JPH0722026Y2 - 三段階設定型キースイッチ装置 - Google Patents

三段階設定型キースイッチ装置

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JPH0722026Y2
JPH0722026Y2 JP4921492U JP4921492U JPH0722026Y2 JP H0722026 Y2 JPH0722026 Y2 JP H0722026Y2 JP 4921492 U JP4921492 U JP 4921492U JP 4921492 U JP4921492 U JP 4921492U JP H0722026 Y2 JPH0722026 Y2 JP H0722026Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
rotor
key
control plate
board
switch
Prior art date
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Expired - Lifetime
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JP4921492U
Other languages
English (en)
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JPH065075U (ja
Inventor
宏之 高橋
久 舟越
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Takigen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Takigen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、パチンコ台の出玉率制
御用コンピュータ回路の設定状態の切り換え管理などに
使用される三段階設定型キースイッチ装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】パチンコ店では、出玉率の比較的高い開
放台と出玉率の比較的低い回収台を所定割合で設定し
て、効率の良い安定した経営を行なうために、制御用コ
ンピュータの回路切り換え用スイッチを個別のパチンコ
台に取り付け、開放台と回収台の振り分けを始業時前に
実行している。
【0003】このスイッチはパチンコ盤の背面側に装着
されているが、単に剥き出しに取り付けられているの
で、点検等のためにパチンコ店の従業員がパチンコ盤を
開けたときには、スイッチの設定状態が従業員に直ちに
見られ、また、その付近に居る客によって盗み見られる
ことになる。
【0004】当該従業員の故意または過失によって開放
台と回収台の振り分け情報が一部の客に漏らされ、ある
いは、盗み見した特定の客だけが開放台と振り分け台を
知っていることは、パチンコゲームの公平性と公正性を
著しく阻害する。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】したがって、本考案の
目的は、制御用コンピューター回路の設定状態の切り換
え操作を経営者または指定従業員といった正当権限者だ
けに限定し、かつ、設定状態を他の従業員や客に知られ
ることがない、三段階設定型キースイッチ装置を提供す
ることである。
【0006】
【課題を解決するための手段】以下、添付図面中の参照
符号を用いて説明すると、本考案の三段階設定型キース
イッチ装置では、錠本体1の後部にロータリースイッチ
2の端子板3を固定し、端子板3と錠前のロータ4の後
部との間にセレクタ盤5を回転可能に収容し、端子板3
の前面側に所定間隔で3個の固定接片6,7,8を同一
円周上に設け、端子板3の共通接片9と前記各固定接片
6,7,8間を接続する可動接片10をセレクタ盤5の
後面側に固定し、セレクタ盤5の前面側の外周縁部に設
けた円弧状受動突起11を中心角の大きい基端広幅部1
2と中心角の小さい先端狭幅部13とで構成し、セレク
タ盤5の前面に前記受動突起11との間に所定間隔を置
いて、リセット用従動突起14とセット用従動突起15
を順に設ける。
【0007】ロータ4の後面に従動突起14,15に当
接する駆動突起16を設け、ロータ4の後部に直径方向
の溝孔17,18を前後2個設け、先端部側面が受動突
起11の先端狭幅部13の側面に当接する前位制御用板
タンブラ19を前側の溝孔17に収容し、先端部側面が
受動突起11の基端広幅部11の側面に当接する後位制
御用板タンブラ20を後側の溝孔18に収容し、各制御
用板タンブラ19,20が係脱する受溝21を錠本体1
のロータ受孔22の内面に軸方向に設け、ロータ4の回
転時に受動突起11と各制御用板タンブラ19,20の
