JPH07224314A - CO脱酸を利用したAlフリー脱酸鋼の製造方法 - Google Patents
CO脱酸を利用したAlフリー脱酸鋼の製造方法Info
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- JPH07224314A JPH07224314A JP1752794A JP1752794A JPH07224314A JP H07224314 A JPH07224314 A JP H07224314A JP 1752794 A JP1752794 A JP 1752794A JP 1752794 A JP1752794 A JP 1752794A JP H07224314 A JPH07224314 A JP H07224314A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 脱酸剤としてAlを使用することなく、必要
量の固溶[N]を含むAlフリー脱酸鋼を得る。 【構成】 転炉又は電気炉で[C]≧0.10%に精練
した溶鋼30を減圧処理する際、1330Pa以下の減
圧雰囲気に曝された溶鋼32に0.03〜0.30Nm
3 /分・トンの流量で酸素41又は酸素含有ガスを吹き
付けながら真空脱ガス装置で減圧処理する。[C]が
0.08〜0.02%まで低下したとき送酸を中止し、
Ca,Mg,Zr,Hf,Y,希土類金属等の脱酸剤を
添加する。 【効果】 必要量の固溶[N]が確保されたAlフリー
鋼材が高生産性で製造され、リムド鋼代替鋼種として使
用される。
量の固溶[N]を含むAlフリー脱酸鋼を得る。 【構成】 転炉又は電気炉で[C]≧0.10%に精練
した溶鋼30を減圧処理する際、1330Pa以下の減
圧雰囲気に曝された溶鋼32に0.03〜0.30Nm
3 /分・トンの流量で酸素41又は酸素含有ガスを吹き
付けながら真空脱ガス装置で減圧処理する。[C]が
0.08〜0.02%まで低下したとき送酸を中止し、
Ca,Mg,Zr,Hf,Y,希土類金属等の脱酸剤を
添加する。 【効果】 必要量の固溶[N]が確保されたAlフリー
鋼材が高生産性で製造され、リムド鋼代替鋼種として使
用される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CO脱酸を併用した減
圧処理後にAl以外の脱酸剤を添加し、Alフリー脱酸
鋼を製造する方法に関する。
圧処理後にAl以外の脱酸剤を添加し、Alフリー脱酸
鋼を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】転炉,電気炉等で精錬した溶鋼は、R
H,DH等の真空脱ガス装置を使用した減圧処理によっ
て清浄度を高めた後、連続鋳造される。脱ガス処理とし
て、たとえば特開昭54−93618号公報では、低真
空処理で[C]によって弱い脱酸を行った後、Al添加
することにより、転炉鋼から[C]=0.03〜0.1
0%の低炭素鋼を溶製している。RH真空脱ガスでは、
たとえば図1に設備構成を示す真空脱ガス装置が使用さ
れる。真空容器10は、一対の上昇管11及び下降管1
2を容器底部に備えており、容器内部13が適宜の真空
源に接続されている。上昇管11には、不活性ガス吹込
み用のノズル14が設けられている。
H,DH等の真空脱ガス装置を使用した減圧処理によっ
て清浄度を高めた後、連続鋳造される。脱ガス処理とし
て、たとえば特開昭54−93618号公報では、低真
空処理で[C]によって弱い脱酸を行った後、Al添加
することにより、転炉鋼から[C]=0.03〜0.1
0%の低炭素鋼を溶製している。RH真空脱ガスでは、
たとえば図1に設備構成を示す真空脱ガス装置が使用さ
れる。真空容器10は、一対の上昇管11及び下降管1
2を容器底部に備えており、容器内部13が適宜の真空
源に接続されている。上昇管11には、不活性ガス吹込
み用のノズル14が設けられている。
【0003】転炉又は電気炉で溶製された溶鋼30は、
取鍋20にチャージされる。溶鋼30に上昇管11及び
下降管12の下部を浸漬し、真空容器10を排気する
と、容器内部13の真空度に応じて上昇管11及び下降
管12内を溶鋼30が上昇する。ノズル14から不活性
ガスを吹き込むとき、上昇管11内にある溶鋼の見掛け
比重が小さくなる。そのため、溶鋼30は、上昇流31
となって上昇管11を上昇し、真空容器10に送り込ま
れる。真空容器10内の溶鋼32に含まれているガス成
分は、容器内部13の真空雰囲気に溶鋼32が曝されて
いるので、溶鋼32から雰囲気に放出される。ガス成分
を含まない溶鋼32は、比重が大きくなり、下降流33
として真空容器10から取鍋20に返送される。溶鋼3
0は、取鍋20→上昇管11→容器内部13→下降管1
2→取鍋20の順に繰返し還流し、[H],[O]等の
