JPH07217676A - 無段変速機のクラッチ制御装置 - Google Patents

無段変速機のクラッチ制御装置

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JPH07217676A
JPH07217676A JP6027295A JP2729594A JPH07217676A JP H07217676 A JPH07217676 A JP H07217676A JP 6027295 A JP6027295 A JP 6027295A JP 2729594 A JP2729594 A JP 2729594A JP H07217676 A JPH07217676 A JP H07217676A
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line pressure
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、クラッチ圧を独立して制御するこ
とができ、クラッチ応答性を良好とし得るとともに、油
圧回路を簡略化することを目的としている。 【構成】 このため、無段変速機の被駆動プーリとオイ
ルポンプとを連絡するライン圧通路を設け、ライン圧通
路とマニュアルシフト弁とを連絡する第1ライン圧連絡
通路を設け、マニュアルシフト弁とシフトサーボ弁とを
連絡する第2、第3ライン圧連絡通路を設け、油圧クラ
ッチとクラッチ圧制御弁とを連絡するクラッチ連絡通路
を設けるとともにクラッチ連絡通路途中に通路を開閉す
る電磁弁を設け、シフトレバーのポジション位置に応じ
て電磁弁を開閉制御する制御手段を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は無段変速機のクラッチ
制御装置に係り、特にクラッチ圧がマニュアルシフト弁
及びシフトサーボ弁に供給されるのを排除し、クラッチ
圧を直接油圧クラッチに供給した無段変速機のクラッチ
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車等の車両においては、内燃機関の
発生する駆動力を運転状態に応じて適切に取出すため
に、変速機を搭載している。変速機には、歯車列により
変速比を段階的に変化させて取出す歯車変速機や、プー
リとベルトとにより変速比を無段階に変化させて取出す
無段変速機等がある。
【0003】無段変速機には、圧油により変速比を変化
させるものがある。この無段変速機は、駆動側プーリと
被駆動側プーリとの各溝幅を夫々プライマリ圧とライン
圧との圧油により相対的に増減させることにより、前記
駆動側プーリと被駆動側プーリとに巻掛けられたベルト
の回転半径を相対的に増減させ、変速比を連続的に変化
させるものである。
【0004】このような無段変速機の油圧制御装置とし
ては、この発明の出願人により既に出願され、特開平3
−89071号公報に開示されているものがある。この
公報に開示される自動変速機の安全装置は、油圧クラッ
チへの油圧の供給を停止する油圧供給停止機構を設け、
始動変速機の前後進切換機構を切換動作させるシフトサ
ーボバルブの不作動時に、油圧クラッチの係合を阻止
し、車両を発進不能とするものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の無段
変速機のクラッチ制御装置の油圧回路において、図4に
示す如く、シフトサーボ弁364には、マニュアルシフ
ト弁326から2本のライン圧用連絡通路360、36
2とクラッチ圧用連絡通路388、390とが夫々連絡
され、一方のクラッチ圧用連絡通路388を油圧クラッ
チ254に連絡させている。
【0006】このとき、前記マニュアルシフト弁326
から供給されるライン圧によってシフトサーボ弁364
のシフトサーボロッド372を移動させ、このシフトサ
ーボロッド372に固設されるシフトフォーク374を
動作させ、図示しない前後進切換機構を作動させて前進
(FWD)及び後退(REV)の切換を行っている。
