JPH07221921A - 画像読取装置 - Google Patents

画像読取装置

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JPH07221921A
JPH07221921A JP2493994A JP2493994A JPH07221921A JP H07221921 A JPH07221921 A JP H07221921A JP 2493994 A JP2493994 A JP 2493994A JP 2493994 A JP2493994 A JP 2493994A JP H07221921 A JPH07221921 A JP H07221921A
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JP
Japan
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thin film
block
light receiving
film transistor
film transistors
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Pending
Application number
JP2493994A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Miyake
弘之 三宅
Akira Mihara
顕 三原
Tsutomu Abe
勉 安部
Koki Uetoko
弘毅 上床
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2493994A priority Critical patent/JPH07221921A/ja
Publication of JPH07221921A publication Critical patent/JPH07221921A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 TFT駆動型若しくは一括転送型の画像読取
装置において、画素密度が高密度になった場合において
も、共通信号線がゲート線の影響を受けることを防ぐこ
とができる画像読取装置の構造を得る。 【構成】 TFT駆動型若しくは一括転送型の画像読取
装置において、順次電荷転送用(ブロック毎の転送若し
くは各ブロックの同一位置毎の転送)の薄膜トランジス
タTMの配列ピッチを他の素子の配列ピッチより狭くす
ることにより、ブロック毎に空き領域(領域幅C)を形
成することにより、この空き領域にゲート線GM若しく
は共通電極線15を形成することができるので、ゲート
線と共通電極線との近接を防ぎ、共通電極線がゲート線
からのノイズを受けることを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、イメージスキャナやフ
ァクシミリ等における原稿画像の読み取りに使用される
画像読取装置に係り、特に画素が高密度に配置された画
像読取装置において、画像を読み取りに際して正確な読
み取りが可能な画像読取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】原稿等の画像を読み取る画像読取装置と
しては、例えば、原稿上の画像情報を受光素子アレイを
構成する多数の受光素子に1:1に投影させて電気信号
に変換する密着型イメージセンサが知られている。この
密着型イメージセンサには、画像を多数の画素に分割
し、各画素からの反射光により各受光素子で発生した電
荷を薄膜トランジスタ(TFT)を使用して特定のブロ
ック単位で配線容量に一時的に蓄積し、この蓄積電荷に
よる電位変化を電気信号として時系列的に順次読み出す
TFT駆動型がある。このTFT駆動型のイメージセン
サによれば、TFTの動作により受光素子アレイを複数
のブロックに分けて順次配線容量に転送した後に読み取
