JPH0721893A - 開閉装置の補助開閉器 - Google Patents

開閉装置の補助開閉器

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JPH0721893A
JPH0721893A JP16241293A JP16241293A JPH0721893A JP H0721893 A JPH0721893 A JP H0721893A JP 16241293 A JP16241293 A JP 16241293A JP 16241293 A JP16241293 A JP 16241293A JP H0721893 A JPH0721893 A JP H0721893A
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electromagnetic shield
switch
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auxiliary switch
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JP16241293A
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Inventor
Yoshihiro Okawa
義博 大川
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 開閉装置の補助開閉器において、永久磁石で
開閉するリードスイッチを用いることにより、開閉動作
によるリードスイッチの可動接点及び固定接点の摩耗が
小さくて補助開閉器の寿命の向上出来得る開閉装置の補
助開閉器を提供する。 【構成】 開閉装置の開閉動作に連動する駆動機構部1
4に隣接するように電磁シールド部11を設置し、電磁
シールド部11内に永久磁石32と永久磁石32の移動
により開閉するリードスイッチ31等で構成された補助
開閉器4a、4bを設置して、リードスイッチ31の可
動接点31a及び固定接点31bの摩耗が殆どなく、か
つ外部からの磁界の影響による干渉を受けることなく開
閉装置の開閉状態を外部回路、例えばフォトカプラを介
してコンピュータに表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、開閉装置の補助開閉器
の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の開閉装置の補助開閉器を図5を用
いて説明する。図5は従来の開閉装置の補助開閉装置の
構成を示す正面図である。尚、従来の補助開閉装置は、
例えば2つの補助開閉器24a、24bで構成される。
又、従来の補助開閉装置は、例えば遮断器の外側側面で
遮断器の駆動機構部14に隣接するように設置される。
まず、遮断器の駆動機構部14を説明する。尚、この駆
動機構部14は遮断器の開閉動作に連動して、補助開閉
器24a、24bを動作させる。まず、第1の連接棒1
2は、一端が遮断器ケース1の外側側面に突出し、他端
が遮断器ケース1の内側で遮断器の開閉動作機構部に接
続されて(図示せず)、遮断器の開閉動作に連動して回
転動作を行なう。第1の駆動棒2は第1の連接棒12の
遮断器ケース1の外側側面に突出した部分に固着され、
第1の連接棒12と連動して回転動作を行なう。第2の
連接棒13は、一端が第1の駆動棒2に接続され、他端
が第2の駆動棒6に接続されて、第1の駆動棒2と第2
の駆動棒6とを連動させる。第2の駆動棒6は第2の連
接棒13と連動して支点5を中心に回転動作を行なう。
さらに、第2の駆動棒6は2つの補助開閉器24a、2
4b夫々に隣接するように2つの起動端6a、6bを設
けている。そして、第2の駆動棒6が図面上時計方向に
回転(以下”右回転”と略称する)する場合には、一方
の起動端6aが補助開閉器24aの突出端19aと直に
接して、復帰ばね30aの弾力に逆らって、可動棒9a
を起動して保持する。又、第2の駆動棒6が図面上反時
計方向に回転(以下”左回転”と略称する)する場合に
は、他方の起動端6bが補助開閉器24bの突出端19
bと直に接して、復帰ばね30bの弾力に逆らって、可
動棒9bを起動して保持する。次に、2つの補助開閉器
