JPH0721829Y2 - バン型車両におけるオーバーヘッドシャッター扉の開閉機構 - Google Patents

バン型車両におけるオーバーヘッドシャッター扉の開閉機構

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JPH0721829Y2
JPH0721829Y2 JP1989073000U JP7300089U JPH0721829Y2 JP H0721829 Y2 JPH0721829 Y2 JP H0721829Y2 JP 1989073000 U JP1989073000 U JP 1989073000U JP 7300089 U JP7300089 U JP 7300089U JP H0721829 Y2 JPH0721829 Y2 JP H0721829Y2
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Japan
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opening
shutter door
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panel
overhead
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利久 高橋
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Nippon Fruehauf Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はバン型車両におけるオーバーヘッドシャッター
扉の開閉機構の改良に関するものである。
(従来技術) オーバーヘッドシャッター扉の開閉装置に関し、本出願
人は先に実願昭62-183782号を出願した(従来例Iとい
う)。これについて以下第3図〜第6図に基いて概略説
明する。
1はバン型車両Vの荷箱、2はシャッター扉である。シ
ャッター扉2は複数のパネル3をその上下縁で互いに回
動自在に連結して構成されている。シャッター扉2は第
5図に示す如く、左右両側縁に縦方向に間隔を置いて複
数のローラ4がとりつけられている。そしてシャッター
扉2の開閉時にはこれらローラ4が案内レール5内を転
動して開閉される。
6はシャッター扉2の開閉装置である(第4図)。開閉
装置6は荷箱1の開口を形成する門型の枠体7内に取付
けられている。駆動部が門型枠体7の床面下に、駆動力
伝達用チェーンが同じく側枠8内にそれぞれ収納され、
駆動部の駆動力がチェーンに伝達されるようになってい
る。9は駆動部のギヤードモータ、10は出力軸で、その
両端に下部鎖車11がとりつけられている。12は出力軸を
支承する軸受である。13はチェーンの上部鎖車で、門型
枠体7の上梁(ヘッダー)14の隅部内に軸受15で支承さ
れている。16チェーンで前記下部鎖車11と上部鎖車13間
に掛けられている。
なお前記動力駆動式シャッター扉開閉装置において、駆
動力伝達用のチェーン16に変えて鋼索又はベルトを、又
下部鎖車11に変えてプーリーを使用することで、シャッ
ター扉を開閉することもできる。
こゝで第5図を参照してシャッター扉2を構成するパネ
ル3と開閉装置6の関連構成について説明する。
17は縦杆で上下の鎖車11,13間をつないでいるチェーン1
6の内側にピン18,19で一体に連結されている。20は連結
杆で一端をピン21で縦杆17の下部に枢着され、他端をシ
ャッター扉2の最下段パネル3aの両端にピン22で枢着さ
れている。
ところで上述の従来例Iにおけるシャッター扉2の最下
段パネル3aには、その下端縁近くに左右1対のローラ4
がとりつけられ、それより上のパネル3・・・にとりつ
けられているローラ4と共に案内レール5内を転動する
ようになっている。このローラ4は最下段パネル3aの滑
動を円滑にすると同時に、開閉装置6からの運動エネル
ギーをシャッター扉2に無理なく伝達している。
上述のように構成されているシャッター扉2は閉鎖位置
(二点鎖線)から開放位置(実線)に上昇したとき、そ
の最下段パネル3aの下端縁の開放高さH′がバン型車両
Vの開口高さHと同等又はそれ以上に位置させることが
理想である。この為、従来例Iでは、開閉装置6の縦杆
17に連結杆20を組合わせて、該連結杆20で案内レール5
のわん曲部に沿って上昇する最下段パネル3aの下端縁を
