JPH07215416A - 瓶製品のピッキング装置、ピッキングシステムおよびピッキングシステム制御装置 - Google Patents

瓶製品のピッキング装置、ピッキングシステムおよびピッキングシステム制御装置

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JPH07215416A
JPH07215416A JP931994A JP931994A JPH07215416A JP H07215416 A JPH07215416 A JP H07215416A JP 931994 A JP931994 A JP 931994A JP 931994 A JP931994 A JP 931994A JP H07215416 A JPH07215416 A JP H07215416A
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product
picking
bottle
receiving box
products
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Application number
JP931994A
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English (en)
Inventor
Satoshi Murakami
悟志 村上
Yasuo Murotani
康夫 室谷
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Toshiba Corp
Toshiba FA Systems Engineering Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba FA Systems Engineering Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 瓶製品の自動ピッキングを行なう。 【構成】 瓶製品9のピッキングシステムは、瓶製品自
動棚21において瓶製品を収納した多数の製品箱それぞ
れをほぼ横倒しの状態で各棚に格納しておき、所定の瓶
製品9を保管している製品保管箱22を払出し位置に移
動させる。ピッキング装置1によって払出し位置の製品
保管箱22の中から瓶製品9を掴んで取り出し、受け箱
支持装置27に支持されている製品受け箱26の所定の
空き場所に収納する。所定本数のピッキングが終了すれ
ば、ピッキング装置1をコンベア装置28まで降ろし、
コンベア装置28によって受け箱支持装置27上の瓶製
品9が収納された製品受け箱26を運び出す一方、次の
空の製品受け箱26を受け箱支持装置27上に送り込
む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は瓶製品の自動ピッキン
グを行なう瓶製品のピッキング装置、ピッキングシステ
ムおよびピッキングシステム制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、瓶製品を機械的に掴み出して製品
受け箱に収納するピッキングは、瓶製品の材質、形状、
重量などの制約により困難とされており、瓶製品の機械
的なピッキングを行なう装置は存在していない。そのた
め、従来、多品種の瓶製品の中から特定の品種の瓶製品
を取り出して製品受け箱に収納するピッキング作業は人
手によるしかなかった。
【0003】図5は従来の瓶製品のピッキング作業の様
子を示しており、保管棚101の各棚102に複数種類
の瓶製品103が品種ごとに保管されている。そこで、
作業員104は台車105を引きながら、指定された品
種の保管されている棚102から該当する瓶製品を取り
出して製品受け箱106に収納する作業を繰り返すよう
にしている。
【0004】また一般に、各棚102には、在庫管理と
作業者の負担軽減のために、その棚の保管品と在庫本数
