JPH0722193Y2 - 洗浄装置 - Google Patents

洗浄装置

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JPH0722193Y2
JPH0722193Y2 JP1990044997U JP4499790U JPH0722193Y2 JP H0722193 Y2 JPH0722193 Y2 JP H0722193Y2 JP 1990044997 U JP1990044997 U JP 1990044997U JP 4499790 U JP4499790 U JP 4499790U JP H0722193 Y2 JPH0722193 Y2 JP H0722193Y2
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cleaning
cleaning tank
water
cleaned
tank
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伯男 深澤
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キッチンハウス株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は洗浄装置に関し、とくに食器類などの被洗浄
物の汚れを確実に洗い落とすことができる洗浄装置に関
する。
(従来の技術) 近時、被洗浄物である食器類を洗浄するための洗浄装置
の普及が著しい。このような洗浄装置においては、被洗
浄物の汚れを確実に、しかも能率よく洗い落とすことが
できることが要求される。
従来の洗浄装置は、通常シャワー式のものが用いられて
いた。つまり、密閉可能な洗浄タンクの周壁に複数のシ
ャワーノズルを設け、これらシャワーノズルから洗浄水
を噴出させることで、上記洗浄タンク内に収容された被
洗浄物を洗浄するようにしていた。
しかしながら、このようなシャワー式の洗浄装置による
と、洗浄タンク内にたくさんの被洗浄物を収容したり、
被洗浄物の収容状態などによってシャワーの当たり具合
が一定しなかったり、シャワーがほとんど当たらない部
分ができるなどするため、汚れを確実に落とすことがで
きないということがあった。
このような欠点を除去するために、満水式の洗浄装置が
考えられている。満水式の洗浄装置は洗浄タンク内に貯
えられた洗浄水に被洗浄物を浸漬するとともに、その洗
浄水を循環させることで上記洗浄タンク内の被洗浄物を
洗浄する。
このような洗浄装置によれば、被洗浄物が洗浄水に浸漬
された状態で洗浄されるから、シャワー式の洗浄装置に
比べて洗浄効果を上げることができる。
しかしながら、被洗浄物の設置状態などによっては洗浄
水が洗浄タンク内を一様に循環しないことがあるから、
被洗浄物の洗浄度合いにむらが生じるということがあ
る。また、洗浄水を循環させるだけでは、被洗浄物にし
つこく付着した汚れは落ちづらいため、洗浄が確実に行
えなかったり、洗浄時間を長く掛けなければ十分な洗浄
効果が得られない。さらに、洗浄タンクが深い場合など
には、洗浄タンクの上面開口から被洗浄物を出入れする
際に手を洗浄タンクの内底部まで伸ばさなければならな
いから、その作業性が悪いということもある。
(考案が解決しようとする課題) このように、従来の洗浄装置は、被洗浄物を短時間で確
実に洗浄することができないばかりか、洗浄タンクへの
被洗浄物の出入れがしづらいなどのことがあった。
この考案は上記事情にもとずきなされたもので、その目
的とするところは、洗浄タンク内に収容された被洗浄物
を短時間で確実に洗浄することができ、また被洗浄物の
出入れを容易に行うことができるようにした洗浄装置を
提供することにある。
[発明の構成] (考案が解決しようとする課題) 上記課題を解決するためにこの考案は、上面が開口した
洗浄タンクと、この洗浄タンク内に設けられ被洗浄物が
