JPH07222949A - 塗布具 - Google Patents
塗布具Info
- Publication number
- JPH07222949A JPH07222949A JP6036377A JP3637794A JPH07222949A JP H07222949 A JPH07222949 A JP H07222949A JP 6036377 A JP6036377 A JP 6036377A JP 3637794 A JP3637794 A JP 3637794A JP H07222949 A JPH07222949 A JP H07222949A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tip
- spherical
- chip
- painting
- liquid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Pens And Brushes (AREA)
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
- Coating Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】球状塗布体とチップの内向きの先端縁の間のシ
ール性が確実であり、長期間放置しても内部の塗布液が
固化することがなくて塗布液の吐出性が優れた塗布具を
提供する。 【構成】球状塗布体４がその一部がチップ３の先端開口
から臨出した状態で回転可能に保持されるとともに、球
状塗布体４がスプリング５で弾発されてチップの内向き
の先端縁３１に接触し、粘度の高い造膜性塗布液が充填
された塗布液タンクに接続された先口にチップが保持さ
れた塗布具において、チップ３の内向きの先端縁３１と
球状塗布体４の間を、非乾燥性の液体６でシールする。
ール性が確実であり、長期間放置しても内部の塗布液が
固化することがなくて塗布液の吐出性が優れた塗布具を
提供する。 【構成】球状塗布体４がその一部がチップ３の先端開口
から臨出した状態で回転可能に保持されるとともに、球
状塗布体４がスプリング５で弾発されてチップの内向き
の先端縁３１に接触し、粘度の高い造膜性塗布液が充填
された塗布液タンクに接続された先口にチップが保持さ
れた塗布具において、チップ３の内向きの先端縁３１と
球状塗布体４の間を、非乾燥性の液体６でシールする。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、修正液や化粧液、接着
剤、ペイントなどの粘度の高い塗布液が充填された塗布
具に関するものである。
剤、ペイントなどの粘度の高い塗布液が充填された塗布
具に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】塗布体が球状の塗布具は、粘度の高い造
膜性の塗布液が充填された塗布液タンクの先端に先口を
介してチップが取り付けられており、ボールペンと同様
に、チップの先端からその一部が先端から臨出した状態
で球状塗布体が回転自由に抱持されている。そして、球
状塗布体をスプリングで弾発し、不使用時に、球状塗布
体をチップの内向きの先端縁に密着させ、球状塗布体と
チップの先端縁で弁構造を構成して塗布液が吐出しない
ようにしている。
膜性の塗布液が充填された塗布液タンクの先端に先口を
介してチップが取り付けられており、ボールペンと同様
に、チップの先端からその一部が先端から臨出した状態
で球状塗布体が回転自由に抱持されている。そして、球
状塗布体をスプリングで弾発し、不使用時に、球状塗布
体をチップの内向きの先端縁に密着させ、球状塗布体と
チップの先端縁で弁構造を構成して塗布液が吐出しない
ようにしている。
【０００３】使用時において、球状塗布体を塗布面に押
し付けると球状塗布体がスプリングの弾発力に抗して後
退し、球状塗布体とチップの先端縁との間に隙間ができ
るので、球状塗布体のチップ内の部分に付着した塗布液
が球状塗布体の回転に伴ってこの隙間を通ってチップの
外側に出て塗布される。
し付けると球状塗布体がスプリングの弾発力に抗して後
退し、球状塗布体とチップの先端縁との間に隙間ができ
るので、球状塗布体のチップ内の部分に付着した塗布液
が球状塗布体の回転に伴ってこの隙間を通ってチップの
外側に出て塗布される。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このように、かかる塗
布具は、球状塗布体とチップの先端縁からなる弁構造で
シールしているが、この弁構造によるシールは密閉性が
完全なものではない。また、非使用時には、先口にはキ
