JPH0721463U - ブレーキ温度検出装置 - Google Patents

ブレーキ温度検出装置

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JPH0721463U
JPH0721463U JP5715493U JP5715493U JPH0721463U JP H0721463 U JPH0721463 U JP H0721463U JP 5715493 U JP5715493 U JP 5715493U JP 5715493 U JP5715493 U JP 5715493U JP H0721463 U JPH0721463 U JP H0721463U
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邦夫 岡田
和義 金子
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ブレーキ温度検出装置を車輪速センサとABS
/TRC・ECUとにより兼用させて部品点数を削減し
コストダウンを図る。 【構成】このアンチスキッドブレーキ制御システムは、
制御ユニット22と各車輪1、2、7、8の車輪速度を
検出する車輪速センサ3、4、9、10とブレーキ温度
を検出する温度センサ52とを備えている。温度センサ
52は、車輪速センサ3、4、9、10に一体的に設け
られ、制御ユニット22は、温度センサ52からのブレ
ーキ温度検出信号に基づいてブレーキ温度の過熱の有無
を判別する温度判別回路53を内蔵している。ブレーキ
温度の過熱時には、温度センサ52からのブレーキ温度
検出信号に基づいて温度判別回路53によりブレーキ温
度の過熱の有無を判別して制御ユニット22に信号を送
出し、制御ユニット22により警告を発するか、あるい
はアンチスキッドブレーキ制御システムの作動を制御す
るようにしている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はアンチスキッドブレーキ制御システムにおけるブレーキの温度を検出 するブレーキ温度検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近では、自動車に、制動時に制動車輪のロックを防止するため、ブレーキ力 を調整するアンチスキッドブレーキ制御(以下、ABSという)システムが装着 されてきている。また、自動車の推進力増大時に駆動輪の空転を抑え、エンジン の動力損失を極力少なくし、駆動輪の駆動力をより効果的に路面に伝えて車輌の 推進を効果的に行うようにするため、駆動輪の駆動力を調整するトラクションコ ントロール(以下、TRCという)システムが開発されている。このようなアン チスキッドブレーキ制御システムとトラクションコントロールシステムとを備え たABS/TRCシステムは、ABS/TRC制御ユニット(以下、ABS/T RC・ECUという)と各車輪の速度を検出する車輪速センサとを備えている。 ABS/TRC・ECUは、車輪速検出回路を備え、車輪速センサからの信号に 基づいて、各車輪速を検出する。ABS/TRC・ECUは、車輪速センサから の車輪速信号に基づいて各車輪速を演算し、演算結果により車輪がブレーキ作動 時にスキッド傾向にあると判断すると、ABS/TRC・ECUはスキッド傾向 にある車輪に対応するブレーキ圧を調整し、それぞれの車輪のスキッド傾向を解 消するようになっている。
【0003】 また、車輌発進時や急加速時等の車輌の推進力増大時には、ABS/TRC・ ECUが各車輪速センサから車輪速信号に基づいて各車輪速を演算し、その演算 結果により駆動輪が空転傾向にあると判断すると、ABS/TRC・ECUは、 空転傾向にある駆動輪に対応する制動機構に制御信号をそれぞれ出力する。これ により、空転傾向にある駆動輪が制動され、空転傾向が解消されるようになって いる。
【0004】 一方、ABS/TRC・ECUは、TRC時エンジンを減速する制御信号を送 出し、この制御信号によりエンジンの回転数の下限値を少し大きなTRC時の下 限値に変更調整し、エンジンが減速され駆動輪の回転駆動力が抑制される。この ように、ABS/TRC・ECUは、駆動輪の空転時にこの空転傾向が解消する ようにTRCを行う。また、ABS/TRC・ECUは、システム故障時にAB Sランプを点灯して運転者にABSまたはTRCの故障を知らせるようになって いる。