24a、24bを説明する。2つの補助開閉器24a、
24bは駆動機構部14に隣接するように取付板15を
介して、遮断器ケース1の外側側面に設置されている。
又、2つの補助開閉器24a、24bは全く同一の構成
であるので、以下の説明は補助開閉器24aについての
み行なう。まず、可動棒9aは駆動機構部14に面する
部分に突出端19aと復帰ばね30aとを設けている。
そして、起動端6aで起動及び保持される場合以外で
は、可動棒9aは復帰ばね30aの弾力により駆動機構
部14側に向かうように保持される。又、可動棒9aに
は、起動端6aにより起動及び保持される方向(以下”
動作方向”と略称する)に沿って、可動棒9aの動作方
向と直角な方向の一の方向に2つの可動接点36を有す
る複数の可動片35をそれぞれ平行に設けている。そし
て、複数の固定接点33a、34aが複数の可動接点3
6にそれぞれ対向して設けられ、導体を介して複数の端
子33、34にそれぞれ接続されている(図示せず)。
この複数の固定接点33a、34aと複数の可動接点3
6とは、可動棒9aの保持されている位置により接触あ
るいは開離される。尚、複数の端子33、34は外部引
出し用端子であり、外部回路、例えばいずれか一方は直
流電源に、他方はフォトカプラ等を介してコンピュータ
に接続されている(図示せず)。
【0003】次に、上記従来例の動作について以下に説
明する。尚、補助開閉器及び遮断器の初期状態について
は、例えば補助開閉器の初期状態が図5に示すような状
態にあり、遮断器の初期状態は開極状態にあるとする。
まず、遮断器が閉極状態となるように操作されると、第
1の連接棒12が遮断器の動作に連動して左回転を行な
うとともに、第1の駆動棒2を左回転させる。続いて、
第2の連接棒13が第1の駆動棒2により押上げられ、
第2の駆動棒6を支点5を中心に左回転させる。従っ
て、一方の起動端6bが補助開閉器24bの突出端19
bと直に接して、復帰ばね30bの弾力に逆らって、可
動棒9bを起動して保持する。そして、補助開閉器24
bのa接点は固定接点33a、34aと可動接点36と
がそれぞれ接触することでONとなり、補助開閉器24
bのb接点は固定接点33a、34aと可動接点36と
がそれぞれ開離することでOFFとなる。逆に、他方の
起動端6aが補助開閉器24aの突出端19aから離れ
ることにより、可動棒9aが復帰ばね30aの弾力によ
り押下げられる。そして、補助開閉器24aは補助開閉
器24bとは逆にそのa接点はOFFとなり、b接点は
ONとなる。続いて、遮断器が開極状態となるように操
作されると、第1の連接棒12が遮断器の動作に連動し
て右回転を行なうとともに、第1の駆動棒2を右回転さ
せる。従って、一方の起動端6aが補助開閉器24aの
突出端19aと直に接して、復帰ばね30aの弾力に逆
らって、可動棒9aを起動して保持する。そして、補助
開閉器24aのa接点は固定接点33a、34aと可動
接点36とがそれぞれ接触することでONとなり、補助
開閉器24aのb接点は固定接点33a、34aと可動
接点36とがそれぞれ開離することでOFFとなる。逆
に、他方の起動端6bが補助開閉器24bの突出端19
bから離れることにより、可動棒9bが復帰ばね30b
の弾力により押下げられる。そして、補助開閉器24b
は補助開閉器24aとは逆にそのa接点はOFFとな
り、b接点はONとなる。以上のように遮断器の状態が
開極あるいは閉極いずれの場合でも、2つの補助開閉器
24a、24bの動作により、フォトカプラ等を介して
コンピュータに入力される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の開
閉装置の補助開閉器では、可動接点及び固定接点が復帰
ばねの弾力により機械的に接触あるいは開離されていた
ので、可動接点及び固定接点の表面に、例えば金メッキ
が施されている場合では、補助開閉器の動作回数が20
00回を越えると可動接点及び固定接点の表面の金メッ
キが著しく摩耗した。そして、可動接点と固定接点との
接触状態が不完全なものとなって、補助開閉器で示され
る開閉装置の開閉状態と実際の開閉装置の開閉状態とが
一致しない恐れがあり、補助開閉器を交換する必要があ
った。又、可動接点及び固定接点が、例えば銀カドミウ
