JPH07222249A - 携帯型画像伝送装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 操作性・携帯性のよい画像伝送装置を実現す
る。 【構成】 カメラなどの画像入力装置と、その出力ビデ
オ信号をデジタル化、圧縮して公衆回線への出力信号を
生成し又公衆回線から信号を受信してそれを復調、復号
する伝送装置と、復号されたビデオ信号を表示する表示
装置と、これら各装置を操作する操作部とを本体１に一
体化し、更に取り外し可能なムーバ２を用いて公衆回線
との接続を行うようにする。 【効果】 各装置を一体化することで、操作が楽に行
え、携帯にも便利になる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は撮影した画像データを公
衆回線を介して伝送する携帯型画像伝送装置に係わり、
特に撮影から画像処理、伝送までに用いる手段を一体化
構造とした携帯型画像伝送装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来の画像伝送装置は、ビデオカメラな
どの画像入力装置や液晶モニタ等の画像表示装置、携帯
電話機などの回線端末とは独立に分離されており、それ
らとケーブルなどで接続されて使用されていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】上記した従来の装置で
は、各装置が分離された構造となっているので、画像入
力装置の操作や回線接続の操作を、画像伝送装置の操作
とは別に行わねばならず、人が携帯して使用する場合は
その操作性が問題になり、撮影から伝送までの動作を一
度の操作で行うことはできない、という問題があった。
また携帯して運搬するのも、装置が分離されているため
不便であるという問題もあった。

【０００４】本発明の目的は、撮影から伝送までの操作
を簡単に行え、運搬にも便利な携帯型画像伝送装置を提
供するにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、撮像してビデ
オ信号を出力するための画像入力手段と、上記ビデオ信
号から公衆回線を介して送信する送信信号を生成するた
めの送信処理手段と、公衆回線を介して送られてきた受
信信号からビデオ信号を生成するための受信処理手段
と、上記ビデオ信号を表示するための画像出力手段と、
上記各手段の操作を行うための操作手段とを一体構造と
して構成することにより達成され、また、携帯電話機を
着脱可能なアタッチメントを付加し、上記携帯電話機を
用いて上記送信信号の送信及び受信信号の受信を行う構
成とする提携型画像伝送装置を開示する。

【０００６】

【作用】各装置を操作部とともに一体化構造とすること
により、操作が簡単になりかつ持ち運びも容易になる。

【０００７】

【実施例】以下、本発明を実施例により説明する。図１
は本発明になる携帯型画像伝送装置の一実施例を示す外
観図で、本体１、携帯型電話機であるムーバ２、運搬用
のベルト３から成っている。本体１には、下部から補助
記憶装置としてのＩＣカード４を挿入して使用できる。

【０００８】図２は、図１に示した装置の機器構成を示
すブロック図である。図２において、装置全体の動作制
御を行うプロセッサ１０及びメモリ部１１、画像の圧縮
／伸長用ＬＳＩ１２、補助記憶用の蓄積装置（ＩＣカー
ド）１３とのインタフェース１４、撮影、蓄積、伝送な
どの操作を行う操作部１５とそのインタフェース１６、
ビデオカメラ部２０内の受信部２１、表示部２２、ビデ
オカメラ部２０とプロセッサ１０などとを接続するため
のマルチポートＶＲＡＭ２３、画像入出力用インタフェ
ース２４、ビデオバス調停２５、ビデオ入力インタフェ
ース２６、ビデオ出力インタフェース２７、携帯電話用
の通信インタフェース２８およびモデム２９が図１の本
体１を構成している。ムーバ２は本体１から取り外し可
能な構造になっている。

【０００９】図３は、本装置で電源をオンして以降、撮
影からその画像データの保存、送信までの操作とその動
作、あるいは受信した画像データを表示するまでの操作
とその動作の流れを示す図である。点線カッコ内に示す
従来装置の場合には、図２のカメラ２０、ムーバ２等と
伝送装置本体とは別の構造であったから、まず各装置を
ケーブルで接続し、各々の装置の電源をオンし、カメラ
を操作して撮影し（図３ステップ３００）、それから伝
送装置を操作して符号化処理（ステップ３０１）、蓄積
処理（ステップ３０２）、誤り訂正符号の付加（ステッ
プ３０３）、変調（ステップ３０４）を行い、その後ム
ーバ２を操作して画像データの送信を行っていた。受信
の場合も同様であり、ムーバ２による受信（ステップ３
０６）、伝送装置を操作しての復調から復号（ステップ
３０７〜３１０）、カメラなどを操作しての表示を行っ
ていた。このように３台の装置を個々に操作しなければ
ならず、操作性が良くなかった。

【００１０】以上の操作を本実施例の装置で行う場合
は、点線カッコ内に示すように同一の筐体に纏められた
本体１上で全ての操作が行えるから、片手でも操作が可
能になるなど、操作性が大幅に向上する。さらに使用開
始時にばらばらの装置をケーブルで接続したり、逆に片
付ける時にそれらを外したりする必要もなくなる。更
に、各装置の一体化により、装置全体としての小型化、
低価格化も容易になる利点がある。

【００１１】

【発明の効果】本発明によれば、携帯性・操作性が向上
するとともに、小型化、経済化にも有利になるという効
果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の携帯型画像伝送装置の一実施例を示す
外観図である。

【図２】図１の装置の機器構成を示すブロック図であ
る。

【図３】本発明の装置の操作と動作の説明図である。

【符号の説明】

１ 本体 ２ ムーバ ４ ＩＣカード

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 撮像してビデオ信号を出力するための画
   像入力手段と、上記ビデオ信号から公衆回線を介して送
   信する送信信号を生成するための送信処理手段と、公衆
   回線を介して送られてきた受信信号からビデオ信号を生
   成するための受信処理手段と、上記ビデオ信号を表示す
   るための画像出力手段と、上記各手段の操作を行うため
   の操作手段とを一体構造として構成したことを特徴とす
   る携帯型画像伝送装置。
2. 【請求項２】 携帯電話機を着脱可能なアタッチメント
   を付加し、上記携帯電話機を用いて前記送信信号の送信
   及び受信信号の受信を行う構成としたことを特徴とする
   請求項１記載の携帯型画像伝送装置。
3. 【請求項３】 前記送信処理手段は、前記ビデオ信号を
   ディジタル化した後圧縮するための圧縮手段と、該手段
   により圧縮されたディジタル画像データを公衆回線へ送
   出するためのモデムとから成り、前記受信処理手段は、
   前記公衆回線からの受信信号から上記ディジタル画像デ
   ータを復調して取り出すためのモデムと、該モデムによ
   り取り出されたディジタル画像データを伸長してビデオ
   信号を復元するための伸長手段とから成ることを特徴と
   する請求項１または２に記載の携帯型画像伝送装置。