JPH07213682A - スロットマシンゲーム装置 - Google Patents

スロットマシンゲーム装置

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JPH07213682A
JPH07213682A JP6026006A JP2600694A JPH07213682A JP H07213682 A JPH07213682 A JP H07213682A JP 6026006 A JP6026006 A JP 6026006A JP 2600694 A JP2600694 A JP 2600694A JP H07213682 A JPH07213682 A JP H07213682A
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JP
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player
display
game
bet
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JP6026006A
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English (en)
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Toshitake Inagaki
俊丈 稲垣
Takumi Okane
拓己 大金
Hiroshi Ono
小野  浩
Kazuhiko Komai
和彦 駒井
Kiyotaka Maeno
清隆 前野
Naoya Tokuno
直哉 徳野
Junichiro Nagano
純一郎 永野
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Namco Ltd
Original Assignee
Namco Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プレーヤのコインの枚数によらずにプレーヤ
が所望するペイラインを選択できるとともに、このよう
な選択操作が簡易にできるスロットマシンゲーム装置を
提供すること。 【構成】 プレーヤに対して所定のゲーム表示を行うメ
インディスプレイ9と、プレーヤがゲーム操作を行う操
作部12を含む。メインディスプレイ9上には、複数の
シンボル画像I1〜I9が表される。そして、複数のシ
ンボル画像I1〜I9を所定方向に結ぶことにより複数
のペイラインP1〜P8が設定され、これらのペイライ
ン上のシンボルの組み合わせが所定の組み合わせに一致
するか否かが判別される。この場合、操作部12にはベ
ットボタン51〜58、オールラインベットボタン59
が設けられ、プレーヤは、希望するペイラインを任意に
選択して賭け操作を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスロットマシンゲーム装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図10には従来のスロットマシンゲーム
装置の一例が示される。
【0003】図10に示すスロットマシンゲーム装置5
20は、特公平5−31431号に開示されたスロット
マシンゲーム装置である。このスロットマシンゲーム装
置520は、入力装置522、出力装置524、プロセ
ッサ528、当たり組合せメモリ526、乱数発生器5
30、仮想リールメモリ532、シンボルメモリ53
4、ディスプレイコントローラ536、ディスプレイ5
38を含んで構成される。
【0004】ここで、仮想リールメモリ532は、RO
Mで構成されており、3×3本の仮想リールR11〜R
33を有している。これらの仮想リールには、アドレス
0〜Cに対応したシンボルコードが記憶されている。そ
して、このシンボルコードに対応したシンボル画像はシ
ンボルメモリ534に記憶されている。また、ディスプ
レイコントローラ536は、仮想リールメモリ532の
記憶内容を読み出し、シンボルメモリ534を参照し
て、対応するシンボル画像をディスプレイ538上に画
像表示する制御を行う。そして、このディスプレイコン
トローラ536の制御により、ディスプレイ538上に
は、シンボル画像(シンボル表示領域)R11〜R33
が3行3列に配列された画像表示が行われる。
【0005】なお、コインを払い出すために設定される
ペイライン540〜556は、図10に示すように横方
向(3本)、斜め方向(2本)、縦方向(3本)に設け
られている。また、各ペイライン毎の当たりの組み合わ
せ、及び、当たった場合の払い出し倍率は当たり組み合
わせメモリ526に記憶されることになる。
【0006】このスロットマシンゲーム装置520は以
下のように動作する。即ち、プレーヤがコイン投入口に
コインを投入すると、投入したコインの枚数に応じて、
ペイラインが選択される。具体的には、コインの投入数
が1枚であるとペイライン540が選択される。そし
て、2枚でペイライン542、3枚でペイライン54
6、4枚でペイライン548、5枚でペイライン55
0、6枚でペイライン552、7枚でペイライン55
4、8枚でペイライン556というようにペイラインが
順次選択されてゆく。このように、従来のスロットマシ
ンゲーム装置では、ペイラインの選択はコインの投入枚
数により決定され、プレーヤが任意にペイラインを選択
することはできなかった。その後、図示しないレバーを
プレーヤが操作するとゲームがスタートする。すると、
ディスプレイコントローラ536の制御により、ディス
プレイ538上に、シンボル画像R11〜R33が一定
方向に回転して表示する画像表示が行われる。その後、
このシンボル画像の回転表示が終了すると、ディスプレ
イ上に所定のシンボルが最終的に画像表示される。次
に、この最終的に画像表示されたシンボルのペイライン
上の組み合わせが、当たり組合せメモリ526に記憶さ
れている当たりの組合せに一致しているか否かが判断さ
れる。そして、一致していると判断された場合には、当
たり組み合わせメモリ526に記憶された払い出し倍率
にしたがった枚数のコインが払い出される。例えば、ペ
イライン上に揃った当たりの組み合わせの払い出し倍率
が250倍であると、250倍のコイン枚数が払い出さ
れることになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来のスロットマシンゲーム装置では、ペイラインの選
択はコインの投入枚数により決定されてしまい、コイン
の投入枚数に関係なくプレーヤが所望する任意のペイラ
インを選択することは不可能であった。即ち、上述の従
来例で、例えばプレーヤがペイライン548に賭けよう
と考えた場合には、4枚のコインを投入しなければなら
なかった。同様に、ペイライン556に賭けようと考え
た場合には、8枚のコインを投入しなければならなかっ
た。従って、プレーヤが自分の賭けたいと思うペイライ
ン例えばペイライン548にのみ例えば10枚のコイン
を賭けるというような操作は不可能であった。このよう
な事情は、図10で説明した回転するシンボル画像をデ
ィスプレイに表しシンボル表示する電子式スロットマシ
ンのみならず、シンボルをドラムに描きこのドラムを回
転することによりシンボル表示する機械式のスロットマ
シンでも同様である。
【0008】さて、近年、レーシングカーゲーム等の分
野では、複数のプレーヤが同時にプレイすることができ
るマルチプレーヤ型ゲーム装置と呼ばれるゲーム装置が
考案されている。このマルチプレーヤ型ゲーム装置で
は、ゲームそのものの面白さに加えて、複数のプレーヤ
がお互い競い合うという新たなゲーム要素が加わるた
め、ゲーム装置の付加価値を非常に高めることができ
る。しかし、従来のスロットマシンゲーム装置は、いず
れも1人のプレーヤしかプレイできない1人プレーヤ型
