JPH07213922A - ヘテロポリ酸塩系触媒からの触媒成分の回収方法 - Google Patents
ヘテロポリ酸塩系触媒からの触媒成分の回収方法Info
- Publication number
- JPH07213922A JPH07213922A JP6014438A JP1443894A JPH07213922A JP H07213922 A JPH07213922 A JP H07213922A JP 6014438 A JP6014438 A JP 6014438A JP 1443894 A JP1443894 A JP 1443894A JP H07213922 A JPH07213922 A JP H07213922A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- acid
- type
- catalyst
- exchange resin
- heteropoly
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/584—Recycling of catalysts
Landscapes
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
り、遊離酸生成に悪影響を及ぼすCs、Rb、Tl、K
を完全に分離して、12型ヘテロポリ酸を効率よく、かつ
純粋に回収する方法を提供する。 【構成】この回収方法は、1)一般式 Am H(8-n)-m
(XM12O40)(ここにAはCs、Rb、Tlまたは
K、XはPまたはSi、MはWまたはMo、nはXがP
のとき5で、Siのとき4、mはXがPのとき1〜3の
整数で、Siのとき1〜4の整数を示す)で表されるヘ
テロポリ酸塩系触媒に、Na/Mの原子比が 0.5〜 1.0
の水酸化ナトリウムを加えて加熱分解した後、Na型強
酸性陽イオン交換樹脂と接触させて、Cs、Rb、Tl
またはKを選択的に分離する第一の工程と、2)第一の
工程で分離したCs、Rb、TlまたはKを 0.5モル濃
度以上の硫酸で溶離させて、それぞれの硫酸塩として回
収する第二の工程と、3)Cs、Rb、TlまたはKを
分離したヘテロポリ酸のNa塩溶液を、H型強酸性陽イ
オン交換樹脂で処理して12型ヘテロポリ酸として回収す
る第三の工程とからなるものである。
Description
相反応による酢酸エステルの合成触媒、低級脂肪酸エス
テルの合成触媒、イオン交換樹脂の代替えとしての固体
酸触媒等、各種の反応に有用な、ヘテロポリ酸塩系触媒
からの触媒成分の回収方法に係わるものである。
酸、ケイタングステン酸等の有するプロトンの一部また
は全部をイオン半径の大きい( 1.1Å以上)金属と置換
したヘテロポリ酸塩系触媒は、近年、上記の各種反応触
媒として有効なことが認められ、工業化を目的として活
発な研究が進められている(特開平4-139148号、4-1391
49号、5-255185号、5-65248 号、5-294894号、5-301842
号各公報参照)。これらの使用済みの触媒には、高価な
W、Mo、Cs、Rb、Tlなどが多量に含まれてい
る。この組成の一例を挙げると、次の通りである。 ・リンタングステン酸のCs塩: WO3 …30〜85%、Cs2 O…5〜15%、P2 O5 …2
〜3%。 ・ケイタングステン酸のCs塩: WO3 …30〜85%、Cs2 O…5〜15%、SiO2 …2
〜3%。
の有するプロトンの一部または全部をイオン半径 1.1Å
以上の金属、例えばCs、Rb、Tl、K等で置換され
たヘテロポリ酸塩の固体触媒は、極めて難溶性または不
溶性であり、これらの塩は強塩基によってのみ完全に解
離する。したがって、この使用済み触媒を回収する手法
の主眼は、如何にして最も経済的かつ完全に分離するか
にある。従来、この点について種々の提案がなされてい
るが、その分離方法を大別すると次の通りである。 1)アルカリ金属の水酸化物、炭酸塩等とMO3 (MはW
またはMo)と反応して水溶性塩を作る物質を、使用済
み触媒に加えて分解後、その溶液のpHを調整し、塩化
マグネシウム、アンモニウム塩を加えてP、Si等を沈
殿分離した溶液について、Ca+2との複分解反応によ
り、W、Moをカルシウム塩として回収し、Cs、Rb
等はミョウバン法で回収する方法。 2)ヘテロポリ酸のRb塩等を水酸化ナトリウム溶液に溶
解し、そのpHを無機鉱酸で調整し、H型陽イオン交換
樹脂と接触してRb+ とNa+ とを相互に吸着させ、溶
離によりRb+ とNa+ とを分離する方法。
タングステン系ヘテロポリ酸の原料またはタングステン
のアルカリ金属塩、例えばタングステン酸ナトリウム、
タングステン酸アンモニウムとする場合、CaWO4 を
塩酸、硝酸などの無機鉱酸により高温で分解し、黄色の
タングステン酸に精製分離しなければならない。すなわ
ち、この方法では多量の酸、アルカリを消費し、多量の
塩類を排出する結果となる。さらに、本発明者らが、こ
のようにして分離した原料を用いて、12−リンタングス
テン酸、12−リンモリブデン酸、12−ケイタングステン