ャップが嵌着され、このキャップによってもチップを覆
ってシールし、塗布液の溶剤が蒸発するのを防止する
が、温度変化によるキャップ内部の圧力変化や部材の膨
張−収縮の繰返し、あるいは環境水分などの影響により
シール性が変動して低下する。このため、キャップによ
るシール性を長期間にわたって維持するのが困難であ
る。従って、製造から販売まで長時間要した場合など
は、塗布具がユーザーの手に渡るまでにどうしても塗布
液の溶剤が蒸発する。
布具は、球状塗布体とチップの先端縁からなる弁構造で
シールしているが、この弁構造によるシールは密閉性が
完全なものではない。また、非使用時には、先口にはキ
ャップが嵌着され、このキャップによってもチップを覆
ってシールし、塗布液の溶剤が蒸発するのを防止する
が、温度変化によるキャップ内部の圧力変化や部材の膨
張−収縮の繰返し、あるいは環境水分などの影響により
シール性が変動して低下する。このため、キャップによ
るシール性を長期間にわたって維持するのが困難であ
る。従って、製造から販売まで長時間要した場合など
は、塗布具がユーザーの手に渡るまでにどうしても塗布
液の溶剤が蒸発する。
【０００５】一方、修正液や化粧液、接着剤、ペイント
などの粘度の高い造膜性の塗布液は、着色剤、造膜性樹
脂、溶剤、分散剤などからなるが、気体−液体界面で造
膜したり、あるいは僅かな溶剤の蒸発により急激に増粘
する。そして、溶剤の蒸発が進むとケーキング（固形
化）を促進する。従って、製造から販売まで長時間要し
た場合などは、塗布液タンクと球状塗布体の間で増粘し
たり固化した塗布液が棚つりや溜りを起しやすく、塗布
液の通路が狭くなったり閉塞するので、塗布液の吐出性
が低下する。ことに、チップ内には小さなスプリングが
内蔵されているので、このスプリングを覆うように塗布
液が固化すると、外部から振動などを与えても固化した
塗布液を除去することはほとんど不可能である。このた
め、塗布液の通路を確保することは非常に困難であり、
塗布液が吐出しなくなる不具合がある。
などの粘度の高い造膜性の塗布液は、着色剤、造膜性樹
脂、溶剤、分散剤などからなるが、気体−液体界面で造
膜したり、あるいは僅かな溶剤の蒸発により急激に増粘
する。そして、溶剤の蒸発が進むとケーキング（固形
化）を促進する。従って、製造から販売まで長時間要し
た場合などは、塗布液タンクと球状塗布体の間で増粘し
たり固化した塗布液が棚つりや溜りを起しやすく、塗布
液の通路が狭くなったり閉塞するので、塗布液の吐出性
が低下する。ことに、チップ内には小さなスプリングが
内蔵されているので、このスプリングを覆うように塗布
液が固化すると、外部から振動などを与えても固化した
塗布液を除去することはほとんど不可能である。このた
め、塗布液の通路を確保することは非常に困難であり、
塗布液が吐出しなくなる不具合がある。
【０００６】そこで本発明は、球状塗布体とチップの内
向きの先端縁の間のシール性が確実であり、長期間放置
しても内部の塗布液が固化することがなくて塗布液の吐
出性が優れた塗布具を提供することを目的とする。
向きの先端縁の間のシール性が確実であり、長期間放置
しても内部の塗布液が固化することがなくて塗布液の吐
出性が優れた塗布具を提供することを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、球状塗布体がその一部がチップの先端
開口から臨出した状態で回転可能に保持されるととも
に、球状塗布体がスプリングで弾発されてチップの内向
きの先端縁に接触し、粘度の高い造膜性塗布液が充填さ
れた塗布液タンクに接続された先口にチップが保持され
た塗布具において、チップの内向きの先端縁と球状塗布
体の間を、非乾燥性の液体でシールする。
めに、本発明は、球状塗布体がその一部がチップの先端
開口から臨出した状態で回転可能に保持されるととも
に、球状塗布体がスプリングで弾発されてチップの内向
きの先端縁に接触し、粘度の高い造膜性塗布液が充填さ
れた塗布液タンクに接続された先口にチップが保持され
た塗布具において、チップの内向きの先端縁と球状塗布
体の間を、非乾燥性の液体でシールする。
【０００８】
【作用】すなわち、非乾燥性の液体でチップの内向きの
先端縁と球状塗布体の間をシールするが、この非乾燥性
の液体は、シール性が極めて優れて、しかも長期間経過
してもシール性が低下しない。従って、球状塗布体とチ
ップの内向きの先端縁の間のシール性が確実であり、長
期間放置しても内部の塗布液が固化することがなくて優
れた塗布液の吐出性を得ることができる。
先端縁と球状塗布体の間をシールするが、この非乾燥性
の液体は、シール性が極めて優れて、しかも長期間経過
してもシール性が低下しない。従って、球状塗布体とチ
