JPH0722253B2 - 発振回路 - Google Patents

発振回路

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JPH0722253B2
JPH0722253B2 JP61087380A JP8738086A JPH0722253B2 JP H0722253 B2 JPH0722253 B2 JP H0722253B2 JP 61087380 A JP61087380 A JP 61087380A JP 8738086 A JP8738086 A JP 8738086A JP H0722253 B2 JPH0722253 B2 JP H0722253B2
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伴  博行
卓哉 原田
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、自動車用、又は、その他の各種システムに高
精度の発振周波数を供給するIC,LSIの発振回路に関す
る。
[従来技術] 従来、各種システムの制御動作の基準とするために、ク
ロック等の基準周波数波が用いられている。該基準周波
数波の発振は、抵抗とコンデンサとを用いて発振を行な
う1端子CR発振回路等で行なわれている。該1端子CR発
振回路では、第4図に示すように、接地電位(OV)〜電
源電圧Vdd間に上限基準電圧SUと下限基準電圧SDからな
る2閾値を抵抗等で設定して、該基準電圧SU、SD間でコ
ンデンサに蓄えられる電荷の充放電を繰り返すことで、
発振が行なわれる。すなわち、時点Ts〜時点Tu間は上記
コンデンサに充電が行なわれ、時点Tu〜時点Tg間は上記
コンデンサに蓄えられた電荷が抵抗とスイッチング素子
を介して放電される。該時点Tu〜時点Tgに行なわれる放
電の時間は、上記抵抗とスイッチング素子(例えばNchM
OSトランジスタ)の定数、特性等で定められる。そし
て、該充放電が交互に繰り返される。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、上記の時点Tu〜時点Tgの放電時間は、上
記放電を行なう抵抗とスイッチング素子およびコンデン
サの定数の精度、温度特性、および、応答性等で変動す
る。このため、発振周波数が上記放電時間の変動にとも
なって変動する。すなわち、スイッチング素子および抵
抗等からなる放電回路の抵抗が変動することで、放電波
形の傾きが変動する。そして、周波数特性が変動するこ
とで、放電波形の過渡状態が変動する。さらに、放電か
ら充電に切り替えられる時の応答性が変動することで、
時点Td〜時点Ts2間に示すように、下限基準電圧SDの下
に放電波形がアンダーシュートしている時間が変動す
る。
したがって、従来は、上記放電波形の傾き、過渡状態、
および、アンダーシュートの変化が個体差、又は、温度
の上下動で発生して、発振周波数が変動していた。
本発明は、上記発振周波数の変動を少なくして精度の高
い発振周波数波が得られる発振回路の提供を目的とす
る。
[問題点を解決するための手段] 上記の問題点を解決して本発明の目的を達成する手段と
して、本発明は、 一端が電源側に接続された抵抗器と、一端が接地側に接
続されたコンデンサとの両他端を接続し、電源から供給
される電流の積分値を上記抵抗器とコンデンサとの接続
点から比較電圧として出力する比較電圧積分手段と、 一端が電源側に接続され、他端が接地側に接続されると
ともに、電源側の電圧出力部と、接地側の電圧出力部と
を有する抵抗分圧回路を有し、 該電源側の電圧出力部から出力された電圧値を上限基準
電圧として設定する上限基準電圧設定手段と、 上記接地側の電圧出力部から出力された電圧値を下限基
準電圧として設定する下限基準電圧設定手段と、 上記上限基準電圧又は上記下限基準電圧の何れかを基準
電圧として出力する切換手段と、 上記比較電圧が上記基準電圧より大きいか否かを比較し
て、大きい場合には比較電圧高レベル信号を、一方、大
きくない場合には比較電圧低レベル信号を出力する比較
手段と、 上記抵抗器とコンデンサとの接続点に接続されたMOSト
ランジスタを有し、上記コンデンサに充電された電荷を
該MOSトランジスタによって放電することによって、上
記積分値を減少させる比較電圧減少手段と、 を備えた発振回路であって、 上記切換手段は、上記比較電圧高レベル信号を入力して
いる間下限基準電圧を出力し、一方、上記比較電圧低レ