酸および12−ケイモリブデン酸を合成したところでは、
50〜100ppmのCs+ 、Rb+ 、Tl+ が結晶に混入し、
水溶液に重大な悪影響を及ぼすことが判明した。上記2)
法は、本発明者らの実験によると、100ppm以上のCs+
濃度では樹脂中で再度Csm H3-m(PW12O40)、Cs
m H4-m(SiW12O40)が生成し白濁した。また、その
ほかのRb、Tlイオンも同様の挙動を示した。一般論
として、陽イオン交換樹脂に対する選択性は、イオン価
が等しい場合には原子番号の大きさに比例して大きくな
る筈であるが、事実はこれに反して、Na+ とCs+ 、
Rb+ 、Tl+ 、K+ の相互吸着分離は成立しなかっ
た。
ポリ酸を 1.1Å以上のイオン半径を持つCs、Rb、T
l、K等で置換した、使用済みのモリブデン、タングス
テン系ヘテロポリ酸塩より、遊離酸生成に悪影響を及ぼ
すCs、Rb、Tl、K等を完全に分離して、12型ヘテ
ロポリ酸を効率よく、かつ純粋に回収する方法を提供す
るものである。
の解決のため鋭意研究を重ねた結果、一般式: Am H3-m(PM12O40)(ここにMはWまたはMo、A
はCs、Rb、TlまたはK、mは1〜3の整数を示
す)または Am H4-m(SiM12O40)(ここにMはWまたはMo、
AはCs、Rb、TlまたはK、mは1〜4の整数を示
す)で示される白色微粉体触媒に、Na/Mの原子比が
0.5〜 1.0の範囲の水酸化ナトリウムを加えて加熱分解
した後、Na型強酸性陽イオン交換樹脂と接触させるこ
とにより、Cs、Rb、Tl、K等を選択的に分離し、
得られたリンタングステン酸のNa塩、リンモリブデン
酸のNa塩、ケイタングステン酸のNa塩またはケイモ
リブデン酸のNa塩について、H型強酸性陽イオン交換
樹脂のH+ とNa+ とを交換すると、12型ヘテロポリ酸
が効率よく、しかも純粋に回収できること、またCs、
Rb、Tl等の高価な元素は硫酸で溶離し硫酸塩として
回収できることを見出し、本発明を完成した。
触媒からの触媒成分の回収方法は、 1)一般式 Am H(8-n)-m (XM12O40)(ここにA
はCs、Rb、TlまたはK、XはPまたはSi、Mは
WまたはMo、nはXがPのとき5で、Siのとき4、
mはXがPのとき1〜3の整数で、Siのとき1〜4の
整数を示す)で表されるヘテロポリ酸塩系触媒に、Na
/Mの原子比が 0.5〜 1.0の範囲の水酸化ナトリウムを
加えて加熱分解し、その溶液をNa型強酸性陽イオン交
換樹脂と接触させて、Cs、Rb、TlまたはKを選択
的に分離する第一の工程と、 2)第一の工程で分離したCs、Rb、TlまたはKを
0.5モル濃度以上の硫酸で溶離させて、それぞれの硫酸
塩として回収する第二の工程と、 3)Cs、Rb、TlまたはKを分離したヘテロポリ酸
のNa塩溶液を、H型強酸性陽イオン交換樹脂で処理し
て12型ヘテロポリ酸として回収する第三の工程とからな
ることを特徴とするものである。
おいて対象となる触媒は、リンタングステン酸、ケイタ
ングステン酸、リンモリブデン酸およびケイモリブデン
酸のプロトンの全部または一部をCs、Rb、Tlまた
はKで置換したヘテロポリ酸塩を、活性成分等に担持し
た触媒であっても好適に適用される。本発明により上記
ヘテロポリ酸塩系触媒から触媒成分を回収する第一の工
程では、まず上記触媒を水酸化ナトリウムと接触させ
て、ヘテロポリ酸塩成分を分解抽出する。その際、Na
/Mの原子比が 0.5〜 1.0の範囲の水酸化ナトリウムを
使用するが、このとき原子比が 0.5未満ではヘテロポリ
酸塩を分解抽出することができず、また原子比が 1.0を
超えると抽出液が安定しない。好ましい実施態様では、
水酸化ナトリウムを用いて90℃以上で、上記ヘテロポリ
酸塩系触媒成分を分解抽出した後、濾過等により微量の
沈殿物を分離する。
オン交換樹脂柱に通すと、溶液中に存在する、Na+ 、
Cs+ 、WO4 -2 およびPO4 -3 (以上、リンタングス
テン酸のCs塩の場合)、またはNa+ 、Cs+ 、WO
4 -2 およびSiO3 -2 (以上、ケイタングステン酸のC
s塩の場合)は、Na型強酸性陽イオン交換樹脂のNa
+ とCs+ が選択的に交換し、ヘテロポリ酸のNa塩溶
液となる。これはモリブデン系ヘテロポリ酸においても
同様である。本発明で用いられる強酸性陽イオン交換樹
脂としては、例えば、アンバーライトIR-120(ロームア
ンドハース社製、商品名)、ダウレックス50W-12(ダウ
ケミカル社製、商品名)、ダイヤイオンSK-1B (三菱化
成工業社製、商品名)等が挙げられる。接触の方法とし
ては、これら強酸性陽イオン交換樹脂をカラムに適当な
充填密度で充填してイオン交換柱を作り、得られた水溶
液を通流させる方法が好適である。また、イオン交換柱
を複数本連結した多段方式は高純度化、分離効率の点か
ら好ましい手法である。
着したイオン交換樹脂柱に 0.5モル濃度以上の硫酸を通
して溶離し、Cs、Rb、Tlの各元素を硫酸塩として
回収することができる。この際、 0.5モル濃度未満では
効率的な溶離ができない。さらに、本発明の第三の工程
