JPH07214204A - パンチプレス、レーザ加工機 - Google Patents

パンチプレス、レーザ加工機

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Publication number
JPH07214204A
JPH07214204A JP6012676A JP1267694A JPH07214204A JP H07214204 A JPH07214204 A JP H07214204A JP 6012676 A JP6012676 A JP 6012676A JP 1267694 A JP1267694 A JP 1267694A JP H07214204 A JPH07214204 A JP H07214204A
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JP
Japan
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product
carry
base material
entrance hole
sub
Prior art date
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Application number
JP6012676A
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English (en)
Inventor
Morikatsu Matsuda
守且 松田
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Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、製品母材から切断分離せしめた製
品が小さい場合であっても、この製品の移動位置決めを
行うことなく、製品の搬出を行うことを目的とする。 【構成】 製品母材Wに対してパンチング加工を行うパ
ンチング加工部25を設け、製品母材Wと製品WAの連
結部分に対してパンチング加工を行うため、上記パンチ
ング加工部25の近傍に昇降可能なサブパンチ45を設
けると共に、このサブパンチ45の垂直下方位置にサブ
ダイ71を備えた支持フレーム57を設け、かつこの支
持フレーム57を昇降可能に構成し、この支持フレーム
57に上記サブパンチ45が進入可能な進入孔85,8
7,89,91を備えた搬出ベルト81を設け、この搬
出ベルト81を上記サブダイ45の上側において搬出方
向へ走行可能に構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製品母材から製品を切
断分離せしめ、この製品を搬出することができるパンチ
プレス及びレーザ加工機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のパンチプレスについて説明する
と、本体フレームの適宜位置には製品母材に対してパン
チング加工を行うパンチング加工部が設けてある。製品
母材と製品の連結部分に対してパンチング加工を行うた
め、上記パンチング加工部の近傍にはサブパンチが設け
てあり、このサブパンチの垂直下方位置にはサブダイが
設けてある。そして、製品を適宜に搬出するため、サブ
ダイに近傍した位置には上下方向へ揺動可能なワークシ
ュータの基部が設けてある。
【0003】したがって、製品母材をパンチング加工部
に対して相対的に移動位置決めを行いつつ、パンチング
加工部により製品母材に対してパンチング加工を行うこ
とにより、製品母材との連結部分を残して、所定形状の
製品を形成せしめる。そして、サブパンチとサブダイを
協働させて製品母材と製品の連結部分に対してパンチン
グ加工を行うことにより、製品を製品母材から切断分離
せしめる。このとき、ワークシュータはパスラインの高
さ位置とほぼ同じ高さ位置している。製品を製品母材か
ら切断分離せしめた後に、ワークシュータを下方向へ揺
動させることにより、製品の高さ位置と製品母材の高さ
位置をずらして、ワークシュータ上において製品を適宜