ムで製作されている従来の開閉装置の補助開閉器では、
可動接点と固定接点との開閉容量が、例えば50v,1Aと大
きく、補助開閉器とコンピュータとの間に配置されたノ
イズ伝播防止用フォトカプラの微小負荷容量(5v〜48v,
1mA〜100mA)に適さなかった。それ故、可動接点及び固
定接点の表面に上述の金メッキを施す方法あるいは補助
開閉器とフォトカプラとの間にリレーを設ける方法のい
ずれかの方法を行なって、フォトカプラへの入力がその
微小負荷容量となるようにする必要があり、補助開閉器
及びその周辺機器の部品数が増えて、補助開閉器及びそ
の周辺機器の信頼性が低下するという問題点があった。
この発明は以上のような問題点を解決するためになされ
たものであり、補助開閉器の寿命を向上することが出来
て、かつ補助開閉器とフォトカプラとの間のリレーを省
略して、信頼性を向上出来得る開閉装置の補助開閉器を
得ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の開閉装
置の補助開閉器は、開閉装置の開閉動作と連動手段で連
絡された可動棒、前記可動棒の動作方向に沿うように設
置された永久磁石、及び前記可動棒と平行に設置され、
前記永久磁石の移動により開閉するリードスイッチ、を
具備したことを特徴とする。請求項2の発明の開閉装置
の補助開閉器は、開閉装置の開閉動作と連動手段で連絡
された可動棒と、前記可動棒の動作方向に沿うように設
置された永久磁石と、前記可動棒と平行に設置され、前
記永久磁石の移動により開閉するリードスイッチとを有
する補助開閉器、及び前記開閉装置に設置され、磁性体
にて箱体形状に成形されて前記補助開閉器を収納した電
磁シールド部、を具備したことを特徴とする。請求項3
の発明の開閉装置の補助開閉器は、請求項2に記載した
ものにおいてさらに、前記電磁シールド部は、前記補助
開閉器を収納して前記開閉装置に直接設置された電磁シ
ールドタンクと、前記電磁シールドタンクに取付けられ
た電磁シールドカバーとで構成されたことを特徴とす
る。
【0006】
【作用】請求項1の発明に係る開閉装置の補助開閉器
は、開閉装置の開閉動作に連動する可動棒の動作方向に
沿うように永久磁石を可動棒に設置して、その永久磁石
の移動により開閉するリードスイッチ等で構成すること
で、補助開閉器の動作による可動接点及び固定接点の摩
耗を著しく減少させて、補助開閉器の寿命を向上させ
る。請求項2の発明に係る開閉装置の補助開閉装置は、
請求項1の発明に係る補助開閉器を磁性体で成形された
電磁シールド部内に収納することで、開閉装置から発生
する磁界等の外部からの磁界の影響を遮断することで全
く正確なリードスイッチの開閉動作を行なう。請求項3
の発明に係る開閉装置の補助開閉装置は、請求項2の発
明に係る電磁シールド部を、請求項1の発明に係る補助
開閉器を収納して開閉装置に直接設置する電磁シールド
タンクとその電磁シールドタンクに取付ける電磁シール
ドカバーとで構成することで、上記補助開閉器の点検等
を容易に行なえる。
【0007】
【実施例】
[実施例1]図1は、請求項1及び請求項2の発明に係
る一実施例を示す開閉装置の補助開閉装置の構成を示す
正面図である。尚、補助開閉装置は、例えば1つの電磁
シールド部11と2つの補助開閉器4a、4bで構成さ
れ、従来例と同様に開閉装置、例えば遮断器の外側側面
で遮断器の駆動機構部14に隣接するように設置され
る。まず、遮断器の駆動機構部14を説明する。駆動機
構部14は従来例のものと全く同一の構成であり、各2
つの連接棒と駆動棒とで構成される。尚、この駆動機構
部14が連動手段である。まず、第1の連接棒12は、
一端が遮断器ケース1の外側側面に突出し、他端が遮断
器ケース1の内側で遮断器の開閉動作機構部に接続され
て(図示せず)、遮断器の開閉動作に連動して回転動作
を行なう。第1の駆動棒2は第1の連接棒12の遮断器
ケース1の外側側面に突出した部分に固着され、第1の
連接棒12と連動して回転動作を行なう。第2の連接棒
13は、一端が第1の駆動棒2に接続され、他端が第2
の駆動棒6に接続されて、第1の駆動棒2と第2の駆動
棒6とを連動させる。第2の駆動棒6は第2の連接棒1
3と連動して支点5を中心に回転動作を行なう。さら
に、第2の駆動棒6は2つの補助開閉器4a、4b夫々