【0005】 車輪速センサ3Aは、図6に示すように、車輪ごとに車体側に固定され、車輪 側に設けられ車輪の回転に応じて回転するエキサイタリング(ロータ)1Aの歯 を電磁的に検出してパルス信号を発するようになっている。この車輪速センサ3 Aは、図7に示すように、内部に車輪速センサコイル31を備え、車輪速センサ コイル31はABS/TRC・ECU29の車輪速検出回路30に電気的に接続 される。車輪速検出回路30は、コンデンサ32と比較器33とを備えて構成さ れる。車輪速検出回路30は、ABS/TRC・ECU29の一部を構成するA BS回路34に電気的に接続される。35はブレーキ圧を調整するモジュレータ である。車輪速センサ3Aは、図8および図9に示すように、筒状ハウジング3 6の先端部に車輪速センサコイル31が収容され、車輪速センサコイル31の中 心にはマグネット37から延設された鉄芯38が挿通される。車輪速センサコイ ル31とマグネット37は、押え部材39によりハウジング36内に固定されて いる。31Aは車輪速センサコイル31と車輪速検出回路30とを接続するセン サコイル端子である。
【0006】 ところで、一般に自動車では、長い下り坂などでブレーキ操作が頻繁に行われ ると、ブレーキドラムまたはブレーキディスクが過熱し、べーパーロックを招い たり、ブレーキのききが悪くなりABS制御の不良を招くなどの問題がある。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】 このため、ブレーキ温度を検出し、ブレーキドラムまたはブレーキディスクの 過熱時に警告器を通じて運転者に警告を発するようにしようとすると、ブレーキ 温度センサ、電子制御ユニット、警告器等を設けなければならず、部品点数の増 大が増大し、コストアップを招くという問題がある。
【0008】 本考案は上記欠点を除くためになされたもので、ブレーキ温度検出装置の温度 センサを車輪速センサに組み入れ、温度判別回路をABS/TRC・ECUに兼 用させて部品点数を削減し、しかもブレーキ過熱時には警告を発するか、あるい はABS/TRC動作を制御するかの何れかの動作を行うことができるブレーキ 温度検出装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案に係るブレーキ温度検出装置は、各車輪の車輪速度を検出する車輪速セ ンサからの車輪速検出信号を制御ユニットに送出し、制御ユニットからの制御信 号に基づき各車輪のブレーキ圧を調整して、制動時の車輪のロックを防止するア ンチスキッドブレーキ制御システムにおいて、車輪速センサにブレーキ温度を検 出する温度センサを一体的に設け、温度センサからのブレーキ温度検出信号に基 づいてブレーキの過熱の有無を判別する温度判別回路を上記制御ユニット内に設 け、ブレーキの過熱時に上記制御ユニットの温度判別回路からの信号に基づき、 少なくとも警告を発するかまたはアンチスキッドブレーキ制御システムの作動を 制御するかのいずれかの動作を行うようにしたものである。
【0010】
【作用】
上記考案にかかるブレーキ温度検出装置では、ブレーキ温度センサを車輪速セ ンサに一体的に設け、温度判別回路を独立の構成とせず、アンチスキッドブレー キ制御システムの制御ユニットと兼用するようにしたので、ブレーキ温度検出装 置を車輌に装着しても部品点数の増大がなく、コストダウンを図ることができる 。
【0011】
【実施例】
以下図面に示す実施例により本考案を説明する。図1は本考案の一実施例に係 るブレーキ温度検出装置を備えたABS/TRCシステムを示すシステム図、図 2は図1のブレーキ温度検出装置を備えたアンチスキッドブレーキ制御システム の回路図、図3は図1のブレーキ温度検出装置のブレーキ温度センサが内蔵され た車輪速センサを示す縦断面図、図4は図3のIV−IV線横断面図である。ア ンチスキッドブレーキ制御システムとトラクションコントロールシステムとを備 えたABS/TRCシステムは、図1に示すように、車輪速センサ3、4、9、 10と、モジュレータ5、11、12と、ブレーキアクチュエータ6、13、1 4と、デュアルブレーキバルブ16とを備えるとともに、トラクションバルブ1 8、19とガバナアクチュエータとしてのモータ21とアンチスキッドブレーキ 制御ユニット(以下、ABS/TRC・ECUという)22とを備えている。
