JPH07218814A - 焦点検出及び測光装置 - Google Patents

焦点検出及び測光装置

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JPH07218814A
JPH07218814A JP1150894A JP1150894A JPH07218814A JP H07218814 A JPH07218814 A JP H07218814A JP 1150894 A JP1150894 A JP 1150894A JP 1150894 A JP1150894 A JP 1150894A JP H07218814 A JPH07218814 A JP H07218814A
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JP
Japan
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focus detection
photometric
lens
optical system
pair
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JP1150894A
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Inventor
Yasunari Shimazaki
泰成 島崎
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】簡単な構成で焦点検出機能とスポット測光機能
を有し、スポット測光の感度分布の中央部に不感帯が出
来ない焦点検出及び測光装置を提供することを目的とす
る。 【構成】焦点検出光学系は、視野絞り10と、その後方
に配置されたコンデンサレンズ12と、該コンデンサレ
ンズ12の後方に配置された絞り13の一対の開口部1
3a、13bと、該明るさ絞りの各開口部の後方に各々
配置された再結像レンズ14の一対の焦点検出用再結像
レンズ部14a、14bと、該再結像レンズ14から射
出される光束の結像位置の一対の焦点検出用受光素子1
5a、15bとから構成される。測光光学系は、コンデ
ンサレンズ12と、一対の開口部13c,13dと、再
結像レンズ14の一対の測光用再結像レンズ部14c,
14dと、該再結像レンズ14から射出される光束の結
像位置に設けられた一対の測光用受光素子15c,15
dとから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮影レンズを通過した
被写体光を用いて焦点検出と測光を行うカメラの焦点検
出及び測光装置に関する。
【0002】
【従来技術】焦点検出装置を備えたカメラにおいては、
通常撮影画面の中央に相当する位置、即ち、撮影レンズ
の光軸上に焦点検出光学系が配置されている。このよう
な構成のカメラにスポット測光(部分測光)のための光
学系をさらに配置しようとすると、お互いその性格上撮
影画面の中央、すなわち撮影レンズの光軸上に測光光学
系を配置する必要があるため光路の分け方とその配置に
問題が生じる。この場合、ハーフミラー等でその光路を
分割する方法では、お互いの光量が半減してしまうので
性能的に不利になってしまう。また、その配置にむだが
生じ、構成が複雑になる。
【0003】ハーフミラーを用いない従来技術として、
焦点検出装置内にスポット測光機能をもたせる装置があ
る。これは焦点検出用受光素子の近傍にスポット測光用
受光素子を配置し、焦点検出光学系の光をスポット測光
用受光素子にも取り込ませるように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこの場
合、焦点検出用光学系を用いてスポット測光用受光素子
に光を導くために、焦点検出領域の範囲の光束はスポッ
ト測光用受光素子に導くことが出来ない。このためスポ
ット測光領域内の測距領域部は測光出来ない。即ちスポ
ット測光の感度分布の中央部に不感帯が出来てしまい、
著しくスポット性に欠けるものであった。本発明はこの
ような問題に鑑みてなされたものであって、簡単な構成
で焦点検出機能とスポット測光機能を有する焦点検出及
び測光装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の焦点検出及び測光装置は、撮影レ
ンズのある領域を透過した光束を用いて焦点検出を行う