ベル信号を入力している間上限基準電圧を出力し、 上記下限基準電圧設定手段は、上記下限基準電圧を、上
記MOSトランジスタの順方向ドロップ電圧より、僅かに
上限基準電圧側の所定電圧に設定するものであって、 上記比較電圧減少手段は、上記比較手段が比較電圧高レ
ベル信号を出力している間上記積分値を減少させると共
に、該積分値を最高値から最低値まで1μs以下で減少
させてなることを特徴とする発振回路を要旨としてい
る。
〔作用〕
本発明では、比較電圧積分手段から電流の積分値に対応
した値として出力される比較電圧と、切替手段から出力
される上限基準電圧設定手段又は下限基準電圧設定手段
にて設定された基準電圧とを、比較手段にて比較する。
上記下限基準電圧設定手段が設定する基準電圧は、上記
積分値の最低値に対応する比較電圧より僅かに上限基準
電圧側である。該比較手段からは、比較結果が比較電圧
の方が大きいとされた場合には、比較電圧高レベル信号
が出力される。一方、比較電圧の方が大きくないとされ
た場合には、比較電圧低レベル信号が出力される。上記
比較電圧の基準にされる積分値は、上記比較電圧高レベ
ル信号が出力された時に、最高値から比較電圧減少手段
にて上記積分値の最低値まで1μs以下で減少する。
つまり、本発明の発振回路は、比較電圧が、抵抗器とコ
ンデンサとの接続点から得られ、かつコンデンサに充電
された電荷をMOSトランジスタによって放電させるとと
もに、比較電圧減少手段が積分値を1μs以下で減少さ
せるように構成されている。又、下限基準電圧が抵抗の
分圧によって得られ、且つMOSトランジスタの順方向ド
ロップ電圧より僅かに大きくされている。したがって、
抵抗値の大きな抵抗器と、静電容器の小さなコンデンサ
を用いて、所望の発振周波数を得ることができる。又、
コンデンサに蓄えられる電荷を少なくすることができる
ので、MOSトランジスタの電流容量、および放熱容量を
小さくすることができる。これにより、消費電力が低減
されると共に、小型化を図ることができる。
また本発明では、下限基準電圧として、MOSトランジス
タの順方向ドロップ電圧より、僅かに上限基準電圧側の
所定電圧に設定されると共に、比較電圧減少手段による
積分値の最高値から最低値まで減少時間が1μs以下に
されているため、発振周波数の変動を抑えて、常に一定
周波数の発振周波数波が得られるようにすることができ
る。以下、この理由について説明する。
まず、比較電圧減少手段による積分値の減少時間、即ち
コンデンサの放電時間、を1μs以下と短くした場合、
その放電時間のばらつきによる発振周波数の変動を抑制
することはできる。
しかしコンデンサの放電時間を短くすればする程、放電
終了後、比較電圧が下限基準電圧を大きく下回る(アン
ダーシュート)ようになり、このアンダーシュートの時
間が長くなる。
そしてこのアンダーシュート時間が長くなると、内部回
路の応答時間のばらつきによりアンダーシュート時間が
大きく変動するようになり、このアンダーシュート時間
の変動により、コンデンサの次の充電開始タイミングが
ばらつき、発振周波数が変動する。
そこで本発明では、単に比較電圧減少手段によるコンデ
ンサの放電時間を短くするだけでなく、下限基準電圧
を、MOSトランジスタの順方向ドロップ電圧、換言すれ
ばコンデンサが完全に放電した場合、に得られる最低の
比較電圧より僅かに高い値に設定することにより、アン
ダーシュート時間を短くし、これにより比較電圧のアン
ダーシュートに伴う発振周波数の変動を抑制している。
従って、本発明によれば、内部回路の応答時間に影響さ
れることなく、常に安定した発振周波数波を得ることが
できるようになる。
〔実施例〕
本発明の発振回路の一実施例を第1図〜第3図に示す。
該第1図は本実施例の回路図、第2図は第1図の基準電
圧設定手段Bの構成図、第3図は本実施例の動作を示す
グラフである。第1図では、比較電圧積分手段Aとモジ
ュールFが示されている。該モジュールFには、上限基
準電圧SUおよび下限基準電圧SDを設定する基準電圧設定
手段B、切替手段C、比較手段D、および、比較電圧減
少手段Eが示されている。
上記比較電圧積分手段Aは、抵抗値がRoの抵抗ARo、お
よび、静電容量がCoのコンデンサACo等で構成されてい
る。上記抵抗ARoとコンデンサACoとは直列に接続されて
いて、抵抗ARoの一端には電源電圧Vddが加えられ、コン
デンサACoの一端は接地されている。そして、上記抵抗A
Roと上記コンデンサACoの連結b点から比較電圧VCが上
記モジュールFの入力端子Gに出力されている。