るので、単一の駆動用ICで読み取りが可能となり、受
光素子アレイを複数のブロック毎に各駆動用ICにより
読み取る方式に比較して駆動用ICの個数を少なくでき
るという利点がある。
【0003】TFT駆動型イメージセンサは、その等価
回路を図11に示すように、複数の受光素子1から成り
原稿幅と略同じ長さのライン状に配置した受光素子アレ
イ11と、各受光素子に1:1に対応する複数の第1の
薄膜トランジスタTTi,j(i=1〜N,j=1〜n)から
成る第1の薄膜トランジスタ群12と、各受光素子1に
1:1に対応する複数の第2の薄膜トランジスタTRi,j
(i=1〜N,j=1〜n)から成る第2の薄膜トランジ
スタ群13と、多層に形成されたマトリクス配線14と
から構成されている。
【0004】受光素子アレイ11は、N個のブロックの
受光素子群10に分割され、各受光素子1はフォトダイ
オードPと寄生容量Cにより等価的に表わすことができ
る。各受光素子1は各薄膜トランジスタTTi,j及び各薄
膜トランジスタTRi,jのドレイン電極にそれぞれ接続さ
れている。また、各薄膜トランジスタTRi,jのソース電
極は接地され、各薄膜トランジスタTTi,jのソース電極
は、マトリクス状配線14を介して各ブロックを構成す
る受光素子毎にn本の共通信号線15に接続され、各共
通信号線15は信号検出用IC16に接続されている。
【0005】各薄膜トランジスタTTi,jのゲート電極
は、ブロックを構成する各薄膜トランジスタが同時に導
通するようにブロック毎に、ゲートパルス発生回路17
にゲート線GTNを介して接続されている。従って、各受
光素子1で発生する光電荷は、受光素子1の寄生容量C
p、薄膜トランジスタTTi,jのドレイン・ゲート電極間
のオーバラップ容量及び薄膜トランジスタTRi,jのドレ
イン・ゲート電極間のオーバラップ容量に蓄積された
後、薄膜トランジスタTTi,jを電荷転送用のスイッチと
してブロック毎に順次共通信号線15の配線容量CLi
(i=1〜n)に転送蓄積される。
【0006】すなわち、ゲートパルス発生回路17に接
続されるゲート線GTi(i=1〜N)のうち、先ずゲー
ト線GT1にゲートパルスφGT1が印加され、第1の薄膜
トランジスタTT1,1〜薄膜トランジスタTT1,nをオンに
し、第1のブロックの各受光素子で発生した電荷が各配
線容量CLiに転送蓄積される。そして、各配線容量CLi
に蓄積された電荷により各共通信号線15の電位が変化
し、この電圧値を信号検出用IC16内のアナログスイ
ッチSWi(i=1〜n)(図示せず)を順次オンさせて
時系列的に出力線18に抽出して信号を読み取る。信号
読み取り後、ゲートパルス発生回路17に接続されるゲ
ート線GRi(i=1〜N)のうち、ゲート線GR1にゲー
トパルスφGR1が印加され、第2の薄膜トランジスタT
R1,1〜薄膜トランジスタTR1,nをオンにして第2の薄膜
トランジスタTRi,jのソース電極側をグランドレベルと
し、各受光素子の寄生容量と第1の薄膜トランジスタT
Ti,j及び第2の薄膜トランジスタTRi,jのドレイン、ゲ
ート電極間のオーバーラップ容量に残された残留電荷を
放電させる(リセット動作)。
【0007】同様にして、ゲートパルスφGR2〜ゲート
パルスφGRnにより、第2〜第Nのブロックの第1の薄
膜トランジスタTT2,1〜TT2,nからTTN,1〜TTN,nまで
がブロック毎にオンすることにより、ブロック毎に受光
素子側の電荷が転送され、順次読み出すことにより、原
稿の主走査方向の1ラインの画像を得た後に前記リセッ
ト動作を行ない、ローラ等の原稿送り手段(図示せず)
により原稿を副走査方向に移動させて前記動作を繰り返
し、原稿面全体の画像信号を得ることができ(特開平2
−265362)。
【0008】
【発明が解決しようとする問題点】上記構造の画像読取
装置においては、薄膜トランジスタTT及び薄膜トラン
ジスタTRを主走査方向に配設する場合、両者の個数は