【0007】また、クラッチ圧は、シフトサーボ弁36
4内にてクラッチ圧の必要なレンジ、つまり図示しない
シフトレバーのポジション位置がR、D、Lの場合に、
油圧センサ386を経て、油圧クラッチ354に供給さ
れている。
【0008】このような動作は、前記マニュアルシフト
弁326とシフトレバーとをロッドやシフトケーブルに
て直接接続することによって実現されている。すなわ
ち、シフトレバーのレンジたるシフトレバーのポジショ
ン位置に応じてマニュアルシフト弁326を移動させ、
ライン圧やクラッチ圧をシフトサーボ弁364に供給し
ている。
【0009】しかし、上述した如く、従来の油圧回路に
おいては、マニュアルシフト弁からシフトサーボ弁内に
ライン圧とクラッチ圧との両方を供給し、両方の油圧を
制御している。
【0010】この結果、マニュアルシフト弁やシフトサ
ーボ弁の油圧回路が複雑となり、配管作業が困難である
とともに、クラッチ圧が油圧クラッチに作用するまでの
油圧回路が長くなり、クラッチ応答性が悪いという不都
合がある。
【0011】また、前記マニュアルシフト弁やシフトサ
ーボ弁の形状が複雑となることにより、各弁が大型化
し、構造上、油圧が洩れる等の悪影響を惹起する惧れが
あるとともに、製作が困難で、コストが大となり、経済
的に不利であるという不都合がある。
【0012】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明は、上
述不都合を除去するために、駆動側プーリと被駆動側プ
ーリとの各溝幅を夫々プライマリ圧とライン圧との圧油
により相対的に増減させることにより前記駆動側プーリ
と被駆動側プーリとに巻掛けられたベルトの回転半径を
相対的に増減させて変速比を変化させる無段変速機にお
いて、被駆動プーリとオイルポンプとを連絡するライン
圧通路を設け、このライン圧通路とマニュアルシフト弁
とを連絡する第1ライン圧連絡通路を設け、マニュアル
シフト弁とシフトサーボ弁とを連絡する第2、第3ライ
ン圧連絡通路を設け、油圧クラッチとクラッチ圧制御弁
とを連絡するクラッチ連絡通路を設けるとともにこのク
ラッチ連絡通路途中に通路を開閉する電磁弁を設け、シ
フトレバーのポジション位置に応じて前記電磁弁を開閉
制御する制御手段を設けたことを特徴とする。
【0013】
【作用】上述の如く発明したことにより、無段変速機の
駆動時には、制御手段によってシフトレバーのポジショ
ン位置に応じて電磁弁を開閉制御し、クラッチ連絡通路
を介して油圧クラッチにクラッチ圧を供給し、クラッチ
応答性を良好としている。
【0014】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細
に説明する。
【0015】図1〜図3は、この発明の実施例を示すも
のである。図2において、2は車両に搭載される内燃機
関、4は無段変速機、6は変速機ケースである。この変
速機ケース6は、内燃機関2側のライトケース8と、こ
のライトケース8に連設されたメインケースたるレフト
ケース10と、このレフトケース10に連設されたサイ
ドケース12とからなる。ライトケース8には、レフト
ケース10の接合側にライトケース壁部14が、図2に
おいて縦方向に指向して連設されている。また、レフト
ケース10には、サイドケース12の接合側で且つ前記
ライトケース壁部14と略平行にレフトケース壁部16
が連設されている。
【0016】前記無段変速機4は、駆動プーリ18と、
被駆動プーリ20と、この駆動プーリ18と被駆動プー
リ20とに巻掛けられたベルト22とを有し、油圧制御
されてこのベルト22の回転半径を変え、変速比を連続
的に変化させるものである。
【0017】駆動プーリ18は、内燃機関2に連結され
た駆動軸24と、この駆動軸24に一体的に設けられた
駆動側固定プーリ部片26と、該駆動軸24に軸方向移
動可能で且つ回転不可能に設けられた駆動側可動プーリ
部片28とを有している。前記駆動軸24は、一端側が
ライトケース壁部14に軸支されているとともに、他端
