JPH07222187A - Ｓｅｃａｍ信号検出回路 - Google Patents
Ｓｅｃａｍ信号検出回路Info
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- JPH07222187A JPH07222187A JP1471594A JP1471594A JPH07222187A JP H07222187 A JPH07222187 A JP H07222187A JP 1471594 A JP1471594 A JP 1471594A JP 1471594 A JP1471594 A JP 1471594A JP H07222187 A JPH07222187 A JP H07222187A
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- signal
- circuit
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ＳＥＣＡＭ信号を低域に変換して検出する方
法で誤動作がなく、簡単なフィルタで済む新しいＳＥＣ
ＡＭ信号検出回路を提供すること。 【構成】入力搬送色信号の色搬送周波数を所定の周波数
を有する信号により低域に変換し、低域変換された信号
の色バースト信号の前縁を除きバースト信号期間以外の
期間を所定の電圧にクランプし、クランプ出力が水平周
期の２倍の周期（２Ｈ）の信号であるか否かを検出して
前入力搬送色信号がＳＥＣＡＭ方式であるか否かを判別
するための信号を出力するように構成した。
法で誤動作がなく、簡単なフィルタで済む新しいＳＥＣ
ＡＭ信号検出回路を提供すること。 【構成】入力搬送色信号の色搬送周波数を所定の周波数
を有する信号により低域に変換し、低域変換された信号
の色バースト信号の前縁を除きバースト信号期間以外の
期間を所定の電圧にクランプし、クランプ出力が水平周
期の２倍の周期（２Ｈ）の信号であるか否かを検出して
前入力搬送色信号がＳＥＣＡＭ方式であるか否かを判別
するための信号を出力するように構成した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、カラーテレビジョン受
像機のカラーテレビジョン放送方式のＳＥＣＡＭ信号検
出回路に関する。
像機のカラーテレビジョン放送方式のＳＥＣＡＭ信号検
出回路に関する。
【０００２】
【従来の技術】カラーテレビジョンの放送信号方式に
は、各種規格があり、NTSC（NATIONALTELEVISON SYSTE
M COMMITTEE）、PAL（PHASE ALTERNATE LINE）方
式、SECAM（SEQUENTIAL COULEUR A MEMOIRE )方式など
が各国で規格化され、実施されている。日本、アメリカ
などは、ＮＴＳＣ方式を採用しており、ヨーロッパ各国
では、ＰＡＬ、ＳＥＣＡＭ方式が採用されている。輸出
仕様のテレビジョン受像機では、各国の規格対応用に各
信号方式の受信回路が内蔵され、操作キーなどで受信回
路の切り換えを行うテレビジョンが実用化されている。
は、各種規格があり、NTSC（NATIONALTELEVISON SYSTE
M COMMITTEE）、PAL（PHASE ALTERNATE LINE）方
式、SECAM（SEQUENTIAL COULEUR A MEMOIRE )方式など
が各国で規格化され、実施されている。日本、アメリカ
などは、ＮＴＳＣ方式を採用しており、ヨーロッパ各国
では、ＰＡＬ、ＳＥＣＡＭ方式が採用されている。輸出
仕様のテレビジョン受像機では、各国の規格対応用に各
信号方式の受信回路が内蔵され、操作キーなどで受信回
路の切り換えを行うテレビジョンが実用化されている。
【０００３】放送電波の信号方式の検出回路も各国で混
在する放送電波の識別用として受像機に内蔵されてい
る。ＮＴＳＣ方式は、色のベースバンド信号を直交２相
変調したものであり、ＰＡＬ方式は、１水平走査周期
（以下、１Ｈという）毎に変調軸を変えて直交２相変調
したものであり、ＳＥＣＡＭ方式は、１Ｈ毎に周波数を
変えてＦＭ変調したものである。特に、上述したよう
に、欧州では、ＰＡＬとＳＥＣＡＭ信号が混在している