を表示するピッキング指示器107が設置されていて、
コンピュータによって制御管理されている。そして、ピ
ッキング計画に基づき必要な保管品の保管されている棚
のピッキング指示器107のランプを点灯させるなどし
て作業員104に通知し、同時に必要ピッキング個数と
残数も表示させ、作業員104がその表示に従ってピッ
キング作業を行ない、作業終了後に残数を数えて入力
し、また完了通知をピッキング指示器107に入力する
ことにより、在庫管理情報との整合をとるようにしてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように従来、瓶製
品のピッキング作業は人手によらなければ行なうことが
できず、その無人化が必要とされていた。
【0006】この発明はこのような従来の問題点に鑑み
てなされたもので、瓶製品のピッキング作業の自動化が
図れる瓶製品のピッキング装置、ピッキングシステムお
よびピッキングシステム制御装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の瓶製品のピッ
キング装置は、水平に進退する進退機構と、進退機構上
に設置され、瓶製品の首部分を掴み取り、開放する掴み
取り開放機構と、進退機構を掴み取り開放機構と共に水
平状態と垂直状態との間で回転させる回転機構と、進退
機構を水平面内の直交2軸方向に移動させる移動機構と
を備えたものである。
【0008】またこの発明の瓶製品のピッキングシステ
ムは、瓶製品を収納した多数の製品保管箱それぞれをほ
ぼ横倒しの状態で各棚に格納し、所望の位置の製品保管
箱を払出し位置に来るように移動させる瓶製品自動棚
と、払い仕出し位置に位置する製品箱の中から、所定の
位置に収納されている瓶製品を取出す請求項1記載のピ
ッキング装置と、ピッキング装置を支持し、垂直方向の
任意の位置に移動するピッキング装置支持装置と、ピッ
キング装置支持装置の下方に位置し、ピッキング装置に
よって取出した瓶製品を受け取る製品受け箱を支持する
受け箱支持装置と、受け箱支持装置に対して製品受け箱
の送り込み、取り出しを行なうコンベア装置とを備えた
ものである。
【0009】またこの発明の瓶製品のピッキングシステ
ム制御装置は、瓶製品自動棚の所定位置の製品保管箱を
払出し位置に移動させる棚制御部と、払出し位置にある
製品保管箱内の所定の位置の瓶製品を掴んで取り出し、
製品受け箱の所定の位置に収納するようにピッキング装
置を制御するピッキング装置制御部と、受け箱支持装置
上の製品受け箱に所定本数の瓶製品を取り出したとき
に、ピッキング装置支持装置を動作させてコンベア装置
の位置まで移動させる支持装置制御部と、コンベア装置
の位置に移動してきた受け箱支持装置に対してその上の
製品受け箱を取り出し、新たな製品受け箱を送り込む制
御を行なうコンベア制御部とを備えたものである。
【0010】
【作用】この発明の瓶製品のピッキングシステムでは、
瓶製品自動棚において瓶製品を収納した多数の製品箱そ
れぞれをほぼ横倒しの状態で各棚に格納しておき、所定
の瓶製品を保管している製品保管箱を払出し位置に移動
させる。そしてピッキング装置によって払出し位置の製
品保管箱の中から瓶製品を掴んで取り出し、受け箱支持
装置に支持されている製品受け箱の所定の空き場所に収
納する。そして所定本数のピッキングが終了すれば、ピ
ッキング装置支持装置によってピッキング装置をコンベ
ア装置まで降ろし、そこで受け箱支持装置上の瓶製品が
収納された製品受け箱をコンベア装置上に送り出す一
方、次の空の製品受け箱を受け箱支持装置上に送り込
む。以下、上記の操作を繰り返すことにより、各製品受
け箱に自動的に各種瓶製品をピッキングして送り出す。
【0011】またこの発明の瓶製品のピッキングシステ
ム制御装置では、棚制御部によって瓶製品自動棚を制御
し、所定位置の製品保管箱を払出し位置に移動させ、ピ
ッキング装置制御部によってピッキング装置を制御し、
自動棚の払出し位置にある製品保管箱内の所定の位置の
瓶製品を掴んで取り出し、製品受け箱の所定の位置に収
