JPH07224253A - ホットメルト接着シート - Google Patents

ホットメルト接着シート

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JPH07224253A
JPH07224253A JP1512394A JP1512394A JPH07224253A JP H07224253 A JPH07224253 A JP H07224253A JP 1512394 A JP1512394 A JP 1512394A JP 1512394 A JP1512394 A JP 1512394A JP H07224253 A JPH07224253 A JP H07224253A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot
aggregate
melt adhesive
adhesive
adhesive sheet
Prior art date
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Pending
Application number
JP1512394A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruaki Kobayashi
映章 小林
Masato Koyama
正人 小山
Yoshikazu Okada
佳和 岡田
Hiroyuki Enomoto
弘之 榎本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maxell Sliontec Ltd
Original Assignee
Maxell Sliontec Ltd
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Publication date
Application filed by Maxell Sliontec Ltd filed Critical Maxell Sliontec Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】装飾骨材露出仕上げにおいて、特別な排水処理
を必要とすることなく、骨材の使用量を最小限に止め、
時間と人手とを節約することのできる部材を提供するこ
と。 【構成】上記目的は、柔軟性を有する支持体上にホット
メルト接着剤組成物層を設け、該接着剤組成物層上に、
該接着剤組成物と相溶性を有しかつ水に不溶性の吸水性
物質の微粉末を含有するホットメルト有機高分子組成物
の薄層、あるいは、該接着剤組成物と相溶性を有しかつ
融点130℃以下のポリオレフィン化合物を含有するホッ
トメルト有機高分子組成物の薄層を設けたことを特徴と
するホットメルト接着シートとすることによって達成す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、装飾壁材、景観装飾用
コンクリートの装飾骨材露出仕上げ等に使用する部材に
係り、特に、作業時に、多量の排水処理を必要とするこ
となく、装飾用骨材の使用量も少なくてすみ、時間と人
手とを節約することのできる粘着シートに関する。
【0002】
【従来の技術】装飾小石等の装飾骨材を露出させた建築
物壁面を形成するには、これまで、装飾骨材を練り込ん
だモルタルを壁基材に鏝塗りし、モルタルが適当な固さ
まで硬化したところで表面のモルタルを洗い流す工法が
採られていた。また、安価で簡便な方法として、微小装
飾小石を接着剤で固定してなるシートを粘着剤で壁基材
に貼着する工法も行われてきた。また、景観装飾用のコ
ンクリートの骨材露出仕上げにおいても同様の洗い出し
工法が用いられてきた。この工法では、コンクリート下
地上に装飾骨材を練り込んだモルタルまたはコンクリー
トを打ち込み、それらが半硬化のうちに表面のモルタル
またはコンクリートを洗い流して骨材を部分的に露出さ
せるか、あるいは、骨材練り込みモルタルまたはコンク
リートを打ち込んだ後、表面硬化遅延剤をその表面に散
布するかあるいは硬化遅延シートを表面に被覆する等の
手段により表面の硬化を遅らせ、内部のみ硬化した時点
で未硬化の表面層を洗い流して骨材を部分的に露出させ
ていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記洗
い出し工法においては、多量の水でモルタル等を洗い流
すため、重金属等を含む多量の排水を処理しなければな
らないこと、高価な装飾用骨材を必要以上に多量に使用
しなければならないこと、多くの時間と人手を要するこ
となどの問題点があった。本発明の目的は、上記従来技
術の有していた課題を解決して、装飾骨材露出仕上げに
おいて、特別な排水処理を必要とすることなく、骨材の
使用量を最小限に止め、時間と人手とを節約することの
できる部材を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的は、柔軟性を有
する支持体上にホットメルト接着剤組成物層を設け、該
接着剤組成物層上に、該接着剤組成物と相溶性を有しか