先端部が移動する逃げ溝23を受溝21に交差させてロ
ータ受孔22の内面に円周方向に設け、各制御用板タン
ブラ19,20をバネ24,25によって受溝21と逃
げ溝23に係合する方向に摺動付勢する。
【0008】可動接片10が固定接片6,7,8のいず
れにも接触していないスイッチオフ位置と、可動接片1
0が固定接片6,7,8のいずれかに接触しているスイ
ッチ設定位置において3本のキー26,27,28をロ
ータ4の鍵孔34に抜差し可能に構成し、1番目のキー
26には、2枚の制御用板タンブラ19,20の両方を
ロータ4の溝孔17,18内に退没させるように鍵山を
形成し、2番目のキー27には、後位の制御用板タンブ
ラ20だけをロータ4の溝孔18内に退没させるように
鍵山を形成し、3番目のキー28には、前位の制御用板
タンブラ19だけをロータ4の溝孔17内に退没させる
ように鍵山を形成し、セレクタ盤5と錠本体1の間にデ
テント手段を設ける。
【0009】
【作用】経営者らの正当権限者が出玉率の設定のために
3番目のキー28をロータ4の鍵孔34に差し込むと、
図2と図6と図9に示したように、キー28に特有の鍵
山によって前位の制御用板タンブラ19がバネ25の付
勢に抗してロータ4の溝孔17内に退没させられる一
方、後位の制御用板タンブラ20はバネ24の付勢によ
って受溝21内に突出した状態に保たれる。また、2枚
の施錠用板タンブラ36はバネ37の付勢に抗してロー
タ4の溝孔35内に退没され、錠本体1に対するロータ
4の錠止が解錠される。
【0010】キー28を図において時計回り方向に90
度回転させると、後位の制御用板タンブラ20が受動突
起11の基端広幅部12の側面を押すため、セレクタ盤
5はロータ1と一体的に回転する。この回転過程におい
て、後位の制御用板タンブラ20の先端部は受動突起1
1と一緒に逃げ溝23内を移動する。回転終端におい
て、セレクタ盤5の可動接片10が端子板3の共通接片
9と固定接片8間を短絡することによって、コンピュー
タ回路は、例えば出玉率が最も高い状態に設定される。
【0011】このスイッチ設定位置においてキー28を
抜き取ると、施錠用板タンブラ36と制御用板タンブラ
19,20の各先端部は、前記受溝21から90度離れ
て形成された別の受溝38に係合し、ロータ4は錠本体
1に対して回転不能に錠止される。また、デテント手段
の発動によって、セレクタ盤5は当該スイッチ設定位置
に保持される。
【0012】2番目のキー27を用いて別の回路状態に
設定するには、まず最初にキー27を前記スイッチ設定
位置においてロータ4の鍵孔34に差し込む。キー27
を鍵孔34に差し込むと、キー27に特有の鍵山によっ
て後位の制御用板タンブラ20がバネ24の付勢に抗し
てロータ4の溝孔18内に退没させられる一方、前位の
制御用板タンブラ19はバネ25の付勢によって受溝3
8内に突出する。また、2枚の施錠用板タンブラ36は
バネ37の付勢に抗してロータ4の溝孔35内に退没さ
れ、錠本体1に対するロータ4の錠止が解錠される。
【0013】次に、キー27をスイッチオフ位置に向け
て反時計回り方向に90度回転させる。この回転操作に
よって、前位の制御用板タンブラ19の先端部は受動突
起11と一緒に逃げ溝23内を移動する。このロータ4
の回転途中で、ロータ4側の駆動突起16がセレクタ盤
5側のリセット用従動突起14を押すため、それ以降、
セレクタ盤5はロータ4と一体的に回転する。回転終端
において前位の制御用板タンブラ19の先端部は受け溝
21内に到達する。
【0014】この後、キー27をスイッチ設定位置に向
けて90度回転させると、当初はロータ4だけが回転す
る。ロータ4の回転が所定角度まで進行した段階から
は、前位の制御用板タンブラ19の先端部が受動突起1
1の先端幅狭部13の側面を押すため、セレクタ盤5は
ロータ1と一体的に回転する。この回転過程において、
前位の制御用板タンブラ19の先端部は受動突起11と
一緒に逃げ溝23内を移動する。回転終端において、セ
レクタ盤5の可動接片10が端子板3の共通接片9と固
定接片7間を短絡することによって、コンピュータ回路
は例えば出玉率が普通の状態に設定される。
【0015】このスイッチ設定位置においてキー27を
抜き取ると、施錠用板タンブラ36と制御用板タンブラ
19,20の各先端部は前記受溝38に係合し、ロータ
4は錠本体1に対して回転不能に錠止される。また、デ
テント手段の作用によってセレクタ盤5は当該スイッチ
設定位置に保持される。
【0016】3番目のキー26を用いて更に別の回路状
態に設定するには、まず最初にキー26を前回のスイッ
チ設定位置においてロータ4の鍵孔34に差し込む。キ
ー26を鍵孔34に差し込むと、キー26に特有の鍵山
によって前位と後位の制御用板タンブラ19,20がい
ずれもバネ24,25の付勢に抗してロータ4の溝孔1
7,18内に退没させられる。また、2枚の施錠用板タ