ガス成分がH2 ,CO等として除去される。
取鍋20にチャージされる。溶鋼30に上昇管11及び
下降管12の下部を浸漬し、真空容器10を排気する
と、容器内部13の真空度に応じて上昇管11及び下降
管12内を溶鋼30が上昇する。ノズル14から不活性
ガスを吹き込むとき、上昇管11内にある溶鋼の見掛け
比重が小さくなる。そのため、溶鋼30は、上昇流31
となって上昇管11を上昇し、真空容器10に送り込ま
れる。真空容器10内の溶鋼32に含まれているガス成
分は、容器内部13の真空雰囲気に溶鋼32が曝されて
いるので、溶鋼32から雰囲気に放出される。ガス成分
を含まない溶鋼32は、比重が大きくなり、下降流33
として真空容器10から取鍋20に返送される。溶鋼3
0は、取鍋20→上昇管11→容器内部13→下降管1
2→取鍋20の順に繰返し還流し、[H],[O]等の
ガス成分がH2 ,CO等として除去される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の減圧処理は、真
空度1330Paを超える雰囲気下で[C]=0.08
〜0.04程度の溶鋼を処理している。この条件下で減
圧処理された溶鋼は、300±100ppmの範囲でフ
リー[O]を含んでいる。溶鋼の[O]を下げるため、
特開昭54−93618号公報に開示されているように
Alが脱酸剤として通常添加される。添加されたAl
は、2[Al]+3[O]→Al2 O3 の反応に従って
溶鋼を脱酸するが、脱酸後の鋼中に一部が酸可溶Alと
して残留する。酸可溶Alは、得られた鋼材を熱処理す
るとき鋼中に固溶しているNと反応し、AlNとして析
出する。鋼材の用途によっては、AlNの析出が望まし
くない場合がある。たとえば、電磁鋼板として使用する
とき、析出したAlNはインヒビターとして働き、結晶
粒の成長を抑制する。また、AlNの析出に[N]が消
費されることから、時効効果性やAlめっき鋼板の耐黒
化性に有効なフリー[N]が少なくなる。そのため、こ
れらの特性が要求される用途では、生産性の悪いリムド
鋼の使用が余儀なくされている。この点、リムド鋼と同
等な特性を持つ鋼材を高生産性で製造することが可能に
なると、電磁鋼板,ベル材,耐黒変化Alめっき鋼板,
表面に黒化膜を形成するアパーチャグリル材等の用途に
適した鋼材が連鋳可能なリムド鋼代替鋼種として安価に
提供される。本発明は、このような要求に応えるべく案
出されたものであり、CO脱酸を利用した減圧処理で
[O]を極低レベルまで下げた溶鋼をAl以外の脱酸剤
で脱酸することにより、AlNの析出を伴わない、又は
必要量の固溶[N]が確保された清浄度の優れたAlフ
リー極低酸素鋼を安価に且つ生産性よく製造することを
目的とする。
空度1330Paを超える雰囲気下で[C]=0.08
〜0.04程度の溶鋼を処理している。この条件下で減
圧処理された溶鋼は、300±100ppmの範囲でフ
リー[O]を含んでいる。溶鋼の[O]を下げるため、
特開昭54−93618号公報に開示されているように
Alが脱酸剤として通常添加される。添加されたAl
は、2[Al]+3[O]→Al2 O3 の反応に従って
溶鋼を脱酸するが、脱酸後の鋼中に一部が酸可溶Alと
して残留する。酸可溶Alは、得られた鋼材を熱処理す
るとき鋼中に固溶しているNと反応し、AlNとして析
出する。鋼材の用途によっては、AlNの析出が望まし
くない場合がある。たとえば、電磁鋼板として使用する
とき、析出したAlNはインヒビターとして働き、結晶
粒の成長を抑制する。また、AlNの析出に[N]が消
費されることから、時効効果性やAlめっき鋼板の耐黒
化性に有効なフリー[N]が少なくなる。そのため、こ
れらの特性が要求される用途では、生産性の悪いリムド
鋼の使用が余儀なくされている。この点、リムド鋼と同
等な特性を持つ鋼材を高生産性で製造することが可能に
なると、電磁鋼板,ベル材,耐黒変化Alめっき鋼板,
表面に黒化膜を形成するアパーチャグリル材等の用途に
適した鋼材が連鋳可能なリムド鋼代替鋼種として安価に
提供される。本発明は、このような要求に応えるべく案
出されたものであり、CO脱酸を利用した減圧処理で
[O]を極低レベルまで下げた溶鋼をAl以外の脱酸剤
で脱酸することにより、AlNの析出を伴わない、又は
必要量の固溶[N]が確保された清浄度の優れたAlフ
リー極低酸素鋼を安価に且つ生産性よく製造することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の製造方法は、そ
の目的を達成するため、[C]≧0.10重量%に精練
した溶鋼を真空脱ガス装置で減圧処理する際、1330
Pa以下の減圧雰囲気に保持された溶鋼に0.03〜
0.30Nm3 /分・トンの流量で酸素又は酸素含有ガ
スを供給しながら減圧処理し、[C]が0.08〜0.
