JP2918109B1 - 湿潤有機性廃棄物の処理方法及び装置 - Google Patents

湿潤有機性廃棄物の処理方法及び装置

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JP2918109B1
JP2918109B1 JP36853497A JP36853497A JP2918109B1 JP 2918109 B1 JP2918109 B1 JP 2918109B1 JP 36853497 A JP36853497 A JP 36853497A JP 36853497 A JP36853497 A JP 36853497A JP 2918109 B1 JP2918109 B1 JP 2918109B1
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odor
dryer
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    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/78Recycling of wood or furniture waste

Abstract

【要約】 【課題】 臭気排ガスの脱臭工程及び熱源排ガスの脱硝
工程をも含む成型物製造を伴う湿潤有機性廃棄物処理の
無公害プロセスを提供する。また、成型物の安定性を増
加させ、成型物からの臭気発生を防ぎ、成型物の熱量を
増加させ、さらに、触媒反応器で脱硝と脱臭とを同時に
行う。 【解決手段】 脱水された湿潤有機性廃棄物を気流乾燥
機12で排ガスと接触させ乾燥させて乾燥有機性廃棄物
とし、気流乾燥機12からの臭気排ガスを粉末活性コー
クス、粉末活性炭、粉末褐炭、粉末乾留炭化物及びゼオ
ライトからなる群より選ばれた粉末吸着剤で被覆された
バグフィルタ式脱臭装置30に導入して脱臭処理し、こ
のバグフィルタ式脱臭装置30からの使用済粉末吸着剤
を前記気流乾燥機12内の乾燥有機性廃棄物と混合して
成型し、成型工程で発生するアンモニア含有排ガス及び
気流乾燥機12からの臭気排ガスの一部を前記排ガスの
触媒脱硝・脱臭装置64に導入して、臭気排ガス及びア
ンモニア含有排ガス中のアンモニアを還元剤として使用
して脱硝処理すると同時に脱臭処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下水汚泥、畜産廃
棄物、食品粕等の湿潤有機性廃棄物を乾燥するととも
に、臭気排ガスを粉末吸着剤をプリコートしたバグフィ
ルタ式脱臭装置又はスクラバー洗浄式脱臭装置等を用い
て脱臭し、乾燥有機性廃棄物を使用済粉末吸着剤又は未
使用の粉末吸着剤と混合して成型し、さらには、成型工
程や乾燥工程で発生するアンモニアを含む臭気排ガスを
排ガスの触媒脱硝工程に導入して、発生ガスのアンモニ
ア処理とNOx処理と脱臭処理とを同時に実施する、す
なわち、触媒反応器で脱硝と脱臭とを同時に行うことが
できる湿潤有機性廃棄物の処理方法及び車載型に適する
処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、湿潤下水汚泥を乾燥処理した乾燥
汚泥とプラスチックス、必要により生石灰等とを混練し
ながら加熱し、ついで、所定形状に成型する燃料の製造
方法が知られている(例えば、特開平8−176568
号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来技術では、
下水処理場と全く関係のない廃棄物であるプラスチック
スを添加することが不可欠であり、処理場所や管理省庁
が異なる廃棄物を混合処理することは、きわめて現実的
でない。さらに、熱量調節のためには、大量のプラスチ
ックスを混合する必要があり、製造場所に大規模な廃プ
ラスチックスの貯蔵設備が必要となる。また、プラスチ
ックスの混入物を成型する場合、成型部の温度をプラス
チックスの溶融温度以上にする必要があり、成型方法と
混入させるプラスチックスの種類に相関した制約条件が
生じる。また、畜産廃棄物等は乾燥前からアンモニアを
含んでおり、他の有機性廃棄物も成型工程や乾燥工程で
アンモニア含有排ガスを発生させるので、これらのガス
の処理が必要になる。
【0004】本発明は上記の諸点に鑑みなされたもの
で、本発明の目的は、湿潤有機性廃棄物を乾燥するとと
もに、発生する臭気排ガスを粉末吸着剤をプリコートし
たバグフィルタ式脱臭装置又はスクラバー洗浄式脱臭装
置等を用いて脱臭処理し、乾燥有機性廃棄物を使用済粉
末吸着剤又は未使用の粉末吸着剤と混合して成型するこ
とにより、プラスチックスを混入させずに、安定性が高
く、臭気発生のない、しかも、発熱量の大きい成型物
(燃料)や肥料を製造することができる処理方法及び装
置を提供することにある。また、本発明の目的は、成型
工程や乾燥工程で発生したアンモニア含有排ガスを、排
ガスの触媒脱硝・脱臭装置に導入して、アンモニアを還
元剤として使用して脱硝処理すると同時に脱臭処理する
処理方法及び装置を提供することにある。さらに、本発
明の目的は、湿潤有機性廃棄物をコンパクトな車載型プ
ラントで乾燥し成型し、さらにはアンモニアとNOxと
脱臭とを同時に処理する方法及び装置を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の湿潤有機性廃棄物の処理方法は、脱水さ
れた湿潤有機性廃棄物を乾燥機で排ガスと接触させ乾燥
させて乾燥有機性廃棄物とし、乾燥機からの臭気排ガス
を粉末活性コークス、粉末活性炭、粉末褐炭、粉末乾留
炭化物及びゼオライトからなる群より選ばれた粉末吸着
剤で被覆されたバグフィルタ式脱臭装置に導入して脱臭
処理し、このバグフィルタ式脱臭装置からの使用済粉末
吸着剤を前記乾燥機内の乾燥有機性廃棄物と混合して成
型し、成型工程で発生するアンモニア含有排ガス及び乾
燥機からの臭気排ガスの一部を前記排ガス又は系外の焼
却炉排ガスの触媒脱硝・脱臭装置に導入して、臭気排ガ
ス及びアンモニア含有排ガス中のアンモニアを還元剤と
して使用して脱硝処理すると同時に脱臭処理するように
構成されている(図1、図3参照)。成型工程は、連続
式の成型機により連続的に行うことが好ましい。また、
乾燥用の排ガスとしては、ディーゼルエンジン、ガスタ
ービン、熱風発生炉等の熱風発生装置により発生させた
ものを使用する。
【0006】また、本発明の方法は、脱水された湿潤有
機性廃棄物を乾燥機で排ガスと接触させ乾燥させて乾燥
有機性廃棄物とし、乾燥機からの臭気排ガスを粉末活性
コークス、粉末活性炭、粉末褐炭、粉末乾留炭化物及び
ゼオライトからなる群より選ばれた粉末吸着剤で被覆さ
れたバグフィルタ式脱臭装置に導入して脱臭処理し、こ
のバグフィルタ式脱臭装置からの使用済粉末吸着剤を前
記乾燥機内の乾燥有機性廃棄物と混合して成型し、成型
物を乾燥機からの臭気排ガスの一部で後乾燥した後、後
乾燥に用いた臭気排ガス及び成型工程で発生するアンモ