【0012】 車輪速センサ3、4は、図1に示すように、非駆動輪である左右の前輪1、2 の車輪速度を検出する。モジュレータ5は前輪1、2のブレーキ圧力を調整し、 ブレーキアクチュエータ6はモジュレータ5のブレーキ圧力の調整度に応じて前 輪1、2に制動力を発生させる。車輪速センサ9、10は駆動輪である左右の後 輪7、8の車輪速度を検出する。モジュレータ11、12は後輪7、8のブレー キ圧力をそれぞれ調整し、ブレーキアクチュエータ13、14はモジュレータ1 1、12のブレーキ圧力の調整度に応じて後輪7、8にそれぞれ制動力を発生さ せる。デュアルブレーキバルブ16はブレーキペダル15によって開閉制御され るようになっている。トラクションバルブ18、19はトラクションコントロー ル時に開いてエアタンク17内の圧縮空気を左右の後輪7、8のモジュレータ1 1、12へそれぞれ給送する。モータ21は図示しないガバナリンクを作動させ 、エンジン20の回転数を変更する。
【0013】 ABS/TRC・ECU22は、各モジュレータ5、11、12、各トラクシ ョンバルブ18、19およびモータ21を制御するABS回路44と、車輪速検 出回路40と、後述する温度検出回路53とを有している。23はアクセルペダ ルである。このABS/TRCシステムは、モジュレータ5が左右前輪1、2に 対し共通に1個、左右後輪7、8のそれぞれに1個ずつの計3個設けられた4セ ンサ、3チャンネルの制御システムとなっている。ABS/TRC・ECU22 は、各車輪1、2、7、8のロック傾向を検知してロック傾向が解消するようA BSを行い、駆動輪である後輪7、8の空転時にこの空転傾向が解消するように TRCを行う。また、ABS/TRC・ECU22は、システム故障時にはAB Sランプ26を点灯させ運転者にABSまたはTRCの故障を知らせるようにな っている。
【0014】 車輪速センサ3、4、9、10は車体側に固定され、車輪1、2、7、8の回 転に応じて回転するエキサイタリング(ロータ)1A、2A、7A、8Aの歯を 電磁的に検出してパルス信号を発する。車輪速センサ3、4、9、10は、図2 に示すように、車輪速センサコイル41を備え、車輪速検出回路40と電気的に 接続される。車輪速検出回路40は、コンデンサ42と比較器43とを備えて構 成され、ABS回路44と電気的に接続される。車輪速センサ3、4、9、10 は、図3および図4に示すように、筒状ハウジング66の先端部に車輪速センサ コイル41が収容され、車輪速センサコイル41の中心にはマグネット67から 延設された鉄芯68が挿通される。車輪速センサコイル41とマグネット67は 、押え部材69によりハウジング66内に固定される。41Aはセンサコイル端 子である。
【0015】 ところで、上記実施例にかかるABS/TRCシステムは、ブレーキ温度検出 装置50を備えて構成される。ブレーキ温度検出装置50は、図2に示すように 、ブレーキ温度を検出してブレーキ温度の過熱の有無を判別するブレーキ温度検 出部51と、ブレーキ温度検出部51からの判別信号に基づいてABSランプ2 6を点灯させて警告を発するか、あるいは判別信号に基づきABSの作動を制御 するかのいずれかの動作を行うABS回路44とから構成される。ブレーキ温度 検出部51は、温度センサ52と、温度判別回路としての温度検出回路53とか ら構成される。温度センサ52は、温度の上昇に応じて抵抗値が変化する感温抵 抗素子(サーミスタ)から構成され、車輪速センサ3、4、9、10のセンサコ イル41と電気的に並列に接続される(図2および図3参照)。温度センサ52 は、図3に示すように、車輪速センサ3、4、9、10のマグネット67と押え 部材69との間に設けられ、図4に示すように、センサコイル端子41Aと電気 的に接続される。
【0016】 温度検出回路53は、図2に示すように、アンプ54とA/D変換器55とマ イクロコンピュータ56とを備えて構成される。温度検出回路53は、温度セン サ52とABS回路44とに電気的に接続される。温度検出回路53は、温度セ ンサ52の抵抗の変化による電圧の変化を電気的に増幅してデジタル値化し、こ のデジタル値をマイクロコンピュータ56により出力電圧として検出し、検出さ れた出力電圧を予め決められた設定値Ls(図5参照)と比較してブレーキ温度 が過熱しているかどうか判別し、設定値Ls以下の場合にブレーキ温度が異常と 判別し、ABS回路44にブレーキ過熱の信号を送出する。ABS回路44は、 ブレーキ過熱の判別信号に基づいて、ABSランプ26を点灯させ運転者に警告 するか、あるいはABS回路44の作動を制御してABS回路44の作動を変更 または停止させるかいずれかの動作を行う。
