JPH0787509A - カラーテレビ方式の自動判別回路 - Google Patents
カラーテレビ方式の自動判別回路Info
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- JPH0787509A JPH0787509A JP22593193A JP22593193A JPH0787509A JP H0787509 A JPH0787509 A JP H0787509A JP 22593193 A JP22593193 A JP 22593193A JP 22593193 A JP22593193 A JP 22593193A JP H0787509 A JPH0787509 A JP H0787509A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ＰＡＬ方式とＮＴＳＣ方式とを判別するカラ
ーテレビ方式の自動判別回路に関し、回路構成の簡略化
と外部要因による誤動作の防止を図ることを目的とす
る。 【構成】 入力複合映像信号のフィールド周波数を判別
するフィールド周波数判別回路系と、入力複合映像信号
がＰＡＬ方式の信号かＮＴＳＣ方式の信号かを判別する
ＰＡＬ／ＮＴＳＣ判別回路系とを備え、フィールド周波
数判別回路系は、入力複合映像信号から分離した垂直同
期信号をトリガとして鋸歯状波を発生し、この鋸歯状波
の振幅を比較回路で弁別することによってフィールド周
波数を判別し、ＰＡＬ／ＮＴＳＣ判別回路系は、入力複
合映像信号からバースト信号を抽出し、抽出したバース
ト信号を１水平期間遅延させ、遅延バースト信号と非遅
延バースト信号とを加算し、その加算結果からＰＡＬ／
ＮＴＳＣの判別を行う。
ーテレビ方式の自動判別回路に関し、回路構成の簡略化
と外部要因による誤動作の防止を図ることを目的とす
る。 【構成】 入力複合映像信号のフィールド周波数を判別
するフィールド周波数判別回路系と、入力複合映像信号
がＰＡＬ方式の信号かＮＴＳＣ方式の信号かを判別する
ＰＡＬ／ＮＴＳＣ判別回路系とを備え、フィールド周波
数判別回路系は、入力複合映像信号から分離した垂直同
期信号をトリガとして鋸歯状波を発生し、この鋸歯状波
の振幅を比較回路で弁別することによってフィールド周
波数を判別し、ＰＡＬ／ＮＴＳＣ判別回路系は、入力複
合映像信号からバースト信号を抽出し、抽出したバース
ト信号を１水平期間遅延させ、遅延バースト信号と非遅
延バースト信号とを加算し、その加算結果からＰＡＬ／
ＮＴＳＣの判別を行う。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、方式の異なる複数のカ
ラーテレビ信号の受信が可能なカラーテレビ受信機にお
けるカラーテレビ方式の自動判別回路に係り、とくにＰ
ＡＬ方式のカラーテレビ信号とＮＴＳＣ方式のカラーテ
レビ信号とを判別することのできるカラーテレビ方式の
自動判別回路に関する。
ラーテレビ信号の受信が可能なカラーテレビ受信機にお
けるカラーテレビ方式の自動判別回路に係り、とくにＰ
ＡＬ方式のカラーテレビ信号とＮＴＳＣ方式のカラーテ
レビ信号とを判別することのできるカラーテレビ方式の
自動判別回路に関する。
【０００２】
【従来の技術】図６は、入力されたカラーテレビ信号の
垂直同期信号の周波数を判別して色信号の復調に必要な
基準副搬送波の周波数を切り換えるためのフィールド周
波数判別回路である。
垂直同期信号の周波数を判別して色信号の復調に必要な
基準副搬送波の周波数を切り換えるためのフィールド周
波数判別回路である。
【０００３】同図において、同期分離回路３１は入力さ
れた複合映像信号ＣＰから垂直同期信号ＶＳを取り出
し、カウンタ回路３２にリセット信号として供給する。
カウンタ回路３２は垂直同期信号ＶＳによってリセット
され、リセット直後から次の垂直同期信号ＶＳでリセッ
トされるまでの間、波形整形回路３３で波形整形された
フライバックパルスＦＰのパルス数をカウントする。
れた複合映像信号ＣＰから垂直同期信号ＶＳを取り出
し、カウンタ回路３２にリセット信号として供給する。
カウンタ回路３２は垂直同期信号ＶＳによってリセット
され、リセット直後から次の垂直同期信号ＶＳでリセッ
トされるまでの間、波形整形回路３３で波形整形された
フライバックパルスＦＰのパルス数をカウントする。
【０００４】判別回路３４はカウンタ回路３２における
リセット直前のカウント値を取り込み、カウント値が２
４０〜２８７であれば入力された映像信号の垂直同期信
