重低音を第5図に示す従来例で再生する
ことは原理的に無理であった。
次に、第2の従来例について第7図を用いて説明する。
再生装置21の出力信号S1を分岐手段28により2分岐し、
2分岐された信号の一方の信号は増幅器22に入力され、
電力増幅されて信号S2となり、スピーカ23によって再生
される。その2分岐された信号の他方の信号は、低域通
過フィルタ(以下LPFと略す)24に入力され、例えば150
Hz以下の周波数成分のみを含む信号S3となり、増幅器26
により電力増幅された信号S6となって、スピーカ27によ
って再生される。
この第2の従来例は、一般的には3D方式として知られて
いる。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、この従来例でも、第6図に示す領域A1は
再生できないという欠点があった。すなわち、従来の再
生装置21の出力信号S1すなわち増幅器22の入力信号によ
って決定される低域特性、つまり、再生装置21のヘッド
特性等のハードウェア条件および再生装置21で再生され
るソースの低域成分の有無等のソフトウェア条件で決定
される低域特性により、スピーカ23が再生能力がありな
がら低域が再生されないという問題点を有していた。
本発明は上記問題点に鑑み再生装置のハードウェア条件
およびソースのソフトウェア条件で決定される低域特性
の条件を向上させる重低音再生装置を提供するものであ
る。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するため、本発明は、再生装置とその再
生装置の2チャンネル出力信号を減算する演算回路と、
演算回路の出力を入力とするLPFと、LPFの出力を入力と
し、入力信号の周波数に対して出力信号の周波数を半分
にする音程変換回路とを備えた構成となっている。
作用 本発明は、上記した構成により再生装置の2チャンネル
信号を減算する演算回路で、その2チャンネル信号に殆
ど同相同レベルで録音されている音声信号を減衰させて
音声信号に対して音程変換を実行した場合の歪の発生を
防止させ、LPF及び入力信号の周波数に対して出力信号
の周波数を半分にする音程変換回路により、再生装置の
出力信号に含まれる低域成分に対して周波数を半分にす
る音程変換を施し、重低音を再生できるものである。
実施例 以下本発明の実施例について図面を参照しながら説明す
る。
第1図は本発明の第1の実施例の重低音再生装置のブロ
ック図を示すものである。
第1図において、再生装置1の2チャンネル出力信号S
L,SRは、分岐手段1L,1Rにより2分岐される。その出力
信号SLについて、分岐された一方の出力は増幅器2へ入
力されて電力増幅された信号S2となり、スピーカ3によ
り再生される。
分岐された他方の出力は、演算回路10の2入力の一方の
入力端子へ入力される。又、その出力信号SRについて
は、分岐された一方の出力は、増幅器9へ入力されて電
力増幅されて信号S10となり、スピーカ8により再生さ
れる。さらに、分岐された他方の出力は、演算回路10の
2入力のもう一方の入力端子へ入力される。
この演算回路10は、2入力信号に対して減算機能を有し
ており、その演算回路10の出力信号S7の値が最小になる
様に2入力信号の位相およびレベルを制御しながら減算
するという方式、又は、簡便な方法として単に減算回路
のみという方式等が考えられる。すなわち、この演算回
路10により、再生装置1の出力信号SL,SRに殆んど同相
同レベルで録音されているボーカル等の音声信号を減衰
させることが出来る。この演算回路10を用いた理由は、
後述する音程変換回路5により出力信号の周波数を入力
信号の周波数の半分にすることにより、入力信号に音声
信号が含まれている場合には歪が発生することが実験に
よって判明したので、その歪の発生を防止するためのも
のである。さて、この演算回路10の出力信号S7をLPF4に
入力することにより、低減成分のみの出力信号S3に変換
される。このLPF4のカットオフ周波数は、試聴実験の結
果、150Hz付近が最適であることが判っている。
次に、このLPF4の出力信号S3を入力信号の周波数に対し
出力信号の周波数を半分にする音程変換回路5により、
入力信号S3の周波数に対し周波数が半分である信号S8に
変換される。すなわち信号S8は、再生装置1の出力信号
S1に含まれる減域を1オクターブだけ減域に移動させた
ものである。つまり、信号S1の周波数を100Hzとすれば
信号S8の周波数は50Hzとなる。言い換えれば、低域成分
の信号のみを1オクターブ低く移動させることにより、
重低音成分の信号に変換できるのである。
次に第2図を用いて電圧レベルと周波数特性について説
明する。
第2図に示すように、減域特性曲線がL1からL2に変化
し、そのカットオフ周波数も1から2へ1オクターブ
だけ移動する。つまり、従来の構成では再生できなかっ
た領域A2が再生出来ることになるのである。このように
して、音程変換回路5の出力信号S8は増幅器6により電
力増幅されスピーカ7から再生されるのである。
第3図に、本発明の第2の実施例の重低音再生装置のブ
