JPH0721830U - 組立壁の下部連結装置 - Google Patents
組立壁の下部連結装置Info
- Publication number
- JPH0721830U JPH0721830U JP5608193U JP5608193U JPH0721830U JP H0721830 U JPH0721830 U JP H0721830U JP 5608193 U JP5608193 U JP 5608193U JP 5608193 U JP5608193 U JP 5608193U JP H0721830 U JPH0721830 U JP H0721830U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は、工場内等で使用される組立式のミ
ーティングムール、あるいは喫煙ルーム等を組み立てる
際に、互いに連結される組立壁の下部連結装置に関する
ものであり、連結作業が容易で、各組立壁の隙間が一定
となる美観的にもすぐれた組立壁の下部連結装置を提供
する事を目的とする。 【構成】 組立壁の下端部に連結用嵌合溝が形成され、
連結用嵌合溝の内部の左右端部側に連結ボルトが垂設さ
れる一方、組立壁下端部に外嵌する支持基板と、嵌合溝
に位置して組立壁を支持する上向き支持突条と、前記連
結用ボルトの下端部が挿通する連結孔と、支持基板に取
りつけられたアジャスターを有する連結金具で2つの組
立壁の下端同士を同時に支持基板と上向き支持突条で支
持し、それぞれの連結用ボルトに下方より連結ナットを
螺合し、連結金具と組立壁を連結したものである。
ーティングムール、あるいは喫煙ルーム等を組み立てる
際に、互いに連結される組立壁の下部連結装置に関する
ものであり、連結作業が容易で、各組立壁の隙間が一定
となる美観的にもすぐれた組立壁の下部連結装置を提供
する事を目的とする。 【構成】 組立壁の下端部に連結用嵌合溝が形成され、
連結用嵌合溝の内部の左右端部側に連結ボルトが垂設さ
れる一方、組立壁下端部に外嵌する支持基板と、嵌合溝
に位置して組立壁を支持する上向き支持突条と、前記連
結用ボルトの下端部が挿通する連結孔と、支持基板に取
りつけられたアジャスターを有する連結金具で2つの組
立壁の下端同士を同時に支持基板と上向き支持突条で支
持し、それぞれの連結用ボルトに下方より連結ナットを
螺合し、連結金具と組立壁を連結したものである。
Description
【0001】
本考案は工場内等で使用される組立式のミーティングルーム、あるいは喫煙ル ーム等を組立てる際に互いに連結される組立壁の下部連結装置に関するものであ る。
【0002】
従来、上記連結装置は、断面四角形の中空横長材の長手方向の垂直面の両端部 近くにネジ穴がもうけられた下連結具と、パネル下面にもうけられた断面下向き コ字形で、下連結具がピッタリ内嵌される巾木受けの前後の垂れ片に、上記ネジ 穴に一致して透し孔が形成され、下連結具にアジャスターをもうけ、巾木受けに 下連結具を内嵌した状態で、前後方向の側方よりビスにて、垂れ片と下連結具を 連結したものであった。( 例えば実開昭62−151309号)
【0003】 上記の場合、前後の側方よりビス止めする構成であるから、パネルを工場等の 壁際に立設する場合等は、壁面が邪魔になって、一側方側からしかビス止めでき なかった。 この為、下連結具と巾木受けとの連結強度が弱く、パネル同士を強固に連結す る事ができなかった。 また、下連結具は巾木受けに内嵌するが、左右の動き止めが形成されていない ので、位置ずれをおこし、ネジ穴と透し孔が一致しない場合があり、連結作業が 手間どるという問題があるだけでなく、パネル間の隙間も一定せず、美観的にも 好ましくなかった。
【0004】
本考案は、上記問題を解決する事を課題として、連結強度にすぐれ、連結作業 が容易で、各組立壁の隙間が一定となる美観的にもすぐれた組立壁の下部連結装 置を提供する事を目的とする。
【0005】
組立壁の下端部に連結用嵌合溝が形成され、連結用嵌合溝の内部の左右端部側 に連結ボルトが垂設されると共に、組立壁の下端部に外嵌する支持基板と、嵌合 溝内に位置して組立壁を支持する上向き支持突条と、前記連結用ボルトの下端部 が挿通する連結孔と、支持基板に取りつけられたアジャスターを有する連結金具 により、2つの組立壁の下端部同士が同時に支持基板と、上向き支持突条で支持 され、それぞれの連結用ボルトに下方より連結ナットを螺合し、連結金具と組立 壁が連結されているものである。
【0006】
上記手段によれば、それぞれの組立壁の一方側の端部に連結金具を連結してお けば、別の組立壁の下端部を上方より連結金具に嵌合する事により、連結用ボル トは連結金具の連結孔に挿通するので、組立壁間の位置が強制的に決まり、組立 壁間の隙間がそろって美観的にすぐれたものとなる。 また、連結ナットは、連結金具の下方より螺合せしめる様にしているので、壁 際に組立壁を設置した状態であっても、従来の様に連結強度が低下したりする恐 れは一切なく、連結作業も容易である。