号ＶＳの周波数、すなわちフィールド周波数は６０Ｈｚ
であると判別して出力端子から２値論理でＨレベルの信
号を出力する。カウント値が２８８〜３４０であればフ
ィールド周波数は５０Ｈｚであると判別して出力端子か
ら２値論理でＬレベルの信号を出力する。
リセット直前のカウント値を取り込み、カウント値が２
４０〜２８７であれば入力された映像信号の垂直同期信
号ＶＳの周波数、すなわちフィールド周波数は６０Ｈｚ
であると判別して出力端子から２値論理でＨレベルの信
号を出力する。カウント値が２８８〜３４０であればフ
ィールド周波数は５０Ｈｚであると判別して出力端子か
ら２値論理でＬレベルの信号を出力する。
【０００５】判別回路３４の出力がＨレベルであれば、
フィールド周波数は６０Ｈｚであるので、ＮＴＳＣカラ
ーシステムを選択すべく色信号処理回路３５のスイッチ
３６を制御し、同時に２つの水晶振動子３７ａ，３７ｂ
の中から３.5８ＭＨｚ用の振動子をスイッチ３８で選択
する。
フィールド周波数は６０Ｈｚであるので、ＮＴＳＣカラ
ーシステムを選択すべく色信号処理回路３５のスイッチ
３６を制御し、同時に２つの水晶振動子３７ａ，３７ｂ
の中から３.5８ＭＨｚ用の振動子をスイッチ３８で選択
する。
【０００６】これに対し、判別回路３４の出力がＬレベ
ルであればフィールド周波数は５０Ｈｚであるので、Ｐ
ＡＬカラーシステムを選択すべく色信号処理回路３５の
スイッチ３６を制御し、同時に２つの水晶振動子３７
ａ，３７ｂの中から４.4３ＭＨｚ用の振動子をスイッチ
３８で選択する。
ルであればフィールド周波数は５０Ｈｚであるので、Ｐ
ＡＬカラーシステムを選択すべく色信号処理回路３５の
スイッチ３６を制御し、同時に２つの水晶振動子３７
ａ，３７ｂの中から４.4３ＭＨｚ用の振動子をスイッチ
３８で選択する。
【０００７】図７は、ＰＡＬ方式の信号とＮＴＳＣ方式
の信号とを判別する回路で、ＰＡＬ方式のバースト信号
が１水平期間（１Ｈ）毎に極性が反転していることに着
目して判別するように構成した回路である。同図におい
て、入力された映像信号のクロマ・バースト信号ＣＢは
バースト抽出回路４１でバースト信号のみが抽出されて
スイッチ回路４２に供給される。クロマ・バースト信号
ＣＢは複合映像信号に含まれる３〜４ＭＨｚ帯の信号、
すなわち搬送色信号とバースト信号とからなる信号から
直流分を除去した信号である。
の信号とを判別する回路で、ＰＡＬ方式のバースト信号
が１水平期間（１Ｈ）毎に極性が反転していることに着
目して判別するように構成した回路である。同図におい
て、入力された映像信号のクロマ・バースト信号ＣＢは
バースト抽出回路４１でバースト信号のみが抽出されて
スイッチ回路４２に供給される。クロマ・バースト信号
ＣＢは複合映像信号に含まれる３〜４ＭＨｚ帯の信号、
すなわち搬送色信号とバースト信号とからなる信号から
直流分を除去した信号である。
【０００８】スイッチ回路４２は、入力映像信号がＰＡ
Ｌ方式の信号の場合は、バースト信号ＢＳが１Ｈ毎に＋
１３５°，−１３５°と反転していることから、フライ
バックパルスＦＰで駆動されるフリップフロップ４３の
出力によって１Ｈ毎に切り換えられ、バースト信号ＢＳ
を直接または反転回路４４で反転した後に掛け算回路４
５に供給する。
Ｌ方式の信号の場合は、バースト信号ＢＳが１Ｈ毎に＋
１３５°，−１３５°と反転していることから、フライ
バックパルスＦＰで駆動されるフリップフロップ４３の
出力によって１Ｈ毎に切り換えられ、バースト信号ＢＳ
を直接または反転回路４４で反転した後に掛け算回路４
５に供給する。
【０００９】掛け算器４５はバースト信号ＢＳとサブキ
ャリアＳＣとを掛け算処理するもので、掛け算結果はバ
ースト信号ＢＳの位相およびフリップフロップ４３の出
力の位相との関係から図８に示すようになる。
ャリアＳＣとを掛け算処理するもので、掛け算結果はバ
ースト信号ＢＳの位相およびフリップフロップ４３の出
力の位相との関係から図８に示すようになる。
【００１０】すなわち、バースト信号ＢＳの反転位相と
フリップフロップ４３の出力位相とが合っている場合
は、図８(a) に示すように、掛け算器４５の出力は高く
なり、合っていない場合は、図８(b) に示すように、掛
け算器４５の出力は低くなる。
フリップフロップ４３の出力位相とが合っている場合
は、図８(a) に示すように、掛け算器４５の出力は高く
なり、合っていない場合は、図８(b) に示すように、掛
け算器４５の出力は低くなる。
【００１１】掛け算器４５の出力はコンデンサＣで平滑