ニア含有排ガスを前記排ガス又は系外の焼却炉排ガスの
触媒脱硝・脱臭装置に導入して、臭気排ガス及びアンモ
ニア含有排ガス中のアンモニアを還元剤として使用して
脱硝処理すると同時に脱臭処理することを特徴としてい
る(図2参照)。
【0007】また、本発明の方法は、脱水された湿潤有
機性廃棄物を乾燥機で排ガスと接触させ乾燥させて乾燥
有機性廃棄物とし、乾燥機からの臭気排ガスをスクラバ
ー洗浄式脱臭装置、吸着剤充填式脱臭装置、生物担体充
填式脱臭装置、触媒酸化脱臭装置、高温酸化脱臭装置及
びオゾン酸化式脱臭装置のいずれかの脱臭装置に導入し
て脱臭処理し、一方、粉末活性コークス、粉末活性炭、
粉末褐炭、粉末乾留炭化物及びゼオライトからなる群よ
り選ばれた粉末吸着剤を前記乾燥機内の乾燥有機性廃棄
物と混合して成型し、成型工程で発生するアンモニア含
有排ガス及び乾燥機からの臭気排ガスの一部を前記排ガ
ス又は系外の焼却炉排ガスの触媒脱硝・脱臭装置に導入
して、臭気排ガス及びアンモニア含有排ガス中のアンモ
ニアを還元剤として使用して脱硝処理すると同時に脱臭
処理することを特徴としている(図4参照)。
【0008】また、本発明の方法は、脱水された湿潤有
機性廃棄物を乾燥機で排ガスと接触させ乾燥させて乾燥
有機性廃棄物とし、乾燥機からの臭気排ガスをスクラバ
ー洗浄式脱臭装置、吸着剤充填式脱臭装置、生物担体充
填式脱臭装置、触媒酸化脱臭装置、高温酸化脱臭装置及
びオゾン酸化式脱臭装置のいずれかの脱臭装置に導入し
て脱臭処理し、一方、粉末活性コークス、粉末活性炭、
粉末褐炭、粉末乾留炭化物及びゼオライトからなる群よ
り選ばれた粉末吸着剤を前記乾燥機内の乾燥有機性廃棄
物と混合して成型し、成型物を乾燥機からの臭気排ガス
の一部で後乾燥した後、後乾燥に用いた臭気排ガス及び
成型工程で発生するアンモニア含有排ガスを前記排ガス
又は系外の焼却炉排ガスの触媒脱硝・脱臭装置に導入し
て、臭気排ガス及びアンモニア含有排ガス中のアンモニ
アを還元剤として使用して脱硝処理すると同時に脱臭処
理することを特徴としている(図5参照)。
【0009】また、本発明の方法は、脱水された湿潤有
機性廃棄物を乾燥機で排ガスと接触させ乾燥させて乾燥
有機性廃棄物とし、乾燥機からの臭気排ガスをスクラバ
ー洗浄式脱臭装置、吸着剤充填式脱臭装置、生物担体充
填式脱臭装置、触媒酸化脱臭装置、高温酸化脱臭装置及
びオゾン酸化式脱臭装置のいずれかの脱臭装置に導入し
て脱臭処理し、一方、粉末活性コークス、粉末活性炭、
粉末褐炭、粉末乾留炭化物及びゼオライトからなる群よ
り選ばれた粉末吸着剤を前記乾燥機内の乾燥有機性廃棄
物と混合して成型し、成型物を乾燥機からの臭気排ガス
の一部で後乾燥した後、後乾燥に用いた臭気排ガス、成
型工程で発生するアンモニア含有排ガス及び乾燥機から
の臭気排ガスの一部を前記排ガス又は系外の焼却炉排ガ
スの触媒脱硝・脱臭装置に導入して、臭気排ガス及びア
ンモニア含有排ガス中のアンモニアを還元剤として使用
して脱硝処理すると同時に脱臭処理することを特徴とし
ている(図6参照)。
【0010】さらに、本発明の方法は、脱水された湿潤
有機性廃棄物を気流乾燥機で排ガスと接触させ乾燥させ
て乾燥有機性廃棄物とし、気流乾燥機の第1サイクロン
からの臭気排ガスを第2サイクロンに導入し、この第2
サイクロンからの臭気排ガスをスクラバー洗浄式脱臭装
置、吸着剤充填式脱臭装置、生物担体充填式脱臭装置、
触媒酸化脱臭装置、高温酸化脱臭装置及びオゾン酸化式
脱臭装置のいずれかの脱臭装置に導入して脱臭処理し、
一方、粉末活性コークス、粉末活性炭、粉末褐炭、粉末
乾留炭化物及びゼオライトからなる群より選ばれた粉末
吸着剤を前記乾燥機内の乾燥有機性廃棄物と混合して成
型し、成型物を第2サイクロンからの臭気排ガスの一部
で後乾燥した後、後乾燥に用いた臭気排ガス及び成型工
程で発生するアンモニア含有排ガスを第2サイクロンに
導入し、この第2サイクロンからの臭気排ガスの一部を
前記排ガス又は系外の焼却炉排ガスの触媒脱硝・脱臭装
置に導入して、臭気排ガス及びアンモニア含有排ガス中
のアンモニアを還元剤として使用して脱硝処理すると同
時に脱臭処理することを特徴としている(図7参照)。
【0011】これらの方法において、粉末吸着剤とし
て、安価に製造できる粉末活性コークス、粉末乾留炭化
物、ゼオライトを用いることが好ましい。粉末乾留炭化
物は、下水汚泥、農産廃棄物、木質系廃棄物、廃タイヤ
やゴム、樹脂等のプラスチック廃棄物等を乾留・炭化し
て製造される。また、スクラバー洗浄式脱臭装置を用い
る場合は、洗浄液として、活性汚泥水、下水等の処理
水、工業用水、海水、河川水、地下水、上水等が用いら
れる。
【0012】また、乾燥機としては、有機性廃棄物の移
動層内に排ガス等の高温気流を導入して有機性廃棄物を
乾燥させる移動層式気流乾燥機、1段又は多段のベルト
上に有機性廃棄物を載せて移動させつつ排ガス等の高温
気流を導入して有機性廃棄物を乾燥させる型式の気流乾
燥機、図1〜図7に示すような乾燥有機性廃棄物一部循
環型の気流乾燥機等が用いられるが、乾燥有機性廃棄物
と使用済又は未使用の粉末吸着剤との混合、及びその後
工程の成型がし易い点で、乾燥有機性廃棄物一部循環型
の気流乾燥機を用いることが好ましい。また、乾燥工程
の熱源をディーゼルエンジン又はガスタービンから供給
し、成型工程の電力及び乾燥工程の電力をディーゼルエ
ンジン又はガスタービンに連結された発電機から供給す
ることが好ましい。
【0013】本発明の湿潤有機性汚泥の処理装置は、脱
水された湿潤有機性廃棄物を排ガス気流により乾燥させ
るための気流乾燥機と、この気流乾燥機からの臭気排ガ
スに粉末活性コークス、粉末活性炭、粉末褐炭、粉末乾
留炭化物及びゼオライトからなる群より選ばれた粉末吸
着剤を添加するための粉末吸着剤添加手段と、臭気排ガ
スを脱臭するための、粉末吸着剤でバグが被覆されたバ
グフィルタ式脱臭装置と、前記気流乾燥機内の乾燥有機
性廃棄物とバグフィルタ式脱臭装置からの使用済粉末吸
着剤とを混合した混合物を成型するための成型機と、前
記排ガスに含まれる窒素酸化物を分解・除去するととも
に臭気排ガスを脱臭処理するための触媒脱硝・脱臭装置
と、前記成型機とこの触媒脱硝・脱臭装置とを接続する
アンモニア含有排ガス導管と、前記気流乾燥機とこの触
媒脱硝・脱臭装置とを接続する臭気排ガス導管と、から
なることを特徴としている(図1参照)。
【0014】また、本発明の装置は、脱水された湿潤有
機性廃棄物を排ガス気流により乾燥させるための気流乾
燥機と、この気流乾燥機からの臭気排ガスに粉末活性コ
ークス、粉末活性炭、粉末褐炭、粉末乾留炭化物及びゼ
オライトからなる群より選ばれた粉末吸着剤を添加する
ための粉末吸着剤添加手段と、臭気排ガスを脱臭するた
めの、粉末吸着剤でバグが被覆されたバグフィルタ式脱
臭装置と、前記気流乾燥機内の乾燥有機性廃棄物とバグ
フィルタ式脱臭装置からの使用済粉末吸着剤とを混合し
た混合物を成型するための成型機と、この成型機に接続
された成型物後乾燥処理室と、前記排ガスに含まれる窒