焦点検出手段と、前記撮影レンズの上記ある領域とは異
なる領域を透過した光束を用いて測光を行う測光手段と
を具備する。また、請求項2に記載の焦点検出及び測光
装置は、撮影レンズのある領域を透過した光束に基づい
て、焦点検出光学系を用いて被写体の二次像を形成し、
この二次像を焦点検出用受光素子で受光する焦点検出手
段と、撮影レンズの他の領域を透過した光束に基づい
て、測光光学系を用いて被写体の二次像を形成し、この
二次像を測光用受光素子で受光する測光手段とが同一の
モジュール内に構成されている。さらに、請求項3に記
載の焦点検出及び測光装置は、上記焦点検出手段の撮影
画面上での焦点検出視野と、上記測光手段の上記撮影画
面上での測光視野は、上記撮影画面上のほぼ中央に配置
され、少なくともお互いの視野の一部分を共有してい
る。
【0006】
【作用】上記請求項1に記載の焦点検出及び測光装置
は、焦点検出光学系と測光用光学系はそれぞれ撮影レン
ズの異なる領域を透過した光束に基づいて、被写体の二
次像を形成するようにしている。また、上記請求項2に
記載の焦点検出及び測光装置は、焦点検出用光学系と測
光用光学系を同一のモジュール内に構成し、さらに焦点
検出光学系と測光用光学系はそれぞれ撮影レンズの異な
る領域を透過した光束に基づいて、被写体の二次像を形
成するようにしている。上記請求項3に記載の焦点検出
及び測光装置は、焦点検出視野と測光視野の少なくとも
一部を共有するようにし、焦点検出を行った被写体に対
して正確に測光を行えるようにしている。
【0007】
【実施例】以下、本発明の基本的な一実施例を図1を用
いて説明する。本発明による焦点検出測光装置の一実施
例は、撮影レンズ101を透過した被写体光の予定結像
面の近傍に配置された視野マスク102とコンデンサレ
ンズ103と明るさ絞り104と再結像レンズ106と
焦点検出用受光素子108から構成される焦点検出用光
学系Ofと、撮影レンズを透過した被写体光の予定結像
面の近傍に配置された視野マスク102とコンデンサレ
ンズ103と明るさ絞り105と再結像レンズ107と
測光用受光素子109から構成されている測光用光学系
Oeとから構成され、これら各光学系の構成部材が、一
つのモジュール内に配置されている。ここで、焦点検出
光学系Ofと測光用光学系Oeによってそれぞれ二次像
が形成される。ここで形成される二次像は被写体の少な
くとも一部を共通とするように、その光学系の特性が決
められている。さらに、前記焦点検出光学系Ofと前記
測光光学系Oeのコンデンサレンズ103は同一部材で
あり、焦点検出用受光素子108と測光用受光素子10
9は同一基板上に形成され、撮影レンズの予定結像面と
該コンデンサレンズ103の間に配置された赤外カット
フィルタ等の光学部材(図示せず)を有する。
【0008】撮影レンズを通過した焦点検出用光束は、
予定結像面を通りコンデンサレンズ103、明るさ絞り
104を通過し、再結像レンズ106によって焦点検出
用受光素子108に二次像を形成する。一方、上記二次
像に対応する被写体の同一箇所付近からの測光用光束
は、撮影レンズ101、予定結像面を通りコンデンサレ
ンズ103、明るさ絞り105を通過し、再結像レンズ
109によって測光用受光素子109に二次像を形成す
る。このとき撮影レンズ101を通過する焦点検出用光
束は、コンデンサレンズ103と明るさ絞り104の一
対の開口部により異なる瞳領域からのものとなる。また
測光用光束も同様に撮影レンズ101の異なる領域から
のものとなる。
【0009】このように、略同一の被写体から発した焦
点検出用光束と測光用光束は撮影レンズのそれぞれ異な
る領域を通過して、同一のコンデンサレンズ103を透
過する。そして明るさ絞りと、同一部材上に形成された
焦点検出用と測光用の再結像レンズ106、107によ
って、センサ上にオンチップで形成された焦点検出用受
光素子108と測光用受光素子109にそれぞれ二次像
を形成する。
【0010】以上のように、本発明の一実施例によれ
ば、焦点検出光学系Ofと測光光学系Oeを構成するに
あたって、コンデンサレンズを共有し、再結像レンズを
同一部材上に形成し、同一センサ内に受光素子をオンチ
ップで形成する事により一つの装置内に纏められるの
で、コンパクトな焦点検出を兼用できる測光装置が可能
となる。その上、焦点検出視野と測光視野はそれぞれ画
面の中心に共存する事ができるので、使いやすい焦点検
出測光装置となる。
【0011】次に、本発明のより具体的な他の実施例
を、図2乃至図12に従って説明する。 図2は本発明
を適用した一眼レフレックスカメラの断面図である。こ
の図において、1はカメラボディであり、2は撮影レン
ズ、3は前記撮影レンズ2を透過した被写体光をファイ
ンダーと焦点検出・測光系に分離するメインミラー、4
はメインミラー3を透過した焦点検出・測光系の光束を
ボディー下部へと導くサブミラー、5はボディー下部に
配置された焦点検出および測光装置、6はフィルム面、
7はフォーカルプレーンシャッタである。なお、撮影レ
ンズ2は、交換レンズ鏡筒内であっても、カメラボディ
1に固定された鏡筒内にあってもいずれでも良い。
【0012】図3は図2にて示した焦点検出及び測光装
置5の展開斜視図であり、図4は焦点検出及び測光装置
5の光学系のみの斜視図である。支持体9の上部9aに
は、集光用のコンデンサレンズ12と赤外光カットフィ
ルタ11、中央に開口部を有する視野絞り10を載置す
る空間が設けられ、視野絞り10、赤外カットフィルタ
11、コンデンサ12は支持体9と一体に固定される。
なお、支持体9がカメラボディ1に組み込まれた際に
は、視野絞り10は撮影レンズ2の予定結像面(フィル
ム面6と共役な位置)付近に配置される。支持体9には
焦点検出用光束と測光用光束を90度曲げるための反射
ミラー16が一体に設けられている。また、支持体9の
側方開口部9bには、絞り13と再結像レンズ14を載
置する空間を有し、これらの背後に配置されたセンサ基
板15とが支持体9に一体に固定されている。絞り13
には焦点検出用の一対の開口部13a、13bと、この
開口部と略直交する方向に測光用の一対の開口部13
c、13dとが設けられている。
【0013】再結像レンズ14には焦点検出用の一対の
焦点検出用再結像レンズ部14a、14bと、この一対
の焦点検出用再結像レンズ部と略直交する方向に配置さ
れた一対の測光用再結像レンズ部14c、14dが一体
に形成されている。センサ基板15には、一対の焦点検
出用受光素子15a、15bと、一対の測光用受光素子
15c、15dが設けれている。焦点検出用受光素子1
5a、15bは、複数の光電変換素子を集積したCCD
もしくはMOS又は自己増幅型等のラインセンサから構
成され、また測光受光素子15c、15dは、ホトダイ
オード、ホトトランジスタ等の光電変換素子から構成さ
れる。これらの各部材がひとつの支持体9によって保持
されていることにより単一のモジュールとして構成され
る。なお、一対の開口部13a、13bおよび一対の焦
点検出用再結像レンズ部14a、14bは、所謂、瞳分
割法による焦点検出にあたって十分な合焦精度を確保し
得る間隔となって並んでいる。
【0014】焦点検出光学系は、視野絞り10と、その
後方に配置された赤外カットフィルター11と、コンデ
ンサレンズ12と、該コンデンサレンズ12の後方に配
置された絞り13の一対の開口部13a、13bと、該
明るさ絞りの各開口部の後方に各々配置された再結像レ
ンズ14の一対の焦点検出用再結像レンズ部14a、1
4bと、該再結像レンズ14から射出される光束の結像
位置の一対の焦点検出用受光素子15a、15bとから
構成される。この焦点検出光学系は、ファインダ視野中
の略中央部分の被写体の焦点状態を瞳分割法による検出
可能としている。また、測光光学系は、コンデンサレン
ズ12と、一対の開口部13c,13dと、再結像レン
ズ14の一対の測光用再結像レンズ部14c,14d
と、該再結像レンズ14から射出される光束の結像位置
に設けられた一対の測光用受光素子15c,15dとか
ら構成される。この測光光学系は、ファインダ視野中の
略中央部分のみを測光する所謂、スポット測光(部分測
光)を可能としている。
【0015】この様な構成により成る焦点検出及び測光
装置において図5は焦点検出光学系の光路展開図であ
り、図4における再結像レンズ14の、焦点検出用再結
像レンズ部14a、14bとの光軸を含む断面図を示し
たものである。撮影レンズ2のある領域Aを透過した被
写体光は、予定結像面近傍に配置された視野絞り10で
その視野範囲を制限され、コンデンサレンズ12を通り
一対の明るさ絞りの開口部13aと13bにより前述し
た撮影レンズ2からの被写体光を異なる領域からのもの
とされる。そして、再結像レンズ14の焦点検出用再結
像レンズ部14aと14bには、明るさ絞りの一対の開
口部13aと13bがそれぞれ対応していてこれにより