され、互いに異なる基準電圧Ｖ１およびＶ２（Ｖ１＞Ｖ
２）を有する第１および第２の比較回路４６および４７
に入力される。基準電圧Ｖ１のレベルは、掛け算器４５
の出力がＬレベルの場合（位相が合っていない場合）に
フリップフロップ４３の動作が停止するように、またク
ロマアンプキラー（不図示）がオンとなるように選択し
てあり、これにより常にバースト反転とフリップフロッ
プ出力との位相が合うことになり、入力がＰＡＬ方式の
信号の場合は掛け算器４５の出力は常に高くなる。
され、互いに異なる基準電圧Ｖ１およびＶ２（Ｖ１＞Ｖ
２）を有する第１および第２の比較回路４６および４７
に入力される。基準電圧Ｖ１のレベルは、掛け算器４５
の出力がＬレベルの場合（位相が合っていない場合）に
フリップフロップ４３の動作が停止するように、またク
ロマアンプキラー（不図示）がオンとなるように選択し
てあり、これにより常にバースト反転とフリップフロッ
プ出力との位相が合うことになり、入力がＰＡＬ方式の
信号の場合は掛け算器４５の出力は常に高くなる。
【００１２】これに対し、入力映像信号がＮＴＳＣ方式
の信号の場合は、図８(c) に示すように、バースト位相
は固定でサブキャリア位相と直交しているため、掛け算
器４５の出力はゼロとなる。したがって、ＮＴＳＣ方式
の信号を受信する場合は、フリップフロップ４３は不要
となる。また、キラーの誤動作を防ぐためコンデンサＣ
と並列にスイッチ４８を設け、比較回路４７に基準電圧
Ｖ２を設け、スイッチ４８を閉じることにより比較回路
４７の出力はスイッチ４９を開いてフリップフロップ４
３のドライブパルスＦＰの入力を停止し、スイッチ５０
を開いてクロマアンプキラーへの入力を停止すると共
に、前述した色信号処理回路３５をＮＴＳＣ側に切り換
える。
の信号の場合は、図８(c) に示すように、バースト位相
は固定でサブキャリア位相と直交しているため、掛け算
器４５の出力はゼロとなる。したがって、ＮＴＳＣ方式
の信号を受信する場合は、フリップフロップ４３は不要
となる。また、キラーの誤動作を防ぐためコンデンサＣ
と並列にスイッチ４８を設け、比較回路４７に基準電圧
Ｖ２を設け、スイッチ４８を閉じることにより比較回路
４７の出力はスイッチ４９を開いてフリップフロップ４
３のドライブパルスＦＰの入力を停止し、スイッチ５０
を開いてクロマアンプキラーへの入力を停止すると共
に、前述した色信号処理回路３５をＮＴＳＣ側に切り換
える。
【００１３】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の技術に
おいて、図６に示すフィールド周波数判別回路は、１垂
直期間で水平同期パルスをカウントし、そのカウント値
によってフィールド周波数の判別を行っているが、回路
構成上複雑であり、ノイズによってカウントミスが生じ
るという不都合があった。
おいて、図６に示すフィールド周波数判別回路は、１垂
直期間で水平同期パルスをカウントし、そのカウント値
によってフィールド周波数の判別を行っているが、回路
構成上複雑であり、ノイズによってカウントミスが生じ
るという不都合があった。
【００１４】また、図７に示すＰＡＬ／ＮＴＳＣ方式判
別回路は、フリップフロップ４３の出力およびサブキャ
リア発振出力を利用してバースト信号を位相検波し、バ
ースト信号の反転または非反転を検出しているが、回路
規模が複雑であり、バースト信号とサブキャリア発振周
波数とが異なると誤動作しやすい傾向にあった。
別回路は、フリップフロップ４３の出力およびサブキャ
リア発振出力を利用してバースト信号を位相検波し、バ
ースト信号の反転または非反転を検出しているが、回路
規模が複雑であり、バースト信号とサブキャリア発振周
波数とが異なると誤動作しやすい傾向にあった。
【００１５】そこで、本発明は回路構成の簡略化と外部
要因による誤動作の防止を図ることの出来るカラーテレ
ビ方式の自動判別回路を提供することを目的とする。
要因による誤動作の防止を図ることの出来るカラーテレ
ビ方式の自動判別回路を提供することを目的とする。
【００１６】
【課題を解決するための手段】本発明によるカラーテレ
ビ方式の自動判別回路は、入力複合映像信号のフィール
ド周波数を判別するフィールド周波数判別回路系と、入
力複合映像信号がＰＡＬ方式の信号かＮＴＳＣ方式の信
号かを判別するＰＡＬ／ＮＴＳＣ判別回路系とを備え、
フィールド周波数判別回路系は、入力複合映像信号の垂
直同期信号をトリガとして鋸歯状波を発生する鋸歯状波