ため、このＳＥＣＡＭ信号の有無を検出して、それぞれ
に応じた信号処理を行う必要が出てくる。ＳＥＣＡＭ信
号は、１Ｈ毎にそのバースト信号の周波数が4.40625MHz
と4.250MHz とに異なっていて、これを検出すればよ
い。
在する放送電波の識別用として受像機に内蔵されてい
る。ＮＴＳＣ方式は、色のベースバンド信号を直交２相
変調したものであり、ＰＡＬ方式は、１水平走査周期
（以下、１Ｈという）毎に変調軸を変えて直交２相変調
したものであり、ＳＥＣＡＭ方式は、１Ｈ毎に周波数を
変えてＦＭ変調したものである。特に、上述したよう
に、欧州では、ＰＡＬとＳＥＣＡＭ信号が混在している
ため、このＳＥＣＡＭ信号の有無を検出して、それぞれ
に応じた信号処理を行う必要が出てくる。ＳＥＣＡＭ信
号は、１Ｈ毎にそのバースト信号の周波数が4.40625MHz
と4.250MHz とに異なっていて、これを検出すればよ
い。
【０００４】この検出回路の従来例を図５に示す。入力
色信号をバースト期間のみ通過させるスイッチ２１を通
し、この信号をＱの高いフィルタ２２でフィルタリング
した後、整流回路２３および1/2H共振回路２４を介して
この信号をレベル検波回路２５で検出する。回路の各部
の動作波形を図６に示し、これを参照して説明する。
色信号をバースト期間のみ通過させるスイッチ２１を通
し、この信号をＱの高いフィルタ２２でフィルタリング
した後、整流回路２３および1/2H共振回路２４を介して
この信号をレベル検波回路２５で検出する。回路の各部
の動作波形を図６に示し、これを参照して説明する。
【０００５】スイッチ出力は、バースト部のみ取り出さ
れた信号(ア) である。フィルタ１は、たとえば4.25MHz
を除去し、4.40625MHzを通過させる特性を持つとする
と、その出力(イ) は、１Ｈ毎のバースト信号となる。こ
の信号を全波整流した出力は(ウ) は、２Ｈ周期のパルス
となり、1/2H共振した出力信号(エ) が出力され、これを
レベル検波することでＳＥＣＡＭ信号を判断される。
れた信号(ア) である。フィルタ１は、たとえば4.25MHz
を除去し、4.40625MHzを通過させる特性を持つとする
と、その出力(イ) は、１Ｈ毎のバースト信号となる。こ
の信号を全波整流した出力は(ウ) は、２Ｈ周期のパルス
となり、1/2H共振した出力信号(エ) が出力され、これを
レベル検波することでＳＥＣＡＭ信号を判断される。
【０００６】ここで、ＰＡＬ信号が入力されたとする
と、フィルタ１は、ほぼそのまま通過するため、整流出
力は１Ｈ周期のパルスであるために、1/2fH 共振出力
は、ほぼ零となり、ＳＥＣＡＭ信号ではないと識別でき
る。
と、フィルタ１は、ほぼそのまま通過するため、整流出
力は１Ｈ周期のパルスであるために、1/2fH 共振出力
は、ほぼ零となり、ＳＥＣＡＭ信号ではないと識別でき
る。
【０００７】しかしながら、ＳＥＣＡＭ信号のＦＭ変調
波は、水平周期毎に、２周波を割り当てており、接近し
た２周波をフィルタリングするフィルタは、遮断域で急
峻な特性をもたなければならず、損失成分が増加する高
周波での高Ｑ共振回路用の高価な部品を選定しなければ
ならないばかりでなく、ＩＣ化を行う際、外付け部品が
多くなりピン数が増加するという問題があった。
波は、水平周期毎に、２周波を割り当てており、接近し
た２周波をフィルタリングするフィルタは、遮断域で急
峻な特性をもたなければならず、損失成分が増加する高
周波での高Ｑ共振回路用の高価な部品を選定しなければ
ならないばかりでなく、ＩＣ化を行う際、外付け部品が
多くなりピン数が増加するという問題があった。
【０００８】この欠点を除去するため、一つの試みとし
て、低域変換により、低周波数帯に変換後、信号処理を
行う方法を検討する。図７に回路例を示す。この場合、
PAL 方式の副搬送周波数4.4333619MHzを用いてミキシン
グを行い、差周波数により信号処理を行う。２周波数の
各々は、27KHz と184KHzに変換され、これらをフィルタ
により選別する。この周波数帯でのフィルタは、高周波
数に比べ通過域と遮断域の帯域比が緩和され、集中定数
の低損失の部品を選定できるため、比較的容易にフィル
タが構成できるように見える。