素酸化物を分解・除去するとともに臭気排ガスを脱臭処
理するための触媒脱硝・脱臭装置と、前記成型機とこの
触媒脱硝・脱臭装置とを接続するアンモニア含有排ガス
導管と、前記気流乾燥機と成型物後乾燥処理室とを接続
する臭気排ガス導管と、この成型物後乾燥処理室と触媒
脱硝・脱臭装置とを接続する臭気排ガス導管と、からな
ることを特徴としている(図2参照)。
【0015】また、本発明の装置は、脱水された湿潤有
機性廃棄物を排ガス気流により乾燥させるための気流乾
燥機と、この気流乾燥機からの臭気排ガスを脱臭するた
めの、スクラバー洗浄式脱臭装置、吸着剤充填式脱臭装
置、生物担体充填式脱臭装置、触媒酸化脱臭装置、高温
酸化脱臭装置及びオゾン酸化式脱臭装置のいずれかの脱
臭装置と、前記気流乾燥機内に粉末活性コークス、粉末
活性炭、粉末褐炭、粉末乾留炭化物及びゼオライトから
なる群より選ばれた粉末吸着剤を添加するための粉末吸
着剤添加手段と、前記気流乾燥機内の乾燥有機性廃棄物
と粉末吸着剤とを混合した混合物を成型するための成型
機と、前記排ガスに含まれる窒素酸化物を分解・除去す
るとともに臭気排ガスを脱臭処理するための触媒脱硝・
脱臭装置と、前記成型機とこの触媒脱硝・脱臭装置とを
接続するアンモニア含有排ガス導管と、前記気流乾燥機
と触媒脱硝・脱臭装置とを接続する臭気排ガス導管と、
からなることを特徴としている(図4参照)。
【0016】また、本発明の装置は、脱水された湿潤有
機性廃棄物を排ガス気流により乾燥させるための気流乾
燥機と、この気流乾燥機からの臭気排ガスを脱臭するた
めの、スクラバー洗浄式脱臭装置、吸着剤充填式脱臭装
置、生物担体充填式脱臭装置、触媒酸化脱臭装置、高温
酸化脱臭装置及びオゾン酸化式脱臭装置のいずれかの脱
臭装置と、前記気流乾燥機内に粉末活性コークス、粉末
活性炭、粉末褐炭、粉末乾留炭化物及びゼオライトから
なる群より選ばれた粉末吸着剤を添加するための粉末吸
着剤添加手段と、前記気流乾燥機内の乾燥有機性廃棄物
と粉末吸着剤とを混合した混合物を成型するための成型
機と、この成型機に接続された成型物後乾燥処理室と、
前記排ガスに含まれる窒素酸化物を分解・除去するとと
もに臭気排ガスを脱臭処理するための触媒脱硝・脱臭装
置と、前記成型機とこの触媒脱硝・脱臭装置とを接続す
るアンモニア含有排ガス導管と、前記気流乾燥機と成型
物後乾燥処理室とを接続する臭気排ガス導管と、この成
型物後乾燥処理室と触媒脱硝・脱臭装置とを接続する臭
気排ガス導管と、からなることを特徴としている(図5
参照)。
【0017】また、本発明の装置は、脱水された湿潤有
機性廃棄物を排ガス気流により乾燥させるための気流乾
燥機と、この気流乾燥機からの臭気排ガスを脱臭するた
めの、スクラバー洗浄式脱臭装置、吸着剤充填式脱臭装
置、生物担体充填式脱臭装置、触媒酸化脱臭装置、高温
酸化脱臭装置及びオゾン酸化式脱臭装置のいずれかの脱
臭装置と、前記気流乾燥機内に粉末活性コークス、粉末
活性炭、粉末褐炭、粉末乾留炭化物及びゼオライトから
なる群より選ばれた粉末吸着剤を添加するための粉末吸
着剤添加手段と、前記気流乾燥機内の乾燥有機性廃棄物
と粉末吸着剤とを混合した混合物を成型するための成型
機と、この成型機に接続された成型物後乾燥処理室と、
前記排ガスに含まれる窒素酸化物を分解・除去するとと
もに臭気排ガスを脱臭処理するための触媒脱硝・脱臭装
置と、前記成型機とこの触媒脱硝・脱臭装置とを接続す
るアンモニア含有排ガス導管と、前記気流乾燥機と成型
物後乾燥処理室とを接続する臭気排ガス導管と、この成
型物後乾燥処理室と触媒脱硝・脱臭装置とを接続する臭
気排ガス導管と、前記気流乾燥機と触媒脱硝・脱臭装置
とを接続する臭気排ガス導管と、からなることを特徴と
している(図6参照)。
【0018】さらに、本発明の装置は、脱水された湿潤
有機性廃棄物を排ガス気流により乾燥させるための気流
乾燥機と、この気流乾燥機の第1サイクロンからの臭気
排ガス導管に接続された第2サイクロンと、この第2サ
イクロンからの臭気排ガスを脱臭するための、スクラバ
ー洗浄式脱臭装置、吸着剤充填式脱臭装置、生物担体充
填式脱臭装置、触媒酸化脱臭装置、高温酸化脱臭装置及
びオゾン酸化式脱臭装置のいずれかの脱臭装置と、前記
気流乾燥機内に粉末活性コークス、粉末活性炭、粉末褐
炭、粉末乾留炭化物及びゼオライトからなる群より選ば
れた粉末吸着剤を添加するための粉末吸着剤添加手段
と、前記気流乾燥機内の乾燥有機性廃棄物と粉末吸着剤
とを混合した混合物を成型するための成型機と、この成
型機に接続された成型物後乾燥処理室と、前記排ガスに
含まれる窒素酸化物を分解・除去するとともに臭気排ガ
スを脱臭処理するための触媒脱硝・脱臭装置と、前記成
型機と第2サイクロンとを接続するアンモニア含有排ガ
ス導管と、第2サイクロンと成型物後乾燥処理室とを接
続する後乾燥用の臭気排ガス導管と、この成型物後乾燥
処理室と第2サイクロンとを接続する臭気排ガス導管
と、第2サイクロンと触媒脱硝・脱臭装置とを接続する
臭気排ガス導管と、からなることを特徴としている(図
7参照)。
【0019】これらの装置において、気流乾燥機からの
臭気排ガスの一部を触媒脱硝・脱臭装置に導入できるよ
うに、気流乾燥機と触媒脱硝・脱臭装置とを臭気排ガス
導管を介して接続する場合は、触媒脱硝・脱臭装置に含
塵臭気排ガスをバイパスさせるためのバイパスラインを
接続して、触媒が粉塵により被毒されるのを防止するよ
うに構成することが好ましい。また、これらの装置にお
いて、気流乾燥機に乾燥用気流として排ガスを供給する
ディーゼルエンジン又はガスタービンと、このディーゼ
ルエンジン又はガスタービンに連結され、少なくとも成
型機及び気流乾燥機の解砕機能を備えたブロワに電力を
供給するためのディーゼルエンジン発電機又はガスター
ビン発電機とをさらに備えるように構成することが好ま
しい。また、気流乾燥機に、脱水された湿潤有機性廃棄
物を受けるための廃棄物受槽を接続して、この受槽から
湿潤有機性廃棄物を気流乾燥機に供給できるように構成
することが好ましい。これらの装置を、車載型プラント
として構成し、中小の廃棄物処理場へ車輛に積載して移
動し、廃棄物成型品(燃料)あるいは肥料を製造するよ
うに設計することもできる。また、乾燥工程、成型工程
及び廃棄物搬送等の動力や熱源は、全てディーゼルエン
ジン発電機又はガスタービン発電機からの電力及びディ
ーゼルエンジン又はガスタービンからの排ガスでまかな
うことが好ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、湿潤有機性廃棄物の一例と
して下水汚泥を処理する場合で、乾燥機が乾燥した汚泥
の一部を循環する型式の気流乾燥機で、熱風発生装置が
ガスタービンである場合について、本発明の実施の形態
を説明するが、本発明は、下水汚泥やこの型式の気流乾
燥機に限定されるものではなく、他の湿潤有機性廃棄物
や他の型式の乾燥機の場合にも適用できるものである。
図1は本発明の実施の第1形態による湿潤有機性廃棄物