同じであるので配列ピッチを同じにしている。従って、
各薄膜トランジスタが高密度に配置された場合、端部に
位置する共通信号線15aとゲート線GT1とが近接し、
前記共通信号線15aがゲート線GT1に印加される電圧
よるノイズの影響を受け、画像情報に忠実な電荷を読み
出すことに支障をきたすという問題点がある。
【0009】また、TFT駆動型イメージセンサには、
各画素における蓄積時間のずれによる読み取り位置のず
れを極力抑えるため、ブロック毎に転送する前に全画素
を一括して転送する方式のイメージセンサが提案されて
いる。この一括転送型イメージセンサは、図10に示す
ように、受光素子アレイ11、付加容量群22、リセッ
ト用の薄膜トランジスタ群23、一括転送用の薄膜トラ
ンジスタ群24、一時蓄積容量部群25、順次転送用の
薄膜トランジスタ群26を有している。図11と同一構
成をとる部分については同一符号を付している。
【0010】上記一括転送型イメージセンサによれば、
受光素子アレイ11の各受光素子に発生し付加容量22
等に蓄積された電荷は、一括転送用の薄膜トランジスタ
群24の各薄膜トランジスタTTが同時にオンすること
により、一時蓄積容量群25の各容量部に転送され、続
いて、順次転送用の薄膜トランジスタ群26の各薄膜ト
ランジスタTMがブロック毎にオンし、一時蓄積容量群
25に蓄積された電荷をブロック毎に配線容量CLi(i
=1〜n)に転送する。そして、各配線容量CLiに蓄積さ
れた電荷により各共通信号線15の電位が変化し、この
電圧値を信号検出用IC16により時系列的に出力線1
8に抽出して信号を読み取る。信号読み取り後は、各ブ
ロック毎の薄膜トランジスタTRのゲート線(図示せ
ず)にゲートパルスφGR1が印加され、第1のブロック
薄膜トランジスタTR1,1〜1,nがオンしてリセット動作
を行なう。そして、この動作がブロック毎に繰り返され
て1ラインの信号を得る。
【0011】上記のようなイメージセンサにおいても、
薄膜トランジスタTM、薄膜トランジスタTT、薄膜トラ
ンジスタTR、一時蓄積容量部CTを主走査方向に配設す
る場合、それぞれの個数は同じであるので配列ピッチを
同じにしている。従って、各薄膜トランジスタ等が高密
度に配置された場合、端部に位置する共通信号線15a
及び共通信号線15aに接続されるマトリクス配線14
aと、順次転送用の薄膜トランジスタTMのゲート線GM
Nとが近接し、前記共通信号線15aがゲート線GMNに
印加される電圧よるノイズの影響を受け、画像情報に忠
実な電荷を読み出すことに支障をきたすという問題点が
ある。
【0012】更に、一括転送型イメージセンサにおい
て、図9に示すように、一時蓄積容量部CTに一括転送
した電荷を各ブロックにおける同一位置の画素毎に配線
容量CLi(i=1〜N)に転送する方式も存在する。この
方式のイメージセンサによれば、各薄膜トランジスタ等
が高密度に配置された場合、共通信号線15と端部に位
置する特定のゲート線G1とが近接し、前記共通信号線
15がゲート線G1に印加される電圧によるノイズの影
響を受け、画像情報に忠実な電荷を読み出すことに支障
をきたすという問題点がある。
【0013】本発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、画素密度が高密度になった場合においても、共通信
号線がゲート線の影響を受けることを防ぐことができる
画像読取装置の構造を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するため請求項1の発明は、複数画素の受光素子を1
ブロックとし、複数ブロックを主走査方向にアレイ状に
配列した受光素子アレイと、前記各受光素子に接続し、
前記受光素子に発生した電荷をブロック毎に転送する第
1の薄膜トランジスタから成る第1のスイッチング素子
群と、前記各受光素子に接続し、転送動作後に受光素子
に残留する電荷をブロック毎に一定電位にリセットする
第2の薄膜トランジスタから成る第2のスイッチング素