側がレフトケース壁部16に軸支されている。前記駆動
側可動プーリ部片28の背面側において、該駆動側可動
プーリ部片28の背面と共働して駆動側油圧室30を形
成する駆動側ハウジング32が駆動軸24に固設されて
いる。駆動側油圧室30には、駆動軸24の他端側に形
成した駆動軸側油路34が連通されている。
【0018】前記駆動側固定プーリ部片26の背面側に
おいて、オイルポンプ36が設けられている。このオイ
ルポンプ36は、駆動軸24の回転によって駆動され、
オイルパン(図示せず)内のオイルを吸引して油圧制御
系や潤滑系に圧送するものである。
【0019】また、前記駆動軸24の内燃機関2側の一
端側には、ライトケース8内においてダンパ38が設け
られている。
【0020】前記被駆動プーリ20は、前記駆動軸24
と平行に配置された被駆動軸40と、前記駆動側可動プ
ーリ部片28に対応して配置され該被駆動軸40と一体
的に設けられた被駆動側固定プーリ部片42と、前記駆
動側固定プーリ部片26に対応して配置され該被駆動軸
40に軸方向移動可能で且つ回転不可能に設けられた被
駆動側可動プーリ部片44とを有している。前記被駆動
軸40は、一端側が前記ライトケース壁部14に軸支さ
れているとともに、他端側が前記レフトケース壁部16
に軸支されている。前記被駆動側可動プーリ部片44の
背面側において、該被駆動側可動プーリ部片44の背面
と共働して被駆動側油圧室46を形成する被駆動側ハウ
ジング48が被駆動軸40に固設されている。被駆動側
油圧室46には、被駆動軸40に形成した被駆動軸側油
路50が連通されている。
【0021】また、被駆動側油圧室46内において、被
駆動側可動プーリ部片44の背面と被駆動側ハウジング
48間には、被駆動側可動プーリ部片44を被駆動側固
定プーリ部片42側に押圧するスプリング52が縮設さ
れている。このスプリング52は、内燃機関2の始動時
等においてオイルポンプ36の回転が低くライン圧(ポ
ンプ圧)が低い場合にでも、変速比をフルローとし、且
つベルト22をスリップさせないための最低のベルト保
持力を付与させている。
【0022】前記被駆動側固定プーリ部片42の背面側
においては、油圧クラッチ54が設けられる。この油圧
クラッチ54は、被駆動軸40からの駆動力を、該被駆
動軸40に回転可能に外嵌されたクラッチ出力軸56に
断続するものである。このクラッチ出力軸56には、第
1駆動ギヤ58と第2駆動ギヤ60とが固設されてい
る。
【0023】また、前記ライトケース壁部14とレフト
ケース壁部16とには、カウンタ軸62が軸支されてい
る。
【0024】このカウンタ軸62の一端側には、減速ギ
ヤ機構64の減速ドライブギヤ66が固設されている。
この減速ドライブギヤ66には、減速ドリブンギヤ68
が噛合されている。この減速ドリブンギヤ68は、差動
部70の差動ケース72に固設されている。この差動部
70には、左右の車輪軸74、74が連結されている。
【0025】前記カウンタ軸62の他端側には、前後進
切換機構76を構成するリバースギヤ78と、フォワー
ドギヤ80と、このリバースギヤ78とフォードギヤ8
0間で同期噛合機構82とが設けられている。リバース
ギヤ78は、リバースアイドラギヤ機構84のリバース
アイドラギヤ86を介して前記第1駆動ギヤ58に連結
されている。また、フォワードギヤ80は、前記第2駆
動ギヤ60に直接噛合されている。
【0026】前記レフトケース壁部16のサイドケース
12側の一側壁面には、図示しないセパレートプレート
を介してバルブボディ88が取付けられる。このバルブ
ボディ88には、各種油圧制御弁として第1ライン圧制
御弁90と第2ライン圧制御弁92とレシオ圧制御弁9
4とクラッチ圧制御弁96とクーリング制御弁98とが
所定位置に内装され、また、ソレノイドレギュレータ弁
100とルーブレギュレータ弁102とが所定位置に内
装され、さらに、ラインソレノイド弁104とレシオソ
レノイド弁106とクラッチソレノイド弁108とが所
定位置に内装されている。
