JPH06237475A - Secam判別回路 - Google Patents

Secam判別回路

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JPH06237475A
JPH06237475A JP2231193A JP2231193A JPH06237475A JP H06237475 A JPH06237475 A JP H06237475A JP 2231193 A JP2231193 A JP 2231193A JP 2231193 A JP2231193 A JP 2231193A JP H06237475 A JPH06237475 A JP H06237475A
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JP
Japan
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signal
circuit
color
frequency
secam
Prior art date
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Withdrawn
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JP2231193A
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Inventor
Osamu Nagahara
収 永原
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、精度の高いセラミックフィルタや
共振周波数の低い共振回路を用いることなく、SECA
M信号を確実に判別することができるIC化に適したS
ECAM判別回路を提供することを目的としている。 【構成】 本発明において、乗算回路19はBPF11
から入力される色差信号と1H遅延回路12により1H
遅延された色差信号を掛算して、これら色差信号の無変
調キャリアの周波数差成分と周波数加算成分を求め、こ
れら成分をゲート回路13に出力する。ゲート回路13
はバーストゲートパルス300により入力ビデオ信号の
カラーバースト信号期間のみ開いて、前記周波数差信号
成分と周波数加算成分をBPF14に出力する。BPF
14は前記周波数差信号成分のみを抽出してレベル検波
回路15に出力する。レベル検波回路15は周波数差信
号成分のレベルを検波して、これをSECAM判別信号
800として出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は各種放送方式の映像信号
を処理する際に、入力されたビデオ信号がSECAM方
式であることを判別するSECAM判別回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来からSECAM方式の映像信号を含
む複数の方式(PAL、NTSC方式等)の映像信号を
処理するテレビジョン受像機やビデオテープレコーダで
は、処理する映像信号の方式を判別しなければならない
が、このような判別回路の1つとしてSECAM方式の
映像信号を判別する図4に示すようなSECAM判別回
路がある。SECAM方式の映像信号は線順次に1水平
周期期間(1H)毎に異なるキャリア周波数でFM変調
されて送信されてくる。具体的には、(R−Y)の色差
信号DR を水平同期周波数fH の282倍の周波数
(4.4063MHz)を有する無変調キャリアfOR
FM変調し、(B−Y)の色差信号DB を前記fH の2
72倍の周波数(4.25MHz)を有するキャリアf
OBでFM変調して送信されてくる。このため、図4に示
した従来のSECAM判別回路では以下に述べるような
動作によりSECAM信号を判別している。
【0003】入力端子10から入力された図5(A)に
示すような複合ビデオ信号100はバンドパスフィルタ
(BPF)1とローパスフィルタ(LPF)7に入力さ
れる。BPF1は複合ビデオ信号100から図5(B)
に示すような色副搬送波信号200を分離して、これを
バーストゲート回路2に出力する。LPF7は複合ビデ
オ信号100から輝度信号を分離して同期分離回路8に
出力する。同期分離回路8は入力される輝度信号から水
平同期信号を分離し、これをバーストゲートパルス作成
回路9に出力する。バーストゲートパルス作成回路9は
入力される同期信号から図5(C)に示すようなバース
トゲートパルス300を作成して、これをバーストゲー
ト回路2に出力する。これにより、バーストゲート回路
2は入力される色副搬送波信号200から図5(D)に
示すようなバースト色信号成分400を抽出して、これ
を4.25MHzのセラミックフィルタ3に出力する。
このセラミックフィルタ3は図5(E)で示すような前
記無変調キャリアfOBでFM変調されたバースト色信号
成分500のみを通過させて、これをエンベロープ検波
回路4に出力する。エンベロープ検波回路4は入力され
るバースト色信号成分500をエンベロープ検波して、
図5(F)に示すような2H周期の信号600を得て、
これを1/2fH 共振回路5に出力する。
【0004】1/2fH 共振回路5は入力する信号60
0を共振させて図5(G)に示すような1/2fH の正
弦波信号700を求めて、これをピーク検波回路6に出
力する。ピーク検波回路6は入力される正弦波信号70
0のピークを検出して、このピークが所定の値を越えた