センサ基板15上の焦点検出用受光素子15a、15b
上には二つの二次像が形成される。
【0016】また、図6は測光光学系の光路展開図であ
る。図4における再結像レンズ14の測光用再結像レン
ズ部14c,14dとの光軸を含む断面図を示したもの
である。撮影レンズ2のある領域Bを透過した被写体光
は予定結像面近傍に配置された視野絞り10でその視野
範囲を制限され、コンデンサレンズ12を通り一対の明
るさ絞りの開口部13c、13dにより撮影レンズ2か
らの被写体光を焦点検出の場合とは異なる領域からのも
のとされる。そして、再結像レンズ14の測光用再結像
レンズ部14cと14dには、明るさ絞り13の一対の
開口部13cと13dがそれぞれ対応していて、これに
よりセンサ基板15上の測光用受光素子15c、15d
上には二つの二次像が形成される。
【0017】ここで、前記明るさ絞り13の焦点検出用
の一対の開口部13aと13bはお互いに対称な形状を
していて、合焦精度を確保し得る間隔を持って並ぶよう
に形成されている。そして、測光用の一対の開口部13
cと13dは、該焦点検出用の開口領域以外の不必要な
領域に焦点検出用とは異なる方向に並ぶように、本実施
例では、前述したように略直交する方向に形成されてい
る。
【0018】図7は、明るさ絞り13のそれぞれの開口
部13a〜13dが、コンデンサレンズ12によって撮
影レンズの瞳22上に投影されている様子を示したもの
である。図中、22aと22bは焦点検出用の明るさ絞
りの一対の開口部13a、13bに対応する瞳上での領
域であり、22cと22dは測光用の明るさ絞りの一対
の開口部13c、13dに対応する瞳上での領域であ
る。焦点検出用の領域も測光用の領域も同一Fナンバー
であるので同一円内23に存在し、それぞれの開口に対
応する領域がお互いに干渉しないように構成されてい
る。
【0019】また、図8は、開口部13a、13bに比
べ開口部13c、13dの方が大きいために、焦点検出
用の領域のFナンバーよりも測光用の領域のFナンバー
の方が小さいときの様子を示したものである。測光用の
領域が含まれる円24の方が、焦点検出用の領域が含ま
れる円25よりも大きく、それぞれの開口に対応する領
域がお互いに干渉しないように形成されている。このよ
うに、明るさ絞り13を構成すると焦点検出用に十分な
光束を確保することができ、高精度の焦点検出を行うこ
とができる。
【0020】このように焦点検出光学系は撮影レンズの
異なる領域22aと22bを透過した光束を焦点検出用
受光素子へ、そして測光光学系は焦点検出光学系が使用
しない領域22cと22dを透過した光束を測光用受光
素子へと導くように構成されている。またコンデンサレ
ンズ12は焦点検出光学系と測光光学系それぞれに同一
のものを共有している構成となっている。
【0021】図9は、再結像レンズ14における焦点検
出用再結像レンズ部と測光用再結像レンズ部とが、一体
の部材として形成された様子を示したものである。14
aと14bは焦点検出用のレンズ部であり、14cと1
4dは測光用レンズ部である。それぞれの明るさ絞りの
一対の開口部と対応するようにお互いに異なる方向に配
置されるよう構成されている。この再結像レンズ14は
これらのレンズ部14a〜14dが、透明プラスッチク
もしくはガラスで一体に形成されている。
【0022】図10は、センサ基板15上の焦点検出用
受光素子15a、15bと測光用受光素子15c、15
d上に形成された二次像の様子を示したものである。セ
ンサ基板15内には、前述したように焦点検出用の一対
の受光素子15aと15b、測光用の受光素子15cと
15dがオンチップで形成されていて、焦点検出用受光
素子の方向に対して異なる方向に一対の測光用受光素子
が配置され、それぞれの受光素子上にそれぞれの再結像
光学系によって焦点検出用の二次像26a、26bと測
光用の二次像26c、26dが形成されている。
【0023】該焦点検出用の二次像26a、26bは撮
影レンズ2の瞳上の領域22aと22bをそれぞれ透過
した光束による被写体像であり、該測光用の二次像26
c、26dは撮影レンズ2の瞳上の領域22cと22d
をそれぞれ透過した光束による被写体像である。
【0024】したがって、図11のように、焦点検出用
受光素子による焦点検出視野はその逆投影像と一致する
撮影画面の中心に長方形矩形領域27として形成される
ことになり、また測光用受光素子による測光視野はその