納する。そして、製品受け箱に所定本数の瓶製品を収納
すれば、支持装置制御部によってピッキング装置支持装
置を動作させてコンベア装置の位置まで移動させ、さら
にコンベア制御部によってコンベア装置を制御し、受け
箱支持装置上の製品受け箱を取り出し、新たな製品受け
箱をそこに送り込み、次の瓶製品ピッキングができるよ
うに制御する。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に基づいて説明
する。図1はこの発明の瓶製品のピッキング装置の機構
図を示し、図2はこの発明のピッキングシステムの機構
図を示し、図3は瓶製品のピッキングシステム制御装置
の回路ブロック図を示している。
【0013】まずこの発明の瓶製品のピッキング装置お
よびそれを用いたピッキングシステムについて図1およ
び図2に基づいて説明する。図1に示すようにこの発明
のピッキング装置1は、直交2軸x,y方向に駆動され
るテーブル2上にロータリーアクチュエータ3によって
図中矢印a方向に回動可能な回動テーブル4が設けられ
ている。そしてこの回動テーブル4上に、モータ5の回
転動作によってボールネジ6により直動ベアリング7上
を図中矢印b方向に移動可能なピッキングヘッド8が設
けられている。
【0014】ピッキングヘッド8上にはヘッドの移動方
向bに横倒し状態になった瓶製品9の首部10を挿入し
て周囲からエアの力で弾性ゴムチューブ11を締め付け
ることによって瓶製品9を掴み取るようになった弾性グ
リッパ12が取り付けられている。
【0015】x軸テーブル13に対してx軸モータ14
の回転動作によりボールネジ15およびx軸直動ベアリ
ング(図示せず)によってx軸方向に移動するようにy
軸テーブル16が支持されている。そして、このy軸テ
ーブル16に対してy軸モータ17の回転動作によりボ
ールネジ18およびy軸直動ベアリング19によって前
述のテーブル2がy軸方向に移動するように支持されて
いる。したがってこのテーブル2は、x軸テーブル13
から見れば、y軸テーブル16のx軸方向の移動とy軸
テーブル16に対する自身のy軸方向の移動との合成に
より水平面内で任意の位置に位置決め移動できるように
なっている。
【0016】図中、20はこのピッキング装置1の全体
を垂直方向に移動させるためのz軸方向ボールネジであ
る。
【0017】したがって、このピッキング装置1によっ
て横倒し状態になった瓶製品9をピッキングする場合に
は、図1に示した状態でz軸方向ボールネジ20の回転
によってx軸テーブル13をz軸方向の所望の高さ位置
に移動させ、x軸モータ14によってy軸テーブル16
をx軸方向に移動させてピッキングヘッド8と横倒し状
態の瓶製品9の距離関係を調整し、さらにy軸モータ1
7によってテーブル2をy軸方向に移動させてピッキン
グヘッド8の弾性グリッパ12が瓶製品9の頭部の延長
線上に来るように位置調整する。
【0018】こうしてテーブル2の位置決めが完了すれ
ば、次に、モータ5を回転動作させてボールネジ6を回
転させ、直動ベアリング7に沿ってピッキングヘッド8
を瓶製品9の方向bに移動させ、弾性グリッパ12に瓶
製品9の首部10を挿入させ、この状態でエアを弾性ゴ
ムチューブ11に供給して膨らませることによって瓶製
品9の首部10を弾性的に締め付ける。
【0019】続いて、モータ5を反対方向に回転動作さ
せてボールネジ6も反転させ、ピッキングヘッド8を後
退させることにより、弾性グリッパ12で掴んでいる瓶
製品9を引き出す。
【0020】この後、ロータリーアクチュエータ3を回
転させることによってテーブル2に対してピッキングヘ
ッド8を矢印aの方向に回転させ、瓶製品9を垂直に釣
り下げた状態にし、再びx軸、y軸モータ14,17を
必要量だけ回転動作させてテーブル2を水平移動させる
ことにより、後述するように製品受け箱の空き場所の真
上の位置まで瓶製品9を移動する。そして、再びモータ
5を回転動作させることによって垂直下方へピッキング
ヘッド8および弾性グリッパ12を下降させ、瓶製品9