つ水に不溶性の吸水性物質の微粉末を含有するホットメ
ルト有機高分子組成物の薄層、あるいは、該接着剤組成
物と相溶性を有しかつ融点130℃以下のポリオレフィン
化合物を含有するホットメルト有機高分子組成物の薄層
を設けたことを特徴とするホットメルト接着シートとす
ることによって達成することができる。すなわち、プラ
スチック等の柔軟性を有する支持体上に装飾用骨材を部
分的に埋没させて固定することのできる粘着剤組成物を
塗工してなる装飾用骨材搭載用粘着シートとすることに
よって、上記目的は達成できる。上記粘着シートは骨材
の一部分を埋没できる性能を有するとともに、骨材を脱
落しないように固定するため、常温乾燥状態では骨材に
対する接着力が大きく、骨材をモルタル等で固定した後
には、これから容易に剥離することのできる特異な接着
性能を有するものである。また、粘着剤層の支持体に対
する接着力が骨材に対する接着力よりも十分大きいもの
である。
【0005】上記の性能を有する接着シートは、ポリエ
ステルフィルムのような柔軟で強靱な支持体上に、170
℃における溶融粘度が100Pa・s以下のホットメルト粘着
剤などのホットメルト層とこれに相溶性を有しかつ吸水
性物質の微粉末または低融点のポリオレフィン化合物を
含むホットメルト有機高分子組成物の薄層を積層するこ
とによって得ることができる。
【0006】
【作用】柔軟性のあるシート状支持体に接着性を有する
柔軟な有機高分子組成物を塗工すれば、変形が可能で、
装飾用骨材を搭載するのに適した粘着シートを得ること
ができる。
【0007】柔軟性のあるシートとしては、プラスチッ
クフィルム、布、紙、不織布など種々のものが使用可能
であるが、強度、取扱い易さの点でプラスチックフィル
ムが適している。
【0008】装飾用骨材を固定する粘着剤は柔軟性があ
りかつ特異な接着特性を備えていなければならない。す
なわち、接着力は骨材を固定するに十分な強度を有する
反面、これをモルタル等で固定された骨材から除去する
際には容易に剥離できるものでなければならない。粘着
剤を使用すれば、上記の特異な接着特性を発現させるこ
とが可能であるが、このような粘着剤の組成を見出すこ
とは簡単ではない。しかし、装飾用骨材を適切な深さに
埋め込み、これを保持できる性能を有するホットメルト
粘着剤の厚い層を支持体上に形成し、さらにこの上に、
吸水性物質やポリエチレンのような粘・接着性に劣る物
質を含むホットメルト組成物の薄層を形成させた接着シ
ートを用いると、上記の特異な接着特性を容易に発現さ
せることができる。すなわち、ホットメルト粘着剤の厚
い層が骨材を所望の深さに埋め込み、脱落しないように
保持する役割を果たし、その上に形成した薄層がシート
を除去する際の力を低減させる役割を果たしている。こ
こで、薄層形成成分の一つとしてホットメルト有機高分
子組成物を使用しているが、これは下層のホットメルト
粘着剤と相溶性を有していることが望ましい。本シート
の場合には、同じ組成のホットメルト粘着剤あるいはそ
の類似物が適している。また、上層は粘着性を有してい
なくても良いが、弱い粘着性を有している方が望まし
い。
【0009】上記ホットメルト粘着剤等のホットメルト
組成物は、加熱溶融して押し出すか、あるいは、熱カレ
ンダーロールで溶融して支持体上に塗工する。本発明者
等の実験によれば、ホットメルト組成物の170℃におけ
る溶融粘度が100Pa・s以上では塗工が困難になる。塗工
を容易にするためには、170℃における溶融粘度が50Pa・
s以下であることが望ましい。
【0010】装飾骨材を有機高分子組成物中に所望の深
さに埋め込むためには、骨材をシート上にばらまく等の
方法によって載せて、これを加熱または加圧する。熱と
圧力の両者を印加することも有効である。発明者等の実
験によれば、骨材を確実に埋め込むためには加熱法がよ
り適している。また、有機高分子組成物としては、接着
性とホットメルト性とを併せ持つものが使用可能である
が、スチレン・ブタジエン・スチレンブロック共重合体の
ようなブロック共重合体エラストマーをベースとする粘
着剤が特に適している。
【0011】装飾骨材を接着剤層中に部分的に埋没させ
るために必要な接着剤層の厚さは骨材の大きさに依存す
るが、例えば骨材の大きさが2分(粒径約4〜8mm)程度
であれば約0.7mmの厚さが適当である。接着シートの下
層は骨材を埋め込むのに適した厚さとし、上層はできる
だけ薄い、例えば50μm程度の厚さとすると性能の良い
接着シートが得られる。
【0012】図1は、本発明ホットメルト接着シートの
概略構成を示す断面図で、1は支持体、2はホットメル
ト接着剤組成物層、3は吸水性物質またはポリオレフィ
ンを含有するホットメルト有機高分子組成物層を示す。
【0013】
【実施例】以下、本発明のホットメルト接着シートにつ
いて実施例によって具体的に説明する。なお、下記の例
は本発明の一実施例を示すものであって、本発明はこれ
らに限定されるものではない。
【0014】
【実施例1】スチレン・ブタジエン・スチレンブロック共
重合体100重量部、C5石油樹脂120重量部、ナフテン系
オイル40重量部、芳香族系オイル40重量部、老化防止剤
0.5重量部からなる組成物をニーダーで良く練って、ホ