に隣接するように2つの起動端6a、6bを設けてい
る。そして、第2の駆動棒6が右回転する場合には、一
方の起動端6aが補助開閉器4aの突出端19aと直に
接して、復帰ばね30aの弾力に逆らって、可動棒10
aを起動して保持する。又、第2の駆動棒6が左回転す
る場合には、他方の起動端6bが補助開閉器4bの突出
端19bと直に接して、復帰ばね30bの弾力に逆らっ
て、可動棒10bを起動して保持する。次に、電磁シー
ルド部11を説明する。電磁シールド部11は鉄等の磁
性体で箱体形状に成形され、2つの補助開閉器4a、4
bを内部に収納して、駆動機構部14に隣接するように
遮断器ケース1の外側側面に設置される。尚、電磁シー
ルド部11は箱体形状に成形されているが、内部に収納
した2つの補助開閉器4a、4bの2つの突出端19
a、19bと駆動機構部14の2つの起動端6a、6b
とが直に接する為の開口部分及び補助開閉器4a、4b
と直流電源等とを接続する導体用の開口部分が電磁シー
ルド部11の一部分にそれぞれ設けられている(詳細は
実施例2にて後述)。又、この電磁シールド部11は磁
性体で構成されているので、内部に収納した2つの補助
開閉器4a、4bは電磁シールド部11の外部からの磁
界、例えば遮断器端子7aと遮断器端子7bとの間に流
れる電流により発生する磁界の影響による干渉を受けな
い。次に、2つの補助開閉器4a、4bを説明する。
尚、この2つの補助開閉器4a、4bは全く同一の構成
であるので、以下の説明は補助開閉器4aについてのみ
行なう。可動棒10aは駆動機構部14に面する部分に
突出端19aと復帰ばね30aとを設けている。そし
て、起動端6aで起動及び保持される場合以外では、可
動棒10aは復帰ばね30aの弾力により駆動機構部1
4側に向かうように保持される。又、可動棒10aに
は、複数の永久磁石32が可動棒10aの動作方向に沿
って、2つずつ互いに平行に配置されている。そして、
複数のリードスイッチ31が複数の永久磁石32の個々
と平行に配置され、複数の端子33、34に接続されて
いる。ここで、リードスイッチ31と端子33、34と
の詳細な構成について図2を用いて説明する。図2は、
2つのリードスイッチ31と端子33、34との組合せ
の一実施例を示す構成図である。リードスイッチ31は
可動接点31a、固定接点31b及びガラス管40で構
成されて、可動接点31a及び固定接点31bの一端が
ガラス管40内に気密的に収納され、他端がガラス管4
0の外側に引出されている。そして、リードスイッチ3
1の可動接点31aが端子金具35の取付部41aに取
付けられ、リードスイッチ31の固定接点31bが端子
金具35の取付部41bに取付けられている。又、2つ
の端子金具35には端子33、34のいずれか一方ずつ
が設けられているので、リードスイッチ31の可動接点
31aと固定接点31bとが接触している場合は、端子
33と端子34との間は導通する。さらに、この実施例
のように端子33と端子34との間に2つのリードスイ
ッチ31を並列に配置することで、信頼性に優れた補助
開閉器4a、4bを得ることが出来る。尚、端子33、
34は従来例と同様に外部引出し用端子であり、外部回
路、例えばいずれか一方は直流電源に、他方はフォトカ
プラ等を介してコンピュータに接続されている(図示せ
ず)。
【0008】次に、上記実施例の動作について以下に説
明する。尚、補助開閉器及び遮断器の初期状態について
は、例えば補助開閉器の初期状態が図1に示すような状
態にあり、遮断器の初期状態は開極状態にあるとする。
まず、遮断器が閉極状態となるように操作されると、従
来例と同様に第1の連接棒12が遮断器の動作に連動し
て左回転を行なうとともに、第1の駆動棒2を左回転さ
せる。続いて、第2の連接棒13が第1の駆動棒2によ
り押上げられ、第2の駆動棒6を支点5を中心に左回転
させる。従って、一方の起動端6bが補助開閉器4bの
突出端19bと直に接して、復帰ばね30bの弾力に逆
らって、可動棒10bを起動して保持する。そして、補
助開閉器4bのa接点はリードスイッチ31の可動接点
31aと固定接点31bとが接触することでONとな
り、補助開閉器4bのb接点はリードスイッチ31の可
動接点31aと固定接点31bとが開離することでOF
Fとなる。又、他方の起動端6aが補助開閉器4aの突