が所定の空き場所に収まったところで弾性グリッパ12
のエア抜きを行なうことによって開放し、瓶製品9を製
品受け箱の所定の空き場所に収納する。
【0021】こうして、この実施例のピッキング装置で
は、ほぼ水平な横倒し状態で保管されている瓶製品9を
製品保管箱から掴み出し、直立状態にして製品受け箱の
所定の空き場所に収納するピッキング作業を自動的に行
なうことができるのである。
【0022】次に、上記のピッキング装置1を用いたピ
ッキングシステムについて、図2に基づいて説明する。
自動棚21には、多数の瓶製品9が同じ品種に分けてそ
れぞれ製品保管箱22にほぼ水平な横倒し状態で保管さ
れている。そしてこの自動棚21は製品払出し位置23
に指定された任意の製品保管箱22を位置決めすること
ができる。
【0023】ピッキング装置1はケースリフタ24上に
設置されており、このケースリフタ24は前述のz軸ボ
ールネジ20に結合され、z軸モータ25の回転動作に
よってz軸ボールネジ20が正逆回転することによって
昇降するようになっている。
【0024】ケースリフタ24にはまた、ピッキング装
置1の下方に製品受け箱26を支持する受け箱支持部2
7が形成されており、コンベア装置28によって搬送さ
れる製品受け箱26の空箱を受け入れ、瓶製品9を収納
した実箱を送り出すようになっている。この受け箱支持
部27としては、小形のコンベア装置で構成し、ケース
リフタ24が下降し、コンベア装置28とほぼ面一にな
る位置に達したときにコンベア装置28の駆動歯車と共
に回転する歯車が小形コンベア装置の駆動歯車と噛み合
うことによって小形歯車を駆動する機構で構成すること
ができる。
【0025】次に、上記構成のピッキングシステムの動
作について説明する。z軸モータ25を回転させること
によってz軸ボールネジ20を回転させてケースリフタ
24を下降させ、コンベア装置28の位置で、受け箱支
持部27に製品受け箱29の空箱を取り込む。そして、
この状態でz軸モータ25を逆方向に駆動することによ
ってボールネジ20も逆回転させ、ケースリフタ24を
所定の高さ位置まで上昇させる。
【0026】また、自動棚21では、これからピッキン
グしようとする品種の瓶製品9が保管されている製品保
管箱22を払出し位置23に位置決めする。
【0027】次に、図1に示したピッキング装置1を駆
動するのであるが、まずピッキング対象製品9の高さ位
置を前述のz軸モータ25によって調整し、その後、こ
のピッキング装置1のx軸モータ14、y軸モータ17
の回転動作の組合せによってピッキングヘッド8を所定
のピッキング対象製品9の位置に位置決めする。
【0028】そしてモータ5を駆動してピッキングヘッ
ド8をb方向に移動させ、製品保管箱22の所定位置の
瓶製品9の首部10を弾性グリッパ12に挿入させ、エ
アを供給することによって首部10を掴ませる。
【0029】弾性グリッパ12によって瓶製品9を掴む
と、次にモータ5を逆回転させてピッキングヘッド8を
後退させ、これに伴って弾性グリッパ12によって掴ま
れた状態の瓶製品9を製品保管箱22から引き出す。
【0030】続いて、ロータリーアクチュエータ3を回
転させることによってテーブル2に対してピッキングヘ
ッド8を矢印aの方向に回転させ、瓶製品9を垂直に釣
り下げた状態にし、再びx軸、y軸モータ14,17を
必要量だけ回転動作させてテーブル2を水平移動させる
ことにより、受け箱支持部27上の製品受け箱26の空
き場所の真上の位置まで瓶製品9を移動する。
【0031】そして、再びモータ5を回転動作させるこ
とによって垂直下方へピッキングヘッド8および弾性グ
リッパ12を下降させ、瓶製品9が所定の空き場所に収
まったところで弾性グリッパ12のエア抜きを行なうこ
とによって開放し、瓶製品9を製品受け箱26の所定の
空き場所に収納する。
【0032】以下、同じ動作を繰り返すことによって1
つの製品受け箱26に対して所定の本数の瓶製品9を自
動的にピッキングして収納する。そして所定本数の瓶製