子群と、前記各第1の薄膜トランジスタに接続し、転送
された電荷を保持する容量を有する配線から成る配線群
と、前記各配線にマトリクス状に接続し、1ブロックを
構成する受光素子の個数に対応する数の共通信号線を設
け、この共通信号線を介して前記電荷を画像信号として
時系列的に出力する信号検出用ICと、を具備する画像
読取装置において、次の構成を特徴としている。前記第
1の薄膜トランジスタ及び第2の薄膜トランジスタをア
レイ状に配置し、各ブロックにおける第1の薄膜トラン
ジスタの配列ピッチを第2の薄膜トランジスタの配列ピ
ッチより狭くし、各ブロック毎に空き領域を形成し、該
空き領域に第1の薄膜トランジスタのゲート線を配設す
る。
【0015】請求項2の発明は、複数画素の受光素子を
1ブロックとし、複数ブロックを主走査方向にアレイ状
に配列した受光素子アレイと、前記各受光素子に接続
し、前記受光素子に発生した電荷を全画素分同時に一括
転送する第1の薄膜トランジスタから成る第1のスイッ
チング素子群と、前記各受光素子に接続し、一括転送動
作後に受光素子に残留する電荷を全画素分同時に一定電
位にリセットする第2の薄膜トランジスタから成る第2
のスイッチング群と、前記各第1の薄膜トランジスタに
接続され、一括転送された電荷を保持する容量部から成
る容量部群と、前記各第1の薄膜トランジスタに接続
し、前記容量部に保持された電荷をブロック毎に転送す
る第3の薄膜トランジスタから成る第3のスイッチング
素子群と、前記各第3の薄膜トランジスタに接続し、ブ
ロック転送された電荷を保持する容量を有する配線から
成る配線群と、前記配線群の各配線にマトリクス状に接
続し、1ブロックを構成する受光素子の個数に対応する
数の共通信号線を設け、この共通信号線を介して前記電
荷を画像信号として時系列的に出力する信号検出用IC
と、を具備する画像読取装置において、次の構成を特徴
としている。前記容量部及び第3の薄膜トランジスタを
アレイ状に配置し、各ブロックにおける第3の薄膜トラ
ンジスタの配列ピッチを容量部の配列ピッチより狭く
し、各ブロック毎に空き領域を形成し、該空き領域に第
3の薄膜トランジスタのゲート線を配設する。
【0016】請求項3の発明は、請求項2に記載の受光
素子アレイ,第1のスイッチング素子群,第2のスイッ
チング素子群,容量部群を具備し、各第1の薄膜トラン
ジスタに接続し、容量部に保持された電荷を各ブロック
の同一位置毎に転送する第3の薄膜トランジスタから成
る第3のスイッチング素子群を設け、転送された電荷は
各ブロック毎に共通となりブロック数に等しい共通信号
線の各容量により保持するように構成する。そして、前
記容量部及び第3の薄膜トランジスタをアレイ状に配置
し、各ブロックにおける第3の薄膜トランジスタの配列
ピッチを容量部の配列ピッチより狭くし、各ブロック毎
に空き領域を形成し、該空き領域に前記共通信号線を配
設する。
【0017】
【作用】本発明によれば、TFT駆動型若しくは一括転
送型の画像読取装置において、順次電荷転送用(ブロッ
ク毎の転送若しくは各ブロックの同一位置毎の転送)の
薄膜トランジスタの配列ピッチを他の素子の配列ピッチ
より狭くすることにより、ブロック毎に空き領域を形成
することにより、この空き領域にゲート線若しくは共通
電極線を形成することができるので、ゲート線と共通電
極線との近接を防ぎ、共通電極線がゲート線からのノイ
ズを受けることを防止して画像情報に忠実な信号を得る
ことができる。
【0018】
【実施例】本発明の一実施例に係る画像読取装置につい
て、図1ないし図4を参照しながら説明する。図中、図
9と同一の構成をとる部分については同一符号を付して
いる。実施例に係る画像読取装置は、図9と同様に一括
転送型のイメージセンサであり、受光素子を配列した受
光素子アレイ11、付加容量を配列した付加容量群2
2、リセット用の薄膜トランジスタTRを配列した薄膜
トランジスタ群23、一括転送用の薄膜トランジスタT