02重量%まで低下したときに送酸を中止し、Ca,M
g,Zr,Hf,Y,希土類金属から選ばれた1種又は
2種以上を含む脱酸剤を添加する。[C]≧0.10重
量%の中炭素レベルにある溶鋼を減圧処理の対象として
いるため、減圧雰囲気下で吹き込まれた酸素と[C]と
の反応が活発に行われ、CO脱酸によって[O]が30
ppm以下の極低酸素レベルまで迅速に低下する。CO
脱酸は、減圧処理前の溶鋼中炭素濃度が0.15重量%
以上のとき、一層促進される。Ca,Mg,Zr,H
f,Y,希土類金属等の脱酸剤は、CO脱酸後の溶鋼に
合計重量10〜60ppmの範囲で添加することが好ま
しい。本発明では、たとえば図2に示すように、酸素ラ
ンス40を上蓋に貫通させた真空容器10を使用し、酸
素ランス40から溶鋼32の表面に向けて酸素ガス41
又はAr−O2 等の酸素混合ガスを吹き付ける。酸素ガ
ス41は、[C]+[O]→COの反応に従って溶鋼中
の炭素と反応し、反応生成物であるCOガスを容器内部
13に放出させる。鋼材の用途によっては、脱酸剤添加
前後の溶鋼に加窒剤を添加し、フリー[N]を必要量,
具体的には25〜100ppmに調整する。また、図2
では酸素上吹きを示しているが、浸漬羽口を介した横吹
き,斜め吹き等で、或いは横吹き,斜め吹き等を上吹き
に組み合わせて送酸することもできる。
の目的を達成するため、[C]≧0.10重量%に精練
した溶鋼を真空脱ガス装置で減圧処理する際、1330
Pa以下の減圧雰囲気に保持された溶鋼に0.03〜
0.30Nm3 /分・トンの流量で酸素又は酸素含有ガ
スを供給しながら減圧処理し、[C]が0.08〜0.
02重量%まで低下したときに送酸を中止し、Ca,M
g,Zr,Hf,Y,希土類金属から選ばれた1種又は
2種以上を含む脱酸剤を添加する。[C]≧0.10重
量%の中炭素レベルにある溶鋼を減圧処理の対象として
いるため、減圧雰囲気下で吹き込まれた酸素と[C]と
の反応が活発に行われ、CO脱酸によって[O]が30
ppm以下の極低酸素レベルまで迅速に低下する。CO
脱酸は、減圧処理前の溶鋼中炭素濃度が0.15重量%
以上のとき、一層促進される。Ca,Mg,Zr,H
f,Y,希土類金属等の脱酸剤は、CO脱酸後の溶鋼に
合計重量10〜60ppmの範囲で添加することが好ま
しい。本発明では、たとえば図2に示すように、酸素ラ
ンス40を上蓋に貫通させた真空容器10を使用し、酸
素ランス40から溶鋼32の表面に向けて酸素ガス41
又はAr−O2 等の酸素混合ガスを吹き付ける。酸素ガ
ス41は、[C]+[O]→COの反応に従って溶鋼中
の炭素と反応し、反応生成物であるCOガスを容器内部
13に放出させる。鋼材の用途によっては、脱酸剤添加
前後の溶鋼に加窒剤を添加し、フリー[N]を必要量,
具体的には25〜100ppmに調整する。また、図2
では酸素上吹きを示しているが、浸漬羽口を介した横吹
き,斜め吹き等で、或いは横吹き,斜め吹き等を上吹き
に組み合わせて送酸することもできる。
【0006】
【作用】本発明に従った減圧処理は、処理前の[C]が
0.10重量%以上,好ましくは0.15重量%以上の