場合に、前記複合ビデオ信号100をSECAM信号で
あると判別する判別信号800を出力する。尚、入力し
た複合ビデオ信号100がPAL又はNTSC信号のよ
うに1H毎にバースト信号の周波数が異ならない信号で
は、1/2fH 共振回路5を通っても正弦波信号700
が現れず、このため、ピーク検波回路6に入力される信
号のピーク値は前記所定値を越えないため、SECAM
判別信号800は出力されない。
【0005】ところが上記したような従来のSECAM
判別回路では、精度の高いセラミックフィルタ3を用い
たバンドパスフィルタが必要であると共に、1/2fH
という低い周波数で共振する1/2fH 共振回路5が必
要である。しかし、これらセラミックフィルタ3や1/
2fH 共振回路5はIC化には不向きであって、回路に
外付けしなければならず、このため、SECAM判別回
路のコストが高くなってしまったり、回路のサイズが大
きくなってしまうという欠点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記したような従来の
SECAM判別回路でも、入力されたビデオ信号がSE
CAM方式であるか、或いはその他の方式の信号である
かを精度よく判別することができる。これには精度の高
いセラミックフィルタを用いたバンドパスフィルタが必
要であると共に、1/2fH という低い周波数の共振回
路5が必要である。しかし、これらセラミックフィルタ
や共振回路はIC化には不向きであり、回路に外付けし
なければならず、このため、SECAM判別回路のコス
トが高くなってしまったり、回路のサイズが大きくなっ
てしまうという欠点があった。
【0007】そこで本発明は上記の欠点を除去し、精度
の高いセラミックフィルタや共振周波数の低い共振回路
を用いることなく、SECAM信号を確実に判別するこ
とができるIC化に適したSECAM判別回路を提供す
ることを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のSECAM判別
回路は、入力される色信号を1水平同期期間遅延する遅
延回路と、前記入力色信号と前記遅延回路により遅延さ
れた色信号とを掛算して、第1の色差信号と第2の色差
信号との周波数差成分信号を取り出す差成分抽出回路と
を具備して成り、この差成分抽出回路から出力される前
記周波数差成分信号のレベルにより前記入力色信号がS
ECAM方式であるか否かを判別する構成を有する。
【0009】
【作用】本発明のSECAM判別回路において、分離回
路は入力される複合ビデオ信号から色信号と輝度信号と
を分離する。遅延回路は前記分離回路から得られる前記
色信号を1水平同期期間遅延する。差成分抽出回路は前
記分離回路から出力される色信号と前記遅延回路により
遅延された色信号とを掛算して、第1の色差信号と第2
の色差信号との周波数差成分信号を取り出す。この差成
分抽出回路から出力される前記周波数差成分信号のレベ
ルにより前記入力された複合ビデオ信号がSECAM信
号であるか否かが判別される。これにより、精度の高い
セラミックフィルタや低周波の共振回路を用いることな
く、SECAM信号を確実に判別することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は本発明のSECAM判別回路の一実施例
を示したブロック図である。10は複合ビデオ信号10
0を入力する入力端子、11は色副搬送波信号200を
分離するバンドパスフィルタ(BPF)、12は色副搬
送波信号200を1H期間遅延させる遅延回路、13は
複合ビデオ信号100の水平同期信号のバックポーチ近
傍付近のみを通過させるゲート回路、14は10fH
信号成分のみを取り出すバンドパスフィルタ(BP
F)、15は入力される信号のレベルを検波するレベル
検波回路、16は輝度信号を分離するローパスフィルタ
(LPF)、17は輝度信号から水平同期信号を分離す
る同期分離回路、18は水平同期信号からバーストゲー
トパルス300を作成するバーストゲートパルス作成回
路、19は色差信号DB とDR を乗算する乗算回路であ
る。
【0011】次に本実施例の動作について説明する。入
力端子10から入力される複合ビデオ信号100からB
PF11により色副搬送波信号200が分離されて、1
H遅延回路12及び乗算回路19に入力されると共に、
LPF16により輝度信号に分離されて同期分離回路1
7に入力される。1H遅延回路12は入力される色副搬
送波信号200を1H期間遅延した後、これを乗算回路
19に出力する。このため、乗算回路19は色副搬送波
信号200の現在の入力信号と1H遅延した入力信号と
を掛け算し、得られた掛け算結果信号をゲート回路13
に出力する。
【0012】ここで、複合ビデオ信号100がSECA
M方式の場合、1H毎に(R−Y)の色差信号DR
(B−Y)の色差信号DB とが交互に送信されるため、
1H遅延回路12によって、これら色差信号DR 、DB
が同時化されて、乗算回路19にて乗算されることにな
る。色差信号DR は282fH の周波数を有する図2
(A)で示すような無変調キャリアfORで変調され、色
差信号DB は272fH の周波数を有する図2(A)で
示すような無変調キャリアfOBで変調されているため、
乗算回路19にて上記したように色差信号DR とDB
掛け算すると、これら信号は10fH の周波数差成分
と、554fH 周波数加算成分に周波数変換される。
【0013】一方、同期分離回路17はLPF16によ
り分離された輝度信号から水平同期信号を分離して、こ