Tを配列した薄膜トランジスタ群24、一時蓄積容量部
を配列した一時蓄積容量部群25、順次転送用の薄膜ト
ランジスタTMを配列した薄膜トランジスタ群26を有
している。
【0019】受光素子PD、付加容量CADD、薄膜トラン
ジスタTR,TT,TM、一時蓄積容量部CTは、それぞれ
薄膜プロセスで形成されており、受光素子は、光電変換
層を共通電極と個別電極とで挟むことにより、また、薄
膜トランジスタは、図3に示すように、基板30上にゲ
ート電極31,ゲート絶縁層32,半導体活性層33,
チャネル保護層34,ドレイン電極35及びソース電極
36を順次積層することにより構成されている。薄膜ト
ランジスタTMは、ブロック毎に共通となる共通信号線
15に接続され、また、薄膜トランジスタTMのゲート
線GMをマトリクス配線にすることにより、一時蓄積容
量部CTに一括転送した電荷を薄膜トランジスタTMのオ
ンにより、各ブロックにおける同一位置の画素毎に共通
電極線15の配線容量CLi(i=1〜N)に転送するよう
に構成されている(図9と同様である。)。
【0020】各付加容量CADD、リセット用の各薄膜ト
ランジスタTR、一括転送用の各薄膜トランジスタTT、
各一時蓄積容量部CTは、それぞれ受光素子PDの数だけ
存在し、主走査方向に沿って同一ピッチで配列されてい
る。これに対して、順次転送用の薄膜トランジスタTM
は、薄膜トランジスタTRや薄膜トランジスタTTや一時
蓄積容量部CTのピッチより狭いピッチで配置されてい
る。すなわち、具体的な構成を図4に示すように、各ブ
ロックにおける薄膜トランジスタTMのピッチBは、一
時蓄積容量部CTのピッチAより狭く配列されている。
従って、各ブロック毎に配線形成用の領域幅Cを確保す
ることができる。例えば、400DPIのイメージセン
サで各ブロックの画素数が40画素の場合、薄膜トラン
ジスタTRや薄膜トランジスタTTや一時蓄積容量部CT
のピッチAは62〜63μm程度であるのに対し、薄膜
トランジスタTMのピッチBを60〜61μm程度にす
ると、各ブロック毎に40μm程度の領域幅Cを確保す
ることができる。この領域幅Cを利用して、各ブロック
の薄膜トランジスタTMのソース電極Sに共通に接続さ
れる共通信号線15をマトリクス配線14側(副走査方
向側)に引き出している。従って、副走査方向に延びる
共通信号線15とブロック端にのゲート線GMとの間隔
を確保することができる。
【0021】尚、一時蓄積容量CTは、主走査方向に沿
って配置される共通電極41と、方形状個別電極42と
により絶縁層を挟んで形成されている。そして、前記個
別電極42は、配線43を介して薄膜トランジスタTM
のドレイン電極Dに接続され、薄膜トランジスタTMの
ソース電極Sは前記したようにブロック毎に共通する共
通信号線15に接続されている。
【0022】また、図1の実施例においては、各画素毎
の制御信号のばらつきを極力抑えるため、リセット用の
薄膜トランジスタTR及び一括転送用の薄膜トランジス
タTTに対しては、数ブロック毎にそれぞれゲート線φ
GT,φGRに接続されている。また、受光素子アレイ1
1へは、数ブロック毎に電源ラインVBによりバイアス
電圧が供給されている。そして、数ブロックごとの両端
の画素の共通信号線15が制御信号の干渉を避けるた
め、共通信号線15と制御線(ゲート線φGT,φGR、
電源ラインVB)との間に一定電圧の電源ライン(グラ
ンド線Gnd)を設けている。
【0023】上記実施例によれば、一時蓄積容量部CT
に転送された電荷を、ゲート線GMからの信号により薄
膜トランジスタTMを各ブロックに1個オンさせ、各ブ
ロックにおける同一位置の画素毎に共通信号線15の配
線容量CLiに転送し、転送電荷により変動する電位を駆
動用ICにより読み出す際に、共通信号線15と各ブロ
ックの端部のゲート線GMとを離して配置することがで
き、共通信号線15が前記ゲート線GMの影響を受ける
ことを防止し、正確な信号を読み出すことができる。