中炭素レベルまで精練された溶鋼を使用している。
[C]が0.10重量%以上と高い溶鋼に1330Pa
以下の減圧雰囲気下で酸素を供給すると、[C]+
[O]→COの反応に従って脱炭反応が促進される。脱
炭反応によって生じたCOガスは、溶鋼中を浮上する際
に溶鋼をバブリングするため、[H],[N]等の他の
ガス成分も除去される。CO脱酸による作用は、予想外
に大きく、フリー[O]が短時間で低下する。その結
果、[O]が極めて低い溶鋼が迅速に得られる。たとえ
ば、[C]=0.08〜0.02重量%の目標炭素濃度
で送酸を停止したとき、フリー[O]が30ppm以下
になる。CO脱酸された溶鋼にCa,Mg,Zr,H
f,Y,希土類金属等の脱酸剤を添加することにより、
トータル[O]≦20ppmの溶鋼が得られる。フリー
[O]が30ppm以下と低い溶鋼に脱酸剤が添加され
るため、少量の脱酸剤消費量で[O]≦20ppm以下
の高清浄度鋼が得られる。しかも、溶鋼中に懸濁する脱
酸生成物も少ないため、ロングノズル,浸漬ノズル等に
閉塞を起こすことなく、高い連々鋳比で鋳片に製造され
る。
0.10重量%以上,好ましくは0.15重量%以上の
中炭素レベルまで精練された溶鋼を使用している。
[C]が0.10重量%以上と高い溶鋼に1330Pa
以下の減圧雰囲気下で酸素を供給すると、[C]+
[O]→COの反応に従って脱炭反応が促進される。脱
炭反応によって生じたCOガスは、溶鋼中を浮上する際
に溶鋼をバブリングするため、[H],[N]等の他の
ガス成分も除去される。CO脱酸による作用は、予想外
に大きく、フリー[O]が短時間で低下する。その結
果、[O]が極めて低い溶鋼が迅速に得られる。たとえ
ば、[C]=0.08〜0.02重量%の目標炭素濃度
で送酸を停止したとき、フリー[O]が30ppm以下
になる。CO脱酸された溶鋼にCa,Mg,Zr,H
f,Y,希土類金属等の脱酸剤を添加することにより、
トータル[O]≦20ppmの溶鋼が得られる。フリー
[O]が30ppm以下と低い溶鋼に脱酸剤が添加され
るため、少量の脱酸剤消費量で[O]≦20ppm以下
の高清浄度鋼が得られる。しかも、溶鋼中に懸濁する脱
酸生成物も少ないため、ロングノズル,浸漬ノズル等に
閉塞を起こすことなく、高い連々鋳比で鋳片に製造され
る。
【0007】脱酸剤の添加量は、フリー[O]を20p
pm以下とするために10〜60ppmの範囲に定めら
れる。脱酸剤添加量が10ppm未満であると、十分な
脱酸効果が期待できず、フリー[O]が高くなる。しか
し、脱酸剤の添加効果は60ppmで飽和し、それ以上
添加してもフリー[O]の低下が期待できず、却って残
留した脱酸剤に起因した悪影響が鋼材に現れる。本発明
で処理される溶鋼は、[C]レベルが高いことから、送
酸量を大きく設定し、単位時間当りの脱炭量を大きく保
つことができる。また、脱炭反応が盛んに行われ、多量
のCOガス気泡が溶鋼中に発生する。COガス気泡は、
溶鋼表面の撹拌やスプラッシュの発生等を活発化し、気
液反応界面積を増大させる。これにより、溶鋼の脱窒も
進行する。すなわち、減圧処理前の溶鋼の[C]を0.