の処理装置を示している。10は汚泥脱水ケーキ受槽
で、この受槽10に下水汚泥を予め脱水した汚泥脱水ケ
ーキを気流により乾燥させるための気流乾燥機12が接
続されている。気流乾燥機12は、乾燥汚泥の一部と汚
泥脱水ケーキとの混合物を気流で解砕する解砕機14
と、解砕機14からの汚泥を含む気流を導入して乾燥汚
泥と臭気排ガスとに固気分離するサイクロン16と、解
砕機14からサイクロン16へ汚泥を気流搬送する汚泥
循環ライン22と、サイクロン16からの乾燥汚泥を解
砕機14側と成型機側へ2方に分けて搬送するスクリュ
ウフィーダ部18、20と、サイクロンから排ガスを抜
き出し後工程へ送る排ガスファン17とからなってい
る。
【0021】気流乾燥機12のサイクロン16からの臭
気排ガス導管24に、粉末活性コークス又は粉末乾留炭
化物等を供給するための粉末吸着剤供給管26が接続さ
れている。28は粉末吸着剤受槽である。臭気排ガス管
24はバグフィルタ式脱臭装置30に接続されている。
気流乾燥機12のブロワと反対側のスクリュウフィーダ
部20には、乾燥汚泥とバグフィルタ式脱臭装置30か
らの使用済粉末吸着剤とを混合した混合物を成型するた
めの連続成型機32が接続されている。34は使用済粉
末吸着剤導入管で、スクリュウフィーダ部20に、例え
ばスクリュウフィーダ部20の出口近傍に接続されてい
る。連続成型機32は、一例として、多数の小孔を有す
る短管部36の内面に沿って複数の円柱体(図示略)が
回転し、多数の小孔から小円柱状(クレヨン状)の成型
物が押し出されるように構成されている。38は成型物
(製品)を受けるための製品受けバッグである。
【0022】気流乾燥機12に乾燥用気流として排ガス
を供給するためにガスタービン52が設けられている。
このガスタービン52は、空気圧縮機54、この空気圧
縮機54と同軸に連結されたタービン56、燃焼器58
からなり、圧縮空気及び燃料ガスが燃焼器58に供給さ
れて燃料ガスが燃焼し、この時発生する燃焼排ガスでタ
ービン56及び空気圧縮機54を回転させるように構成
されている。この空気圧縮機54には発電機60が連結
されており、成型機32、解砕機14、排ガスファン1
7等に電力が供給される。また、タービン56からの排
ガスは排ガスライン68を介して気流乾燥機12へ導入
される。46は汚泥脱水ケーキ受槽10内の底部に設け
られたスクリュウフィーダ、48はバグフィルタ式脱臭
装置内のバグ、50はガス排出筒である。
【0023】さらに、ガスタービン52からの排ガスラ
イン68に触媒脱硝・脱臭装置64を設け、主として成
型機32で発生したアンモニア含有排ガスをアンモニア
含有排ガス導管66を介して触媒脱硝・脱臭装置64に
導入する。なお、アンモニア含有排ガスを触媒脱硝・脱
臭装置64の入口のガスタービン排ガスに導入してもよ
い。アンモニア含有排ガス中のアンモニアは、触媒脱硝
反応における還元剤として利用される。なお、装置全体
が移動式(車載型)でない場合は、ガスタービンが設け
られないことがあり、この場合は、系外の焼却炉等の排
ガスラインに設けられた触媒脱硝・脱臭装置(図示略)
へ成型機32からのアンモニア含有排ガスを導入する。
脱硝・脱臭触媒としては、チタニア(TiO2 )、アル
ミナ(Al2 3 )、活性炭、ゼオライト等の担体に、
酸化バナジウム(V2 5 )、酸化銅(CuO)等の酸
化金属類を担持させたもの等を挙げることができ、触媒
脱硝・脱臭装置は、ハニカム等の成型体の充填層、ペレ
ット等粒状物の充填層として構成される。
【0024】気流乾燥機12のサイクロン16と触媒脱
硝・脱臭装置64とは臭気排ガス管70を介して接続さ
れており、気流乾燥機12のサイクロン16からの臭気
排ガスの一部が触媒脱硝・脱臭装置64に導入されて脱
臭処理された後、気流乾燥機12の解砕機14に循環供
給されるように構成されている。このようにすることに
より、気流乾燥機12の解砕機14に導入される風量を
一定以上に確保することができるとともに、臭気排ガス
の保有する廃熱を有効に利用することができる。上記の
湿潤有機性廃棄物の処理装置を車載型に設計する場合
は、タービン及び乾燥機、望ましくはこれらに成型機を
組み合わせた装置、さらには脱臭装置を組み合わせた装
置とする。脱臭装置まで含める場合は、汚泥脱水ケーキ
受槽10を除く各機器を一体としてコンパクトな車載型
プラントに構成することになるが、汚泥脱水ケーキ受槽
10を小型化すれば、この受槽10を車載型プラントに
含めることもできる。
【0025】上記のように構成された湿潤有機性廃棄物
の処理装置において、下水汚泥を脱水処理した、水分6
5〜90wt%程度の汚泥脱水ケーキを汚泥脱水ケーキ受
槽10に受け入れ、スクリュウフィーダ46により気流
乾燥機12のスクリュウフィーダ部18に供給する。汚
泥脱水ケーキは、乾燥汚泥の一部とともに解砕機14に
より解砕され、ガスタービン52の排ガス及び気流乾燥
機12のサイクロン16からの循環排ガスの一部で気流
搬送され乾燥され、サイクロン16へ送られる。サイク
ロン16で乾燥汚泥と臭気排ガスとが固気分離され、臭
気排ガスの残部は排ガスファン17により粉末吸着剤で
バグ48が予め被覆(プリコート)されたバグフィルタ
式脱臭装置30に導入され、この被覆層に臭気成分が吸
着されて脱臭される。通常、吸着剤の添加はバッチ式で
行われ、バグの表面にコーティング(被覆)して、ある
時間使用した後、使用済吸着剤を取り出し、その後、再
度、新規吸着剤でコーティングしなおす。使用済の粉末
吸着剤は定期的にスクリュウフィーダ部20へ供給さ
れ、乾燥汚泥(水分10wt%前後)と混合された後、成
型機32に導入されて連続成型される。
【0026】本実施形態による方法及び装置は、下水処
理場で他の目的(脱臭及び有機物等の吸着)に使用する
使用済の粉末吸着剤を、特開平8−176568号公報
に記載された方法におけるプラスチックスに替えて使用
する点で大きく異なっている。使用済の粉末吸着剤は、
従来においては、汚泥等と同時に焼却処理されているの
で、本発明におけるように、使用済粉末吸着剤に、成型
物の安定性向上、臭気発生防止、発熱量増大等の新たな
役割を担わせることも、きわめて効率的な利用法とな
る。乾燥汚泥と使用済粉末吸着剤との混合物の成型は、
プラスチックスの混入物を成型する場合のように、高い
温度によるプラスチックスの溶融を必要とするものでな
いので、なんら制約条件なしに成型機を広く選定するこ
とができる。また、系内から排出される使用済粉末吸着
剤を貯留することなく用いるので、大規模な貯蔵設備が
必要とならない。なお、粉末吸着剤としては、石炭から
安価に製造することができる粉末活性コークスや、下水
汚泥等を乾留・炭化して製造された粉末乾留炭化物を使
用することが好ましい。本実施形態は上記のような特徴
を有しているので、車載型等のコンパクトなプラント設
計が可能となり、中小規模処理場へ循環移動し、汚泥脱
水ケーキを処理しながら、有効な燃料又は/及び肥料を
製造する中小規模下水処理場のニーズに合致させること