に搬出せしめる。
【0004】また、従来のレーザ加工機について説明す
ると、本体フレームの適宜位置にはレーザ光を照射する
レーザ加工ヘッドが設けてあり、このレーザ加工ヘッド
の垂直下方位置にはスパッタ等が進入可能な進入孔を備
えた製品支持部材が設けてある。そして、この製品支持
部材に近接した位置には上下方向へ揺動可能なワークシ
ュータの基部が設けてある。
【0005】したがって、製品母材をレーザ加工ヘッド
に対して相対的に移動位置決めを行いつつ、レーザ加工
ヘッドからレーザ光を製品母材に対して照射する。これ
によって、製品母材に対してレーザ加工を行うことがで
き、所定形状の製品を製品母材から分離せしめることが
できる。このとき、このワークシュータはパスラインの
高さ位置とほぼ同じ高さ位置に位置している。製品を製
品母材から切断分離せしめた後に、ワークシュータを下
方向へ揺動させることにより、製品の高さ位置と製品母
材の高さ位置をずらして、ワークシュータ上において製
品を適宜に搬出せしめる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のパンチ
プレス又はレーザ加工機により製品を製品母材から分離
せしめたときに、製品が小さすぎたことに起因して、製
品の重心がワークシュータ上に位置しない場合が生じ
る。このような場合には、ワークシュータを下方向へ揺
動させても製品が搬出されず、一方、ワークシュータに
より搬出されるようにするには製品を製品母材と一体的
に移動させてワークシュータ上に重心が位置するように
しなければならず、作業工程が増えて煩雑化するという
問題があった。
【0007】そこで、本発明は、上記の問題点を解決す
ることができるパンチプレス、レーザ加工機を提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述のごとく従来の問題
点を解決するため、本発明においては、第1の手段とし
て、製品母材に対してパンチング加工を行うパンチング
加工部を設け、製品母材と製品の連結部分に対してパン
チング加工を行うため、上記パンチング加工部の近傍に
昇降可能なサブパンチを設けると共に、このサブパンチ
の垂直下方位置にサブダイを備えた支持フレームを設
け、かつこの支持フレームを昇降可能に構成し、この支
持フレームに上記サブパンチが進入可能な進入孔を備え
た搬出ベルトを設け、この搬出ベルトを上記サブダイの
上側において搬出方向へ走行可能に構成したことを特徴
とする。
【0009】第2の手段として、第1の手段の構成要件
の他に、上記搬出ベルトを環状に構成し、上記進入孔
は、第1進入孔とこの第1進入孔に上下に対向可能な第
2進入孔からなることを特徴とする。
【0010】第3の手段として、第1の手段の構成要件
の他に、上記搬出ベルトを環状に構成し、上記進入孔
は、複数の第1進入孔と複数の第1進入孔にそれぞれ上
下に対向可能な複数の第2進入孔からなることを特徴と
する。
【0011】第4の手段として、第1から第3の手段の
構成要件の他に、上記サブダイを上記支持フレームに対
して昇降可能に構成してなることを特徴とする。
【0012】第5の手段として、第1から第4の手段の
構成要件の他に、上記搬出ベルトの搬出側に製品を一時
的にストックする製品ストック装置を設けてなることを
特徴とする。
【0013】第6の手段として、製品母材に対してレー
ザ加工を行うため、レーザ光を照射するレーザ加工ヘッ
ドを設け、このレーザ加工ヘッドの垂直下方位置に支持
フレームを昇降可能に設け、この支持フレームに進入孔
を備えた搬出ベルトを搬出方向へ走行可能に設けてなる
ことを特徴とする。
【0014】第7の手段として、第6の手段の構成要件
の他に、上記搬出ベルトを環状に構成し、上記進入孔
は、第1進入孔とこの第1進入孔に上下に対向可能な第
2進入孔からなることを特徴とする。
【0015】第8の手段として、第6の手段の構成要件
の他に、上記搬出ベルトを環状に構成し、上記進入孔
は、複数の第1進入孔と複数の第1進入孔にそれぞれ上
下に対向可能な複数の第2進入孔からなることを特徴と
する。
