JPS63161113A - 鋼の精錬方法 - Google Patents

鋼の精錬方法

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JPS63161113A
JPS63161113A JP30952086A JP30952086A JPS63161113A JP S63161113 A JPS63161113 A JP S63161113A JP 30952086 A JP30952086 A JP 30952086A JP 30952086 A JP30952086 A JP 30952086A JP S63161113 A JPS63161113 A JP S63161113A
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steel
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Shuzo Kitagawa
北川 修三
Takashi Nakayama
傑 中山
Yutaka Kitagawa
豊 北川
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Daido Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は鋼の精錬方法に関し、詳しくは不純物として
の窒素の著しく少ない清浄鋼を製造する方法に関する。
(従来の技術) 例えばアーク炉などの電気炉を用いた精錬では、炉で溶
かした溶鋼に還元精錬を施して溶鋼中の[5]を取り除
いた後、専ら脱水素を目的として脱ガス処理することが
行われる。この時溶鋼中の[N]もある程度除かれるが
その効率は一般に低く、十分には除き切れない0例えば
脱ガス処理前の[N]が50ppm以上の高いレベルの
場合でも脱窒素率は10〜25%程度の低い値であり、
処理前の[N] レベルが40 ppm以下の時には脱
窒素はほとんど進まない、而して溶鋼中に残った[N]
はAI、Tiなどと結びついてAIN、 TiNなどの
非金属介在物となって鋼中に残り、これが鋼の疲労寿命
を低下させる原因となる。
ところで、近年鋼の品質に対する要求は益々厳しくなっ
て来ており、鋼中におけるこのような非金属介在物の減
少への要請が強くなって来ている0例えば軸受業界にお
いては、設備の大型化。
高速化に伴って軸受にかかる負荷が大きくなって来てい
ることから、軸受鋼の疲労寿命の向上が望まれ、かかる
非金属介在物などの減少が強く要望されるようになって
来ている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上述したように脱ガス処理による脱窒素
率は低いものであり、従来においては溶鋼の酸化精錬に
おいて僅かに下がった[N] レベルを如何に上げない
でその後の処理をするかに留意するのがせいぜいで、他
に窒素低下の特別の手段が見当たらないというのが実状
である。
(問題点を解決するための手段) そこで本発明者らは溶鋼中の[N]レベルを如何に低下
させるかについて鋭意研究した結果、以下の事実をつき
とめた。即ち、上述の還元精錬工程において溶鋼中の[
S] レベルを低下させると、その低下の度合に応じて
脱ガス工程での脱窒素率が大幅に向上し、溶鋼中の[3
]レベルと脱窒素率との間には比例関係があることが判
明したのである。
本発明はこのような知見に基づいてなされたものであり
、その要旨は、溶解炉にて溶解された溶鋼に還元精錬を
施して溶鋼中の[S]を、低下させる際、該[S]を最
終的に得られる鋼における許容量よりも所定量低いレベ
ルまで一旦低下させ、その後該溶鋼を脱ガス処理して該
溶鋼中の[N]を除去した後、必要に応じて溶鋼中の[
S]を所望レベルまで増加させることにある。
即ち、本発明においては先ず原料が溶解炉にて溶解され
1次いで酸化精錬によって溶鋼中の主にPが除去される
。続いて還元精錬が行われ、溶鋼中のS、0が除かれる
。このとき[3]のレベルを最終的に得られる鋼中の許
容量よりも所定量だけ低くする。  [S’lのレベル
を低下すればするほど、後の脱ガス工程における脱窒素
率は高くなる。
従来、この還元精錬では最終的に得られる鋼の許容量に