基準電圧設定手段Bは、抵抗値R1の抵抗BR1、抵抗値R2
の抵抗BR2、および、抵抗値R3の抵抗BR3が直列に連結さ
れている。上記BR1の一端には電源電圧Vddが加えられ上
記抵抗BR3の一端は接地されている。そして、上記抵抗B
R1の他端と上記抵抗BR2の一端の連結c点から上限基準
電圧SUが、上記抵抗BR2の他端と上記抵抗BR3の他端の連
結d点から下限基準電圧SDが得られる。
上記上限基準電圧SUは、Vdd/2(V)に設定される。す
なわち、該SUは、 の式にて示される。
上記下限基準電圧SDは、0.2Vに設定される。すなわち、
該SDは、 の式にて示される。
該基準電圧設定手段BのIC基板上の構成を第2図に示
す。該図に示される基準電圧設定手段Bは、シート抵抗
値が数100ΩのP+拡散抵抗BS、および、該抵抗BSとコン
タクトBCOを介して連結される4本のアルミニウム導線B
ALTで構成されている。
上記切替手段Cは、第1図に示すように、交互に「オ
ン」するアナログスイッチCSA,CSB等から構成されてい
る。上記アナログスイッチCSAは、上記比較手段Dの出
力が高レベルになっている間「オン」して、上記上限基
準電圧SUを上記比較手段Dに加える。すなわち、該アナ
ログスイッチCSAは、上記比較手段Dの高レベル出力を
インバータCIAおよび、インバータCIBを介して受けて
「オン」する。上記アナログスイッチCSBは、上記比較
手段Dの出力が低レベルになっている間「オン」して、
上記下限基準電圧SDを上記比較手段Dに加える。すなわ
ち、該アナログスイッチCSBは、上記比較手段Dの低レ
ベル出力をインバータCIAを介して受けて「オン」す
る。
上記比較手段Dは、PchMOS入力タイプで、かつ、同相入
力電圧範囲が(OV−α)〜(Vdd−β)のコンパレータD
Cである。上記α,βは、定数、又は、関数値である。
該コンパレータDCのプラス入力端子DPには、上記切替手
段Cから基準電圧Sが加えられる。上記コンパレータDC
のマイナス入力端子DNには、上記比較電圧積分手段Aが
出力する比較電圧VCが加えられる。上記コンパレータDC
の出力端子DOUTは、上記比較電圧VCが上記基準電圧Sを
越えている間低レベルになる。
上記比較電圧減少手段Eは、NchMOSトランジスタET等で
構成されている。該トランジスタETは、上記比較手段D
の出力が低レベルになっている間「オン」する。そし
て、上記比較電圧VCを0.05V以下にする。
次に、本実施例の動作を第3図を用いて説明する。第3
図において、時点T0〜時点T1は、比較電圧減少手段Eが
「オフ」状態であって、比較電圧積分手段Aのコンデン
サACoに電荷が充電されて、該コンデンサACoの両端の電
圧が上昇している期間である。つまり、比較電圧VCは、
時点T0に上記トランジスタETの順方向ドロップ電圧VfD
(VfD≒OV)から上昇を開始して、時点T1で上限基準電
圧SUに達する。上記充電時間t0、つまり、時点T0〜時点
T1の時間は、 の式で示される。
時点T1〜時点T3は、比較電圧減少手段Eが「オン」状態
であって、上記コンデンサACoに蓄えられた電荷が0.1μ
sで放電される期間である。つまり、比較電圧VCが上限
基準電圧SUを越えた時点T1で、比較電圧減少手段Eがコ
ンデンサACoの電荷を放電し、かつ、切替手段Cが基準
電圧Sを下限基準電圧SDに切り替える。そして、時点T2
で比較電圧VCが下限基準電圧SD以下になる。この結果、
時点T2にて、比較手段Dの出力が高レベルになる。そし
て、切替手段Cが出力する基準電圧Sが上限基準電圧SU
に切り替えられ、かつ、比較電圧減少手段Eが「オフ」
になる。上記時点T3は、上記比較電圧VCがトランジスタ
ETの順方向ドロップ電圧VfDになる時点である。該時点
T3と上記時点T2との時間は、応答遅れ時間である。そし
て、該時点T3にて上記比較電圧VCは、上限基準電圧SUに
向って上昇する。
以上の充電および放電が繰り返されることで、上記比較
手段Dから矩形の発振が行なわれる。上記発振周波数fo
sは、 の式で示される。
以上の本実施例では、比較電圧積分手段Aからコンデン
サACoの電荷に対応した値として出力される比較電圧VC
と、切替手段Cから出力される上記上限基準電圧SU又は
下限基準電圧SDとを、比較手段Dで比較する。上記下限
基準電圧SDは、比較電圧減少手段Eの順方向ドロップ電
圧VfD(OV)より僅かに大きい0.2Vに設定される。該
比較手段Dの出力は、比較電圧VCが基準電圧Sより大き