出端19aから離れることにより、可動棒10aが復帰
ばね30aの弾力により押下げられる。そして、補助開
閉器4aは補助開閉器4bとは逆にそのa接点はOFF
となり、b接点はONとなる。続いて、遮断器が開極状
態となるように操作されると、第1の連接棒12が遮断
器の動作に連動して右回転を行なうとともに、第1の駆
動棒2を右回転させる。従って、一方の起動端6aが補
助開閉器4aの突出端19aと直に接して、復帰ばね3
0aの弾力に逆らって、可動棒10aを起動して保持す
る。そして、補助開閉器4aのa接点はリードスイッチ
31の可動接点31aと固定接点31bとが接触するこ
とでONとなり、補助開閉器4aのb接点はリードスイ
ッチ31の可動接点31aと固定接点31bとが開離す
ることでOFFとなる。逆に、他方の起動端6bが補助
開閉器4bの突出端19bから離れることにより、可動
棒10bが復帰ばね30bの弾力により押下げられる。
そして、補助開閉器4bは補助開閉器4aとは逆にその
a接点はOFFとなり、b接点はONとなる。ここで、
上述のリードスイッチ31の開閉動作についての詳細な
説明を図3を用いて行なう。図3は、永久磁石32によ
るリードスイッチ31の開閉動作を示す説明図である。
又、補助開閉器4aの可動棒10aの状態は、図3
(a)、(b)では可動棒10aが復帰ばね30aの弾
力により押下げられている状態であり、図3(c)、
(d)では可動棒10aが起動端6aにより押上げられ
ている状態である。尚、図3(a)、(b)、(c)及
び(d)の各位置AA’、及び各位置BB’は同符号で
示すものがそれぞれ同じ位置であることを示している。
まず、図3(a)、(b)において、補助開閉器4aの
b接点(図面に向って左半分)では、リードスイッチ3
1の可動接点31aが永久磁石32のS極32bと図面
上鉛直方向で対向するように永久磁石32を可動棒10
aの取付部32cに設置しているので、リードスイッチ
31の可動接点31aは永久磁石32の磁界によりリー
ドスイッチ31の固定接点31bと接触してONとなっ
ている。又、補助開閉器4aのa接点(図面に向って右
半分)では、リードスイッチ31の可動接点31aが永
久磁石32と図面上鉛直方向で対向していないので、リ
ードスイッチ31の可動接点31aは永久磁石32の磁
界により可動しないでリードスイッチ31の固定接点3
1bと開離してOFFとなっている。次に、遮断器が操
作されて駆動機構部14の起動端6aにより可動棒10
aが押上げられると、可動棒10aは図面上右側に動
く。すなわち、図3(c)、(d)において、補助開閉
器4aのb接点では、リードスイッチ31の可動接点3
1aが永久磁石32のS極32bと図面上鉛直方向で対
向しなくなり、それ故、リードスイッチ31の可動接点
31aは永久磁石32の磁界では可動されず、リードス
イッチ31の固定接点31bと開離してOFFとなる。
又、補助開閉器4aのa接点では、リードスイッチ31
の可動接点31aが永久磁石32のS極32bと図面上
鉛直方向で対向するようになり、リードスイッチ31の
可動接点31aは永久磁石32の磁界によりリードスイ
ッチ31の固定接点31bと接触してONとなる。尚、
リードスイッチ31の可動接点31aは永久磁石32の
N極32aと図面上鉛直方向で対向した場合にも永久磁
石32の磁界により吸引され、リードスイッチ31の固
定接点31bと接触してONとなる。又、このリードス
イッチ31の可動接点31aと固定接点31bとの開閉
容量は、例えば10v,10mAであり、端子33、34のいず
れか一方を介して接続されるフォトカプラの微小負荷容
量(5v〜48v,1mA〜100mA)に適合している。それ故、こ
の実施例の補助開閉器は、そのままこの微小負荷に接続
が出来、従来のようにリードスイッチ31の可動接点3
1aと固定接点31bとに金メッキを施したり、補助開
閉器とフォトカプラとの間にリレーを設けたりして微小
負荷用スイッチとする必要がないものとなる。以上のよ
うに、補助開閉器4a、4bにリードスイッチ31を用
いることで、リードスイッチ31の可動接点31aと固
定接点31bとが永久磁石32の移動により磁気的に接
触あるいは開離しているので、上記2つの接点の摩耗が
小さくなり、補助開閉器4a、4bの寿命が向上する。