【0016】第9の手段として、第6の手段の構成要件
の他に、上記搬出ベルトの搬出側に製品を一時的にスト
ックする製品ストック装置を設けてなることを特徴とす
る。
【0017】
【作用】第1から第5の手段において、製品母材をパン
チング加工部に対して相対的に移動位置決めを行いつ
つ、パンチング加工部により製品母材に対してパンチン
グ加工を行うことにより、製品母材との連結部分を残し
て、所定形状の製品を形成せしめる。このとき、搬出ベ
ルトはパスラインの高さ位置とほぼ同じ高さ位置に位置
している。また進入孔がサブパンチの垂直下方位置に位
置しており、特に第2、第3の手段によれば、第1進入
孔がサブパンチの垂直下方位置に位置し、第2進入孔が
この第1進入孔に上下に対向している。
【0018】そして、製品母材と製品の連結部分をサブ
パンチの垂直下方位置に位置決めし、このサブパンチを
下降させてサブダイのダイ孔に進入孔(第1進入孔)を
介して進入させることにより、サブパンチとサブダイを
協働させて製品母材と製品の連結部分に対してパンチン
グ加工を行う。これによって、所定形状の製品を製品母
材から分離せしめることができる。このとき、搬出ベル
トに重心が位置するように製品を支持せしめることがで
きる。
【0019】なお、第2、第3、第5の手段によれば、
切断分離により生じるスクラップは、上下に対向する第
1進入孔、第2進入孔を通り、搬出ベルトの下側に排出
される。また、第4の手段によれば、サブダイを支持フ
レームに対して上昇させてパスラインの高さ位置とほぼ
同じ高さ位置に位置せしめておくことにより製品母材又
は製品の折れを極力防止することができる。
【0020】製品を製品母材から切断分離せしめた後
に、サブパンチを上昇させて元の状態に復帰せしめる。
そして、支持フレームを下降させて、搬出ベルトをパス
ラインの高さ位置とほぼ同じ高さ位置からパスラインの
高さ位置よりも低い適宜の高さ位置に位置せしめる。こ
れによって、製品を下降せしめて、製品母材の高さ位置
よりも低い高さ位置に位置せしめることができる。
【0021】製品を製品母材の高さ位置よりも低い高さ
位置に位置せしめた後に、搬出ベルトをサブダイの上側
において搬出方向へ走行させることにより、製品を搬出
方向へ移送せしめることができる。特に、第5の手段に
よれば、製品を搬出方向へ移送せしめて、製品ストック
装置に搬出せしめることができる。なお、第4の手段に
よれば、搬出ベルトがサブダイの上側を走行するように
するため、搬出ベルトを走行させる前に、サブダイを支
持フレームに対して下降させて搬出ベルトの下側に位置
せしめる。
【0022】ここで、製品を搬出方向へ移送せしめた後
において、第2の手段によれば、サブパンチの垂直下方
位置には第2進入孔が位置しており、第1進入孔がこの
第2進入孔に上下に対向している。また、第3の手段に
よれば、サブパンチの垂直下方位置には第2進入孔又は
別の第1進入孔が位置しており、第1進入孔又は別の第
2進入孔はこの第2進入孔又は別の第1進入孔に上下に
対向している。
【0023】第6から第9の手段において、製品母材を
レーザ加工ヘッドに対して相対的に移動位置決めを行い
つつ、レーザ加工ヘッドからレーザ光を製品母材に対し
て照射する。これによって、製品母材に対してレーザ加
工を行うことができ、所定形状の製品を製品母材から分
離せしめることができる。このとき、搬出ベルトはパス
ラインの高さ位置とほぼ同じ高さ位置に位置しており、
搬出ベルトに重心が位置するように製品を支持せしめる
ことができる。また、進入孔はレーザ加工ヘッドの垂直
下方位置に位置しており、特に第7、第8の手段によれ
ば、第1進入孔がレーザ加工ヘッドの垂直下方位置に位
置し、第2進入孔がこの第1進入孔に上下に対向してい
る。なお、第7、第8の手段によれば、レーザ加工によ
って生じるスパッタは、上下に対向する第1進入孔、第
2進入孔を介して搬出ベルトの下側に搬出される。
【0024】製品を製品母材から切断分離せしめた後
に、支持フレームを下降させて、搬出ベルトをパスライ
ンの高さ位置とほぼ同じ高さ位置からパスラインの高さ
位置よりも低い適宜の高さ位置に位置せしめる。これに