【0017】 図5は、図2に示すようにマイクロコンピュータ56とABS回路44との間 のポイントAにおけるブレーキ温度検出部51の出力特性を示すグラフであり、 車輪速センサ3、4、9、10により検知される車輪速に応じたパルスの数(図 2のポイントB参照)と、温度センサ52により検知されるブレーキ温度に応じ た出力電圧との関係を示している。図5では、直線L1はブレーキ温度正常時の ブレーキ温度検出部51の出力特性を、直線L2はブレーキ温度過熱時のブレー キ温度検出部51の出力特性をそれぞれ示しており、直線Lsはブレーキ温度の 異常・正常を判断する基準としての設定値である。図5に示すように、本実施例 では、温度センサ52を温度上昇に応じて抵抗値が下降するサーミスタを用いて おり、ブレーキ過熱時には、設定値Lsより出力電圧が低下するようになってい る。従って、設定値Ls以上の高い出力電圧を送出する場合、ブレーキ温度が正 常と判断するようにしている。
【0018】 次に、上記実施例にかかるブレーキ温度検出装置50の動作について説明する 。まず初めに、ABS/TRC・ECU22の動作について説明する。車輌走行 時、各車輪速センサ3、4、9、10からの車輪速信号がABS回路44に送出 されると、ABS回路44は、各車輪速センサ3、4、9、10からの車輪速信 号を演算し、演算結果により車輪1、2、7、8がブレーキ作動時にスキッド傾 向にあると判断すると、スキッド傾向にある車輪1、2、7、8に対応するモジ ュレータ5、11、12に制御信号を出力する。モジュレータ5、11、12は 、ABS/TRC・ECU22からの制御信号に基づいてブレーキアクチュエー タ6、13、14のブレーキ圧を調整し、それぞれの車輪1、2、7、8のスキ ッド傾向を解消させるようにアンチスキッドブレーキ制御を行う。
【0019】 また、車輌発進時や急加速時等の車輌の推進力増大時には、ABS/TRC・ ECU22が各車輪速センサ3、4、9、10からの車輪速信号を演算し、その 演算結果により駆動輪である後輪7、8が空転傾向にあると判断すると、ABS /TRC・ECU22は、空転傾向にある後輪7、8に対応するモジュレータ1 1、12およびトラクションバルブ18、19に制御信号を出力する。これによ り、エアタンク17から圧縮空気が、トラクションバルブ18、19、ダブルチ ェックバルブ24、25およびモジュレータ11、12を通してブレーキアクチ ェータ13、14に供給され、空転傾向にある後輪7、8が制動され、後輪7、 8の回転駆動力が抑制され、その結果後輪7、8の空転傾向が解消される。
【0020】 一方、ABS/TRC・ECU22は、TRC時、エンジン20を減速する制 御信号を送出し、この制御信号によりエンジン20の回転数を変更調整するよう モータ21が回転して図示しないガバナリンクが調整され、エンジン20が減速 される。エンジン20の減速により、後輪7、8の回転駆動力が抑制される。ま た、ABS/TRC・ECU22は、ABSまたはTRCの故障時は、ABSラ ンプ26を点灯して運転者にABSまたはTRCの故障を知らせる。
【0021】 次に、ブレーキ温度検出装置50の動作について説明する。各車輪速センサ3 、4、9、10からの車輪速信号がABS回路44に送出されるとともに、温度 センサ52により検知された抵抗値の変化による電圧の増減信号が温度検出回路 53に送出される。温度検出回路53は温度センサ52からの信号に基づいてブ レーキ温度の異常の有無を判別し、検出された出力電圧が設定値Lsより高いと 、ブレーキの過熱がないと判断し、ABS回路44を通常の作動状態に維持し、 上述のようにABS/TRC・ECU22を動作させる。