て、低域変換により、低周波数帯に変換後、信号処理を
行う方法を検討する。図７に回路例を示す。この場合、
PAL 方式の副搬送周波数4.4333619MHzを用いてミキシン
グを行い、差周波数により信号処理を行う。２周波数の
各々は、27KHz と184KHzに変換され、これらをフィルタ
により選別する。この周波数帯でのフィルタは、高周波
数に比べ通過域と遮断域の帯域比が緩和され、集中定数
の低損失の部品を選定できるため、比較的容易にフィル
タが構成できるように見える。
【０００９】しかし、図８に示すように、バースト信号
は、バーストゲート期間のみしか存在しないため、184K
Hzのバースト信号は、約１サイクル弱あるが、27KHz の
バースト信号はパルス状態の出力信号となってしまう。
は、バーストゲート期間のみしか存在しないため、184K
Hzのバースト信号は、約１サイクル弱あるが、27KHz の
バースト信号はパルス状態の出力信号となってしまう。
【００１０】この例では、184KHzセンタのバンドパスフ
ィルタ（以下、ＢＰＦという）５を通した場合でも分か
るように、通過後、27KHz のバースト信号の出力は不定
となり（図８(カ ））、出力での判別を2H毎の184KHzで
行っている。27KHz の出力は、バーストゲート期間の27
KHz のパルス波形による周波数成分により出力が決定さ
れるため、出力信号が不定となっている。
ィルタ（以下、ＢＰＦという）５を通した場合でも分か
るように、通過後、27KHz のバースト信号の出力は不定
となり（図８(カ ））、出力での判別を2H毎の184KHzで
行っている。27KHz の出力は、バーストゲート期間の27
KHz のパルス波形による周波数成分により出力が決定さ
れるため、出力信号が不定となっている。
【００１１】また、ＰＡＬ信号をこの回路に入力した場
合、１Ｈ毎の走査線の反転出力で、カラーバースト信号
のベクトル合成出力は、±４５度の信号となる。副搬送
波の基準信号と位相比較された出力信号がカラーバース
ト信号の±４５度に対応した出力レベル（±Ｖ）で出力
される。このパルス信号がＢＰＦ５を介して出力され、
全波整流回路１１で整流される。このＰＡＬ信号の伝搬
系の位相ずれにより、周波数変換回路１の出力のレベル
が変化すると（位相検波出力の０Ｖと直流電圧出力ＰＶ
で位相差９０度の出力が得られる場合）、１Ｈ毎の位相
反転パルスによる判別が困難となり、ＳＥＣＡＭの確定
信号による２Ｈ毎の信号判別と同様の出力が得られ、Ｐ
ＡＬ信号をＳＥＣＡＭ信号と判定するケースが生じてく
るという問題がある。
合、１Ｈ毎の走査線の反転出力で、カラーバースト信号
のベクトル合成出力は、±４５度の信号となる。副搬送
波の基準信号と位相比較された出力信号がカラーバース
ト信号の±４５度に対応した出力レベル（±Ｖ）で出力
される。このパルス信号がＢＰＦ５を介して出力され、
全波整流回路１１で整流される。このＰＡＬ信号の伝搬
系の位相ずれにより、周波数変換回路１の出力のレベル
が変化すると（位相検波出力の０Ｖと直流電圧出力ＰＶ
で位相差９０度の出力が得られる場合）、１Ｈ毎の位相
反転パルスによる判別が困難となり、ＳＥＣＡＭの確定
信号による２Ｈ毎の信号判別と同様の出力が得られ、Ｐ
ＡＬ信号をＳＥＣＡＭ信号と判定するケースが生じてく
るという問題がある。
【００１２】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来の回
路で、高Ｑの共振回路を構成するため、高価な部品選定
を行わなければならない他、ＩＣ化を行う際、外付け部
品が多くなりピン数が増加するという問題があるばかり
でなく、回路の構成条件を低域変換により緩和しても、
伝搬での位相ずれなどにより誤動作するという問題があ
った。
路で、高Ｑの共振回路を構成するため、高価な部品選定
を行わなければならない他、ＩＣ化を行う際、外付け部
品が多くなりピン数が増加するという問題があるばかり
でなく、回路の構成条件を低域変換により緩和しても、
伝搬での位相ずれなどにより誤動作するという問題があ
った。
【００１３】そこで、本発明はこのような問題を鑑み、
ＳＥＣＡＭ信号を低域に変換して検出する方法で誤動作
