JPH07222999A - ガス脱臭を伴う有機性余剰汚泥の乾燥方法及び装置 - Google Patents

ガス脱臭を伴う有機性余剰汚泥の乾燥方法及び装置

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JPH07222999A
JPH07222999A JP6037899A JP3789994A JPH07222999A JP H07222999 A JPH07222999 A JP H07222999A JP 6037899 A JP6037899 A JP 6037899A JP 3789994 A JP3789994 A JP 3789994A JP H07222999 A JPH07222999 A JP H07222999A
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Takashi Suwa
孝志 諏訪
Masao Hayashidani
正雄 林谷
Masakazu Sawai
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 汚泥を乾燥ゾーンで100℃以下で乾燥する
とともに、臭気ガスの1次脱臭を行い、後段の脱臭装置
の負荷、容量を少なくする。また、同時に2次脱臭のた
めの脱臭剤を製造する。 【構成】 有機物を含む廃水を生物処理する際に発生す
る余剰汚泥と臭気ガスとを低温乾燥機50内で100℃
以下の温度で接触させて、臭気成分の一部を除去する1
次脱臭を行いながら余剰汚泥を乾燥し、生物脱臭塔52
内で乾燥汚泥の一部を予め充填した充填層と1次脱臭さ
れた臭気ガスとを接触させて、残存臭気成分を除去する
2次脱臭を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、下水処理場等で大量に
発生する有機性余剰汚泥の乾燥処理と、臭気ガスの経済
的な生物脱臭とを同時に行う方法及び装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、特願平4−184598号(公開
番号は現在不明)には、余剰活性汚泥に多価金属塩又は
/及び多価金属酸化物を添加し、乾燥固定化して脱臭剤
を製造する方法が記載されている。特開昭58−367
00号公報には、汚泥の焼却に汚泥乾燥臭気ガスを利用
し、汚泥の燃焼と熱分解による脱臭とを同時に行う方法
が記載されている。特公平3−74159号公報には、
汚泥の乾燥時に発生する臭気ガスを活性汚泥の曝気槽に
通して脱臭する有機性汚泥の乾燥方法が記載されてい
る。特公昭59−14708号公報には、汚泥の乾燥機
に燃焼脱臭装置を組み込んで、熱の再利用を図るととも
に、臭気発生を抑えるようにした汚泥乾燥装置が記載さ
れている。特公昭56−9394号公報には、汚泥の乾
燥排気を除湿した後、循環使用し、臭気漏洩を低減する
ようにした汚泥の乾燥処理装置が記載されている。ま
た、特開昭53−58172号公報には、汚泥等の廃棄
物を焼却する際に、汚泥の予備乾燥に焼却排ガスを利用
し、臭気を含む乾燥排ガスは焼却炉で脱臭する廃棄物の
乾燥及び焼却方法が記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の従来の
技術では、つぎのような問題点がある。 (1) 臭気ガス中の臭気成分が高濃度である場合、臭
気成分の除去能力が低い。 (2) 従来技術において製造した脱臭剤では、脱臭能
力発現までに1週間以上の馴養期間が必要である。 (3) 従来技術では、高温で汚泥を乾燥させるため、
汚泥中の有用微生物を有効利用することができない。 (4) 従来技術においては、汚泥乾燥時に臭気が発生
し、また、乾燥した汚泥から臭気が発生する。 (5) 燃焼脱臭方法では、多大なエネルギーを要す
る。 (6) 曝気式の脱臭では、臭気の除去効率が低く、完
全な臭気の低減が不可能である。 また、最近では、各種の汚泥処理場において、取り扱い
及び処分を容易にするために、含水汚泥を乾燥汚泥にし
