JPH0721459U - ワイパの振動防止装置 - Google Patents

ワイパの振動防止装置

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Publication number
JPH0721459U
JPH0721459U JP5812993U JP5812993U JPH0721459U JP H0721459 U JPH0721459 U JP H0721459U JP 5812993 U JP5812993 U JP 5812993U JP 5812993 U JP5812993 U JP 5812993U JP H0721459 U JPH0721459 U JP H0721459U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wiper
vibration
weight
viscoelastic body
wiper blade
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Pending
Application number
JP5812993U
Other languages
English (en)
Inventor
尚人 高屋
義文 有田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Wiper Blade Co Ltd
Original Assignee
Nippon Wiper Blade Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Wiper Blade Co Ltd filed Critical Nippon Wiper Blade Co Ltd
Priority to JP5812993U priority Critical patent/JPH0721459U/ja
Publication of JPH0721459U publication Critical patent/JPH0721459U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車輌用ワイパにおいて、払拭されるガラス面
の曲率が大であったり、曲率の変化が大であったりした
場合にも良好な払拭性能を得る、特にワイパのびびり振
動を防止する振動防止装置を得ることを目的とする。 【構成】 粘弾性体、例えばばね(2、2’)と重錘
(3)とを含む装置をワイパに取付けて、ワイパにびび
り振動が発生すると該重錘が振動せしめられ、その結果
としてワイパのびびり振動が抑制されるようにした、車
輌用ワイパの振動防止装置。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車輌、特に自動車用ワイパ装置に関し、特に払拭されるガラス面の 曲率が大であったり、曲率の変化が著しい場合に良好な払拭性能を挙げ得るよう にしたワイパ装置に関しており、さらに詳細には、ワイパのびびり振動を防止す る装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
車輌用ワイパのびびり振動を防止する装置としては、ワイパブレードの先端に 重錘を設けたもの、ワイパブレードに設けた重錘を所定範囲内で運動可能に設け たもの、さらに、ワイパに振動発生装置を設けて振動発生装置により強制的に振 動を発生せしめて拭掃時にガラス面の摩擦などによって生ずるびびり振動を防止 するものなどが従来提案されている。
【0003】 図6はワイパブレードに設けた重錘を所定範囲内で運動可能に設けた従来例を 示しており、重錘3はワイパブレードの先端に設けたシャフト5aに沿って横方 向に所定範囲内で運動可能となされる。
【0004】 図7はワイパブレードの先端に重錘3を設けた従来技術による別の例を示して いる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
図6に示すようにワイパブレードに設けた重錘を所定範囲内で運動可能に設け たものは、重錘の衝突によって騒音が発生する。図7に示す例はワイパブレード の先端に重錘を設けたものであるがこれは、ワイパモータの出力を増大せしめる 必要があり、またワイパの折り返し点で慣性力が過大となりワイパシャフトにか かる力が増大し、リンクの耐久性が低下する。ワイパに振動発生装置を設けて振 動発生装置により強制的に振動を発生せしめてびびり振動を防止するものは、振 動発生装置が高価であってコストが増加するのみでなく、振動発生装置の耐久性 の点でも問題がある。
【0006】 本考案は、上述の従来技術における課題を解決する新規なワイパの振動防止装 置を得ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば、粘弾性体と重錘とを含む装置をワイパに取付けて、該重錘の 振動によりワイパのびびり振動を防止せしめることを特徴とする車輌用ワイパの 振動防止装置が提供される。
【0008】 重錘はワイパのリンク、ワイパシャフトのいづれか一方を介して取付けてもよ く、また、粘弾性体はコイルばね、板ばね、ぜんまいばね及びダンパ装置のいづ れか1つまたは組合わせとすることが望ましい。
【0009】 重錘の位置、および粘弾性体の強さの少くとも一方を調節可能とすることが望 ましく、重錘に外部から強制的に振動を与えるようにしてもよい。なお、粘弾性 体と重錘とを含む装置を複数個設けてもよい。
【0010】
【作用】
本考案によれば、ワイパの作動時にびびり振動が発生すると重錘が振動を開始 し、ワイパのびびり振動が重錘の振動に吸収され、その結果として、びびり振動 が小さくなる。
【0011】
【実施例】
本考案の実施例を添付図面を参照して説明すれば、図1は本考案の実施例とし て示すワイパの振動防止装置の要部を示す斜視図、図2は分解斜視図である。こ の振動防止装置は、ワイパブレード1に固定されたプレート6、6’間に固定的 に支持されたシャフト5に沿ってシャフト5の軸方向、すなわちワイパブレード 1の往復運動方向に平行に運動可能の重錘3をコイルバネ2、2によって中立位 置に保持している。ワイパの作動時にびびり振動が発生、すなわち過大な振幅の ワイパブレード1の往復運動方向の振動が発生すると、その振動は重錘3に作用 してシャフト5の軸方向に重錘3が振動する。これがワイパブレード1の振動を 吸収し、その結果としてびびり振動が抑制される。
【0012】 図3は重錘3aを板バネ2aによって振動可能にワイパブレード1に支持した 例を示しており、重錘3aの振動方向はワイパブレード1の往復運動方向に平行 に規制される。従って、この実施例においても重錘3aの振動によってワイパブ レード1の振動が吸収されて、びびり振動が抑制される。
【0013】 図4はぜんまいばね2bによって重錘3bを振動可能にワイパシャフト8に支 持する例を示しており、ワイパブレードのびびり振動によるワイパシャフト8の 回転むらが重錘3bに振動を与え、その振動力がワイパシャフト8の回転むらを 吸収することによって、びびり振動が抑制される。
【0014】 図5にはワイパブレード(図示しない)に固定されたプレート6aにコイルバ ネ2cとダンパ装置4とを介して重錘3cを取付けた例が示されている。ダンパ 装置を設けることにより、重錘3cの振動によってびびり振動が或る周期におい て逆に拡大するという不具合を確実に防止することができる。
【0015】 本考案は上述実施例によって限定されるものでなく、各種の変形例が実施可能 である。粘弾性体としてコイルばね、板ばね、ぜんまいばねを示したが、ゴム等 の粘性の弾性体、ダンパ装置と弾性体との組合わせ、など各種の形式のものを適 宜に選択することができる。また、重錘の取付け位置として実施例ではワイパブ レードのほぼ中央位置として示したが、複数個を分散配置することもできる。粘 弾性体の弾性すなわち強さ、重錘の重量などは適宜に選定することができる。
【0016】
【考案の効果】 本考案によれば、ワイパの作動時にびびり振動が発生すると重錘が振動を開始 し、ワイパのびびり振動が重錘の振動に吸収され、その結果として、びびり振動 が小さくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の実施例によるワイパの振動防止
装置の要部の部分斜視図。
【図2】図2は図1の装置の要部の分解斜視図。
【図3】図3は本考案の別の実施例による装置の要部の
部分斜視図。
【図4】図4は本考案のさらに別の実施例による装置の
要部の部分斜視図。
【図5】図5は本考案のさらに別の変形例による装置の
要部の部分分解斜視図。
【図6】図6は従来技術によるワイパの振動防止装置の
要部の部分斜視図。
【図7】図7は従来技術による別のワイパの振動防止装
置の要部の部分斜視図。
【符号の説明】
1 ワイパブレード 2、2’、2a、2b、2c ばね 3、3a、3b、3c 重錘 4 ダンパ装置 5 シャフト 6、6’、6a プレート 7 ホルダー 8 ワイパシャフト