のゲーム装置であった。このため、これらのスロットマ
シンゲーム装置には、獲得したコイン枚数や、当たり組
み合わせの予想等をお互いのプレーヤが競い合うという
要素がなく、今ひとつゲームの面白味を高めることがで
きなかった。従って、これらのスロットマシンゲーム装
置を、如何にしてマルチプレーヤでも楽しめるようなゲ
ーム装置とするかが大きな技術的課題となる。
【0009】このような技術的課題を解決すべく、例え
ば従来の図10に示すようなスロットマシンゲーム装置
を単に複数台設けるとともに、ディスプレイ538を全
てのプレーヤに共通のディスプレイとして、単にプレー
ヤ間で獲得したコイン枚数を競い合わせるという手法も
考えられる。しかし、この手法によると、前述したよう
にプレーヤが賭けるペイラインの選択はコインの投入枚
数により決まってしまう。従って、この手法では、プレ
ーヤ間における勝ち負けは、単に各々のプレーヤのコイ
ンの投入総枚数により決定されてしまい、いまひとつマ
ルチプレーヤ型ゲームの面白さを高めることができない
という問題がある。
【0010】以上のような問題を解決するのには、プレ
ーヤが賭けたいペイラインを自由に選択できる構成とす
ることが有効である。しかし、このようにペイラインを
自由に選択できる構成とした場合には、プレーヤがどの
ペイラインを選択したのか、あるいは、この選択により
どのペイラインが当たったかを示す情報をプレーヤにわ
かり易く伝えることが望ましい。これらの情報をプレー
ヤが即座に視覚的に認識できれば、ゲーム操作性が格段
に向上するからである。特に、スロットマシンゲーム装
置をマルチプレーヤ型にする場合には、これらの情報を
全てのプレーヤに共通のディスプレイに表示することは
好ましくない。このような情報を共通のディスプレイに
表示すると、各々のプレーヤの作戦等が他のプレーヤに
洩れてしまい、マルチプレーヤ型ゲーム装置の面白味を
半減させてしまうからである。更に、このようなプレー
ヤ毎に異なる情報についても共通のディスプレイに表示
すると、この共通のディスプレイに表示される内容が非
常に煩雑化してしまうからである。従って、これらの情
報を如何にして効率よく、ゲームの面白味を半減させず
にプレーヤに伝えるかが大きな技術的課題となる。
【0011】本発明は、以上のような従来の課題に鑑み
なされたものであり、その目的とすることは、プレーヤ
のコインの枚数にかかわらずプレーヤが所望するペイラ
インを選択できるとともに、このような選択操作が簡易
にできるスロットマシンゲーム装置を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段及び作用】前記課題を解決
するために、請求項1の発明は、プレーヤに対して所定
のゲーム表示を行う表示部と、プレーヤがゲーム操作を
行う操作部を少なくとも有するプレーヤステーションと
を含み、前記表示部に複数のシンボルを表すことにより
スロットマシンゲームのゲーム表示が行われ、前記複数
のシンボルを所定方向に結ぶことにより複数のペイライ
ンが設定され、これらのペイライン上の前記シンボルの
組み合わせが所定の組み合わせに一致するか否かを判別
することでプレーヤに対する払い出しを決めるスロット
マシンゲーム装置であって、前記操作部が、前記複数の
ペイラインからプレーヤが賭けることを希望するペイラ
インを任意に選択して賭け操作できる賭け選択部を有す
ることを特徴とする。
【0013】請求項1の発明によれば、賭け選択部によ
りプレーヤは、自分が希望するペイラインを任意に選択
して賭け操作を行うことができる。従って、コインの投
入枚数によりペイラインの選択が決まってしまう従来の
スロットマシンゲーム装置と異なり、プレーヤはコイン
の枚数に依らずに好きなペイラインを選択して賭け操作
を行うことができる。これにより、スロットマシンゲー
ム装置に「プレーヤが予想して、そのペイラインに賭け
る」という新たな要素を付加することが可能となり、ゲ
ームの面白さを格段に高めるという課題を解決できる。
【0014】また、請求項2の発明は、請求項1におい
て、前記表示部が、所定のゲーム画面をプレーヤに対し
て画像で表示するメインディスプレイにより構成され、
このメインディスプレイ上に前記複数のシンボルをシン
ボル画像として画像表示することによりスロットマシン
のゲーム画面が表現されることを特徴とする。
【0015】請求項2の発明によれば、複数のシンボル
がシンボル画像としてメインディスプレイ上に画像表示
され、スロットマシンのゲーム画面が表現される。この
ようにドラムにシンボルを描く機械式の装置ではなく、
ディスプレイ上に画像表示する電子式の装置とすると、
機械的な摩耗による信頼性低下等の事態が生じにくくな
る。これにより装置の信頼性等を高めるという課題を解
決できる。また、このようにディスプレイ上に画像表示
できる電子式の装置であると、ゲーム毎のシンボル画像
の表示配列を、装置に内蔵されるプロセッサ等により制
御することが容易になる。これにより、例えばペイライ
ン毎の当たりの確率を制御すること等が可能となり、
「プレーヤが予想して、そのラインに賭ける」というゲ
ーム要素の面白味を更に高めるという課題を解決でき
る。
【0016】また、請求項3の発明は、請求項2におい
て、前記メインディスプレイが複数のメインディスプレ
イに分割され、これらの複数のメインディスプレイに表
示された複数のシンボル画像が組み合わさってスロット
マシンゲームのゲーム画面が表現されることを特徴とす
る。
【0017】請求項3の発明によれば、メインディスプ
レイが複数に分割されて画像表示が行われる。これによ
り、プレーヤに対して明るく品質の高い画像を提供する
という課題を解決できる。また、画像表示すべき1のゲ
ーム画面が大画面となっても、ゲーム画面を表現するた
めのピクセル数が複数のメインディスプレイのピクセル
数の総和となる。これにより、ゲーム画面が大画面化し
た場合に画像が粗くなるのを防止するという課題を解決
できる。
【0018】また、請求項4の発明は、請求項1乃至3
のいずれかにおいて、前記プレーヤステーションが複数
のプレーヤに対応し複数設けられ、これにより前記複数
のプレーヤの各々が所望するペイラインを前記賭け選択
部により選択して競い合うことを特徴とする。
【0019】請求項4の発明によれば、スロットマシン
ゲーム装置を複数のプレーヤでプレイできる構成とする
ことができる。これにより、複数のプレーヤが所望のペ
イラインを賭け選択部により選択して競い合うという従
来にないタイプのスロットマシンゲーム装置を提供する
という課題を解決できる。
【0020】また、請求項5の発明は、請求項1乃至4
のいずれかにおいて、前記プレーヤステーションには所
定の画像表示を行うサブディスプレイが設けられ、この
サブディスプレイ上にプレーヤが前記賭け選択部により
選択したペイラインが画像イメージで表示され、プレー
ヤがこの画像イメージを見ながら前記賭け選択部により
所望のペイラインを選択できることを特徴とする。
【0021】請求項5の発明によれば、プレーヤが選択
したペイラインが画像イメージとしてサブディスプレイ
上に画像表示される。従って、プレーヤは自分が選択し
たペイライを画像イメージで確認しながら、賭け選択部
により所望のペイラインに対して賭け操作を行うことが
できる。これにより、ゲーム操作性を向上させるという
課題を解決できる。また、表示部(メインディスプレ
イ)におけるゲーム表示を簡易化できるという課題を解
決できる。また、各々のプレーヤが選択したペイライン
が他のプレーヤに洩れることが防止され、マルチプレー
ヤ型ゲームの面白味を高めるという課題も解決できる。
【0022】また、請求項6の発明は、請求項5におい
て、前記表示部に表される前記複数のシンボルと同様の
配置で配置された複数のシンボル表示領域が前記サブデ
ィスプレイ上に表され、これらの複数のシンボル表示領