品9のピッキングが終了すれば、再びz軸モータ25を
駆動してケースリフタ24をコンベア装置28の位置ま
で下降させ、受け箱支持部27によってピッキング済み
の製品受け箱26をコンベア装置28上に送り出し、次
の製品受け箱26の空箱をコンベア装置28から受け入
れ、以下、上記の手順を繰り返す。
【0033】こうして、この実施例のピッキングシステ
ムでは、各製品受け箱26に対して指定された瓶製品9
を指定された本数だけ自動的にピッキングしていくこと
ができる。
【0034】次に、請求項3の発明のピッキングシステ
ム制御装置について、図3に基づいて説明する。上記の
ピッキングシステムは図3に示す制御装置によって制御
され、自動的にピッキング動作を行なうものである。こ
のピッキングシステム制御装置は、自動棚21の各棚段
の製品保管箱9の送り、停止制御を行なう棚制御部3
1、図1に示したピッキング装置1のロータリーアクチ
ュエータ3、モータ5、弾性グリッパ12それぞれの動
作制御をなすピッキング制御部32、ピッキング装置1
のx軸モータ15、y軸モータ17それぞれの制御をな
すx軸制御部33、y軸制御部34、ケースリフタ24
のz軸モータ25の制御をなすz軸制御部35、ケース
リフタ24の受け箱支持部27に対してコンベア装置2
8との間で製品受け箱26の受け渡しを行なう受け箱制
御部36、およびコンベア装置28の制御をなすコンベ
ア制御部37を備えている。
【0035】ピッキングシステム制御装置はまた、これ
らの各制御部31〜37の統括制御をなす主制御部3
8、自動棚21の製品在庫情報、製品受け箱26内の収
納情報、その他、ピッキングに必要な種々の制御情報を
記憶する記憶部39、およびシステムに対するピッキン
グ指令の入力、また必要な情報の表示出力を行なう入出
力装置40を備えている。
【0036】次に、上記構成のピッキングシステム制御
装置による自動ピッキング制御動作について、図4のフ
ローチャートに基づいて説明する。このピッキングシス
テム制御装置は図2に示したピッキングシステムを制御
するもので、入出力装置40からピッキング指令を入力
すると(ステップS1)、主制御部38が記憶部39の
在庫情報と照合してピッキングスケジュールを作成する
(ステップS2)。すなわち、記憶部39には自動棚2
1の各段、各製品保管箱22に保管されている瓶製品の
品種、本数、保管位置などの情報が記憶されている。ま
た、記憶部39はこれからピッキングする製品受け箱2
6のどの位置に瓶製品9が収納され、空き場所がどの位
置にあるかの空き場所情報も順次更新して記憶していく
ものとする。
【0037】そこで、各種品種と本数を指定するピッキ
ング指令が入力されると、主制御部38は記憶部39の
在庫情報と照合して、どの段のどの製品保管箱から何本
ずつピッキングするかのピッキングスケジュールを作成
し、次にピッキング動作に移行することになる(ステッ
プS3)。
【0038】ピッキングに当たっては、主制御部38が
自ら作成したピッキングスケジュールに基づいて所定本
数のピッキングが終了するまで順次、次にピッキングす
べき瓶製品9の棚段と製品保管箱とその在庫位置とを指
定してピッキングを開始する(ステップS3,S4)。
【0039】主制御部38からこれらのピッキング指令
が出力されると、棚制御部31では指定された製品保管
箱22が払出し位置23に来るように自動棚21の動作
制御を行なう。
【0040】またz軸制御部35はケースリフタ24を
コンベア装置28の位置まで下降かさせるべくz軸モー
タ25を駆動する制御を開始する。そして、ケースリフ
タ24の受け箱支持部27がコンベア装置28の高さに
なると、受け箱制御部36とコンベア制御部37が動作
して、コンベア装置28を駆動して製品受け箱26の空
箱を受け箱支持部27の位置まで搬送し、受け箱支持部
27がその製品受け箱26の空箱を受け取る。
【0041】この後、z軸制御部35がケースリフタ2
4の上昇制御を開始し、これからピッキングしようとす
る瓶製品9が保管されている製品保管箱22の棚段の高
