JP2998433B2 - 色信号処理回路 - Google Patents

色信号処理回路

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はデジタル画像信号処理装
置で用いられる色信号処理回路に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、搬送色信号をデジタル処理する
場合、カラーサブキャリア周波数の4倍の周波数(4f
sc)で標本化された搬送色信号のデータ系列は、R−
Y,B−Y,(R−Y)反転,(B−Y)反転となる。
この搬送色信号をデジタル処理に有効なR−Y,B−Y
の信号系列に変換するためには、データ系列のR−Y,
B−Y,(R−Y)反転,(B−Y)反転の位相を正確
に検出するための回路と、(R−Y)反転,(B−Y)
反転の信号を符号反転するための回路を必要とする。こ
れらの回路は、例えば特開平1−318489号公報等
にも記されている。この文献において、搬送色信号の位
相の検出は、バーストフラグ期間における搬送色信号の
データを利用して行なっている。
【0003】図3は従来の一例を説明するための搬送色
信号の波形図である。図3に示すように、ここではバー
ストフラグ期間における色差成分を示し、図中の黒丸が
その時点におけるサンプリングされたデータである。こ
の図3中でバースト期間においては、0の時にR−Yま
たは(R−Y)反転をとり、+の時に(B−Y)反転、
−の時にB−Yの値になることがわかる。
【0004】図4は従来の一例を示す色信号処理回路の
ブロック図である。図4に示すように、従来の位相検出
機能を備えた色信号処理回路は、前述した図3中のデー
タで0から+、+から0へ変化する点に対応するデータ
がそれぞれ(R−Y)反転,(B−Y)反転となること
を利用して構成された回路である。入力端子INより入
力した画像信号は、色副搬送波の4倍の標本化周波数に
よりA/D変換器1でデジタル信号に変換される。この
変換されたデジタル信号はバンドパスフィルタ(BP
F)2により色差成分を取り出し、遅延補償回路3と判
別信号発生部10のバースト検出器11とへ入力され
る。このバースト検出器11は、バーストゲートパルス
信号に応じて、その期間だけBPF2より入力する色差
信号を抜き取る。バースト検出器11より出力されるデ
ータの系列は、前述した図3のデータ系列に対応する。
【0005】次に、微分回路12はハイパスフィルタで
構成される回路であり、バースト検出器11からのデー
タが+から0へ変化する部分(下向きの傾斜情報)を検
出する。また、微分回路14も同じくハイパスフィルタ
で構成される回路であり、バースト検出器11からのデ
ータを1サイクル遅延回路13で遅延したデータを入力
され、−から0へ変化する部分(上向きの傾斜情報)を
検出する。それぞれの傾斜情報は、前述したように、
(R−Y)反転,(B−Y)反転に対応し、マイナス成
分の時に出力されるので、データ系列変換回路4はその
信号に応じて遅延補償回路3からのデータを反転して出
力端子OUTに出力する。従って、データ系列変換回路
4より出力される信号は、R−Y,B−Y,(R−Y)
反転,(B−Y)反転の並びで出力される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の色信号
処理回路は、(R−Y)反転および(B−Y)反転それ
ぞれの検出のために、ハイパスフィルタ2を2回路必要
とし、その回路の遅延に応じるために、遅延補償回路を
必要とするという欠点がある。また、傾斜情報が出力さ
れるのはバーストフラグ時のみであり、データ系列変換
回路において傾斜情報の位相の保持回路も必要であると
いう欠点がある。
【0007】更に、画像のデジタル信号処理において
は、(R−Y)および(B−Y)を分けて処理すること
が多いが、それを実現するためには、(R−Y)および
(B−Y)の信号判別回路を新たに設ける必要があり、
回路の規模が増大するという欠点がある。
【0008】本発明の目的は、かかる回路を簡略化し、
正確な系列変換を実現できる色信号処理回路を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の色信号処理回路
は、色副搬送波の周波数を4倍した周波数で標本化され
るNTSCデジタル信号の処理回路において、色差成分
のデータのプラス成分を検出するための比較器およびバ
ーストゲートパルス期間中に前記比較器の出力をバース
トピーク検出信号として取り出すゲート手段を備えた位
相検出器と、前記バーストピーク検出信号により初期設
定され且つ4倍の標本化周波数をカウントして前記色差
成分の系列をそれぞれ特定するための第1および第2の
色差系列認識信号を出力するカウンタと、前記第1の
差系列認識信号により前記色差成分中の(R−Y)反転
および(B−Y)反転の信号を反転して正転のみの系列
に変換する正反転回路および前記正反転回路から出力さ
れる(R−Y)および(B−Y)を前記第2の色差系列
認識信号によりそれぞれ保持する第1,第2のラッチ手
段を備えた色差信号出力回路とを有し、前記第1,第2
のラッチ手段から出力される前記(R−Y)および(B
−Y)の位相を合わせて出力するように構成される。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の一実施例を示す色信号処理回路の
ブロック図であり、図2は図1に示す回路各部の信号の
タイミング図である。
【0011】図1に示すように、本実施例は入力された
NTSCビデオ信号が4fscの標本化周波数でA/D
変換器1よりデジタル信号60に変換される。この時の
標本化周波数4fscは、前述した図3において、それ
ぞれの黒丸部分に対して正確に位相合せが行なわれた信
号である。このA/D変換器1より出力されるデジタル
信号60は、3.58MHzを中心周波数とするバンド