ロック図を示す。この第2の実施例では、LPF4の出力信
号を2分岐手段4Aにより2分岐し、その一方の出力信号
を音程変換回路5へ入力して、入力信号S3の周波数に対
して半分の周波数の出力信号S8を保て、加算器11の2入
力端子の一方へ入力し、2分岐手段4Aの他方の出力信号
をなにも変換せずそのまま加算器11の他方の入力端子へ
入力して出力信号S11を得、増幅器6で電力増幅して、
スピーカ7で再生するのである。
この第2の実施例は、第7図に示した第2の従来例の特
長であった低音再生機能を有し、さらに音程変換回路5
による重低音再生機能を有するという、低域から超低域
の広い範囲の重低音再生が出来る特長を有する。尚、第
1図と第3図の実施例に示したスピーカ7は一般にはス
ーパーウーハと呼ばれている超低域を重点的に再生出来
る専用スピーカであれば、重低音再生効果を充分に達成
することができる。
次に、第4図に本発明の第3の実施例の重低音再生装置
のブロック図を示す。この第3の実施例では、再生装置
1の出力信号SL,SRを2分岐手段12L,12Rを介して加算す
る加算器12により出力信号S13を得、その信号S13の低域
のみ通過させるLPF13により出力信号S12を得、音程変換
回路5の出力信号S8とLPF13の出力信号S12とを加算器11
に入力して加算して出力信号S11を得る。そしてさら
に、増幅器6で電力増幅してスピーカ7で再生するので
ある。この第3の実施例は、第2の実施例と異なり、加
算器12の出力信号S13をLPF13の入力としているので、基
本的には減算器である演算回路10の出力信号をLPF4の入
力としている第2の実施例よりも低音成分は多くなると
いう利点がある。
尚、以上の各実施例の説明の中で、音程変換装置5は、
入力信号の周波数に対して出力信号の周波数を半分とす
る機能を有するものとしているが、低音成分単独では音
程を知覚することが判りにくい経験から判断して、音程
変換装置5は、入力信号の周波数に対して出力信号の周
波数を小さくする機能であっても、この重低音再生装置
は充分機能するのである。
発明の効果 以上のように本発明は、ソースの2チャンネル信号を互
いに減算して得られた信号の低域の信号の周波数を小さ
くする音程変換回路を備えたことにより、ソースの低音
成分の多少によらず重低音を再生できるため、従来例と
比較して、全く同一のソースおよび再生装置であって
も、低音の良く再生された音を楽しむことが出来る。特
に、カセットデッキ、または映画ソース等原理的に重低
音が含まれていない場合においても重低音を再生するこ
とができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例における重低音再生装置
のブロック図、第2図は本発明の効果を示す電圧レベル
周波数特性図、第3図は本発明の第2の実施例における
重低音再生装置を示すブロック図、第4図は本発明の第
3の実施例における重低音再生装置を示すブロック図、
第5図は第1の従来例を示すブロック図、第6図は従来
例の効果を示す電圧レベル周波数特性図、第7図は第2
の従来例を示すブロック図である。 1……再生装置、2,6,9……増幅器、3,7,8……スピー
カ、5……音程変換回路、4,13……ローパスフィルタ
(LPF)、10……演算回路、11,12……加算器。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2チャンネル信号を再生する再生装置と、
    この再生装置の出力の2チャンネル信号を入力とし、2
    チャンネル信号間の減算を行う減算機能を有する演算回
    路と、この演算回路の出力信号を入力とする低域だけを
    通過させるローパスフィルタと、このローパスフィルタ
    の出力信号を入力とする入力信号に含まれる減域を低域
    に移動させる音程変換回路とを具備してなる重低音再生
    装置。
  2. 【請求項2】ローパスフィルタの出力信号を分岐手段に
    より2分岐し、その2分岐された第1の信号を第1の入
    力とし、その2分岐された第2の信号を音程変換回路へ
    入力し、上記音程変換回路の出力信号を第2の入力とす
    る加算回路を具備してなる特許請求の範囲第1項記載の
    重低音再生装置。
  3. 【請求項3】再生装置の2チャンネルの出力信号を加算
    する第1の加算回路と、第1の加算回路の出力信号の低
    域だけを通過させるローパスフィルタと、このローパス
    フィルタの出力信号を第1の入力とし、音程変換回路の
    出力信号を第2の入力として加算する第2の加算回路を
    具備してなる特許請求の範囲第1項記載の重低音再生装
    置。
  4. 【請求項4】音程変換回路は入力信号に含まれる減域だ
    けを1オクターブ低域側に移動させることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の重低音再生装置。
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