ップの内向きの先端縁の間のシール性が確実であり、長
期間放置しても内部の塗布液が固化することがなくて優
れた塗布液の吐出性を得ることができる。
【０００９】
【実施例】以下に図面に示す実施例に基いて本発明を具
体的に説明する。図１において、先口２の先端開口にチ
ップ３が嵌着されているが、チップ３は、ステンレスに
て砲弾型に形成されており、チップ３の先端に、球状塗
布体４がその先端がチップ３から臨出した状態で回転自
由に抱持されている。チップ３内には、コイルバネから
なるスプリング５が配置されており、このスプリング５
が球状塗布体４を弾発してチップ３の内向きの先端縁 3
1 に圧接させ、球状塗布体４とチップ３の先端縁 31 で
弁機構を構成している。ここで、スプリング５のスプリ
ング荷重は５〜３００ｇである。そして、先口２が塗布
液タンク１に一体に接続されているが、塗布液タンク１
および先口２内部からチップ３にかけて、例えば粘度が
３０〜４０ｃｐｓであって造膜性の高い修正液である塗
布液が充填されている。
体的に説明する。図１において、先口２の先端開口にチ
ップ３が嵌着されているが、チップ３は、ステンレスに
て砲弾型に形成されており、チップ３の先端に、球状塗
布体４がその先端がチップ３から臨出した状態で回転自
由に抱持されている。チップ３内には、コイルバネから
なるスプリング５が配置されており、このスプリング５
が球状塗布体４を弾発してチップ３の内向きの先端縁 3
1 に圧接させ、球状塗布体４とチップ３の先端縁 31 で
弁機構を構成している。ここで、スプリング５のスプリ
ング荷重は５〜３００ｇである。そして、先口２が塗布
液タンク１に一体に接続されているが、塗布液タンク１
および先口２内部からチップ３にかけて、例えば粘度が
３０〜４０ｃｐｓであって造膜性の高い修正液である塗
布液が充填されている。
【００１０】図２は、球状塗布体４がチップ３に回転自
由に抱持された状態を示すが、球状塗布体４は、直径が
例えば１．０mmφの超硬ボールからなり、チップ３のボ
ールハウス３２内に配置されている。ボールハウス３２
は、中心孔３３および縦溝３４によって塗布液通過孔３
６に連通しているが、塗布時には球状塗布体４が後退し
てボールハウス３２の座部３５に接触して回転する。
由に抱持された状態を示すが、球状塗布体４は、直径が
例えば１．０mmφの超硬ボールからなり、チップ３のボ
ールハウス３２内に配置されている。ボールハウス３２
は、中心孔３３および縦溝３４によって塗布液通過孔３
６に連通しているが、塗布時には球状塗布体４が後退し
てボールハウス３２の座部３５に接触して回転する。
【００１１】そして、便宜上、図２において点線で示す
ように、チップ３の先端から、チップ３から臨出した球
状塗布体４の表面にかけて非乾燥性の液体６が塗布さ
れ、非乾燥性の液体６がチップ３の内向きの先端縁３１
と球状塗布体４の間をシールしている。もっとも、チッ
プ３から臨出した球状塗布体４の表面の全体に非乾燥性
の液体６を塗布する必要はなく、先端縁３１と球状塗布
体４の境界部に塗布すれば良い。先端縁３１と球状塗布
体４の境界部に毛細管作用で侵入した非乾燥性の液体６
は、球状塗布体４がスプリング５で先端縁３１に弾発さ
れているので、自然に流失することなく確実にシールす
る。
ように、チップ３の先端から、チップ３から臨出した球
状塗布体４の表面にかけて非乾燥性の液体６が塗布さ
れ、非乾燥性の液体６がチップ３の内向きの先端縁３１
と球状塗布体４の間をシールしている。もっとも、チッ
プ３から臨出した球状塗布体４の表面の全体に非乾燥性
の液体６を塗布する必要はなく、先端縁３１と球状塗布
体４の境界部に塗布すれば良い。先端縁３１と球状塗布
体４の境界部に毛細管作用で侵入した非乾燥性の液体６
は、球状塗布体４がスプリング５で先端縁３１に弾発さ
れているので、自然に流失することなく確実にシールす
る。
【００１２】ここで、非乾燥性の液体６としては、流動
パラフィン、シリコンオイル、機械オイル、切削オイル
などの高沸点液体を挙げることができるが、これらの非
乾燥性の液体６は、チップ３や球状塗布体４に対する密
着性が良くてシール性の高いものである。従って、塗布
液の溶剤の蒸発が防止され、長期間放置してもチップ３
や先口２内部の塗布液が固化することがなく、塗布液の
通路が確保されるので、優れた塗布液の吐出性を得るこ
とができる。また、最初に使用時に、チップ３の先端を
塗布面に押し当てると非乾燥性の液体６は除去されるの
で、そのまま塗布することができる。
パラフィン、シリコンオイル、機械オイル、切削オイル
などの高沸点液体を挙げることができるが、これらの非
乾燥性の液体６は、チップ３や球状塗布体４に対する密
着性が良くてシール性の高いものである。従って、塗布
