JPH07214124A - 圧延機制御装置 - Google Patents

圧延機制御装置

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Publication number
JPH07214124A
JPH07214124A JP6006423A JP642394A JPH07214124A JP H07214124 A JPH07214124 A JP H07214124A JP 6006423 A JP6006423 A JP 6006423A JP 642394 A JP642394 A JP 642394A JP H07214124 A JPH07214124 A JP H07214124A
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JP
Japan
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rolling
value
average value
rolling reduction
calculated
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Pending
Application number
JP6006423A
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English (en)
Inventor
Masahiro Sakafuji
藤 昌 弘 坂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH07214124A publication Critical patent/JPH07214124A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧延材の板厚変動に影響されず、充分な信頼
性を有する圧下率実績演算を行なうこと。 【構成】 板厚測定値トラッキング手段8は、入側板厚
計2からの測定値Hiを入力すると、これを自己のメモ
リに保持しておく。そして、測定値Hiの測定地点が出
側板厚計3を通過する時点で、トラッキング手段8は、
この測定値Hiを演算タイミング信号P1 と共に出力す
る。圧下率実績演算手段5は、出側板厚計3からの測定
値Hoと、このトラッキング手段8からの測定値Hiと
に基づいて圧下率実績R1 を演算する。第1の圧下率実
績平均値演算手段9は過去適当点数分のR1 についての
移動平均R2 を求める。第2の圧下率実績平均値演算手
段10は、簡易演算式により平均値R3 を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として、極低圧下率
の冷間圧延を行なう圧延機の制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】鉄あるいは非鉄などの金属材料の板圧延
を行なう場合、圧下率実績を演算し、その演算結果を圧
延モデル解析に利用することが行なわれる。この圧下率
実績の演算は、圧延機の入側及び出側にそれぞれ配設さ
れた板厚計からの測定値に基づいて行なわれる。
【0003】図2は、このような圧下率実績の演算機能
を有する、従来の圧延機制御装置の構成を示すブロック
図である。この図において、圧延ロール1a,1aを有
する圧延機1の入側には入側板厚計2が設けられ、出側
には出側板厚計3が設けられている。そして、圧延材4
は圧延ロール1a,1aの間を抜けて図2の右側から左
側へ向かって流れていく。
【0004】これらの板厚計2,3の各測定値Hi,H
oは圧下率実績演算手段5に送られ、圧下率実績R
1 〔%〕が、下式 R1 =(Hi−Ho)/Hi×100 (1) により求められる。この演算値R1 は、圧下率実績表示
手段6に送られて表示されると共に、圧延モデル解析手
段7に送られて圧延モデル解析に供される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図2の構成で
は、圧下率実績演算手段5が入力する測定値Hi,Ho
は板厚計2,3が同時に測定したものである。そして、
板厚計2,3間の距離は数メートル程度あるので、圧下
率実績演算手段5は、実際には、圧延材4の異なる部分
についての測定値に基づいて圧下率実績R1 を演算して
いることになる。
【0006】したがって、このようにして求められた圧
下率実績R1 は、圧延材4の板厚変動の影響を受けてい
ることになり、充分な信頼性を有する演算結果であると
は言い難いものであった。特に、数パーセント以下の低
圧下率圧延の場合には、板厚変動の影響が非常に大きく
なり、甚だしい場合には、演算値がマイナスになってし
まうこともあった。
【0007】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、圧延材の板厚変動に影響されず、充分な信頼性を
有する圧下率実績演算を行なうことが可能な圧延機制御
装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するための手段として、圧延ロールの入側及び出側に入
側板厚計及び出側板厚計を設け、両板厚計が一定時間毎