さらに、補助開閉器4a、4bを電磁シールド部11内
に収納することで、永久磁石32以外の磁界によるリー
ドスイッチ31の誤動作を防止する。
【0009】[実施例2]図4は、この発明の一実施例
を示す開閉装置の補助開閉装置の電磁シールド部11の
構造図である。図4において、図4(a)は電磁シール
ドタンク11aを示し、図4(b)は電磁シールドカバ
ー11bを示している。まず、電磁シールドタンク11
aを説明する。電磁シールドタンク11aは内部に補助
開閉器4a、4bを収納して、駆動機構部14に隣接す
るように開閉装置、例えば遮断器の外側側面に設置され
る。又、電磁シールドタンク11aには、例えばボルト
により電磁シールドカバー11bを取付けるための取付
穴50a、補助開閉器4a、4bの突出端19a、19
bのための開口部50d及び補助開閉器4a、4bの端
子33、34に接続される導体用の開口部50eが設け
られている。次に、電磁シールドカバー11bを説明す
る。電磁シールドカバー11bには取付穴50bが設け
られている。この電磁シールドカバー11bの取付穴5
0bと電磁シールドタンク11aの取付穴50aとを合
わしてボルトにより固定することで、電磁シールド部1
1は箱体形状に成形される。以上のように、電磁シール
ド部11が電磁シールドタンク11aと電磁シールドカ
バー11bとで構成され、その両者がボルトにより固定
されているだけなので、補助開閉器4a、4bの点検等
を容易に行うことが可能となる。尚、遮断器の駆動機構
部14及び補助開閉器4a、4bは実施例1と全く同一
なので、それらの構成及び動作の説明は省略する。
【0010】
【発明の効果】請求項1に記載した開閉装置の補助開閉
器によれば、補助開閉器を永久磁石の移動により開閉す
るリードスイッチを用いたことにより、励磁コイルや励
磁接点などが不要であり、また可動接点及び固定接点の
摩耗が殆どなく、補助開閉器の寿命を向上することが出
来る。又、リードスイッチの可動接点と固定接点との開
閉容量をフォトカプラの微小負荷容量に対して適正に出
来るので、リードスイッチの可動接点及び固定接点に金
メッキを施す方法及び補助開閉器とフォトカプラとの間
にリレーを設ける方法のどちらの方法も省略出来て、補
助開閉器及び周辺機器の部品数を減らして、補助開閉器
及び周辺機器の信頼性を向上することが可能となる。請
求項2に記載した開閉装置の補助開閉装置によれば、上
記補助開閉器を電磁シールド部内に収納することで、リ
ードスイッチには外部からの磁界の影響による干渉を与
えずにリードスイッチの開閉動作を正確に行うことが可
能となる。請求項3に記載した開閉装置の補助開閉装置
によれば、上記電磁シールド部を補助開閉器を収納した
電磁シールドタンクと電磁シールドカバーとで構成し、
ボルト等で電磁シールドカバーを電磁シールドタンクに
取付けることで、容易に補助開閉器の点検等を行なうこ
とが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1に係る開閉装置の補助開閉
装置の構成を示す正面図。
【図2】この発明に係る2つのリードスイッチと端子と
の組合せの一実施例を示す構成図。
【図3】この発明に係る永久磁石によるリードスイッチ
の開閉動作を示す説明図。
【図4】この発明の実施例2に係る開閉装置の補助開閉
器の電磁シールド部11の構造図。
【図5】従来の開閉装置の補助開閉装置の構成を示す正
面図。
【符号の説明】
1 遮断器ケース 4a、4b 補助開閉器 10a、10b 可動棒 11 電磁シルード部 11a 電磁シールドタンク 11b 電磁シールドカバー 19a、19b 突出端 31 リードスイッチ 32 永久磁石
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】
【実施例】 [実施例1]図1は、請求項1及び請求項2の発明に係
る一実施例を示す開閉装置の補助開閉装置の構成を示す
正面図である。尚、補助開閉装置は、例えば1つの電磁
シールド部11と2つの補助開閉器4a、4bで構成さ
れ、従来例と同様に開閉装置、例えば遮断器の外側側面
で遮断器の駆動機構部14に隣接するように設置され
る。まず、遮断器の駆動機構部14を説明する。駆動機
構部14は従来例のものと全く同一の構成であり、各2