い場合には低レベルになり、一方、比較電圧VCが基準電
圧Sより大きくない場合には高レベルになる。そして、
上記比較手段Dの出力が高レベルになっている間は、上
記比較手段Dに基準電圧Sとして上限基準電圧SUが入力
し、かつ、比較電圧積分手段Aが出力する比較電圧が大
きくなる。一方、上記比較手段Dの出力が低レベルにな
っている間は、上記比較手段Dに基準電圧Sとして下限
基準電圧SDが入力し、かつ、比較電圧減少手段Eが比較
電圧VCを0.1μsで順方向ドロップ電圧VfDOVまで減
少させる。
したがって、上記比較電圧VCが上限基準電圧SUより大き
くなった時点から0.1μsで約0Vまで減少する。この結
果、発振周波数fosが数10KHz以下では、比較電圧VCの減
少時間(放電時間)が増加する時間(充電時間)に比べ
て極めて短い(1/数100)ので、該発振周波数fosの精度
は比較電圧VCの充電時間で定まることになる。つまり、
温度の上下動等で減少時間が変動した場合にも、発振周
波数fos自体にほとんど影響を与えない。そのうえ、下
限基準電圧SDが順方向ドロップ電圧VfDOVより僅かに
大きい0.2Vに設定されていることから比較電圧VCのアン
ダーシュートが少なくなる。この結果、アンダーシュー
トが小さくなるので、該アンダーシュートの変動を原因
とする比較電圧VCの増加時間の変動がなくなる。
以上に説明したように、本実施例を用いることで、発振
周波数fosの精度が比較電圧VCの増加時の特性で定めら
れる。この結果、比較電圧VCの放電特性を定める比較電
圧減少手段E、および、切替手段C等の精度を高精度に
しなくても、正確でかつ精度の高い発振回路の提供がで
きる。さらに、上記放電および切替を行なうモジュール
FをICにできる。したがって、生産性が高くなり、か
つ、生産コストが低くなる。
次に、上記各手段の他の例を示す。
(A−1) 該比較電圧積分手段Aに供給する電源は、
電源電圧Vdd以外に別電源を用いることができる。
(B−1) 上記基準電圧設定手段Bは、P-、N+等の拡
散抵抗、又は、ポリシリコン抵抗で構成してもよい。該
ポリシリコン抵抗を用いることで、電圧特性および温度
特性が良い基準電圧Sが得られる。
(B−2) 上記基準電圧設定手段Bの抵抗BR1,BR2,BR
3は、複数個の抵抗を組み合わせて構成してもよい。上
記基準電圧Sは、上記抵抗を用いる手段以外に、トラン
ジスタ、ダイオード等で構成する回路で得ても良い。た
とえば、抵抗に代えてディプレッショントランジスタを
用いる。そして、下限基準電圧SDをトランジスタの閾値
電圧で発生させる。
(B−3) 上記上限基準電圧SUは、Vdd/2に限定しな
くてもよく、コンパレータDCの同相入力電圧の範囲内
(例えば2Vdd/3,1Vdd/4等)で定めてもよい。
(B−4) 上記下限基準電圧SDは、0.2Vに限定しなく
てもよく、モジュールFの応答時間を考慮してトランジ
スタETの順方向ドロップ電圧VfDまで安定して減少する
電圧に定めてもよい。
(B−5) 上記基準電圧S(SU,SD)の基準となる接
地電位は仮想接地電位にしてもよい。
(B−6) 上記基準電圧S(SU,SD)は、他の電源か
ら得てもよい。
(C−1) 上記切替手段Cは、高レベル信号が入力し
た場合に「オン」する例であるが、これにこだわる必要
はなく、入力信号の論理が逆の場合には、低レベル信号
が入力した場合に「オン」するアナログスイッチを用い
ることができる。
(C−2) 上記アナログスイッチCSA,CSBへの入力信
号の論理を設定するインバータCIA,CIBは、省略、また
は、追加してもよく、さらに、シュミット・トリガ回路
を用いてもよい。
(C−3) 上記インバータCIA,CIBにディレー回路を
追加することで、比較電圧VCの減少時間を制御できる。
(D−1) 上記比較手段Dは、コンパレータDCを1個
のみ用いてもよく複数のコンパレータで構成してもよ
い。
(D−2) 該コンパレータのシュミット・トリガ回路
に変更してもよい。該シュミット・トリガ回路では、高
レベル入力閾値電圧のバラツキを小さくすることで、発
振周波数の精度が高くなる。
(D−3) 上記コンパレータDCのオフセット入力電圧
のバラツキを小さくすることで、発振周波数の精度がよ
り高くなる。
(E−1) 上記比較電圧減少手段Eは、スイッチング
を行なうためにトランジスタETを用いているが、アナロ
グスイッチに変更してもよい。
(E−2) 上記トランジスタETは、比較電圧VCを減少
しない場合には完全「オフ」してもよいが、「ハーフオ