発生回路と、発生した鋸歯状波の振幅を弁別する比較回
路と、比較回路の出力を平滑するフィルタ回路とからな
り、ＰＡＬ／ＮＴＳＣ判別回路系は、入力複合映像信号
の水平同期信号からゲートパルスを生成するゲートパル
ス発生回路と、ゲートパルスによって入力複合映像信号
のクロマ・バースト信号からバースト信号を抽出するバ
ースト抽出回路と、抽出したバースト信号を１水平期間
遅延させる１Ｈ遅延回路と、遅延バースト信号および非
遅延バースト信号を加算する加算回路と、加算回路の出
力を整流しピーク値を保持するピークホールド回路とか
らなり、フィールド周波数判別回路系の出力およびＰＡ
Ｌ／ＮＴＳＣ判別回路系の出力に基づいて入力複合映像
信号のカラーテレビ方式を判別するように構成する。
ビ方式の自動判別回路は、入力複合映像信号のフィール
ド周波数を判別するフィールド周波数判別回路系と、入
力複合映像信号がＰＡＬ方式の信号かＮＴＳＣ方式の信
号かを判別するＰＡＬ／ＮＴＳＣ判別回路系とを備え、
フィールド周波数判別回路系は、入力複合映像信号の垂
直同期信号をトリガとして鋸歯状波を発生する鋸歯状波
発生回路と、発生した鋸歯状波の振幅を弁別する比較回
路と、比較回路の出力を平滑するフィルタ回路とからな
り、ＰＡＬ／ＮＴＳＣ判別回路系は、入力複合映像信号
の水平同期信号からゲートパルスを生成するゲートパル
ス発生回路と、ゲートパルスによって入力複合映像信号
のクロマ・バースト信号からバースト信号を抽出するバ
ースト抽出回路と、抽出したバースト信号を１水平期間
遅延させる１Ｈ遅延回路と、遅延バースト信号および非
遅延バースト信号を加算する加算回路と、加算回路の出
力を整流しピーク値を保持するピークホールド回路とか
らなり、フィールド周波数判別回路系の出力およびＰＡ
Ｌ／ＮＴＳＣ判別回路系の出力に基づいて入力複合映像
信号のカラーテレビ方式を判別するように構成する。
【００１７】
【作用】本実施例の構成によれば、入力複合映像信号か
ら分離した垂直同期信号をトリガとして鋸歯状波を発生
させ、その振幅がフィールド周波数が５０Ｈｚの場合と
６０Ｈｚの場合とで異なることを利用し、所定の閾値レ
ベルを有する比較回路で弁別してフィールド周波数を判
別する。
ら分離した垂直同期信号をトリガとして鋸歯状波を発生
させ、その振幅がフィールド周波数が５０Ｈｚの場合と
６０Ｈｚの場合とで異なることを利用し、所定の閾値レ
ベルを有する比較回路で弁別してフィールド周波数を判
別する。
【００１８】ＰＡＬ方式の信号とＮＴＳＣ方式の信号に
ついては、入力複合映像信号からバースト信号を抽出
し、１水平周期に対してＰＡＬ方式の信号およびＮＴＳ
Ｃ方式の信号は各々 1／4 および 1／2 のオフセットが
あることを利用し、１水平周期遅延したバースト信号と
非遅延バースト信号とを加算することによってＮＴＳＣ
方式の信号はゼロ出力となり、ＰＡＬ方式の信号はある
一定の出力が得られることから、ＰＡＬ／ＮＴＳＣ方式
の判別を行う。
ついては、入力複合映像信号からバースト信号を抽出
し、１水平周期に対してＰＡＬ方式の信号およびＮＴＳ
Ｃ方式の信号は各々 1／4 および 1／2 のオフセットが
あることを利用し、１水平周期遅延したバースト信号と
非遅延バースト信号とを加算することによってＮＴＳＣ
方式の信号はゼロ出力となり、ＰＡＬ方式の信号はある
一定の出力が得られることから、ＰＡＬ／ＮＴＳＣ方式
の判別を行う。
【００１９】
【実施例】図１は、本発明によるカラーテレビ方式の自
動判別回路の一実施例を示すブロック図である。本実施
例は、ＰＡＬ方式でフィールド周波数５０ＨｚのＰＡＬ
−Ｎ方式と、ＰＡＬ方式でフィールド周波数６０Ｈｚの
ＰＡＬ−Ｍ方式と、ＮＴＳＣ方式（フィールド周波数６
０Ｈｚ）の３種類のカラーテレビ方式を自動的に判別す
るように構成されている。
動判別回路の一実施例を示すブロック図である。本実施
例は、ＰＡＬ方式でフィールド周波数５０ＨｚのＰＡＬ
−Ｎ方式と、ＰＡＬ方式でフィールド周波数６０Ｈｚの
ＰＡＬ−Ｍ方式と、ＮＴＳＣ方式（フィールド周波数６
０Ｈｚ）の３種類のカラーテレビ方式を自動的に判別す
るように構成されている。
【００２０】同図において、同期分離回路１は入力され
た映像信号ＣＰから垂直同期信号ＶＳと水平同期信号Ｈ
Ｓとを分離し、垂直同期信号ＶＳは波形整形回路２に、
水平同期信号ＨＳはゲートパルス発生回路３に、それぞ
れ供給する。
た映像信号ＣＰから垂直同期信号ＶＳと水平同期信号Ｈ
Ｓとを分離し、垂直同期信号ＶＳは波形整形回路２に、
水平同期信号ＨＳはゲートパルス発生回路３に、それぞ