収容された収容体が載置されるテーブルと、このテーブ
ルの下面に上端が連結され上記洗浄タンクの底部を液密
な状態で回転自在かつ上下動自在に貫通したリフト軸を
有し、このリフト軸を介して上記テーブルを上下駆動す
るリフト機構と、上記テーブルを上記リフト軸とともに
回転駆動する回転駆動機構と、上記洗浄タンク内に被洗
浄物を浸漬するための洗浄水を供給する給水手段と、こ
の給水手段によって上記洗浄タンク内に貯えられた洗浄
水を循環させる循環手段と、上記洗浄タンク内の貯えら
れた洗浄水を適時に排出する排水手段とを具備したこと
を特徴とする。
このような構成によれば、被洗浄物はテーブルによって
洗浄タンク内で回転させられながら、上記洗浄タンク内
を循環する洗浄水で洗浄されるから、その洗浄が短時間
で確実に行われ、また被洗浄物を洗浄タンクに出入れす
る際にテーブルを上下動させることで、被洗浄物の出入
れがし易くなる。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図に示す洗浄装置は上面が開口した有底円筒状の洗
浄タンク1を備えている。この洗浄タンク1はシステム
キッチンの天板2に穿設された開口3の下側に多向して
配置されている。上記開口3から洗浄タンク1の上端縁
には口体4が落し込まれている。この口体4にはフラン
ジ4aが形成され、このフランジ4aは、上記天板2の開口
3の外周に形成された段部2aに係合させている。つま
り、洗浄装置はシステムキッチンに組み込まれるビルト
イン方式となっていて、上記洗浄タンク1の上面開口は
蓋体5によって開閉されるようになっている。
上記洗浄タンク1の底部にはリフト機構6が設けられて
いる。このリフト機構6は以下のごとく構成されてい
る。すなわち、第2図に示されるように洗浄タンク1の
底部中心部分には取付孔7が穿設されている。この取付
孔7には、内部に段部8が形成された第1のブッシュン
グ9が貫通されている。この第1のブッシュング9には
フランジ11が形成され、このフランジ11は上記洗浄タン
ク1の底部外面にシール材12を介して液密に接合固定さ
れている。第1のブッシュング9の内部には第2のブッ
シュング13が回転自在に挿入れさ、上記段部8に設けら
れたスラストベアリング10によって回転自在に支持され
ている。上記第2のブッシュング13の上部外周部には第
1のラジアルシール材14が設けられ、内周部には第2の
ラジアルシール材15が設けられている。第1のラジアル
シール材14は第2のブッシュング13と第1のブッシュン
グ9との間の液密を維持し、第2のラジアルシール材15
は第2のブッシュング13とこの第2のブッシュング13に
スライド自在に挿通されるリフト軸16との間の液密を維
持するようになっている。なお、上記第2のブッシュン
グ13の下部とリフト軸16との間および第1のブッシュン
グ9の下部と第2のブッシュング13との間にはそれぞれ
オイルレスのスラストブッシュ17が設けられている。
上記リフト軸16の洗浄タンク1内に突出した先端には板
状のテーブル18の中心部が連結固定されている。このテ
ーブル18の下面は、上記リフト軸16が下降限まで下降し
た状態で上記第2のブッシング13の上端面13aに所定の
接触抵抗で接触する。つまり、第2のブッシング13が後
述するごとく回転駆動されると、この回転に上記テーブ
ル18が連動する圧力(摩擦抵抗)で接触している。上記
テーブル18上には収容体としての下部籠体19が着脱自在
に載置固定され、この下部籠体19上には同じく収容体と
しての上部籠体21が着脱自在に積層されている。各籠体
19、21には被洗浄物である食器類22が収容される。
上記リフト軸16の下端には小径軸部23が設けられてい
る。この小径軸部23は可動体24の一端部に穿設された第
1の通孔25に回転自在に挿通されている。小径軸部23の
上記第1の通孔25の下面側に突出した部分には圧縮ばね