逆投影像から、撮影画面の中心に円形領域28として形
成されることになる。しかもお互いに同一の領域部分を
共有しているにもかかわらず両方の性能を満たす事が出
来るので、それぞれの設計の自由度が格段に向上する。
即ち、焦点検出光学系と測光光学系それぞれ別々に設計
できるので、例えば、図12のように、焦点検出視野2
7よりも測光視野29をはるかに小さくするという様な
事も出来る。逆に焦点検出視野27を測光視野29より
大きくすることも可能である。
【0025】上記各実施例においては、焦点検出は撮影
レンズを通過した被写体光束を用いて、瞳分割法による
焦点検出を行っていたが、焦点検出はこの方法に限ら
ず、例えばコントラスト法等、他の焦点検出方法であっ
ても良い。また、実施例では測光光学系は1対の測光用
受光素子によって行っていたが、この例に限らず、例え
ば1つの測光用受光素子によって行っても良い。この場
合、再結像レンズ14の内、再結像レンズ部14cもし
くは14dのいずれか一方は不用となり、更に、明るさ
絞り13の内の開口部13cもしくは13dのいずれか
一方と、センサ内の受光素子15cもしくは15dのい
ずれか一方が不用となるので、より一層コンパクトに構
成することができる。さらに、再結像レンズ部14c、
14dの倍率をそれぞれ変えるか、1対の測光検出用受
光素子の大きさを変えることにより、測光視野の大きさ
を異ならせるようにしても良い。また、明るさ絞りの開
口の大きさを異ならせるようにしても良く、この場合に
は測光用受光素子に到達する光量を変えることができ
る。
【0026】なお、本発明の上記実施態様によれば以下
のごとき構成が得られる。 (1) 撮影レンズの一の領域を透過した光束に基づい
て、焦点検出光学系を用いて被写体の一対の二次像を形
成し、この二次像を一対の焦点検出用受光素子で受光す
る焦点検出手段と、撮影レンズの他の領域を透過した光
束に基づいて、測光光学系を用いて被写体の二次像を形
成し、この二次像を測光用受光素子で受光する測光手段
と、が同一のモジュール内に構成されたことを特徴とす
る焦点検出及び測光装置。 (2) 上記焦点検出光学系のコンデンサレンズと、上
記測光光学系のコンデンサレンズは同一のコンデンサレ
ンズを共用することを特徴とする上記(1)に記載の焦
点検出及び測光装置。 (3) 上記焦点検出光学系の再結像レンズと上記測光
光学系の再結像レンズとが、一体の部材上に形成された
ことを特徴とする上記(1)または(2)に記載の焦点
検出及び測光装置。 (4) 上記焦点検出用受光素子と上記測光用受光素子
とが、一つのセンサ内チップ上に構成されたことを特徴
とする上記(1)乃至(3)に記載の焦点検出及び測光
装置。 (5) 撮影レンズの一の領域を透過した光束を用いて
焦点検出を行う焦点検出手段と、前記撮影レンズの上記
一の領域とは異なる領域を透過した光束を用いて測光を
行う測光手段と、とを特徴とする焦点検出及び測光装
置。 (6) 上記焦点検出手段に使用する光束のFナンバー
と、上記測光手段に使用する光束のFナンバーを等した
ことを特徴とする上記(5)に記載の焦点検出及び測光
装置。 (7) 上記焦点検出手段に使用する光束のFナンバー
より、上記測光手段に使用する光束のFナンバーの方を
小さくしたことを特徴とする上記(5)に記載の焦点検
出及び測光装置。 (8) 撮影レンズの異なる領域を透過した光束を用い
て焦点検出を行う焦点検出手段の撮影画面上での焦点検
出視野と、前記撮影レンズの前記焦点検出手段には使用
しない領域を透過した光束を用いて測光を行う測光手段
の前記撮影画面上での測光視野は、前記撮影画面上のほ
ぼ中央に配置され、少なくともお互いの視野の一部分を
共有していることを特徴とする上記(1)乃至(7)に
記載の焦点検出及び測光装置。
【0027】上記(1)の記載の実施態様によれば、焦
点検出用光学系と測光用光学系を同一のモジュール内に
構成しているので小型化でき、さらに焦点検出光学系と
測光用光学系はそれぞれ撮影レンズの異なる領域を透過
した光束に基づいて、被写体の二次像を形成するように
しているので、被写体光束を有効に利用できると共に、
画面中央部分について測距と測光を行うことができる。
上記(2)の実施態様によれば、コンデンサレンズを兼
用しているので、構成が簡単になると共に、小型化が可
能となる。上記(3)の実施態様によれば再結像レンズ
が単一の部材に構成されるので、小型化できる。上記
(4)の実施態様によれば、焦点検出用と測光用のセン