応じたレベルにまでしか[5]を低下させていなかった
のであるが、本発明ではこの許容量とは特に関係なく、
目的とする[N]の低下量に応じて[S]レベルを定め
るのである。
ところでこの還元精錬において、AI、Ca、Siなど
の脱酸剤を溶鋼に添加するなどして、脱硫に先行して若
しくは併行して脱酸を行わせると、スラグによる脱硫が
促進される。尚ここで脱硫に先行して若しくは併行して
脱酸を行わせるとは、脱硫、脱酸の処理工程の順序をい
うのではなく、あくまで現象的な前後をいうのであって
、脱硫が進行中A1などにである程度脱酸されている場
合。
AIなどの脱酸剤及び脱硫に寄与するスラグ生成剤を同
時添加する場合、或いはある程度脱硫が進行した霞にA
1などの脱酸剤を添加する場合の何れかをも含む、尤も
一番好ましいのは鋼浴上面にスラグが生成する前にAI
など脱酸剤を入れて脱酸してしまい、そのスラグにて脱
硫を促進する場合である。
本発明において、この還元精錬は上述の溶解炉とは別体
の容器中で行うのが望ましい、溶解炉中で還元精錬を行
うと、炉壁に残った酸化物の還元のために時間を要して
しまうが、別体の容器中にて行えばこのようなことはな
いからである。また、別体の容器には加熱装置を設けて
おくことが望ましい、溶鋼中の[S]をごく低いレベル
まで低下させようとすると長い時間を要するが、加熱装
置を備えていれば溶鋼加熱により脱硫を促進することが
でき、精錬時間を短縮できるからである。
このようにして還元精錬された溶鋼は、次に脱ガス処理
され、ここで溶鋼中の[N]が効率的に取り除かれる。
すなわち従来達成される脱窒素率よりも高い率で[N]
が除去されるのであり、これによって鋼中に残るAIM
、TiNなどの非金属介在物が低減せしめら杵て、鋼の
耐疲労性が向上するのである。
この脱ガス処理はRH真空脱ガス方式にて行うのが望ま
しい、この方式では溶鋼が環流させられるにもかかわら
ず溶鋼とスラグとは混ざり合す、スラグ中に入り込んだ
成分が溶鋼中に戻る現象がなく、シかも鋼中の[S]を
増したい場合においてこの工程で容易にそれができるか
らである。
(実施例) 次に本発明をより明確にすべく、以下その実施例につい
て具体的に説明する。
先ず第1図(イ)  、 (−a)に示すように70ト
ンのアーク炉10を用いて原料を溶解し、次いで溶鋼を
取鍋12に移してランス14から酸素を付き込んで酸化
精錬し、溶鋼中のP、Mn、Siなどを除いた。次いで
同図(ハ)に示すように溶鋼上面のスラグを取り除いた
後、同図(ニ)に示すようにスラグ生成剤を再び加えて
電極16にて溶鋼を加熱すると共に容器(取鍋12)下
底からArガスを吹き込みつつ還元精練を行った。この
時、スラグ生成剤の清9種類、精練時間等の条件を変え
ることにより、溶鋼中の[S]レベルを従来レベルの1
50 ppm程度からOppm近くまで様々に変化させ
てみた(なおこのときの溶鋼の成分は0.35%C−0
,8%Mn−Fe  )。
還元製練を完了したところで、第1図(本)に示すよう
に取鍋12にRH真空脱ガス装置18を装着して脱ガス
を行った。この装置18は第2図に示すように、上昇管
20と下降管22の2禾の脚を備えた真空槽24を有し
、そしてその2本の脚を取鍋12内の溶鋼中に浸漬して
槽24内を排気するとともに、上昇管20よりArガス
を吹き込んでドライブすると、溶鋼が上昇管20から真
空槽24内に入り込み、更に下降管22を経て取鍋12
内へと環流する。
この脱ガス工程においては、溶鋼中の水素、酸素と共に
窒素が除去される。従来、この脱ガス工程においては脱
窒素率が非常に低かったのであるが、前述の還元ta練
において溶鋼中の[S] レベルを従来のそれより低く
することにより、脱窒素率が大幅に高まることが確認さ
れた。第3図及び第4図はこの関係を具体的に表わして
いる0図に示すように、溶鋼中の[3Fの低下ともに脱
ガス後の[N]は低下し、特に[S] レベルを10p
pmまで下げた場合、最終的な[N] レベルは20〜
30ppmまで低下した(第4図)。
鋼中におけるSの許容量は一般にそれほど低いものでは
なく(例えば0.03%程度)、このため従来において
は前記還元精練において[S]レベルを100〜150
 ppmまで落とすのがせいぜいであった。従来、溶鋼
中の窒素を十分に取り除けなかったのはこのような理由