て固形化、減容化する傾向が強くなってきている。
【0004】本発明は上記の諸点に鑑みなされたもの
で、本発明の目的は、100℃以下の温度で臭気ガスを
導入し、臭気成分の一部を除去しながら、生物処理場余
剰汚泥を乾燥させることにより、乾燥ゾーンで1次脱臭
するため、後段の脱臭装置の容量が少なくてすむように
したガス脱臭を伴う汚泥の乾燥方法及び装置を提供する
ことにある。本発明の他の目的は、乾燥機出口の1次処
理された臭気ガスを、別途乾燥汚泥の一部を予め充填し
た生物脱臭塔で2次脱臭することにより、臭気ガスを処
理しながら汚泥を乾燥し、かつ、脱臭剤の製造をも行う
ことができるガス脱臭を伴う汚泥の乾燥方法及び装置を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】上記の目的を達
成するために、本発明のガス脱臭を伴う有機性余剰汚泥
の乾燥方法は、有機物を含む廃水を生物処理する際に発
生する余剰汚泥と臭気ガスとを100℃以下の温度で接
触させて、臭気成分の少なくとも一部を除去しながら余
剰汚泥を乾燥することを特徴としている。汚泥と臭気ガ
スとを接触させる乾燥ゾーンの温度は、上記のように1
00℃以下であるが、その下限は常温である。さらに望
ましくは、90〜40℃である。この範囲より高いと、
汚泥中の脱臭能力を有する微生物が死滅あるいは不活性
化して1次脱臭の効率が低下する傾向があり、一方、こ
の範囲より低いと、汚泥の乾燥が不十分となる傾向があ
る。
【0006】また、本発明の方法は、有機物を含む廃水
を生物処理する際に発生する余剰汚泥と臭気ガスとを1
00℃以下の温度で接触させて、臭気成分の一部を除去
する1次脱臭を行いながら余剰汚泥を乾燥し、乾燥汚泥
の一部を予め充填した充填層と1次脱臭された臭気ガス
とを接触させて、残存臭気成分を除去する2次脱臭を行
うことを特徴としている。
【0007】上記の方法において、余剰汚泥と臭気ガス
とを向流で接触させることが好ましい。しかし、並流又
は十字流で接触させることも可能である。また、余剰汚
泥を30〜80℃の範囲に加温して曝気する工程又は/
及び余剰汚泥を水洗する工程を付加することが好まし
い。加温温度は30〜80℃であるが、60〜65℃と
するのが望ましい。この範囲より高いと、余剰汚泥中の
脱臭能力を有する微生物が死滅あるいは不活性化して、
乾燥時の1次脱臭能力が低下する傾向があり、一方、こ
の範囲より低いと、余剰汚泥中の有機物の酸化分解効率
が低下し、脱水後に腐敗しやすい有機物が残存すること
となり、汚泥臭やカビの発生の原因となる傾向がある。
上記の加温曝気と水洗とは、一方又は両方を実施する場
合があり、両方を実施する場合は、水洗に先立って加温
曝気をする必要がある。
【0008】また、乾燥工程における汚泥を塊状体に成
型することが好ましい。本発明において用いられる余剰
汚泥としては、下水処理場から排出される余剰汚泥、活
性汚泥装置から排出される余剰汚泥及びオキシデーショ
ンディッチ(oxidation ditch、酸化
池)から排出される余剰汚泥の少なくとも1種を挙げる
ことができる。
【0009】本発明のガス脱臭を伴う有機性余剰汚泥の
乾燥装置は、図2に示すように、上部に汚泥投入口10
及びガス排出口12を有し、下部に乾燥汚泥排出口14
を有する乾燥機本体16と、この本体16内の下部に臭
気ガスを導入するように接続された臭気ガス導入管18
と、前記汚泥投入口10の下側に設けられた、本体16
内に投入された汚泥20を搬送しつつ臭気ガスと接触さ
せて予備乾燥させるための上段汚泥搬送手段22と、こ
の上段汚泥搬送手段22の下側に設けられた、予備乾燥
された汚泥24を搬送しつつ臭気ガスと接触させて本乾
燥させるための下段汚泥搬送手段26と、この下段汚泥
搬送手段26の上端に設けられた板状汚泥形成ノズル2
8と、この板状汚泥形成ノズル28の下流側に隣接して
設けられた汚泥切断ローラ30と、からなることを特徴
としている。
【0010】上記の装置において、汚泥切断ローラ30
を、板状汚泥24を搬送方向に切断する第1切断ローラ