つの連接棒と駆動棒とで構成される。尚、この駆動機構
部14が連動手段である。まず、第1の連接棒12は、
一端が遮断器ケース1の外側側面に突出し、他端が遮断
器ケース1の内側で遮断器の開閉動作機構部に接続され
て(図示せず)、遮断器の開閉動作に連動して回転動作
を行なう。第1の駆動棒2は第1の連接棒12の遮断器
ケース1の外側側面に突出した部分に固着され、第1の
連接棒12と連動して回転動作を行なう。第2の連接棒
13は、一端が第1の駆動棒2に接続され、他端が第2
の駆動棒6に接続されて、第1の駆動棒2と第2の駆動
棒6とを連動させる。第2の駆動棒6は第2の連接棒1
3と連動して支点5を中心に回転動作を行なう。さら
に、第2の駆動棒6は2つの補助開閉器4a、4b夫々
に隣接するように2つの起動端6a、6bを設けてい
る。そして、第2の駆動棒6が右回転する場合には、一
方の起動端6aが補助開閉器4aの突出端19aと直に
接して、復帰ばね30aの弾力に逆らって、可動棒10
aを起動して保持する。又、第2の駆動棒6が左回転す
る場合には、他方の起動端6bが補助開閉器4bの突出
端19bと直に接して、復帰ばね30bの弾力に逆らっ
て、可動棒10bを起動して保持する。次に、電磁シー
ルド部11を説明する。電磁シールド部11は鉄等の磁
性体で箱体形状に成形され、2つの補助開閉器4a、4
bを内部に収納して、駆動機構部14に隣接するように
遮断器ケース1の外側側面に設置される。尚、電磁シー
ルド部11は箱体形状に成形されているが、内部に収納
した2つの補助開閉器4a、4bの2つの突出端19
a、19bと駆動機構部14の2つの起動端6a、6b
とが直に接する為の開口部分及び補助開閉器4a、4b
と直流電源等とを接続する電線用の開口部分が電磁シー
ルド部11の一部分にそれぞれ設けられている(詳細は
実施例2にて後述)。又、この電磁シールド部11は磁
性体で構成されているので、内部に収納した2つの補助
開閉器4a、4bは電磁シールド部11の外部からの磁
界、例えば遮断器端子7aと遮断器端子7bとの間に流
れる電流により発生する磁界の影響による干渉を受けな
い。次に、2つの補助開閉器4a、4bを説明する。
尚、この2つの補助開閉器4a、4bは全く同一の構成
であるので、以下の説明は補助開閉器4aについてのみ
行なう。可動棒10aは駆動機構部14に面する部分に
突出端19aと復帰ばね30aとを設けている。そし
て、起動端6aで起動及び保持される場合以外では、可
動棒10aは復帰ばね30aの弾力により駆動機構部1
4側に向かうように保持される。又、可動棒10aに
は、複数の永久磁石32が可動棒10aの動作方向に沿
って、2つずつ互いに平行に配置されている。そして、
複数のリードスイッチ31が複数の永久磁石32の個々
と平行に配置され、複数の端子33、34に接続されて
いる。ここで、リードスイッチ31と端子33、34と
の詳細な構成について図2を用いて説明する。図2は、
2つのリードスイッチ31と端子33、34との組合せ
の一実施例を示す構成図である。リードスイッチ31は
可動接点31a、固定接点31b及びガラス管40で構
成されて、可動接点31a及び固定接点31bの一端が
ガラス管40内に気密的に収納され、他端がガラス管4
0の外側に引出されている。そして、リードスイッチ3
1の可動接点31aが端子金具35の取付部41aに取
付けられ、リードスイッチ31の固定接点31bが端子
金具35の取付部41bに取付けられている。又、2つ
の端子金具35には端子33、34のいずれか一方ずつ
が設けられているので、リードスイッチ31の可動接点
31aと固定接点31bとが接触している場合は、端子
33と端子34との間は導通する。さらに、この実施例
のように端子33と端子34との間に2つのリードスイ
ッチ31を並列に配置することで、信頼性に優れた補助
開閉器4a、4bを得ることが出来る。尚、端子33、
34は従来例と同様に外部引出し用端子であり、外部回
路、例えばいずれか一方は直流電源に、他方はフォトカ
プラ等を介してコンピュータに接続されている(図示せ
ず)。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】[実施例2]図4は、この発明の一実施例
を示す開閉装置の補助開閉装置の電磁シールド部11の