よって、製品を下降せしめて、製品母材の高さ位置より
も低い高さ位置に位置せしめることができる。
【0025】製品を製品母材の高さ位置によりも低い高
さ位置に位置せしめた後に、搬出ベルトを搬出方向へ走
行させることにより、製品を搬出方向へ移送せしめるこ
とができる。特に、第9の手段によれば、製品を搬出方
向へ移送せしめて、製品ストック装置に搬出せしめるこ
とができる。
【0026】ここで、製品を搬出方向へ移送せしめた後
において、第7の手段によれば、レーザ加工ヘッドの垂
直下方位置には第2進入孔が位置しており、第1進入孔
がこの第2進入孔に上下に対向している。また、第8の
手段によれば、レーザ加工ヘッドの垂直下方位置には第
2進入孔又は別の第1進入孔が位置しており、第1進入
孔又は別の第2進入孔はこの第2進入孔又は別の第1進
入孔に上下に対向している。
【0027】
【実施例】まず、第1実施例について説明する。
【0028】図4,図1を参照するに、第1実施例に係
るパンチプレス1はブリッジ型の本体フレーム3をベー
スにしており、この本体フレーム3は上下(図4におい
て紙面に向って表裏、図1において上下)に対向した上
部フレーム5、下部フレーム7を備えている。上記下部
フレーム7には固定テーブル9が固定して設けてあり、
この下部フレーム7における固定テーブル9の左右(図
4において左右、図1において右左)両側には可動テー
ブル11,13が前後方向(図4において、下上方向、
図1において紙面に向って裏表方向)へ移動可能に設け
てある。テーブル9,11,13は板状の製品母材Wを
転動自在に支持する多数のフリーベアリング15を備え
ている。
【0029】上記可動テーブル11,13には上記製品
母材Wを前後、左右方向へ移動位置決めする板材移動位
置決め装置17が設けてある。即ち、上記可動テーブル
11,13の前側には左右方向へ延伸したキャレッジベ
ース19が一体的に設けてあり、このキャレッジベース
19には製品母材Wの前端部を把持するクランプ装置2
1を備えたキャレッジ23が左右方向へ移動可能に設け
てある。
【0030】上記本体フレーム3における固定テーブル
9の後側には製品母材Wに対してパンチング加工を行う
パンチング加工部25が設けてある。即ち、下部フレー
ム7における固定テーブル9の後側には多数の着脱可能
なダイ(図示省略)を備えた下部タレット27が回転可
能に設けてあり、上部フレーム5における下部タレット
27に上下に対向する位置には多数の着脱可能なパンチ
(図示省略)を備えた上部タレット29が回転可能に設
けてある。そして、上部フレーム7における上部タレッ
ト29の上方位置には所定のパンチを打圧するストライ
カー31が昇降可能に設けてある。
【0031】上記構成により、板状の製品母材Wの前端
部をクランプ装置21により把持した後に、キャレッジ
ベース19を可動テーブル11,13と一体的に前後方
向へ移動させると共にキャレッジ23を左右方向へ移動
させることにより、製品母材Wをパンチング加工部25
に対して前後、左右方向へ移動位置決めすることができ
る。そして、製品母材Wの移動位置決めを行いつつ、上
部タレット29、下部タレット27を回転させて所定の
パンチ、ダイをストライカー31の垂直下方位置に位置
せしめ、ストライカー31により所定のパンチを打圧す
ることにより、製品母材Wに対して所望のパンチング加
工を行うことができる。
【0032】上述のごとく作用を繰り返すことにより、
製品母材Wとの連結部分を残して、所定形状の製品WA
を形成せしめることができる。
【0033】製品母材Wと製品WAの連結部分を切断し
て製品WAを製品母材Wから分離し、上記製品WAを適
宜に搬出するため、パンチング加工部25の近傍には製
品分離搬出装置33が設けてある。
【0034】上記製品分離搬出装置33の詳細について
図1,図2,図3を参照して説明すると、上部フレーム
5におけるパンチング加工部25に近接した位置にはコ
の字形の支持部材35が設けてあり、この支持部材35
は上下(図1,図3において上下方向、図2において紙
面に向って表裏方向)に対向する上部アーム37と下部