26が挿着されているとともに、その末端にはストッパ27
が固着されている。上記圧縮ばね26によってリフト軸16
は下降方向へ付勢され、それによってテーブル18と第2
のブッシング13の上端面13aとの圧接状態が維持されて
いる。
上記可動体24の他端側には第2の通孔28と第3の通孔29
とが穿設されている。第2の通孔28は第1のガイドロッ
ド31にスライド自在に挿通され、第3の通孔29は第2の
ガイドロッド32にスライド自在に挿通されている。各ガ
イドロッド31、32は洗浄装置の本体33を形成するベース
板33aに垂直に立設されている。第2のガイドロッド32
の上端部には第1のプーリ34が回転自在に設けられ、下
端部には第2のプーリ35が回転自在に設けられている。
また、上記ベース板33aの上記第2のガイドロッド32の
近くには駆動プーリ36を備えたブレーキ付きのリフト用
駆動源37が配設されている。上記駆動プーリ36には駆動
ワイヤ38の中途部がひと巻きされている。この駆動ワイ
ヤ38の一端側は上記第1のプーリ34に掛けられて上記可
動体24の上面に固定されている。また、駆動ワイヤ38の
他端側は上記第2のプーリ35に掛けられて上記可動体24
の下面に固定されている。したがって、上記リフト用駆
動源37が作動して駆動プーリ36が回転駆動されれば、そ
の回転方向に応じて駆動ワイヤ38が走行させられるか
ら、それに上記可動体24が連動する。
たとえば、駆動プーリ36が第2図に矢印で示される時計
方向に回転駆動されると、可動体24が同図に実線で示す
下降位置から鎖線で示す上昇位置へ駆動されるから、そ
の上昇に上記リフト軸16が連動する。リフト軸16が上昇
すれば、このリフト軸16の上端のテーブル18上に載置さ
れた下部籠体19と上部籠体21も上昇するから、洗浄タン
ク1内へ手を深く入れなくとも、上部籠体21の脱着を容
易に行うことができ、また下部籠体19への食器類22の出
入れも容易に行うことができる。また、リフト軸16が下
降限まで下降した状態においては、上記リフト用駆動源
37のブレーキが作動してリフト軸16が上昇方向へ移動す
るのを阻止している。それによって、上記テーブル18と
第2のブッシング13との接触圧が維持される。
上記第2のブッシング13の下端部には、第1図に示され
るように回転駆動機構41を構成する従動歯車42が嵌着固
定されている。この従動歯車42は回転駆動源43によって
回転駆動される駆動歯車44に噛合している。したがっ
て、上記回転駆動源43が作動して第2のブッシング13が
回転されれば、その回転に連動するテーブル18とともに
一対の籠体19、21も回転させられるようになっている。
このとき、上記リフト軸16もテーブル18と一体に回転す
る。
上記洗浄タンク1の周壁の上部には給水管45の一端が接
続されている。この給水管45の中途部には流れ方向を矢
印方向に向けた逆止弁46と第1の電磁弁47とが介装さ
れ、他端は図示しない洗浄水の給水源に接続されてい
る。洗浄タンク1の上記給水管45の一端よりもわずかに
上方の周壁にはオーバフロー管48の一端が接続されてい
る。上記給水管45から洗浄タンク1内へ供給される洗浄
水の水位が所定のレベルLに達すると、そのことが洗浄
タンク1内の上部に設けられた水位検知スイッチ49によ
って検知され、その検知信号で上記第1の電磁弁47が閉
じられて洗浄水の給水が停止されるようになっている。
上記第1の電磁弁47や水位検知スイッチ49などの故障に
よって洗浄水が所定のレベルLに達しても、上記第1の
電磁弁47が閉じない場合には、洗浄水は上記オーバフロ
ー管48から排出されるようになっている。
上記給水管45の第1の電磁弁47よりも流れ方向上流側の
箇所からはスプレー管51が分岐されている。このスプレ
ー管51は、上記洗浄タンク1の底部と、周壁の下部およ
び上部とにそれぞれ設けられたスプレーノズル52に接続
されている。底部と周壁の下部に設けられたスプレーノ