ン」、又は、定電源を並列に接続しかつ「ハーフオン」
しても良い。
(F−1) 上記モジュールFでは、各手段B〜EがIC
内蔵化されるが、該モジュールF内の各手段B〜E、又
は、上記比較電圧積分手段Aを必要に応じて該モジュー
ルFの外付又は内蔵にしても良い。
[発明の効果] 本発明の発振回路は、抵抗値の大きな抵抗器と、静電容
量の小さなコンデンサを用いて、所望の発振周期を得る
ことができる。又、コンデンサが蓄える電荷を少なくす
ることが出来るので、MOSトランジスタの電流容量、お
よび放熱容量を小さくすることができる。これにより、
消費電力が低減されるとともに、小型化を図ることがで
きる。
しかも、下限基準時間が積分値より僅かに大きな値に抵
抗の分圧により設定されているため、アンダーシュート
が確実に短時間になる。したがって、アンダーシュート
が発振周波数を大きく変動させることはない。
そのうえ、積分値の減少時間が短く設定されているた
め、MOSトランジスタの特性が変動してコンデンサの放
電時間が変動しても発振周波数に大きな影響を与えるこ
とはない。
この結果、所望の発振周波数を正確に発生することがで
きると共に、小型化、および低消費電力化を図ることが
できるという極めて優れた効果を奏する。
以上の本発明により、充電特性に影響を与える、例えば
比較電圧積分手段の精度を所定に保つことで所定の精度
の発振を行なうことができる。したがって、上記たとえ
ば上記比較電圧積分手段以外をIC,LSI等のモジュール化
できるので、安価で、かつ、生産性高い発振回路の提供
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の発振回路の一実施例の回路図、第2図
は同実施例の部分構成図、第3図は同実施例の動作を示
すグラフ、第4図は従来例の動作を示すグラフである。 A……比較電圧積分手段 B……基準電圧設定手段 C……切替手段 D……比較手段 E……比較電圧減少手段 F……モジュール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−27348(JP,A) 特開 昭55−132124(JP,A) 特開 昭56−93421(JP,A) 特開 昭58−223914(JP,A) 特開 昭58−75916(JP,A) 実開 昭60−32834(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端が電源側に接続された抵抗器と、一端
    が接地側に接続されたコンデンサとの両他端を接続し、
    電源から供給される電流の積分値を上記抵抗器とコンデ
    ンサとの接続点から比較電圧として出力する比較電圧積
    分手段と、 一端が電源側に接続され、他端が接地側に接続されると
    ともに、電源側の電圧出力部と、接地側の電圧出力部と
    を有する抵抗分圧回路を有し、 該電源側の電圧出力部から出力された電圧値を上限基準
    電圧として設定する上限基準電圧設定手段と、 上記接地側の電圧出力部から出力された電圧値を下限基
    準電圧として設定する下限基準電圧設定手段と、 上記上限基準電圧又は上記下限基準電圧の何れかを基準
    電圧として出力する切換手段と、 上記比較電圧が上記基準電圧より大きいか否かを比較し
    て、大きい場合には比較電圧高レベル信号を、一方、大
    きくない場合には比較電圧低レベル信号を出力する比較
    手段と、 上記抵抗器とコンデンサとの接続点に接続されたMOSト
    ランジスタを有し、上記コンデンサに充電された電荷を
    該MOSトランジスタによって放電することによって、上
    記積分値を減少させる比較電圧減少手段と、 を備えた発振回路であって、 上記切換手段は、上記比較電圧高レベル信号を入力して
    いる間下限基準電圧を出力し、一方、上記比較電圧低レ
    ベル信号を入力している間上限基準電圧を出力し、 上記下限基準電圧設定手段は、上記下限基準電圧を、上
    記MOSトランジスタの順方向ドロップ電圧より僅かに上
    限基準電圧側の所定電圧に設定するものであって、 上記比較電圧減少手段は、上記比較手段が比較電圧高レ
    ベル信号を出力している間上記積分値を減少させると共
    に、該積分値を最高値から最低値まで1μs以下で減少
    させてなることを特徴とする発振回路。
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