アーム39を備えている。上記下部アーム39にはパン
チホルダ41が昇降自在に設けてあり、このパンチホル
ダ41におけるフランジと下部アーム39の間にはパン
チホルダ41を上方向へ付勢可能なスプリング43が設
けてある。上記パンチホルダ41にはサブパンチ45が
昇降自在に設けてあり、このサブパンチ45におけるフ
ランジとパンチホルダ41におけるフランジの間にはサ
ブパンチ45を上方向へ付勢可能なスプリング47が設
けてある。
【0035】上記サブパンチ45を上方向から打圧(又
は押圧)するため、上記上部アーム37には上下方向へ
移動可能なピストンロッド49を備えた油圧シリンダ5
1が設けてあり、このピストンロッド49の先端部にサ
ブパンチ45を打圧(又は押圧)するストライカー53
が設けてある。
【0036】前記下部フレーム7におけるパンチング加
工部25に近接した位置には一対のガイド支柱55が立
設してあり、一対のガイド支柱55には支持フレーム5
7が昇降自在に設けてある。上記支持フレーム57は、
前後(図1において紙面に向って裏表、図2,図3にお
いて左右)に離隔しかつ適宜に連結した一対の昇降プレ
ート59を備えている。上記支持フレーム57を昇降さ
せるため、下部フレーム7の適宜位置には上下方向へ移
動可能なピストンロッド61を備えた一対の昇降シリン
ダ(油圧式又は空圧式)63が立設してあり、各ピスト
ンロッド61の先端部が対応する昇降プレート59の適
宜位置に連結部材65を介して連結してある。
【0037】支持フレーム57における一対の昇降プレ
ート59の間には筒状のダイホルダ67が設けてあり、
このダイホルダ67にはダイ孔69を備えたサブダイ7
1が設けてある。上記ダイホルダ67は流体圧シリンダ
の作動により支持フレーム57に対して昇降可能に構成
することが望ましい。
【0038】上記支持フレーム57における一対の昇降
プレート59の間には複数(本実施例では4つ)の支持
ローラ73,75,77,79が回転自在に設けてあ
り、複数の支持ローラ73,75,77,79には環状
の搬出ベルト81が掛回してある。上記搬出ベルト81
を支持ローラ73,75の間において搬出方向(本実施
例においては右方向)へ走行させるため、一方の昇降プ
レート59の適宜位置には適宜の支持ローラ79に連動
連結した駆動モータ83が設けてある。
【0039】上記搬出ベルト81にはサブパンチ45が
進入可能な複数(本実施例では2つ)の第1進入孔8
5,87にそれぞれ上下に対向可能な複数(本実施例で
は2つ)の第2進入孔89,91が形成してある。な
お、本実施例では、タイミングベルト又は平ベルトを搬
出ベルト81として用いているが、キャタピラベルトを
搬出ベルト81として用いても差し支えない。
【0040】上記搬出ベルト81の搬出側には製品WA
を一時的にストックする製品ストック装置93が設けて
あり、この搬出ベルト81の搬出側と製品ストック装置
93の間には製品WAを搬送するワークシュータ95が
適宜手段を介して設けてある。上記搬出ベルト81の下
側にはスクラップを一時的にストックするスクラップス
トック装置97が設けてある。
【0041】前述の構成に基づいて本実施例の作用につ
いて説明する。
【0042】板材移動位置決め装置17を適宜に操作し
て製品母材Wをパンチング加工部25に対して相対的に
移動位置決めを行いつつ、パンチング加工部25により
製品母材Wに対してパンチング加工を行う。これによっ
て、製品母材Wとの連結部分を残して所定形状の製品W
Aを形成せしめる。このとき、搬出ベルト81はパスラ
インとほぼ同じ高さ位置(フリーベアリング15の高さ
位置)に位置している。また、第1進入孔85がサブパ
ンチ45の垂直下方位置に位置しており、第2進入孔8
9がこの第1進入孔85に上下に対向している。
【0043】所定形状の製品WAを形成せしめた後に、
板材移動位置決め装置17を適宜に操作して製品母材W
と製品WAの連結部分をサブパンチ45の垂直下方位置
に位置決めを行う。このとき、搬出ベルト81に重心が
位置するように製品WAを支持せしめることができる。
そして、油圧シリンダ51の作動によりサブパンチ45