ができる。本実施形態では、ガスタービンを設ける場合
について説明したが、ガスタービンの代わりにディーゼ
ルエンジン等の熱風発生装置を設けることも、勿論可能
である。
【0027】図2は、本発明の実施の第2形態による湿
潤有機性廃棄物の処理装置を示している。本実施形態
は、成型機32の成型物出口に成型物後乾燥処理室72
を接続し、気流乾燥機12のサイクロン16出口と成型
物後乾燥処理室72とを臭気排ガス導管74を介して接
続し、さらに、この成型物後乾燥処理室72と触媒脱硝
・脱臭装置64とを臭気排ガス導管76を介して接続し
て、成型物を気流乾燥機12のサイクロン16からの臭
気排ガスの一部で後乾燥させた後、後乾燥に用いた臭気
排ガスを触媒脱硝・脱臭装置64に導入して脱臭処理す
るように構成したものである。成型物後乾燥処理室72
からの後乾燥に使用された臭気排ガスの導管76は、触
媒脱硝・脱臭装置64に直接接続してもよく、又は成型
機32からのアンモニア含有排ガス導管66に接続して
もよい。なお、本実施形態においても、サイクロン16
からの臭気排ガスの一部を臭気排ガス導管70を通して
触媒脱硝・脱臭装置64へ導入するように構成する場合
がある。成型機32出口の成型物の含水率は5〜30wt
%の範囲内で変動し、含水率が高いと強度が低下すると
ともに、かびが発生する。本実施形態では、廃熱を有効
に利用して成型物を後乾燥処理することができ、成型物
の強度、耐かび性を向上させることができるという利点
がある。他の構成及び作用は、実施の第1形態の場合と
同様である。
【0028】図3は、本発明の実施の第3形態による湿
潤有機性廃棄物の処理装置を示している。本実施形態
は、触媒脱硝・脱臭装置64に気流乾燥機12のサイク
ロン16からの臭気排ガスをバイパスさせるためのバイ
パスライン78を接続して、サイクロン16からの臭気
排ガス中の粉塵が多い場合に、この臭気排ガスを触媒脱
硝・脱臭装置64に導入することなく、触媒脱硝・脱臭
装置64をバイパスさせて、粉塵による触媒の被毒を防
止するように構成したものである。本実施形態において
は、成型物後乾燥処理工程を設けることが好ましい。他
の構成及び作用は、実施の第1形態又は第2形態の場合
と同様である。
【0029】図4は、本発明の実施の第4形態による湿
潤有機性廃棄物の処理装置を示している。本実施形態で
は、脱臭装置として、スクラバー洗浄式脱臭装置80を
設け、気流乾燥機12の解砕機14と反対側のスクリュ
ウフィーダ部20に、例えばスクリュウフィーダ部20
の出口近傍に粉末活性コークス、粉末活性炭、粉末褐
炭、粉末乾留炭化物又はゼオライト等の粉末吸着剤を添
加するための粉末吸着剤添加手段を設け、さらに、気流
乾燥機12のサイクロン16と触媒脱硝・脱臭装置64
とを臭気排ガス導管70を介して接続している。粉末吸
着剤添加手段は、粉末吸着剤受槽28と粉末吸着剤供給
管26とから構成されている。気流乾燥機12のサイク
ロン16からの臭気排ガスの大部分はスクラバー洗浄式
脱臭装置80へ導入され、洗浄液、例えば活性汚泥の水
溶液をスプレーさせ気液接触させて臭気排ガスは脱臭処
理される。サイクロン16からの臭気排ガスの一部は触
媒脱硝・脱臭装置64に導入されて脱臭処理された後、
気流乾燥機12のブロワ14に循環供給される。なお、
スクラバー洗浄式脱臭装置の代わりに、吸着剤充填式脱
臭装置、生物担体充填式脱臭装置、触媒酸化脱臭装置、
高温酸化脱臭装置、オゾン酸化式脱臭装置等を用いるこ
とも可能である。他の構成及び作用は、実施の第1形態
の場合と同様である。
【0030】図5は、本発明の実施の第5形態による湿
潤有機性廃棄物の処理装置を示している。本実施形態
は、成型機32の成型物出口に成型物後乾燥処理室72
を接続し、気流乾燥機12のサイクロン16出口と成型
物後乾燥処理室72とを臭気排ガス導管74を介して接
続し、さらに、この成型物後乾燥処理室72と触媒脱硝
・脱臭装置64とを臭気排ガス導管76を介して接続し
て、成型物を気流乾燥機12のサイクロン16からの臭
気排ガスの一部で後乾燥させた後、後乾燥に用いた臭気
排ガスを触媒脱硝・脱臭装置64に導入して脱臭処理す
るように構成したものである。成型物後乾燥処理室72
からの後乾燥に使用された臭気排ガスの導管76は、触
媒脱硝・脱臭装置64に直接接続してもよく、又は成型
機32からのアンモニア含有排ガス導管66に接続して
もよい。なお、本実施形態においても、サイクロン16
からの臭気排ガスの一部を臭気排ガス導管70を通して
触媒脱硝・脱臭装置64へ導入するように構成する場合
がある。成型機32出口の成型物の含水率は5〜30wt
%の範囲内で変動し、含水率が高いと強度が低下すると
ともに、かびが発生する。本実施形態では、廃熱を有効
に利用して成型物を後乾燥処理することができ、成型物
の強度、耐かび性を向上させることができるという利点
がある。他の構成及び作用は、実施の第4形態の場合と
同様である。
【0031】図6は、本発明の実施の第6形態による湿
潤有機性廃棄物の処理装置を示している。本実施形態
は、実施の第5形態における構成に、さらに、気流乾燥
機12のサイクロン16と触媒脱硝・脱臭装置64とを
接続する臭気排ガス管70を設けて、サイクロン16か
らの臭気排ガスの脱臭、気流乾燥用の風量の確保、及び
成型物の後乾燥を行うように構成したものである。さら
に、触媒脱硝・脱臭装置64にサイクロン16からの臭
気排ガスをバイパスさせるためのバイパスライン78を
接続して、サイクロン16からの臭気排ガス中の粉塵が
多い場合に、この臭気排ガスを触媒脱硝・脱臭装置64
に導入することなく、触媒脱硝・脱臭装置64をバイパ
スさせて、粉塵による触媒の被毒を防止するように構成
されている。他の構成及び作用は、実施の第5形態の場
合と同様である。
【0032】図7は、本発明の実施の第7形態による湿
潤有機性廃棄物の処理装置を示している。本実施形態で
は、気流乾燥機12のサイクロン16(以下、第1サイ
クロン16と記す)からの臭気排ガス導管24に第2サ
イクロン82が接続され、この第2サイクロン82から
の臭気排ガス導管84にスクラバー洗浄式脱臭装置80
が接続されている。また、成型機32と第2サイクロン
82とはアンモニア含有排ガス導管86を介して接続さ
れ、成型物後乾燥処理室と第2サイクロン82とは臭気
排ガス導管88を介して接続され、第2サイクロンと触
媒脱硝・脱臭装置64とは臭気排ガス導管90を介して
接続されている。第1サイクロン16からの含塵臭気排
ガスは、第2サイクロンに導入されて除塵され、除塵さ
れた臭気排ガスの大部分はスクラバー洗浄式脱臭装置8
0へ導入されて脱臭処理される。第2サイクロン82で
捕集された汚泥粉体は気流乾燥機12へ戻される。第2
サイクロン82からの臭気排ガスの残部は2つに分岐
し、一方は臭気排ガス導管90を通って触媒脱硝・脱臭
装置64に導入されて脱臭処理された後、気流乾燥機1
2の解砕機14に循環供給され、他方は臭気排ガス導管
92を通って成型物後乾燥処理室72に導入されて成型