れ供給する。
【００２１】波形整形回路２で波形整形された垂直同期
信号Ｓ１は、垂直同期信号Ｓ１の周波数、すなわちフィ
ールド周波数を判別するフィールド周波数判別回路系に
供給される。この回路系は、詳細構成を図２に示すよう
に、垂直同期信号Ｓ１をトリガ信号として鋸歯状波Ｓ２
を発生する鋸歯状波発生回路としてのランプジェネレー
タ４、鋸歯状波Ｓ２の電位が基準電圧を超えない範囲に
おいてはＨレベル、超えた場合はＬレベルを出力する比
較回路としてのオペアンプ構成のコンパレータ５、この
コンパレータ５の出力Ｓ３を積分および平滑するフィル
タ回路６、フィルタ回路６の出力Ｓ４を反転する反転バ
ッファ７で構成されている。
信号Ｓ１は、垂直同期信号Ｓ１の周波数、すなわちフィ
ールド周波数を判別するフィールド周波数判別回路系に
供給される。この回路系は、詳細構成を図２に示すよう
に、垂直同期信号Ｓ１をトリガ信号として鋸歯状波Ｓ２
を発生する鋸歯状波発生回路としてのランプジェネレー
タ４、鋸歯状波Ｓ２の電位が基準電圧を超えない範囲に
おいてはＨレベル、超えた場合はＬレベルを出力する比
較回路としてのオペアンプ構成のコンパレータ５、この
コンパレータ５の出力Ｓ３を積分および平滑するフィル
タ回路６、フィルタ回路６の出力Ｓ４を反転する反転バ
ッファ７で構成されている。
【００２２】これに対し、ゲートパルス発生回路３に入
力された水平同期信号ＨＳは、バースト信号の抜き取り
に適した位相およびパルス幅を有するゲートパルスＳ６
に変換され、入力映像信号がＰＡＬ方式の信号かＮＴＳ
Ｃ方式の信号かを判別するＰＡＬ／ＮＴＳＣ判別回路系
に供給される。
力された水平同期信号ＨＳは、バースト信号の抜き取り
に適した位相およびパルス幅を有するゲートパルスＳ６
に変換され、入力映像信号がＰＡＬ方式の信号かＮＴＳ
Ｃ方式の信号かを判別するＰＡＬ／ＮＴＳＣ判別回路系
に供給される。
【００２３】この回路系は、入力映像信号のクロマ・バ
ースト信号Ｓ５からゲートパルスＳ６によってバースト
信号Ｓ７のみを抽出するバースト抽出回路１０、抽出し
たバースト信号Ｓ７を増幅するバースト増幅回路１１、
増幅したバースト信号Ｓ８を１水平期間（１Ｈ）遅延す
る１Ｈ遅延回路１２、増幅したバースト信号Ｓ８と１Ｈ
遅延回路１２で遅延したバースト信号Ｓ９とを加算する
加算回路１３、加算回路１３の出力Ｓ１０を整流する整
流回路１４、整流回路１４のピーク値をホールドするピ
ークホールド回路１５および高入力インピーダンスのド
ライブ回路１６で構成されている。
ースト信号Ｓ５からゲートパルスＳ６によってバースト
信号Ｓ７のみを抽出するバースト抽出回路１０、抽出し
たバースト信号Ｓ７を増幅するバースト増幅回路１１、
増幅したバースト信号Ｓ８を１水平期間（１Ｈ）遅延す
る１Ｈ遅延回路１２、増幅したバースト信号Ｓ８と１Ｈ
遅延回路１２で遅延したバースト信号Ｓ９とを加算する
加算回路１３、加算回路１３の出力Ｓ１０を整流する整
流回路１４、整流回路１４のピーク値をホールドするピ
ークホールド回路１５および高入力インピーダンスのド
ライブ回路１６で構成されている。
【００２４】反転バッファ７の出力は、スイッチ回路２
０に制御信号として供給され、水晶振動子２１ａまたは
２１ｂの一方と水晶振動子２１ｃとのいずれかを選択
し、サブキャリア発振回路２２の発振周波数を規定する
水晶振動子として接続する。
０に制御信号として供給され、水晶振動子２１ａまたは
２１ｂの一方と水晶振動子２１ｃとのいずれかを選択
し、サブキャリア発振回路２２の発振周波数を規定する
水晶振動子として接続する。
【００２５】この場合、水晶振動子２１ａはＮＴＳＣ方
式のサブキャリア発振用として、水晶振動子２１ｂはＰ
ＡＬ−Ｍ方式のサブキャリア発振用として、水晶振動子
２１ｃはＰＡＬ−Ｎ方式のサブキャリア発振用として、
それぞれ使用される。
式のサブキャリア発振用として、水晶振動子２１ｂはＰ
ＡＬ−Ｍ方式のサブキャリア発振用として、水晶振動子
２１ｃはＰＡＬ−Ｎ方式のサブキャリア発振用として、
それぞれ使用される。
【００２６】ドライブ回路１６の出力は、クリスタルス
イッチ回路２３およびＰＡＬ／ＮＴＳＣシステムスイッ
チ回路２４に入力される。スイッチ回路２３は前述した
２つの水晶振動子２１ａ，２１ｂの一方を選択し、スイ
ッチ回路２４はクロマ信号処理用の集積回路のＰＡＬ／
ＮＴＳＣのシステムの切り換えを行う。
イッチ回路２３およびＰＡＬ／ＮＴＳＣシステムスイッ
チ回路２４に入力される。スイッチ回路２３は前述した