では、第一の工程で吸着除去した溶出液、すなわちヘテ
ロポリ酸のNa塩をH型強酸性陽イオン交換樹脂柱に接
触させ、溶液中に存在するNa+ とH型イオン交換樹脂
のH+ とを交換すると同時に、イオン交換過程でKeggin
(ケギン)構造化させることにより、12−リンタングス
テン酸、12−ケイタングステン酸、12−リンモリブデン
酸または12−ケイモリブデン酸の水溶液を高純度、高収
率で回収することができる。
らに詳細に説明する。 実施例1 使用済みの触媒を、予め抜き取って分析したところ、次
の結果が得られた。 WO3 :85重量%、P2 O5 : 2.2重量%、Cs2 O:
11重量%。 水酸化ナトリウム(試薬特級) 6.1gを含む水酸化ナト
リウム水溶液 500mlに上記触媒50gを加え、90℃以上で
加熱溶解し、冷却後濾過を行い、極少量の未溶解物を除
去し、溶解液 500mlを得た。この溶解液の組成はW:0.
36mol/L、P:0.03mol/L、Cs:0.08mol/LおよびN
a: 0.3mol/Lであった。つぎに、Na型強酸性陽イオ
ン交換樹脂:ダイヤイオン SK-1B(三菱化成社製、商品
名) 200mlを充填した内径19mm、高さ 800mmのガラス管
で作成したカラムに、上記の溶解液を流速 500ml/hで通
した後、さらにイオン交換水約 200mlを通してカラム内
を洗浄した。
+ を分析したが検出されなかった。そこで、H型強酸性
陽イオン交換樹脂:アンバーライトIR-120(ロームアン
ドハース社製、商品名) 150mlを充填した内径19mm、高
さ 400mmのガラス管で作成したカラムの上部から、上記
Cs+ 除去液を流速 500ml/hで通して脱塩した。押出し
液を合わせた体積は約 700mlであった。この溶液中には
H3(PW12O40)・30H2 O結晶換算で 102gを含んでい
た。得られた12−リンタングステン酸水溶液を通常の方
法で濃縮、放冷、晶析し、固液分離後、12−リンタング
ステン酸結晶を得た。この結晶についてX線回折、赤外
線吸収スペクトル、示差熱分析および化学分析による同
定を行い、12−リンタングステン酸であることを確認し
た。次に、上記Cs吸着イオン交換樹脂に、溶離液とし
て 0.5モル濃度の硫酸を用いてCs+ を溶出させた。こ
の溶出液中にはCs+ として 4.5g含んでいた。回収率
は90%であった。
の結果が得られた。 WO3 :90重量%、SiO2 :1.97重量%、Cs2 :13
重量%。 水酸化ナトリウム(試薬特級)12.9gを含む水酸化ナト
リウム水溶液 1,000mlに上記触媒 100gを加え、90℃以
上で加熱溶解し、冷却後濾過を行い、極少量の未溶解物
を除去し、溶解液 1,000mlを得た。この溶解液の組成は
W: 0.388mol/L、Si:0.03mol/LおよびNa:0.33
mol/Lであった。つぎに、Na型強酸性陽イオン交換樹
脂:ダイヤイオン SK-1B(三菱化成社製、商品名) 400
mlを充填した内径30mm、高さ 800mmのガラス管で作成し
たカラムに、上記の溶解液を流速 500ml/hで通した後、
さらにイオン交換水約 400mlを通してカラム内を洗浄し
た。
+ を分析したが検出されなかった。そこで、H型強酸性
陽イオン交換樹脂:アンバーライトIR-120(ロームアン
ドハース社製、商品名) 300mlを充填した内径30mm、高
さ 500mmのガラス管で作成したカラムに、上記Cs+ 除
去液を流速 500ml/hで通して脱塩した。押出し液を合わ
せた体積は約 1,200mlであった。この溶液中にはH4(S
iW12O40)・24H2 O結晶換算で 107gを含んでいた。
得られた12−ケイタングステン酸水溶液を通常の方法で
濃縮、放冷、晶析し、固液分離後、12−ケイタングステ
ン酸結晶を得た。この結晶についてX線回折、赤外線吸
収スペクトル、示差熱分析および化学分析による同定を
行い、12−ケイタングステン酸であることを確認した。
次に、上記Cs吸着イオン交換樹脂に、溶離液として1
モル濃度の硫酸を用いてCs+ を溶出させた。この溶出
液中にはCs+ として11g含んでいた。回収率は90%で
あった。
の結果が得られた。 Rb:10重量%、MoO3 :80.6重量%、P2 O5 :
3.4重量%。 水酸化ナトリウム(試薬特級) 7.5gを含む水酸化ナト
リウム水溶液 500mlに上記触媒50gを加え、90℃以上で
加熱溶解し、冷却後濾過を行い、極少量の浮遊物を除去
し、溶解液約 500mlを得た。この溶解液の組成を分析し
たところ、Rb: 0.117mol/L、Mo:0.55mol/Lおよ
びP2 O5 :0.02mol/Lであった。つぎに、Na型強酸
性陽イオン交換樹脂:アンバーライトIR-120(ロームア
ンドハース社製、商品名) 200mlを充填した内径19mm、
高さ 800mmのカラムに、上記の溶解液を流速 400ml/hで
通した後、イオン交換水約 150mlで押出して洗浄した。
を分析したが検出されなかった。そこで、H型強酸性陽
イオン交換樹脂:ダイヤイオン SK-1B(三菱化成社製、