ットメルト粘着剤を作製した。次いで、この粘着剤を厚
さ50μmのポリエステルフィルム上に熱カレンダーロー
ルを通して0.7mmの厚さに塗工した。一方、上記ホット
メルト粘着剤100重量部に完全ケン化型ポリビニルアル
コール(PVA)の微粉末50重量部をニーダーを用いて練り
込み、PVA 含有粘着剤組成物を作製した。この組成物
を、熱カレンダーを通して、先の粘着剤層上に0.05mmの
厚さに塗工して、ホットメルト接着シートを作製した。
【0015】上記で得た接着シートに平均粒径約8mmの
装飾用骨材を振りかけ、150℃の電気炉で20分間加熱し
たところ、骨材は自重で粘着剤層中に沈み、固定され
た。次いで、該固定骨材上にモルタルを流し込み、室温
で2日間放置した後、粘着シートを剥離した。粘着シー
トは容易に剥がれ、骨材露出モルタルが得られた。
【0016】
【実施例2】スチレン・ブタジエン・スチレンブロック共
重合体100重量部、C5石油樹脂120重量部、ナフテン系
オイル40重量部、芳香族系オイル40重量部、老化防止剤
0.5重量部からなる組成物をニーダーで良く練って、ホ
ットメルト粘着剤を作製した。次いで、この粘着剤を厚
さ50μmのポリエステルフィルム上に熱カレンダーロー
ルを通して0.7mmの厚さに塗工した。一方、上記ホット
メルト粘着剤100重量部にポリエチレン50重量部を添加
して、ニーダーを用いて練り込んだ。この組成物を熱カ
レンダーを通して上記粘着剤層上に0.05mmの厚さに塗工
してホットメルト接着シートを作製した。
【0017】上記で得られた接着シートに平均粒径約8
mmの装飾用骨材を振りかけ、150℃の電気炉で15分間加
熱したところ、骨材は自重で粘着剤層中に沈み固定され
た。この固定骨材上にモルタルを流し込み、室温で2日
間放置した後粘着シートを剥離した。粘着シートは容易
に剥がれ、骨材露出モルタルが得られた。
【0018】
【発明の効果】以上述べてきたように、ホットメルト接
着シートを本発明構成の接着シートとすることによっ
て、装飾骨材露出仕上げにおいて、特別な排水処理を必
要とすることなく、骨材の使用量を最小限に止め、時間
と人手とを節約することのできる部材を提供することが
できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ホットメルト接着シートの概略構成を示
す断面図。
【符号の説明】
1…支持体、2…ホットメルト接着剤組成物層、3…ホ
ットメルト有機高分子組成物層。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B28B 1/16 7/34 F (72)発明者 榎本 弘之 神奈川県川崎市多摩区登戸3819番地 株式 会社スリオンテック内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】柔軟性を有する支持体上にホットメルト接
    着剤組成物層を設け、該接着剤組成物層上に、該接着剤
    組成物と相溶性を有しかつ水に不溶性の吸水性物質の微
    粉末を含有するホットメルト有機高分子組成物の薄層を
    設けたことを特徴とするホットメルト接着シート。
  2. 【請求項2】柔軟性を有する支持体上にホットメルト接
    着剤組成物層を設け、該接着剤組成物層上に、該接着剤
    組成物と相溶性を有しかつ融点130℃以下のポリオレフ
    ィン化合物を含有するホットメルト有機高分子組成物の
    薄層を設けたことを特徴とするホットメルト接着シー
    ト。
  3. 【請求項3】上記ホットメルト接着剤組成物が、170℃
    における溶融粘度が100Pa・s以下、好ましくは50Pa・s以
    下のホットメルト系粘着剤であることを特徴とする請求
    項1及び2記載のホットメルト接着シート。
JP1512394A 1994-02-09 1994-02-09 ホットメルト接着シート Pending JPH07224253A (ja)

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JP1512394A JPH07224253A (ja) 1994-02-09 1994-02-09 ホットメルト接着シート

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JP1512394A JPH07224253A (ja) 1994-02-09 1994-02-09 ホットメルト接着シート

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ID=11880052

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102012223987A1 (de) * 2012-12-20 2014-06-26 Homag Holzbearbeitungssysteme Gmbh Intelligente Laserkante

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