構造図である。図4において、図4(a)は電磁シール
ドタンク11aを示し、図4(b)は電磁シールドカバ
ー11bを示している。まず、電磁シールドタンク11
aを説明する。電磁シールドタンク11aは内部に補助
開閉器4a、4bを収納して、駆動機構部14に隣接す
るように開閉装置、例えば遮断器の外側側面に設置され
る。又、電磁シールドタンク11aには、例えばボルト
により電磁シールドカバー11bを取付けるための取付
穴50a、補助開閉器4a、4bの突出端19a、19
bのための開口部50d及び補助開閉器4a、4bの端
子33、34に接続される電線用の開口部50eが設け
られている。次に、電磁シールドカバー11bを説明す
る。電磁シールドカバー11bには取付穴50bが設け
られている。この電磁シールドカバー11bの取付穴5
0bと電磁シールドタンク11aの取付穴50aとを合
わしてボルトにより固定することで、電磁シールド部1
1は箱体形状に成形される。以上のように、電磁シール
ド部11が電磁シールドタンク11aと電磁シールドカ
バー11bとで構成され、その両者がボルトにより固定
されているだけなので、補助開閉器4a、4bの点検等
を容易に行うことが可能となる。尚、遮断器の駆動機構
部14及び補助開閉器4a、4bは実施例1と全く同一
なので、それらの構成及び動作の説明は省略する。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉装置の開閉動作と連動手段で連絡さ
    れた可動棒、 前記可動棒の動作方向に沿うように設置された永久磁
    石、及び前記可動棒と平行に設置され、前記永久磁石の
    移動により開閉するリードスイッチ、 を具備する開閉装置の補助開閉器。
  2. 【請求項2】 開閉装置の開閉動作と連動手段で連絡さ
    れた可動棒と、前記可動棒の動作方向に沿うように設置
    された永久磁石と、前記可動棒と平行に設置され、前記
    永久磁石の移動により開閉するリードスイッチとを有す
    る補助開閉器、及び前記開閉装置に設置され、磁性体に
    て箱体形状に成形されて前記補助開閉器を収納した電磁
    シールド部、 を具備する開閉装置の補助開閉装置。
  3. 【請求項3】 前記電磁シールド部は、前記補助開閉器
    を収納して前記開閉装置に直接設置された電磁シールド
    タンクと、前記電磁シールドタンクに取付けられた電磁
    シールドカバーとで構成されたことを特徴とする請求項
    2に記載の開閉装置の補助開閉装置。
JP16241293A 1993-06-30 1993-06-30 開閉装置の補助開閉器 Pending JPH0721893A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7191022B1 (en) 1997-10-23 2007-03-13 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Public addressing system
KR100697654B1 (ko) * 2005-12-01 2007-03-20 주식회사 에이스테크놀로지 알에프 스위치
JP2011509065A (ja) * 2008-01-04 2011-03-17 リーチ インターナショナル コーポレイション 不揮発性状態インジケータスイッチ
US10304646B2 (en) 2017-02-02 2019-05-28 Lsis Co., Ltd. Auxiliary relay of electromagnetic contactor

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JP2011509065A (ja) * 2008-01-04 2011-03-17 リーチ インターナショナル コーポレイション 不揮発性状態インジケータスイッチ
US10304646B2 (en) 2017-02-02 2019-05-28 Lsis Co., Ltd. Auxiliary relay of electromagnetic contactor

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