がなく、簡単なフィルタで済む新しいＳＥＣＡＭ信号検
出回路を提供することを目的としている。
ＳＥＣＡＭ信号を低域に変換して検出する方法で誤動作
がなく、簡単なフィルタで済む新しいＳＥＣＡＭ信号検
出回路を提供することを目的としている。
【００１４】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の本発明に
よるＳＥＣＡＭ信号検出回路は、入力搬送色信号の色搬
送周波数を所定の周波数を有する信号により低域に変換
する周波数変換回路と、前記入力搬送色信号の色バース
ト信号の前縁を検出するバースト前縁検出回路と、前記
バースト前縁検出回路の出力に基づき前記周波数変換回
路の出力のバースト信号前縁部と色バースト期間を除く
期間を所定の電圧にクランプするクランプ回路と、前記
クランプ回路の出力が水平周期の２倍の周期（２Ｈ）の
信号であるか否かを検出して前記入力搬送波信号がＳＥ
ＣＡＭ方式の信号であるか否かを判別するための信号を
出力する２Ｈ周期信号検出回路とを具備したことを特徴
とするものである。
よるＳＥＣＡＭ信号検出回路は、入力搬送色信号の色搬
送周波数を所定の周波数を有する信号により低域に変換
する周波数変換回路と、前記入力搬送色信号の色バース
ト信号の前縁を検出するバースト前縁検出回路と、前記
バースト前縁検出回路の出力に基づき前記周波数変換回
路の出力のバースト信号前縁部と色バースト期間を除く
期間を所定の電圧にクランプするクランプ回路と、前記
クランプ回路の出力が水平周期の２倍の周期（２Ｈ）の
信号であるか否かを検出して前記入力搬送波信号がＳＥ
ＣＡＭ方式の信号であるか否かを判別するための信号を
出力する２Ｈ周期信号検出回路とを具備したことを特徴
とするものである。
【００１５】請求項２記載の本発明によるＳＥＣＡＭ信
号検出回路は、請求項１記載のＳＥＣＡＭ信号検出回路
において、前記所定の周波数を有する信号はＰＡＬ方式
の色搬送波周波数を有する信号であることを特徴とする
ものである。
号検出回路は、請求項１記載のＳＥＣＡＭ信号検出回路
において、前記所定の周波数を有する信号はＰＡＬ方式
の色搬送波周波数を有する信号であることを特徴とする
ものである。
【００１６】
【作用】本発明によれば、周波数変換されたバースト信
号が27KHz と184KHzであるとすると、27KHz 側の出力が
バイアス電圧の近傍に固定されるため、184KHz側の出力
との差が顕著になり、ＳＥＣＡＭ信号の検出が容易とな
る。また、部品の精度が緩和されるため、部品の選定が
容易となりまたフィルタの使用部品点数が軽減でき、Ｉ
Ｃ化の際、回路構成が容易となるばかりでなく、外付け
部品が軽減でき、集積度の向上を図ることができる。
号が27KHz と184KHzであるとすると、27KHz 側の出力が
バイアス電圧の近傍に固定されるため、184KHz側の出力
との差が顕著になり、ＳＥＣＡＭ信号の検出が容易とな
る。また、部品の精度が緩和されるため、部品の選定が
容易となりまたフィルタの使用部品点数が軽減でき、Ｉ
Ｃ化の際、回路構成が容易となるばかりでなく、外付け
部品が軽減でき、集積度の向上を図ることができる。
【００１７】
【実施例】図１は、本発明のＳＥＣＡＭ信号検出回路の
例を示す。簡単の為、入力はバースト信号にのみとす
る。図４と同様の構成要素には、同一の符号を付して説
明する。バースト信号入力は、周波数変換回路１で、Ｐ
ＡＬ信号のサブキャリアと乗算され、クランプ回路４へ
供給される。一方、バースト信号は、バースト前縁検出
回路２に供給される。この出力信号と反転バーストゲー
トとが論理和回路３でオアされ、クランプ回路４に供給
される。
例を示す。簡単の為、入力はバースト信号にのみとす
る。図４と同様の構成要素には、同一の符号を付して説
明する。バースト信号入力は、周波数変換回路１で、Ｐ
ＡＬ信号のサブキャリアと乗算され、クランプ回路４へ
供給される。一方、バースト信号は、バースト前縁検出
回路２に供給される。この出力信号と反転バーストゲー
トとが論理和回路３でオアされ、クランプ回路４に供給
される。
【００１８】前縁検出回路２の出力信号と反転パルスの
論理和３により、バースト期間以外とバースト前縁部の