によるものであるが(もちろんこの1を実は本発明にお
いて知得されたものである)1本例に従って、かかる還
元精錬時に[S]レベルをその許容量よりも一旦大幅に
低下させれば、これに伴って脱窒素率も高くなり、鋼中
の窒素を効果的に低減することができるのである。而し
てslを最終的に増加させたい場合には、上記脱ガス完
了後にSを溶鋼中に添加すれは良いわけである。この場
合、本例のRH真空脱ガス方式は誠に好都合である。装
置の合金添加孔26からSi、にn、 Orその他の合
金元素と共にSを添加するだけで溶鋼中に容易にSを加
えることができ、しかもこの際添加成分を鋼浴上面のス
ラグと接触させないですむからである。尚、特に機械加
工性を要求される鋼においてはSの添加は必要であるが
、S量が低くても良い場合には脱カス後にSを加えるこ
とを要しないことはもとよりである。
さて、このようにして脱ガス処理を終えたところで第1
図(へ)に示すように溶鋼を連続鋳造装置28によりi
!IU続的に鋳造してインゴットとした。
以上本発明の実施例を詳述したが、本発明はこのような
具体例にのみに限定されるものではなく、その主旨を逸
脱しない範囲において様々な変形を加えた態様で実施す
ることが可能である。
(考案の効果) このように1本発明によれば鋼中のNレベルを大幅に低
下することができ、これに応じてAIN、TiNなどの
非金属介在物を著しく低減することができる。これによ
り鋼の疲労寿命が延び、製品の信頼性カー高まる効果が
生ずる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例である鋼の精錬方法の実施工
程を示したものであり、第2図は第1図のRH*空脱ガ
ス装置の構成を示した図である。 第3図は第1図(ニ)の還元精錬工程における[S] 
レベルと同図(、t)の脱ガス後における[N] レベ
ルの関係を示した図であり、第4図は脱ガス時間と[N
] レベルとの関係を示した図である。 10:アーク炉 12;取鍋 16:電極 18:RH真空脱ガス装置 第3図 第4図 oioto 304o父 u RHffにカス時閉(鉛

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)溶解炉にて溶解された溶鋼に還元精錬を施して溶
    鋼中の[S]を低下させる際、該[S]を、最終的に得
    られる鋼における許容量よりも所定量低いレベルまで一
    旦低下させ、その後該溶鋼を脱ガス処理して該溶鋼中の
    [N]を除去した後、必要に応じて溶鋼中の[S]を所
    望レベルまで増加させることを特徴とする鋼の精錬方法
  2. (2)前記還元精錬工程において、脱硫に先立ち若しく
    は併行して脱酸を行わせることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項に記載の鋼の精錬方法。
  3. (3)前記脱硫を、前記溶解炉とは別体で加熱装置を備
    えた容器中で行うことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項若しくは第2項に記載の鋼の精錬方法。
  4. (4)前記脱ガスをRH真空脱ガス方式にて行うことを
    特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第3項の何れかに
    記載の鋼の精錬方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003268438A (ja) * 2002-03-08 2003-09-25 Kobe Steel Ltd 溶鋼の精錬方法
JP2015209586A (ja) * 2014-04-30 2015-11-24 Jfeスチール株式会社 高s低n合金鋼の溶製方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60194047A (ja) * 1984-03-14 1985-10-02 Aichi Steel Works Ltd 高品質軸受鋼およびその製造法

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