上方に押しあげる構成をとっている。このために縦杆17
と連結杆20を相当に長くしてやる事が必要であるが、鎖
車11,13の配置の関係から、その長さも制限されてしま
い、最下段パネル3aの下端縁高さH′≧バン型車の開口
高さHの関係を保つことがむずかしかった。
又第6図に示すように、バン型車両の荷箱開口上隅部に
シャッター扉の巻上げ装置があり、あるいは図示してい
ないが荷箱1内の前方上方に巻上げ装置があって、その
巻上ロープ23の先端がシャッター扉2の最下段パネル3a
の下端縁近くにローラ4と共に固着されて形成されてい
るようなシャッター扉(以下従来例IIという)において
も、最下段パネル3aの下端縁の開放高さH″をバン型車
両の開口高さHに近づけるようにすることは、前記従来
例Iに比してさらに複雑な構成にせざるを得なかった。
即ちローラ4が滑動する案内レール5の曲率半径を極力
小さくすること、上下に隣接する各パネル3の上下幅を
せまくすること、わん曲部の案内レール5を天井に目い
っぱい接近させてとりつけること、等が必要となる。
このようにすると、ローラ4のわん曲部での転動が円滑
にゆかないこと、上下に隣接するパネル3の枚数が多く
なり、運転中の振動騒音が激しくなること、シャッター
扉2の保守作業が多くなること等の欠点があった。
いずれにしろ従来例I及びIIに示したように、シャッタ
ー扉2の最下段パネル3aの下端縁近くにローラ4が配置
され、該シャッター扉2を開閉手段であるロープ、又は
ベルトをシャッター扉2の最下段パネル3aの下端縁に固
着して開放できるようにした従来型のシャッター扉2に
おいて、その最下段パネル3aの下端縁高さH′はバン型
車両の開口高さHに対して、H′≧Hなる関係を保持さ
せる機構には問題が多かった。
(考案により解決しようとする課題) 本考案は、上述した従来例の問題点に鑑みて考案された
もので、シャッター扉2を開放したとき、シャッター扉
の最下段パネル3aの下端縁高さH′とバン型車両の開口
高さHとの関係が容易にH′≧Hになるようなシャッタ
ー扉の開閉機構を提供することを課題とする。
(考案による課題の解決手段) 荷箱の後方あるいは側方において上下に開閉し、開口部
の上下に設けた鎖車11と13間に無端状に巻掛けた駆動用
チェーン16によって駆動されるオーバーヘッドシャッタ
ー扉において、最下段パネル3aの下端両側部に固着した
ローラ軸支持用の軸受26に、ローラを取付けることな
く、T型リンク24の横方向突片24bの部分にこれと直交
して設けたピン軸25を挿入し、該T型リンク24の縦片24
aの上下両端に駆動用チェーン16の両端を取付けた。
又荷箱の後方あるいは側方において上下に開閉し、開口
部の上部に設けた巻上装置29の巻上ロープ23にて開閉さ
れるオーバーヘッドシャッター扉において、最下段パネ
ルの両側部にはローラを取付けることなく、前記巻上ロ
ープ23の下端を最下段パネル3aの両側下端に斜め下向き
に取付けたブラケット25に固着し、かつ開口部両側下端
に最下端パネル3aの振れを防止する規制板27を設けた。
ン型車両におけるオーバーヘッドシャッター扉の開閉機
構。
(実施例I) 第1図に基いて説明する。なお従来例と共通する部分の
説明は省く。さて、第1図の如く開閉装置の駆動用チェ
ーンがバン型車両の開口部を形成する側枠内に無端状に
形成されている形式のシャッター扉においては、従来例
I(第5図)に示すシャッター扉の最下段パネル3aの下
端縁近くにとりつけられていたローラ4をとりはずし、
その代りに第1図(b)に示す如く、鎖車11,13間に張
られているチェーン16の端部間に縦片24aとこれと一体
の横方向突片24bよりなるT型リンク24を取付けてい
る。
T型リンク24の縦片24aと一体の横方向突片24bの部分に
はこれと直交するピン軸25が固着されている。該ピン軸
25はシャッター扉2の最下段パネル3aの下端縁に固着さ
れたローラ軸支持用の軸受26に挿入されている。
このように構成すると第1図(a)に示すように、シャ
ッター扉2が実線の如く開放されると、最終位置に近づ
くにつれてシャッター扉2は案内レール5のわん曲部を
上昇しながら、その下端縁のみが案内レール5から離れ
て、チェーン16に沿って上昇しつつ、それより上方のシ
ャッター扉2を案内レール5の内方に押し込むよう作用
する。即ち最下段パネル3aは第5図に示す従来例Iの連
結杆20の役目をなしている。
次にシャッター扉2を上昇位置(実線)から閉鎖位置
(2点鎖線)に降下させると、第1図(a)2点鎖線で
