JPH07224007A - ベンゼン誘導体および液晶組成物 - Google Patents

ベンゼン誘導体および液晶組成物

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JPH07224007A
JPH07224007A JP6015432A JP1543294A JPH07224007A JP H07224007 A JPH07224007 A JP H07224007A JP 6015432 A JP6015432 A JP 6015432A JP 1543294 A JP1543294 A JP 1543294A JP H07224007 A JPH07224007 A JP H07224007A
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alkoxy
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Shunsuke Takenaka
俊介 竹中
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 下記一般式〔I〕 【化1】 (式中、R1 はアルキル基、アルコキシ基、アルコキシ
アルキル基、アルコキシアルコキシ基、パーフルオロア
ルキルアルコキシ基、ハロゲン原子、トリフルオロメチ
ル基、トリフルオロメトキシ基、シアノ基、ニトロ基を
示し、R2 は水素原子、アルキル基、アルコキシ基、ア
ルコキシアルキル基、アルコキシアルコキシ基、パーフ
ルオロアルキルアルコキシ基、ハロゲン原子、トリフル
オロメチル基、トリフルオロメトキシ基、シアノ基、ニ
トロ基を示しmは1又は2を示し、Rfは−Cn 2n+1
または−Cn 2nHを示し、nは1〜18を示す。)で
表わされるベンゼン誘導体。 【効果】 本発明は新規な単環性の液晶物質に関するも
のであり、多環性の液晶物質より製造が容易で製造コス
トが低減でき、実用性及び性能の優れた液晶組成物が得
られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は表示素子などに用いられ
る液晶性物質および液晶組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶表示などに使用されている液
晶物質としては、日本学術振興会第142委員会編“液
晶デバイスハンドブック”P107〜192(日刊工業
新聞社)などに見られるように、ビフェニル、フェニル
シクロヘキサン、シクロヘキシルカルボン酸フェニルエ
ステル、シクロヘキシルシクロヘキサン、フェニルピリ
ミジンあるいはフェチルジオキサンなどを骨格としたい
わゆる2環性液晶物質のほかに、シクロヘキシルビフェ
ニルなどを骨格とした3環性液晶物質およびシクロヘキ
シルビフェニルシクロヘキサンなどを骨格とした4環性
液晶物質が知られていたが、単環性液晶物質は極めて稀
であり、実用性の高い単環性液晶物質は知られていなか
った。
【0003】また、液晶組成物の場合は、通常上記の2
環性液晶物質を主体として、これに3環性および4環性
液晶物質を加えて、液晶温度範囲などを調整する方法が
一般に行なわれていた。しかしながら、これらの2環
性、3環性および4環性液晶物質は、概して環の数が増
加するに従って製造工程が複雑となるためコストが著し
く上昇しやすいという難点を有していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこれらの問題
点の解決に有用な、実用性の高い新規な単環性液晶物質
およびこれを用いた液晶組成物を提供することを目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、下記一
般式〔I〕
【0006】
【化2】
【0007】(式中、R1 はアルキル基、アルコキシ
基、アルコキシアルキル基、アルコキシアルコキシ基、
パーフルオロアルキルアルコキシ基、ハロゲン原子、ト
リフルオロメチル基、トリフルオロメトキシ基、シアノ
基、ニトロ基を示し、R2 は水素原子、アルキル基、ア
ルコキシ基、アルコキシアルキル基、アルコキシアルコ
キシ基、パーフルオロアルキルアルコキシ基、ハロゲン
原子、トリフルオロメチル基、トリフルオロメトキシ
基、シアノ基、ニトロ基を示しmは1又は2を示し、R
fは−Cn 2n+1または−Cn 2nHを示し、nは1〜
18を示す。)で表わされるベンゼン誘導体に存する。
【0008】式〔I〕においてR1 は、メチル基、エチ
ル基、プロピル基、ブチル基、ヘキシル基、オクチル
基、デシル基などのC1 〜C18のアルキル基、メトキシ
基、エトキシ基、ブトキシ基、オクチルオキシ基、デシ
ルオキシ基などのC1 〜C18のアルコキシ基、メトキシ
メチル基、エトキシエチル基、ブトキシエチル基などの
アルコキシアルキル基、メトキシメトキシ基、エトキシ
エトキシ基、ブトキシエトキシ基などのアルコキシアル
コキシ基、パーフルオロエチルメトキシ基、パーフルオ
ロブチルエトキシ基、パーフルオロヘキシルエトキシ基
などのフルオロアルキル置換アルコキシ基、フッ素原
子、塩素原子、臭素原子などのハロゲン原子、トリフル
オロメチル基、トリフルオロメトキシ基、シアノ基、ニ
トロ基が挙げられ、アルキル基、アルコキシ基、ハロゲ
ン原子、ニトロ基が好ましい。