10重量%以上とし、且つ0.03〜0.30Nm3 /
分・トンの流量で送酸することにより、脱酸,脱窒が促
進される。フリー[O]の低減及びCOガス気泡による
溶鋼の撹拌作用は、出鋼時の[C]を0.10重量%以
上としたときに顕著となる。[C]が0.10重量%未
満になると、溶鋼に含まれているフリー[O]が高くな
り、十分なCO脱酸の効果が得られない。
pm以下とするために10〜60ppmの範囲に定めら
れる。脱酸剤添加量が10ppm未満であると、十分な
脱酸効果が期待できず、フリー[O]が高くなる。しか
し、脱酸剤の添加効果は60ppmで飽和し、それ以上
添加してもフリー[O]の低下が期待できず、却って残
留した脱酸剤に起因した悪影響が鋼材に現れる。本発明
で処理される溶鋼は、[C]レベルが高いことから、送
酸量を大きく設定し、単位時間当りの脱炭量を大きく保
つことができる。また、脱炭反応が盛んに行われ、多量
のCOガス気泡が溶鋼中に発生する。COガス気泡は、
溶鋼表面の撹拌やスプラッシュの発生等を活発化し、気
液反応界面積を増大させる。これにより、溶鋼の脱窒も
進行する。すなわち、減圧処理前の溶鋼の[C]を0.
10重量%以上とし、且つ0.03〜0.30Nm3 /
分・トンの流量で送酸することにより、脱酸,脱窒が促
進される。フリー[O]の低減及びCOガス気泡による
溶鋼の撹拌作用は、出鋼時の[C]を0.10重量%以
上としたときに顕著となる。[C]が0.10重量%未
満になると、溶鋼に含まれているフリー[O]が高くな
り、十分なCO脱酸の効果が得られない。
【0008】脱ガス反応に有効な気液界面積を増大させ
る上で、酸素供給速度を0.03〜0.30Nm3 /分
・トンの範囲に維持することが必要である。酸素供給速
度が0.03Nm3 /分・トン未満では、界面の撹乱や
反応界面積の増大に必要なCOガス気泡の発生が少な
く、脱酸・脱炭速度が低下する。その結果、長時間にわ
たる減圧処理が必要となる。逆に0.30Nm3 /分・
トンを超える酸素供給速度では、スプラッシュの発生が
激しくなり、真空容器10の内壁や酸素ランス40に付
着する地金が多くなる。また、溶鋼32に取り込まれる
酸素が増加し、処理中のフリー[O]が低く保たれず、
溶鋼の清浄度が低下する。送酸の作用は、真空度133
0Pa以下の減圧雰囲気に溶鋼を曝すとき顕著となる。
これは、真空度が1330Pa以下になると、雰囲気中
のCO分圧が低下し、脱炭反応で生成したCOガスが雰
囲気中に放出され易くなり、脱酸・脱炭反応が促進され
ることに由来する。
る上で、酸素供給速度を0.03〜0.30Nm3 /分
・トンの範囲に維持することが必要である。酸素供給速
度が0.03Nm3 /分・トン未満では、界面の撹乱や
反応界面積の増大に必要なCOガス気泡の発生が少な
く、脱酸・脱炭速度が低下する。その結果、長時間にわ
たる減圧処理が必要となる。逆に0.30Nm3 /分・
トンを超える酸素供給速度では、スプラッシュの発生が
激しくなり、真空容器10の内壁や酸素ランス40に付
着する地金が多くなる。また、溶鋼32に取り込まれる
酸素が増加し、処理中のフリー[O]が低く保たれず、
溶鋼の清浄度が低下する。送酸の作用は、真空度133
0Pa以下の減圧雰囲気に溶鋼を曝すとき顕著となる。
これは、真空度が1330Pa以下になると、雰囲気中
のCO分圧が低下し、脱炭反応で生成したCOガスが雰
囲気中に放出され易くなり、脱酸・脱炭反応が促進され
ることに由来する。
【0009】[C]が0.02重量%程度までは、フリ
ー[O]に起因する悪影響が実質的にないので、送酸を
継続しながら脱ガス処理することが好ましい。しかし、
[C]が0.02重量%を下回る処理後期に送酸を継続
すると、溶鋼に取り込まれるフリー[O]が増加し、目
的を達成することができない。そこで、[C]≧0.0
2重量%の炭素領域にある処理後期に送酸を中止する。
送酸中止後の溶鋼は、必要に応じて所定時間減圧雰囲気
下に維持される。減圧処理された溶鋼は、フリー[O]
が十分に低下しているため、必要な脱酸剤の添加量が少
なくて済む。その結果、脱酸後の溶鋼は、清浄度を低下
させる脱酸反応生成物が抑制された状態となり、且つフ
リー[O]は20ppm以下になる。また、脱酸剤の歩
留りも高位で安定する。
ー[O]に起因する悪影響が実質的にないので、送酸を
継続しながら脱ガス処理することが好ましい。しかし、