域に対してプレーヤが選択したペイラインを視覚的に表
すことで、前記画像イメージの表示が行われることを特
徴とする。
【0023】請求項6の発明によれば、サブディスプレ
イ上に表示部と同様の配置で配置されたシンボル表示領
域が設けられ、このシンボル表示領域に対してプレーヤ
が選択したペイラインが視覚的に表される。従って、プ
レーヤは、表示部を見なくても、あたかもメインディス
プレイを見るような感覚でプレーヤが選択したペイライ
ンを視覚的に確認しながら、賭け操作を行うことができ
る。これによりゲーム操作性を更に向上させるという課
題を解決できる。
【0024】また、請求項7の発明は、請求項5又は6
のいずれかにおいて、前記サブディスプレイ上に、プレ
ーヤが前記賭け選択部により選択して当たったペイライ
ンがペイアウトモード時に画像イメージで表示されるこ
とを特徴とする。
【0025】請求項7の発明によれば、プレーヤが選択
して当たったペイラインが画像イメージとしてサブディ
スプレイ上に画像表示される。従って、プレーヤは自分
が選択して当たったペイライを画像イメージにより即座
に確認でき、ゲーム操作性を向上させるという課題を解
決できる。また、表示部(メインディスプレイ)のゲー
ム表示を簡易化できるという課題を解決できる。
【0026】また、請求項8の発明は、請求項7におい
て、前記表示部に表される前記複数のシンボルと同様の
配置で配置された複数のシンボル表示領域が前記サブデ
ィスプレイ上に表され、これらの複数のシンボル表示領
域に対してプレーヤが選択して当たったペイラインを視
覚的に表すことで、前記画像イメージの表示が行われる
ことを特徴とする。
【0027】請求項8の発明によれば、サブディスプレ
イ上にメインディスプレイと同様の配置で配置されたシ
ンボル表示領域が設けられ、このシンボル表示領域に対
してプレーヤが選択して当たったペイラインが視覚的に
表される。従って、プレーヤは、メインディスプレイを
見なくても、あたかもメインディスプレイを見るような
感覚でプレーヤが選択して当たったペイラインを視覚的
に確認できる。これによりゲーム操作性を更に向上させ
るという課題を解決できる。
【0028】また、請求項9の発明は、請求項1乃至8
のいずれかにおいて、所定方向に設定された複数のペイ
ラインに対して順次所定の番号が付され、これらの番号
に対応した番号付けがされたベットボタンが前記賭け選
択部として設けられ、プレーヤがこのベットボタンを操
作することで対応するペイラインが選択され賭け操作が
行われることを特徴とする。
【0029】請求項9の発明によれば、前記賭け選択部
として、ペイラインに付された番号と同様の番号付けが
されたベットボタンが設けられる。これにより、プレー
ヤは、この番号に基づいて対応するベットボタンを操作
し賭け操作を行うことができ、ゲーム操作性を更に簡易
化させるという課題を解決できる。
【0030】また、請求項10の発明は、請求項9にお
いて、前記ベットボタンの他に、全てのペイラインを同
時に選択し賭け操作することができるオールラインベッ
トボタンが前記賭け選択部として設けられていることを
特徴とする請求項10の発明によれば、前記賭け選択部
として、全てのペイラインを同時に選択し賭け操作する
ことができるオールラインベットボタンが前記ベットボ
タンの他に設けられる。これにより、プレーヤが全ての
ペイラインを同時に選択したいと希望する場合でも、全
てのベットボタンを操作する必要がなくなり、ゲーム操
作性を更に簡易化させるという課題を解決できる。
【0031】
【実施例】
(1)装置全体の説明 図1には、本実施例に係るスロットマシンゲーム装置の
概略斜視図が示される。
【0032】図1に示すように本ゲーム装置は、プレー
ヤに対してゲーム表示を行う表示部であるメインディス
プレイ9と、プレーヤがゲーム操作を行う操作部12を
少なくとも有するプレーヤステーション10とを含んで
構成される。
【0033】ここで、メインディスプレイ9上には複数
のシンボル表示領域I1〜I9が3行3列のマトリクス
状に配置され、これらのシンボル表示領域に所定のシン
ボル画像が画像表示されている。そして、メインディス
プレイ9の周囲には、横方向、斜め方向、縦方向に設定
されたペイラインP1〜P8をプレーヤに認識させるた
めの表示1〜8が設けられている。
【0034】プレーヤステーション10は、操作部12
とコイン払い出しユニット14を含んでいる。コイン払
い出しユニット14はプレーヤにコインを払い出す機能
を有している。操作部12には、コイン投入口50、賭
け選択部であるベットボタン51〜58及びオールライ
ンボタン59が設けられている。このベットボタン51
〜58にはペイラインP1〜P8に対応した番号1〜8
が付されており、プレーヤは、このベットボタン51〜
58をセレクトする(「押す」あるいは「タッチする」
等)ことにより、自分が所望する賭けペイラインを任意
に選択し賭け(ベット)操作することができる。また、
このベットボタン51〜58を複数回押せば、対応する
ペイラインに複数枚のコインを賭けることができる。ま
た、プレーヤが全てのペイラインに賭けたいと希望する
場合には、オールラインベットボタン59を押す。これ
により、ベットボタン51〜58を全て押すことなく、
全てのペイラインに同時にコインを賭けることができ
る。そして、オールラインベットボタン59を複数回押
せば、全てのペイラインに同時に複数枚のコインを賭け
ることができる。
【0035】このようにして、プレーヤは、自分の希望
するペイラインに賭け操作を行った後、図示しないレバ
ー、ボタン等を操作する。すると、メインディスプレイ
9上のシンボル画像が回転する。そして、シンボル画像
の回転が停止した後、プレーヤの選択したペイラインに
当たりの組み合わせた揃っていれば、プレーヤの勝ちと
なり、その当たりの組み合わせに対応した枚数のコイン
が、コイン払い出しユニット14から払い出される。
【0036】以上のように、本ゲーム装置では、プレー
ヤの所望する任意のペイラインに所望の枚数のコインを
賭けることができるため、従来にないタイプのスロット
マシンゲーム装置を提供できる。即ち、従来のスロット
マシンゲーム装置では、ペイラインP1〜P8は投入し
たコインの枚数に応じてP1、P2、P3というように
順次決定されてゆく。これに対して、本ゲーム装置で
は、プレーヤは自分の好きなペイラインに賭けることが
できる。これにより、例えば従来のスロットマシンゲー
ム装置では、所持コインが8枚以上なければペイライン
P8に賭けれなかったのに対し、本ゲーム装置では、プ
レーヤの所持コインの枚数に依らずに好きなペイライン
に賭けることができる。これにより、スロットマシンゲ
ームに「プレーヤが当たりを予想して、そのラインに賭
ける」という新たな要素を付加することができ、ゲーム
の面白さを格段に高めることができる。この場合、特
に、ペイライン毎に当たりの出る確率を異ならせるよう
に設定すれば、更に効果的にゲームの面白さを高めるこ
とができる。
【0037】なお、図1に示すゲーム装置では、ゲーム
表示を行う表示部として、シンボル画像を画像イメージ
でプレーヤに伝えるメインディスプレイを用いた。しか
し、これを従来の機械式タイプのスロットマシンのよう
に、複数のドラムにシンボルを描き、これを回転させて
図1と同様なゲーム表示を行うような構成としてもかま
わない。
【0038】図2には、本ゲーム装置をマルチプレーヤ
型タイプにした場合の、本ゲーム装置の概略斜視図が示
される。図2に示すように、この場合のマルチプレーヤ
型タイプの本ゲーム装置は、少なくともプレーヤステー
ション10a〜10eと、メインディスプレイD1〜D
9とを含んで構成される。
【0039】プレーヤステーション10a〜10eは複
数のプレーヤa〜e(図示せず)の各々がゲーム操作を
行うために設けられたものであり、これらのプレーヤス
テーション10a〜10e上には操作部12a〜12e