さ位置に達すると上昇を停止する。
【0042】続いてx軸制御部33とy軸制御部34が
動作を開始し、x軸モータ14、y軸モータ17それぞ
れを所定量だけ、所定の方向に駆動してピッキングヘッ
ド8の弾性グリッパ12が製品保管箱22内の瓶製品9
の頭部と対向する位置に来るように位置制御する。
【0043】次に、ピッキング制御部32が動作を開始
し、ピッキング装置1のモータ5を駆動してピッキング
ヘッド8を瓶製品9の方向bに押し出し、弾性グリッパ
12内に瓶製品9の首部10を挿入させ、その後、弾性
グリッパ12にエアを供給して弾性ゴムチューブ11に
よって瓶製品9の首部10を掴ませる。そして、再びモ
ータ5を逆駆動してピッキングヘッド8を後退させるこ
とにより、瓶製品9を製品保管箱22から水平に抜き出
す。さらにこの後、ロータリーアクチュエータ3を駆動
してピッキングヘッド8をa方向に垂直状態になるまで
回転させて瓶製品9を釣り下げた状態にする。
【0044】続いて、x軸制御部33、y軸制御部34
によってx軸モータ14、y軸モータ17を駆動して製
品受け箱26の空き場所の真上の位置まで瓶製品9を移
動させる。
【0045】続いて、モータ5を駆動して製品受け箱2
6の空き場所に収まるように瓶製品9を下降させ、弾性
グリッパ12のエア抜き制御を行なうことによって瓶製
品9を弾性グリッパ12から開放し、製品受け箱26の
所定の空き場所に収納する。
【0046】この一連の制御動作によって所定の品種の
瓶製品9の1本をそれが保管されている製品保管箱22
からピッキングして製品受け箱26の空き場所に移載す
ることができる。
【0047】こうして、1本の瓶製品9のピッキングが
完了すると、主制御部38は記憶部39に記憶されてい
る在庫情報、また製品受け箱26における空き場所情報
を更新し、次のピッキングに備える。
【0048】次の瓶製品9のピッキングに際しても、主
制御部38からの瓶製品の品種を指定したピッキング指
令に応じて、上記と同じ手順によって自動ピッキング制
御が実行される。
【0049】そしてこの自動ピッキング制御は指定され
たピッキング本数に達するまで繰り返される(ステップ
S4)。
【0050】なお、この発明は上記の実施例に限定され
ず、特にボールネジと直動ベアリングによる直動機構に
代えて、リニアモータによる直動機構を用いることがで
きる。またz軸方向の昇降駆動機構には、ボールネジ機
構に代えて、スプロケット・チェーン機構を用いること
ができる。
【0051】
【発明の効果】以上のようにこの発明の瓶製品のピッキ
ング装置およびそれを用いたピッキングシステムによれ
ば、瓶製品自動棚において瓶製品を収納した多数の製品
箱それぞれをほぼ横倒しの状態で各棚に格納しておき、
所定の瓶製品を保管している製品保管箱を払出し位置に
移動させ、ピッキング装置によって払出し位置の製品保
管箱の中から瓶製品を掴んで取り出し、受け箱支持装置
に支持されている製品受け箱の所定の空き場所に収納す
る動作を繰り返し、所定本数のピッキングが終了すれ
ば、ピッキング装置支持装置によってピッキング装置を
コンベア装置まで降ろし、そこでコンベア装置によって
受け箱支持装置上の瓶製品が収納された製品受け箱を運
び出す一方、次の空の製品受け箱を受け箱支持装置上に
送り込むみ、再び、上記の操作を繰り返すようにしてい
るので、各製品受け箱に自動的に各種瓶製品をピッキン
グして送り出すことができる。
【0052】またこの発明の瓶製品のピッキングシステ
ム制御装置によれば、棚制御部によって瓶製品自動棚を
制御し、所定位置の製品保管箱を払出し位置に移動さ
せ、ピッキング装置制御部によってピッキング装置を制
御し、自動棚の払出し位置にある製品保管箱内の所定の
位置の瓶製品を掴んで取り出し、製品受け箱の所定の位
置に収納し、製品受け箱に所定本数の瓶製品を収納すれ
ば、支持装置制御部によってピッキング装置支持装置を
動作させてコンベア装置の位置まで移動させ、さらにコ
ンベア制御部によってコンベア装置を制御し、受け箱支