[C]が0.02重量%を下回る処理後期に送酸を継続
すると、溶鋼に取り込まれるフリー[O]が増加し、目
的を達成することができない。そこで、[C]≧0.0
2重量%の炭素領域にある処理後期に送酸を中止する。
送酸中止後の溶鋼は、必要に応じて所定時間減圧雰囲気
下に維持される。減圧処理された溶鋼は、フリー[O]
が十分に低下しているため、必要な脱酸剤の添加量が少
なくて済む。その結果、脱酸後の溶鋼は、清浄度を低下
させる脱酸反応生成物が抑制された状態となり、且つフ
リー[O]は20ppm以下になる。また、脱酸剤の歩
留りも高位で安定する。
【0010】脱酸処理された溶鋼は、高い連々鋳比でス
ラブに鋳造され、帯材又は板材に圧延される。得られた
鋼帯又は鋼板は、AlNの析出がなく、また必要に応じ
て時効効果等に有効な固溶[N]が確保されるため、リ
ムド鋼代替鋼種として必要な特性を呈する。たとえば、
電磁鋼板を製造する際、AlNの析出がないので、大き
な結晶粒を均一な分布で成長させることができ、透磁率
の高い電磁鋼板が得られる。耐熱用のAlめっき鋼板と
して使用する場合、鋼中に固溶しているフリー[N]が
Alめっき層と下地鋼との界面にAlNとして析出し、
Alめっき層と下地鋼との合金化を防止する。アパーチ
ャグリル,シャドウマスク等の材料として使用する場
合、水蒸気分圧が制御された雰囲気で加熱されると、F
eO,Fe3 O4 等の鉄酸化物が鋼板表面に形成され、
Al又はAl2 O3 の悪影響を受けることなく良質の黒
化膜が鋼板表面に形成される。更には、ベル材等の用途
にあっては、時効処理により窒化物が析出し、音色のよ
い材質となる。
ラブに鋳造され、帯材又は板材に圧延される。得られた
鋼帯又は鋼板は、AlNの析出がなく、また必要に応じ
て時効効果等に有効な固溶[N]が確保されるため、リ
ムド鋼代替鋼種として必要な特性を呈する。たとえば、
電磁鋼板を製造する際、AlNの析出がないので、大き
な結晶粒を均一な分布で成長させることができ、透磁率
の高い電磁鋼板が得られる。耐熱用のAlめっき鋼板と
して使用する場合、鋼中に固溶しているフリー[N]が
Alめっき層と下地鋼との界面にAlNとして析出し、
Alめっき層と下地鋼との合金化を防止する。アパーチ
ャグリル,シャドウマスク等の材料として使用する場
合、水蒸気分圧が制御された雰囲気で加熱されると、F
eO,Fe3 O4 等の鉄酸化物が鋼板表面に形成され、
Al又はAl2 O3 の悪影響を受けることなく良質の黒
化膜が鋼板表面に形成される。更には、ベル材等の用途
にあっては、時効処理により窒化物が析出し、音色のよ
い材質となる。
【0011】
【実施例】転炉で[C]=0.26重量%に吹止めした
フリー[O]=76ppmの溶鋼30を取鍋20にチャ
ージした。次いで、真空容器10の上昇管11及び下降
管12を溶鋼30に浸漬し、容器内部13を最高到達真
空度133Paまで真空排気した。この状態で、0.0
9Nm3 /分・トンの流量で酸素41を酸素ランス40
から溶鋼32の表面に16分間吹き付けた。その後、酸
素の供給を中止し、133Paで2分間減圧処理を施し
た。減圧処理の開始から終了までの全期間にわたって、
[C]及びフリー[O]の変動を調査した。調査結果
を、表1に示す。
フリー[O]=76ppmの溶鋼30を取鍋20にチャ
ージした。次いで、真空容器10の上昇管11及び下降
管12を溶鋼30に浸漬し、容器内部13を最高到達真
空度133Paまで真空排気した。この状態で、0.0
9Nm3 /分・トンの流量で酸素41を酸素ランス40
から溶鋼32の表面に16分間吹き付けた。その後、酸
素の供給を中止し、133Paで2分間減圧処理を施し
た。減圧処理の開始から終了までの全期間にわたって、
[C]及びフリー[O]の変動を調査した。調査結果
を、表1に示す。
【0012】
【表1】
【0013】このときの[C]及びフリー[O]の推移
を、雰囲気中のCO分圧との関連で図3に示す。図3に
は、[C]=0.068重量%及び[O]=330pp
mに吹止めされた溶鋼を真空雰囲気に曝した場合を比較
例として併せ示している。図3から明らかなように、
[C]=0.068重量%の低炭素領域まで転炉吹製し
た溶鋼を減圧処理した比較例では、処理後のフリー
[O]が200ppmを超える高位にあり、実質的なC
O脱酸が期待できなかった。これに対し、[C]=0.