みクランプ回路４が動作し、直流レベルが固定され、他
の期間は、交流成分が出力される。
論理和３により、バースト期間以外とバースト前縁部の
みクランプ回路４が動作し、直流レベルが固定され、他
の期間は、交流成分が出力される。
【００１９】クランプ回路４の出力は、ＢＰＦ５を介し
て全波整流回路１１、１／２fH共振回路１２、レベル検
波回路１３からなる２Ｈ周期信号検出回路１０に供給さ
れ、この出力がＳＥＣＡＭ信号か否かの検波出力とな
る。
て全波整流回路１１、１／２fH共振回路１２、レベル検
波回路１３からなる２Ｈ周期信号検出回路１０に供給さ
れ、この出力がＳＥＣＡＭ信号か否かの検波出力とな
る。
【００２０】図１の動作を図２を用いて説明する。ＳＥ
ＣＡＭ信号入力のバースト周波数が、4.4063MHzと4.25M
Hzが、1H毎になっていることは既に述べた。ここで周波
数変換回路１のキャリアをＰＡＬの色副搬送波周波数4.
4336MHz に選ぶとすれば、その出力ｂは、27KHz と184K
Hzになるがバースト期間が５μS 程度なため、後者で１
サイクル弱あるが、前者は１サイクルのほんの一部でし
かないため、波形ｂにあるようなパルスとなり、その振
幅は、タイミングによって異なる。
ＣＡＭ信号入力のバースト周波数が、4.4063MHzと4.25M
Hzが、1H毎になっていることは既に述べた。ここで周波
数変換回路１のキャリアをＰＡＬの色副搬送波周波数4.
4336MHz に選ぶとすれば、その出力ｂは、27KHz と184K
Hzになるがバースト期間が５μS 程度なため、後者で１
サイクル弱あるが、前者は１サイクルのほんの一部でし
かないため、波形ｂにあるようなパルスとなり、その振
幅は、タイミングによって異なる。
【００２１】そこで、バースト信号の前縁部の検波出力
ｃの期間およびバーストゲート以外の期間これをクラン
プする。論理和回路３でクランプ出力を得る信号を生成
し、この制御信号のロー期間とハイ期間でクランプ回路
４を制御する。
ｃの期間およびバーストゲート以外の期間これをクラン
プする。論理和回路３でクランプ出力を得る信号を生成
し、この制御信号のロー期間とハイ期間でクランプ回路
４を制御する。
【００２２】制御信号のハイ期間で、出力ｆは直流バイ
アス設定値に固定され、ロー期間は、低域変換後のバー
スト信号の交流成分が出力され、図２に示すように、27
KHzバーストは振幅が非常に小さくできる。前縁部の検
出によりバースト信号の開始点、変化点を検出し、その
後の出力を交流成分のみ取り出すようにしている。この
交流成分の信号ｆ を180KHz帯のBPF を通過させると、
信号ｇのように184KHz成分のみとなり、さらに全波整流
回路１１を通過させると信号ｈのように２Ｈ周期のパル
ス信号となる。
アス設定値に固定され、ロー期間は、低域変換後のバー
スト信号の交流成分が出力され、図２に示すように、27
KHzバーストは振幅が非常に小さくできる。前縁部の検
出によりバースト信号の開始点、変化点を検出し、その
後の出力を交流成分のみ取り出すようにしている。この
交流成分の信号ｆ を180KHz帯のBPF を通過させると、
信号ｇのように184KHz成分のみとなり、さらに全波整流
回路１１を通過させると信号ｈのように２Ｈ周期のパル
ス信号となる。
【００２３】これを検出する方法の一つとして、全波整
流回路で整流後、1/2fH 共振させ、このレベルを検出し
て、ＳＥＣＡＭ信号と判断する。ここで、たとえばＰＡ
Ｌ信号が入力されたとしても、直流成分の位相検波出力
のため、クランプ回路の出力は、ほとんど零となり、Ｓ
ＥＣＡＭ信号と誤判定することはない。
流回路で整流後、1/2fH 共振させ、このレベルを検出し
て、ＳＥＣＡＭ信号と判断する。ここで、たとえばＰＡ
Ｌ信号が入力されたとしても、直流成分の位相検波出力
のため、クランプ回路の出力は、ほとんど零となり、Ｓ
ＥＣＡＭ信号と誤判定することはない。
【００２４】この例では、入力はバースト信号のみとし
たが、バースト信号の抜き取りは、この前にあっても当
然よいが、フィルタ２の前であればどこで行ってもよ
い。
たが、バースト信号の抜き取りは、この前にあっても当
然よいが、フィルタ２の前であればどこで行ってもよ
い。