２つの水晶振動子２１ａ，２１ｂの一方を選択し、スイ
ッチ回路２４はクロマ信号処理用の集積回路のＰＡＬ／
ＮＴＳＣのシステムの切り換えを行う。
【００２７】次に、図３および図４に示す波形図を参照
しながら、図１および図２に示す本実施例のフィールド
周波数判別回路系の動作について説明する。なお、図３
に示す波形図は垂直同期信号が５０Ｈｚの場合の波形図
であり、図４に示す波形図は垂直同期信号が６０Ｈｚの
場合の波形図である。
しながら、図１および図２に示す本実施例のフィールド
周波数判別回路系の動作について説明する。なお、図３
に示す波形図は垂直同期信号が５０Ｈｚの場合の波形図
であり、図４に示す波形図は垂直同期信号が６０Ｈｚの
場合の波形図である。
【００２８】図１において、波形整形回路２で波形整形
された垂直同期信号Ｓ１は、次段のランプジェネレータ
４にトリガ信号として入力される。ランプジェネレータ
４はトリガ信号としての垂直同期信号Ｓ１によりリセッ
トされ、トリガパルスの直後から立ち上がる鋸歯状波Ｓ
２を発生する。この場合、垂直同期信号Ｓ１の周期は５
０Ｈｚの場合は２０msecであり、６０Ｈｚの場合は１6.
６msecである。
された垂直同期信号Ｓ１は、次段のランプジェネレータ
４にトリガ信号として入力される。ランプジェネレータ
４はトリガ信号としての垂直同期信号Ｓ１によりリセッ
トされ、トリガパルスの直後から立ち上がる鋸歯状波Ｓ
２を発生する。この場合、垂直同期信号Ｓ１の周期は５
０Ｈｚの場合は２０msecであり、６０Ｈｚの場合は１6.
６msecである。
【００２９】鋸歯状波Ｓ２はオペアンプ構成のコンパレ
ータ５の反転端子に入力され、コンパレータ５の非反転
端子に入力されている基準電位Ｅthと比較される。基準
電位Ｅthの値は、鋸歯状波Ｓ２の５０Ｈｚのときの最大
振幅値と６０Ｈｚのときの最大振幅値との中間値に相当
する値に設定されている。そして、コンパレータ５は鋸
歯状波Ｓ２の電位が基準電位Ｅthを超えない範囲におい
ては出力Ｓ３がＨレベルとなり、超えた場合はＬレベル
となるように構成されている。
ータ５の反転端子に入力され、コンパレータ５の非反転
端子に入力されている基準電位Ｅthと比較される。基準
電位Ｅthの値は、鋸歯状波Ｓ２の５０Ｈｚのときの最大
振幅値と６０Ｈｚのときの最大振幅値との中間値に相当
する値に設定されている。そして、コンパレータ５は鋸
歯状波Ｓ２の電位が基準電位Ｅthを超えない範囲におい
ては出力Ｓ３がＨレベルとなり、超えた場合はＬレベル
となるように構成されている。
【００３０】したがって、コンパレータ５の出力Ｓ３
は、垂直同期信号Ｓ１の周波数が５０Ｈｚの場合は、鋸
歯状波Ｓ２がトリガ信号の直前で基準電位Ｅthを超える
ため、超えた期間のみＬレベルとなるパルス信号とな
り、垂直同期信号Ｓ１の周波数が６０Ｈｚの場合は、鋸
歯状波Ｓ２が基準電位Ｅthを超えることがないため、所
定のレベルを有する直流信号となる。
は、垂直同期信号Ｓ１の周波数が５０Ｈｚの場合は、鋸
歯状波Ｓ２がトリガ信号の直前で基準電位Ｅthを超える
ため、超えた期間のみＬレベルとなるパルス信号とな
り、垂直同期信号Ｓ１の周波数が６０Ｈｚの場合は、鋸
歯状波Ｓ２が基準電位Ｅthを超えることがないため、所
定のレベルを有する直流信号となる。
【００３１】次いで、コンパレータ５の出力Ｓ３はフィ
ルタ回路６で積分および平滑され、その出力Ｓ４は反転
バッファ７で反転されてスイッチ回路２０に制御信号と
して供給される。
ルタ回路６で積分および平滑され、その出力Ｓ４は反転
バッファ７で反転されてスイッチ回路２０に制御信号と
して供給される。
【００３２】この結果、反転バッファ７の出力は、フィ
ールド周波数が５０Ｈｚの場合はフィルタ回路６の出力
Ｓ４が階段状に増加する直流信号となるため、出力Ｓ４
が反転されたＬレベルの信号となり、６０Ｈｚの場合は
フィルタ回路６の出力Ｓ４がゼロレベルの直流信号とな
るため、それが反転されたＨレベルの信号となる。
ールド周波数が５０Ｈｚの場合はフィルタ回路６の出力
Ｓ４が階段状に増加する直流信号となるため、出力Ｓ４
が反転されたＬレベルの信号となり、６０Ｈｚの場合は
フィルタ回路６の出力Ｓ４がゼロレベルの直流信号とな
るため、それが反転されたＨレベルの信号となる。
【００３３】スイッチ回路２０は反転バッファ７の出力
によってフィールド周波数５０Ｈｚの場合はＰＡＬ−Ｎ
方式用の水晶振動子２１ｃを選択し、フィールド周波数
６０Ｈｚの場合はＮＴＳＣ方式の水晶振動子２１ａまた
はＰＡＬ−Ｍ方式の水晶振動子２１ｂを選択する。