26重量%の中炭素領域で吹止めした溶鋼を減圧処理し
た本発明例では、フリー[O]=20ppmまで脱酸で
きた。しかし、[C]が0.02重量%を下回るように
なると、フリー[O]が上昇する傾向がみられた。この
対比から、[C]=0.1重量%以上の溶鋼を減圧処理
すると共に、0.02重量%以上の炭素領域で送酸を中
止するとき、フリー[O]の極めて低い溶鋼が得られる
ことが判る。減圧処理が16分経過した時点で、フリー
[O]は、表1に示すように20ppmであった。この
溶鋼に本実施例ではCaを添加し、フリー[O]≦20
ppmに調整した後、連鋳及び熱間圧延を経て板厚3m
mの鋼帯を製造した。得られた鋼帯の化学成分及び清浄
度を表2に示す。表2において、清浄度はJIS G0
555に基づいて求めた。
を、雰囲気中のCO分圧との関連で図3に示す。図3に
は、[C]=0.068重量%及び[O]=330pp
mに吹止めされた溶鋼を真空雰囲気に曝した場合を比較
例として併せ示している。図3から明らかなように、
[C]=0.068重量%の低炭素領域まで転炉吹製し
た溶鋼を減圧処理した比較例では、処理後のフリー
[O]が200ppmを超える高位にあり、実質的なC
O脱酸が期待できなかった。これに対し、[C]=0.
26重量%の中炭素領域で吹止めした溶鋼を減圧処理し
た本発明例では、フリー[O]=20ppmまで脱酸で
きた。しかし、[C]が0.02重量%を下回るように
なると、フリー[O]が上昇する傾向がみられた。この
対比から、[C]=0.1重量%以上の溶鋼を減圧処理
すると共に、0.02重量%以上の炭素領域で送酸を中
止するとき、フリー[O]の極めて低い溶鋼が得られる
ことが判る。減圧処理が16分経過した時点で、フリー
[O]は、表1に示すように20ppmであった。この
溶鋼に本実施例ではCaを添加し、フリー[O]≦20
ppmに調整した後、連鋳及び熱間圧延を経て板厚3m
mの鋼帯を製造した。得られた鋼帯の化学成分及び清浄
度を表2に示す。表2において、清浄度はJIS G0
555に基づいて求めた。
【0014】
【表2】
【0015】調査結果を示す表2から明らかなように、
少量の脱酸剤添加で[O]≦20ppmの極低酸素レベ
ルになっている。脱酸後の溶鋼は、介在物が少ない高清
浄度鋼であり、且つAlを含有していないので、AlN
の析出がない。この鋼種は、電磁鋼板,シャドウマスク
材,アパーチャグリル等に適した鋼板として使用され
る。また、必要に応じて加窒することにより、所定量の
固溶[N]を含む鋼材となり、固溶[N]に起因する時
効効果を活用し、従来のリムド鋼に変わる鋼種として種
々の用途に使用されることはいうまでもない。以上の例
では、転炉精錬した溶鋼を減圧処理した場合を説明し
た。しかし、電気炉で溶製された溶鋼を減圧処理した場
合でも、減圧処理前に溶鋼の[C]が同様に0.10重
量%以上である限り、CO脱酸によってフリー[O]を
短時間に極低レベルまで下げることが可能であった。ま
た、Ca以外のMg,Zr,Y,Hf又は希土類金属を
脱酸剤として使用した場合、或いは複数の脱酸剤を併用
した場合でも、同様に極低酸素のAlフリー鋼材が得ら
れた。
少量の脱酸剤添加で[O]≦20ppmの極低酸素レベ
ルになっている。脱酸後の溶鋼は、介在物が少ない高清
浄度鋼であり、且つAlを含有していないので、AlN
の析出がない。この鋼種は、電磁鋼板,シャドウマスク
材,アパーチャグリル等に適した鋼板として使用され
る。また、必要に応じて加窒することにより、所定量の
固溶[N]を含む鋼材となり、固溶[N]に起因する時
効効果を活用し、従来のリムド鋼に変わる鋼種として種
々の用途に使用されることはいうまでもない。以上の例
では、転炉精錬した溶鋼を減圧処理した場合を説明し
た。しかし、電気炉で溶製された溶鋼を減圧処理した場
合でも、減圧処理前に溶鋼の[C]が同様に0.10重
量%以上である限り、CO脱酸によってフリー[O]を
短時間に極低レベルまで下げることが可能であった。ま
た、Ca以外のMg,Zr,Y,Hf又は希土類金属を
脱酸剤として使用した場合、或いは複数の脱酸剤を併用
した場合でも、同様に極低酸素のAlフリー鋼材が得ら
れた。
【0016】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明において
は、CO脱酸を併用した減圧処理によって[C]及びフ
リー[O]を低下させ、この状態の溶鋼にAl以外の脱
酸剤を添加している。この方法によるとき、少量の脱酸