持装置上の製品受け箱を取り出し、新たな製品受け箱を
そこに送り込み、次の瓶製品ピッキングができるように
ピッキングシステムを制御するので、所定本数の瓶製品
を自動的にピッキングすることができ、作業者の労力負
担を軽減することができ、同時に正確なピッキングが可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の瓶製品のピッキング装置の一実施例
の機構図。
【図2】この発明の瓶製品のピッキングシステムの一実
施例の機構図。
【図3】この発明の瓶製品のピッキングシステム制御装
置の一実施例の回路ブロック図。
【図4】上記実施例のピッキングシステム制御装置の自
動ピッキング動作を示すフローチャート。
【図5】従来例の瓶製品のピッキング方法を示す説明
図。
【符号の説明】
1 ピッキング装置 2 テーブル 3 ロータリーアクチュエータ 4 回転テーブル 5 モータ 6 ボールネジ 7 直動ベアリング 8 ピッキングヘッド 9 瓶製品 10 首部 11 弾性ゴムチューブ 12 弾性グリッパ 13 x軸テーブル 14 x軸モータ 15 ボールネジ 16 y軸テーブル 17 y軸モータ 18 ボールネジ 19 直動ベアリング 20 z軸ボールネジ 21 自動棚 22 製品保管箱 23 払出し位置 24 ケースリフタ 25 z軸モータ 26 製品受け箱 27 受け箱支持部 28 コンベア装置 31 棚制御部 32 ピッキング制御部 33 x軸制御部 34 y軸制御部 35 z軸制御部 36 受け箱制御部 37 コンベア制御部 38 主制御部 39 記憶部 40 入出力装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 室谷 康夫 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平に進退する進退機構と、前記進退機
    構上に設置され、瓶製品の首部分を掴み取り、開放する
    掴み取り開放機構と、前記進退機構を前記掴み取り開放
    機構と共に水平状態と垂直状態との間で回転させる回転
    機構と、前記進退機構を水平面内の直交2軸方向に移動
    させる移動機構とを備えて成る瓶製品のピッキング装
    置。
  2. 【請求項2】 瓶製品を収納した多数の製品保管箱それ
    ぞれをほぼ横倒しの状態で各棚に格納し、所望の位置の
    製品保管箱を払出し位置に来るように移動させる瓶製品
    自動棚と、 前記払い仕出し位置に位置する製品保管箱の中から、所
    定の位置に収納されている瓶製品を取出す請求項1記載
    のピッキング装置と、 前記ピッキング装置を支持し、垂直方向の任意の位置に
    移動するピッキング装置支持装置と、前記ピッキング装
    置支持装置の下方に位置し、前記ピッキング装置によっ
    て取出した瓶製品を受け取る製品受け箱を支持する受け
    箱支持装置と、 前記受け箱支持装置に対して前記製品受け箱の送り込
    み、取り出しを行なうコンベア装置とを備えて成る瓶製
    品のピッキングシステム。
  3. 【請求項3】 前記瓶製品自動棚の所定位置の製品保管
    箱を払出し位置に移動させる棚制御部と、 前記払出し位置にある製品保管箱内の所定の位置の瓶製
    品を掴んで取り出し、前記製品受け箱の所定の位置に収
    納するように前記ピッキング装置を制御するピッキング
    装置制御部と、 前記受け箱支持装置上の製品受け箱に所定本数の瓶製品
    を取り出したときに、前記ピッキング装置支持装置を動
    作させて前記コンベア装置の位置まで移動させる支持装
    置制御部と、 前記コンベア装置の位置に移動してきた受け箱支持装置
    に対してその上の製品受け箱を取り出し、新たな製品受
    け箱を送り込む制御を行なうコンベア制御部とを備えて
    成るピッキングシステム制御装置。
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