に測定した圧延材の板厚測定値に基づいて、圧下率実績
を演算する圧延機制御装置において、前記入側板厚計か
らの入側板厚測定値を入力した後、この測定値を保持し
ておき、この測定値に係る圧延材部分が前記出側板厚計
を通過した時点で、この測定値を出力する板厚測定値ト
ラッキング手段と、前記板厚測定値トラッキング手段か
らの入側板厚測定値と、この入側板厚測定値と同じタイ
ミングで入力する前記出側板厚計からの出側板厚測定値
とに基づいて、前記圧下率実績を演算する圧下率実績演
算手段と、を備えたことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】上記構成において、板厚測定値トラッキング手
段は入側板厚計から入側板厚測定値を入力すると、これ
を直ちに圧下率実績演算手段に出力せずに、しばらくの
間保持している。
【0010】そして、その測定値に係る圧延材部分が出
側板厚計を通過した時点で、それまで保持していた入側
板厚測定値を圧下率実績演算手段に出力する。
【0011】圧下率実績演算手段は、この入側板厚測定
値と、これと同時に入力する出側板厚計からの出側板厚
測定値とに基づいて圧下率実績の演算を行なう。この場
合の両測定値は、圧延材の同一部分について測定された
データであるため、その演算結果の信頼性は高いものと
なる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1に基づき説明す
る。但し、図2と同様の構成要素には同一符号を付して
重複した説明を省略する。
【0013】図1が図2と異なる点は、入側板厚計2か
らの測定値Hiが板厚測定値トラッキング手段8を介し
て圧下率実績演算手段5に入力されるようになってお
り、さらに、第1の圧下率実績平均値演算手段9及び第
2の圧下率実績平均値演算手段10が付加されている点
である。
【0014】次に、上記のように構成される本実施例の
動作につき説明する。入側板厚計2は、右方から流れて
くる圧延材4(例えば長さ2mとする。)の入側板厚測
定値Hiを測定ピッチli(例えば20cmとする。)毎
に測定し、これを板厚測定値トラッキング手段8に出力
する。
【0015】板厚測定値トラッキング手段8は、測定ピ
ッチli毎に入力する各測定値Hiを自己のメモリに保
持しておく。そして、測定値Hiの測定を行なった圧延
材4の部分が出側板厚計3を通過した時点で、トラッキ
ング手段8は、演算タイミング信号P1 と共に、それま
で保持していた測定値Hiを圧下率実績演算手段5に出
力する。
【0016】この時、出側板厚計3も、出側板厚測定値
Hoを圧下率実績演算手段5に出力しているので、圧下
率実績演算手段5は、これらの測定値Hi,Hoを前記
(1)式に適用して、圧下率実績R1 を演算する。な
お、トラッキング手段8が演算タイミング信号を出力す
る時点すなわち測定値Hiの測定部分が出側板厚計を通
過する時点は、圧延機1から各板厚計2,3までの距離
Li,Loと、入側圧延材速度Vi及び出側圧延材速度
Voとによって求めることができる。
【0017】上記のように、圧下率実績演算手段5に同
時に入力する測定値Hi,Hoは、圧延材4上の同一地
点について測定した入側板厚及び出側板厚である。した
がって、板厚変動の有無にかかわらず、これらの測定値
Hi,Hoに基づいて演算された圧下率実績R1 は充分
な信頼性を有している。
【0018】次いで、圧下率実績演算手段5は、上記の
ように演算した圧下率実績R1 を第1の圧下率実績平均
値演算手段9に出力する。第1の圧下率実績平均値演算
手段9は、この圧下率実績R1 について、最新の演算値
から所定時点遡及した過去の演算値までの移動平均
2 、すなわち過去適当点数分のR1 についての移動平
均R2 を演算する。この移動平均R2 は、圧下実績表示
手段9及び圧延モデル解析手段7に出力される。
【0019】ところで、本実施例では、圧下率実績演算
手段5からの圧下率実績R1 は第2の圧下率実績平均値
演算手段10にも出力されている。そして、圧延モデル
解析手段7は、区間指示信号Sを第2の圧下率実績平均
値演算手段10に出力するようになっている。
【0020】第2の圧下率実績平均値演算手段10は、
この区間指示信号Sにより指示された区間について、大
量に入力される演算値R1 の平均値を演算する。
【0021】この場合、第2の圧下率実績平均値演算手
段10が演算を開始してから第n回目の演算の平均値を
3 とすると、このR3 は、次の簡易平均値演算式 R3 ={R3 ′・(n−1)+R1 }/n (2) により演算される。但し、nは2以上の整数であり、R
3 ′は第(n−1)回目の平均値である。このような、
簡易演算手法を用いることで大量の演算値R1 について
の平均値R3 を容易に求めることができる。
【0022】以上説明した図1の構成によれば、次の
〜の効果を得ることができ、特に、高粗度ロール等を
使用する極低圧下率の冷間圧延に対して非常に有効なも
のとなる。 入側圧延材の板厚変動量が影響しない圧下率演算が
可能であり、特に、圧下率が数パーセント以下の低圧下
圧延においても、入側圧延材の板厚変動に影響されない
圧下率実績演算が可能である。 求めた圧下率実績に対し、さらに適切な平均化処理
を行なうことで、安定な圧下率実績表示を提供できる。 圧延モデル解析装置に対しては、モデル解析上の用