【0007】
以下、実施例を図面に基づいて説明する。 図2において符号1、1は左右に一直線状に連結された組立壁を示し、符号2は 組立壁1、1の下端部を連結する連結金具を示し、符号3は巾木取付座5の押さ えボルトを示している。
【0008】 組立壁1は前後に所定間隔を有するスチール製の表面板11、11間の左右上 下端部、及び中央部分に左右上下枠材12、13、ペーパーハニカム等(図示せ ず)を介在せしめて構成されている。 すなわち、組立壁1の下端部の表面板11、11間に略下向きコ字形の下枠1 3が配設されて、左右端面、及び下面が開口する連結用嵌合溝14が組立壁1の 下端部に形成されている。
【0009】 そして、下枠13の左右端部には、下枠13の上壁131より連結用嵌合溝1 4内に突出し、下端部が組立壁1の下面より下方に突出する連結用ボルト15・ ・・が形成されている。
【0010】 連結金具2は、組立壁1の厚みよりやや大なる間隔を有して上方に突出する前 後突片21、21と、前後突片21、21が前後端部に連設された基板22より 断面上向き略コ字形で、組立壁1の下端部に外嵌する支持基板23と、基板22 の前後方向の中央部側で、前記連結用ボルト15・・・が間に位置する様、所定 の間隔を有して基板22より、左右方向全幅にわたって上方に突出する上向き支 持突条24、24と、基板22の左右方向中央部よりやや偏った位置の下方側に 設けられたアジャスター250よりなり、アジャスター250は基板22の下面 に固着されたアジャスターナット25と、アジャスターナット25に下方より螺 合するアジャスターボルト251と、アジャスターボルト251の下端にもうけ られたアジャスター座252より構成されている。 そして、基板22の左右両端部には、前記連結用ボルト15と連結される他の 組立壁1の連結用ボルト15が位置する個所に対応して連結孔26・・・が形成 されている。
【0011】 巾木取付座5の押えボルト3は、組立壁1の下端部に外嵌する断面略上向きコ 字形のナット取付座31の内面に固着されたプレートナット32に下方から螺合 し、頭部33が巾木取付座5を床面に押し付けて巾木取付座5を固定している。
【0012】 巾木取付座5は、床面に押しつけられる接地片51と、接地片51の前後端部 が上方に折り曲げられた前後上向き係止片52、52より断面略コ字形に形成さ れている。 接地片51は、その前後方向中央部に左右全幅にわたって凹部511が形成さ れ、押さえボルト3の頭部33が位置し、巾木取付座5の位置ずれを防止してい る。 また、前後上向き係止片52、52の左右端部は、押えボルト3の回動がスム ーズに行えるよう接地片51の左右端部より所定寸法内側に位置して形成されて いる。
【0013】 巾木6は、組立壁1の下方部を隠蔽する隠蔽板61と、隠蔽板61の上部裏面 に形成された取付凹部62と、隠蔽板61の下部裏面に形成された下端が開口す る係止部63より合成樹脂の押し出し成形によって一体に形成されている。 隠蔽板61は、上下端部に軟質合成樹脂よりなる上弾性突部611と下弾性突 部612を有し、上下弾性突部611、612以外の個所は硬質合成樹脂材より 形成されている。
【0014】 取付凹部62は、上弾性突部611の下端より上下に所定間隔を有して裏面側 に突出する突条621を隠蔽部61と一体に設けて形成され、取付凹部62には 可撓性を有するマグネット64が取付られている。
【0015】 係止部63は、下弾性突部612のやや上方より裏面側に下向きL字状に突出 し、先端に裏面から離間する方向に傾斜する案内傾斜部631を有する係止突状 632を隠蔽部61と一体に設けて形成されている。
【0016】 巾木6は、上記の如く構成され、係止部63を上方より、巾木取付座5の前後 上向き係止片52に係止せしめ、上端部裏面に設けられたマグネット64を組立 壁1のスチール製の表面板11に吸着せしめて取りつけられる。 この時、隠蔽部61の下端部は軟質合成樹脂材よりなる下弾性突部612を有 しているので、斜め上方の外側方向から容易に係止せしめる事が出来、又、取付 後はアジャスター座252の外側に変形してアジャスター座252を隠蔽する事 が出来る。 また、隠蔽部61の上端部には軟質合成樹脂よりなる上弾性突部611が形成 されているので、表面板11に沿って弾性突部611は変形し、常に密着するの で、巾木6と組立壁1間に隙間が生じる事がない。
【0017】 本考案は以上の如く構成され、組立壁1、1を連結する時は、一方の組立壁1 の下端部にアジャスター250が位置する側の支持基板23を下方より外嵌せし め、連結用ボルト15、15を連結孔26より挿通して下方に突出せしめ、これ に下方より連結ナット150を螺合せしめ、連結金具2と一方の組立壁1を連結 する。