ンブラ36はバネ37の付勢に抗してロータ4の溝孔3
5内に退没され、錠本体1に対するロータ4の錠止が解
錠される。
【0017】次に、キー26をスイッチオフ位置に向け
て反時計回り方向に90度回転させる。この回転途中で
駆動突起16がリセット用従動突起14を押すため、そ
れ以降セレクタ盤5はロータ4と一体的に回転する。こ
の後、キー27をスイッチ設定位置に向けて90度回転
させると、当初はロータ4だけが回転する。ロータ4の
回転が所定角度まで進行した段階からは、ロータ4側の
駆動突起16がセレクタ盤5側のセット用従動突起15
を押すため、セレクタ盤5はロータ1と一体的に回転す
る。この回転終端において、セレクタ盤5の可動接片1
0が端子板3の共通接片9と固定接片6間を短絡するこ
とによって、コンピュータ回路は例えば出玉率が低い状
態に設定される。
【0018】このスイッチ設定位置においてキー26を
抜き取ると、施錠用板タンブラ36と制御用板タンブラ
19,20の各先端部は前記受溝37に係合し、ロータ
4は錠本体1に対して回転不能に錠止される。また、デ
テント手段の発動によって、セレクタ盤5は当該スイッ
チ設定位置に保持される。
【0019】
【実施例】図示の実施例では、ロータリースイッチ2の
ハウジングは錠本体1と一体に形成され、端子板3の中
央部の軸孔39には、セレクタ盤5の中心軸棒40の後
端部が挿入されている。可動接片10はリセット用従動
突起14とセット用従動突起15の中間部に当たるセレ
クタ盤5の後面部に固着されている。端子板3は左右一
対の取付耳部41の透孔42を通るビス43によって、
ロータリースイッチのハウジングに固着されている。
【0020】本実施例ではデテント手段として、ロータ
4の受動突起16に半径方向の盲孔29を設け、バネ3
0で突出方向に付勢したデテントボール31を盲孔29
に収容し、錠本体1のロータ受孔22の内面には、スイ
ッチオフ位置とスイッチ設定位置においてデテントボー
ル31が係合するデテント溝32を円周方向に沿って複
数個設け、先端部がデテント溝32に弾性係合するデテ
ントアーム33をセレクタ盤5の周面に突設している。
【0021】
【考案の効果】以上のように構成された本考案の三段階
設定型キースイッチ装置では、相異なる3本のキー2
6,27,28をロータ4の鍵孔34に抜き差してスイ
ッチオフ位置とスイッチ設定位置の間で正逆回転させる
ことによって、ロータリースイッチ2のセレクタ盤5が
所要の角度位置まで回転し、このセレクタ盤5の回転角
度に対応してセレクタ盤5の可動接片10が端子板3の
固定接片6,7,8と接触して、3つの回路状態が選択
設定されるものであり、これらのキー26,27,28
を所持する正当権限者以外の者によるコンピュータ回路
の設定状態の切り換え操作は的確に阻止される。
【0022】経営者や指定従業員といった正当権限者
は、スイッチオフ位置からスイッチ設定位置に回転させ
たときに、デテント手段の係脱音ないし振動感触を数え
ることによって、今回切り換え設定したコンピュータ回
路の設定状態を知ることができるが、実際にキー26,
27,28で回転操作していない他の従業員や客は当該
係脱音や振動感触を感知することができないため、回路
の設定状態を知ることができない。スイッチ設定位置に
おいて各キー26,27,28はロータ4の鍵孔34か
ら抜き取られてしまうため、キー26,27,28の回
転位置から回路の設定状態を知ることもできない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る三段階設定型キースイ
ッチ装置の斜視図である。
【図2】該キースイッチ装置の要部縦断右側面図であ
る。
【図3】該キースイッチ装置に用いたロータの後方から
の斜視図である
【図4】該キースイッチ装置に用いたセレクタ盤の前方
からの斜視図である。
【図5】図2のA−A線断面図である。
【図6】図2のB−B線断面図である。
【図7】図2のC−C線断面図である。
【図8】図2のD−D線断面図である。
【図9】図2のE−E線断面図である。
【図10】該キースイッチ装置に用いた3本のキーの右
側面図である。
【符号の説明】
1 錠本体 2 ロータリースイッチ 3 端子板 4 ロータ 5 セレクタ盤 6 固定接片 7 固定接片 8 固定接片 9 共通接片 10 可動接片 11 受動突起 12 基端幅広部 13 先端幅狭部 14 リセット用従動突起 15 セット用従動突起 16 駆動突起 17 溝孔 18 溝孔 19 制御用板タンブラ 20 制御用板タンブラ 21 受け溝 22 ロータ受孔 23 逃げ溝 24 バネ 25 バネ 26 キー 27 キー 28 キー 29 盲孔 30 バネ 31 デテントボール 32 デテント溝 33 デテントアーム 34 鍵孔 35 溝孔 36 施錠用板タンブラ 37 バネ 38 受溝 39 軸孔 40 中心軸棒 41 取付耳部 42 透孔 43 ビス