れをバーストゲートパルス作成回路18に出力する。バ
ーストゲートパルス作成回路18は入力される水平同期
信号からバーストゲートパルス300を作成して、これ
をゲート回路13に出力する。バーストゲートパルス3
00は前記水平同期信号のバックポーチ付近のタイミン
グでゲート回路13に入力されてこのゲート回路13を
開くため、乗算回路19から出力される上記10fH
波数成分と554fH 周波数成分のみがこのゲート回路
13から出力され、これら成分がBPF14に入力され
る。BPF14は入力される信号から10fH 周波数成
分のみを抽出して、これをレベル検波回路15に出力す
る。レベル検波回路15は入力される10fH 周波数成
分を検波してそのレベルを得、これをSECAM判別信
号800として次段に出力する。結局、BPF14から
は前述した無変調キャリアfOB、fORの周波数差成分が
抽出され、この差成分が抽出されたことで入力された複
合ビデオ信号100をSECAM信号と判別している。
尚、前記差成分は|fOR−fOB|=10fH となる。
【0014】しかし、入力端子10から入力される複合
ビデオ信号100がSECAM方式でなく、例えばPA
L方式やNTSC方式の場合、図2(B)に示すように
各色差信号の無変調キャリアf1 、f2 は次式のような
値をとる。即ち、PAL方式の場合、f1 =f2 =(1
135÷4+1÷625)fH NTSC方式の場
合、f1 =f2 =(455÷2)fH 白黒方式の
場合、f1 =f2 =0従って、前記PAL方式、NTS
C方式及び白黒方式の場合は、|f2 −f1|=0とな
るため、乗算回路19から出力される差信号成分が0と
なり、従ってBPF14からは何も出力されないことに
なる。
【0015】本実施例によれば、SECAM方式の色副
搬送波信号200に含まれている周波数が異なる無変調
キャリアの周波数差成分を検出して、入力複合ビデオ信
号100がSECAM信号であるか、或いは他の方式の
信号であるかを判別する構成とすることにより、精度の
高いセラミックフィルタや低い共振周波数を有する共振
回路を用いなくて済むため、全回路を容易且つ安価にI
C化することができ、回路のサイズを小さくできると共
にそのコストを低減させることができる。
【0016】図3は本発明の他の実施例を示したブロッ
ク図である。本例では、ゲート回路13がBPF11と
1H遅延回路12の間に挿入されているため、1H遅延
回路12と乗算回路19には色副搬送波信号200のカ
ラーバースト部分のみが入力される。従って、乗算回路
19からは色差信号DR 、DB の周波数差信号及び加算
信号のみが出力される。更に、BPF14により前記周
波数差信号成分のみを抽出して、レベル検波回路15に
よりそのレベルを取り出し、更にピーク保存回路20に
より前記レベルのピーク値を保持して、これをSECA
M判別信号800としている。本実施例も前実施例と同
様の効果がある。又、前記ゲート回路13の挿入位置
を、乗算回路19の2つの入力側前段(図3の破線で示
す位置)にする構成としても、同様の効果がある。
【0017】
【発明の効果】以上記述した如く本発明のSECAM判
別回路によれば、精度の高いセラミックフィルタや共振
周波数の低い共振回路を用いることなく、SECAM信
号を確実に判別するようにして、回路のIC化を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のSECAM判別回路の一実施例を示し
たブロック図。
【図2】複合ビデオ信号に含まれるSECAM方式と他
の方式における色差信号の変調キャリアを示した図。
【図3】本発明の他の実施例を示したブロック図。
【図4】従来のSECAM判別回路の一例を示したブロ
ック図。
【図5】図4に示した回路の動作を説明する信号波形
図。
【符号の説明】
10…入力端子1 11…BPF 12…1H遅延回路 13…ゲート回路 14…BPF 15…レベル検波
回路 16…LPF 17…同期分離回
路 18…バーストゲートパルス作成回路 19…乗算回路 20…ピーク保存回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力される色信号を1水平同期期間遅延
    する遅延回路と、前記入力色信号と前記遅延回路により
    遅延された色信号とを掛算して、第1の色差信号と第2
    の色差信号との周波数差成分信号を取り出す差成分抽出
    回路とを具備して成り、この差成分抽出回路から出力さ
    れる前記周波数差成分信号のレベルにより前記入力色信
    号がSECAM方式であるか否かを判別することを特徴
    とするSECAM判別回路。
  2. 【請求項2】 前記差成分抽出回路は、前記入力色信号
    と前記遅延回路により遅延された色信号とを掛算する乗
    算回路と、前記入力色信号のカラーバースト期間のみ前
    記乗算回路から出力される信号を通過させるゲート回路
    と、このゲート回路を通過した信号から前記周波数差成
    分信号のみを抽出するバンドパスフィルタと、このバン
    ドパスフィルタにより抽出された前記周波数差成分信号
    レベルを検波するレベル検波回路とから成ることを特徴
    とする請求項1記載のSECAM判別回路
JP2231193A 1993-02-10 1993-02-10 Secam判別回路 Withdrawn JPH06237475A (ja)

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