JPH072224A - 硬貨集積装置 - Google Patents
硬貨集積装置Info
- Publication number
- JPH072224A JPH072224A JP14525893A JP14525893A JPH072224A JP H072224 A JPH072224 A JP H072224A JP 14525893 A JP14525893 A JP 14525893A JP 14525893 A JP14525893 A JP 14525893A JP H072224 A JPH072224 A JP H072224A
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- coin
- coins
- stacking
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- Basic Packing Technique (AREA)
Abstract
りが生じることを防止し得る有効な硬貨集積装置を提供
する。 【構成】 硬貨を搬送するための硬貨搬送路1と、互い
に反対方向に同期回転する一対の集積ドラムと、集積ド
ラムの周囲に形成された螺旋状の支持棚4と、集積硬貨
の側部を案内する規制板25および集積案内板6とを備
える。規制板の上部には広幅部25bを形成するととと
もにその直下には傾斜部25cを形成する。傾斜部に
は、外周が集積される硬貨Cの側部に当接して転動して
硬貨の上方および下方への移動を案内する回転自在な転
動体26を設ける。
Description
集積してそれを包装するための硬貨包装装置に適用して
好適な硬貨集積装置に関するものである。
ー90211号公報に示されるように、同期回転する一
対の集積ドラムにより硬貨を支持しつつ案内して集積し
ていくものが知られている。図2および図3はそのよう
な硬貨集積装置の一例を示すもので、図中符号1は硬貨
搬送路であり、集積するべき硬貨Cはこの搬送路1上を
搬送ベルト2によって一枚ずつ水平搬送されてくるよう
になっている。硬貨搬送路1の先端部の両側には、互い
に逆方向に同期回転する一対の集積ドラム3,3が所定
間隔をおいて設置されている。それら集積ドラム3,3
の外周部にはピッチが等しくかつ巻き方向が逆向きとさ
れた螺旋状の支持棚4,4がそれぞれ形成されており、
それら双方の支持棚4,4により硬貨Cの周縁部が支持
されるようになっている。
の位置(上記搬送路1による搬送方向前方側の位置)に
は一対の規制板5,5が設置されているとともに、後方
側の位置には集積案内板6が設置されていて、それら規
制板5,5、集積案内板6および双方の集積ドラム3,
3とにより囲まれる空間が硬貨Cを集積するための硬貨
集積部7となっている。そして、上記搬送路1を搬送さ
れてきてガイドローラ8により硬貨集積部7の上方に送
り込まれた最初の硬貨Cは、その両側縁部が集積ドラム
3,3の支持棚4,4により傾斜姿勢で支持され、その
ようにして支持された硬貨Cは規制板5,5および集積
案内板6により案内されて集積ドラム3,3の逆方向同
期回転により順次下方に送られていきつつ、その上方に
他の硬貨Cが順次集積されていくのである。そのように
して所定枚数集積された硬貨Cは、硬貨集積部7の最下
部に水平状態で集積された後に、シャッタ9が側方に開
かれることで下方に取り出され、硬貨包装部(図示せ
ず)等に送り出される。
ように折曲げ加工された板状のものであるが、図3に示
すようにその上部には下部5aより幅寸法が大きくされ
た広幅部5bが形成され、この広幅部5bと下部5aと
の間にはそれらを連続的に形成するための傾斜部5cが
形成されている。規制板5の幅寸法が上記のように設定
されていることにより、硬貨集積部7の幅寸法すなわち
規制板5と集積案内板6との間隔は、硬貨集積部7の下
部側で大きく上部側ではそれより小さくなっている。そ
して、硬貨集積部7の下部における幅寸法は硬貨Cの外
径寸法とほぼ等しく設定されているとともに、この部分
の上下方向の寸法は、集積すべき所定枚数の硬貨Cの高
さ寸法より僅かに大きくなるように設定されている。ま
た、硬貨集積部7の上部における幅寸法は、集積ドラム
3,3の支持棚4,4に傾斜状態で支持される硬貨Cの
水平方向成分の長さとほぼ等しくなるように設定され、
その範囲は傾斜部5cの直上位置から硬貨搬送路1より
やや上方の位置までとなるように設定されている。
3を回転自在に支持している軸、12はそれら軸11,
11を介して集積ドラム3,3を支持するとともに上記
規制板5,5を取り付けるためのアーム、13はそれら
アーム12,12を揺動自在に支持している軸、14は