【0027】前記バルブボディ88の図示しないセパレ
ートプレートに接するボディ装着面(図示せず)には、
後述する油圧制御回路110の各種油圧通路や各種油路
の一部を構成する各ボディ側油路(図示せず)が窪んで
形成されている。
【0028】前記レフトケース10のレフトケース壁部
16のサイドケース12側で図示しないセパレートプレ
ートに接する一側壁面には、油圧制御回路110の各種
油圧通路や各種油路の他部を構成する各ケース側油路
(図示せず)が窪んで形成されている。
【0029】次に、無段変速機4の油圧制御回路につい
て説明する。即ち、図1に示す如く、油圧制御回路11
0は、オイルポンプ36からのオイルを導く複数の油圧
通路や油路を有している。この油圧通路や油路は、前記
ボディ側油路と前記ケース側油路とプレート側油孔(図
示せず)とによって構成される。
【0030】つまり、オイルポンプ36には、ライン圧
通路112の一端側が接続されている。オイルポンプ3
6は、オイルパン内のオイルストレーナ114から吸引
するオイルをこのライン圧通路112に圧送してライン
圧を発生させるものである。このライン圧通路112の
他端側は、前記被駆動プーリ20の被駆動側油圧室46
に連通されている。
【0031】このライン圧通路112には、第1油路1
16を介して第1ライン圧制御弁90が連絡され、第2
油路118を介して第2ライン圧制御弁92が連絡さ
れ、第3油路120を介してレシオ圧制御弁94が連絡
され、第4油路122を介してクラッチ制御弁96が連
絡され、第1ライン圧連絡通路である第5油路124を
介してマニュアルシフト弁126が連絡され、第6油路
128を介してソレノイドレギュレータ弁100が連絡
され、そして第7油路130を介してリリーフ弁132
が連絡されている。
【0032】前記第1ライン圧制御弁90と第2ライン
圧制御弁92とは、第8油路134によって連絡されて
いる。前記第1ライン圧制御弁90には、ラインソレノ
イド弁104が設けられた第9油路としてのライン側油
路136が連絡されている。
【0033】このライン側油路136途中には、オイル
温度が高い時に、油圧脈動を抑制するオリフィス138
が設けられている。このオリフィス138は、図示しな
いセパレートプレートのライン圧孔に設けられている。
【0034】また、前記レシオ圧制御弁94には、レシ
オソレノイド弁106が設けられた第10油路140が
連絡されている。ライン側油路136と第10油路14
0とは、接続部142において接続されている。
【0035】前記レシオ圧制御弁94は、バルブボディ
88に形成した前記ボディレシオ圧油路144の一端側
が接続されている。このボディレシオ圧油路144の他
端側は、前記駆動プーリ18の駆動側油圧室30に連通
している。このボディレシオ圧通路144途中には、ク
ーリング制御弁98に連絡する第11油路146が接続
されている。
【0036】このクーリング制御弁98には、第12油
路148を介してオイルクーラ150が連絡され、クラ
ッチ圧が作用する第13通路152を介して前記クラッ
チ圧制御弁96が連絡され、クーリングオイル通路15
4を介して前記油圧クラッチ54に連絡されている。第
13通路152の途中には、前記マニュアルシフト弁1
26に連絡する第14油路156が接続されている。こ
の第14油路156は、後述するクラッチ連絡通路とし
て機能し、油圧クラッチ54に接続されている。
【0037】前記クラッチ圧制御弁96には、第15油
路158を介してクラッチソレノイド弁108が連絡さ
れている。
【0038】前記マニュアルシフト弁126は、第2、
第3ライン圧連絡通路160、162を介してシフト機
構のシフトサーボ弁164に連絡されている。
【0039】このシフトサーボ弁164は、サーボシリ
ンダ166と、このサーボシリンダ166内で移動して
油圧室168を形成するサーボピストン170と、この
サーボピストン170に固定されたシフトサーボロッド
172と、このシフトサーボロッド172に固設されて
前記前後進切換機構76を作動するシフトフォーク17