30aと、搬送方向と直交する方向に切断する第2切断
ローラ30bとから構成することが好ましい。なお、第
1切断ローラ30aの上流側に第2切断ローラ30bを
設置しても差し支えない。また、上段汚泥搬送手段22
及び下段汚泥搬送手段26を、多孔体ベルト32とロー
ラ34とからなるベルトコンベアで構成することが好ま
しい。36はブロワ、38は予備乾燥汚泥落下導管、4
0は予備乾燥汚泥受け、42は汚泥押出しポンプ、44
は臭気ガスを加温するためのヒータ、46は製品ホッパ
である。
【0011】さらに、図1に示すように、図2に示す低
温乾燥機50に加えて、別途本乾燥させた汚泥の一部を
予め充填した生物脱臭塔52を設け、この生物脱臭塔5
2と乾燥機本体16のガス排出口12とを1次脱臭ガス
供給管54を介して接続して、1次脱臭された臭気ガス
を生物脱臭塔52に導入して2次脱臭するように構成す
ることが好ましい。56は充填層である。
【0012】低温乾燥機50は、上記の構造のものに限
らず、含水率の低い汚泥から含水率の高い汚泥すべてに
臭気ガスが接触できるものであればよい。乾燥機50を
通過することによって臭気の低減した乾燥機排出ガス
は、乾燥汚泥の一部を予め充填した生物脱臭塔52に導
入され、残存臭気が除去される。以下、詳細に説明す
る。まず、下水処理場の返送汚泥、あるいはその加圧浮
上分離等による濃縮汚泥を遠心分離等の連続脱水機(図
示略)で、水分85〜88wt%に脱水して脱水ケーキと
する。使用する汚泥の有機物含量が高い場合は、汚泥を
12〜24時間、80℃以下、好ましくは65℃以下で
曝気して有機物を分解する。分解物が多い場合は、汚泥
の1/5〜2倍量の水を添加後脱水することで分解物を
洗い流す。多量の有機物を除去することで汚泥自身から
の臭気の発生を抑えるためである。脱水は、いかなる形
式の脱水機でもよいが、乾燥汚泥の強度を高くするため
に、高分子凝集剤等の添加濃度は2wt%以下とする必要
がある。
【0013】このようにして調製された脱水ケーキは、
多段ベルトコンベア等で構成される上段汚泥搬送手段2
2上に投入され、乾燥汚泥排出口14における乾燥機出
口水分10〜15wt%、機内温度が100℃を越えない
ような条件で、臭気ガスを導入する。ついで、82〜8
5wt%程度に予備乾燥された汚泥ケーキは下段汚泥搬送
手段26上に板状に押し出される。脱水ケーキは、第1
切断ローラ30a及び第2切断ローラ30bで、例え
ば、10mm角に正方形の切れ目を入れるだけで中に自ら
収縮し、サイコロ状に成型された乾燥体(製品)とする
ことができ、乾燥速度を高めることができる。また、こ
の乾燥体を脱臭剤として使用する時に、脱臭率を高める
ことができる。剥離性の高い脱水汚泥ケーキの場合は、
予備乾燥工程を経ずに、直接、下段汚泥搬送手段26上
に板状に押し出すこともできる。一方、乾燥機50とは
別に乾燥汚泥(製品乾燥体)の一部を充填塔に詰めた生
物脱臭塔52を設け、この生物脱臭塔52に臭気の低減
した乾燥機排ガスを導入し、臭気成分を完全に除去す
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいてさらに詳細
に説明するが、本発明は下記実施例に何ら限定されるも
のではなく、適宜変更して実施することが可能なもので
ある。 実施例1 図1に示すフローに従って試験を行った。原料として、
下水処理場の余剰汚泥を加圧浮上分離によって濃縮した
SS(Suspended Solid、固形分)約4
wt%の汚泥を、新鮮なうちに連続遠心脱水機により2,
100G で88wt%水分の脱水ケーキとしたものを用い
た。乾燥機として、図2に示す構造のものを用い、汚泥
投入口10から脱水ケーキを投入し、予備乾燥で85wt
%水分にまで低下させた後、押出しポンプ42を経て板
状汚泥形成ノズル28から予備乾燥汚泥を板状に押し出
した。押し出された板状汚泥24は切断ローラ30a、
30bで切れ目が入れられ、ベルト32で下部へ移送さ
れる間に乾燥され、15wt%水分の乾燥汚泥が製品ホッ