商品名) 150mlを充填した内径19mm、高さ 400mmのガラ
ス管で作成したカラムに、上記Rb除去液を流速 400ml
/hで通して脱塩した。押出し洗浄液を合わせた体積は約
700mlであった。この溶液中にはH3(PMo12O40)・30
H2 O結晶換算で54.6gを含み、その回収率は99.5%で
あった。このケギン型リンモリブデン酸水溶液を通常の
方法で濃縮、放冷、晶析し、固液分離後、得られた固体
リンモリブデン酸について、X線回折、赤外線吸収スペ
クトル、示差熱分析および化学分析による同定を行い、
ケギン構造を有するリンモリブデン酸であることを確認
した。次に、上記Rb吸着イオン交換樹脂に、溶離液と
して4モル濃度の硫酸 500mlを用いて、カラム上部より
流速 300ml/hで通液し、Rbを硫酸塩として溶出させ
た。この溶出液中にはRbとして 4.8g含んでいた。回
収率は96%であった。
ポリ酸を 1.1Å以上のイオン半径を持つCs、Rb、T
l、K等で置換した、使用済みのモリブデン、タングス
テン系ヘテロポリ酸塩より、遊離酸生成に悪影響を及ぼ
すCs、Rb、Tl、K等を完全に分離して、12型ヘテ
ロポリ酸を効率よく、かつ純粋に回収することができ
る。
Claims (1)
- 【請求項1】1)一般式 Am H(8-n)-m (XM
12O40)(ここにAはCs、Rb、TlまたはK、Xは
PまたはSi、MはWまたはMo、nはXがPのとき5
で、Siのとき4、mはXがPのとき1〜3の整数で、
Siのとき1〜4の整数を示す)で表されるヘテロポリ
酸塩系触媒に、Na/Mの原子比が 0.5〜 1.0の範囲の
水酸化ナトリウムを加えて加熱分解し、その溶液をNa
型強酸性陽イオン交換樹脂と接触させて、Cs、Rb、
TlまたはKを選択的に分離する第一の工程と、 2)第一の工程で分離したCs、Rb、TlまたはKを
0.5モル濃度以上の硫酸で溶離させて、それぞれの硫酸
塩として回収する第二の工程と、 3)Cs、Rb、TlまたはKを分離したヘテロポリ酸
のNa塩溶液を、H型強酸性陽イオン交換樹脂で処理し
て12型ヘテロポリ酸として回収する第三の工程とからな
ることを特徴とするヘテロポリ酸塩系触媒からの触媒成
分の回収方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6014438A JP2667956B2 (ja) | 1994-02-08 | 1994-02-08 | ヘテロポリ酸塩系触媒からの触媒成分の回収方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6014438A JP2667956B2 (ja) | 1994-02-08 | 1994-02-08 | ヘテロポリ酸塩系触媒からの触媒成分の回収方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07213922A true JPH07213922A (ja) | 1995-08-15 |
JP2667956B2 JP2667956B2 (ja) | 1997-10-27 |
Family
ID=11861034
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6014438A Expired - Fee Related JP2667956B2 (ja) | 1994-02-08 | 1994-02-08 | ヘテロポリ酸塩系触媒からの触媒成分の回収方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2667956B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007008729A (ja) * | 2005-06-28 | 2007-01-18 | Kimoto & Co Ltd | ヘテロポリ酸塩、ヘテロポリ酸塩からなる酸触媒 |
JP2009022945A (ja) * | 2007-06-20 | 2009-02-05 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 触媒製造用原料、その製造方法、触媒の製造方法及びメタクリル酸の製造方法 |
KR100904590B1 (ko) * | 2008-01-30 | 2009-06-25 | 주식회사 효성 | Thf 중합공정에서 텅스토인산 촉매 회수 방법 |
-
1994
- 1994-02-08 JP JP6014438A patent/JP2667956B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007008729A (ja) * | 2005-06-28 | 2007-01-18 | Kimoto & Co Ltd | ヘテロポリ酸塩、ヘテロポリ酸塩からなる酸触媒 |
JP2009022945A (ja) * | 2007-06-20 | 2009-02-05 | Mitsubishi Rayon Co Ltd | 触媒製造用原料、その製造方法、触媒の製造方法及びメタクリル酸の製造方法 |