示したようにシャッター扉2の最下段パネル3aは垂直に
保持され、その下端縁は床面と接触するが、この場合最
下段パネル3aが内側に折れ曲がらないよう、開口部両側
下端に規制板27が固着されている。
(実施例II) 第2図を参照して説明する。この例においては、シャッ
ター扉2の巻上げ装置29がバン型車両の開口上隅部にあ
るか、図示されていないが荷箱内の前方上方にある形式
のオーバーヘッドシャッター扉の場合であって、第2図
に示す如く、第6図の従来例IIに示すシャッター扉2の
最下段パネル3aの下端縁近くにとりつけられていたロー
ラを除去し、巻上ロープ23の下端を、最下段パネル3aの
両側下端にシャッター扉が閉じた状態で斜め下向きに取
付けたブラケット28に固着した構造となっている。
又、シャッター扉2が閉鎖状態において最下段パネル3a
の下端縁が内側に折れ曲がらないようにするため、開口
部両側下端に第1図の第1実施例と同じように規制板27
が固着されている。これによりシャッター扉2が閉鎖位
置(2点鎖線)にあるときでも内側に折れ曲がらないよ
うになっている。
(効果) オーバーヘッドシャッター扉2の最下段パネル3aの下端
縁近くにとりつけられていたローラを取り外し、これに
代るT型リンク24を取り付け、該T型リンクの縦片24の
上下に駆動用チェーンの両端を取付けた。あるいは最下
段パネル3aの下端に設けたブラケットに巻上ロープ23の
下端を固着した。このように最下段パネル3aの下端縁を
案内レール5に規制されないようにして、開閉装置ある
いは巻上げ装置で吊りあげるようにしたので、シャッタ
ー扉2を開放したとき、最下段パネル3aの下端縁高さ
H′とバン型車両の開口高さHとの関係がH′≧Hとな
るようになった。
特に実施例Iに於ては、従来例に於る縦杆17と連結杆20
の関係がなくなり、縦杆17にかわって小型のT型リンク
24でよいので、鎖車11,13との接触の心配がなくなっ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は本考案の第1実施例断面図。 第1図(b)は第1図(a)のA矢視部詳細斜視図。 第2図は本考案の第2実施例断面図。 第3図はバン型車両の斜視図。 第4図はバン型車両を後方から見た図。 第5図は従来例Iの断面図。 第6図は従来例IIの断面図。 図において; V バン型車両、1 荷箱 2 シャッター扉、3 パネル 3a 最下段パネル、4 ローラ 5 案内レール、6 開閉装置 7 枠体、8 側枠 9 ギヤードモータ、10 出力軸 11 下部鎖車、12 軸受 13 上部鎖車、14 上梁 15 軸受、 16 チェーン 17 縦杆、18 ピン 19 ピン、20 連結杆 21 ピン、22 ピン 23 巻上ロープ、24 T型リンク 25 ピン軸、26 軸受 27 規制板、28 ブラケット 29 巻上装置

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】荷箱の後方あるいは側方において上下に開
    閉し、開口部の上下に設けた鎖車(11と13)間に無端状
    に巻掛けた駆動用チェーン(16)によって駆動されるオ
    ーバーヘッドシャッター扉において、最下段パネル(3
    a)の下端両側部に固着したローラ軸支持用の軸受(2
    6)に、ローラを取付けることなく、T型リンク(24)
    の横方向突片(24b)の部分にこれと直交して設けたピ
    ン軸(25)を挿入し、該T型リンク(24)の縦片(24
    a)の上下両端に前記駆動用チェーン(16)の両端を取
    付けたことを特徴とするバン型車両におけるオーバーヘ
    ッドシャッター扉の開閉機構。
  2. 【請求項2】荷箱の後方あるいは側方において上下に開
    閉し、開口部の上部に設けた巻上装置(29)に巻回され
    た巻上ロープ(23)にて開閉されるオーバーヘッドシャ
    ッター扉において、最下段パネルの両側部にはローラを
    取付けることなく、前記巻上ロープ(23)の下端を最下
    段パネル(3a)の両側下端に斜め下向きに取付けたブラ
    ケット(28)に固着し、かつ開口部両側下端に最下端パ
    ネル(3a)の振れを防止する規制板(27)を設けたこと
    を特徴とするバン型車両におけるオーバーヘッドシャッ
    ター扉の開閉機構。
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