JPH0722139U - 電磁パウダクラッチ・ブレ−キ - Google Patents

電磁パウダクラッチ・ブレ−キ

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JPH0722139U
JPH0722139U JP5704993U JP5704993U JPH0722139U JP H0722139 U JPH0722139 U JP H0722139U JP 5704993 U JP5704993 U JP 5704993U JP 5704993 U JP5704993 U JP 5704993U JP H0722139 U JPH0722139 U JP H0722139U
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yoke
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inner circumference
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博明 中村
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神鋼電機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電磁パウダクラッチ・ブレ−キにおいて、シ
リンダとロ−タとの間の磁性粉体結合部の平均半径を大
きくして、トルク伝達能率を向上させる。 【構成】 ヨ−ク28の断面形状を直板状の半径方向外
側板のみを有する環状体とし、シリンダ21はその軸方
向両側に突起部21bを有し、両突起部間の開口部21
dが半径方向外向きのU字形断面の環状体にし、ヨ−ク
28の内周面とシリンダ21の開口部とで励磁コイル2
9を囲むようにし、これにより磁気空隙部G2は励磁コ
イル29の両側の突起部21bの外端とヨ−ク28の内
周との間に形成され、磁性粉体結合部g2をより半径方
向外方に移動させ、その平均半径を大にした構成であ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は動力伝達、制動の目的で多くの分野で使用される電磁パウダクラッチ 又は電磁パウダブレ−キの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の典型的な電磁パウダクラッチの半体縦断面図を図2に示す。 その構造を説明すると、磁性体の環状のシリンダ1の軸方向の中央部は、非磁 性体、例えばオ−ステナイト系ステンレス鋼製の遮断リング1aが介在して遮断 され、軸方向の両側端面は側板2,3(何れもアルミニウムダイキャスト製)で 固定され、入力側の側板2は入力軸4の内端部に固定され、出力側の側板3は出 力軸5の内端部近くで軸受6を介して回転可能に支持され、この出力軸5の内方 端部にはロ−タ7が固着される。 また、シリンダ1の半径方向外側には、外周部8aと内周部8bとを有して、 これらの外周部と内周部とに囲まれた環状の内部空間8cが画定され、この内部 空間8c内には、励磁コイル9が収容され、内周部8bは中央部に空隙を有する が、全体としては箱形断面の環状のヨ−ク8が配置される。 このヨ−ク8を軸方向の両側面から支持する非磁性体のブラケット10,11 は、それぞれの側に1対の軸受12,12、及び13,13を介して入力軸4及 び出力軸5に支持される。
【0003】 この電磁パウダクラッチの作動について説明すると、励磁コイル9に通電され ると、磁束Φ1が点線で示すように発生し、シリンダ1より内方にある磁性粉体 14はロ−タ7とシリンダ1との間の間隙g1内 に集合して互いに密着して結合 し、シリンダ1とロ−タ7とを磁気的に強固に連結するので、入力軸4の回転ト ルクは側板2→シリンダ1→ロ−タ7→出力軸5の順に伝動されて出力軸5が回 転される。 上記の説明では電磁パウダクラッチについて述べたが、出力軸側が固定された 場合が電磁パウダブレ−キであり、原理は全く同様なので電磁ブレ−キについて の説明を省略する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
図2に示されるように、箱形断面を有する前記の環状のヨ−ク8では、シリン ダ1と環状のヨ−ク8との間の磁気空隙部G1は、励磁コイル9の半径方向内側 にあるヨ−ク8の内周部と、更にその内側に位置するシリンダ1の外周面との間 に形成されるため、ロ−タ7との間に磁性粉体14を密集、結合させてトルクを 伝達するための粉体結合部の平均半径が比較的に小さくなりトルク伝達効率が低 い。 本考案の課題は、軸心からこの粉体結合部までの平均半径を大きくしてクラッ チトルクの伝達効率を向上させることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案では、ヨ−クの断面形状を外側に配置される直板状の外周のみからなる 単純な環状としてブラケットの外周面とほぼ整列するようにし、これに対向する シリンダは、その軸方向両側に半径方向外方に突出する突起部を有し、これらの 両突起部の中間の開口部が半径方向外向きで断面形状がU字形の環状部材になっ て、磁気空隙部は最外側に配置されるヨ−クの内周とシリンダの両突起部の外周 との間、つまり励磁コイルの軸方向の両側方で電磁パウダクラッチの両側方に位 置され、粉体結合部の平均半径を大きくすることにより上記の課題を解決した。