パ46に収納された。乾燥のための送風として、臭気を
含んだガスを用い、この臭気ガスはブロワ36で臭気ガ
ス導入管18から導入され、ヒータ44で70℃に加温
されたベルトコンベアの間を、汚泥の流れと逆に(向流
に)通過して、汚泥の水分を吸収して排出された。
【0015】乾燥機入口臭気及び乾燥機出口臭気を測定
し、臭気成分の除去率を求めた結果を図3及び図4に示
す。図3は、H2 S 15ppm を含む臭気ガスを乾燥機
50に導入して連続的に汚泥を乾燥させる際に、汚泥容
積に対する通ガス量(空間速度、SV)を変化させて、
SVとH2 Sの除去率とを測定した結果を示している。
また、図4は、乾燥機50に導入する臭気ガス中のH2
S濃度を変化させ、70℃でSVが35 h-1、90 h-1
及び3000 h-1の場合について、H2 Sの除去率を測
定した結果を示している。
【0016】15ppm のH2 Sを含む導入臭気ガスに対
して、汚泥容積に対する通ガス量(空間速度)(SV)
=100hr-1の時で約80%、SV=200hr-1で約5
0%H2 Sが除去された(図3)。さらに、SV=35
hr-1では80ppm のH2 Sに対しても80%の除去率が
可能であった(図4)。臭気ガスで乾燥した乾燥汚泥
(一辺10mm角のサイコロ状に切断し乾燥させたもの)
は、無臭の空気で乾燥したものと変わりなく、充填塔式
脱臭装置の脱臭剤として十分に能力を発揮した。
【0017】実施例2 有機物含量の高い汚泥は、そのままでは良好な脱臭性能
が得られないため、滞留時間24hrで60℃に加温して
曝気し、その後、3wt%の無機凝縮剤(硫酸バンド)を
添加し、実施例1と同様に脱水ケーキとしたものを供試
した。そして、実施例1と同様の乾燥処理を行うことに
より、乾燥汚泥(一辺10mm角のサイコロ状に切断し乾
燥させたもの)は充填用の脱臭剤として使用することが
できた。
【0018】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されているの
で、つぎのような効果を奏する。 (1) 乾燥ゾーンで汚泥を乾燥するとともに、臭気ガ
スの1次脱臭を行うので、後段の脱臭装置の負荷、容量
が少なくてすむ。 (2) 後段に乾燥汚泥を充填して用いる生物脱臭装置
を設置する場合、脱臭剤の自前の製造ができる。 (3) 乾燥温度を100℃以下と低く制御するので、
乾燥に対する熱源として低位の温熱源が利用できる。 (4) 乾燥汚泥が100℃以下の低温で乾燥されてい
るので、活性を残存させた微生物が多量に存在し、この
ため、乾燥汚泥が生物脱臭剤やコンポスト原料として有
効に利用でき、固形化、減容化されているので、汚泥の
廃棄処分が容易になる。 (5) 乾燥機に投入する汚泥を加温曝気、水洗及び/
又は塊状体に成形する場合は、脱臭能力及び乾燥速度を
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガス脱臭を伴う有機性余剰汚泥の乾燥
装置の一実施例を示すフローシートである。
【図2】図1における低温乾燥機の一例を示す概略構成
図である。
【図3】低温乾燥機における空間速度(SV)とH2
除去率との関係を示すグラフである。
【図4】低温乾燥機におけるH2 S濃度とH2 S除去率
との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
10 汚泥投入口 12 ガス排出口 14 乾燥汚泥排出口 16 乾燥機本体 18 臭気ガス導入管 20 汚泥 22 上段汚泥搬送手段 24 汚泥 26 下段汚泥搬送手段 28 板状汚泥形成ノズル 30 汚泥切断ローラ 30a 第1切断ローラ 30b 第2切断ローラ 32 多孔体ベルト 34 ローラ 50 低温乾燥機 52 生物脱臭塔 54 1次脱臭ガス供給管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 53/38 53/81 C02F 11/00 ZAB F 7446−4D (72)発明者 諏訪 孝志 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内 (72)発明者 林谷 正雄 兵庫県明石市川崎町1番1号 川崎重工業 株式会社明石工場内 (72)発明者 澤井 正和 神戸市中央区東川崎町1丁目1番3号 川 崎重工業株式会社神戸本社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機物を含む廃水を生物処理する際に発