とサブディスプレイ16a〜16e等が設けられてい
る。
【0040】メインディスプレイD1〜D9は、プレー
ヤステーション10a〜10eからのゲーム操作信号及
び所定のゲームプログラムに基づいた画像表示を行うも
のであり、各々のプレーヤa〜eから見える位置にマト
リクス(3行3列)状に配置されている。本ゲーム装置
では、これらの複数のメインディスプレイD1〜D9に
表示された表示画像が組み合わさって1のスロットマシ
ンゲームのゲーム画面が表現されることになる。
【0041】このように本ゲーム装置によれば、従来、
1人でしかプレイすることができなかったスロットマシ
ンゲームを、複数のプレーヤでも楽しめる構成としてい
る。更に、本ゲーム装置では、メインディスプレイをD
1〜D9に分割して画像表示を行っている。このため、
市販の廉価なディスプレイを使用しながらも、明るく、
品質の高い画像表示を行うことができる。即ち、本ゲー
ム装置には、大型のブラウン管型ディスプレイを使用し
た場合に起こる、画素の粗さの問題、あるいは、コスト
アップの問題等が生じない。また、プロジェクタ型ディ
スプレイを使用した場合に起こる、明るさの問題等も生
じない。但し、このような画素の粗さ、明るさが問題と
ならない場合には、図1と同様に1つのメインディスプ
レイに複数のシンボル画像を表示する構成としてもかま
わない。また、所定のシンボルが描かれた大型のドラム
によりゲーム表示を行う機械式のスロットマシンの構成
としてもかまわない。
【0042】さて、図3には、本ゲーム装置におけるメ
インディスプレイD1〜D9の配置、メインディスプレ
イD1〜D9の横方向、斜め方向、縦方向に設定された
ペイラインP1〜P8の配置、メインディスプレイD1
〜D9の周囲に設けられた発光体L1〜L24の配置が
示される。ここで、ペイラインP1〜P8とは、いわゆ
る入賞ラインと呼ばれるものであり、メインディスプレ
イD1〜D9の横方向にペイラインP1〜P3が、斜め
方向にペイラインP4、P5が、縦方向にペイラインP
6〜P8が設定されている。そして、これらのペイライ
ンP1〜P8上に表示されたシンボル画像が、所定の当
たり組み合わせに一致すると、払い出し倍率に応じた枚
数のコインが払い出されることになる。
【0043】発光体L1〜L24は、例えば当たったペ
イラインがどれであるかをプレーヤに知らせたり、アト
ラクトモード時にメインディスプレイD1〜D9を装飾
したりする等のために使用されるものである。本実施例
では、発光体L1〜L24として、高速にオン・オフす
る制御が可能な棒状の発光体を用いている。このよう
に、発光体を高速にオン・オフすることで非常に装飾効
果を高めることができるからである。そして、この場合
の発光体としては、例えば棒状の放電管、即ち蛍光管、
無電極の蛍光管、冷陰極管、ネオン管等を使用するのが
望ましい。これにより、ゲーム装置のコストをあまり高
くせずに、十分な発光量を得ることができるからであ
る。
【0044】このように、本ゲーム装置では、メインデ
ィスプレイをD1〜D9に分割しているため、分割され
たメインディスプレイの間の領域に、当たりペイライン
の表示や、メインディスプレイの装飾をするための発光
体L1〜L24を配置することが可能となる。
【0045】図4には、本ゲーム装置におけるプレーヤ
ステーション10の詳細図が示される。図4に示すよう
にプレーヤステーション10には、操作部12、コイン
払い出しユニット14、サブディスプレイ16が設けら
れている。
【0046】ここで、操作部12はプレーヤがゲーム操
作を行うために設けられたものであり、コイン投入口5
0、ベットボタン51〜58、オールラインベットボタ
ン59、ダブルゲームボタン60、テークスコアボタン
62等を含んでいる。
【0047】ベットボタン51〜58は、図3に示した
各々のペイラインP1〜P8にコインを賭けるためのボ
タンである。また、オールラインベットボタン59は、
全てのペイラインP1〜P8に、同時にコインを賭ける
ためのボタンである。また、ダブルゲームボタン60
は、メインのゲームが終了した後に、ダブルゲームに参
加したい場合に押すボタンである。また、テークスコア
ボタン62は、メインのゲームが終了した後に、ダブル
ゲームに参加せずコインをクレジットする場合に押すボ
タンである。
【0048】コイン払い出しユニット14は、プレーヤ
にコインの払い出しを行うためのユニットであり、いわ
ゆるホッパーと呼ばれる装置を含んでいる。
【0049】サブディスプレイ16は、各々のプレーヤ
に対する遊戯情報を表示するために設けられたものであ
る。この遊戯情報によりプレーヤは、例えばプレーヤが
行ったゲーム操作、あるいは、そのゲーム操作により生
じたゲーム結果等の情報を知ることができる。サブディ
スプレイ16上には、図4に示すように、ベット情報表
示70、プレーヤ指示表示80、ベット数表示81〜8
8、クレジット表示89、ウィンドウ表示90が表され
ている。
【0050】ベット情報表示70は、プレーヤが操作部
12により賭けたペイラインの表示、賭けたペイライン
が当たった場合の当たりラインの表示、あるいは、ダブ
ルゲームを行った場合の指示画面の表示等を行うもので
ある。このため、ベット情報表示70は、メインディス
プレイD1〜D9と同様に配置されたシンボル表示領域
S1〜S9、ペイラインP1〜P8をわかりやすくする
ための表示であるペイライン表示71〜78を含んでい
る。
【0051】プレーヤ指示表示80は、プレーヤにゲー
ム状況に応じた指示を行うための表示である。また、ベ
ット数表示81〜88とは、各ペイラインにプレーヤが
賭けたベット数をプレーヤに示すための表示である。例
えばプレーヤがベットボタン51を1回押すとベット数
表示81に示される数字が1つずつインクリメントされ
ることになる。また、クレジット表示89は、現在のプ
レーヤの所持コインの枚数を示すものである。
【0052】ウィンドウ表示90には、ゲーム状況に応
じて種々の表示が切り換えて表示される。図4では、ウ
ィンドウ表示90には、「ラスト4ゲーム」、即ち過去
4回のゲームにおいてどのペイラインにどの当たりの組
み合わせが揃ったかを示す情報が表示されている。例え
ば、プレーヤは、図4に示す「ラスト4ゲーム」の表示
により、前回に「ミカン」の組み合わせがペイラインP
2に揃い、前々回に「カネ」の組み合わせがペイライン
P5に揃い、その前の回に「スイカ」の組み合わせがペ
イラインペイラインP2、P4、P6に揃い、その前の
回に「ミカン」のラインがP7に揃ったことを知ること
ができる。これによりプレーヤの過去のゲームの結果デ
ータを知ることが可能となり、このデータをもとに当た
りとなるペイラインを予想することが可能となる。
【0053】図5には、本ゲーム装置のブロック図が示
される。
【0054】画像合成部30D1〜30D9は、ディス
プレイD1〜D9に画像表示を行うための画像情報を形
成し出力する機能を有し、プロセッサ部32D1〜32
D9、記憶部34D1〜34D9を含んで構成される。
そしてプロセッサ部32D1〜32D9では、各々の画
像合成部30D1〜30D9の制御及び画像合成のため
の種々の処理が行われる。また、記憶部34D1〜34
D9には、プロセッサ部32D1〜32D9を動作させ
るためのプログラム及び各々のメインディスプレイに表
示されるシンボル画像の画像情報等が記憶されている。
【0055】プレーヤステーション10a〜10eは、
操作部12a〜12e、コイン払い出しユニット14a
〜14e、サブディスプレイ16a〜16eを含んでい
る。ステーション制御部20a〜20eは、これらの操
作部12a〜12e、コイン払い出しユニット14a〜
14e、コイン受け付けユニット15a〜15e、サブ
ディスプレイ16a〜16eの制御を行うものであり、
画像合成部30D1〜30D9と同様にプロセッサ部2
2a〜22e、記憶部24a〜24eを含んでいる。具