によってフィールド周波数５０Ｈｚの場合はＰＡＬ−Ｎ
方式用の水晶振動子２１ｃを選択し、フィールド周波数
６０Ｈｚの場合はＮＴＳＣ方式の水晶振動子２１ａまた
はＰＡＬ−Ｍ方式の水晶振動子２１ｂを選択する。
【００３４】次に、図５に示す波形図を参照しながら、
図１に示す本実施例のＰＡＬ／ＮＴＳＣ判別回路系の動
作について説明する。図１において、クロマ・バースト
信号Ｓ５は、ゲートパルス発生回路３からのゲートパル
スＳ６によってバースト抽出回路１０でバースト信号Ｓ
７のみが抽出される。ゲートパルスＳ６はバースト信号
の抜き取りに適した位相およびパルス幅を有している。
図１に示す本実施例のＰＡＬ／ＮＴＳＣ判別回路系の動
作について説明する。図１において、クロマ・バースト
信号Ｓ５は、ゲートパルス発生回路３からのゲートパル
スＳ６によってバースト抽出回路１０でバースト信号Ｓ
７のみが抽出される。ゲートパルスＳ６はバースト信号
の抜き取りに適した位相およびパルス幅を有している。
【００３５】バースト増幅回路１１で増幅されたバース
ト信号Ｓ８は、１Ｈ遅延回路１２で遅延される。遅延時
間は加算回路１３で遅延信号Ｓ９と非遅延信号Ｓ８とを
加算した加算出力Ｓ１０が、ＮＴＳＣ方式の信号を受信
した場合、図５(e) に示すようにゼロとなるように設定
する。このように設定すると、ＰＡＬ−Ｍ方式の信号を
受信した場合は、オフセットが 1／4 であることから加
算回路１３の出力Ｓ１０は、図５(f) に示すようにゼロ
とならない。
ト信号Ｓ８は、１Ｈ遅延回路１２で遅延される。遅延時
間は加算回路１３で遅延信号Ｓ９と非遅延信号Ｓ８とを
加算した加算出力Ｓ１０が、ＮＴＳＣ方式の信号を受信
した場合、図５(e) に示すようにゼロとなるように設定
する。このように設定すると、ＰＡＬ−Ｍ方式の信号を
受信した場合は、オフセットが 1／4 であることから加
算回路１３の出力Ｓ１０は、図５(f) に示すようにゼロ
とならない。
【００３６】したがって、整流回路１４で加算出力Ｓ１
０を整流し、ピークホールド回路１５で１フィールド程
度保持しておけば、ノイズ等による誤動作を防止するこ
とができ、ドライブ回路１６の出力はＮＴＳＣ方式の信
号を受信した場合はゼロとなり、ＰＡＬ方式の信号を受
信した場合は所定のレベルの信号となる。
０を整流し、ピークホールド回路１５で１フィールド程
度保持しておけば、ノイズ等による誤動作を防止するこ
とができ、ドライブ回路１６の出力はＮＴＳＣ方式の信
号を受信した場合はゼロとなり、ＰＡＬ方式の信号を受
信した場合は所定のレベルの信号となる。
【００３７】こうして、この回路系ではドライブ回路１
６の出力がゼロの場合はＮＴＳＣ方式の信号と判別し、
ゼロでない場合はＰＡＬ−Ｍ方式の信号と判別し、スイ
ッチ回路２３を切り換えて水晶振動子２１ａまたは２１
ｂを選択し、同時にクロマ信号処理用の集積回路のＰＡ
Ｌ／ＮＴＳＣのシステムスイッチ回路２４を切り換え
る。
６の出力がゼロの場合はＮＴＳＣ方式の信号と判別し、
ゼロでない場合はＰＡＬ−Ｍ方式の信号と判別し、スイ
ッチ回路２３を切り換えて水晶振動子２１ａまたは２１
ｂを選択し、同時にクロマ信号処理用の集積回路のＰＡ
Ｌ／ＮＴＳＣのシステムスイッチ回路２４を切り換え
る。
【００３８】
【発明の効果】本発明によれば、フィールド周波数の判
別については、垂直同期信号をトリガとして鋸歯状波を
発生させ、鋸歯状波の振幅レベルがフィールド周波数に
よって異なることを利用して判別するようにしたので、
従来のようなカウントミスによる誤判別を防止すること
が可能となった。
別については、垂直同期信号をトリガとして鋸歯状波を
発生させ、鋸歯状波の振幅レベルがフィールド周波数に
よって異なることを利用して判別するようにしたので、
従来のようなカウントミスによる誤判別を防止すること
が可能となった。
【００３９】また、ＰＡＬ／ＮＴＳＣ方式の判別につい
ては、１水平周期遅延させた遅延バースト信号と非遅延
バースト信号との加算結果が、ＰＡＬ方式とＮＴＳＣ方
式とで異なることを利用して判別するようにしたので、
遅延回路と加算回路とで構成することができ、回路構成
の簡略化を図ることが可能となった。
ては、１水平周期遅延させた遅延バースト信号と非遅延
バースト信号との加算結果が、ＰＡＬ方式とＮＴＳＣ方
式とで異なることを利用して判別するようにしたので、
遅延回路と加算回路とで構成することができ、回路構成
の簡略化を図ることが可能となった。