    生する余剰汚泥と臭気ガスとを100℃以下の温度で接
    触させて、臭気成分の少なくとも一部を除去しながら余
    剰汚泥を乾燥することを特徴とするガス脱臭を伴う有機
    性余剰汚泥の乾燥方法。
  2. 【請求項2】 有機物を含む廃水を生物処理する際に発
    生する余剰汚泥と臭気ガスとを100℃以下の温度で接
    触させて、臭気成分の一部を除去する1次脱臭を行いな
    がら余剰汚泥を乾燥し、乾燥汚泥の一部を予め充填した
    充填層と1次脱臭された臭気ガスとを接触させて、残存
    臭気成分を除去する2次脱臭を行うことを特徴とするガ
    ス脱臭を伴う有機性余剰汚泥の乾燥方法。
  3. 【請求項3】 余剰汚泥と臭気ガスとを向流、並流又は
    十字流で接触させることを特徴とする請求項1又は2記
    載のガス脱臭を伴う有機性余剰汚泥の乾燥方法。
  4. 【請求項4】 余剰汚泥を30〜80℃の範囲に加温し
    て曝気する工程又は/及び余剰汚泥を水洗する工程を付
    加することを特徴とする請求項1、2又は3記載のガス
    脱臭を伴う有機性余剰汚泥の乾燥方法。
  5. 【請求項5】 乾燥工程における汚泥を塊状体に成型す
    ることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のガ
    ス脱臭を伴う有機性余剰汚泥の乾燥方法。
  6. 【請求項6】 余剰汚泥が下水処理場から排出される余
    剰汚泥、活性汚泥装置から排出される余剰汚泥及びオキ
    シデーションディッチから排出される余剰汚泥の少なく
    とも1種であることを特徴とする請求項1〜5のいずれ
    かに記載のガス脱臭を伴う有機性余剰汚泥の乾燥方法。
  7. 【請求項7】 上部に汚泥投入口及びガス排出口を有
    し、下部に乾燥汚泥排出口を有する乾燥機本体と、 この本体内の下部に臭気ガスを導入するように接続され
    た臭気ガス導入管と、 前記汚泥投入口の下側に設けられた、本体内に投入され
    た汚泥を搬送しつつ臭気ガスと接触させて予備乾燥させ
    るための上段汚泥搬送手段と、 この上段汚泥搬送手段の下側に設けられた、予備乾燥さ
    れた汚泥を搬送しつつ臭気ガスと接触させて本乾燥させ
    るための下段汚泥搬送手段と、 この下段汚泥搬送手段の上端に設けられた板状汚泥形成
    ノズルと、 この板状汚泥形成ノズルの下流側に隣接して設けられた
    汚泥切断ローラと、からなることを特徴とするガス脱臭
    を伴う有機性余剰汚泥の乾燥装置。
  8. 【請求項8】 汚泥切断ローラが、板状汚泥を搬送方向
    に切断する第1切断ローラと、搬送方向と直交する方向
    に切断する第2切断ローラとからなることを特徴とする
    請求項7記載のガス脱臭を伴う有機性余剰汚泥の乾燥装
    置。
  9. 【請求項9】 上段汚泥搬送手段及び下段汚泥搬送手段
    が、多孔体ベルトとローラとからなるベルトコンベアで
    あることを特徴とする請求項7又は8記載のガス脱臭を
    伴う有機性余剰汚泥の乾燥装置。
  10. 【請求項10】 別途本乾燥させた汚泥の一部を予め充
    填した生物脱臭塔を設け、この生物脱臭塔と乾燥機本体
    のガス排出口とを1次脱臭ガス供給管を介して接続した
    ことを特徴とする請求項7、8又は9記載のガス脱臭を
    伴う有機性余剰汚泥の乾燥装置。
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