物を後乾燥させた後、第2サイクロン82に供給され
る。本実施形態では、第2サイクロンを設けているの
で、系外排出ガスへの臭気物質リークを防止することが
でき、また、触媒脱硝・脱臭装置の触媒層へのダスト混
入を防止することができ、さらに、第1サイクロンのト
ラブル時に第2サイクロンを代用することができる等の
利点がある。他の構成及び作用は、実施の第5形態の場
合と同様である。
【0033】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されているの
で、つぎのような効果を奏する。 (1) 臭気排ガスの脱臭工程をも含む成型物製造を伴
う湿潤有機性廃棄物処理の無公害プロセスを構築するこ
とができる。 (2) 脱臭に使用した粉末吸着剤又は未使用の粉末吸
着剤を乾燥有機性廃棄物に混入することにより、成型廃
棄物(成型物)の安定性が増し、製品(成型物)からの
臭気発生を防ぐことができ、かつ、成型汚泥の熱量を増
加させることができる。 (3) 気流乾燥機からの臭気排ガスの一部で成型物を
後乾燥処理する場合は、廃熱を有効に利用することがで
き、成型物の強度を向上させるとともに、耐かび性を向
上させることができる(かびの発生を抑制することがで
きる)。 (4) 第2サイクロンを設ける場合は、系外排出ガス
への臭気物質リークを防止することができ、また、触媒
脱硝・脱臭装置へのダストの混入を防止して触媒の被毒
を少なくすることができ、さらに、第1サイクロンのト
ラブル対策となる等の利点がある。 (5) 粉末吸着剤として、安価な汚泥乾留炭や活性コ
ークスを使用する場合は、さらに経済性が改善される。 (6) 車載型プラントとする場合は、中小規模の廃棄
物処理場のニーズに合致させることができる。 (7) 主として成型工程や成型物後乾燥工程で発生す
るアンモニア含有排ガスを排ガスの触媒脱硝・脱臭装置
へ供給することにより、アンモニアを還元剤として使用
することができ、アンモニアとNOxとを同時に処理す
ることができ、さらに、脱臭を同時に行うことができ
る。 (8) 排ガス中のアンモニアを処理することができる
ので、悪臭発生を大幅に低減することができる。 (9) 排ガス中のアンモニアを処理することができる
ので、畜産廃棄物等のように乾燥前からアンモニアを含
む湿潤有機性廃棄物をも処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1形態による湿潤有機性廃棄
物の処理装置を示すフローシートである。
【図2】本発明の実施の第2形態による湿潤有機性廃棄
物の処理装置を示すフローシートである。
【図3】本発明の実施の第3形態による湿潤有機性廃棄
物の処理装置を示すフローシートである。
【図4】本発明の実施の第4形態による湿潤有機性廃棄
物の処理装置を示すフローシートである。
【図5】本発明の実施の第5形態による湿潤有機性廃棄
物の処理装置を示すフローシートである。
【図6】本発明の実施の第6形態による湿潤有機性廃棄
物の処理装置を示すフローシートである。
【図7】本発明の実施の第7形態による湿潤有機性廃棄
物の処理装置を示すフローシートである。
【符号の説明】
10 汚泥脱水ケーキ受槽 12 気流乾燥機 14 解砕機 16 サイクロン(第1サイクロン) 17 排ガスファン 18、20 スクリュウフィーダ部 22 汚泥循環ライン 24 臭気排ガス導管 26 粉末吸着剤供給管 28 粉末吸着剤受槽 30 バグフィルタ式脱臭装置 32 連続成型機 34 使用済粉末吸着剤導入管 36 短管部 38 製品受けバッグ 60 発電機 46 スクリュウフィーダ 48 バグ 50 ガス排出筒 52 ガスタービン 54 空気圧縮機 56 タービン 58 燃焼器 68 排ガスライン 64 触媒脱硝・脱臭装置 66 アンモニア含有排ガス導管 70、74、76、84、88、90、92 臭気排ガ
ス導管 72 成型物後乾燥処理室 78 バイパスライン 80 スクラバー洗浄式脱臭装置 82 第2サイクロン 86 アンモニア含有排ガス導管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B09B 5/00 E (72)発明者 澤井 正和 神戸市中央区東川崎町1丁目1番3号 川崎重工業株式会社 神戸本社内 (72)発明者 畠山 修一郎 神戸市中央区東川崎町1丁目1番3号 川崎重工業株式会社 神戸本社内 (56)参考文献 特開 平10−305272(JP,A) 特開 平11−35959(JP,A) 特開 平11−77013(JP,A) 特開 平9−53085(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C10L 5/46 C10L 5/48 B09B 3/00 B09B 5/00 C02F 11/12

Claims (20)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脱水された湿潤有機性廃棄物を乾燥機で
    排ガスと接触させ乾燥させて乾燥有機性廃棄物とし、乾
    燥機からの臭気排ガスを粉末活性コークス、粉末活性
    炭、粉末褐炭、粉末乾留炭化物及びゼオライトからなる
    群より選ばれた粉末吸着剤で被覆されたバグフィルタ式
    脱臭装置に導入して脱臭処理し、このバグフィルタ式脱
    臭装置からの使用済粉末吸着剤を前記乾燥機内の乾燥有
    機性廃棄物と混合して成型し、成型工程で発生するアン
    モニア含有排ガス及び乾燥機からの臭気排ガスの一部を
    前記排ガス又は系外の焼却炉排ガスの触媒脱硝・脱臭装
    置に導入して、臭気排ガス及びアンモニア含有排ガス中
    のアンモニアを還元剤として使用して脱硝処理すると同
    時に脱臭処理することを特徴とする湿潤有機性廃棄物の
    処理方法。
  2. 【請求項2】 脱水された湿潤有機性廃棄物を乾燥機で
    排ガスと接触させ乾燥させて乾燥有機性廃棄物とし、乾
    燥機からの臭気排ガスを粉末活性コークス、粉末活性
    炭、粉末褐炭、粉末乾留炭化物及びゼオライトからなる
    群より選ばれた粉末吸着剤で被覆されたバグフィルタ式
    脱臭装置に導入して脱臭処理し、このバグフィルタ式脱
    臭装置からの使用済粉末吸着剤を前記乾燥機内の乾燥有
    機性廃棄物と混合して成型し、成型物を乾燥機からの臭
    気排ガスの一部で後乾燥した後、後乾燥に用いた臭気排
    ガス及び成型工程で発生するアンモニア含有排ガスを前
    記排ガス又は系外の焼却炉排ガスの触媒脱硝・脱臭装置
    に導入して、臭気排ガス及びアンモニア含有排ガス中の
    アンモニアを還元剤として使用して脱硝処理すると同時
    に脱臭処理することを特徴とする湿潤有機性廃棄物の処
    理方法。
  3. 【請求項3】 脱水された湿潤有機性廃棄物を乾燥機で
    排ガスと接触させ乾燥させて乾燥有機性廃棄物とし、乾
    燥機からの臭気排ガスをスクラバー洗浄式脱臭装置、吸
    着剤充填式脱臭装置、生物担体充填式脱臭装置、触媒酸
    化脱臭装置、高温酸化脱臭装置及びオゾン酸化式脱臭装
    置のいずれかの脱臭装置に導入して脱臭処理し、一方、
    粉末活性コークス、粉末活性炭、粉末褐炭、粉末乾留炭
    化物及びゼオライトからなる群より選ばれた粉末吸着剤
    を前記乾燥機内の乾燥有機性廃棄物と混合して成型し、
    成型工程で発生するアンモニア含有排ガス及び乾燥機か
    らの臭気排ガスの一部を前記排ガス又は系外の焼却炉排
    ガスの触媒脱硝・脱臭装置に導入して、臭気排ガス及び
    アンモニア含有排ガス中のアンモニアを還元剤として使
    用して脱硝処理すると同時に脱臭処理することを特徴と
    する湿潤有機性廃棄物の処理方法。
  4. 【請求項4】 脱水された湿潤有機性廃棄物を乾燥機で
    排ガスと接触させ乾燥させて乾燥有機性廃棄物とし、乾
    燥機からの臭気排ガスをスクラバー洗浄式脱臭装置、吸
    着剤充填式脱臭装置、生物担体充填式脱臭装置、触媒酸
    化脱臭装置、高温酸化脱臭装置及びオゾン酸化式脱臭装
    置のいずれかの脱臭装置に導入して脱臭処理し、一方、
    粉末活性コークス、粉末活性炭、粉末褐炭、粉末乾留炭
    化物及びゼオライトからなる群より選ばれた粉末吸着剤
    を前記乾燥機内の乾燥有機性廃棄物と混合して成型し、
    成型物を乾燥機からの臭気排ガスの一部で後乾燥した
    後、後乾燥に用いた臭気排ガス及び成型工程で発生する
    アンモニア含有排ガスを前記排ガス又は系外の焼却炉排
    ガスの触媒脱硝・脱臭装置に導入して、臭気排ガス及び
    アンモニア含有排ガス中のアンモニアを還元剤として使
    用して脱硝処理すると同時に脱臭処理することを特徴と
    する湿潤有機性廃棄物の処理方法。
  5. 【請求項5】 脱水された湿潤有機性廃棄物を乾燥機で
    排ガスと接触させ乾燥させて乾燥有機性廃棄物とし、乾
    燥機からの臭気排ガスをスクラバー洗浄式脱臭装置、吸
    着剤充填式脱臭装置、生物担体充填式脱臭装置、触媒酸
    化脱臭装置、高温酸化脱臭装置及びオゾン酸化式脱臭装
    置のいずれかの脱臭装置に導入して脱臭処理し、一方、
    粉末活性コークス、粉末活性炭、粉末褐炭、粉末乾留炭
    化物及びゼオライトからなる群より選ばれた粉末吸着剤
    を前記乾燥機内の乾燥有機性廃棄物と混合して成型し、
    成型物を乾燥機からの臭気排ガスの一部で後乾燥した
    後、後乾燥に用いた臭気排ガス、成型工程で発生するア
    ンモニア含有排ガス及び乾燥機からの臭気排ガスの一部
    を前記排ガス又は系外の焼却炉排ガスの触媒脱硝・脱臭
    装置に導入して、臭気排ガス及びアンモニア含有排ガス
    中のアンモニアを還元剤として使用して脱硝処理すると
    同時に脱臭処理することを特徴とする湿潤有機性廃棄物
    の処理方法。
  6. 【請求項6】 脱水された湿潤有機性廃棄物を気流乾燥
    機で排ガスと接触させ乾燥させて乾燥有機性廃棄物と
    し、気流乾燥機の第1サイクロンからの臭気排ガスを第
    2サイクロンに導入し、この第2サイクロンからの臭気
    排ガスをスクラバー洗浄式脱臭装置、吸着剤充填式脱臭
    装置、生物担体充填式脱臭装置、触媒酸化脱臭装置、高
    温酸化脱臭装置及びオゾン酸化式脱臭装置のいずれかの
    脱臭装置に導入して脱臭処理し、一方、粉末活性コーク
    ス、粉末活性炭、粉末褐炭、粉末乾留炭化物及びゼオラ
    イトからなる群より選ばれた粉末吸着剤を前記乾燥機内
    の乾燥有機性廃棄物と混合して成型し、成型物を第2サ
    イクロンからの臭気排ガスの一部で後乾燥した後、後乾
    燥に用いた臭気排ガス及び成型工程で発生するアンモニ
    ア含有排ガスを第2サイクロンに導入し、この第2サイ
    クロンからの臭気排ガスの一部を前記排ガス又は系外の
    焼却炉排ガスの触媒脱硝・脱臭装置に導入して、臭気排
    ガス及びアンモニア含有排ガス中のアンモニアを還元剤
    として使用して脱硝処理すると同時に脱臭処理すること
    を特徴とする湿潤有機性廃棄物の処理方法。
  7. 【請求項7】 乾燥機として乾燥有機性廃棄物一部循環
    型の気流乾燥機を用いる請求項1〜6のいずれかに記載
    の湿潤有機性廃棄物の処理方法。
  8. 【請求項8】 乾燥工程の熱源をガスタービンから供給
    し、成型工程の電力及び乾燥工程の電力をガスタービン
    に連結された発電機から供給する請求項1〜7のいずれ
    かに記載の湿潤有機性廃棄物の処理方法。
  9. 【請求項9】 乾燥工程の熱源をディーゼルエンジンか
    ら供給し、成型工程の電力及び乾燥工程の電力をディー
    ゼルエンジンに連結された発電機から供給する請求項1
    〜7のいずれかに記載の湿潤有機性廃棄物の処理方法。
  10. 【請求項10】 脱水された湿潤有機性廃棄物を排ガス
    気流により乾燥させるための気流乾燥機と、 この気流乾燥機からの臭気排ガスに粉末活性コークス、
    粉末活性炭、粉末褐炭、粉末乾留炭化物及びゼオライト
    からなる群より選ばれた粉末吸着剤を添加するための粉
    末吸着剤添加手段と、 臭気排ガスを脱臭するための、粉末吸着剤でバグが被覆
    されたバグフィルタ式脱臭装置と、 前記気流乾燥機内の乾燥有機性廃棄物とバグフィルタ式
    脱臭装置からの使用済粉末吸着剤とを混合した混合物を
    成型するための成型機と、 前記排ガスに含まれる窒素酸化物を分解・除去するとと
    もに臭気排ガスを脱臭処理するための触媒脱硝・脱臭装
    置と、 前記成型機とこの触媒脱硝・脱臭装置とを接続するアン
    モニア含有排ガス導管と、 前記気流乾燥機とこの触媒脱硝・脱臭装置とを接続する
    臭気排ガス導管と、からなることを特徴とする湿潤有機
    性廃棄物の処理装置。
  11. 【請求項11】 脱水された湿潤有機性廃棄物を排ガス
    気流により乾燥させるための気流乾燥機と、 この気流乾燥機からの臭気排ガスに粉末活性コークス、
    粉末活性炭、粉末褐炭、粉末乾留炭化物及びゼオライト
    からなる群より選ばれた粉末吸着剤を添加するための粉
    末吸着剤添加手段と、 臭気排ガスを脱臭するための、粉末吸着剤でバグが被覆
    されたバグフィルタ式脱臭装置と、 前記気流乾燥機内の乾燥有機性廃棄物とバグフィルタ式
    脱臭装置からの使用済粉末吸着剤とを混合した混合物を
    成型するための成型機と、 この成型機に接続された成型物後乾燥処理室と、 前記排ガスに含まれる窒素酸化物を分解・除去するとと
    もに臭気排ガスを脱臭処理するための触媒脱硝・脱臭装
    置と、 前記成型機とこの触媒脱硝・脱臭装置とを接続するアン
    モニア含有排ガス導管と、 前記気流乾燥機と成型物後乾燥処理室とを接続する臭気