【0024】図4及び図5は、本発明の他の実施例を示
すもので、図1と同様に一括転送型のイメージセンサで
あり、同一構成をとる部分については同一符号を付して
いる。図1及び図2の構成に対して異なる点を説明する
と、図4及び図5においては、各ブロック毎に薄膜トラ
ンジスタTMがオンするようにゲート線GMを接続し、各
ブロックの薄膜トランジスタTMのソース電極Sが、ブ
ロックを構成する受光素子の数に等しい本数の共通信号
線にマトリクス配線14を介して接続されている(図1
0と同様である。)。
【0025】薄膜トランジスタTMの配列ピッチは、前
記実施例同様に、薄膜トランジスタTRや薄膜トランジ
スタTTや一時蓄積容量部CTのピッチより狭いピッチで
形成されている。そして、各ブロック毎に配線形成用の
領域幅Cを確保し、この領域幅を利用して各ブロック毎
に薄膜トランジスタTMをオンさせるゲート線GMを配置
している。従って、一時蓄積容量部CTに転送された電
荷を、ゲート線GMからの信号により薄膜トランジスタ
TMを各ブロック毎にオンさせ、各ブロックの画素毎に
共通信号線15の配線容量CLi(i=1〜n)に転送し、
転送電荷により変動する電位を駆動用ICにより読み出
す際に、共通信号線に接続されるマトリクス配線14a
に接続される薄膜トランジスタTMのソース側の配線1
4bとゲート線GMとを離して配置することができ、共
通信号線が前記ゲート線GMの影響を受けることを防止
し、正確な信号を読み出すことができる。
【0026】図7及び図8は本発明をカラーの画像読取
装置に適用した例を示す。このカラー画像読取装置は、
図1のイメージセンサを3列並列に配設したものであ
り、図1と同一構成をとる部分については同一符号を付
している。すなわち、各色の受光素子アレイを中央部に
配置し、転送部を両側に配置するため、青色読み取りの
ための信号線を上側に、赤色読み取りのための信号線を
下側に、緑色読み取りのための信号線を両側に引き出し
ている。従って、青色の信号は上側に、赤色の信号は下
側に、緑色の信号は両側に引き出される。
【0027】付加容量(CT)群22は、受光素子アレ
イ11の両側に配置され、図8に示すように、青色(赤
色)用の容量部CADDの間に一つおきに緑色用の容量部
CADDが配置されている。各付加容量(CADD)群22の
外側には、緑色用の薄膜トランジスタTR及び薄膜トラ
ンジスタTT、青(赤)色用の薄膜トランジスタTR及び
薄膜トランジスタTTの順に配置されている。その外側
には、前記付加容量CADDと同様に配列された、青色
(赤色)用及び緑色用の一時蓄積容量部(CT)群25
が配置されている。その外側には、青色(赤色)用の薄
膜トランジスタTMが配置されている。この薄膜トラン
ジスタTMの配列ピッチは、青色(赤色)用の薄膜トラ
ンジスタTR,薄膜トランジスタTTより狭く配置され、
ブロック毎に領域幅Cを確保している。そして、この領
域幅Cを利用して各ブロックに共通する青(赤)色用の
共通信号線15B(15R)を副走査方向側へ引き出し
ている。また、緑色用の薄膜トランジスタTMは、青色
(赤色)用の薄膜トランジスタTMの外側で、青色(赤
色)用の薄膜トランジスタTMのゲート線間に一つおき
に配置されている。
【0028】具体的に説明すると、400DPIのイメ
ージセンサで各ブロックの画素数が40画素の場合、緑
色用の薄膜トランジスタTTと薄膜トランジスタTRの配
列ピッチは124〜126μm程度であり、青(赤)色
用の薄膜トランジスタTTと薄膜トランジスタTRの配列
ピッチは62〜63μm程度である。また、一時蓄積容
量部CTの配列ピッチは41〜42μmである。これに
対して、各ブロックの薄膜トランジスタTMの配列ピッ
チを緑色用で120〜122μm程度、青(赤)色用で
60〜61μm程度とすると、各ブロック毎に40μm
程度の領域幅Cを確保することができる。また、緑色用
の薄膜トランジスタTMを青(赤)色用の薄膜トランジ
スタTMより内側に配置させる場合には、前記領域幅C