体的には、ステーション制御部20a〜20eでは、操
作部12a〜12eからのゲーム操作信号等の受けつ
け、コイン払い出しユニット14a〜14eにおけるコ
インの払い出し、コイン受け付けユニット15a〜15
eにおけるコインの受け付けの制御等が行われる。ま
た、サブディスプレイ16aに画像表示を行うための画
像情報を形成し出力する制御も行われる。この場合の表
示画像のデータは記憶部24a〜24eに記憶されてい
る。
【0056】なお、ステーション制御部20a〜20e
は、リレーユニット18a〜18eを介して通信ライン
36に接続されている。このリレーユニット18a〜1
8eは、プレーヤステーション10a〜10e、ステー
ション制御部20a〜20eが何等かの事情でシステム
ダウンした場合に、そのシステムダウンしたユニットを
バイパスするために設けられたものである。
【0057】発光体駆動制御部40は、前述の発光体L
1〜L24の駆動の制御を行うものであり、高電圧・高
周波出力回路42L1〜42L24を介して、発光体L
1〜L24に所定の制御信号を出力している。具体的に
は、どのタイミングでどの発光体L1〜L24をどのよ
うな態様で発光させるかについて制御を行っている。ま
た、高電圧・高周波出力回路42L1〜42L24は、
インバータ回路とも呼ばれ、発光体駆動制御部40から
の制御信号を高電圧、高周波の出力信号に変換する機能
を有している。この高電圧・高周波出力回路42L1〜
42L24により、発光体L1〜L24の発光量を多く
するとともに、発光体L1〜L24のオン・オフのスイ
ッチング制御を高速に行うことが可能となる。
【0058】さて、図5に示すように、画像合成部30
D1〜30D9、ステーション制御部20a〜20e
は、通信ライン36によりリング状に接続されている。
この場合、通信ライン36を流れる通信情報には、例え
ば画像合成部30D1〜D9においてメインディスプレ
イD1〜D9への画像情報を形成するための情報が含ま
れる。また、サブディスプレイ16a〜16eに画像表
示を行う場合には、そのために必要な情報も含まれる。
更に、通信ライン36を流れる通信情報には、操作部1
2a〜12eからのゲーム操作信号に基づく情報、ある
いは、コイン払い出しユニット14a〜14eにコイン
を払い出すために必要な情報等、種々の情報が含まれ
る。
【0059】なお、本実施例では、マスターユニットで
ある画像合成部30D1が、通信ライン36に流れる通
信情報の制御を行っている。そして、この場合には、画
像合成部30D2〜30D9、ステーション制御部20
a〜20eはスレイブユニットとなり、これらのスレイ
ブユニットには、マスターユニットにより制御された通
信情報が流されることになる。更に、マスターユニット
である画像合成部30D1は、発光体駆動制御部40に
対する命令、指示等も行っている。
【0060】(2)ゲーム装置の動作 次に本ゲーム装置の動作について説明する。以下は、図
2に示したマルチプレーヤ型タイプの本ゲーム装置の動
作の説明である。
【0061】本ゲーム装置の動作は、4つのモードに分
けられる。即ち、ベットモード、ゲームモード、ペイア
ウトモード、ダブルゲームモードである。以下、それぞ
れのモード毎に本ゲーム装置の動作を説明する。
【0062】(a)ベットモード ベットモードとは、プレイヤーが各自のコインを賭ける
時のモードである。この場合のベット時間は例えば30
秒に設定され、メインディスプレイD1〜D9の各々
は、図6(A)に示すように全面特定の色に塗りつぶさ
れた状態(以下、シャッターが閉じた状態と呼ぶ)で待
機することになる。そして、プレーヤは、図8(A)に
示すようなサブディスプレイ16の画面を見ながら、操
作部12によりコインのベット(賭け)操作を行うこと
になる。このベット操作は、プレーヤが操作部12のベ
ットボタン51〜58、あるいはオールラインベットボ
タン59を所望の回数だけ押すことにより行われる。そ
して、サブディスプレイ16には、プレーヤがペイライ
ンあるいは賭けたベット数を把握し易いようにベット情
報表示70、ベット数表示81〜88が表されている。
また、ウィンドウ表示90には、過去の4ゲームのゲー
ム結果を表す「ラスト4ゲーム」表示が表されている。
【0063】さて、図8(B)は、プレーヤがベットボ
タン52、55、56を押して、ペイラインP2に5
枚、ペイラインP5に10枚、ペイラインP6に20枚
のコインを賭けた場合のサブディスプレイ16の表示画
面が示されている。このように本ゲーム装置では、従来
のスロットマシンゲーム装置と異なり、各プレーヤが好
きなペイラインに所望の枚数のコインを賭けることが可
能となる。また、この場合、賭けたコインの枚数を即座
にサブディスプレイ16のベット数表示81〜88によ
り確認できるため、非常に操作性に優れた構成となって
いる。
【0064】更に、本ゲーム装置では、図8(B)のベ
ット情報表示70に示すように、プレーヤが賭けたペイ
ラインのペイライン表示72、75、76を点滅させる
とともに、プレーヤが賭けたペイラインに仮想的なライ
ン(例えば仮想ライン79)を引く表示を行っている。
これにより、プレーヤは自分がベット操作を行ったペイ
ラインを画像イメージとして視覚的に確認することがで
き、ゲーム操作性を格段に向上させることが可能とな
る。例えば、このベット情報表示をメインディスプレイ
D1〜D9を使用して行うと、各々のプレーヤが賭けた
ペイラインの情報が他のプレーヤに知られるという事態
が生じ、マルチプレーヤ型ゲームの面白味を半減させて
しまう。また、メインディスプレイD1〜D9の表示を
複雑化、煩雑化してしまうという問題も生ずる。
【0065】特に本ゲーム装置では、メインディスプレ
イをD1〜D9に分割して、それぞれ独立の画像合成部
30D1〜30D9により画像表示を行っている。従っ
て、これらのベット情報表示等の複雑で煩雑な表示を、
これらの分割されたメインディスプレイD1〜D9、画
像合成部30D1〜30D9で行うのは非常に困難なこ
とになる。そこで、本ゲーム装置では、これらのベット
情報等の複雑で煩雑な表示をサブディスプレイ16で行
っているわけである。
【0066】ベットモードが開始されて所定時間(例え
ば30秒)経過すると、ベットモードが終了し、ゲーム
モードに移行する。
【0067】(b)ゲームモード ゲームモードとは、メインディスプレイD1〜D9上に
ゲーム画面が展開されるモードである。この場合、プレ
イヤーは単にメインディスプレイD1〜D9をを見てい
るだけとなる。
【0068】上記のベットモード終了後、BGMと共に
図6(B)に示すようにメインディスプレイD1〜D9
上のシンボル画像(リール)の回転が開始する。この場
合の回転するシンボル画像の合成は、画像合成部30D
1〜30D9により行われることになる。即ち、マスタ
ーユニットである画像合成部30D1のゲーム開始命令
により、各々の画像合成部30D1〜30D9が、各々
のメインディスプレイD1〜D9上で、あたかもリール
が回転しているかのようなイメージの画像表示を行うこ
とになる。この場合、本ゲーム装置では、メインディス
プレイD1〜D9上には1つのシンボルのみが映し出さ
れているが、本発明はこれに限らず、例えばそのシンボ
ルの前後のシンボル(合計で2個あるい3個)が表示さ
れるようにシンボル画像(リール)を形成してもかまわ
ない。このように2個あるいは3個のシンボルを表示す
ることによりプレーヤの期待感を高めることが可能とな
る。このようにしてメインディスプレイD1〜D9上の
シンボル画像の回転が開始した後、例えば2〜3秒後に
1つめのシンボル画像の回転が停止する。その後、残り
のシンボル画像の回転が順々に停止てゆくことになる。
停止する順序はゲーム毎にランダムに設定される。そし
て、当たりの組み合わせが完成するライン、あるいは当
たりの組み合わせが完成しそうなライン上に表示された
シンボル画像については、同じ様なタイミングで停止す