KR100904590B1 (ko) * | 2008-01-30 | 2009-06-25 | 주식회사 효성 | Thf 중합공정에서 텅스토인산 촉매 회수 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2667956B2 (ja) | 1997-10-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4615806A (en) | Removal of iodide compounds from non-aqueous organic media | |
CN109416952B (zh) | 制备碘放射性同位素特别是i-131的馏分的方法、碘放射性同位素特别是i-131的馏分 | |
US4599221A (en) | Recovery of uranium from wet process phosphoric acid by liquid-solid ion exchange | |
NO317245B1 (no) | Fremgangsmate for fremstilling av [F-18]-fluoridion | |
WO2011036942A1 (ja) | 水酸化テトラアルキルアンモニウムの製造方法 | |
CA2424110C (en) | Process for recovering onium hydroxides from solutions containing onium compounds | |
Wang et al. | One-step synthesis of heteropolyacid ionic liquid as co-extraction agent for recovery of lithium from aqueous solution with high magnesium/lithium ratio | |
US4065475A (en) | Process for preparing CIS-epoxysuccinic acid salts of high purity | |
Gorshkov et al. | Selectivity of phenol–formaldehyde resins and separation of rare alkali metals | |
JP2010229017A (ja) | 高純度パラタングステン酸アンモニウムの製造方法 | |
JP2667956B2 (ja) | ヘテロポリ酸塩系触媒からの触媒成分の回収方法 | |
KR930005293B1 (ko) | 희토류 금속 동위원소의 분리방법 | |
KR100321476B1 (ko) | 트리멜리트산(trimellitic acid)제조용 산화촉매의 분리방법 | |
JP3303066B2 (ja) | スカンジウムの精製方法 | |
US2868832A (en) | Method of removing acids from aqueous solutions with phosphate salts of quaternary ammonium anion exchange resins | |
US3629144A (en) | Heavy metal acid salt recovery using anion exchange resin | |
JP4355113B2 (ja) | 無機酸類の回収方法 | |
JPH0222001B2 (ja) | ||
JP3243891B2 (ja) | ピルビン酸の精製方法 | |
JPH07206804A (ja) | タウリンの精製方法 | |
JP4143707B2 (ja) | 高純度塩化ナトリウム結晶の製造方法 | |
JPH11503146A (ja) | グルタミン酸モノナトリウムの製造法 | |
JPS6348804B2 (ja) | ||
JPS6313438B2 (ja) | ||
JPS6212613A (ja) | ヨウ化アルカリ金属塩の回収法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080627 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090627 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100627 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100627 Year of fee payment: 13 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627 Year of fee payment: 14 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |