JPH07224122A - シクロオレフィンコポリマーおよびその調製法 - Google Patents
シクロオレフィンコポリマーおよびその調製法Info
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- JPH07224122A JPH07224122A JP6322990A JP32299094A JPH07224122A JP H07224122 A JPH07224122 A JP H07224122A JP 6322990 A JP6322990 A JP 6322990A JP 32299094 A JP32299094 A JP 32299094A JP H07224122 A JPH07224122 A JP H07224122A
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Abstract
し、A)少なくとも1つの多環式オレフィンの重合単
位、B)少なくとも1つの二重結合を含む少なくとも1
つのオレフィンの重合単位、および、必要ならば、C)
1つ以上の非環式モノオレフィンの重合単位を含むシク
ロオレフィンコポリマーにおいて、該シクロオレフィン
コポリマーは、オレフィン性二重結合に関する当量が数
平均分子量以下であり、さらに、少なくとも2つの電子
求引基を有する少なくとも1つの繰返し単位を含有する
ことを特徴とするシクロオレフィンコポリマー。 【効果】 すぐれた透明性、耐熱変形性及び硬度、なら
びに化学的に不活性で加水分解に安定である。
Description
l/g以上のエン官能性シクロオレフィンコポリマー
(COC)およびその調製法に関する。
である(EP 156 464、EP 407 87
0)。該COCは透明性が大で硬度が高く、かつ低密度
である。さらに、該コポリマーは化学的にほとんど不活
性であり、かつ耐熱変形性が大きい。しかし、無官能性
COCは他の物質、とくにポリマーとの混和性に極めて
乏しく、接着性に劣る。これに加えて、無官能性COC
は容易に官能性にすることができない。
性の無いことが知られている金属錯塩触媒重合反応によ
ってはじめて利用可能となるので、公式的な推論の結果
のように、反応基を有するモノマーの共重合化による官
能性COC調製法の可能性はない。
有するCOCを開示している。該ポリマーはゲル粒子を
含まず、また135℃のデカリンに完全に可溶であっ
て、これは該ポリマーが実質的に線状の構造を有し、か
つ架橋していないことを示すものである。該ポリマーは
無水マレイン酸と反応することができる。
応は、SURLYNTM(デュポン)という商品名で市販
されているイオノマーを生成する。しかし、該コポリマ
ーは透明性が劣り、また硬度が比較的低い。
P)コポリマー、およびさらに1個以上のジエンモノマ
ーも含むことができる(EPDM)コポリマーも開示さ
れている(Rubber Chemistry and
Technology 55、809(1982)の
中の「Recent Advances in the
Chemical Modification of
Unsaturated Polymers」)。J
P54−017,931は、ジエンモノマーとしてビニ
ルノルボルネンを含有するEPDMコポリマーを無水マ
レイン酸と反応させることを述べている。続く染料との
反応によって、着色表面コーティングが得られる。これ
と同様に、ジエンモノマーとしてエチリデンノルボルネ
ンを含有するEPDMとスルホマレイン酸無水物との反
応が記述されている(Macromolecules
20,258(1987))。しかし、これらの物質は
ガラス転移温度が室温よりも低いエラストマーである。
応によって、二環式モノマー単位を含有するポリオレフ
ィンに無水マレイン酸をグラフトできることを述べてい
る。この方法は、いくつかの理由から、工業的に重要で
はない。すなわち、一面では、過酸化物のように分解し
て、遊離基を生じる化合物を用いるのはその化合物の爆
発性のために好ましいものではなく、また他面、ポリオ
レフィンとの前記遊離基反応は、抑制されない架橋やゲ
ル化をもたらすことがある二次反応を生じ、また最終生
成物を使用不能にする傾向のあることがわかっている。
さらに達成可能な官能基の量は極めて僅かである。
有し、他の物質、特にポリマーと容易に混合でき、同時
にすぐれた透明性、耐熱変形性および硬度、ならびに化
学的に不活性で加水分解に安定なポリマー主鎖を有し、
また思い通りに架橋させることができるポリマーを提供
すること、さらにまた、前記の好ましい性質を有するだ
けでなく、とくに室温を上回る温度においてほとんど無
限の貯蔵寿命を有するポリマーを提供することにある。
媒の存在下の重合によってCOC骨格が合成されるエン
官能性COCの提供によって達成可能であることが見出
された。この発明によるエン官能性COCは、ポリマー
類似エン反応によって導入される官能基を含有する重合
単位を含み(J.March著、AdvancedOr
ganic Chemistry,Wiley(ニュー
ヨーク)1985年発行、711頁参照;とくにここ
に、前記文献を参照する)、また、他の物質、とくにポ
リマーとのすぐれた混和性、別の状況では不活性のCO
Cに、たとえば染料、ペプチド、酵素や殺生物剤のよう
な異分子を結合できるようにするすぐれた接着性および
官能性付与のきわめて容易さという点で、従来公知のC
OCとは異なっており、また思い通りに架橋させること
ができる。
で操作されるエン官能性COC調製法に関する。
させることができ、0.25dl/g以上の溶液粘度
(η)(DIN51562による60℃のデカリン中で
の値)を有し、さらに、A)少なくとも1つの多環式オ
レフィンの重合単位、B)少なくとも1つの二重結合を
含む少なくとも1つのオレフィンの重合単位、および、
必要ならば、C)1つ以上の非環式モノオレフィンの重
合単位を含み、なお、オレフィン性二重結合に関する当
量が数平均分子量以下であり、さらに、少なくとも2つ
の電子求引基を有する少なくとも1つの繰返し単位を含
有するエン官能性シクロオレフィンコポリマーに関す
る。
ーは、好ましくは、 A)シクロオレフィンコポリマーの総量に対して、0.
1−99.89重量%の少なくとも1つのシクロオレフ
ィンの重合単位、 B)シクロオレフィンコポリマーの総量に対して、0.
1−99.89重量%の少なくとも1つの二重結合を含
む少なくとも1つのオレフィンの重合単位、 C)シクロオレフィンコポリマーの総量に対して、0−
80重量%の少なくとも1つの非環式モノオレフィンの
重合単位、および D)シクロオレフィンコポリマーの総量に対して、0.
01ないし50重量%の少なくとも2つの電子求引基を
有する重合単位を含む。
V、V、VIおよびVIIのシクロオレフィンから誘導
するのが好ましい。
よびR8 は同一かまたは異なり、水素原子またはC1 −
C8 アルキル基もしくはC6 −C14アリール基のような
C1 −C20炭化水素基であるかまたは環を形成し、同一
の基がIないしVIのさまざまな式においては異なる意
味を有することが可能であり、かつnは2から10まで
の数である。
がとくに好ましい。
役二重結合を含む4−20個の炭素原子を有する環式お
よび非環式ポリエン、とくにジエンから誘導するのが好
ましい。二重結合は連鎖末端、環内、または環外にある
ことができる。
四環式ジエン、とくに、非共役二環式および三環式ジエ
ン、のみならず直鎖状または分枝鎖状非環式ジエン、と
くに末端二重結合を有する非環式ジエンが好ましい。
よびXIIIの化合物から誘導される重合単位B)がと
くに好ましい。
は同一かまたは異なり、水素原子、C1 −C8 アルキ
ル、C6 −C14アリールまたはC3 −C15アルケニルで
あり、同一の基が、さまざまの式VIII−XIIIに
おいて異なる意味を有することができ、また式VIII
における基R9 、R10、R11、R12、R13およびR14の
少なくとも1つならびに式XIIにおける基R9 、
R10、R11およびR12の少なくとも1つはC3 −C15ア
ルケニル基であり、mは0から10までの数で、nおよ
びlはそれぞれ0から10までの数であり、ただしn=
l=0の場合はあてはまらないものとする。
は、2,5−ノルボルナジエン、5−ビニル−2−ノル
ボルネン、5−エチリデン−2−ノルボルネン、5−メ
チレン−2−ノルボルネン、ジシクロペンタジエン、5
−イソプロピリデン−2−ノルボルネン、トリシクロペ
ンタジエンおよび1,4,5,8−ジメタノ−1,4,
4a,5,8,8a−ヘキサヒドロナフタレン、シクロ
ペンタジエン、1,4−シクロヘキサジエン、1,3−
シクロヘキサジエン、1,5−シクロオクタジエン、1
−ビニルシクロヘキセン、2−ビニルシクロヘキセン、
3−ビニルシクロヘキセンのようなシクロジエン類、
4,5,7,8−テトラヒドロインデン類、4−メチル
テトラヒドロインデン類、6−メチルテトラヒドロイン
デン類、または6−エチルテトラヒドロインデン類のよ
うなアルキルテトラヒドロインデン類、ならびに1,5
−ヘキサジエン、1,4−ヘキサジエン、1,3−ヘキ
サジエン、1,9−デカジエン、ブタジエンおよびイソ
プレンのような非環式ジエン類である。
ノルボルネンまたはテトラシクロドデセンの調製時の副
成物のような、多量のジ−およびトリシクロジエンを含
有するか、または混合物中にジ−およびトリシクロジエ
ンを含むシクロジエンおよび/またはジエンの混合物を
使用することができる。
ヘキサジエン、1,3−ヘキサジエン、1,9−デカジ
エン、ブタジエンおよびイソプレンのような非環式ジエ
ンが好ましい。
たとえば炭素原子が2−20個のアルファオレフィン、
とくにエチレンおよびプロピレンから誘導するのが好ま
しい。
電子求引基(J.March著、Adv.Org.Ch
em.,238頁、表1をとくに、ここで参照する)と
くにカルボニルやニトリルを有し、とくにカルボニルが
好ましい。
のが好ましい。
15は同一かまたは異なり、水素原子、またはC1 −C8
アルキル、C6 −C14アリールもしくはC3 −C15アル
ケニルのようなC1 −C20炭化水素基であり、同一の基
が、さまざまな式XIV−XVIIにおいて異なる意味
を有することができ、mは0から10までの数で、nお
よびlはそれぞれ0から10までの数であり、ただし、
n=l=0の場合はあてはまらず、かつ基R9 およびR
10の少なくとも1つは2,5−ジオキソテトラヒドロフ
ル−3−イルメチル、2,3−ジシアノプロピル、2−
アルキルオキシカルボニル−3−シアノプロピル、2−
アリールオキシカルボニル−3−シアノプロピル、2−
シアノ−3−アルキルオキシカルボニルプロピル、2−
シアノ−3−アリールオキシカルボニルプロピル、2,
3−ビス(アルキルオキシカルボニル)プロピル、2,
3−ビス(アリールオキシカルボニル)プロピル、2−
アリールオキシカルボニル−3−アルキルオキシカルボ
ニルプロピル、2−アルキルオキシカルボニル−3−ア
リールオキシカルボニルプロピル、2−アルキルオキシ
カルボニル−3−(N,N−ビスアルキルイミノカルボ
ニル)プロピル、2−アリールオキシカルボニル−3−
(N−アルキル−N−アリールイミノカルボニル)プロ
ピル、2−カルボキシ−3−(N,N−ビスアルキルイ
ミノカルボニル)プロピル、2−カルボキシ−3−(N
−アルキル−N−アリールイミノカルボニル)プロピ
ル、3−アルキルオキシカルボニル−2−(N,N−ビ
スアルキルイミノカルボニル)プロピル、3−アリール
オキシカルボニル−2−(N−アルキル−N−アリール
イミノカルボニル)プロピル、3−カルボキシ−2−
(N,N−ビスアルキルイミノカルボニル)プロピル、
3−カルボキシ−2−(N−アルキル−N−アリールイ
ミノカルボニル)プロピル、2,5−ジオキソテトラヒ
ドロピロル−3−イルメチレン、N−アルキル−2,5
−ジオキソテトラヒドロピロル−3−イルメチル、N−
アリール−2,5−ジオキソテトラヒドロピロル−3−
イルメチル、N,N′−ビス(アルキルオキシカルボニ
ル)−2,3−ジアザプロピル、4−スルホ−2,5−
ジオキソテトラヒドロフル−3−イルメチル、4−ブロ
モ−2,5−ジオキソテトラヒドロフル−3−イルメチ
ル、4−クロロ−2,5−ジオキソテトラヒドロフル−
3−イルメチル、または3−スルホ−2,3−ビス(ア
ルキルオキシカルボニル)プロピル、もしくはこれら化
合物の1つと無機または有機塩基との塩である。無機塩
基の塩類は、たとえばアルカリ金属、アルカリ土金属お
よび亜鉛の塩類、とくにNa、K、CaおよびMgの塩
類である。第一または第二脂肪族アミン、たとえばジエ
チルアミン、トリエチルアミン、ジエタノールアミンま
たはトリエタノールアミンのような有機塩基の塩類が好
ましい。
の化合物から誘導することもできる。
なり、水素原子またはC1 −C8 アルキル、C6 −C14
アリールもしくはC3 −C15アルケニルのようなC1 −
C20炭化水素基であり、mは0から10までの数であ
り、かつR13は、2,5−ジオキソテトラヒドロフル−
3−イル、1,2−ジシアノエチル、1−アルキルオキ
シカルボニル−2−シアノエチル、1−アリールオキシ
カルボニル−2−シアノエチル、1−シアノ−2−アル
キルオキシカルボニルエチル、1−シアノ−2−アリー
ルオキシカルボニルエチル、1,2−ビス(アルキルオ
キシカルボニル)エチル、1,2−ビス(アリールオキ
シカルボニル)エチル、1−アリールオキシカルボニル
−2−アルキルオキシカルボニルエチル、1−アルキル
オキシカルボニル−2−アリールオキシカルボニルエチ
ル、1−アルキルオキシカルボニル−2−(N,N−ビ
スアルキルイミノカルボニル)エチル、1−アリールオ
キシカルボニル−2−(N−アルキル−N−アリールイ
ミノカルボニル)エチル、1−カルボキシ−2−(N,
N−ビスアルキルイミノカルボニル)エチル、1−カル
ボキシ−2−(N−アルキル−N−アリールイミノカル
ボニル)エチル、2−アルキルオキシカルボニル−1−
(N,N−ビスアルキルイミノカルボニル)エチル、2
−アリールオキシカルボニル−1−(N−アルキル−N
−アリールイミノカルボニル)エチル、2−カルボキシ
−1−(N,N−ビスアルキルイミノカルボニル)エチ
ル、2−カルボキシ−1−(N−アルキル−N−アリー
ルイミノカルボニル)エチル、2,5−ジオキソテトラ
ヒドロピロル−3−イル、N−アルキル−2,5−ジオ
キソテトラヒドロピロル−3−イル、N−アリール−
2,5−ジオキソテトラヒドロピロル−3−イル、N,
N′−ビス(アルキルオキシカルボニル)−1,2−ジ
アザエチル、4−スルホ−2,5−ジオキソテトラヒド
ロフル−3−イル、4−ブロモ−2,5−ジオキソテト
ラヒドロフル−3−イル、4−クロロ−2,5−ジオキ
ソテトラヒドロフル−3−イル、または2−スルホ−
1,2−ビス(アルキルオキシカルボニル)エチル、も
しくはこれら化合物の1つと無機または有機塩基との塩
類である。無機塩基の塩類は、たとえばアルカリ金属、
アルカリ土金属および亜鉛の塩類、とくにNa、K、C
aおよびMgの塩類である。第一および第二脂肪族アミ
ン、たとえばジエチルアミン、トリエチルアミン、ジエ
タノールアミンまたはトリエタノールアミンのような有
機塩基の塩類が好ましい。
枝鎖状または環状、飽和または部分不飽和で、かつ1−
18個の炭素原子を有することができる。重合単位D)
中のアリール基は6−30個の炭素原子を含むことがで
き、かつ互いに別個に直鎖状、分枝鎖状または環状であ
る補足的な置換基、好ましくはC1 −C18アルキル置換
基を有することができる。重合単位D)は化合物の成分
が種々の数の炭素原子を含むアルキル基および/または
アリール基を有する化合物の混合物から誘導するのが好
ましい。該基は、工業的に入手可能か、または生物学的
資源から、さらに精製することなく手に入れることがで
きる同族列から誘導される。好ましい来源は、たとえば
組成が、原産地、品種および時季によって異なることが
ある牛脂アルコールまたは牛脂アミン混合物である。
ーは、重合単位B)が、シクロオレフィンコポリマーの
総量に対して、少なくとも0.1重量%、とくに20−
60重量%の非環式C4 −C20ポリエン、とりわけC4
−C20ジエンを含有するものである。
(シクロオレフィン成分)の比率がそれぞれシクロオレ
フィンコポリマーの総量に対して、0.1−99.89
重量%、好ましくは1−99重量%、とくに好ましくは
10−90重量%である。
レフィンコポリマーの総量に対して、0.1−99.8
9重量%、好ましくは1−50重量%、とくに好ましく
は2−30重量%である。
レフィンコポリマーの総量に対して、0−80重量%、
好ましくは1−60重量%、とくに好ましくは2−50
重量%である。
単位D)の比率は、それぞれシクロオレフィンコポリマ
ーの総量に対して、0.01−50重量%、好ましくは
0.05−20重量%、とくに好ましくは0.1−10
重量%である。
0.25dl/g以上(DIN51562により60℃
のデカリン中で測定)、好ましくは0.25ないし1.
5dl/gである。分子量Mwは好ましくは>13,0
00g/モルで多分散性Mw/Mnは好ましくは<4で
ある。ガラス転移温度は−20−200℃が好ましく、
0−200℃がとくに好ましい。ヨウ素価(IN)は
0.5−200、好ましくは0.5−50である。
高分子量を有することができる他の物質との良好な混和
性を有する。低分子量の混合パートナーの1例には油状
添加物としてのこの発明によるポリマーの使用がある。
高分子量物質の例はポリマー、とくにポリアミドおよび
ポリアクリレートである。官能基の化学反応性は、たと
えば、ほかのやり方では不活性のポリオレフィンに染料
または殺生物剤を強固に結合させうるという点で工業的
に利用することができる。
性を示し、たとえば、ポリマーシートのラミネーション
において、工業的に極めて重要なコーティング組成物と
して適している。さらに、該COCはワックス、接着
剤、カップリング剤、可塑剤、サイズもしくは繊維仕上
げ剤組成物の添加剤、または、たとえば反応性補修組成
物の硬化剤として用いることができる。
ことができ、かつ0.25dl/g以上の溶液粘度
(η)を有するエン官能性COCの調製法において、該
調製法が、二重結合を含有するCOCを少なくとも1つ
の親エン物質(enophile)と反応させることを
特徴とする方法に関する。
β−不飽和カルボン酸またはα,β−不飽和カルボン酸
誘導体、たとえば無水マレイン酸、マレイン酸エステル
(たとえばジ−n−ブチルマレエートおよびビスオクタ
デシルマレエート)、マレイミド(さらに置換させるこ
ともできる(例、N−フェニルマレイミド))、ブロモ
マレイン酸無水物、スルホマレイン酸無水物、またはジ
エチルアゾジカルボキシレートである。
比は重要なものではない。反応の終りに未結合の親エン
物質をできるだけ少なくしたいと望むならば、等モルを
下回る比率が適当であろう。しかしポリマーに最大量の
親エン物質を結合させるためには、二重結合に対して過
剰量の親エン物質を用いるのが有効と判明しており、そ
の上限は経済的配慮および過剰成分を分離する際に生じ
ると思われる問題によって定められる。該成分は2:8
のモル比で反応させるのが好ましく、3:5のモル比で
反応させるのがとくに好ましい。
せることができる。
とができる。不均反応は低分子量の親エン物質が、たと
えば流動層内で、ポリマー粒子表面に蒸気として作用す
る反応か、または親エン物質の溶液中に、ポリマー粒子
を懸濁させる反応である。
われる。好ましい態様では、均一反応は、親エン物質を
も溶解するCOCの溶剤中で均一に行われる。この場合
の適切な溶剤は、ベンゼン、トルエン、キシレン類およ
びクロロベンゼンのような芳香族溶剤、ならびにクロロ
ホルムまたはテトラクロロエチレンのような他の塩素化
有機溶剤である。溶剤混合物も、有効なことが多い。該
反応は加圧下で行うのが有利な場合がある。シス/トラ
ンスデカリンおよびジクロロベンゼン異性体のような高
沸点成分がとくに適している。好ましい態様では、該反
応は、150℃ないし220℃の温度で、1,2−ジク
ロロベンゼンまたはデカリン中で行われる。とりわけ好
ましい態様では、反応を大気圧下において、溶液の沸点
で行わせる。
度によって制限される。低濃度限界は経済的配慮ならび
に溶剤が伴出することがあり、また経験によって、著し
く好ましくない二次反応を多分生じることが明らかにな
っている不純物の結果による。2−50%(重量/容量
=ポリマー/溶剤)の濃度範囲が適当と判明している。
好ましい範囲は4−30%で、とくに好ましいのは5−
20%である。
択した条件下では化学的に反応性がない適切な抑制剤の
添加が有効な場合がある。適切な該抑制の例はフェノチ
アジン、ニトロベンゼンおよびジニトロベンゼンのよう
なニトロ芳香族化合物、2−メルカプトベンゾチアゾー
ル、2−メルカプトイミダゾールならびにジフェニルグ
アニジン(米国特許第4,080,493号)である。
この発明によるCOCは、ペルオキソ化合物またはアゾ
イソブチロニトリルのような遊離基開始剤を存在させず
に調製するのが好ましい。
て使用することができる。ポリマー自体を単離しようと
するのであれば、ポリマーは次の公知の方法によって溶
剤から分離することができる。
ルム形蒸発装置における噴霧乾燥または濃縮による溶剤
蒸発。より好ましくは、 3.ポリマー溶剤と混合可能な非溶剤、たとえばメタノ
ールまたは−とくに好ましくは−アセトン中でのポリマ
ーの沈殿。
質、たとえば無水マレイン酸を出来るだけ多量に除去し
ようとする考えであれば、方法3が好ましい。
によって、副成物のような異物を容易に除くことができ
る。乾燥は、好ましくは不活性ガスのシールを行い、大
気圧または減圧下で行うことができ、その場合に使用す
る温度は焼結しないようにTgよりも低くしなければな
らない。窒素気流中の乾燥が好ましい。
用いられるシクロオレフィンコポリマーは、0.1−9
9.9重量%の下式I、II、III、IV、V、VI
またはVIIのシクロオレフィンの重合単位
よびR8 は同一かまたは異なり、水素原子またはC1 −
C8 アルキル基もしくはC6 −C14アリール基のような
C1 −C20炭化水素基であり、同一の基が、さまざまな
式I−VIでは異なる意味を有することができ、nは2
から10までの数である)、およびシクロオレフィンコ
ポリマーの総量に対して、0.1−99.9重量%の、
少なくとも1つの二重結合を有する少なくとも1つのオ
レフィン、好ましくは下式VIII、IX、X、XI、
XIIおよびXIIIの少なくとも1つのオレフィンの
重合単位
15は同一かまたは異なり、水素原子またはC1 −C8 ア
ルキル、C6 −C14アリールもしくはC3 −C15アルケ
ニルのようなC1 −C20炭化水素基であり、同一の基
が、さまざまな式VIII−XIIIでは異なる意味を
有することができ、式VIII中基R9 、R10、R11、
R12、R13およびR14の少なくとも1つならびに式XI
I中基R9 、R10、R11およびR12の少なくとも1つは
アルケニル基であり、mは0から10までの数で、nお
よびlはそれぞれ0から10までの数であり、ただしn
=l=0の場合はあてはまらないものとする)、および
シクロオレフィンコポリマーの総量に対して、0−80
重量%の少なくとも1つの環状モノオレフィン、好まし
くは炭素原子が2−20個のアルファオレフィン、とく
に好ましくはエチレンの重合単位を含有するのが好まし
い。
おいて用いられるシクロオレフィンコポリマーは、−7
8−200℃の温度および0.01−64バールの圧力
において、アルミノオキサンおよび少なくとも1個のメ
タロセン、好ましくは下式(I)または(II)のメタ
ロセンを含む触媒の存在下で調製される。
ジウム、ニオビウム、およびタンタルより成る群からの
金属で、R1 およびR2 は同一かまたは異なり、水素原
子、ハロゲン原子、またはC1 −C10アルキル基、C6
−C10アリール基、C2 −C10アルケニル基、C7 −C
40アリールアルキル基、C7 −C40アルキルアリール基
もしくはC8 −C40アリールアルケニル基のようなC1
−C20炭化水素基であり、R3 およびR4 は同一かまた
は異なり、中央の原子とともにサンドイッチ構造を形成
しうる単環式または多環式炭化水素基であり、R5 は
−S−、=S=O、=SO2 、=NR8 、=PR8 また
はP(O)R8 (式中l=1,2または3)であり、R
8 およびR9 は同一かまたは異なり、水素原子、ハロゲ
ン原子、または、C1 −C10アルキル基、C6 −C10ア
リール基、C2 −C10アルケニル基、C7 −C40アリー
ルアルキル基、C8 −C40アリールアルケニル基もしく
はC7 −C40アルキルアリール基のようなC1 −C20炭
化水素基であるか、またはR8 およびR9 は、それぞれ
該基に結合する原子とともに環系を形成し、R11はハロ
ゲン原子またはC1 −C10アルキル基、C6 −C10アリ
ール基、C2 −C10アルケニル基、C7 −C40アリール
アルキル基、C8 −C40アリールアルケニル基、もしく
はC7 −C40アルキルアリール基のようなC1 −C20炭
化水素基であるか、またはR8 とR11とは、それぞれ該
基に結合する原子とともに環系を形成し、M2 はケイ
素、ゲルマニウムまたはスズである。
ペンタジエニル、メチルシクロペンタジエニル、インデ
ニル、2−メチルインデニル、4,5−ベンゾインデニ
ル、2−メチル−4,5−ベンゾインデニル、フルオレ
ニルもしくは4,7−第三ブチルフルオレニルのような
無置換または置換シクロペンタジエニル基が好ましい。
2 が同一で、ハロゲン原子、とくに塩素、またはC1 −
C10アルキル基、とくにメチルであり、R3 およびR4
が同一かまたは異なり、C1 −C20炭化水素基によって
置換されることができるシクロペンタジエニル、インデ
ニルまたはフルオレニルであり、R5 が
C1 −C10アルキル基、とくにメチル、またはC6 −C
10アリール基、とくにフェニル)である式(I)および
(II)のメタロセンが好ましい。
ン中で測定)単位dl/g Mw=分子量、単位g/モル Mw/Mn=ゲル浸透クロマトグラフィーにより測定し
た多分散性(オルトジクロロベンゼン、135℃、ポリ
スチレン標準) 当量(EG)=ポリマー1モル当りの官能基のg数(滴
定分析により測定)IN=ヨウ素価(滴定分析により測
定) 実施例1:清浄で乾燥した攪拌機付き1.5dm3 の重
合反応器を窒素、次にエチレンでフラッシュし、ノルボ
ルネンの濃度が85%のトルエン溶液0.6dm3 を充
填した。60mlの5−ビニル−2−ノルボルネンを添
加した。エチレンの圧力を6バール(ゲージ)に調節し
た。さらに水素180cm3 を加えて、温度を70℃に
調節した。ジフェニルメチレン(シクロペンタジエニ
ル)(9−フルオレニル)ジルコニウムジクロリド12
mgをメチルアルミノキサンのトルエン溶液(凝固点降
下法による分子量1300g/モルのメチルアルミノキ
サン10重量%)20cm3 に溶解した後、溶液を反応
器に秤り込んだ。連続圧入によって、エチレン圧力を6
バールに維持した。重合時間1時間後、反応器の内容物
を容器に流出させて、イソプロパノール5cm3 を加え
た。
mburg)10gおよび水5cm3 を加えて、60℃
で30分攪拌した。トルエン0.5dm3 中に懸濁した
10gのCeliteよりなる濾過ケークが、2リット
ルの圧力吸引濾過器の濾過メッシュ上に堆積した。ポリ
マー溶液は、圧力吸引濾過器で、約1バールの窒素圧力
をかけて濾過された。該透明溶液を分散機(Kotth
off製)を用いて5dm3 のアセトン中に加えた。濾
過して固形物を分別し、アセトン中に2回分散させた
後、減圧下(0.2バール)100℃で15時間乾燥し
た。ポリマー固形物99gが得られた。ガラス転移温度
は150℃で、η(溶液粘度)は0.3dl/g(DI
N51562)であった。ヨウ素価は19と確認され
た。
るが、水素の添加は行わずに、いくつかのシクロオレフ
ィンコポリマー(表1)を調製した。生成物の特性を表
1に示す。
−フルオレニル)ジルコニウムジクロリド B=ビス(インデニル)ジルコニウムジクロリド 実施例5:実施例1と同様に、ノルボルネン21.4k
g、トルエン6dm3 および5−ビニル−2−ノルボル
ネン3dm3 を75dm3 の重合反応器に入れた。触媒
A500mgをメチルアルミノキサンのトルエン溶液5
00cm3 に溶解した。反応器内に1.8dm3 の水素
を秤り込み、エチレン圧力を6バールに調節した。触媒
溶液を反応器中に秤り込んだ。連続圧入によって、エチ