【0022】 一方、ブレーキ温度検出装置50は検出された出力電圧が設定値Lsより低い と、ブレーキが過熱していると判断し、過熱状態に応じてABSランプ26を点 灯させ、運転者に警告を発する動作を行うか、あるいはABS回路44を停止さ せるか、又はABS回路44の作動を変更してブレーキ圧を高めに設定する。こ のため、ABSランプ26点灯の警告により運転者にブレーキ温度の上昇を知ら せることができる。また、ABSランプ26点灯の警告が行われない場合でも、 ABS回路44を停止させるか、あるいはABS動作を変更してブレーキ圧を高 めることができる。ブレーキ温度が低下し、正常温度に復帰すると、ABS/T RC・ECU22は再び通常の動作をする。
【0023】 このように、ブレーキ温度検出装置50は、ブレーキ温度の上昇を検知し、ブ レーキが過熱すると、ABSランプ26を点灯させて運転者に警告を発するか、 あるいはABS動作を制御するようになっている。
【0024】 なお、上記実施例ではエア式ブレーキについて述べたが、これに限られるもの ではなく、液圧式ブレーキについても適用可能であるのは言うまでもない。また 、運転者への警告をABSランプ26の点灯に代えて、独立した過熱警告ランプ またはブザーとしてもよい。また、上記実施例ではブレーキ温度検出装置50が ブレーキの過熱を判別した際、ABSランプ26を点灯させて運転者に警告を発 するか、あるいはABS動作を制御するようになっているが、ABSランプ26 の点灯による警告と同時にABS動作を変更または停止させるようにしてもよい 。
【0025】
【考案の効果】
以上述べたように本考案によれば、車輪速センサにブレーキ温度を検出する温 度センサを一体的に設け、温度センサからのブレーキ温度検出信号に基づいてブ レーキ温度の過熱の有無を判別する温度判別回路を制御ユニット内に設けたので 、部品点数を削減し、コストダウンを図ることができる。また、ブレーキ温度の 過熱時に制御ユニットからの信号に基づき警告を発するか、あるいはアンチスキ ッドブレーキ制御システムの作動を制御するようにしたので、安全性が向上する 。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係るブレーキ温度検出装置
を備えたABS/TRCシステムを示すシステム図であ
る。
【図2】図1のブレーキ温度検出装置の回路図である。
【図3】図1のブレーキ温度検出装置のブレーキ温度セ
ンサが内蔵された車輪速センサを示す縦断面図である。
【図4】図3のIV−IV線に沿う横断面図である。
【図5】ブレーキ温度検出部の出力特性を示すグラフで
ある。
【図6】車輪速センサとエキサイタリングとの配置を示
す説明図である。
【図7】従来の車輪速センサ回路とABS回路とを示す
回路図である。
【図8】従来の車輪速センサを示す縦断面図である。
【図9】従来の車輪速センサを示す横断面図である。
【符号の説明】
1、2 非駆動輪 7、8 駆動輪 3、4、9、10 車輪速センサ 22 制御ユニット 50 ブレーキ温度検出装置 52 温度センサ 53 温度検出回路(温度判別回路)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各車輪の車輪速度を検出する車輪速セン
    サからの車輪速検出信号を制御ユニットに送出し、制御
    ユニットからの制御信号に基づき各車輪のブレーキ圧を
    調整して、制動時の車輪のロックを防止するアンチスキ
    ッドブレーキ制御システムにおいて、車輪速センサにブ
    レーキ温度を検出する温度センサを一体的に設け、温度
    センサからのブレーキ温度検出信号に基づいてブレーキ
    の過熱の有無を判別する温度判別回路を上記制御ユニッ
    ト内に設け、ブレーキの過熱時に上記制御ユニットの温
    度判別回路からの信号に基づき、少なくとも警告を発す
    るかまたはアンチスキッドブレーキ制御システムの作動
    を制御するかのいずれかの動作を行うことを特徴とする
    ブレーキ温度検出装置。
  2. 【請求項2】 温度センサは、車輪速センサのセンサコ
    イルに電気的に並列に接続されることを特徴とする請求
    項1に記載のブレーキ温度検出装置。
JP1993057154U 1993-09-28 1993-09-28 ブレーキ温度検出装置 Expired - Lifetime JP2601235Y2 (ja)

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