を下降させてサブダイ71のダイ孔69に第1進入孔8
5を介して進入させる。これによって、サブパンチ45
とサブダイ71を協働させて製品母材Wと製品WAの連
結部分に対してパンチング加工を行い、所定形状の製品
WAを製品母材Wから分離せしめることができる。な
お、このとき、切断分離により生じるスクラップは、上
下に対向する第1進入孔85,89を通り、スクラップ
ストック装置97に排出される。なお、流体圧シリンダ
の作動によりサブダイ71を支持フレーム57に対して
上昇させてパスラインとほぼ同じ高さ位置に位置せしめ
ておくことにより、製品母材W又は製品WAの折れを極
力防止することができる。
【0044】製品WAを製品母材Wから切断分離せしめ
た後に、サブパンチ45を上昇させて元の状態に復帰せ
しめる。そして、昇降シリンダ51の作動により支持フ
レーム57を下降させて、搬出ベルト81をパスライン
の高さ位置よりも低い適宜の高さ位置に位置せしめる。
これによって、製品WAを下降せしめて、製品母材Wの
高さ位置よりも低い高さ位置せしめることができる。
【0045】製品WAを製品母材Wの高さ位置よりも低
い高さ位置に位置せしめた後に、駆動モータ83の駆動
により搬出ベルト81をサブダイ71の上側において搬
出方向へ走行させることにより、製品WAを搬出方向へ
移送せしめ、ワークシュータ95を介して製品ストック
装置93に搬出せしめることができる。なお、サブダイ
71を支持フレーム57に対して上昇させた場合にあっ
ては、サブダイ71を支持フレーム57に対して下降さ
せて、搬出ベルト81における2つの支持ローラ73,
75の間部分の下側に位置せしめる。このとき、サブパ
ンチ45の垂直下方位置には第2進入孔89(又は別の
第1進入孔87)が位置しており、第1進入孔85(又
は別の第2進入孔91)はこの第2進入孔89(又は別
の第1進入孔87)に上下に対向している。
【0046】製品WAを製品ストック装置93に搬出せ
しめた後に、昇降シリンダ51の作動により支持フレー
ム57を上昇させて搬出ベルト81をパスラインの高さ
位置とほぼ同じ高さ位置に位置せしめる。
【0047】第1実施例によれば、パンチプレス1によ
り製品WAを製品母材Wから切断分離せしめたとき、こ
の製品WAが小さい場合であっても、搬出ベルト81に
重心が位置するように製品WAを支持せしめることがで
きる。そして、搬出ベルト81を下降させることによ
り、製品WAを製品母材Wの高さ位置よりも低い高さ位
置に位置せしめる。したがって、製品WAが小さい場合
であっても、製品母材Wから分離せしめた後に製品WA
の移動位置決めを行うことなく、搬出ベルト81により
製品WAを適宜に搬出することができるため、作業工程
の減少による作業能率向上の効果を奏する。
【0048】また、搬出ベルト81に第1進入孔85,
87、第2進入孔89,91を形成せしめたことによ
り、搬出ベルト81を搬出方向へ走行させて製品WAを
搬出せしめた後に、搬出ベルト81を搬出方向の逆方向
へ走行させて元の状態に復帰せしめることなく、別の製
品WAを支持した状態で搬出ベルト81を搬出方向へ走
行させることによりこの別の製品WAを搬出せしめるこ
とができ、作業能率がより一層向上するものである。
【0049】更に、サブダイ71を支持フレーム57に
対して昇降可能に設けたことにより、製品母材W又は製
品WAの折れを極力防止してパンチング加工精度の向上
を図ることができる。
【0050】次に、第2実施例について説明する。
【0051】図5を参照するに、第2実施例に係るレー
ザ加工機99はコの字形状の本体フレーム101をベー
スにしており、この本体フレーム101は上下(図5に
おいて上下)に対向した上部フレーム103、下部フレ
ーム105を備えている。第1実施例と同様に、上記下
部フレーム105には固定テーブル9、可動テーブル1
1,13が設けてあり、テーブル11,13には製品母
材WAを前後方向(図5において左右方向)、左右方向
(図5において紙面に向って裏表方向)へ移動位置決め
を行う板材移動位置決め装置17が設けてある。
【0052】上記上部フレーム103には図示省略のレ
ーザ発振器に光学的に接続した光伝導装置107が設け