ズル52は噴出方向を上方に向けて配置され、周壁の上部
に設けられたスプレーノズル52は下方に向けて配置され
ている。上記スプレー管51には第2の電磁弁53が介装さ
れ、この第2の電磁弁53が開くことによって各スプレー
ノズル52から洗浄水が洗浄タンク1内へスプレーされる
ようになっている。
洗浄タンク1の底部の中心部から外れた箇所には下面側
に突出した凹部54が形成されている。この凹部54内には
汚物を除去するためのフィルタ55が交換可能に設けられ
ている。また、凹部54には、一端が循環ポンプ56の吸引
側に接続された第1の循環管57の他端が接続されてい
る。上記循環ポンプ56の吐出側には第2の循環管58の一
端が接続されている。この第2の循環管58の他端は上記
洗浄タンク1の周壁の中途部に設けられた気泡発生ノズ
ル59に接続されている。この気泡発生ノズル59は第3図
に示されるように中空管状のノズル本体61を有する。こ
のノズル本体61の一端側には、上記第2の循環管58が接
続される接続部62が形成されているとともに、この接続
部62から洗浄水が流入することで後述するように内部が
負圧となって外気を吸引するL字状の吸引短管63が接続
されている。この吸引短管63には第1図に示されるよう
に空気管64が上方に向かって接続されている。上記ノズ
ル本体61の外周面にはねじ部65が形成されている。この
ねじ部65には一対の押え部材66が螺合されている。そし
て、これら押え部材66はそれぞれシール材67を介して洗
浄タンク1の周壁を挟持している。それによって、気泡
発生ノズル59は上記周壁に液密に取付けられている。
上記ノズル本体61の内部には複数の第1のリング68と、
内周面に複数の突起69が突設された第2のリング70とが
交互に挿着されている。ノズル本体61の一端側に位置す
る第1のリング68の内周面には旋回ブレード71が設けら
れている。この旋回ブレード71によってノズル本体61内
に供給される洗浄水は旋回流となり、その旋回流の低圧
部により上記吸引短管63から外気が吸引されて多層状旋
回流となる。この多層状旋回流が上記第2のリング70の
内周面に設けられた突起69に衝突することで、キャビテ
ーションによる微小な気泡が発生する。このように発生
した微小気泡は水中でのエネルギと長い滞留時間もって
いるから、洗浄タンク1内に収容された洗浄水に充満す
ることになる。
上記凹部54には第1の排水管72の一端が接続されてい
る。この第1の排水管72の他端は排水ポンプ73の吸引側
に接続されている。この排水ポンプ73の吐出側には第2
の排水管74が接続されている。したがって、上記排水ポ
ンプ73が作動すれば、洗浄タンク1内に貯えられた洗浄
水が排水されるようになている。
なお、上記第1の排水管72には洗浄タンク1内の洗浄水
を手動で排水するために排水弁75が接続されている。ま
た、上記凹部54は洗浄タンク1の底部の他の部分よりも
低くなった箇所に形成されている。
上記洗浄タンク1の底部近傍には、洗浄タンク1内の洗
浄水が排水されてほとんどなくなったときに、そのこと
を検出する排水検知スイッチ76が設けられている。この
排水検知スイッチ76によって洗浄水が排水されたことが
検知されると、その検知信号によって上記第2の電磁弁
53が開放され、各スプレーノズル52から洗浄水がスプレ
ーされるようになっている。さらに上記洗浄タンク1の
底部には洗浄タンク1内に貯えられた洗浄水を温めるこ
とができるヒータ77が設けられている。このヒータ77
は、洗浄タンク1の周壁外面に設けられた温度センサー
78の検出信号によってオン−オフ制御される。それによ
って、洗浄タンク1内の洗浄水は一定温度に維持される
ようになっている。
上記構成の洗浄装置による食器類22の洗浄工程は、図示
しない制御装置に設定されたプログラムにもとずいて以
下に述べるように自動的に行うことができるようになっ
ている。