4とを有している。
【0040】また、前記オイルポンプ36と第2ライン
圧制御弁92間には、ルーブ圧通路176が連絡されて
いる。このルーブ圧通路176途中には、前記ルーブ圧
レギュレータ弁102が介設されている。
【0041】更に、前記クラッチ圧制御弁96は、クラ
ッチ連絡通路である第14油路156により油圧クラッ
チ54に連絡されるとともに、第14油路156途中に
通路を開閉する電磁弁178を設け、図示しないシフト
レバーのレンジたるポジション位置に応じて電磁弁17
8を開閉制御する制御手段180を設ける構成とする。
【0042】詳述すれば、制御手段180は、図示しな
いシフトレバーのポジション位置がR、D、L位置の場
合に前記電磁弁178を開放するとともに、図示しない
シフトレバーのポジション位置がP、N位置の場合には
電磁弁178を閉鎖すべく制御する。そして、前記マニ
ュアルシフト弁126をライン圧のみの回路とし、図示
しない前後進切換機構を作動させて前進(FWD)及び
後退(REV)の切換のみを行う構成とするものであ
る。
【0043】また、車両の図示しない気化器のスロット
ル開度やエンジン回転等の種々条件を入力しデューティ
率を変化させ変速制御を行う電子コントロールユニット
たる制御手段(ECU)180を設け、この制御手段1
80によって前記ラインソレノイド弁104、レシオソ
レノイド弁106、クラッチソレノイド弁108の開閉
動作を制御する。
【0044】そして、前記制御手段180に入力される
各種信号と入力信号の機能について詳述すれば、 、シフトレバー位置の検出信号 ……P、R、N、D、L等の各レンジ信号により各レン
ジに要求されるライン圧力やベルトレシオ、クラッチの
制御 、キャブレタスロットル開度の検出信号 ……予めプログラム内にインプットしたメモリからエン
ジントルクを検知し、目標ベルトレシオあるいは目標エ
ンジン回転数の決定 、キャブレタアイドル位置の検出信号 ……キャブレタスロットル開度センサの補正と制御にお
ける精度の向上 、アクセルペダル信号 ……アクセルペダルの踏込み状態によって運転者の意志
を検知し、走行時あるいは発進時の制御方向を決定 、ブレーキ信号 ……ブレーキペダルの踏込み動作の有無を検知し、クラ
ッチの切り離し等制御方法を決定 、パワーモードオプション信号 ……車両の性能をスポーツ性(あるいはエコノミー性)
とするためのオプションとして使用 等がある(図3参照)。
【0045】また、前記駆動側ハウジング32外側に図
示しない駆動軸回転検出歯車が設けられ、この駆動軸回
転検出歯車の外周部位近傍には駆動軸側回転検出器18
2が設けられる。更に、前記被駆動側ハウジング48外
側に図示しない被駆動軸回転検出歯車が設けられ、この
被駆動軸回転検出歯車の外周部位近傍に出力軸側回転検
出器184が設けられる。前記駆動軸側回転検出器18
2と被駆動軸側回転検出器184との検出信号は、前記
制御手段180に出力され、エンジン回転数とベルトレ
シオとを把握するために利用される。
【0046】なお符号186は、前記第14油路156
の油圧クラッチ54と電磁弁178間に設けられ、クラ
ッチ圧を検出する油圧センサである。
【0047】次に、この実施例の作用について説明す
る。
【0048】前記無段変速機2は、図2に示す如く、駆
動軸24上に位置するオイルポンプ36が駆動軸24の
回転に応じて作動し、そして、図示しないオイルパンの
オイルは、オイルフィルタ(図示せず)を介して吸入さ
れる。ポンプ圧力であるライン圧力は第1、第2ライン
圧制御弁90、92で制御され、これら第1、第2ライ
ン圧制御弁90、92からの洩れ量、つまり第1、第2
ライン圧制御弁90、92の逃がし量が大であればライ
ン圧力は低くなり、反対に少なければライン圧力は高く
なる。
【0049】ところで、この実施例にあっては、前記マ
ニュアルシフト弁126をライン圧のみの回路としてお
り、マニュアルシフト弁126は図示しない前後進切換
機構を作動させて前進(FWD)及び後退(REV)の
切換のみを行っている。