るようにして、プレーヤの期待感を高めるようにしてい
る。このようにして全てのシンボル画像の回転が停止し
た時点でゲームモードが終了する。
【0069】なお、ゲームモードの間は、サブディスプ
レイ16a〜16eの表示は、ベットモード終了時の表
示のままの状態となっている。
【0070】(c)ペイアウトモード ペイアウトモードとは、ゲーム結果に応じてコインの払
い出しが行われるモードである。
【0071】全てのシンボル画像(リール)の回転が停
止し、ペイライン上に当たりの組み合わせのシンボルが
揃っていれば、プレーヤがそのペイラインにベットした
か否かにかかわらず、完成したペイライン上のメインデ
ィスプレイの周りの発光体が明滅する。例えば図7
(A)では、ペイラインP6に上に「ベル」の当たりの
組み合わせが揃っている。従って、この場合には、メイ
ンディスプレイD1、D4、D7の周りの発光体、即ち
発光体L1、L21、L4、L6、L9、L10、L1
3、L23、L16、L18が所定時間例えば3〜20
秒の間明滅することになる。
【0072】なお、複数のペイラインで当たりの組み合
わせが揃った場合には、本ゲーム装置では発光体の発光
色を異ならせて明滅させるようにしている。これにより
プレーヤが組み合わせの揃った複数のペイラインを認識
することが容易となる。
【0073】以上のように本ゲーム装置では、分割され
たメインディスプレイD1〜D9の間の領域に発光体L
1〜L24を配置することで、組み合わせの揃ったペイ
ラインを分かり易くしたり、メインディスプレイの装飾
効果を高めている。これに対して、従来の図10に示す
タイプのスロットマシンゲーム装置では、1つのディス
プレイに全てのシンボルを表示している。従って、本ゲ
ーム装置のようにメインディスプレイの間の領域を、ペ
イラインを分かり易くするために利用することができな
い。この点において、本ゲーム装置は、従来装置に比べ
非常に優位な構成となっている。
【0074】さて、全てのシンボル画像の回転が停止し
た時点で、当たりの組み合わせの揃ったペイラインにプ
レーヤが賭けていた場合には、そのプレーヤの勝ちとな
る。そして、その勝ったプレーヤのサブディスプレイ1
6上のベット情報表示70には、ゲーム結果示す表示、
即ち当たったペイラインを示す表示が行われる。例えば
図9(A)では、プレーヤが当たりペイラインであるP
6にベットしていたため、ペイラインP6上のシンボル
表示領域S1、S4、S7にのみ、当たりの組み合わせ
のシンボル「カネ」が表示される。そして、他のシンボ
ル表示領域S2、S3、S5、S6、S8、S9はシャ
ッターが閉じた状態にされる。更に、当たりのペイライ
ンのペイライン表示76を明滅させるとともに、当たり
のペイライン上に仮想的なライン(例えば仮想ライン7
9)を引く表示を行っている。以上より、プレーヤは、
自分が勝ったライン及びその勝ったライン上の当たりの
組み合わせを画像イメージとして視覚的に確認すること
が可能となる。
【0075】このように本ゲーム装置では、サブディス
プレイ16を用いて各々のプレーヤに対応した遊戯情報
を画像イメージで伝えているため、ゲーム操作を非常に
向上させることができる。この点、例えば賭けた(選択
した)ペイラインや勝ったペイラインを単に数字、表等
で示す場合に比べ、本ゲーム装置ではプレーヤが視覚的
にこれらのペイラインを認識できるため、非常に優位な
構成となる。
【0076】この場合、サブディスプレイ16上に、メ
インディスプレイと全く同様の画像を表示する手法も考
えられる。しかし、この手法によると、プレーヤ毎に異
なった表示を行うことができず、いまひとつマルチプレ
ーヤ型ゲームの面白味を高めることができない。即ち、
例えばプレーヤaが勝ったペイラインとプレーヤbが勝
ったペイラインとは通常異なったものとなる。従って、
メインディスプレイと全く同様の画像を表示した場合に
は、各々のプレーヤに対して各々のプレーヤが勝ったペ
イラインを表示することができなく、いまひとつマルチ
プレーヤ型ゲームの面白味を高めることができないこと
になる。
【0077】また、これらの遊戯情報の全てをメインデ
ィスプレイD1〜D9に集中して表示する手法も考えら
れる。しかし、この手法によると、プレーヤ毎に異なる
勝ちペイラインの表示を、例えば時分割してメインディ
スプレイD1〜D9にする等の必要性が生じる。このよ
うにすると、メインディスプレイD1〜D9の表示が煩
雑化し、特にメインディスプレイを分割して表示する本
ゲーム装置にとっては好ましいものではない。更に、あ
るプレーヤの遊戯情報が他のプレーヤに知られてしま
い、マルチプレーヤ型ゲーム装置の面白味を半減させて
しまうという問題も生じる。
【0078】これに対して、本ゲーム装置では、メイン
ディスプレイD1〜D9に対して画像表示を行う画像合
成部30D1〜30D9とは別に、サブディスプレイ1
6a〜16eに対して画像表示を行うステーション制御
部20a〜20eを設け、これらの間で通信を行ってい
る。従って、各々のプレーヤに対応した遊戯情報を、画
像イメージで視覚的に各々のプレーヤ毎に伝えることが
でき、以上のような問題が生じない。この点において本
ゲーム装置は非常に優れた構成となっている。
【0079】さて、プレーヤが賭けたペイライン上に当
たりの組み合わせが揃うと、その組み合わせの払い出し
倍率に応じた獲得コイン枚数の表示が、ウィンドウ表示
90に行われる。この状態で、図4におけるテークスコ
アボタン62が押されると、この獲得コイン枚数が加算
されたクレジット数がクレジット表示89に表示され
る。そして、その後、またペイアウトモードに戻ること
になる。逆に、プレーヤがダブルゲームボタン60を押
すと、下記するようなダブルゲームモードに移行するこ
とになる。
【0080】(d)ダブルゲームモード ダブルゲームモードは、勝ったプレーヤがいた場合に、
獲得したコインの枚数を2倍にすることができるダブル
ゲームに関するモードである。このようなボーナスゲー
ムとしては、ダブルゲームのように獲得したコイン枚数
を2倍にするものに限らずあらゆる種類のものを考える
ことができる。例えば、獲得したコイン枚数を3倍以上
にすることも可能である。また、ボーナスゲーム毎にメ
ダル償還率を変更する手法も考えられる。
【0081】ペイアウトモードの間に、勝ったプレーヤ
がダブルゲームボタン60を押すと、ダブルゲームモー
ドに移行し、真ん中のメインディスプレイD5のみが開
く。そして、メインディスプレイD5上でシンボル画像
の回転表示が行われ、数秒後に回転が停止する。例え
ば、図7(B)では、真ん中のメインディスプレイD5
に「スイカ」のシンボルが表示される。
【0082】また、サブディスプレイ16上のベット情
報表示70では、図9(B)に示すように、真ん中のシ
ンボル表示領域S5のシャッター上に「マル」のマーク
が表示されるとともに、その周りのシンボル表示領域S
1〜S4、S6〜S9のシャッターには所定の番号1〜
8が表示される。ダブルゲームに参加したプレーヤは、
ベットボタン51〜58を押すことにより、番号1〜8
のいずれかを選択する。
【0083】例えば2人のプレーヤがダブルゲームに参
加し、その中の1のプレーヤがメインディスプレイD1
を選択し、他のプレーヤがメインディスプレイD9を選
択した場合には、図7(B)に示すように、選択された
メインディスプレイD1、D9の周りの発光体L1、L
4、L6、L21、L15、L17、L20、L24が
明滅する。これにより、プレーヤは、ゲームに勝ってボ
ーナスゲームへの参加を希望するプレーヤが存在するか
否か、あるいは、ボーナスゲームにおいてどのメインデ
ィスプレイがプレーヤにより選択されたかを発光体の発
光により簡易に確認することが可能となる。
【0084】さて、所定時間が経過すると、メインディ
スプレイD1〜D9上の全てのシャッターが開き、シン
ボル画像の回転表示が行われる。そして、ダブルゲーム