てあり、この光伝導装置107の先端部にはレーザ光を
照射するレーザ加工ヘッド109が設けてある。
【0053】下部フレーム105におけるレーザ加工ヘ
ッド109の垂直下方位置には一対の昇降プレート59
を備えた支持フレーム57が昇降シリンダ(図示省略)
の作動により昇降可能に設けてあり、この支持フレーム
57には複数の支持ローラ73,75,77,79を介
して環状の搬出ベルト81が掛回してある。ここで、搬
出ベルト81は第1進入孔85,87、第2進入孔8
9,91を備えており、固定テーブル9における後部開
口部9aに位置している。
【0054】上記搬出ベルト81の搬出側(本実施例で
は後側)には製品ストック装置93が設けてあり、この
搬出ベルト81と製品ストック装置93の間にはワーク
シュータ95が固定してある。なお、搬出ベルト81の
下側にはレーザ加工を行うときに生じるスパッタ等を第
1進入孔85、第2進入孔89(又は第1進入孔87、
第2進入孔91)を介して吸引する公知の吸引装置(図
示省略)が設けてある。
【0055】前述の構成に基づいて第2実施例の作用に
ついて説明する。
【0056】板材移動位置決め装置17を適宜に操作し
て製品母材Wをレーザ加工ヘッド109に対して相対的
に前後方向,左右方向へ移動位置決めを行いつつ、レー
ザ発振器を作動させてレーザ加工ヘッド109により製
品母材Wに対してレーザ光を照射する。これによって製
品母材Wに対してレーザ加工を行うことができ、所定形
状の製品WAを製品母材Wから切断分離せしめることが
できる。このとき、搬出ベルト81はパスラインの高さ
位置とほぼ同じ高さ位置(フリーベアリング15の高さ
位置)に位置しており、搬出ベルト81に重心が位置す
るように製品WAを支持せしめる。また、第1進入孔8
5がレーザ加工ヘッド109の垂直下方位置に位置して
おり、第2進入孔89がこの第1進入孔85に上下に対
向している。
【0057】なお、このとき、レーザ加工を行うときに
生じるスパッタ等は、上下に対向する第1進入孔85、
第2進入孔89を通り、吸引装置に吸引される。
【0058】製品WAを製品母材Wから切断分離せしめ
た後に、昇降シリンダの作動により支持フレーム57を
下降させて、搬出ベルト81をパスラインの高さ位置よ
りも低い適宜の高さ位置に位置せしめる。これによっ
て、製品WAを下降せしめて、製品母材Wの高さ位置よ
りも低い高さ位置せしめることができる。
【0059】製品WAを製品母材Wの高さ位置よりも低
い高さ位置に位置せしめた後に、搬出ベルト81を搬出
方向へ走行させることにより、製品WAを搬出方向へ移
送せしめ、ワークシュータ95を介して製品ストック装
置93に搬出せしめることができる。このとき、レーザ
加工ヘッド109の垂直下方位置には第2進入孔89
(又は別の第1進入孔87)が位置しており、第1進入
孔85(又は別の第2進入孔91)はこの第2進入孔8
9(又は別の第1進入孔87)に上下に対向している。
【0060】製品WAを製品ストック装置93に搬出せ
しめた後に、昇降シリンダ63の作動により支持フレー
ム57を上昇させて、搬出ベルト81をパスラインの高
さ位置とほぼ同じ高さ位置に位置せしめる。
【0061】第2実施例によれば、レーザ加工機99に
より製品WAを製品母材Wから分離せしめたとき、この
製品WAが小さい場合であっても、搬出ベルト81に重
心が位置するように製品WAを支持せしめることができ
る。そして、搬出ベルト81を下降させることにより、
製品WAを製品母材Wの高さ位置よりも低い高さ位置に
位置せしめる。したがって、製品WAが小さい場合であ
っても、製品母材Wから切断分離せしめた後に製品WA
の移動位置決めを行うことなく、搬出ベルト81により
製品WAを適宜に搬出することができるため、作業工程
の減少による作業能率向上の効果を奏する。
【0062】また、搬出ベルト81に第1進入孔85,
87、第2進入孔89,91を形成せしめたことによ
り、搬出ベルト81を搬出方向へ走行させて製品WAを
搬出せしめた後に、搬出ベルト81を搬出方向の逆方向
へ走行させて元の状態に復帰せしめることなく、別の製