【0050】また、図示しないシフトレバーのポジショ
ン位置がR、D、L位置の場合には、前記制御手段18
0によって電磁弁178を開放させ、クラッチ連絡通路
である第14油路156により油圧クラッチ54にクラ
ッチ圧を供給している。
【0051】一方、図示しないシフトレバーのポジショ
ン位置がP、N位置の場合には、制御手段180によっ
て電磁弁178を閉鎖させ、油圧クラッチ54へのクラ
ッチ圧の供給を遮断している。
【0052】これにより、前記クラッチ連絡通路である
第14油路156によってクラッチ圧制御弁96が油圧
クラッチ54に連絡され、クラッチ圧を独立して制御す
ることができ、クラッチ応答性を良好とし得て、実用上
有利である。
【0053】また、図1に示す如く、従来に比し油圧回
路を簡略化することができることにより、油圧回路を短
くでき、材料費を低減し得て、コストを低廉とし得ると
ともに、配管作業も容易となり、取付作業性も向上し得
るものである。
【0054】更に、クラッチ圧のみを独立して制御する
ことにより、マニュアルシフト弁126やシフトサーボ
弁164の形状を簡略化でき、マニュアルシフト弁12
6やシフトサーボ弁164の寸法を小とし得て、省スペ
ースに寄与する。
【0055】更にまた、前記クラッチ連絡通路である第
14油路156途中を電磁弁178によって開閉するこ
とにより、第14油路156の開閉を電気的に正確に行
うことができるとともに、油圧や空気圧による開閉機構
に比し、配管の取り回しに制約を受けず、実用上有利で
あるとともに、電磁弁178の配置においても制約を受
ける惧れがないものである。
【0056】また、図3に示す如く、前記電磁弁178
の開閉動作を制御手段180によって制御することによ
り、電磁弁178を確実に開閉動作させることができ、
制御動作の信頼性を向上し得るものである。
【0057】更に、前記電磁弁178を図示しないシフ
トレバーのポジション位置によって開閉制御することに
より、クラッチ圧の必要なポジション位置、つまりR、
D、L位置の場合に電磁弁178をON動作させて開放
することができ、油圧クラッチ54にクラッチ圧を確実
に供給し得るものである。
【0058】
【発明の効果】以上詳細に説明した如くこの発明によれ
ば、無段変速機の被駆動プーリとオイルポンプとを連絡
するライン圧通路を設け、ライン圧通路とマニュアルシ
フト弁とを連絡する第1ライン圧連絡通路を設け、マニ
ュアルシフト弁とシフトサーボ弁とを連絡する第2、第
3ライン圧連絡通路を設け、油圧クラッチとクラッチ圧
制御弁とを連絡するクラッチ連絡通路を設けるととも
に、クラッチ連絡通路途中に通路を開閉する電磁弁を設
け、シフトレバーのポジション位置に応じて電磁弁を開
閉制御する制御手段を設けたので、クラッチ連絡通路に
よってクラッチ圧制御弁が油圧クラッチに連絡され、ク
ラッチ圧を独立して制御することができ、クラッチ応答
性を良好とし得て、実用上有利である。また、従来に比
し油圧回路を簡略化することができることにより、油圧
回路を短くでき、材料費を低減し得て、コストを低廉と
し得るとともに、配管作業も容易となり、取付作業性も
向上し得るものである。更に、クラッチ圧のみを独立し
て制御することにより、マニュアルシフト弁やシフトサ
ーボ弁の形状を簡略化でき、マニュアルシフト弁やシフ
トサーボ弁の寸法を小とし得て、省スペースに寄与す
る。更にまた、前記クラッチ連絡通路途中を電磁弁によ
って開閉することにより、クラッチ連絡通路の開閉を正
確に行うことができるとともに、油圧や空気圧による開
閉機構に比し、配管の取り回しに制約を受けず、実用上
有利であるとともに、電磁弁の配置においても制約を受
ける惧れがないものである。また、前記電磁弁の開閉動
作を制御手段によって制御することにより、電磁弁を確
実に開閉動作させることができ、制御動作の信頼性を向
上し得るものである。
【0059】また、シフトレバーのポジション位置が
R、D、L位置の場合に電磁弁を開放するとともにシフ
トレバーのポジション位置がP、N位置の場合には電磁