液の溶剤の蒸発が防止され、長期間放置してもチップ３
や先口２内部の塗布液が固化することがなく、塗布液の
通路が確保されるので、優れた塗布液の吐出性を得るこ
とができる。また、最初に使用時に、チップ３の先端を
塗布面に押し当てると非乾燥性の液体６は除去されるの
で、そのまま塗布することができる。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の塗布具
は、チップの内向きの先端縁と球状塗布体の間を非乾燥
性の液体でシールしたので、球状塗布体とチップの内向
きの先端縁の間のシール性が確実であり、長期間放置し
ても内部の塗布液が固化することがなくて優れた塗布液
の吐出性を得ることができる。
は、チップの内向きの先端縁と球状塗布体の間を非乾燥
性の液体でシールしたので、球状塗布体とチップの内向
きの先端縁の間のシール性が確実であり、長期間放置し
ても内部の塗布液が固化することがなくて優れた塗布液
の吐出性を得ることができる。
【図１】塗布具の断面図である。
【図２】本発明実施例の要部の説明図である。
１ 塗布液タンク ２ 先口 ３ チップ ３１ チップの先端縁 ４ 球状塗布体 ５ スプリング ６ 非乾燥性の液体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ６５Ｄ 83/00
Claims (1)
- 【請求項１】 球状塗布体がその一部がチップの先端開
口から臨出した状態で回転可能に保持されるとともに、
該球状塗布体がスプリングで弾発されてチップの内向き
の先端縁に接触し、粘度の高い造膜性塗布液が充填され
た塗布液タンクに接続された先口にチップが保持さた塗
布具であって、 前記チップの内向きの先端縁と球状塗布体の間が、非乾
燥性の液体でシールされたことを特徴とする塗布具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6036377A JPH07222949A (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | 塗布具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6036377A JPH07222949A (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | 塗布具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07222949A true JPH07222949A (ja) | 1995-08-22 |
Family
ID=12468165
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6036377A Pending JPH07222949A (ja) | 1994-02-10 | 1994-02-10 | 塗布具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07222949A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010247454A (ja) * | 2009-04-16 | 2010-11-04 | Pilot Ink Co Ltd | ボールペン先端部 |
| JP2011037153A (ja) * | 2009-08-12 | 2011-02-24 | Pilot Ink Co Ltd | ボールペンレフィル及びそれを収容したボールペン |
| JP2011251433A (ja) * | 2010-05-31 | 2011-12-15 | Pentel Corp | ボールペン |
-
1994
- 1994-02-10 JP JP6036377A patent/JPH07222949A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010247454A (ja) * | 2009-04-16 | 2010-11-04 | Pilot Ink Co Ltd | ボールペン先端部 |
| JP2011037153A (ja) * | 2009-08-12 | 2011-02-24 | Pilot Ink Co Ltd | ボールペンレフィル及びそれを収容したボールペン |
| JP2011251433A (ja) * | 2010-05-31 | 2011-12-15 | Pentel Corp | ボールペン |
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