レン圧力を一定レベルに保った。重合中、さらに1.2
dm3 /時の水素を秤り込んだ。
ル油留分(Exxsol、沸点範囲100−120℃、
Exxon製)50dm3 中にCelite500gお
よび水200mlを含有させた150dm3 の攪拌機付
き容器内に反応液を流し込んだ。混合物は60℃で30
分攪拌した。
elite500gの濾過ケークか120dm3 の圧力
吸引濾過器の濾過メッシュに堆積した。ポリマー溶液は
圧力吸引濾過器で濾過された。溶液には2.8バールの
窒素圧力がかけられた。溶液は、さらに、鋼鉄ハウジン
グに取付けられた7個のフィルターシリンダー(Flu
id Dynamics、Dynalloy SX6
4,5μm、0.1m2/シリンダー)で濾過した。ポ
リマー溶液を、分散機( RUltra−Turrax)
を用いて、500dm3 のアセトン中に攪拌混合して、
ポリマーを沈殿させた。懸濁液は、680dm3 の攪拌
機付き圧力吸引濾過器を底部弁を開いて循環させた。次
に底部弁を閉じて、生成物を200dm3 のアセトンで
3回洗浄した。最終洗浄後、生成物を、初めは100℃
の窒素気流中で乾燥し、次に0.2バールの乾燥オーブ
ン内で24時間乾燥した。ポリマー4.8kgが得られ
た。溶液粘度(η)は0.52dl/gで、ガラス転移
温度は153℃であった。ヨウ素価は15であった。重
量平均分子量Mwは38,000で数平均分子量Mnは
13,000であった。
ら240℃で圧縮成形シート(直径6cm)を調製し
た。シートは無色透明であった。
ネン45モル%およびビニルノルボルネン繰返し単位5
モル%を含有し、溶液粘度(デカリン、135℃)η=
0.68dl/gならびにゲル浸透クロマトグラフィー
(オルトジクロロベンゼン、135℃)で測定した分子
量、Mw=17,000g/モルおよび多分散性Mw/
Mn=2.9;IN=15(EG=1700g/モルC
=C)、Tg=156℃(DSCによる)を特徴とする
実施例2から得たシクロオレフィンコポリマー5.03
3gを、窒素雰囲気中で、無水マレイン酸1.602g
とともに、室温下で1,2−ジクロロベンゼン25ml
中に溶解する。溶液は攪拌しながら180℃に加熱す
る。還流8時間後、アセトン250ml中に注入するこ
とによってバッチを調製する。沈殿した無色のマレイン
化ポリマーを吸引濾過し、アセトンで反復洗浄する。得
られたポリマーを無水酢酸1.5mlを含有するトルエ
ン150ml中に80℃で溶解して、アセトン700m
l中で再沈殿させる。真空中60℃で乾燥後、当量が1
450g/モルのC=C(IN=17.5)を有するポ
リマー4.928gを得る;Mw=17,800g/モ
ル、Mw/Mn=2.4;η=0.61dl/g。酸滴
定により酸無水物の当量は3340g/モルと得られ
る。この測定法はPolym.Eng.& Sci.3
2、467(1992)に記載されている。赤外分光法
による酸無水物の測定は結合無水マレイン酸と同じ量の
2.9%(重量/重量)を示した。
し、デカリン(シス/トランス混合物)25mlおよび
ニトロベンゼン2.5mlの混合物中における190℃
で16時間にわたるCOC3.930gと無水マレイン
酸1.523gとの反応によって、C=Cの当量が27
00g/モル、酸無水物の当量が8500g/モル、お
よびη=0.62dl/gのマレイン化COC3.42
5gが得られた。
特性値η=0.88dl/g、Mw=11200g/モ
ル、D=Mw/Mn=1.8;IN=10(EG=25
00g/モルC=C)、Tg=161℃を有し、かつエ
チレン50モル%、ノルボルネン47モル%および5−
ビニルノルボルネン繰返し単位3モル%を含有する実施
例4によるCOC4.8gを用いた。
の当量3500g/モルおよびη=0.78dl/gを
有するマレイン化COC 4.766gが得られた。
しニトロベンゼンを100mgの2,6−ジ第三ブチル
−4−メチルフェノールで置き換えた。C=Cの当量が
1180g/モル、酸無水物の当量が2400g/モ
ル、およびη=0.49dl/gのマレイン化COC
3.52gが得られた。
実施例10を繰返したが、ただし、当初のポリマーは次
のように異なった。すなわち、η=0.34dl/g、
Mw=37,900g/モル、Mw/Mn=2.8;I
N=15、すなわちEG=1690g/モル C=C、
Tg=153℃で、このポリマーはエチレン50モル
%、ノルボルネン45モル%および5−ビニルノルボル
ネン繰返し単位5モル%を含有した。収率>90%(重