途に合わせて2種類の平均化を行なった圧下率実績を提
供することができ、モデリングの精度向上が期待でき
る。 大量データについての平均化処理を行なう場合も膨
大なデータメモリ領域を必要とせず軽負荷で演算を実行
できるため、一般的なシーケンサ等で処理が可能であ
る。
【0023】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、板厚測
定値トラッキング手段を設けることにより、圧延材の同
一地点について、入側板厚測定値と出側板厚測定値とを
得る構成としたので、圧延材の板厚変動に影響されず、
充分な信頼性を有する圧下率実績演算を行なうことが可
能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の構成を示すブロック図。
【図2】従来例の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
1 圧延機 1a 圧延ロール 2 入側板厚計 3 出側板厚計 4 圧延材 5 圧下率実績演算手段 6 圧下率実績表示手段 7 圧延モデル解析手段 8 板厚測定値トラッキング手段 9 第1の圧下率実績平均値演算手段 10 第2の圧下率実績平均値演算手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G05D 17/02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧延ロールの入側及び出側に入側板厚計及
    び出側板厚計を設け、両板厚計が一定時間毎に測定した
    圧延材の板厚測定値に基づいて、圧下率実績を演算する
    圧延機制御装置において、 前記入側板厚計からの入側板厚測定値を入力した後、こ
    の測定値を保持しておき、この測定値に係る圧延材部分
    が前記出側板厚計を通過した時点で、この測定値を出力
    する板厚測定値トラッキング手段と、 前記板厚測定値トラッキング手段からの入側板厚測定値
    と、この入側板厚測定値と同じタイミングで入力する前
    記出側板厚計からの出側板厚測定値とに基づいて、前記
    圧下率実績を演算する圧下率実績演算手段と、 を備えたことを特徴とする圧延機制御装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の圧延機制御装置において、 前記圧下率実績演算手段で演算された最新の演算値から
    所定時点遡及した過去の演算値までの移動平均を演算す
    る圧下率実績平均値演算手段と、 前記圧下率実績平均値演算手段からの平均値に基づいて
    圧延モデルの解析を行なう圧延モデル解析手段と、 を備えたことを特徴とする圧延機制御装置。
  3. 【請求項3】請求項2記載の圧延機制御装置において、 前記圧下率実績演算手段からの演算値を入力すると共
    に、前記圧延モデル解析手段からの区間指示信号を入力
    し、この区間指示信号を入力している間の前記演算値の
    平均値を演算して、これを前記圧延モデル解析手段に出
    力する第2の圧下率実績平均値演算手段を備えたことを
    特徴とする圧延機制御装置。
  4. 【請求項4】請求項3記載の圧延機制御装置において、 前記第2の圧下率実績平均値演算手段は、 第(n−1)回目(n≧2)の演算の平均値をR3 ′と
    し、前記圧下率実績手段からの初期演算値をR1 とした
    場合に、第n回目の演算の平均値R3 を、下記の簡易平
    均値演算式 R3 ={R3 ′・(n−1)+R1 }/n により求めるものであることを特徴とする圧延機制御装
    置。
JP6006423A 1994-01-25 1994-01-25 圧延機制御装置 Pending JPH07214124A (ja)

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JP6006423A Pending JPH07214124A (ja) 1994-01-25 1994-01-25 圧延機制御装置

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JP (1) JPH07214124A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007148260A (ja) * 2005-11-30 2007-06-14 Ricoh Co Ltd 画像濃度制御方法、および画像形成装置
JP2008181065A (ja) * 2006-11-10 2008-08-07 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、画像濃度制御方法
CN103028610A (zh) * 2011-09-29 2013-04-10 株式会社日立制作所 滚轧控制装置、滚轧控制方法以及滚轧控制程序
CN107497864A (zh) * 2017-09-27 2017-12-22 沈阳工业大学 一种适用于高速板带轧制过程厚度控制的板带材跟踪方法

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