【００２５】本発明の他の実施例を図３に示す。図３に
おいて、入力バースト信号が周波数変換回路に供給され
る。周波数変換回路１へＰＡＬ副搬送波が供給され、バ
ースト信号とこの信号が乗算回路で乗算され、フィルタ
リングにより、差の周波数成分のみが出力される。一
方、入力バースト信号は、バースト検出回路６にも供給
され、この出力が積分回路７に供給される。
おいて、入力バースト信号が周波数変換回路に供給され
る。周波数変換回路１へＰＡＬ副搬送波が供給され、バ
ースト信号とこの信号が乗算回路で乗算され、フィルタ
リングにより、差の周波数成分のみが出力される。一
方、入力バースト信号は、バースト検出回路６にも供給
され、この出力が積分回路７に供給される。
【００２６】積分回路７は、バーストゲート信号により
リセット可能な積分回７路で構成され、バーストゲート
期間にみ積分出力が得られる。この出力が、比較回路８
に供給され、比較回路８の基準信号と比較される。比較
回路８の出力がクランプ回路４に供給され、基準信号と
の大小比較が行われる。大小比較の一方の比較出力期間
以外でクランプ回路４の直流バイアス値が出力され、他
方の比較回路７の出力信号の期間のみ交流成分が出力さ
れる構成とする。クランプ回路４は、ＢＰＦ５に接続さ
れ、さらに２Ｈ周期信号検出回路１０へ接続される。
リセット可能な積分回７路で構成され、バーストゲート
期間にみ積分出力が得られる。この出力が、比較回路８
に供給され、比較回路８の基準信号と比較される。比較
回路８の出力がクランプ回路４に供給され、基準信号と
の大小比較が行われる。大小比較の一方の比較出力期間
以外でクランプ回路４の直流バイアス値が出力され、他
方の比較回路７の出力信号の期間のみ交流成分が出力さ
れる構成とする。クランプ回路４は、ＢＰＦ５に接続さ
れ、さらに２Ｈ周期信号検出回路１０へ接続される。
【００２７】図３の動作を図４を用いて説明する。バー
スト信号ａが、バースト信号検出回路６で検出され、積
分回路７へ供給される。積分回路７の入力信号hは、積
分回路７で積分される。（図４、ｉ 参照）積分回路７
で積分された信号は、比較回路８で基準信号Ｖｒと比較
され、この比較結果ｊがクランプ回路へ供給される。ク
ランプ回路４は、比較回路８の出力信号の出力期間以
外、すなわち比較出力信号ｊのロー期間以外で動作し、
直流バイアス値へが出力される。ロー期間は、交流成分
が出力され、27KHz と184KHzの交流成分が出力される。
この信号が180KHz帯BPF ５に供給され、２Ｈ周期検出回
路１０で２Ｈ周期のパルス出力が検出される。
スト信号ａが、バースト信号検出回路６で検出され、積
分回路７へ供給される。積分回路７の入力信号hは、積
分回路７で積分される。（図４、ｉ 参照）積分回路７
で積分された信号は、比較回路８で基準信号Ｖｒと比較
され、この比較結果ｊがクランプ回路へ供給される。ク
ランプ回路４は、比較回路８の出力信号の出力期間以
外、すなわち比較出力信号ｊのロー期間以外で動作し、
直流バイアス値へが出力される。ロー期間は、交流成分
が出力され、27KHz と184KHzの交流成分が出力される。
この信号が180KHz帯BPF ５に供給され、２Ｈ周期検出回
路１０で２Ｈ周期のパルス出力が検出される。
【００２８】ＰＡＬ信号は、位相比較回路の直流出力の
ため、交流成分は、ほとんど検出されず、ＳＥＣＡＭ信
号の184KHZ成分のみ出力され、この信号を全波整流回路
１１で整流後、共振回路１２を介して1/2fH の周波数成
分のみを検出しレベルを検出する。
ため、交流成分は、ほとんど検出されず、ＳＥＣＡＭ信
号の184KHZ成分のみ出力され、この信号を全波整流回路
１１で整流後、共振回路１２を介して1/2fH の周波数成
分のみを検出しレベルを検出する。
【００２９】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、Ｑの
高い特殊なフィルタを必要とすることなく、しかも安定
にＳＥＣＡＭ信号を検出することができるため、安価な
回路を実現でき、高集積度の集積化を容易に行うことが
可能となる。
高い特殊なフィルタを必要とすることなく、しかも安定
にＳＥＣＡＭ信号を検出することができるため、安価な