【0009】R2 は水素原子又は上記R1 と同じ基が挙
げられ、水素原子、アルキル基、アルコキシ基、ハロゲ
ン原子、ニトロ基が好ましく、水素原子、アルコキシ基
が特に好ましい。Rfは−Cn 2n+1または−Cn 2n
Hが挙げられ、−Cn 2n+1が好ましい。
【0010】mは1又2、nは1〜18、好ましくは4
〜10、特に好ましくは6〜8の数を示す。本発明の前
記一般式〔I〕の化合物は下記の一般式〔II〕
【0011】
【化3】
【0012】(式中、R1 及びR2 は一般式〔I〕にお
けると同一の意義を有する)で示される安息香酸誘導体
と下記の一般式〔III 〕
【0013】
【化4】 HO−(CH2 m ・Rf 〔III 〕
【0014】(式中、m,Rfは一般式〔I〕における
と同一の意義を有する)で示されるアルコール誘導体を
公知の方法で反応させることにより製造することができ
る。本発明のベンゼン誘導体は、日本学術振興会第14
2委員会編“液晶デバイスハンドブック”P107〜1
92(日刊工業新聞社)などに記載されている、ビフェ
ニル系、フェニルシクロヘキサン系、シクロヘキシルカ
ルボン酸フェニルエステル系、フェニルピリミジン系な
どの各種の液晶物質と公知の方法で混合することによ
り、液晶組成物を調整することができる。
【0015】本発明の液晶組成物には、コレステリルノ
ナノエートなどの光学活性物質、紫外線吸収剤、酸化防
止剤、二色性色素などの各種の添加剤を加えることがで
きる。本発明の液晶組成物を用いて、日本学術振興会第
142委員会編“液晶デバイスハンドブック”P303
〜386(日刊工業新聞社)などに記載されている各種
の表示素子を構成することができる。
【0016】
【発明の効果】本発明の新規な単環性液晶性化合物およ
びこれらを用いた液晶組成物によって、低コストなどの
実用性や性能の優れた液晶表示を実現することができ
る。
【0017】
【実施例】次に、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明はこれら実施例により何ら限定されるもの
ではない。 実施例1 2−メチル−4−ヘキシルオキシ安息香酸2.0gと五
塩化リン1.4gを70℃で30分加熱後、減圧下にオ
キシ塩化リンを除去して、2−メチル−4−ヘキシルオ
キシ安息香酸クロリドを得た。これをトルエン30ml
に溶解した溶液に、2−パーフルオロヘキシルエタノー
ル3.1gをピリジン30mlに溶解した溶液を滴下し
た後、撹拌下90℃で8時間加熱反応させた。反応後、
減圧下に溶媒を留去した後、生成物をシリカゲルを用い
たカラムクロマトにより精製して前記一般式〔I〕にお
いてR1 がメチル基、R2 はヘキシルオキシ基、mが
2、RfがC6 13で示される油状の目的物、2−メチ
ル−4−ヘキシルオキシ安息香酸−2′−パーフルオロ
ヘキシルエチルエステルを得た。本化合物は下記の表−
Iの実施例2−7に示すように融点14℃を有してい
た。表中、Iは等方相、S1 、S2 は各々異なるスメク
ティク相、Cは結晶相を、括弧内はモノトロピック液晶
領域を示す。
【0018】実施例2 実施例1に準じた方法により、表−Iに示す化合物を得
た。
【0019】
【表1】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式〔I〕 【化1】 (式中、R1 はアルキル基、アルコキシ基、アルコキシ
    アルキル基、アルコキシアルコキシ基、パーフルオロア
    ルキルアルコキシ基、ハロゲン原子、トリフルオロメチ
    ル基、トリフルオロメトキシ基、シアノ基、ニトロ基を
    示し、R2 は水素原子、アルキル基、アルコキシ基、ア
    ルコキシアルキル基、アルコキシアルコキシ基、パーフ
    ルオロアルキルアルコキシ基、ハロゲン原子、トリフル
    オロメチル基、トリフルオロメトキシ基、シアノ基、ニ
    トロ基を示し、mは1又は2を示し、Rfは−Cn
    2n+1または−Cn 2nHを示し、nは1〜18を示
    す。)で表わされるベンゼン誘導体。
  2. 【請求項2】 請求項1のベンゼン誘導体を含有するこ
    とを特徴とする液晶組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006082166A1 (en) * 2005-02-07 2006-08-10 Ciba Specialty Chemicals Holding Inc. Functionalized esters, amides or urethanes of perfluorinated alcohols or amines as surface modifiers

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006082166A1 (en) * 2005-02-07 2006-08-10 Ciba Specialty Chemicals Holding Inc. Functionalized esters, amides or urethanes of perfluorinated alcohols or amines as surface modifiers
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