品WAを支持した状態で搬出ベルト81を搬出方向へ走
行させることにより、この別の製品WAを搬出せしめる
ことができ、作業能率がより一層向上するものである。
【0063】なお、本発明は、前述のごとく実施例の説
明に限るものではなく、適宜の変更を行うことによりそ
の他種々の態様で実施可能である。
【0064】
【発明の効果】以上のごとき、本発明によれば、パンチ
プレス又はレーザ加工機により製品を製品母材から切断
分離せしめたとき、この製品が小さい場合であっても、
搬出ベルトに重心が位置するように製品を支持せしめる
ことができる。そして、搬出ベルトを下降させることに
より、製品を製品母材の高さ位置よりも低い高さ位置に
位置せしめる。したがって、製品が小さい場合であって
も、製品母材から分離せしめた後に製品の移動位置決め
を行うことなく、搬出ベルトにより製品を適宜に搬出す
ることができるため、作業工程の減少による作業能率向
上の効果を奏する。
【0065】また、第2、第4手段によれば、上記効果
を奏する他に、搬出ベルトを搬出方向へ走行させて製品
を搬出せしめた後に、搬出ベルトを搬出方向の逆方向へ
走行させて元の状態に復帰せしめることなく、別の製品
を支持した状態で搬出ベルトを搬出方向へ走行させるこ
とによりこの別の製品を搬出せしめることができ、作業
能率がより一層向上するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図4における矢示部Iを示す図である。
【図2】図3を上から見た図である。
【図3】図1における矢示部IIIを示す図である。
【図4】第1実施例に係るパンチプレスの平面図であ
る。
【図5】第2実施例に係るレーザ加工機の平面図であ
る。
【符号の説明】
1 パンチプレス 25 パンチング加工部 33 製品分離搬出装置 45 サブパンチ 57 支持フレーム 71 サブダイ 81 搬出ベルト 85,87 第1道入孔 89,91 第2道入孔 93 製品ストック装置 99 レーザ加工機

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製品母材に対してパンチング加工を行う
    パンチング加工部を設け、製品母材と製品の連結部分に
    対してパンチング加工を行うため、上記パンチング加工
    部の近傍に昇降可能なサブパンチを設けると共に、この
    サブパンチの垂直下方位置にサブダイを備えた支持フレ
    ームを設け、かつこの支持フレームを昇降可能に構成
    し、この支持フレームに上記サブパンチが進入可能な進
    入孔を備えた搬出ベルトを設け、この搬出ベルトを上記
    サブダイの上側において搬出方向へ走行可能に構成した
    ことを特徴とするパンチプレス。
  2. 【請求項2】 上記搬出ベルトを環状に構成し、上記進
    入孔は、第1進入孔とこの第1進入孔に上下に対向可能
    な第2進入孔からなることを特徴とする請求項1記載の
    パンチプレス。
  3. 【請求項3】 製品母材に対してレーザ加工を行うた
    め、レーザ光を照射するレーザ加工ヘッドを設け、この
    レーザ加工ヘッドの垂直下方位置に支持フレームを昇降
    可能に設け、この支持フレームに進入孔を備えた搬出ベ
    ルトを搬出方向へ走行可能に設けてなることを特徴とす
    るレーザ加工機。
  4. 【請求項4】 上記搬出ベルトを環状に構成し、上記進
    入孔は、第1進入孔とこの第1進入孔に上下に対向可能
    な第2進入孔からなることを特徴とする請求項3記載の
    レーザ加工機。
JP6012676A 1994-02-04 1994-02-04 パンチプレス、レーザ加工機 Pending JPH07214204A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106514270A (zh) * 2016-12-08 2017-03-22 广东天机工业智能系统有限公司 全自动切片机

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