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 錠本体1の後部にロータリースイッチ2
    の端子板3を固定し、端子板3と錠前のロータ4の後部
    との間にセレクタ盤5を回転可能に収容し、端子板3の
    前面側に所定間隔で3個の固定接片6,7,8を同一円
    周上に設け、端子板3の共通接片9と前記各固定接片
    6,7,8間を接続する可動接片10をセレクタ盤5の
    後面側に固定し、セレクタ盤5の前面側の外周縁部に設
    けた円弧状受動突起11を中心角の大きい基端広幅部1
    2と中心角の小さい先端狭幅部13とで構成し、セレク
    タ盤5の前面に前記受動突起11との間に所定間隔を置
    いて、リセット用従動突起14とセット用従動突起15
    を順に設け、ロータ4の後面に従動突起14,15に当
    接する駆動突起16を設け、ロータ4の後部に直径方向
    の溝孔17,18を前後2個設け、先端部側面が受動突
    起11の先端狭幅部13の側面に当接する前位制御用板
    タンブラ19を前側の溝孔17に収容し、先端部側面が
    受動突起11の基端広幅部11の側面に当接する後位制
    御用板タンブラ20を後側の溝孔18に収容し、各制御
    用板タンブラ19,20が係脱する受溝21を錠本体1
    のロータ受孔22の内面に軸方向に設け、ロータ4の回
    転時に受動突起11と各制御用板タンブラ19,20の
    先端部が移動する逃げ溝23を受溝21に交差させてロ
    ータ受孔22の内面に円周方向に設け、各制御用板タン
    ブラ19,20をバネ24,25によって受溝21と逃
    げ溝23に係合する方向に摺動付勢し、可動接片10が
    固定接片6,7,8のいずれにも接触していないスイッ
    チオフ位置と、可動接片10が固定接片6,7,8のい
    ずれかに接触しているスイッチ設定位置において3本の
    キー26,27,28をロータ4に抜差し可能に構成
    し、1番目のキー26には、2枚の制御用板タンブラ1
    9,20の両方をロータ4の溝孔17,18内に退没さ
    せるように鍵山を形成し、2番目のキー27には、後位
    の制御用板タンブラ20だけをロータ4の溝孔18内に
    退没させるように鍵山を形成し、3番目のキー28に
    は、前位の制御用板タンブラ19だけをロータ4の溝孔
    17内に退没させるように鍵山を形成し、セレクタ盤5
    と錠本体1の間にデテント手段を設けた三段階設定型キ
    ースイッチ装置。
JP4921492U 1992-06-19 1992-06-19 三段階設定型キースイッチ装置 Expired - Lifetime JPH0722026Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4921492U JPH0722026Y2 (ja) 1992-06-19 1992-06-19 三段階設定型キースイッチ装置

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JP4921492U JPH0722026Y2 (ja) 1992-06-19 1992-06-19 三段階設定型キースイッチ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH065075U JPH065075U (ja) 1994-01-21
JPH0722026Y2 true JPH0722026Y2 (ja) 1995-05-17

Family

ID=12824722

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4921492U Expired - Lifetime JPH0722026Y2 (ja) 1992-06-19 1992-06-19 三段階設定型キースイッチ装置

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JPH065075U (ja) 1994-01-21

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