に参加したプレーヤが選択したメインディスプレイのシ
ンボル画像は最後に停止する。そして、停止したシンボ
ル画像のシンボルと、真ん中に表示されたシンボル画像
のシンボルとが比較され、強いランクのマークの方が勝
ちとなる。このマークの強さランクの順序は、ウィンド
ウ表示90内のマークランク表示91に表される。
【0085】最後に勝ったプレーヤに対しては、勝ち枚
数の2倍の枚数のコインが払い出され、ダブルゲームモ
ードが終了する。
【0086】さて、以上述べたように、本ゲーム装置で
は、従来のスロットマシンゲーム装置と異なり、プレー
ヤは、投入したコインの枚数に関係なく、賭けるべきペ
イラインを選択できる。これによりマルチプレーヤゲー
ムの面白味を格段に向上させることができる。そして、
この場合に、マルチプレーヤゲームの面白味を更に向上
させるには、各ペイライン毎の当たりの確率をペイライ
ン毎に異なるようにすることが望ましい。例えばプレー
ヤは、図8(A)、(B)に示すように「ラスト4ゲー
ム」表示により過去のゲーム結果を知ることができる。
従って、過去において当たりがあまり出ていないペイラ
インの当たりの確率を高くするようにすれば、マルチプ
レーヤ型ゲームの面白味を格段に向上させることができ
る。
【0087】また、プレーヤが各ペイラインに賭けたベ
ット数に基づいて、各ペイライン毎の当たりの制御を行
えば、更にゲームの面白味を高めることができる。例え
ば、あるペイラインに対してプレーヤの賭数が集中した
場合には、そのペイラインの当たりの確率を小さくして
プレーヤの予想をはずす等の制御を行えば、プレーヤの
ゲームに対する熱中度を格段に高めることができる。更
に、勝っているプレーヤが多く賭けたペイラインについ
ては当たりの確率を高める、あるいは低める等の制御を
行うことも効果的である。本ゲーム装置では、以上のよ
うな各ペイライン毎の当たりの確率の制御を上述の通信
を利用して行っている。即ち、ベットモード時にステー
ション制御部20a〜20eからマスターユニットに対
して各プレーヤの賭けたペイライン、ベット数が通信さ
れる。マスターユニットは、この通信された各プレーヤ
の賭けたペイライン、ベット数の情報に基づいて、次に
各々のメインディスプレイD1〜D9に表示すべきシン
ボルを決定する。そして、ゲームモード時にこの表示す
べきシンボルの指定データをスレイブユニットに通信す
る。これにより各ペイライン毎の当たりの確率を制御す
ることが可能となる。
【0088】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が
可能である。
【0089】例えば、本発明は、図1、図2に示す実施
例のようにディスプレイにより画像表示する電子式のも
のに限らず、ドラムを用いた機械式のものでもかまわな
い。
【0090】また、本発明をマルチプレーヤ型タイプに
する場合には、図2に示す手法に限らず種々の手法が考
えられる。例えば、図1に示す構成のスロットマシンゲ
ーム装置を単に複数並べたものとしてもよい。また、図
2において、サブディスプレイを設けない構成としても
かまわない。
【0091】また、本発明における賭け選択部として
は、必ずしもオールラインベットボタンを設ける必要は
ない。
【0092】また、本発明におけるシンボルの配置とし
ては、図1、図2に示すものに限らず、あらゆる配置を
考えることができる。例えば、行方向の配置数と縦方向
の配置数を異なるように配置してもよい。また、3行3
列以上の配置にすることも可能である。
【0093】また、本発明におけるペイラインの設定配
置としては、図1、図3に示すものに限らずあらゆる設
定が可能である。例えば、横方向のみ、斜め方向のみ、
縦方向のみとすることもできる。また、横方向と斜め方
向のみ、あるいは、横方向と縦方向のみ、あるいは、縦
方向と斜め方向のみとすることも可能である。
【0094】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、コインの投入
枚数によりペイラインの選択が決まってしまう従来のス
ロットマシンゲーム装置と異なり、プレーヤはコインの
枚数に依らずに好きなペイラインを選択して賭け操作を
行うことができる。これにより、スロットマシンゲーム
装置に「プレーヤが予想して、そのペイラインに賭け
る」という新たな要素を付加することが可能となり、ゲ
ームの面白さを格段に高めることができる。
【0095】また、請求項2の発明によれば、ドラムに
シンボルを描く機械式の装置ではなく、ディスプレイ上
に画像表示する電子式の装置となるため、機械的な摩耗
による信頼性低下等の事態が生じにくくなり、装置の信
頼性等を高めことができる。また、このようにディスプ
レイ上に画像表示できる電子式の装置であると、ゲーム
毎のシンボル画像の表示配列を、装置に内蔵されるプロ
セッサ等により制御することが容易となる。これによ
り、例えばペイライン毎の当たりの確率を制御すること
等が可能となり、「プレーヤが予想して、そのラインに
賭ける」というゲーム要素の面白味を更に高めることが
できる。
【0096】また、請求項3の発明によれば、プレーヤ
に対して明るく品質の高い画像を提供できる。また、画
像表示すべき1のゲーム画面が大画面となっても、ピク
セル数が複数のメインディスプレイのピクセル数の総和
となるため、画像が粗くなるのを有効に防止できる。こ
れにより、大画面でピクセル数の多いディスプレイを新
たに用意しなくても、市販の廉価なディスプレイを使用
して、明るく、品質の高い画像表示を行うことができ
る。
【0097】また、請求項4の発明によれば、複数のプ
レーヤが所望のペイラインを賭け選択部により選択して
競い合うという従来にないタイプのスロットマシンゲー
ム装置を提供できる。
【0098】また、請求項5の発明によれば、プレーヤ
は自分が選択したペイライを画像イメージで確認しなが
ら、賭け選択部により所望のペイラインに対して賭け操
作を行うことができる。これにより、ゲーム操作性を大
幅に向上させることができ、また、表示部(メインディ
スプレイ)におけるゲーム表示を非常に簡易化できる。
また、各々のプレーヤが選択したペイラインが他のプレ
ーヤに洩れることが防止され、マルチプレーヤ型ゲーム
としての面白味を更に高めることができる。
【0099】また、請求項6の発明によれば、プレーヤ
は、表示部を見なくても、あたかも表示部を見るような
感覚でプレーヤが選択したペイラインを視覚的に確認し
ながら、賭け選択を行うことができる。これによりゲー
ム操作性を更に向上させることができる。
【0100】また、請求項7の発明によれば、プレーヤ
は自分が選択して当たったペイライを画像イメージによ
り即座に確認でき、ゲーム操作性を大幅に向上させるこ
とができる。また、表示部(メインディスプレイ)にお
けるゲーム表示の簡易化が可能となる。
【0101】また、請求項8の発明によれば、プレーヤ
は、メインディスプレイを見なくても、あたかもメイン
ディスプレイを見るような感覚でプレーヤが選択して当
たったペイラインを視覚的に確認できる。これによりゲ
ーム操作性を更に向上させることができる。
【0102】また、請求項9の発明によれば、プレーヤ
は、ペイラインに付された番号に基づいて対応するベッ
トボタンを操作し賭け操作を行うことができる。これに
よりゲーム操作性を更に簡易化させることができる。
【0103】また、請求項10の発明によれば、前記賭
け選択部として、プレーヤが全てのペイラインを同時に
選択したい場合でも、全てのベットボタンを操作する必
要がなくなる。これによりゲーム操作性を更に簡易化さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】1人プレーヤ型の場合の本実施例に係るスロッ
トマシンゲーム装置の概略斜視図である。
【図2】マルチプレーヤ型の場合の本実施例に係るスロ
ットマシンゲーム装置の概略斜視図である。