量/重量)が得られた。
1、すなわちEG=1170−1230g/モルC=
C、EG=酸無水物1モルあたり3000−4000
g。
しCOC21.2gを無水マレイン酸19.8g(20
2ミリモル)とともに333mlのトルエン中に溶解し
て、アゾイソブチロニトリル1.125g(6.85ミ
リモル、二重結合に関して3.4モル%)を添加した。
80℃において、80分でゲルが得られた。
施例11で得た)を塩化メチレンに溶解し(20%重量
/容量)、ドクターブレードを用いてガラス表面に塗布
した。一夜間かけて、溶剤を蒸発させた後、得られたポ
リマーフィルムについて測定した接触角は、水に対して
85°、グリセロールに対して75°およびグリコール
に対して66°であった(Kruss(Hambur
g)製エッジアングルメータG1)。 比較例B:実施例12の条件によって、実施例2の無官
能性COCから調製したフィルムについて測定した接触
角は、水に対して92°、グリセロールに対して78
°、およびグリコールに対して62°であった。
を、ピリジン1%(容量/容量)含有N−メチルピロリ
ドン(NMP)中に染料1,2−ジアミノアントラキノ
ンを飽和させた溶液で処理した。温度は60分で室温か
ら100℃に上げた。フィルムを冷NMPおよび熱水で
きれいに洗うと、顕著に赤く着色した。この着色は室温
のジメチルホルムアミド(DMF)を作用させても除く
ことができなかった。
ムに、実施例13で述べた着色操作を行った。得られた
薄赤色の着色はNMPで完全に除かれた。
5重量%および10重量%濃度溶液として、実施例3に
よるCOCを調製し、攪拌しながら一夜間かけて完全に
溶解させた。各得られた溶液の半分を入念に脱気して、
窒素で飽和させた。各溶液の残りの半分は初めの状態に
放置した。すべての溶液を密封ガラス容器に入れて油浴
温度が135℃の温度調節装置内に吊り下げ、ゲル粒子
の最初の出現が認められるまでの時間を計った。高濃度
の脱気溶液は3分後にゲル化しはじめた。中濃度溶液は
ゲル生成に8分を要し、一方0.5%濃度の試料は13
分後にゲル粒子を現わした。脱気しなかった試料は最初
のゲルが生じる前に約5分だけ長い時間を要した。
Claims (6)
- 【請求項1】 0.25dl/g以上の溶液粘度(η)
を有し、A)少なくとも1つの多環式オレフィンの重合
単位、B)少なくとも1つの二重結合を含む少なくとも
1つのオレフィンの重合単位、および、必要ならば、
C)1つ以上の非環式モノオレフィンの重合単位を含む
シクロオレフィンコポリマーにおいて、該シクロオレフ
ィンコポリマーは、オレフィン性二重結合に関する当量
が数平均分子量以下であり、さらに、少なくとも2つの
電子求引基を有する少なくとも1つの繰返し単位を含有
することを特徴とするシクロオレフィンコポリマー。 - 【請求項2】 A)シクロオレフィンコポリマーの総量
に対して、0.1−99.89重量%の少なくとも1つ
のシクロオレフィンの重合単位、 B)シクロオレフィンコポリマーの総量に対して、0.
1−99.89重量%の少なくとも1つの二重結合を含
有する少なくとも1つのオレフィンの重合単位、 C)シクロオレフィンコポリマーの総量に対して、0−
80重量%の少なくとも1つの非環式モノオレフィンの
重合単位、および D)シクロオレフィンコポリマーの総量に対して、0.
01ないし50重量%の少なくとも2つの電子求引基を
有する重合単位を含むことを特徴とする請求項1のシク
ロオレフィンコポリマー。 - 【請求項3】 重合単位B)が、シクロオレフィンコポ
リマーの総量に対して、少なくとも0.1重量%の非環
式C4 −C20ポリエンを含有することを特徴とする請求
項2のシクロオレフィンコポリマー。 - 【請求項4】 思い通りに架橋させることができ、かつ
0.25dl/g以上の溶液粘度(η)を有するエン官
能性シクロオレフィンコポリマーの調製法において、該
調製法が、二重結合を含有するシクロオレフィンコポリ
マーと少なくとも1つの親エン物質とを反応させること
を特徴とする方法。 - 【請求項5】 請求項1ないし請求項3のいずれか1つ
の項に記載の少なくとも1つのシクロオレフィンコポリ
マーを含むコーティング組成物。 - 【請求項6】 請求項1ないし請求項3のいずれか1つ
の項に記載のシクロオレフィンコポリマーの、コーティ
ング組成物または添加剤としての使用。
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