は40μmより大きくとるほうが好ましく、その場合に
は青(赤)色用の薄膜トランジスタTMの配列ピッチを
59.5〜60.5μm程度とすればよい。
【0029】上記実施例によれば、各色において、一時
蓄積容量部CTに転送された電荷を、ゲート線GMからの
信号により各色において薄膜トランジスタTMを各ブロ
ックに1個オンさせ、各ブロックにおける同一位置の画
素毎に共通信号線15の配線容量に転送し、転送電荷に
より変動する電位を駆動用ICにより読み出す際に、各
色に対する共通信号線15B(青色)と15G1(緑色
上側)、15R(赤色)と15G2(緑色下側)同士を
それぞれ離して配置でき、また、共通信号線15を各ブ
ロックの端部のゲート線GMから離して配置することが
でき、共通信号線15が当該信号線以外の配線からの影
響を受けることを防止し、正確な信号を読み出すことが
できる。
【0030】また、図7及び図8の実施例では、薄膜ト
ランジスタTMのゲート線GMをマトリクス配線14とし
た一括転送型について説明したが、図5及び図6に示し
た共通信号線15をマトリクス配線14に接続してなる
一括転送型についても適用することができる。更に、各
実施例においてはそれぞれ一括転送型のイメージセンサ
について説明したが、図11に示したTFT駆動型のイ
メージセンサにおける順次転送用の薄膜トランジスタT
Tの配線ピッチについても適用できることは勿論であ
る。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、TFT駆動型若しくは
一括転送型の画像読取装置において、順次電荷転送用
(ブロック毎の転送若しくは各ブロックの同一位置毎の
転送)の薄膜トランジスタの配列ピッチを他の素子の配
列ピッチより狭くすることにより、ブロック毎に空き領
域を形成することにより、この空き領域にゲート線若し
くは共通電極線を形成することができるので、ゲート線
と共通電極線との近接を防ぎ、共通電極線がゲート線か
らのノイズを受けることを防止するので、画像情報に忠
実な信号が得られる高性能な画像読取装置とすることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る画像読取装置の構成
を示す構成説明図である。
【図2】 図1の1ブロックにおける薄膜トランジスタ
TM部分の等価回路図である。
【図3】 図1の各薄膜トランジスタTの断面説明図で
ある。
【図4】 実施例の画像読取装置に係る一時蓄積容量部
及び薄膜トランジスタTMの一部分を示す平面説明図で
ある。
【図5】 本発明の他の実施例に係る画像読取装置の構
成を示す構成説明図である。
【図6】 図5の1ブロックにおける薄膜トランジスタ
TM部分の等価回路図である。
【図7】 本発明をカラの画像読取装置に適用した場合
の構成を示す構成説明図である。
【図8】 図7の一部分を更に詳細に示した構成説明図
である。
【図9】 従来の一括転送型の画像読取装置の構成説明
図である。
【図10】従来の一括転送型の画像読取装置の構成説明
図である。
【図11】TFT駆動型の画像読取装置の等価回路図で
ある。
【符号の説明】
1…受光素子、 10…受光素子群、 11…受光素子
アレイ、 14…マトリクス配線、 15…共通信号
線、 16…信号検出用IC、 22…付加容量部群、
23…薄膜トランジスタ(TR)群(リセット用)、
24…薄膜トランジスタ(TT)群(一括転送用)、
25…一時蓄積容量部群、 26…薄膜トランジスタ
(TM)群(順次転送用)、 A,B…配列ピッチ、
C…領域幅、 GM…ゲート線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上床 弘毅 神奈川県海老名市本郷2274番地 富士ゼロ ックス株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数画素の受光素子を1ブロックとし、
    複数ブロックを主走査方向にアレイ状に配列した受光素