【図１】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図２】図１に示すフィールド周波数判別回路系の概略
的構成図である。
的構成図である。
【図３】フィールド周波数５０Ｈｚのときのフィールド
周波数判別回路系の動作を説明する波形図である。
周波数判別回路系の動作を説明する波形図である。
【図４】フィールド周波数６０Ｈｚのときのフィールド
周波数判別回路系の動作を説明する波形図である。
周波数判別回路系の動作を説明する波形図である。
【図５】図１に示すＰＡＬ／ＮＴＳＣ判別回路系の動作
を説明する波形図である。
を説明する波形図である。
【図６】従来のフィールド周波数判別回路のブロック図
である。
である。
【図７】従来のＰＡＬ／ＮＴＳＣ判別回路のブロック図
である。
である。
【図８】図７に示す掛け算回路の動作を説明するための
図である。
図である。
１ 同期分離回路 ２ 波形整形回路 ３ ゲートパルス発生回路 ４ ランプジェネレータ（鋸歯状波発生回路） ５ コンパレータ（比較回路） ６ フィルタ回路 ７ 反転バッファ １０ バースト抽出回路 １１ バースト増幅回路 １２ １水平期間遅延回路 １３ 加算回路 １４ 整流回路 １５ ピークホールド回路 １６ ドライブ回路 ２０ スイッチ回路 ２１ａ，２１ｂ，２１ｃ 水晶振動子 ２２ サブキャリア発振回路 ２３ クリスタルスイッチ回路 ２４ ＰＡＬ／ＮＴＳＣシステムスイッチ回路
Claims (2)
- 【請求項１】 入力複合映像信号のフィールド周波数を
判別するフィールド周波数判別回路系と、前記入力複合
映像信号がＰＡＬ方式の信号かＮＴＳＣ方式の信号かを
判別するＰＡＬ／ＮＴＳＣ判別回路系とを備え、 前記フィールド周波数判別回路系は、前記入力複合映像
信号の垂直同期信号をトリガとして鋸歯状波を発生する
鋸歯状波発生回路と、前記発生した鋸歯状波の振幅を弁
別する比較回路と、前記比較回路の出力を平滑するフィ
ルタ回路とからなり、 前記ＰＡＬ／ＮＴＳＣ判別回路系は、前記入力複合映像
信号の水平同期信号からゲートパルスを生成するゲート
パルス発生回路と、前記ゲートパルスによって前記入力
複合映像信号のクロマ・バースト信号からバースト信号
を抽出するバースト抽出回路と、前記抽出したバースト
信号を１水平期間遅延させる１Ｈ遅延回路と、遅延バー
スト信号および非遅延バースト信号を加算する加算回路
と、前記加算回路の出力を整流しピーク値を保持するピ
ークホールド回路とからなり、 前記フィールド周波数判別回路系の出力および前記ＰＡ
Ｌ／ＮＴＳＣ判別回路系の出力に基づいて前記入力複合
映像信号のカラーテレビ方式を判別することを特徴とす
るカラーテレビ方式の自動判別回路。 - 【請求項２】 前記フィールド周波数判別回路系の出力
および前記ＰＡＬ／ＮＴＳＣ判別回路系の出力に基づい
て、各カラーテレビ方式毎に設置したサブキャリア発振
用水晶振動子を選択することを特徴とする請求項１記載
のカラーテレビ方式の自動判別回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22593193A JPH0787509A (ja) | 1993-09-10 | 1993-09-10 | カラーテレビ方式の自動判別回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22593193A JPH0787509A (ja) | 1993-09-10 | 1993-09-10 | カラーテレビ方式の自動判別回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0787509A true JPH0787509A (ja) | 1995-03-31 |
Family
ID=16837144
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22593193A Pending JPH0787509A (ja) | 1993-09-10 | 1993-09-10 | カラーテレビ方式の自動判別回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0787509A (ja) |
-
1993
- 1993-09-10 JP JP22593193A patent/JPH0787509A/ja active Pending
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