    排ガス導管と、 この成型物後乾燥処理室と触媒脱硝・脱臭装置とを接続
    する臭気排ガス導管と、からなることを特徴とする湿潤
    有機性廃棄物の処理装置。
  12. 【請求項12】 脱水された湿潤有機性廃棄物を排ガス
    気流により乾燥させるための気流乾燥機と、 この気流乾燥機からの臭気排ガスを脱臭するための、ス
    クラバー洗浄式脱臭装置、吸着剤充填式脱臭装置、生物
    担体充填式脱臭装置、触媒酸化脱臭装置、高温酸化脱臭
    装置及びオゾン酸化式脱臭装置のいずれかの脱臭装置
    と、 前記気流乾燥機内に粉末活性コークス、粉末活性炭、粉
    末褐炭、粉末乾留炭化物及びゼオライトからなる群より
    選ばれた粉末吸着剤を添加するための粉末吸着剤添加手
    段と、 前記気流乾燥機内の乾燥有機性廃棄物と粉末吸着剤とを
    混合した混合物を成型するための成型機と、 前記排ガスに含まれる窒素酸化物を分解・除去するとと
    もに臭気排ガスを脱臭処理するための触媒脱硝・脱臭装
    置と、 前記成型機とこの触媒脱硝・脱臭装置とを接続するアン
    モニア含有排ガス導管と、 前記気流乾燥機と触媒脱硝・脱臭装置とを接続する臭気
    排ガス導管と、からなることを特徴とする湿潤有機性廃
    棄物の処理装置。
  13. 【請求項13】 脱水された湿潤有機性廃棄物を排ガス
    気流により乾燥させるための気流乾燥機と、 この気流乾燥機からの臭気排ガスを脱臭するための、ス
    クラバー洗浄式脱臭装置、吸着剤充填式脱臭装置、生物
    担体充填式脱臭装置、触媒酸化脱臭装置、高温酸化脱臭
    装置及びオゾン酸化式脱臭装置のいずれかの脱臭装置
    と、 前記気流乾燥機内に粉末活性コークス、粉末活性炭、粉
    末褐炭、粉末乾留炭化物及びゼオライトからなる群より
    選ばれた粉末吸着剤を添加するための粉末吸着剤添加手
    段と、 前記気流乾燥機内の乾燥有機性廃棄物と粉末吸着剤とを
    混合した混合物を成型するための成型機と、 この成型機に接続された成型物後乾燥処理室と、 前記排ガスに含まれる窒素酸化物を分解・除去するとと
    もに臭気排ガスを脱臭処理するための触媒脱硝・脱臭装
    置と、 前記成型機とこの触媒脱硝・脱臭装置とを接続するアン
    モニア含有排ガス導管と、 前記気流乾燥機と成型物後乾燥処理室とを接続する臭気
    排ガス導管と、 この成型物後乾燥処理室と触媒脱硝・脱臭装置とを接続
    する臭気排ガス導管と、からなることを特徴とする湿潤
    有機性廃棄物の処理装置。
  14. 【請求項14】 脱水された湿潤有機性廃棄物を排ガス
    気流により乾燥させるための気流乾燥機と、 この気流乾燥機からの臭気排ガスを脱臭するための、ス
    クラバー洗浄式脱臭装置、吸着剤充填式脱臭装置、生物
    担体充填式脱臭装置、触媒酸化脱臭装置、高温酸化脱臭
    装置及びオゾン酸化式脱臭装置のいずれかの脱臭装置
    と、 前記気流乾燥機内に粉末活性コークス、粉末活性炭、粉
    末褐炭、粉末乾留炭化物及びゼオライトからなる群より
    選ばれた粉末吸着剤を添加するための粉末吸着剤添加手
    段と、 前記気流乾燥機内の乾燥有機性廃棄物と粉末吸着剤とを
    混合した混合物を成型するための成型機と、 この成型機に接続された成型物後乾燥処理室と、 前記排ガスに含まれる窒素酸化物を分解・除去するとと
    もに臭気排ガスを脱臭処理するための触媒脱硝・脱臭装
    置と、 前記成型機とこの触媒脱硝・脱臭装置とを接続するアン
    モニア含有排ガス導管と、 前記気流乾燥機と成型物後乾燥処理室とを接続する臭気
    排ガス導管と、 この成型物後乾燥処理室と触媒脱硝・脱臭装置とを接続
    する臭気排ガス導管と、 前記気流乾燥機と触媒脱硝・脱臭装置とを接続する臭気
    排ガス導管と、からなることを特徴とする湿潤有機性廃
    棄物の処理装置。
  15. 【請求項15】 脱水された湿潤有機性廃棄物を排ガス
    気流により乾燥させるための気流乾燥機と、 この気流乾燥機の第1サイクロンからの臭気排ガス導管
    に接続された第2サイクロンと、 この第2サイクロンからの臭気排ガスを脱臭するため
    の、スクラバー洗浄式脱臭装置、吸着剤充填式脱臭装
    置、生物担体充填式脱臭装置、触媒酸化脱臭装置、高温
    酸化脱臭装置及びオゾン酸化式脱臭装置のいずれかの脱
    臭装置と、 前記気流乾燥機内に粉末活性コークス、粉末活性炭、粉
    末褐炭、粉末乾留炭化物及びゼオライトからなる群より
    選ばれた粉末吸着剤を添加するための粉末吸着剤添加手
    段と、 前記気流乾燥機内の乾燥有機性廃棄物と粉末吸着剤とを
    混合した混合物を成型するための成型機と、 この成型機に接続された成型物後乾燥処理室と、 前記排ガスに含まれる窒素酸化物を分解・除去するとと
    もに臭気排ガスを脱臭処理するための触媒脱硝・脱臭装
    置と、 前記成型機と第2サイクロンとを接続するアンモニア含
    有排ガス導管と、 第2サイクロンと成型物後乾燥処理室とを接続する後乾
    燥用の臭気排ガス導管と、 この成型物後乾燥処理室と第2サイクロンとを接続する
    臭気排ガス導管と、 第2サイクロンと触媒脱硝・脱臭装置とを接続する臭気
    排ガス導管と、からなることを特徴とする湿潤有機性廃
    棄物の処理装置。
  16. 【請求項16】 触媒脱硝・脱臭装置に含塵臭気排ガス
    をバイパスさせるためのバイパスラインを接続した請求
    項10、12、14、15のいずれかに記載の湿潤有機
    性廃棄物の処理装置。
  17. 【請求項17】 気流乾燥機に乾燥用気流として排ガス
    を供給するガスタービンと、このガスタービンに連結さ
    れ、少なくとも成型機及び気流乾燥機のブロワに電力を
    供給するためのガスタービン発電機とをさらに備えた請
    求項10〜16のいずれかに記載の湿潤有機性廃棄物の
    処理装置。
  18. 【請求項18】 気流乾燥機に乾燥用気流として排ガス
    を供給するディーゼルエンジンと、このディーゼルエン
    ジンに連結され、少なくとも成型機及び気流乾燥機のブ
    ロワに電力を供給するためのディーゼルエンジン発電機
    とをさらに備えた請求項10〜16のいずれかに記載の
    湿潤有機性廃棄物の処理装置。
  19. 【請求項19】 気流乾燥機に、脱水された湿潤有機性
    廃棄物を受けるための廃棄物受槽を接続した請求項10
    〜18のいずれかに記載の湿潤有機性廃棄物の処理装
    置。
  20. 【請求項20】 車載型プラントとして構成された請求
    項10〜19のいずれかに記載の湿潤有機性廃棄物の処
    理装置。
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