剤添加量でフリー[O]を20ppm以下の極低レベル
まで下げることができ、必要量の固溶[N]を含む連鋳
可能な溶鋼が調製される。得られた鋼材は、Alフリー
であることから、電磁鋼板,耐黒変化Alめっき鋼板,
ベル材,黒化膜形成材料等の用途に適したリムド鋼代替
鋼種として使用される。
は、CO脱酸を併用した減圧処理によって[C]及びフ
リー[O]を低下させ、この状態の溶鋼にAl以外の脱
酸剤を添加している。この方法によるとき、少量の脱酸
剤添加量でフリー[O]を20ppm以下の極低レベル
まで下げることができ、必要量の固溶[N]を含む連鋳
可能な溶鋼が調製される。得られた鋼材は、Alフリー
であることから、電磁鋼板,耐黒変化Alめっき鋼板,
ベル材,黒化膜形成材料等の用途に適したリムド鋼代替
鋼種として使用される。
【図1】 従来のRH脱ガス装置を使用した減圧処理
【図2】 本発明に従った減圧処理に使用されるRH脱
ガス装置
ガス装置
【図3】 RH脱ガス処理中における[C]と[O]と
の関係
の関係
10:真空容器 13:容器内部 30,32:
溶鋼 40:酸素ランス 41:酸素ガス
溶鋼 40:酸素ランス 41:酸素ガス
Claims (3)
- 【請求項1】 [C]≧0.10重量%に精練した溶鋼
を真空脱ガス装置で減圧処理する際、1330Pa以下
の減圧雰囲気に保持された溶鋼に0.03〜0.30N
m3 /分・トンの流量で酸素又は酸素含有ガスを供給し
ながら減圧処理し、[C]が0.08〜0.02重量%
まで低下したときに送酸を中止し、Ca,Mg,Zr,
Hf,Y,希土類金属から選ばれた1種又は2種以上を
含む脱酸剤を添加するAlフリー脱酸鋼の製造方法。 - 【請求項2】 減圧処理前の[C]が0.15重量%以
上である溶鋼を使用する請求項1記載の製造方法。 - 【請求項3】 合計重量10〜60ppmの範囲で脱酸
剤を添加する請求項1記載の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1752794A JPH07224314A (ja) | 1994-02-14 | 1994-02-14 | CO脱酸を利用したAlフリー脱酸鋼の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1752794A JPH07224314A (ja) | 1994-02-14 | 1994-02-14 | CO脱酸を利用したAlフリー脱酸鋼の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07224314A true JPH07224314A (ja) | 1995-08-22 |
Family
ID=11946403
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1752794A Withdrawn JPH07224314A (ja) | 1994-02-14 | 1994-02-14 | CO脱酸を利用したAlフリー脱酸鋼の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07224314A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20220319772A1 (en) * | 2021-04-01 | 2022-10-06 | Baotou Kerui Micro Magnet New Materials Co., Ltd. | Method for preparing a high-performance nd-fe-b isotropic magnetic powder |
-
1994
- 1994-02-14 JP JP1752794A patent/JPH07224314A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20220319772A1 (en) * | 2021-04-01 | 2022-10-06 | Baotou Kerui Micro Magnet New Materials Co., Ltd. | Method for preparing a high-performance nd-fe-b isotropic magnetic powder |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010508 |