サが同一チップ上に構成されるので、小型化できる。上
記(5)の実施態様によれば、撮影レンズを通過した被
写体光束を有効に利用して焦点検出と測光を行うことが
できる。上記(6)の実施態様によれば、焦点検出と測
光が略同じ部分を検出することができる。上記(7)の
実施態様によれば、測光に十分な光束を得ることができ
る。上記(8)の実施態様によれば、焦点検出視野と測
光視野の少なくとも一部を共有するようにし、焦点検出
を行った被写体に対して正確に測光を行える。
【0028】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、焦点検出
光学系と測光光学系を一つの装置として構成し、撮影レ
ンズの異なる領域からの被写体光を焦点検出用とスポッ
ト測光用にそれぞれの受光素子上に導くように構成した
ので、焦点検出視野とスポット測光視野が画面中心にお
互いに干渉することなく存在することができ、簡単な構
成により焦点検出機能とスポット測光機能それぞれの性
能を十分に満たすコンパクトな焦点検出測光装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す光学ブロック図であ
る。
【図2】本発明を一眼レフレックスカメラに適用した他
の実施例を示すカメラの断面図である。
【図3】図2にて示した上記他の実施例の焦点検出及び
測光装置5の展開斜視図である。
【図4】他の実施例の焦点検出及び測光装置5の光学系
のみの斜視図である。
【図5】他の実施例の焦点検出光学系の光路展開図であ
る。
【図6】他の実施例の測光光学系の光路展開図である。
【図7】他の実施例において、明るさ絞り13のそれぞ
れの開口部を、撮影レンズの瞳22上に投影した図であ
る。
【図8】他の実施例の変形例において、明るさ絞り13
のそれぞれの開口部を、撮影レンズの瞳22上に投影し
た図である。
【図9】他の実施例の再結像レンズ14の詳細図であ
る。
【図10】他の実施例のセンサ基板15上の二次像の様
子を示す図である。
【図11】他の実施例の焦点検出視野と測光視野の関係
を示す図である。
【図12】他の実施例の変形例における焦点検出視野と
測光視野の関係を示す図である。
【符号の説明】
9 支持体 10 視野絞り 11 赤外光カットフィルタ 12 コンデンサレンズ 13 絞り 14a、14b 焦点検出用再結像レンズ部 14c、14d 測光用再結像レンズ部 15a、15b 焦点検出用受光素子 15c、15d 測光用受光素子 101 撮影レンズ 102 視野マスク 103 コンデンサレンズ 104、105 明るさ絞り 106、107 再結像レンズ 108、109 焦点検出用受光素子 Of 焦点検出用光学系 Oe 測光用光学系
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03B 7/28

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影レンズのある領域を透過した光束を
    用いて焦点検出を行う焦点検出手段と、 前記撮影レンズの上記ある領域とは異なる領域を透過し
    た光束を用いて測光を行う測光手段と、 を具備することを特徴とする焦点検出及び測光装置。
  2. 【請求項2】 撮影レンズのある領域を透過した光束に
    基づいて、焦点検出光学系を用いて被写体の二次像を形
    成し、この二次像を焦点検出用受光素子で受光する焦点
    検出手段と、 撮影レンズの他の領域を透過した光束に基づいて、測光
    光学系を用いて被写体の二次像を形成し、この二次像を
    測光用受光素子で受光する測光手段と、が同一のモジュ
    ール内に構成されたことを特徴とする焦点検出及び測光
    装置。
  3. 【請求項3】 上記焦点検出手段の撮影画面上での焦点
    検出視野と、上記測光手段の上記撮影画面上での測光視
    野は、上記撮影画面上のほぼ中央に配置され、少なくと
    もお互いの視野の一部分を共有していることを特徴とす
    る請求項1または請求項2に記載の焦点検出及び測光装
    置。
JP1150894A 1994-02-03 1994-02-03 焦点検出及び測光装置 Withdrawn JPH07218814A (ja)

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