双方のアーム12,12を連結しているリンク、15は
一方のアーム12に対して取り付けられているカムフォ
ロアであり、そのカムフォロア15を図示しない金種設
定カムに押圧させることにより、集積対象の硬貨Cの外
径寸法に対応して双方のアーム12,12が軸13,1
3を中心として同期して揺動し、双方の集積ドラム3,
3および規制板5,5が接近もしくは離反してそれらの
間隔が調節されるようになっている。また、図3におけ
る符号16はそれぞれの集積ドラム3,3に連結されて
それらと一体に回転するとともに相互に噛合している歯
車であって、いずれか一方の集積ドラム3をステッピン
グモータ等の駆動源により回転させるとそれら歯車1
6,16により双方の集積ドラム3,3が互いに逆方向
に同期して回転するようにされている。
では、規制板5の上部に広幅部5bを設けることによっ
て硬貨集積部7の上部の幅寸法を下部より狭めたものと
したので、特に硬貨集積部7の上部における硬貨Cの集
積状態を良好に維持できるものである。
の幅寸法は硬貨Cの外径寸法にほぼ等しい寸法で硬貨集
積部7の最下部から最上部に至るまで一定とされている
(その場合の規制板の形状を図3に鎖線で示す)ことが
通常であったが、そのような場合、硬貨集積部7の上部
において支持棚4,4により傾斜状態で支持されている
硬貨Cと規制板5,5との間には小さからぬ隙間が形成
されてしまうから、そのような隙間の範囲内で硬貨Cは
径方向にずれてしまう余地があり、それに起因して硬貨
姿勢が不安定になって集積状態が乱れたり、ひいては硬
貨集積部7の上部において硬貨詰まりを生じることがあ
った。そこで、上記のように硬貨集積部7の上部におけ
る幅寸法を傾斜状態の硬貨Cの水平方向成分にほぼ等し
くなるように狭めることにより、そこに傾斜状態で集積
される硬貨Cと規制板5,5との間に隙間が生じる余地
はなくなり、その結果、硬貨姿勢が安定して集積状態が
乱れるようなことがなくなって硬貨Cを整然と集積し得
るのである。
上述したような利点を有していて従前のものに比して十
分に有効なものであるが、以下の点でさらなる改善の余
地があった。
ドラム3,3を回転させるための駆動源としてステッピ
ングモータ(図示せず)を採用するとともに、その回転
力を上記歯車16を含む歯車列からなる動力伝達機構を
介して集積ドラム3,3に伝達させるように構成するこ
とが一般的である。その場合、ステッピングモータの作
動は断続的なものであるから集積ドラム3,3の回転も
断続的なものとなるが、ステッピングモータが回転状態
から静止したときには動力伝達機構である歯車列におけ
るバックラッシュに起因して集積ドラム3,3がごく僅
かではあるものの逆方向に回転してしまうことがある。
回転動作が生じた場合、支持棚4,4に支持されていた
硬貨Cが衝撃を受けて僅かではあるが跳ね上がることが
考えられる。硬貨Cが跳ね上がったとしても通常は自ず
と直ちに落下して静止してしまうし、規制板5,5や集
積案内板6によって硬貨Cの位置ずれが生じるようなこ
とはないからそのこと自体は特に問題にはならないが、
唯一、傾斜部5cの直下に位置している硬貨Cが跳ね上
がった場合には、図3に示しているようにその硬貨Cの
先端部が傾斜部5cに接触することによりその硬貨Cが
傾斜部5cと集積案内板6との間に噛み込まれてしま
い、そのまま落下し得なくなって硬貨詰まりを引き起こ
す事態が生じる懸念がある。
幅寸法が傾斜部5cによって狭められているために、傾
斜部5cの直下に位置している硬貨Cの跳ね上がりが傾
斜部5cによって拘束されてしまうことで生じるのであ
り、傾斜部5cから離れている他の部分では硬貨Cの跳
ね上がりが拘束されることがないからそのようなことが
生じる懸念はない。
で、規制板の傾斜部の位置において硬貨が詰まってしま
うようなことを防止し得る、より有効な硬貨集積装置を
提供することを目的としている。
面に沿って一枚ずつ搬送して水平状態に送り出す硬貨搬
送路と、該硬貨搬送路先端の両側に設けられて互いに反
対方向に同期回転する一対の集積ドラムと、該集積ドラ
ムの周囲にピッチが等しく巻き方向が逆の螺旋状に突設
されて前記硬貨の周縁部をそれぞれ支持する支持棚と、
硬貨搬送方向前方側に前記集積ドラムと平行に設けられ
て集積硬貨の側部を案内する規制板と、該規制板に対向
する位置に前記集積ドラムと平行に設けられて集積硬貨
の側部を案内する集積案内板とを備え、前記規制板は、
前記集積案内板との間隔が前記硬貨の外径とほぼ等し
く、且つその高さ寸法が集積すべき所定枚数の硬貨の高
さ寸法より僅かに大きくなるように設定された下部と、
前記集積案内板との間隔が前記集積ドラムの支持棚に傾
斜状態で支持された硬貨の水平方向成分の長さとほぼ等