【0006】
【作用】
全体として小形化の要望が高まる傾向から、電磁パウダクラッチの外径寸法が 限定される傾向にあり、本考案では半径方向の外側からのシリンダまでの部品の 配置は、ヨ−ク、励磁コイル、シリンダの順となり従来のヨ−ク外周、コイル、 ヨ−ク内周、磁気空隙部、シリンダの配置の場合に比較して、磁気空隙部が半径 方向外周端近くに移動され、その分だけシリンダが半径方向外方へ位置されるこ とになるので、粉体結合部が半径方向外方に移動され平均半径が大きく、クラッ チトルクの伝達効率が良くなる。
【0007】
【実施例】
本考案による電磁パウダクラッチの好適実施例の半体縦断面図を図1に示し、 図2と同じ部品には同じ符号を付してその構造を説明する。 本考案の環状のシリンダ21は、軸心に平行な板状の基部21aの両側端に半 径方向外方に突出する突起部21bを有し、これらの両突起部間の空間部が複数 個の励磁コイル29を収容する部分となり、全体としては開口が半径方向外向き で断面U字形の環状のシリンダとされる。 基部21aの軸方向中央部は非磁性体であるオ−ステナイト系ステンレス鋼製 の遮断リング21cで遮断され、基部21aの内周面とそれより内方に位置する ロ−タ27との間の環状空隙g2が磁性粉体14の結合部となる。 環状のシリンダ21の内周面の両側端には側板22,23(何れもアルミニウ ムダイキャスト製)が固定され、右の側板22は入力軸4の内端部に固定され、 左の側板23は出力軸5の内端部近くで軸受6を介して回転可能に支持される。 出力軸5の内端部にはロ−タが固定され、励磁コイル29は断面が直板状の環 状ヨ−ク28の内周に取り付けられ、その結果として励磁コイル29はU字形断 面のシリンダ21の基部21aの外周面、両突起部21bの軸方向内周面及びヨ −ク28の内周面に囲まれる。 このヨ−ク28は、その内周面とシリンダ21の両突起部の外周との間には磁 気空隙部G2が形成され、その両側端面には非磁性または磁性のブラケット30 及び31によって支持される。 このブラケット30,31はそれぞれ軸受12,12及び13,13を介して 入力軸4及び出力軸5に支持される。
【0008】 この電磁パウダクラッチの作動について説明すると、励磁コイル29に通電さ れると、磁束Φ2が点線で示すように発生し、シリンダ21内の磁性粉体14は ロ−タ27とシリンダ21との間の間隙g2に集合して結合し、シリンダ21と ロ−タ27とを磁気的に連結するので、入力軸4の回転トルクは側板22→シリ ンダ21→ロ−タ27→出力軸5と伝動されて出力軸5が回転され、励磁コイル 29への通電が遮断されると、シリンダ21とロ−タ27の連結は解除される。
【0009】
【考案の効果】
1)ヨ−クとシリンダの磁気空隙部を断面が薄い直板状で半径方向最外側に位 置する環状のヨ−クの内周に配置したことにより、粉体結合部を軸心から遠く配 置することが可能になり磁気抵抗が少なくなり、消費される磁束の低減が可能に なった。 2)粉体結合部の半径が大きくなり、トルク伝達能率が向上した。 3)磁気空隙部を上記1)のように配置することにより、ヨ−クの形状、構成 が簡素化されコスト低減も可能になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による電磁パウダクラッチの好適実施例
の半体縦断面図である。
【図2】従来の電磁パウダクラッチの半体縦断面図であ
る。
【符号の説明】
21 シリンダ 21a 基部 21b 突起部 21d 開口部 27 ロ−タ 28 ヨ−ク 29 励磁コイル 14 磁性粉体 G2 磁気空隙部 g2 磁性粉体結合部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半径方向最外側の環状のヨ−クと、この
    内部に装着された励磁コイルと、前記環状のヨ−ク内周
    より内方に配置され入力側に取り付けられるシリンダ
    と、出力側に取り付けられるロ−タとを有し、前記ヨ−
    クの内周と前記シリンダの外周との間が磁気空隙を形成
    し、励磁コイルによって励磁された状態で前記シリンダ
    の内周と前記ロ−タとの間に磁性粉体が集合し結合する
    磁性粉体結合部を形成する電磁パウダクラッチ・ブレ−
    キにおいて、 前記ヨ−クは直板状断面の外側板のみを有する環状のヨ
    −クとされ、前記励磁コイルは前記ヨ−クの内周に取り
    付けられ、前記シリンダは軸方向両端に半径方向外方に
    突出する一対の突起部を有して両突起部間の開口が半径
    方向外方に向けられたU字形断面を有し、前記励磁コイ
    ルは前記開口と前記ヨ−クの内周との間の空間部に収容
    されて、前記磁気空隙部は前記ヨ−クの内周面と前記シ
    リンダの両突起部の外周面との間に形成され、軸心から
    前記磁性粉体結合部までの平均半径が大きくされて磁気
    抵抗が低減されることを特徴とする電磁パウダクラッチ
    ・ブレ−キ。
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