つぎに、上記洗浄装置によって食器類22を自動で洗浄す
る工程を説明する。まず、リフト機構6を作動させて下
部籠体19と上部籠体21とを上昇させたなら、各籠体19、
21に食器類22を収容する。食器類22を収容したならば、
再びリフト機構6を作動させて各籠体19、21を下降さ
せ、洗浄タンク1の上部開口を蓋体5によって閉塞す
る。
このようにして食器類22のセットが終了したならば、図
示しない制御装置の自動運転スタートスイッチをオンに
する。それによって、まず第1の電磁弁47が開放されて
吸水管45から洗浄水が洗浄タンク1内へ供給される。ま
た、洗浄水の供給が開始されてから所定時間経過する
と、ヒータ77への通電が開始され、洗浄水がたとえば50
〜55℃程度の温度に制御される。そして、洗浄タンク1
内における洗浄水が所定の水位に達し、そのことが水位
検知スイッチ49により検知されると、上記第1の電磁弁
47が閉じられて洗浄水の供給が停止される。それによっ
て、各籠体19、21に収容された食器類22が洗浄水に浸漬
されることになる。
洗浄水の供給が終了すると、回転駆動機構41の回転駆動
源43と、循環ポンプ56とが制御装置に設けられたタイマ
による設定時間にもとずいて作動する。回転駆動源43が
作動すると、その回転が駆動歯車44と被駆動歯車42とを
介して第2のブッシング13に伝達されるから、この上端
面13aに接触したテーブル18がリフト軸16とともに回転
する。それによって、上記テーブル18上に載置された下
部籠体19と上部籠体21も回転することになる。また、循
環ポンプ56が作動すると、洗浄タンク1内の洗浄水が第
1の循環管57から循環ポンプ56に吸引され、第2の循環
管58から気泡発生ノズル59を通って洗浄タンク1内へ流
出するという経路で循環させられる。
洗浄水が気泡発生ノズル59を通って洗浄タンク1内へ流
出するとき、ノズル59内に設けられた旋回ブレード71に
よってノズル本体61内に供給される洗浄水が旋回流とな
り、その旋回流の低圧部により吸引短管63から外気が吸
引されて多層状旋回流となる。この多層状旋回流が第2
のリング70の内周面に設けられた突起69に衝突すること
で、キャビテーションによる微小な気泡が発生し、洗浄
水とともに洗浄タンク1内へ噴出される。洗浄タンク1
内において、洗浄水に充満した微小気泡が食器類22の表
面に衝突して崩壊すると、気泡がもつキャビテーション
エネルギによって超音波振動が発生する。したがって、
その超音波振動による壊食作用で食器類22の表面に付着
した汚れが良好に除去されることになる。つまり、気泡
発生ノズル59で発生した気泡は、水中でのエネルギと長
い滞留時間をもっているから、洗浄水内に充満しやす
く、しかもし洗浄水が循環ポンプ56によって循環させら
れるとともに食器類22を収容した籠体19、21が回転させ
られることで、食器類22間の隙間にも確実に入り込み、
上記食器類22の表面全体に接触しやすい。そのため、食
器類22は、微小気泡により発生する超音波振動の壊食作
用で表面全体が良好に洗浄されることになる。
さらに、食器類22の汚れは微小気泡の崩壊による壊食作
用によって強制的に落とされるから、洗浄時間を十分に
短くすることができる。実験によると、従来のシャワー
式の場合には40分程度かかった食器類22の洗浄を、この
洗浄装置で行ったところ、15〜20分できれいに洗浄する
ことができた。つまり、ほぼ半分の洗浄時間で洗浄する
ことが可能となった。
上記タイマによる設定時間が終了すると、循環ポンプ56
の運転が停止される。ついで、排水ポンプ73が作動して
洗浄タンク1内の洗浄水が排出される。洗浄タンク1内
の洗浄水のレベルが所定以下に低下し、そのことが排水
検知スイッチ76によって検知されると、その検知信号で
第2の電磁弁53が開放される。それによって、洗浄水が
洗浄タンク1の底部と周壁の下部と上部とに設けられた
スプレーノズル52からスプレーされるから、各籠体19、