【図3】メインディスプレイ、発光体、ペイラインの配
置について説明するための概略説明図である。
【図4】プレーヤステーションの詳細図である。
【図5】本実施例のブロック図である。
【図6】図6(A)、(B)は、ベットモード、ゲーム
モードの時のメインディスプレイの表示状態について説
明するための概略説明図である。
【図7】図7(A)、(B)は、ペイアウトモード、ダ
ブルゲームモードの時のメインディスプレイの表示状態
について説明するための概略説明図である。
【図8】図8(A)、(B)は、ベットモード、ゲーム
モードの時のサブディスプレイの表示状態について説明
するための概略説明図である。
【図9】図9(A)、(B)は、ペイアウトモード、ダ
ブルゲームモードの時のサブディスプレイの表示状態に
ついて説明するための概略説明図である。
【図10】従来のスロットマシンゲーム装置の一例を示
す図である。
【符号の説明】
I1〜I9 シンボル表示領域 S1〜S9 シンボル表示領域 D1〜D9 メインディスプレイ L1〜L24 発光体 1〜8 表示 9 メインディスプレイ 10、10a〜10e プレーヤステーション 12 操作部 14、14a〜14e コイン払い出しユニット 15、15a〜15e コイン受け付けユニット 16、16a〜16e サブディスプレイ 18、18a〜18e リレーユニット 20、20a〜20e ステーション制御部 22、22a〜22e プロセッサ部 24、24a〜24e 記憶部 30、30D1〜30D9 画像合成部 32、32D1〜32D9 プロセッサ部 34、34D1〜34D9 記憶部 40 発光体駆動部 42、42L1〜42L24 高電圧・高周波出力回路 50 コイン投入口 51〜58 ベットボタン 59 オールラインベットボタン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 駒井 和彦 東京都大田区多摩川2丁目8番5号 株式 会社ナムコ内 (72)発明者 前野 清隆 東京都大田区多摩川2丁目8番5号 株式 会社ナムコ内 (72)発明者 徳野 直哉 東京都大田区多摩川2丁目8番5号 株式 会社ナムコ内 (72)発明者 永野 純一郎 東京都大田区多摩川2丁目8番5号 株式 会社ナムコ内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレーヤに対して所定のゲーム表示を行
    う表示部と、プレーヤがゲーム操作を行う操作部を少な
    くとも有するプレーヤステーションとを含み、前記表示
    部に複数のシンボルを表すことによりスロットマシンゲ
    ームのゲーム表示が行われ、前記複数のシンボルを所定
    方向に結ぶことにより複数のペイラインが設定され、こ
    れらのペイライン上の前記シンボルの組み合わせが所定
    の組み合わせに一致するか否かを判別することでプレー
    ヤに対する払い出しを決めるスロットマシンゲーム装置
    であって、 前記操作部が、前記複数のペイラインからプレーヤが賭
    けることを希望するペイラインを任意に選択して賭け操
    作できる賭け選択部を有することを特徴とするスロット
    マシンゲーム装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記表示部が、所定
    のゲーム画面をプレーヤに対して画像で表示するメイン
    ディスプレイにより構成され、このメインディスプレイ
    上に前記複数のシンボルをシンボル画像として画像表示
    することによりスロットマシンゲームのゲーム画面が表
    現されることを特徴とするスロットマシンゲーム装置。
  3. 【請求項3】 請求項2において、 前記メインディスプレイが複数のメインディスプレイに
    分割され、これらの複数のメインディスプレイに表示さ
    れた複数のシンボル画像が組み合わさってスロットマシ
    ンゲームのゲーム画面が表現されることを特徴とするス
    ロットマシンゲーム装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかにおいて、 前記プレーヤステーションが複数のプレーヤに対応し複
    数設けられ、これにより前記複数のプレーヤの各々が所
    望するペイラインを前記賭け選択部により選択して競い
    合うことを特徴とするマルチプレーヤ型のスロットマシ
    ンゲーム装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかにおいて、 前記プレーヤステーションには所定の画像表示を行うサ
    ブディスプレイが設けられ、このサブディスプレイ上に
    プレーヤが前記賭け選択部により選択したペイラインが
    画像イメージで表示され、プレーヤがこの画像イメージ
    を見ながら前記賭け選択部により所望のペイラインを選
    択できることを特徴とするスロットマシンゲーム装置。
  6. 【請求項6】 請求項5において、 前記表示部に表される前記複数のシンボルと同様の配置
    で配置された複数のシンボル表示領域が前記サブディス
    プレイ上に表され、これらの複数のシンボル表示領域に
    対してプレーヤが選択したペイラインを視覚的に表すこ
    とで、前記画像イメージの表示が行われることを特徴と
    するスロットマシンゲーム装置。
  7. 【請求項7】 請求項5又は6のいずれかにおいて、 前記サブディスプレイ上に、プレーヤが前記賭け選択部
    により選択して当たったペイラインがペイアウトモード
    時に画像イメージで表示されることを特徴とするスロッ
    トマシンゲーム装置。
  8. 【請求項8】 請求項7において、 前記表示部に表される前記複数のシンボルと同様の配置
    で配置された複数のシンボル表示領域が前記サブディス
    プレイ上に表され、これらの複数のシンボル表示領域に
    対してプレーヤが選択して当たったペイラインを視覚的
    に表すことで、前記画像イメージの表示が行われること
    を特徴とするスロットマシンゲーム装置。
  9. 【請求項9】 請求項1乃至8のいずれかにおいて、 所定方向に設定された複数のペイラインに対して順次所
    定の番号が付され、これらの番号に対応した番号付けが
    されたベットボタンが前記賭け選択部として設けられ、
    プレーヤがこのベットボタンを操作することで対応する
    ペイラインが選択され賭け操作が行われることを特徴と
    するスロットマシンゲーム装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において、 前記ベットボタンの他に、全てのペイラインを同時に選
    択し賭け操作することができるオールラインベットボタ
    ンが前記賭け選択部として設けられていることを特徴と
    するスロットマシンゲーム装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11244453A (ja) * 1998-03-04 1999-09-14 Aruze Corp 遊技機
JP2007054425A (ja) * 2005-08-25 2007-03-08 Aruze Corp 遊技機
JP2015526247A (ja) * 2012-08-29 2015-09-10 コナミゲーミング インコーポレーテッド ゲーミングマシン、それに用いる制御方法およびコンピュータプログラム
JP2019531847A (ja) * 2016-08-25 2019-11-07 ネックスケイド シーオー., エルティーディー.Nexcade Co., Ltd. ユーザーの賭け金額の制御を可能にするマルチリール遊技機

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