弁を閉鎖すべく制御する制御手段とすれば、電磁弁をシ
フトレバーのポジション位置によって開閉制御、つまり
クラッチ圧の必要なポジション位置、つまりR、D、L
位置の場合に電磁弁をON動作させて開放することがで
き、油圧クラッチにクラッチ圧を確実に供給し得るもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示す無段変速機の油圧回路
図である。
【図2】無段変速機の概略断面図である。
【図3】無段変速機のクラッチ制御装置の制御用ブロッ
ク図である。
【図4】この発明の従来の技術を示すマニュアルシフト
弁とシフトサーボ弁部分の概略油圧回路図である。
【符号の説明】
2 内燃機関 4 無段変速機 6 変速機ケース 18 駆動プーリ 20 被駆動プーリ 22 ベルト 24 駆動軸 28 駆動側可動プーリ部片 36 オイルポンプ 40 被駆動軸 54 油圧クラッチ 62 カウンタ軸 70 差動部 74 車輪軸 76 前後進切換機構 82 同期噛合機構 84 リバースアイドラギヤ機構 90 第1ライン圧制御弁 92 第2ライン圧制御弁 94 レシオ圧制御弁 96 クラッチ圧制御弁 98 クーリング制御弁 100 ソレノイドレギュレータ弁 102 ルーブレギュレータ弁 104 ラインソレノイド弁 106 レシオソレノイド弁 108 クラッチソレノイド弁 110 油圧制御回路 112 ライン圧通路 116 第1油路 118 第2油路 120 第3油路 122 第4油路 124 第5油路 126 マニュアルシフト弁 128 第6油路 130 第7油路 132 リリーフ弁 134 第8油路 136 ライン側油路 138 オリフィス 140 10油路 144 ボディレシオ圧油路 146 第11油路 148 第12油路 152 第13通路 154 クーリングオイル通路 156 第14油路 158 第15油路 160 第2ライン圧連絡通路 162 第3ライン圧連絡通路 164 シフトサーボ弁 178 電磁弁 180 制御手段
【手続補正書】
【提出日】平成6年4月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】また、クラッチ圧は、シフトサーボ弁36
4内にてクラッチ圧の必要なレンジ、つまり図示しない
シフトレバーのポジション位置がR、D、Lの場合に、
油圧センサ386を経て、油圧クラッチ254に供給さ
れている。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動側プーリと被駆動側プーリとの各溝
    幅を夫々プライマリ圧とライン圧との圧油により相対的
    に増減させることにより前記駆動側プーリと被駆動側プ
    ーリとに巻掛けられたベルトの回転半径を相対的に増減
    させて変速比を変化させる無段変速機において、被駆動
    プーリとオイルポンプとを連絡するライン圧通路を設
    け、このライン圧通路とマニュアルシフト弁とを連絡す
    る第1ライン圧連絡通路を設け、マニュアルシフト弁と
    シフトサーボ弁とを連絡する第2、第3ライン圧連絡通
    路を設け、油圧クラッチとクラッチ圧制御弁とを連絡す
    るクラッチ連絡通路を設けるとともにこのクラッチ連絡
    通路途中に通路を開閉する電磁弁を設け、シフトレバー
    のポジション位置に応じて前記電磁弁を開閉制御する制
    御手段を設けたことを特徴とする無段変速機のクラッチ
    制御装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、シフトレバーのポジシ
    ョン位置がR、D、L位置の場合に電磁弁を開放すると
    ともにシフトレバーのポジション位置がP、N位置の場
    合には電磁弁を閉鎖すべく制御する制御手段である特許
    請求の範囲の請求項1に記載の無段変速機のクラッチ制
    御装置。
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