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘弾性体と重錘とを含む装置をワイパに
    取付けて、該重錘の振動によりワイパのびびり振動を防
    止せしめることを特徴とするワイパの振動防止装置。
  2. 【請求項2】 重錘をワイパのリンクとワイパシャフト
    とのいづれか一方を介して取付けたことを特徴とする請
    求項1に記載のワイパの振動防止装置。
  3. 【請求項3】 粘弾性体をコイルばね、板ばね、ぜんま
    いばね、及びダンパ装置のいづれか1つまたは組合わせ
    としたことを特徴とする請求項1に記載のワイパの振動
    防止装置。
  4. 【請求項4】 重錘の位置、および粘弾性体の強さの少
    くとも一方を調節可能としたことを特徴とする請求項1
    に記載のワイパの振動防止装置。
  5. 【請求項5】 重錘に外部から強制的に振動を与えるよ
    うにしたことを特徴とする請求項1に記載のワイパの振
    動防止装置。
  6. 【請求項6】 粘弾性体と重錘とを含む装置を複数個設
    けたことを特徴とする請求項1に記載のワイパの振動防
    止装置。
JP5812993U 1993-09-24 1993-09-24 ワイパの振動防止装置 Pending JPH0721459U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021250768A1 (ja) * 2020-06-09 2021-12-16 株式会社フコク ワイパーの振動防止装置及びワイパーブレード

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