回路を実現でき、高集積度の集積化を容易に行うことが
可能となる。
【図１】本発明によるＳＥＣＡＭ信号検出回路の一実施
例を示す回路図である。
例を示す回路図である。
【図２】図１の各部の動作を説明する図である。
【図３】本発明によるＳＥＣＡＭ信号検出回路の他の実
施例を示す図である。
施例を示す図である。
【図４】図２の各部の動作波形を示す。
【図５】従来のＳＥＣＡＭ信号検出回路を示す図であ
る。
る。
【図６】図５の各部の動作を説明する図である。
【図７】従来の低域変換系のＳＥＣＡＭ信号検出回路を
示す図である。
示す図である。
【図８】図７の各部の動作を説明する図である。
１ …周波数変換回路 ２ …バースト前縁検出回路 ３ …論理和回路 ４ …クランプ回路 ５ …ＢＰＦ １０ …２Ｈ周期信号検出回路
Claims (2)
- 【請求項１】入力搬送色信号の色搬送周波数を所定の周
波数を有する信号により低域に変換する周波数変換回路
と、 前記入力搬送色信号の色バースト信号の前縁を検出する
バースト前縁検出回路と、 前記バースト前縁検出回路の出力に基づき前記周波数変
換回路の出力のバースト信号前縁部と色バースト期間を
除く期間を所定の電圧にクランプするクランプ回路と、 前記クランプ回路の出力が水平周期の２倍の周期（２
Ｈ）の信号であるか否かを検出して前記入力搬送波信号
がＳＥＣＡＭ方式の信号であるか否かを判別するための
信号を出力する２Ｈ周期信号検出回路と、 を具備したことを特徴とするＳＥＣＡＭ信号検出回路。 - 【請求項２】前記所定の周波数を有する信号はＰＡＬ方
式の色搬送波周波数を有する信号であることを特徴とす
る請求項１記載のＳＥＣＡＭ信号検出回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1471594A JPH07222187A (ja) | 1994-02-08 | 1994-02-08 | Ｓｅｃａｍ信号検出回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1471594A JPH07222187A (ja) | 1994-02-08 | 1994-02-08 | Ｓｅｃａｍ信号検出回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07222187A true JPH07222187A (ja) | 1995-08-18 |
Family
ID=11868849
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1471594A Pending JPH07222187A (ja) | 1994-02-08 | 1994-02-08 | Ｓｅｃａｍ信号検出回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07222187A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19619596B4 (de) * | 1996-05-15 | 2006-07-06 | Philips Intellectual Property & Standards Gmbh | Schaltungsanordnung zur Erkennung eines Farbbildsignals der SECAM-Übertragungsnorm |
-
1994
- 1994-02-08 JP JP1471594A patent/JPH07222187A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19619596B4 (de) * | 1996-05-15 | 2006-07-06 | Philips Intellectual Property & Standards Gmbh | Schaltungsanordnung zur Erkennung eines Farbbildsignals der SECAM-Übertragungsnorm |
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