パスフィルタ(BPF)2へ入力される。このBPF2
では、色差成分のみが取り出され、(R−Y),(B−
Y),(R−Y)反転,(B−Y)反転の時系列データ
61として位相検出器30及び色差信号出力回路50に
供給される。
【0012】かかる位相検出器30は比較器31および
ゲート回路32で構成され、比較器31によって時系列
データ61と値“0”とが比較され、色差成分中のプラ
ス部分のみが取り出され、比較出力信号62となる。こ
の比較器出力62とバーストゲートパルス信号63はゲ
ート回路32によって論理積を取り、バーストゲートパ
ルス期間中のプラス成分を取り出し、バーストピーク検
出信号64としてカウンタ5へ出力する。尚、前述した
図3のバーストゲート期間におけるデータをみてもわか
るように、バーストゲートパルス期間中においては、色
差成分中のプラス信号は、(B−Y)反転のみである。
従って、図2のタイミング図に示すように、4fscの
サイクルにおいて、4回に1度だけゲート回路32から
のバーストピーク検出信号64がアクティブになる。
【0013】また、カウンタ5は入力されたバーストピ
ーク検出信号64をクリア信号として用いている。この
カウンタ5のクリア動作は同期式であり、バーストピー
ク検出信号64がアクティブになってから、次のサイク
ルに0へ設定される。また、このカウンタ5は2ビット
以上の2n のカウンタである。従って、バーストゲート
パルス期間中に(B−Y)反転に位相ロックさせた2f
scとfscを出力として得ることが出来る。このカウ
ンタ出力は、常に色差信号の時系列データの特定の範囲
に固定される。すなわち、図2のタイミングチャートで
明らかなように、カウンタ出力2fscはB−Y,(B
−Y)反転の時に“1”となり、fscは、(R−Y)
反転,(B−Y)反転の時に“1”となるので、色差成
分の系列を特定する色差系列認識信号として使用するこ
とができる。
【0014】次に、かかるカウンタ出力fscと2fs
cは共に色差信号出力回路50へ入力されるが、色差信
号出力回路50は正反転回路51と、ラッチ52,53
及びラッチ54とにより構成される。正反転回路51
は、fscが“1”の時にデータの反転を行なう。この
操作により、正反転回路51より出力される信号65
は、R−Y,B−Y,R−Y,B−Yの系列で順次出力
される。一方、カウンタ5より出力される信号2fsc
は、正反転回路51からの出力信号65の系列データよ
り、R−Y,B−Yをラッチ52,54でそれぞれラッ
チするためのクロックとして使用される。ラッチ52
は、2fscの立上がりエッヂによりR−Yのみを取り
込み、信号66とする。また、ラッチ54は、2fsc
の立ち下がりエッヂによりB−Yのみを取り込み、信号
68とする。更に、ラッチ53は、ラッチ52とラッチ
54との間に生じる遅延分を補正し、R−YとB−Yの
位相を揃える回路として機能する。これによって、プラ
ス成分のみのR−Y信号67とB−Y信号68とを出力
に得る事が出来る。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の色信号処
理回路は、デジタル化されたNTSC信号より取り出し
搬送色信号のバースト期間のプラス成分を検出し、それ
によって生成されるバーストに位相ロックしたfscと
2fscによって搬送色信号に含まれる色差成分の判別
を行なうことにより、バースト期間中における信号の傾
斜情報を検出するためのフィルタ回路を不要にするとと
もに、フィルタ回路により発生する遅延を補償するため
の回路も不要に出来、色差信号の系列認識の回路構成を
簡略化できるという効果がある。また、本発明はマイナ
スの色差成分を反転させるのみでなく、(R−Y)と
(B−Y)の色差成分の判別も同時に行なうため、簡単
な回路で正確な色差信号の系列変換を実現できるという
効果がある。
【0016】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す色信号処理回路のブロ
ック図である。
【図2】図1に示す回路各部の信号のタイミング図であ
る。
【図3】従来の一例を説明するためのバースト期間にお
ける搬送色信号の波形図である。
【図4】従来の一例を示す色信号処理回路のブロック図
である。
【符号の説明】
1 A/D変換回路 2 バンドパスフィルタ(BPF) 5 カウンタ 30 位相検出器 31 比較器 32 ゲート回路 50 色差信号出力回路 51 正反転回路 52〜54 ラッチ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 色副搬送波の周波数を4倍した周波数で
    標本化されるNTSCデジタル信号の処理回路におい
    、色差成分のデータのプラス成分を検出するための比
    較器およびバーストゲートパルス期間中に前記比較器の
    出力をバーストピーク検出信号として取り出すゲート手
    を備えた位相検出器と、前記バーストピーク検出信号
    により初期設定され且つ4倍の標本化周波数をカウント
    して前記色差成分の系列をそれぞれ特定するための第1
    および第2の色差系列認識信号を出力するカウンタと、
    前記第1の色差系列認識信号により前記色差成分中の
    (R−Y)反転および(B−Y)反転の信号を反転して
    正転のみの系列に変換する正反転回路および前記正反転
    回路から出力される(R−Y)および(B−Y)を前記
    第2の色差系列認識信号によりそれぞれ保持する第1,
    第2のラッチ手段を備えた色差信号出力回路とを有し、
    前記第1,第2のラッチ手段から出力される前記(R−
    Y)および(B−Y)の位相を合わせて出力することを
    特徴とする色信号処理回路。
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