    子アレイと、 前記各受光素子に接続し、前記受光素子に発生した電荷
    をブロック毎に転送する第1の薄膜トランジスタから成
    る第1のスイッチング素子群と、 前記各受光素子に接続し、転送動作後に受光素子に残留
    する電荷をブロック毎に一定電位にリセットする第2の
    薄膜トランジスタから成る第2のスイッチング素子群
    と、 前記各第1の薄膜トランジスタに接続し、転送された電
    荷を保持する容量を有する配線から成る配線群と、 前記各配線にマトリクス状に接続し、1ブロックを構成
    する受光素子の個数に対応する数の共通信号線を設け、
    この共通信号線を介して前記電荷を画像信号として時系
    列的に出力する信号検出用ICと、を具備する画像読取
    装置において、 前記第1の薄膜トランジスタ及び第2の薄膜トランジス
    タをアレイ状に配置し、各ブロックにおける第1の薄膜
    トランジスタの配列ピッチを第2の薄膜トランジスタの
    配列ピッチより狭くし、各ブロック毎に空き領域を形成
    し、該空き領域に第1の薄膜トランジスタのゲート線を
    配設することを特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 複数画素の受光素子を1ブロックとし、
    複数ブロックを主走査方向にアレイ状に配列した受光素
    子アレイと、 前記各受光素子に接続し、前記受光素子に発生した電荷
    を全画素分同時に一括転送する第1の薄膜トランジスタ
    から成る第1のスイッチング素子群と、 前記各受光素子に接続し、一括転送動作後に受光素子に
    残留する電荷を全画素分同時に一定電位にリセットする
    第2の薄膜トランジスタから成る第2のスイッチング群
    と、 前記各第1の薄膜トランジスタに接続され、一括転送さ
    れた電荷を保持する容量部から成る容量部群と、 前記各第1の薄膜トランジスタに接続し、前記容量部に
    保持された電荷をブロック毎に転送する第3の薄膜トラ
    ンジスタから成る第3のスイッチング素子群と、 前記各第3の薄膜トランジスタに接続し、ブロック転送
    された電荷を保持する容量を有する配線から成る配線群
    と、 前記配線群の各配線にマトリクス状に接続し、1ブロッ
    クを構成する受光素子の個数に対応する数の共通信号線
    を設け、この共通信号線を介して前記電荷を画像信号と
    して時系列的に出力する信号検出用ICと、を具備する
    画像読取装置において、 前記容量部及び第3の薄膜トランジスタをアレイ状に配
    置し、各ブロックにおける第3の薄膜トランジスタの配
    列ピッチを容量部の配列ピッチより狭くし、各ブロック
    毎に空き領域を形成し、該空き領域に第3の薄膜トラン
    ジスタのゲート線を配設することを特徴とする画像読取
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の受光素子アレイ,第1
    のスイッチング素子群,第2のスイッチング素子群,容
    量部群を具備し、 各第1の薄膜トランジスタに接続し、容量部に保持され
    た電荷を各ブロックの同一位置毎に転送する第3の薄膜
    トランジスタから成る第3のスイッチング素子群を設
    け、 転送された電荷は各ブロック毎に共通となりブロック数
    に等しい共通信号線の各容量により保持するように構成
    するとともに、 前記容量部及び第3の薄膜トランジスタをアレイ状に配
    置し、各ブロックにおける第3の薄膜トランジスタの配
    列ピッチを容量部の配列ピッチより狭くし、各ブロック
    毎に空き領域を形成し、該空き領域に前記共通信号線を
    配設することを特徴とする画像読取装置。
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