【0018】 次に、一方の組立壁1から側方に突出した連結金具2の支持基板23に、他端 に連結金具2を取りつけた他方の組立壁1の下端部を内嵌せしめ、連結用ボルト 15、15を連結孔26より挿通して下方に突出せしめ、これに下方より連結ナ ット150を螺合せしめて連結金具2を介して組立壁1、1同士を連結する。
【0019】 しかる後、アジャスターボルト251を回動せしめて組立壁1をアジャストし 、次に所定個所に巾木取付座5を並置し、押さえボルト3の突出部分を少なくな る様、プレートナット32に螺合せしめたナット取付座31を、組立壁1の下端 部に外嵌せしめ、押さえボルト3をゆるめて頭部33を巾木取付座の接地片51 に圧接し、巾木取付座5を固定し、その後前述した作業にて巾木6を取付けて巾 木取付座5、アジャスター250、連結金具2、押さえボルト3等を隠蔽する。
【0020】
以上説明した様に、それぞれの組立壁の一方側の端部に連結金具を連結してお く事により、既に立設された組立壁に他の組立壁の下端部を内嵌し、ボルトナッ トに螺合する作業で、次々と組立壁を連結する事ができ、作業性が非常によい。 又、連結用ボルトは連結金具の連結孔に挿通するので、組立壁間の位置が強制 的に決まり、組立壁間の隙間が一定に揃うので、美観的にすぐれたものとなる。 又、連結ナットは連結金具の下方より連結用ボルトと螺合する構成としてい
る ので、壁際に組立壁が設置された場合であっても、従来の様に連結強度が低下し たりする恐れは一切なく確実な連結強度を得る事が出来る。
る ので、壁際に組立壁が設置された場合であっても、従来の様に連結強度が低下し たりする恐れは一切なく確実な連結強度を得る事が出来る。
【図1】図2に巾木をつけた状態でのA−A線要部拡大
断面図
断面図
【図2】組立壁の連結状態を示す要部正面図
【図3】図2に巾木をつけた状態でのB−B線要部拡大
断面図
断面図
【図4】図2に巾木をつけた状態でのC−C線要部拡大
断面図
断面図
【図5】巾木の側面図
1 組立壁 14 連結用嵌合溝 15 連結用ボルト 150 連結用ナット 2 連結金具 23 支持基板 24 支持突条 250 アジャスター 26 連結孔
Claims (1)
- 【請求項1】 組立壁の下端部に、下面と左右端面が開
口する連結用嵌合溝が形成され、連結用嵌合溝の内部の
左右端部側に、下端が連結用嵌合溝の下面の開口より下
方に突出する連結用ボルトが垂設される一方、組立壁の
下端部に外嵌する支持基板と、支持基板の内側で上方に
突出し、連結用嵌合溝内に位置して組立壁を支持する上
向き支持突条と、支持基板の左右端部に形成された、前
記連結用ボルトの下端部が挿通する連結孔と、支持基板
の下方に突出して取りつけられたアジャスターを有する
連結金具により、2 つの組立壁の下端部が同時に支持基
板と、上向き支持突条で支持され、それぞれの連結用ボ
ルトに下方より連結用ナットを螺合して、連結金具と組
立壁が連結されている事を特徴とする組立壁の下部連結
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5608193U JP2581697Y2 (ja) | 1993-09-21 | 1993-09-21 | 組立壁の下部連結装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5608193U JP2581697Y2 (ja) | 1993-09-21 | 1993-09-21 | 組立壁の下部連結装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0721830U true JPH0721830U (ja) | 1995-04-21 |
JP2581697Y2 JP2581697Y2 (ja) | 1998-09-24 |
Family
ID=13017142
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5608193U Expired - Lifetime JP2581697Y2 (ja) | 1993-09-21 | 1993-09-21 | 組立壁の下部連結装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2581697Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-09-21 JP JP5608193U patent/JP2581697Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2581697Y2 (ja) | 1998-09-24 |
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