しく、且つその高さ方向が前記硬貨搬送路より上方位置
までとなるように設定された広幅部と、前記下部から広
幅部を連続的に形成する傾斜部とにより構成される硬貨
集積装置において、前記規制板の傾斜部には、外周が集
積される硬貨の側部に当接して、前記下部と広幅部との
間で硬貨を案内する回転自在な転動体を設けたことを特
徴とするものである。
けられた転動体に硬貨が当接したときには、転動体が自
由に回転して硬貨の上方や下方への通過を拘束すること
なく許容する。すなわち、傾斜部の直下に位置している
硬貨が跳ね上がったときには転動体が回転して硬貨の跳
ね上がりやその落下を拘束することなく許容し、したが
って跳ね上がった硬貨は支障なく元の状態に復帰し、傾
斜部の位置において噛み込まれてしまうようなことが防
止される。
についてその要部断面を示す図1を参照して説明する
が、本実施例の硬貨集積装置が図2および図3に示した
従来の硬貨集積装置と異なる点は主に規制板の構成にあ
り、その他はほぼ同様に構成されているので、両者に共
通の構成要素については同一符号を付して詳細な説明は
省略する。
5は、従来の装置における規制板5と同様にその上部に
広幅部25bが形成され、その広幅部25bにおいて規
制板25の幅寸法が下部25aの部分に比して大きくさ
れているとともに、広幅部25bと下部25aとの間に
は傾斜部25cが形成されたものとなっている。
集積部7の幅寸法(規制板25と集積案内板6との間の
間隔)は、従来のものと同様にその上部において下部よ
り狭くされていて、下部における幅寸法は集積すべき硬
貨Cの外径寸法にほぼ等しくされているが、上部におけ
る幅寸法は、集積ドラム3,3の支持棚4,4に傾斜状
態で支持される硬貨Cの水平方向成分の長さとほぼ等し
くなるように設定されている。また、これも従来のもの
と同様に、硬貨集積部7の下部(幅寸法が上部より大き
くかつ一定となっている部分)の高さ寸法は集積すべき
所定枚数の硬貨Cの高さ寸法より僅かに大きく設定さ
れ、硬貨集積部7の上部において幅寸法が下部より狭く
されている部分の範囲は、傾斜部25cの直上位置から
硬貨搬送路1のやや上方の位置までの範囲に設定されて
いる。
る規制板25には、その傾斜部25cの位置にベアリン
グ等の転動体26が取り付けられている。その転動体2
6は水平な軸27により回転自在に支持されていて、そ
の周面の一部は硬貨集積部7に露出するようになってい
る。この転動体26は硬貨Cが硬貨集積部7内を下方に
移動してきた際には、その硬貨Cに接触して自由に転動
(この場合の回転方向は図1において時計回りとなる)
することにより硬貨Cの下方への移動を案内してその通
過を許容し得るものである。
硬貨Cが集積ドラム3,3の逆回転動作等による衝撃を
受けて跳ね上がった場合、その硬貨Cは転動体26の周
面に接触し、その際には転動体26は図1において反時
計回りに回転し、硬貨Cの跳ね上がりを拘束することな
く許容するのみならず上方への移動を案内して支障なく
通過させる。そして、跳ね上がった硬貨Cが落下してき
た際には転動体26は再び時計回りに回転して硬貨Cの
下方への移動を案内してその通過を許容し、跳ね上がる
前の状態に確実に復帰させ得る。
は、上述した従来のものと同様に、規制板25の上部に
広幅部25bを形成することにより硬貨集積部7の上部
における幅寸法を下部より狭く設定したので、硬貨集積
部7の上部において硬貨Cと規制板25との間に隙間が
生じることがなくなってそこでの集積状態を良好に維持
できるものである。そして、それに加えて、本実施例の
硬貨集積装置では、規制板25の傾斜部25cの位置に
転動体26を設けたことにより、傾斜部25cの直下に
位置している硬貨Cが跳ね上がったとしてもそれが転動
体26により許容されて拘束されることがないので、そ
のような転動体26を有していない従来の装置において
は懸念された傾斜部5cの位置での硬貨Cの噛み込みと
それに起因する硬貨詰まり等の不具合の発生を未然に且
つ確実に防止することができるものである。
に一対設ければ良いが、転動体26はそれら一対の規制
板25,25の間に一つのみ設けることでも、あるいは
それぞれの規制板25,25に一つづつ設けることでも
良い。
板の上部に広幅部を形成することによって規制板の上部
においては集積案内板との間隔を狭くするようにしたの
で、その部分における硬貨の集積状態を良好に維持でき
ることはもとより、特に規制板の広幅部に連なる傾斜部
の位置に、硬貨が当接したときに自由に回転し得る転動
体を設けたことにより、傾斜部の直下に位置している硬
貨が跳ね上がったようなときには転動体が回転して硬貨
の跳ね上がりやその落下を拘束することなく許容するの