21に収容された食器類22がすすぎ洗いされることにな
る。
このようなすすぎ洗いが所定時間行われると、上記第2
の電磁弁53が閉じられるとともに、排水ポンプ73が停止
して全工程が終了する。全工程が終了したなら、蓋体5
を外してリフト機構6を手動で上昇させれば、各籠体1
9、21から洗浄された食器類22を取出すことができる。
その際、テーブル18が上昇しているから、上部籠体21は
下部籠体19上から容易に取外してその内部の食器類22を
取出すことができ、また下部籠体19内の食器類22も取出
し易い。つまり、洗浄タンク1が深くとも、テーブル18
を上昇させることで、その内部から洗浄された食器類22
を容易に取出すことができ、また同様に洗浄前の食器類
22を収容する作業も容易に行うことができる。
なお、この考案は上記一実施例に限定されず、種々変形
可能である。たとえば上記一実施例では気泡発生ノズル
は洗浄タンクの周壁に1つだけしか設けなかったが、複
数の気泡発生ノズルを周壁の周方向に所定間隔で設ける
ようにすれば、食器類の洗浄をさらに効率よく行うこと
が可能である。また、被洗浄物としては食器類以外のも
のであってもよい。
[考案の効果] 以上述べたようにこの考案は、上面が開口した洗浄タン
ク内に被洗浄物が収容された収容体が載置されるテーブ
ルを設け、このテーブルを回転駆動機構によって回転駆
動され、かつリフト機構によって上下駆動可能に設ける
一方、上記洗浄タンクに貯えられた洗浄水を循環させる
ことができるようにした。
したがって、収容体が載置されたテーブルを回転駆動さ
せながら洗浄水を循環させることで、収容体にたくさん
の被洗浄物が収容されていても、被洗浄物の表面全体に
洗浄水が接触し易くなるから、洗浄効果を高めることが
できる。さらに、上記洗浄タンクから被洗浄物を出入れ
する際に、リフト機構によってテーブルを上昇させて行
うようにすれば、洗浄タンクの内底部まで手を伸ばさず
にすむから、被洗浄物の出入れを容易に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示し、第1図は洗浄装置の
全体の構成の縦断面図、第2図はリフト機構と回転駆動
機構との部分の拡大断面図、第3図は気泡発生ノズルの
拡大断面図である。 1……洗浄タンク、6……リフト機構、18……テーブ
ル、19……下部籠体(収容体)、21……上部籠体、22…
…食器類(被洗浄物)、41……回転駆動機構、45……給
水管(給水手段)、47……第1の電磁弁(給水手段)、
56……循環ポンプ(循環手段)、57、58……循環管(循
環手段)、59……気泡発生ノズル、72、74……排水管
(排水手段)、73……排水ポンプ(排水手段)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面が開口した洗浄タンクと、この洗浄タ
    ンク内に設けられ被洗浄物が収容された収容体が載置さ
    れるテーブルと、このテーブルの下面に上端が連結され
    上記洗浄タンクの底部を液密な状態で回転自在かつ上下
    動自在に貫通したリフト軸を有し、このリフト軸を介し
    て上記テーブルを上下駆動するリフト機構と、上記テー
    ブルを上記リフト軸とともに回転駆動する回転駆動機構
    と、上記洗浄タンク内に被洗浄物を浸漬するための洗浄
    水を供給する給水手段と、この給水手段によって上記洗
    浄タンク内に貯えられた洗浄水を循環させる循環手段
    と、上記洗浄タンク内に貯えられた洗浄水を適時に排出
    する排水手段とを具備したことを特徴とする洗浄装置。
JP1990044997U 1990-04-26 1990-04-26 洗浄装置 Expired - Lifetime JPH0722193Y2 (ja)

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