で、跳ね上がった硬貨が傾斜部の位置において噛み込ま
れてしまったり、それに起因して硬貨詰まりが生じると
いった不具合の発生も未然に且つ確実に防止することが
できる、という優れた効果を奏する。
図である。
IIIーIII線矢視図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 硬貨をその両面に沿って一枚ずつ搬送し
て水平状態に送り出す硬貨搬送路と、該硬貨搬送路先端
の両側に設けられて互いに反対方向に同期回転する一対
の集積ドラムと、該集積ドラムの周囲にピッチが等しく
巻き方向が逆の螺旋状に突設されて前記硬貨の周縁部を
それぞれ支持する支持棚と、硬貨搬送方向前方側に前記
集積ドラムと平行に設けられて集積硬貨の側部を案内す
る規制板と、該規制板に対向する位置に前記集積ドラム
と平行に設けられて集積硬貨の側部を案内する集積案内
板とを備え、前記規制板は、前記集積案内板との間隔が
前記硬貨の外径とほぼ等しく、且つその高さ寸法が集積
すべき所定枚数の硬貨の高さ寸法より僅かに大きくなる
ように設定された下部と、前記集積案内板との間隔が前
記集積ドラムの支持棚に傾斜状態で支持された硬貨の水
平方向成分の長さとほぼ等しく、且つその高さ方向が前
記硬貨搬送路より上方位置までとなるように設定された
広幅部と、前記下部から広幅部を連続的に形成する傾斜
部とにより構成される硬貨集積装置において、 前記規制板の傾斜部には、外周が集積される硬貨の側部
に当接して、前記下部と広幅部との間で硬貨を案内する
回転自在な転動体を設けたことを特徴とする硬貨集積装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14525893A JP2790409B2 (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | 硬貨集積装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14525893A JP2790409B2 (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | 硬貨集積装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH072224A true JPH072224A (ja) | 1995-01-06 |
JP2790409B2 JP2790409B2 (ja) | 1998-08-27 |
Family
ID=15380979
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14525893A Expired - Fee Related JP2790409B2 (ja) | 1993-06-16 | 1993-06-16 | 硬貨集積装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2790409B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010026635A1 (ja) * | 2008-09-04 | 2010-03-11 | グローリー株式会社 | 硬貨包装機 |
JP2011207529A (ja) * | 2010-03-30 | 2011-10-20 | Omori Mach Co Ltd | 箱詰め装置及び箱詰め方法 |
-
1993
- 1993-06-16 JP JP14525893A patent/JP2790409B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010026635A1 (ja) * | 2008-09-04 | 2010-03-11 | グローリー株式会社 | 硬貨包装機 |
JP5216860B2 (ja) * | 2008-09-04 | 2013-06-19 | グローリー株式会社 | 硬貨包装機 |
US8955295B2 (en) | 2008-09-04 | 2015-02-17 | Glory Ltd. | Coin wrapping machine |
JP2011207529A (ja) * | 2010-03-30 | 2011-10-20 | Omori Mach Co Ltd | 箱詰め装置及び箱詰め方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2790409B2 (ja) | 1998-08-27 |
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